ビアンエッセイ♪

HOME HELP 新規作成 新着記事 ツリー表示 スレッド表示 トピック表示 発言ランク ファイル一覧 検索 過去ログ



貴女の官能的なビアンエッセイやノベル
い〜っぱい投稿してくださいね♪

☆ サーバのトラブルで
☆ 最近のデータがなくなってしまいました
☆ 申し訳ありませんm(_ _)m

■ 登場人物は「女性のみ」でお願いします♪
■ 卑猥な日本語も使わないでくださいね。
■「新規作成」から新規投稿ができます。
■ 続きは新規ではなく子記事として投稿してください。
■ 当面 imgタグや、画像アップ機能も利用可能です♪
  著作権付きの画像、法律に触れる画像はダメですよ〜
■ 24時間以内に作成されたスレッドは New で表示されます。
■ 24時間以内に更新されたスレッドは UpDate で表示されます。

記事リスト ( )内の数字はレス数
Nomalペット 《プロローグ》(5) | Nomal17年たった今も愛しているよ♪(0) | Nomal愛と恋(仮題)(0) | Nomalサドとマゾ(仮題)(0) | Nomalノンケとオカマ(仮題)(0) | Nomal女子校奇譚(仮題)(4) | Nomalノンケとビアン(仮題)(2) | Nomal恋人募集(仮題)(1) | NomalSとM(仮題)(2) | Nomal先生と私(仮題)(2) | NomalYとK(仮題)(2) | Nomal挿し木(2) | Nomal百合色のキャンパス(1) | Nomal主婦まりえの憂鬱1(20) | Nomalすこしづつ…V-1(27) | Nomalどうして私は・・(8) | NomalNO TITLE(0) | Nomalバレンタインはどうなるる? 前編(1) | Nomal愛してる(0) | Nomal女社会1(22) | NomalGLOOVE(2) | Nomalボクの愛する人(0) | Nomal片想いの狼(2) | Nomal片思いの狼1(0) | Nomal僕に彼女が出来たんだ。(8) | Nomal すこしづつ…U(62) | Nomalアヤナミ1(14) | Nomalすこしづつ…@(43) | Nomalみはるとサツキ1(6) | Nomal断捨離(2) | Nomal転校生A(10) | Nomal痴漢少女A(7) | Nomal窓際の彼女(17) | Nomalエステティシャンの恋1(10) | Nomalクリスマスの夜に1(2) | Nomalレン・アイ1(12) | Nomal僕の愛するヒト(25) | Nomalキモチクナイ1(10) | Nomalノンケの彼女1(7) | Nomal『泡沫の秘め事』(0) | Nomalギターを弾く女(3) | Nomal夜行バスの女(3) | Nomalキミ(17) | Nomal走る女(0) | Nomal愛〜蜜の味〜 (46) | Nomal少女たちの物語(2) | Nomal再開(12) | Nomalアイヒト(2) | Nomalねえ、先生。(3) | Nomal初めての夜(1) | Nomalお久しぶりです。(25) | Nomal実際に見た夢の話(1) | Nomal天使の声(2) | Nomal褐色の赤(10) | Nomal甘い口づけ(16) | Nomalだいすきなメル友2(0) | Nomalだいすきなメル友(5) | Nomal大嫌いな人1(0) | Nomal(削除)(6) | Nomal青い空の白い雲 第一話(1) | Nomal純白の花嫁(12) | Nomal首元に三日月(2) | Nomal(削除)(32) | Nomal愛してるから、愛してるから、(1) | Nomal永遠の願い 1(1) | Nomal青春のすべて(1) | Nomalscene(2) | Nomal深海 1(1) | Nomal歳の差から生まれる心の距離はありますか?(50) | Nomalヤクソク(8) | Nomal赤い糸(1)(4) | Nomal君のために(27) | Nomalあの夏(5) | Nomalリバな関係(4) | Nomal続・ご褒美(12) | Nomal大切なひと(16) | Nomal探しています(0) | NomalSolitudE(7) | Nomal恋をして 愛を知った(1) | Nomal妄想(0) | Nomal宿題(35) | Nomal女同士(0) | Nomalティータイム(5) | Nomal宝物(1)(4) | Nomal今を生きる(0) | Nomal愛しいあなたに花束を(1) | Nomal切り取られた世界の中で。(0) | Nomal初めも終わりもKISSから(1) | Nomal漆黒の夜(8) | Nomal禁断の恋(4) | Nomal夜の蝶。(1) | NomalNO TITLE(13) | NomalEstacion.(16) | NomalLove Blue(0) | Nomal罪愛(3) | Nomal●ビートポスト●(1) | Nomal恋唄 第二章 1(13) | Nomalうさぎ病<続>(15) | Nomalラストスマイルはもう響かない(6) | Nomal天使のカンムリ(6) | Nomal笑顔(4) |



■記事リスト / ▼下のスレッド
■20594 / 親記事)  Chocolate
□投稿者/ 十弥(とーや) 一般♪(1回)-(2008/02/21(Thu) 09:58:19)
    2008/02/21(Thu) 10:01:36 編集(投稿者)

    チョコレートをモチーフにした作品が書きたくて
    初めての小説に挑戦しました。
    ・・・文字って難しいもんですねorz

    どうぞよろしくお願いします。
引用返信/返信

▽[全レス5件(ResNo.1-5 表示)]
■20595 / ResNo.1)  Chocolate1
□投稿者/ 十弥(とーや) 一般♪(2回)-(2008/02/21(Thu) 09:59:49)
    2008/02/21(Thu) 10:09:47 編集(投稿者)

    Chocolate(1)

    季節は二月。
    世の中は多分恋一色の季節。
    街には色とりどりのPOPと
    「ハッピーバレンタインデー」の文字
    どんな女性だって
    この日が待ち遠しいに決まってる。
    もちろん、わたしもその一人だ。

    「・・・はぁ、桃ちゃん?
    男にあげるためにバレンタインデーはあるんだよぉ?」

    親友の美由は呆れたような顔をした。
    それでも一緒にチョコを選んでくれる。
    本当に、いい友達を持ったと思う。

    「ごめんね。でもあたしは先輩にあげたいの」

    わたし桃香は女の子が好きだ。
    それは親友しか知らない秘密。
    初めて「同性が好き」と言った時、彼女は
    『まぁ・・・人それぞれだし?いいんじゃないかな』
    そう言って頭を撫でてくれた。

    「同じ部活の・・・えーと、誰だっけ」
    「香織先輩」
    「そうそう、カオリセンパイね。
    あの人モテそうだもんねー。スタイルいいし」
    「・・・彼氏とかいる・・・かな」

    わたしは選んでいたチョコを
    棚へと戻した。
    どんなチョコを選んだらいいのだろう。
    わからなくなってきた。

    「・・・迷惑かな。ていうかさ
    同性からとか・・・気持ち悪い?」
    「桃香、あんた考えすぎでショ」
    美由は怒った顔をして
    軽くわたしの額をぺしんと叩いた。
    「ごめん」
    「謝らないの」
    「・・・ごめん」
    「ぷ。これじゃ、無限に
    続きそうだわ」
    「・・・だね。さてと、早くチョコ探して
    プリクラでも行こ・・・」

    わたしは、向かいの棚に近づこうとして
    隣りに人がいるのに気がつかなかった。
    思い切り相手にぶつかり
    反動で床にしりもちをついてしまった。

    「うわ!す、すいません!!
    お怪我はありませんか!??」
    「いたたた・・・」

    痛いというか
    店内で、前方不注意のあげく
    しりもちをついてしまったことが
    ものすごく恥ずかしい。
    「へ、平気です。」
    「よかった。すいませんでした」
    そういって顔を覗き込んできた
    相手をみて、わたしは驚いた。

    黒いロングドレスに、フリルをあしらった服。
    少し底の厚い黒くて丸いブーツ。
    メイクも暗めでダークな感じなのに
    すごく綺麗。

    なんていうんだっけ
    こういうの・・・

    「ゴシック・・・ロリータ?」
    「はい?」

    あ、しまったくちに出しちゃった。
    言葉の意味を理解したのか
    ゴスロリの彼女は微笑んで

    「あんまり余所見しちゃだめですよ?
    貴女は可愛いから。魔法をかけられるかも」

    そう言って立ち上がり、
    チョコを持ってレジへと向かった。
    その姿をわたしは黙って見ていた。

    「・・・桃?大丈夫?ていうか怖いわ・・・
    あたし初めてみたよ。ゴスロリ」
    「・・・怖くないよ。すごく綺麗」
    多分、今鏡を覗けば
    顔は赤く染まっているだろう。
    熱い。すごく。
    わたしは思い出したように
    チョコの沢山入った棚を見下ろす。
    動物のかたちをしたチョコがこちらを見る。

    「美由、チョコ買おう」
    「あー、はいはい。これどうかな」
    そう言って差し出してきたのは
    ピンク色の包装紙に赤いリボンの掛けられた箱。
    くまさんがこっちを見て笑ってる。
    「違う、もっと大人な感じで」
    「えー、女子高生なんてこんなもん・・・
    ・・・まさか!!」
    さすが、我が親友。
    わたしの心を察するのも一段と早い。

    「わたし、あの人にチョコレートをあげたいの」

    ふんわりとした黒いドレス。
    少し血色のない。くちびる。
    他の女の子とは違う雰囲気。
    その姿を思い出して、
    わたしの心はどきどきと高鳴った。

    NEXT


    はじめまして、とーやと申します。
    読んでくださりありがとうございました!
    今回初めてこのスレに書き込ませてもらいました。
    そして初の小説が高校生とゴスロリの恋物語。
    ・・・新しい分野ですか?これ。
    感想いただけたら幸いです。
    まだまだロリータなどの知識も不足しているので
    是非教えていただけらいいなと思います。
引用返信/返信
■20596 / ResNo.2)  おもしろい!
□投稿者/ 壱也 ちょと常連(63回)-(2008/02/21(Thu) 15:45:56)
    興味をそそるジャンルです\(^O^)/続き楽しみにしていますよ!

    (携帯)
引用返信/返信
■20598 / ResNo.3)  NO TITLE
□投稿者/ 黒 一般♪(1回)-(2008/02/21(Thu) 22:40:38)
    すごくおもしろいです。
    続きが気になります♪

    (携帯)
引用返信/返信
■20602 / ResNo.4)  NO TITLE
□投稿者/ きゅん 一般♪(3回)-(2008/02/22(Fri) 03:39:15)
    言葉選びが私の好きな感じで、すらっと読みやすくて
    お話も可愛くてこれからの続きが気になりました。

引用返信/返信
■20621 / ResNo.5)  レス>>壱也さま・黒さま・きゅんさま
□投稿者/ 十弥(とーや) 一般♪(3回)-(2008/02/25(Mon) 16:26:59)
    コメントありがとうございました。
    多少更新遅くなりますが、更新がんばります。

    壱也さま>興味そそりますかw
    ありがとうございます。ゴスロリと高校生って
    かなり無いジャンルですよね;;(汗

    黒さま>コメありがとうございます。
    おもしろいと言っていただけるとかなり
    嬉しいです。がんばりますね。

    きゅんさま>可愛いといってもらえると
    かなりがんばりようがあります!
    色々小説を読んで、文章の研究がんばろうと思います。
引用返信/返信

■記事リスト / レス記事表示 → [親記事-5]



■記事リスト / ▼下のスレッド / ▲上のスレッド
■20572 / 親記事)  人生を大切に…
□投稿者/ ☆ 一般♪(2回)-(2008/02/14(Thu) 22:01:37)
    早かれ遅かれいつかは、死と向き合う事になる。けど…
    生きてるって事を無駄にしないで欲しい。
    人生、苦しいばかりぢゃないょ、笑顔になれる時もある

    苦しいけど…生きていたい!
    生きて欲しい!

    要らない人なんて、誰一人いないんだょ

    (携帯)
引用返信/返信



■記事リスト / ▼下のスレッド / ▲上のスレッド
■20569 / 親記事)  愛される―T
□投稿者/ 匿名希望 一般♪(9回)-(2008/02/13(Wed) 23:58:45)
    「もう愛してない」

    4年付き合ってきた彼女が突然そんなことを言い出した。
    私はただ黙って聞いてるしかない。
    どちらが悪いわけでもなく
    どちらのせいでもない状況・・・

    こうもあっさりと言われてしまうと言葉が出ない。

    こうなった原因を必死で頭の中で探すんだけども
    私には分からなかった。

    昨日まで「愛している」と囁いてくれていた彼女。
    突然、人が変わったかのようにそんなことを言い出した。

    結果私の口から出た言葉は「あたし何かした?」だ。

    彼女は泣きながらも笑う

    「嘘だよぉー」と笑えない冗談を言った。

    怒ってやろうかとも思ったが、
    いつもの馬鹿面に戻っていて安心した。

    ―あんな真剣な顔見たこと無い・・・と思ったが。

    すぐに忘れた。
    忘れたかった。



    数ヶ月後。
    学校が始まった。
    大学3年になりゼミやら就活やら・・・
    忙しい時期がやってきた。

    彼女の不可解な発言以後、私はわざと忙しくしていた。
    会っておかしな事を言われたら堪ったもんじゃない。

    が、反面彼女からのひつこい電話も減り
    メールもそっけなくなっているように思う。

    ―危機?

    なんて思うも、この問題は苦手だ。
    どう行動していいか分からない。
    お得意の恋愛方程式に当てはめても無理だ。

    彼女もゼミや就活で忙しいんだ。と思ってみる。
    が、『今日はバイトが休みだ』とか『夜は必ず帰ってきてる』とか
    分かっちゃうから嫌になる。

    早寝早起きや、ジムに通って、
    自分の為に時間を使ってみるも・・・

    ダメだ。

    気になって仕方ない。

    この危機的状況・・・
    4年の間にも沢山あった。

    なのに何故解決してこれたんだろ?



    ―そうだ。
    ―いつも彼女が解決してくれていたから・・・

    4年付き合ってきて・・・初めて彼女に依存している自分を知った。

    初めて私は彼女の大きさを知った。
引用返信/返信

▽[全レス7件(ResNo.3-7 表示)]
■20759 / ResNo.3)  愛される―W
□投稿者/ 匿名希望 一般♪(1回)-(2008/03/29(Sat) 04:29:15)
    次の日から亜季と会うのが恥ずかしかった。
    手を繋いで帰った昨日・・・

    自分に問うことが多すぎて中々眠れなかった。

    ただ、嬉しくて恥ずかしくて

    何もしてないのに勝手にニヤついている私がいた。
    学校に行くのが楽しみなんて一度も思ったことない私が明日を待っていた。

    学校に着いて亜季にどんな顔して会うのか
    どんな話をしたらいいのか

    ・・・緊張する。

    次の日

    私はバスに乗って学校に行く。
    音楽を聴きながら学校までの道を歩く女子高生達

    亜季の姿を探す

    あっ!

    亜季だ。
    また勝手に顔がニヤける。
    これじゃまるで恋する乙女だ。

    「クールに。」と口に出してしまった。

    バスを降りると亜季がいた。

    「おはよ!あー間に合った!バス乗ってる茜見えたんだ♪」

    「おはよ。走ってきたの?」

    亜季は汗だくで息が荒かった。

    「うーん。」と苦笑いする。
    不意に抱きしめたくなるが・・・我慢。

    2人で教室まで行く途中
    亜季はいつもよりお喋りだ。
    そして、顔が赤い。
    走ってきたせいなのか・・・
    と、何故か勘ぐっている私は・・・

    「茜ーこっち来て♪」

    と、手を引かれ教室あら遠ざかった。

    「どうしたの?」

    「ちょっと・・・」
    と何も言わない亜季。
    すると人気の無い美術室へ。

    「どしたの・・?」

    少し不安を感じながら亜季を見る。

    「ねぇ・・・」と私に触れる。
    色気十分な亜季がそこにいる。

    「・・・どうしたの?」と苦笑い。

    「キスしたい」とストレートに言われてしまった。
    こういう場合の男への対処方は分かるのに・・・
    戸惑っている内にキスされてしまった。

    拒否しようにも、凄く強引にキスしてくる。

    「亜季、ちょ・・ちょっと待て!」
    と、中断。

    「何?」
    何と言われても・・・何も言えない。

    「私、茜が好きだよ」またキスしてくる。
    しつこい男も嫌いだが、しつこい女も嫌なもんだ。

    「亜季!やめて。」

    亜季は我に返って俯いていた。
    私が本気で怒ってるのが分かったようだ。

    「ごめん・・・」と一言言って。

    「私は別に付き合うとも好きだとも言ってない。
     雰囲気的にキスされて、その場はいいと思っただけ。
     亜季のことは友達として好きだから傷つけたくないの。
     だからその辺、あんまり勘違いしないで欲しい。」

    亜季は俯いたまま私を見ない。
    ただ、ポタポタと床に水滴が落ちていた。
    気付かないフリ出来る量ではない。

    「亜季・・・ごめん」

    ・・・それから教室に帰って。
    『友達』を続けた。

    亜季は私を見てくれなかった。

    放課後、「亜季?」

    「うーん?」
    「一緒に帰る?」

    と聞くと「うーん」とまたごまかす。

    「帰るの?」と苛立つ自分に気付く。
    追い討ちをかけるようにまた「うーん」と言われた。

    カチーンと来た私は怒鳴っていた。

    「何?私が悪いの?今朝のこと?
     そんなにキス拒まれたこと怒る?
     友達でしょ?断っただけでそんな態度ださないでよ」

    と、不意にこみ上げてくる涙を止めれなかった。

    私は凄く寂しかった。
    私が拒んだのに・・・
    素っ気無くされると凄く寂しかった。

    その感情は怒りなどではなく悲しみ。

    泣いてる私を亜季は抱きしめてくれた。
    その温もりに私はまた心許していた。

    「ごめんね」の声が優しくて
    とても聞き心地が良かった。

    このときの私の感情は淡い淡い恋だったのかもしれない。

引用返信/返信
■20916 / ResNo.4)  愛される―X
□投稿者/ 匿名希望 一般♪(1回)-(2008/06/09(Mon) 04:12:47)
    亜季への感情がまだ不安定だったあの頃―

    亜季は今何してるんだろう?
    亜季は何処にいるんだろう?
    亜季は誰と過ごしてるんだろう・・・

    携帯があるから連絡するのは簡単だった。
    けれど私は亜季を考える時間が楽しかった。

    連絡してしまえば亜季はきっと私に全て話してくれる。

    今日あったこと、亜季の全てを。

    そんなことを考えているといつも亜季から連絡がくる。

    「あーかーねー聞いてー今日ねぇー」と亜季の嘆く声が聞こえる。
    私は相槌をうつだけ。20分は軽く独り占め。
    私は意地悪だから嘆く亜季を苛めてみる。

    「亜季ー今の話つまんない」

    亜季は慌てて話題を変える。
    そんな亜季に愛しさを感じ始めていた。

    「ねぇ。今、茜の家の前。窓開けて」

    急な亜季の訪問に驚き窓を開け下を見ると、
    自転車に乗った亜季がニコニコと私を見上げてる。

    「ストーカー」と、すぐ窓を閉めてやった。

    「えぇー」とブーイングする亜季。


    私は意地悪を続ける。
    あなたは意地悪に嘆く。

    帰ろうとする亜季に私は、勢いよく玄関をあけた。
    亜季は呆然として私を見てすぐ笑顔になった。

    「連れ去っちゃうよー」と抱きしめてくれた。

    態度では「やめてよ。暑苦しい」と言いながら内心で喜びが溢れる。
    いつだって私はあなたにウラハラだった。

    亜季の後ろの席に乗せてもらいながら口笛を吹く。
    亜季は「夜に口笛吹いたらヘビが出るよ」と言いながら私の口笛の曲名を当てる。

    自転車でご近所をゆっくり走っただけなのに
    たくさんの幸せな時間がそこにあった。

    私のことを心配する亜季に素っ気無くしながら
    私はどんどん亜季の愛情に包まれていくのが分かった。
    「茜ーぎゅー」と、亜季は私に甘えた。

    「くんなくんな!と言いながら私と対決している必死な亜季。

    思わず愛しさが零れ出して私は亜季にキスをする。

    ―恋の始まり
引用返信/返信
■20918 / ResNo.5)  たのしみ
□投稿者/ 匿 一般♪(1回)-(2008/06/09(Mon) 21:49:54)
    更新されていてとても嬉しかったです。

    (携帯)
引用返信/返信
■20919 / ResNo.6)  NO TITLE
□投稿者/ 紅 一般♪(1回)-(2008/06/10(Tue) 02:24:38)
    こんばんわ。
    相思相愛を書かれていた匿名希望さんでしょうか?
    そうだとしたら凄く期待しています。そして嬉しいです。
    人違いでしたらすみません。
    お話楽しみながら読ませて頂いてるので、続きの方も宜しくお願いします。

    (携帯)
引用返信/返信
■20933 / ResNo.7)  ありがとう
□投稿者/ 匿名希望 一般♪(4回)-(2008/06/19(Thu) 01:35:26)
    匿さん ありがとうございます。
        喜んでもらえることは何よりの励みになります。

    紅さん 相思相愛の匿名です。いつも応援ありがとうございます。
        不定期ですが引き続き読んでもらえると嬉しいです。

引用返信/返信

■記事リスト / レス記事表示 → [親記事-7]



■記事リスト / ▼下のスレッド / ▲上のスレッド
■20508 / 親記事)  きみのとなりで
□投稿者/ BONJOUR 一般♪(1回)-(2008/01/26(Sat) 23:22:22)
    こんなにも人を愛したことはあっただろうか?



    こんなにも人を傷つけたことはなかった。



    こんなにも永遠を願ったことはなかった。



    あした私のとなりにきみはいないじゃないかだなんてバカみたいに考えた。




    きみのとなりで




    きみのとなりが好きだった



    あの日のあの言葉に嘘はいっぱいあるよ



    私が、きみのとなりでいることがきみにとって幸せじゃないなら―。





    嘘でもきみのとなりから消えるから―。




    どうかそれまでの魔法の時間を




    どうか大切にしたかった。








    (携帯)
引用返信/返信

▽[全レス3件(ResNo.1-3 表示)]
■20509 / ResNo.1)  きみのとなりで 2
□投稿者/ BONJOUR 一般♪(2回)-(2008/01/26(Sat) 23:40:16)
    「‥…うん。すぐ行くね、ちょっと待ってて。」





    斜め前の席―。



    また、伊沢ユリが私をいらつかせた。




    友達に必死についていこーと教科書をまとめてもそれを机からこぼしてしまう。



    バカだ―。



    「先行っててごめんねすぐに行くから。」




    筆箱から散らばったペンを拾う伊沢はなんとも情けない。




    私の斜め前の席、
    いつも私を不愉快にさせてくれる。




    知らん顔をし教室をでた。






    「みーち。」


    廊下を歩いてると背後から声がかかった。
    振り向くと、声の主のうしろで伊沢が走っているのが見えた。 




    ムカつく。



    「みーち、なによその仏頂面は。」



    リエコがひっついてきた。



    「しんどい、やめ。」
    「ふけよーよ、授業。」




    することを見透かされていたからやめた。



    「授業行こうよ、音楽だったよね。」



    リエコの手を引きながら教室に教科書を取りに入った


    「みちは気分屋なんだから。」




    リエコの長い髪が顔に引っ付く、
    大人びた香水の香りが欲をさそった。




    「やばいって、みち。」




    リエコの体温が暖かすぎた。



    「髪きらないの?」
    「うざいかな?切っちゃおうかな。」




    背中に手を回すとなさすぎる肉付きになんだかなえてしまった。





    「いーや、長いほうがいいんじゃない?」 



    リエコから離れて教科書を取りに机までいくと、
    机の端下にペンが一つ転がっていた。





    「いこー。」




    それを拾いあげ、
    音楽室に向かった。








    (携帯)
引用返信/返信
■20510 / ResNo.2)  きみのとなりで 3
□投稿者/ BONJOUR 一般♪(3回)-(2008/01/27(Sun) 08:07:50)
    退屈―。 




    みんなくちゃくちゃ喋りながら順番に変わる誰かの演奏きいている、
    リエコも遠くの席からつまらなそうにしている。





    「ユリったらお嬢様なんだから。」
    「そんなことないよ!!」




    伊沢ユリ。



    「じゃあ、男のことキスしたことあるの?」




    伊沢と目が合った。



    「あるもん。」
    「うそー!!」




    何人かでくっちゃべりながら伊沢は顔を真っ赤にしていた。



    「じゃあ、それ以上は?」


    授業中にそんな話しなんて、まったく女子高はなんともいえない。




    「そんなの秘密。」



    最低なことに伊沢と男子のことを想像してしまった。



    黄色い声援が飛ぶ。



    「伊沢。」




    話し中の伊沢たちが話をやめてこっちを見た。





    私は伊沢の座っている席に近づいた




    伊沢の目がいらつかせる





    伊沢のくせに





    「はしたない。」




    ペンを机に置き




    私は教室をでた。









    (携帯)
引用返信/返信
■20511 / ResNo.3)  きみのとなりで 4
□投稿者/ BONJOUR 一般♪(4回)-(2008/01/27(Sun) 13:49:57)
    「珍しいーねー。」
    「なにが?」



    結局はリエコとサボってしまった。




    学校近隣のファーストフードで暇をつぶした




    「なんでもない。」
    「なんだよ。」




    ポテトを食べながら昼からの授業はでようかなと考えていた




    「ねー、みち?」
    「ん?」




    リエコとは入学の日からずっといる、
    友達つきあいが苦手な私が珍しく気が合う相手。





    「みちたまには家に連れてって。」
    「今度ね。」





    リエコは少し膨れていたけど、食べおわると学校に二人でもどった。





    午後は長ったるい授業を終えて家にかえった。







    「お帰りなさい。」
    「ただいま。」




    リエコをきっと当分家には呼べない




    「ユリちゃんとは一緒じゃないの?」
    「まさか、兄弟じゃないんだから。」





    後ろから続いて帰ってきた



    「ユリちゃんおかえりなさい。」
    「はい、ただいまです。」




    私はすぐに自分の部屋に入った




    半年前から伊沢ユリが両親の都合で両親どうしが親友の私の家にやってきた。





    のろまと暮らす趣味は私にはない




    だから私は伊沢が嫌いなんだ。








    (携帯)
引用返信/返信

■記事リスト / レス記事表示 → [親記事-3]



■記事リスト / ▲上のスレッド
■20457 / 親記事)  幻の君
□投稿者/ 壱也 一般♪(1回)-(2008/01/18(Fri) 14:40:45)

    「もう!うんざりだわ」


    つい先ほどまで私の下で泣いていた子猫は、急に牙を剥き出しにした。


    『…』


    黙って見守る私に、子猫は苛立ったようで


    「私は貴方のおもちゃじゃないわ!」


    別におもちゃにしたつもりはないけれど


    「貴方の寂しさを紛らわせるだけなんて嫌!」


    確かに子猫は穴埋めだったかもしれないな。


    「さよなら」


    子猫は身支度をして、ホテルの一室から抜け出した。

    (携帯)
引用返信/返信

▽[全レス60件(ResNo.56-60 表示)]
■20530 / ResNo.56)  48
□投稿者/ 壱也 ちょと常連(53回)-(2008/01/30(Wed) 15:11:21)



    愛里は私の腕の中で幸せそうに笑う。


    「両想いだね?」


    『…ああ。』


    「女の人と付き合うの初めてだから…その」


    『優しくする。愛里、愛してる』


    優しくベッドに愛里を寝かし、深いキスをする。


    愛しくて、キス出来た喜びと幸せが涙になり、落ちる。


    「…んぐっ、チカぁ?」


    『もう離さないから』


    私は誰も失いたくない。


    天国の朱美、聞いてる?


    私は朱美を今も愛してる。

    同時に、愛里をも。


    欲張りだって言われるかもしれないけど。


    もう会えない朱美の分まで幸せにすると誓うよ。



    END

    (携帯)
完結!
引用返信/返信
■20531 / ResNo.57)  感涙
□投稿者/ 朱 一般♪(1回)-(2008/01/30(Wed) 19:02:06)
    こんなに、読むのをはまった小説は久々でした(;_;)
    本当に面白かったです!!!

    また楽しい話待ってます♪
    お疲れさまでしたm(__)m

    (携帯)
引用返信/返信
■20532 / ResNo.58)  朱様
□投稿者/ 壱也 ちょと常連(54回)-(2008/01/30(Wed) 19:59:39)
    感想ありがとうございます(^-^)


    そう言って頂いて嬉しいです。

    また書いたらお願いします(^O^)/

    (携帯)
引用返信/返信
■20543 / ResNo.59)  壱也さん♪
□投稿者/ 昴 大御所(425回)-(2008/02/04(Mon) 02:02:41)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/
    素敵な作品をありがとうございました

    特に朱美の日記のシーンでは
    感情移入し過ぎてウルッとしました

    次回作も楽しみにさせて頂きますね
引用返信/返信
■20546 / ResNo.60)  昴様
□投稿者/ 壱也 ちょと常連(56回)-(2008/02/04(Mon) 11:28:33)

    お読み頂きありがとうございます。

    昴様のHPは知っていて、ご主人様シリーズも読破していたのでまさか書き込みを貰えるとは思いませんでした♪


    実に嬉しく思います。


    是非また書かせて頂く時はよろしくお願いします。

    (携帯)
完結!
引用返信/返信

■記事リスト / レス記事表示 → [親記事-9] [10-19] [20-29] [30-39] [40-49] [50-59] [60-60]






Mode/  Pass/

HOME HELP 新規作成 新着記事 ツリー表示 スレッド表示 トピック表示 発言ランク ファイル一覧 検索 過去ログ

- Child Tree -