ビアンエッセイ♪

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■21792 / 親記事)  だいすきなメル友2
□投稿者/ 真 一般♪(2回)-(2014/03/25(Tue) 14:56:16)

    続きでーす

    N『声が聴きたいの』

    私『へっ?声?私…声低いよ?大丈夫?』

    嬉しかったけど
    不安もあった

    N『いいわよ…あなたの声が聴きたい…』

    いつもと変わらないテンションなのに
    どこか違う感じもした
    電話番号教えて
    すぐ携帯がなった

    私『もしもし…』

    N『もしもし…うふふ…こんばんは』

    予想してたより
    遥か上の可愛い声だった…
    それと共に一気に胸がドキドキと高鳴った…

    私『な、なんかごめんね…声低くて』

    N『ううん…あなたより声低くい女の子いるから大丈夫よ』
    私『そ、そっか』

    ドキドキしすぎて
    声が震える…

    N『うふふ…可愛いP』

    え?えぇぇ?
    可愛い?どういうことだぁ!
    ヤバい死にそうって思うくらい限界だった…

    私『可愛くないよ
    仕事忙しい?』

    N『うん…忙しいよあ…ごめんね 仕事戻らなきゃ また連絡しょうね』

    私『うん…わかったまたね…仕事頑張って』

    N『うん頑張る…じゃね』

    プゥーっプゥーっ

    初めての電話…
    初めての声…

    たまらなかった
    癖になりそう…

    この日は最高の日だった

    水曜日
    親がいなかったからNさんにメールした
    私『親とかだれもいないからメールした』

    すると結構早く
    返信がきた

    N『電話する?』

    早いっ!いきなりかい!っと思っていたけど
    嬉しくて

    私『うんしたい』

    返信した
    そして携帯が鳴る

    私『もしもし…』

    N『もしもし…うふふ…』

    なんか恥ずかしい…まだ慣れてないみたい

    N『ねぇ…オナニーしてた?』

    実は、電話する前に命令されていたのだ
    オナニーしてなさいと…ホ
    まぁ…命令なんで
    ちゃんとベッドの
    上でオナニーをしたそれと同時に電話がきて
    いまにいたった

    私『うん…してる』
    N『うふふ…変態…ちゃんと…ズボンとパンツ脱いだ?』

    ズボンの上からしていたから
    もちろん脱いでない
    私『脱いでないよ』
    N『えぇ?残念…でも…脱いで?』

    私『え?ヤだよ恥ずかしいもん』

    無理に決まってんじゃん…

    N『Hしてあげないよ?』

    嫌だった
    無性にHしたかったから言うとおり
    パンツとズボンを脱いだ

    私『脱いだよ』

    N『ホントに?じゃあ…おまハこ触って』

    私『わかった…』

    さわさわさわさわ
    直に指を優しく自分の秘部に触る…

    N『どう?濡れてきた?』

    私『ううんまだ』

    N『うふふ…おまハこ丸見えだよ』

    あぁ…ヤバい
    続き…

    (携帯)
引用返信/返信



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■21791 / 親記事)  だいすきなメル友
□投稿者/ 真 一般♪(1回)-(2014/03/25(Tue) 14:31:08)

    初めての投稿に
    少しドキドキしていますが
    読んでくれたら
    嬉しいです。


    彼女と出会ったのは去年の10月ころ

    携帯を持ったばかりの私は
    まだなにもビアンのセカイがあるってこともわからないときでした。

    でも、元々から
    女の子が好きだったのでそういうサイトにいき
    初めて投稿しました
    最初はネカマとか
    冷やかしばかりだったけど…

    ある人からメールがきました…

    その人が今でも続いてる
    初めて恋をした
    女性です…

    えっちで
    優しくて
    セフレありの女性だけど
    そんなの気にしなかった…

    年齢は25、6
    フェムリバ

    でも私には欠点がありまくりで

    男の子みたいな容姿体型もおでぶですホ
    そんなやつなんか
    興味ないだろうと
    勇気振り絞って
    写真を送りました

    そしたら

    N『ありがとう。写真』

    あれ…引かない…
    私はそれに対してメール返信を送りました

    私『デブだし…可愛くないですよ…?』
    N『そんなの関係ないわ…大丈夫よ』

    その言葉に安心しました…

    メールHとかも
    頻繁にしました

    私『ねぇねぇNさんHしょうよ』

    N『いいわよ…』

    そして始める
    まず、首筋から私から攻めました

    私『ペロペロ…ペロペロ…』

    N『んっ…上手よ…あんっ』

    メールだけのH
    文字だけなのに感じていたみたいです

    私『可愛いね…Nさんって…チュッ』

    N『うふふ…ありがとう…チュッP』

    女性らしく
    色気あって

    こういう内容のメールをしばらく続けていました

    最近は、相手が仕事の忙しさでなかなかメールとか出来ないけど…
    寂しいけど
    それでも大丈夫だった

    だって好きだから
    今年のバレンタインの日に告白しました
    返信は

    N『ヤリマンで変態な私だよ?それでも大丈夫?』

    もちろん構わない
    セフレいたって
    NさんはNさんだから

    私『構わないよ…』
    N『でも…まだ恋人には難しいわね』

    え?どういうこと?頭の中でパニクってた…

    私『無理だってこと?』

    N『違うわよ…しばらく友達でいたいのダメかしら?』

    全然ダメじゃないがちゃんと私のことを恋愛対象として接しているのかな?と
    不安になってしまった
    そのことを言うと

    N『恋愛対象だし候補よP』

    嬉しかった
    とても…

    それから
    ある日しばらく経ってから
    Nさんからメールがひさしぶりにきた

    N『電話…したい』
    なんで!急に?
    焦る私…

    私『なんで?なんかあった?』
    続き…

    (携帯)
引用返信/返信

▽[全レス5件(ResNo.1-5 表示)]
■21793 / ResNo.1)  だいすきなメル友3
□投稿者/ 真 一般♪(3回)-(2014/03/25(Tue) 15:16:16)

    間違った
    初めてだから
    飛ばしになっちゃいましたが
    読んでくださぁいねホ

    N『いやらしい おまハこ』

    私『やめてよ…恥ずかしい…』

    ヤバい…気持ちいいだんだんと濡れてくる秘部

    N『舐めてあげる
    ジュルジュルピチャんっ…ペロペロ…』
    舐める音
    吸う音
    Nさんの唾…

    受話器から聞こえるいやらしい…音

    私『あ…んっ…濡れてきた』

    N『濡れてきた?イキそう?』

    もう秘部は濡れ濡れイキそうでヤバい
    そして

    私『イク…イク…
    イっちゃった』

    N『イっちゃった?もう勝手にイっちゃったんだ』

    少しもの足りなさそうな声…

    N『あぁ…なんか…ムラムラしてきたぁ』

    いきなり声のトーンが変わり…

    私『ムラムラしてきたの?』

    N『うん…今ね?
    触ってるよ?』

    Nさんは仕事の合間にトイレにいるそうで…その
    まぁ…つまり
    パンツもスカートも下ろし触ってるということです

    N『ん…ヤバい…』
    Hな声…
    ドキドキしてしまうがここは落ち着いて
    私『Nさんのおまハこ舐めたいなぁ』

    冗談混じりに言ったが
    Nさんはそれを簡単に受け止めた…

    N『うん…して…舐めていいよ』

    マジか!
    Nさんがさっきしたように
    私も音をたて舐め始めた

    私『ペロペロ…ペロペロ…』

    N『んっ…あんっ…あんっあ…んぁ…』
    甘い声
    喘ぎまくるNさん
    わざとしてるのかなと最近は疑ったけどマジらしい
    所々、声が震えてるのがすぐ分かるから
    私『ペロペロ…ペロペロ…ペロペロ…』
    N『あぁ…んぁ…気持ちいい…あんっ
    ダメ…っ』

    私『気持ちいい?』
    N『うん…気持ちいいよ?あぁ…ダメ…イクっ!』

    私は優しく

    私『イっていいよペロペロ…ペロペロ…』

    N『あぁ…ダメ…イクっイクっイク
    イっちゃう…あぁぁ!』

    Nさんはイってしまった

    N『ハァハァ…仕事中にイっちゃった』
    ものすごく可愛い

    私『可愛い』

    N『うふふっP』

    ちょっと照れてるような声だった
    こうして1日はおわった
    またなんかあったら投稿します
    見てくれてありがとうございましたm(_ _)m

    (携帯)
引用返信/返信
■21797 / ResNo.2)  Re[2]: だいすきなメル友3
□投稿者/ 美由紀 一般♪(1回)-(2014/05/13(Tue) 20:50:49)
    ドキドキしました。
    続きを、楽しみ視しています^^
引用返信/返信
■21860 / ResNo.3)  再び(だいすきなメル友』
□投稿者/ 真 一般♪(4回)-(2014/12/11(Thu) 14:50:57)

    あのあといろいろあってサヨナラしてしまった
    わすれたくても
    わすれられない

    だからメールした
    返事はすぐきた

    恋人が今居るみたいで
    ちょっとガッカリしたけど
    それでも大丈夫

    また連絡出来ただけで嬉しかったから

    (携帯)
引用返信/返信
■21861 / ResNo.4)  だいすきなメル友4
□投稿者/ 真 一般♪(5回)-(2014/12/14(Sun) 21:45:09)


    彼女の声をよく
    思い出します

    可愛くて
    セクシーな声…

    恋愛対象だって
    バレンタインの日に言ってくれたこと
    嬉しかった

    でも、いまは絶対に違うと思う

    恋愛対象でもない
    電話エッチなんて
    普通の電話さえ出来ないんじゃないかって思うようになりました

    すごくつらい…

    Nさんはうちのことを今はどう思ってるのかな

    ただのメル友…
    そうだよねきっと

    あきらめなくちゃ
    いけない恋

    胸が締め付けられる気分…

    また、イメプしたいまた、電話エッチしたい
    なんて言えない
    言えるはずもない

    本当に知り合って
    良かったのかな?

    (携帯)
引用返信/返信
■21879 / ResNo.5)  先生…
□投稿者/ 真 一般♪(6回)-(2015/02/09(Mon) 01:10:52)

    今日は、僕が好きだった先生のお話をします。僕が中学生のとき音楽の先生と知り合いました。すごく可愛くてSMAPが大好きな普通の女性…僕はそんな先生に恋をしました。でも…叶わないって分かってたから三年間告白しないで卒業しました。卒業後はメールと通話で何気ない話やバイトの話までいろいろやっているうちに…先生に会いたくなって誘いましたもちろんOKしてくれて、去年の12月中旬頃に…先生とデート(照)しました
    待ち合わせのところに立ち、携帯をいじっていたら見覚えのない車が止まり
    先生と気付かず
    携帯をいじってて
    そしたら、『○○』と名前を呼ばれて見ると…先生だった
    新しい車に買い換えたみたい…さっそく車に乗りドライブデート開始。今までのことや将来のことを話してワイワイ盛り上がった…途中にコンビニ寄って…おごってくれた。帰りに家まで送ってくれて『今日のファッションかっこいいね…似合ってるよ』と言われちゃいました。嬉しかった…そして、『また会おうね』と言ってくれました。今は先生のことはなんとも思ってないけど…ドキドキしたなぁ…ちなみに学校のときに見せてくれなかったスタイルで僕とデートしてくれました、普段は髪の毛を縛ってたんですがそのときだけは、メガネをかけてて髪の毛は縛ってなかったなんかめっちゃ可愛かった
    エロい話ではありませんが幸せな話をさせていただきました長文 失礼しました

    (携帯)
引用返信/返信

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■21785 / 親記事)  大嫌いな人1
□投稿者/ ひびき 一般♪(1回)-(2014/01/20(Mon) 00:06:37)

    相田菜摘は、大変だった就職活動を終え、大学を卒業し、入社式を迎えた。

    会社に向かって、

    菜摘「これからはここで頑張るぞ。命賭けてみよう。」

    と言ってみた。すると、

    「そんなんじゃ、あんた潰れるわよ。」

    と声が響いた。菜摘は、ひどいと思い、

    「誰?どうしてそんなこというの!」

    すると、

    「私は、篠崎由里。同期よ。よろしくね。」

    菜摘「よろしくね(怒)」

    由里の登場で、菜摘は気分が害されてしまった。
引用返信/返信



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■21777 / 親記事)  (削除)
□投稿者/ -(2014/01/03(Fri) 05:06:38)
    この記事は(投稿者)削除されました
引用返信/返信

▽[全レス6件(ResNo.2-6 表示)]
■21779 / ResNo.2)  (削除)
□投稿者/ -(2014/01/03(Fri) 06:54:59)
    この記事は(投稿者)削除されました
引用返信/返信
■21780 / ResNo.3)  (削除)
□投稿者/ -(2014/01/03(Fri) 07:28:43)
    この記事は(投稿者)削除されました
引用返信/返信
■21781 / ResNo.4)  (削除)
□投稿者/ -(2014/01/03(Fri) 09:16:37)
    この記事は(投稿者)削除されました
引用返信/返信
■21782 / ResNo.5)  (削除)
□投稿者/ -(2014/01/05(Sun) 07:13:58)
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引用返信/返信
■21783 / ResNo.6)  (削除)
□投稿者/ -(2014/01/05(Sun) 08:33:59)
    この記事は(投稿者)削除されました
引用返信/返信

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■21773 / 親記事)  青い空の白い雲 第一話
□投稿者/ 左眼 一般♪(1回)-(2013/10/19(Sat) 12:06:20)
    第一話
     水野さんは、私より10歳以上年上で、20cmぐらい背が低く、30kgは体重が軽い。
     体型がかけ離れているだけでなく、彼女は私とは全く別の世界で暮らしていた。
     初めて出会ったのはスポーツジムの更衣室だった。工事現場のバイトの帰りに、ジムに寄った私は作業服のままだった。
     水野さんは、水着に着替えている途中で、私を見てギョッとしたらしい。作業服姿で身長が180cmの私を見て、男が女子更衣室に侵入してきたと思ったのだ。
     体を隠そうと、半裸の状態でしゃがみこんだ。
     誤解を解こうと、あわてて彼女に近づいた時、一目できれいな人だと分かった。
    透き通るような白い肌と、サラサラのロングヘア、大きな瞳。何よりも線が細い。 見慣れた柔道部の女子達とは全然違う。
     両手で隠した胸を上から覗きこむ恰好になった。体は細いのに、胸は私より大きい。
    「大丈夫、私、これでも女です」と言いかけた時、腹部に痛みと衝撃を感じた。そのまま倒れ、意識が薄れていく。
     気が付いた時は、倒れたままの場所で上からバスタオルを掛けられて寝ていた。
     水野さんが、下着姿のままひざまずいて、私の片手を両手で握っていた。私の目が開いたのに気付くと、泣きだしそうな顔で謝り始めた。
    「ごめんなさい。本当にごめんなさい。私、男の人に襲われると思って、あなたにスタンガンを使ってしまったの。痛かったでしょう、本当にごめんなさい」
     気の毒になるほど、狼狽し、謝り続ける美女を見て、腹は立たずに、逆に申し訳ない気持ちになった。
    「こちらこそ、怖い思いをさせてしまいました。すいませんでした」
     ゆっくり立ち上がってみたが大丈夫、気分も悪くないし痛みも軽くなっていた。
    「女の子を男と間違うなんて。ごめんね。大丈夫?痛くない?」
    「本当になんともないです。男みたいな恰好をしていた私も悪いので、気にしないでください」
    「そう言ってもらえると」
     少し落ち着いて、自分がブラとショーツだけの姿のままでいる事に気が付いたらしい。顔を少し赤らめて、私からバスタオルを受け取る。
    「学生さんよね。せめてお詫びにお茶だけでもご馳走させて」
     バスタオルで体を隠しながら、両手を合わせてくる。
     断るのも失礼な気がして、トレーニングが終わる時間に、ジムのロビーで待ち合わせすることにした。
     いつも通りの筋トレを終えて、ロビーに行くと水野さんがすでに待っていた。私を見て、手を小さく振ってくれる。
     ジムを出て、二人で近くのスタバに入った。
    「遠慮しないで」と言われ、私はベーコンやサラダを挟んだサンドイッチを二つと、ココアを、彼女はカフェラテを選び席に着いた。
     向かい合って座ると、あらためてきれいな女性だと分かる。高価な装いではないのに、着こなしがうまく、洗練されている。
     作業服姿で化粧もしていない、自分とは、違い過ぎている。でも、そんな私を、彼女は眩しそうに見上げて、いろいろと話しかけてくれた。
    「F大の柔道部員ってすごいよね。でも、いつもその恰好では、女の子としては、問題あるかも」自己紹介をしあってすぐに、微笑みながら、言われてしまった。
    「いいえ。普段はジャージを着ています」弁解するつもりで言うと「それも、問題あり」と楽しそうに笑う。会話が弾んできて、嬉しくなった。
     もともと、口下手で人見知りする方なので、こんな綺麗なお姉さんと、初対面で楽しく会話できるなんて、高校生の時、県大会で優勝して以来の快挙だと思った。
     オリンピックの強化選手を目指して練習している事、父が柔道の道場を続けているが、少子化の影響もあって経営が苦しい事、柔道部の合宿所に住み込んで下宿代を節約している事、奨学金とバイトで何とか生活している事など、いつのまにか、初対面の彼女にしゃべり続けていた。
     水野さんは聞き上手だった。自分の事は話さずに、私がしゃべり、サンドイッチを数口でたいらげるのを、優しい表情で見ていた。
    「うちの子も、あなたみたいに、パクパク食べてくれるといいのだけど」
    「えっ。お子さんがいるのですか?」
    私とそれ程年齢が違わないと思っていたので少し驚いた声になった。
    「うん。小学五年だけど、食が細くてね」
     それから彼女が自分の事を話し始めた。水野さんは、モデルの仕事をしているという。どおりできれいなはずだ。
    「30過ぎると、仕事のえり好みができなくてね。あなたの考えているような、モデルのお仕事じゃないかもしれないけど」
     水野さんが、あわてて言い添える。小学5年の厚志君との二人暮らしなので、仕事で遅くなる時がつらいと、ため息をついた。
    「ご主人は?」と訊いてしまってすぐに後悔した。水野さんが困った顔になる。
    「ご、ごめんなさい。私余計な事聞いちゃいました」
    「いいの。気にしないで。私、今はシングルなの」
     また、失敗しちゃった。顔が赤くなるのが分かりうつむいてしまう。
     短い沈黙の後、クスクスと笑う声がして目を上げると水野さんが優しい顔で笑っていた。
    「本当に大丈夫。気にしないで。空ちゃんは、気は優しくて力持ちタイプね」
     今度は、私が少し傷つく。
     いままでに好きになった女の子達が、私を褒めてくれた言葉を思い出してしてしまった。
    「私の方こそ何か嫌な事言ってしまったみたい。ごめんね」
     私の反応を見て、心配そうに覗き込む。
     自分でも呆れるほどに単純。水野さんが心配してくれるだけでまた嬉しくなる。
    「お仕事で遅くなる時、お子さんの相手やお世話をさせて下さい。私子供の相手をするのが趣味です」
     本当は、子供の相手は苦手だった。
     水野さんと、これっきりになるのが怖くて思わず言ってしまった。
    「空ちゃん、本当におもしろい。お友達になれて嬉しいわ」
     水野さんが飛び切りの笑顔で言ってくれた。

引用返信/返信

▽[全レス1件(ResNo.1-1 表示)]
■21774 / ResNo.1)  青い空の白い雲 第二話
□投稿者/ 左眼 一般♪(2回)-(2013/10/25(Fri) 14:41:55)
    第二話
     水野さんとは、メールの交換だけでなく次に会う約束までした。
     今度の木曜日、仕事で遅くなる日、厚志君と夕食を一緒に食べて欲しいと頼まれたのだ。
    「一人で、晩御飯を食べさせるのが可哀想で。私が帰るまで、相手をしてくれると助かるわ」
    「喜んで」
    「本当?晩御飯だけで、バイト代もだせないけど」
    「嬉しい、水野さんのお料理が食べられるなんて」
    「あんまり期待しないでね」
     別れ際の会話を思い出して、にんまりした。
     でも、これ以上の期待はしないでおこうと自分をいさめる事も忘れない。
     今まで、何度か悲しい思いをした。
     きれいで、優しい、素敵な年上の女性。
     お友達、と言ってもらっただけで、満足だ。大満足、のはずだ。
     約束の日、スマホのナビに、教えてもらった住所を入力して自転車に乗った。
     小さな公園の近くに、水野さんが住むマンションを見つける。
     モデルさんが住むマンション、と想像していたのとは違う、古びた外観だった。
     マンションというより、アパートに近い。
     インターホンを鳴らすと、すぐにドアが開き水野さんが、顔を出した。
    「いらっしゃい、どうぞ中に入って」
     部屋の中は清潔で整頓されている。
     カレーのいい匂いがして、テーブルの上に二人分の夕食の用意がされていた。
     水野さんは、仕事に出かける支度を済ませていた。
     完璧なメイクでモデルの顔になっているが、大きな瞳は優しいままだ。
    「カレーを作ったの。いっぱい食べてね。厚志、ご挨拶しなさい」
     母親の後ろから、厚志君がはにかんだ表情で私を見た。
    「こんにちは。水野厚志といいます。よろしくお願いします」
     早口で言うと俯いてしまう。
     母親に教えられたセリフを、棒読みしたみたいだ。
     女の子の様な可愛い顔を少し赤らめている。
    「こちらこそ、植野空です。うわのそら、じゃないよ」
     厚志君はきょとんとした顔をしているが、水野さんが楽しそうに笑う。
    「厚志にはちょっと難しいかも。でも本当に助かるわ。あまり遅くなるようなら、先に帰ってくれてもいいからね」
    「大丈夫です。お仕事がんばってください」
    「ありがとう。行ってきます」
     水野さんが出かけて、厚志君と二人だけになる。
     二人で、おしゃべりしながらカレーを食べ始めた。
     すぐに、厚志君が繊細で優しい男の子だと分かった。
     母親似の顔立ちで、大きな瞳が印象的だ。
    「お姉ちゃん、柔道強い?」
    「強くなるため練習しているけど、柔道に興味ある?」
    「うん。教えてくれる?」
    「お安い御用。弟子にしてあげてもいいわ」
     少し意外な気がした。線の細い大人しい男の子だ。
     格闘技に興味を持つタイプではない。
    「誰か、投げ飛ばしたい相手がいるの?」
     冗談めかして訊いてみたら、俯いてしまった。
    「いいわ。男の子だからね。いろいろあるよね」
    「うん」
     顔を上げて大きな瞳でわたしの細い目を見つめる。
    「よし、ご飯食べたらさっそく、練習しようか」
    「はい」
     大学の道場まで、自転車で行ける距離だ。
     カレーを食べた後、厚志君を自転車の後部座席に乗せ、道場に向かった。
     自転車の二人乗りは、初めてという厚志君は嬉しそうに私の腰にしがみついてきた。
     背中が温かく、自分も嬉しくなってきた。

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