ビアンエッセイ♪

HOME HELP 新規作成 新着記事 ツリー表示 スレッド表示 トピック表示 発言ランク ファイル一覧 検索 過去ログ



貴女の官能的なビアンエッセイやノベル
い〜っぱい投稿してくださいね♪

☆ サーバのトラブルで
☆ 最近のデータがなくなってしまいました
☆ 申し訳ありませんm(_ _)m

■ 登場人物は「女性のみ」でお願いします♪
■ 卑猥な日本語も使わないでくださいね。
■「新規作成」から新規投稿ができます。
■ 続きは新規ではなく子記事として投稿してください。
■ 当面 imgタグや、画像アップ機能も利用可能です♪
  著作権付きの画像、法律に触れる画像はダメですよ〜
■ 24時間以内に作成されたスレッドは New で表示されます。
■ 24時間以内に更新されたスレッドは UpDate で表示されます。

記事リスト ( )内の数字はレス数
Nomalペット 《プロローグ》(5) | Nomal17年たった今も愛しているよ♪(0) | Nomal愛と恋(仮題)(0) | Nomalサドとマゾ(仮題)(0) | Nomalノンケとオカマ(仮題)(0) | Nomal女子校奇譚(仮題)(4) | Nomalノンケとビアン(仮題)(2) | Nomal恋人募集(仮題)(1) | NomalSとM(仮題)(2) | Nomal先生と私(仮題)(2) | NomalYとK(仮題)(2) | Nomal挿し木(2) | Nomal百合色のキャンパス(1) | Nomal主婦まりえの憂鬱1(20) | Nomalすこしづつ…V-1(27) | Nomalどうして私は・・(8) | NomalNO TITLE(0) | Nomalバレンタインはどうなるる? 前編(1) | Nomal愛してる(0) | Nomal女社会1(22) | NomalGLOOVE(2) | Nomalボクの愛する人(0) | Nomal片想いの狼(2) | Nomal片思いの狼1(0) | Nomal僕に彼女が出来たんだ。(8) | Nomal すこしづつ…U(62) | Nomalアヤナミ1(14) | Nomalすこしづつ…@(43) | Nomalみはるとサツキ1(6) | Nomal断捨離(2) | Nomal転校生A(10) | Nomal痴漢少女A(7) | Nomal窓際の彼女(17) | Nomalエステティシャンの恋1(10) | Nomalクリスマスの夜に1(2) | Nomalレン・アイ1(12) | Nomal僕の愛するヒト(25) | Nomalキモチクナイ1(10) | Nomalノンケの彼女1(7) | Nomal『泡沫の秘め事』(0) | Nomalギターを弾く女(3) | Nomal夜行バスの女(3) | Nomalキミ(17) | Nomal走る女(0) | Nomal愛〜蜜の味〜 (46) | Nomal少女たちの物語(2) | Nomal再開(12) | Nomalアイヒト(2) | Nomalねえ、先生。(3) | Nomal初めての夜(1) | Nomalお久しぶりです。(25) | Nomal実際に見た夢の話(1) | Nomal天使の声(2) | Nomal褐色の赤(10) | Nomal甘い口づけ(16) | Nomalだいすきなメル友2(0) | Nomalだいすきなメル友(5) | Nomal大嫌いな人1(0) | Nomal(削除)(6) | Nomal青い空の白い雲 第一話(1) | Nomal純白の花嫁(12) | Nomal首元に三日月(2) | Nomal(削除)(32) | Nomal愛してるから、愛してるから、(1) | Nomal永遠の願い 1(1) | Nomal青春のすべて(1) | Nomalscene(2) | Nomal深海 1(1) | Nomal歳の差から生まれる心の距離はありますか?(50) | Nomalヤクソク(8) | Nomal赤い糸(1)(4) | Nomal君のために(27) | Nomalあの夏(5) | Nomalリバな関係(4) | Nomal続・ご褒美(12) | Nomal大切なひと(16) | Nomal探しています(0) | NomalSolitudE(7) | Nomal恋をして 愛を知った(1) | Nomal妄想(0) | Nomal宿題(35) | Nomal女同士(0) | Nomalティータイム(5) | Nomal宝物(1)(4) | Nomal今を生きる(0) | Nomal愛しいあなたに花束を(1) | Nomal切り取られた世界の中で。(0) | Nomal初めも終わりもKISSから(1) | Nomal漆黒の夜(8) | Nomal禁断の恋(4) | Nomal夜の蝶。(1) | NomalNO TITLE(13) | NomalEstacion.(16) | NomalLove Blue(0) | Nomal罪愛(3) | Nomal●ビートポスト●(1) | Nomal恋唄 第二章 1(13) | Nomalうさぎ病<続>(15) | Nomalラストスマイルはもう響かない(6) | Nomal天使のカンムリ(6) | Nomal笑顔(4) |



■記事リスト / ▼下のスレッド
■8275 / 親記事)  Everytime
□投稿者/ 菜々子 一般♪(1回)-(2005/03/26(Sat) 12:29:23)


    忘れかけていた歌や言葉たちは

    春の優しい風にのって舞い戻る。



    愛しい人の香りや表情が

    鮮明に蘇るのは何故だろう


    since

    いつからだろう

    こんなにこんなに"愛"というものを知ったのは。


    いつからだろう

    "愛しい"だなんて思うようになったは。




    (携帯)
引用返信/返信

▽[全レス100件(ResNo.96-100 表示)]
■11273 / ResNo.96)  57【(回想)柚羅17歳】
□投稿者/ 菜々子 ちょと常連(85回)-(2005/07/24(Sun) 21:37:17)

    "女"を覚えたのは。


    いつ頃だっけ。



    とりあえず、一度その深みにハマってしまった私は。


    もうどうしようもないくらいのダメ人間に。


    黙っていても誘われるし。
    いらないと思っても寄ってくる。



    だから女に不自由なんて、したことがなかった。



    「あー。」


    やっぱ屋上でサボるには、まだ時期が早い。


    吐く息が白くて。
    手も、冷たい。



    私が綾香に出会ったのは。
    去年の9月、だったかな。



    季節外れの転校生は。
    親しくしていた先輩の妹で。
    カナダ帰りの帰国子女。



    愛らしい瞳とポッテリとした唇、その白い肌。
    何よりも"帰国子女"と言う言葉と、その可愛らしさとのギャップに、女子も男子も騒ぎ立てた。


    そう、綾香はとても魅力的な女性で。




    どうして、か。



    机と机の間、好奇の視線に包まれた中。
    綾香は私を一途に見つめていた。




    絡み合った視線が、私の席の前でぶつかって。




    「初めまして。綾香デス。」




    それまで一言も口を聞かず、真っすぐ私の目を見つめていた綾香が。
    その可愛らしい透き通る声と仕草で声をかけたのが。




    始まり、だった。







    (携帯)
引用返信/返信
■11313 / ResNo.97)  58【(回想)柚羅17歳】
□投稿者/ 菜々子 ちょと常連(86回)-(2005/07/25(Mon) 21:00:32)

    「柚羅。ココにいたの。」



    そんな事を考えながら、吐く息を見つめていたら。


    いつのまにか私の前に立っていた深雪が声をかける。


    「あ?何でココにいんの?」


    ココは私だけの場所。
    ダレにも邪魔されたくない時間を作りたいのに。



    「何よ、冷たいのね。」



    深雪は少しため息混じりでそう言うと、私の横に腰をおろした。


    いいって言ってないんだけど‥。



    深雪は綾香の姉さんで。
    私の‥セックスフレンド?まぁ普通の人より親しいワケで。


    「何か用?」


    隣に腰をおろした深雪に言った。
    気分が悪くなったから、冷たいコンクリートに手をついたまま深雪を睨む。



    「綾香と付き合ってから、
    冷たくなったね。」


    ポツリとそう言う優等生の深雪。


    少し長めのスカートと、綺麗にまとめられた髪の毛。

    影を持ったその瞳。


    やはり血の繋がりは大きくて、
    その横顔は綾香にそっくりだった。


    「いけない?」


    「本気なの?」


    いつもの深雪の優等生っぷりは、私の前では綺麗に消えていく。


    キリリとした瞳も堂々たる態度も、私の前では子犬のように。


    彼女の言葉一つ一つに"独りにしないで"、と含まれている気がした。



    「‥本気じゃダメ?何が言いたいの?」



    冷たい風になびく深雪の髪を、いつもの癖でそっと撫でる。
    すると、綾香によく似たはかなげ瞳がゆっくりと私を見つめた。






    (携帯)
引用返信/返信
■11347 / ResNo.98)  59【(回想)柚羅17歳】
□投稿者/ 菜々子 ちょと常連(87回)-(2005/07/26(Tue) 20:25:09)

    きっと‥一目惚れだった。


    綾香を見た瞬間、天使が舞い降りてきたと。
    本気で思った。



    それから二人が結ばれるまでに、一ヵ月もかからなかった。



    互いに、結ばれることが当たり前のように。
    二人の出会いは偶然ではなく、必然だと感じた。



    「柚羅‥」


    深雪がそっと目を閉じる。
    頬に触れた私の手に自分の手を重ねながら。



    「‥。」


    ハッとして、無言のまま目の前の女の手を除けた。


    綾香の笑顔を思い出すと、他の女なんてどうでもよくなる。あの笑顔を傷つけたくない、と。
    それ程に力を持った天使なんだ。



    「深雪は好きだよ。でも綾香とは違う。
    あたしには綾香だけなの。だからもう、深雪を抱く気はない。」


    だから、はっきりとそう告げた。



    目の前の顔が、今にも泣きだしてしまいそうに歪んでいく。
    それを見ているのは、辛いものがあった。だから視線を外した。


    「いいわ‥わかった。」


    消え入りそうな彼女の震える声が、風と一緒に耳に流れた。







    (携帯)
引用返信/返信
■11360 / ResNo.99)  感想☆
□投稿者/ つき 一般♪(1回)-(2005/07/27(Wed) 02:12:06)
    菜々子さんの作品とても好きです(^-^)うまく言えないんですけど、一つ一つの言葉やフレーズが心の中に優しく入ってくるような感じで、いつも話の中に引き込まれてしまってます。これからも楽しみにしています♪

    (携帯)
引用返信/返信
■11366 / ResNo.100)  つきさん
□投稿者/ 菜々子 ちょと常連(88回)-(2005/07/27(Wed) 04:09:36)
    初めまして(^^)
    素敵な感想、ありがとうございます。‥柄にもなく照れてしまいました(苦笑)

    菜々子なんて本当にまだまだひよっこで(笑)‥だからそんな風に言って頂けるとすごく嬉しいです。

    でも、書いていてたまに。

    自分でも何を書いているのか分からなくなっちゃう時、あるんです。


    ‥菜々子グダグダ(T_T)


    Everytimeを書いていて、やっぱり言葉は難しいと改めて思いました。


    でも感想をくれる皆様のおかげで、マイペースながらも頑張らせて頂いています♪



    まだまだ続きます、はい(笑)
    おかげ様で明日はEverytime【2】を新設予定です♪あ、もう今日か。
    お引っ越し準備中☆


    宜しければ最後までお付き合いくださいね☆
    感想、ありがとうございました(^O^)



    ではでは‥【2】にて、皆様とまたお会いできますように☆



    (携帯)
完結!
引用返信/返信

■記事リスト / レス記事表示 → [親記事-9] [10-19] [20-29] [30-39] [40-49] [50-59] [60-69] [70-79] [80-89] [90-99] [100-100]



■記事リスト / ▼下のスレッド / ▲上のスレッド
■7413 / 親記事)  やさしく愛して
□投稿者/ じんじゃーぴんく 一般♪(1回)-(2005/03/07(Mon) 15:26:48)
    2005/03/18(Fri) 09:41:24 編集(投稿者)

    「万紀!?どこ行くの?」
    「ごめんっ、今日はあっちで食べるね!」

    四限目のチャイムが鳴り、教室中が昼食の休憩を取る為の空気でざわめく。あたしは、即座に鞄からお弁当箱を二つ取り出し抱えると、教室を飛び出した。友人が止めるのも聞かないで。
    あたしの名前は万紀(まき)。HK女学校に通う高校生。勉強は苦手だけど、仲の良い友達がいるし学校生活は結構楽しんでる。
    そして、あたしの学校生活をより楽しくさせてくれるものにも出会った。もの…というより人かな。
    歩む足は目的の場所へとどんどん走り出した。

    (携帯)
引用返信/返信

▽[全レス41件(ResNo.37-41 表示)]
■9428 / ResNo.37)  優しく愛して(24)
□投稿者/ じんじゃーぴんく 一般♪(31回)-(2005/05/12(Thu) 09:36:46)


    屋上に着くなり、あたしは柵に飛び付いた。
    ガシャン。
    音を立てて、柵を両手で握り締める。赤茶けた錆が手のひらにつこうなんて、知らない。

    「っ……。」

    喉奥が小刻みに震え出した。堪えていた涙が、一つ零れた。

    「ふっ…く…うわああああああ…!!」

    隻を切った様に、次から次へと溢れ流れる涙。
    喉奥に絡み付く熱いもの。
    「あああああ…!」

    声にならない声で。
    あたしはありったけの涙を流した。


    『いっそ…あの子に出会わず…あの子を突き放せば良かったのかも…』


    美也子先生の言葉が頭の中でリフレインする。
    止まらない。止められない。


    「ひっ…う…うああああ…!」

    悲しくて、辛くて。
    心臓が焼けるようだ。
    痛くて痛くてたまらなかった。


    そして、慟哭をあげながらも頭の奥ではっきりと冷めた目で理解している自分がいた。

    夢は所詮、夢でしかなかった。


    あたし…振られたんだ。

    (携帯)
引用返信/返信
■12627 / ResNo.38)  優しく愛して(25)
□投稿者/ じんじゃーぴんく 一般♪(1回)-(2005/09/02(Fri) 10:40:30)
    しばらく、その場でひとしきり泣いた。
    誰が来ようともかまわず、ずっと。

    やっと手を伸ばして掴めそうだった、大好きな美也子先生。


    涙が溢れれば溢れるほど、美也子先生への想いも溢れ出して止まらない。

    好きだよ。
    大好きだよ。

    愛してるって言い切れるよ、美也子先生。

    お願い…どうか…

    振り向いてよ―――!

    (携帯)
引用返信/返信
■12644 / ResNo.39)  優しく愛して(26)
□投稿者/ じんじゃーぴんく 一般♪(2回)-(2005/09/03(Sat) 07:01:53)
    「美也子っ!!なんで追い掛けないのよ!!」
    残された者達の間に漂う、生温い緊張感と罪悪感。そして、刹那の沈黙を破ったのは絹香の怒号の声であった。
    絹香は美也子を刺すように睨みつける。美也子はその視線から逃げる様に、床の一点をぼんやり見つめていた。
    「あたしには…そんな資格無いから…。」
    「資格!?そんなものが恋愛に必要な訳!?」
    美也子の呟きを制す様に、絹香はまた声を荒くする。
    煮え切らない美也子に、絹香は苛立ちを隠せずにいた。さと子は第二の一触即発の気配を肌で感じながら、どうすることも出来ないでいた。
    親友の失恋。
    親友の想い人の葛藤。


    ただ、好きなだけなのに。


    さと子の胸中にはそれしかなかった。

    (携帯)
引用返信/返信
■12653 / ResNo.40)  はじめまして!
□投稿者/ まみ 一般♪(11回)-(2005/09/04(Sun) 04:58:39)
    続きが読めて嬉しいです♪
    どうなっちゃうの!?というところで終わりだったので(^o^)

    (携帯)
引用返信/返信
■21398 / ResNo.41)  Re[2]: 優しく愛して(26)
□投稿者/ 優心 一般♪(8回)-(2011/12/19(Mon) 23:33:35)
    初めまして♪

    仕事の後…寝る前の楽しみがまた閲覧可能になって良かったです!

    続編待ってます
引用返信/返信

■記事リスト / レス記事表示 → [親記事-9] [10-19] [20-29] [30-39] [40-41]



■記事リスト / ▼下のスレッド / ▲上のスレッド
■6116 / 親記事)  さよならの向こう側
□投稿者/ 秋 一般♪(1回)-(2005/02/09(Wed) 10:22:06)
    2005/02/09(Wed) 14:14:40 編集(投稿者)

    つんと顎を上に上げた、
    あなたの勝ち気な横顔が好きでした。

    泣き出すのを必死に堪えて、
    涙をこぼすまいとただ上を見上げる、
    負けず嫌いなあなたのその目が好きでした。


    今はもう、見る事はできないけれど。




    ─don't tell me you love me─




引用返信/返信

▽[全レス29件(ResNo.25-29 表示)]
■13666 / ResNo.25)  ゆうさんへ。
□投稿者/ 秋 一般♪(1回)-(2006/02/16(Thu) 15:26:20)
    過去の作品への感想をありがとうございます。
    随分前に書いたものなので今読み返すと至らぬ点も見られますが、やはり自分の生み出したものには愛着があるので、このような言葉を頂けるのは素直に嬉しく思います。
    BLUE AGEの方もゆっくりではありますが更新しているので、気長にお付き合いくだされば幸いです。


引用返信/返信
■14032 / ResNo.26)  はじめまして☆彡
□投稿者/ ひな 一般♪(1回)-(2006/03/30(Thu) 16:14:42)
    ファンになっちゃぃました(^-^)☆彡

    これからずっと応援してぃます。

    (携帯)
引用返信/返信
■14221 / ResNo.27)  ひなさんへ。
□投稿者/ 秋 一般♪(1回)-(2006/04/17(Mon) 13:52:06)
    はじめまして。
    昔の作品に目を止めてくださった事、とても嬉しく思います。
    応援という言葉に感謝して。
    感想、ありがとうございました。

    (携帯)
引用返信/返信
■20563 / ResNo.28)  NO TITLE
□投稿者/ (//▽//) 一般♪(1回)-(2008/02/13(Wed) 00:09:29)
    こんな風に想われたい(=^▽^=)

    (携帯)
引用返信/返信
■21497 / ResNo.29)  皆に読んで欲しい
□投稿者/ 匿名希望 一般♪(39回)-(2012/04/26(Thu) 04:31:27)
    何年たっても色褪せない、とても綺麗な作品です。皆に…本当に読んで欲しい。

    (携帯)
引用返信/返信

■記事リスト / レス記事表示 → [親記事-9] [10-19] [20-29]



■記事リスト / ▼下のスレッド / ▲上のスレッド
■2108 / 親記事)  BLUE AGE
□投稿者/ 秋 ちょと常連(60回)-(2004/07/26(Mon) 16:29:12)
    日々は刻々と過ぎていき。
    垂れ流したままの時間の流れの中に身を置いてはいても、毎日は違う色ばかりだ。
    カレンダーの日付は、綴られる思い出たちは、過去の産物となりゆくのか。

    ―想いはそこにある。

    幼くとも、拙くとも。
    大人が見たら不器用だと笑うかもしれない。
    もっと楽に生きろと呆れるかもしれないけれど。
    子供と呼ぶには世間知らずでもなく、大人になりきれる程狡くもなれない。
    本気で笑って、本気で泣いて。
    そんな時代。高校時代。

    さぁ、
    日常の欠片を拾い集めて、その一コマを蘇らせてみようか。







引用返信/返信

▽[全レス103件(ResNo.99-103 表示)]
■12811 / ResNo.99)  ─終着駅
□投稿者/ 秋 一般♪(4回)-(2005/09/12(Mon) 15:55:21)
    何となく、目が覚めた。
    カーテンの隙間から蒼白い月の光がわずかに漏れていて、中途半端な時間に目を覚ましてしまったと、小さく息を吐く。
    完全に意識は覚醒してしまって、強引に瞼を閉じても冴えわたるだけだから。
    寝癖のついた髪を撫でつけながら、ゆっくり体を起こした。
    と、隣で毛布にくるまっている小さな影がわずかに身動きする。
    「ごめん、起こした?」
    小声で問うと、彼女は毛布から顔を出して目をこすった。
    私を探すように腕を伸ばす。
    室内とはいえ、今は一月。
    暖房を入れていないとすぐに空気は冷えてしまう。
    私は起こした体をまた伏せて、彼女の毛布に潜り込んだ。
    「……冷たい」
    彼女は咎めるように唇を尖らせ、けれど伸ばした腕をそのまま私の首へと絡ませる。
    身に纏う一切を脱ぎ捨てている私達は直接肌を触れ合わせ、眠りに落ちる前の先刻のように、再び体を重ねた。
    薄暗い小さな部屋の中には、月明かりに照らされて、ゆらゆらと心許なくふたつの影が揺れていた。



    「先輩も、もうすぐ卒業ですね」
    まだ、夜は明けていなくて。
    行為の熱が冷め始めた頃、絡めた指を解きながら彼女がぽつりと呟いた。
    「あと二ヶ月で、いなくなっちゃうんですね」
    彼女の方へ目を向けると、ぼうっと天井を見つめている。
    私はゆっくり起き上がり、上から彼女の顔を覗き込んだ。
    ぼんやりと私を見つめる、彼女。
    伸ばされた手に応えて、私は身を屈めた。
    背中に回された腕は外気に晒されてひんやりとしていて。
    わずかに顔をしかめると、彼女は小さく微笑んだ。
    顔を寄せ、唇を寄せる。
    はぁ、と。
    互いの息が重なると。
    二人顔を見合わせて、笑ってしまった。
    そして。

    「終わらせましょう?わたし達」

    彼女は私の首筋に手の平を寄せ、囁くようにして言った。

    「この関係を、終わらせましょう?」

    今度は頬に触れながら。

    私は彼女の髪を指で梳き、こくりと小さく頷いてみせた。

    箱庭にいる間だけの、わずかな一時を共有する間だけに持った関係だ。
    私達は互いにそれをよくわかっていた。
    「──そろそろ…潮時だね」
    あまり長引かせてもいけない。
    清算するなら今だ。
    私はあと二月しか、ここにはいないのだから。

    「今日で、最後にしよう」

    彼女は。
    寂しそうに穏やかに、月の光を浴びながら微笑んだ。





    太陽が昇る前の、まだ眠ったままの街の中を、ふたり手を繋いで駆ける。
    薄暗い群青の空からこぼれる月は、ぼんやりとしていて。
    夜と朝との境界を示し始めていた。
    不安な気持ちで駆けていた私達は、息を切らせながら始発列車に飛び乗る。
    がたがたと走り出す電車に揺られて、大きく深呼吸をした。
    私達の他に乗客が見当たらない車内で、肩を寄せ合い寄り添う二人は、さぞかし奇妙だったに違いない。


    『先輩の今日を、わたしにください』
    最後のわがままを聞いてもらえますか、と。
    私の目を真っ直ぐに見つめながら、彼女は言った。
    私は無言で頷いた。
    彼女のわがままなんて、最初で最後だったから。

    布団から出て服を纏った私達は、互いの手を取り合って、寝静まる寮から抜け出した。
    早く、早く。
    遠く、遠く。
    目的地などなかったのに、向かう先などわからなかったのに、何故だか焦る気持ちで二人の足は急いていた。


    隣に腰掛ける彼女は、私の肩に頭を傾け規則正しい寝息を立てている。
    私も瞼が重くなり、そして甘い眠りに誘われた。



    目を開くと、隣の彼女が私の顔を見て微笑んでいた。
    すでに起きていたのかと、妙に恥ずかしい気持ちを覚えつつ、私は欠伸を噛み殺した。
    見慣れた街はとうに過ぎたらしい、窓の外は知らない顔をしていた。
    普段はあまり利用しない路線だったから、ここがどこだかさっぱり見当がつかない。
    どれだけ進んだのか、どこまで進むのか。
    けれど腕にはめた時計の針だけは容赦なく進んでいたから、相当な距離を経たのだという事は想像できた。
    そんな事を考えていると、
    「遠くまで…来ましたね」
    彼女が先に口を開いた。
    窓から射し込む陽の光で、空がすでに明るくなっていた事を知る。
    「どうしようか」
    適当なところで降りてみる?、訊ねると。
    彼女は小さい頭を左右に振った。
    「最後まで行ってみませんか」
    そう言って微笑む。
    「──そうしたいなら」
    私は小さく答え、彼女にもたれて目を瞑った。
    華奢な彼女の肩からは、確かな温かさが伝わった。



    小さな旅の終わりを告げる終着駅は、何ひとつないところで。
    明けきった空が、ただただ大きく広がっているだけだった。
    電車から降りた私達は、ゆっくりと地面を踏みしめて大きく伸びをする。
    私の後ろを歩いていた彼女のくしゃみを背中で聞いて。
    私はそちらを振り返る。
    向かい合う、ふたり。
    互いに白い息を吐き出した。
    「わがままを聞いてくれて、ありがとうございました」
    彼女が小さく笑む。
    「まだ今日は残ってるよ」
    吐き出すようにして言葉をこぼした私に、
    「線路の最後まで着いたら、わたし達も終わりにしようって思ってたんです」
    そうしなくちゃ気持ちの整理の仕方を間違えそうだから、風にさらわれる髪を手で押さえながら言った。

    「これで──…終わりです」

    はっきりとした声。

    「もう先輩の部屋には行きません。校内で会っても、わたし達はただの先輩と後輩ですよ?」

    答える代わりに私は彼女を抱き寄せた。
    私の腕の中でわずかに身じろいだ彼女は、
    「───……本当にこれが、最後になるんですね…」
    小さく小さく呟いて、ゆっくりゆっくり私を見上げた。



    そして私達は。
    終わりを告げるキスを交わした。







    線路はここで終わっているけど、終着駅の向こうには、まだまだ続く道があるのに。
    私達は互いにそれに気付いていて、けれどどちらも口にはしなかった。
    終着駅のその先を、見えない振りで誤魔化したんだ。
    進む事に、踏み込む事に、臆病だったのだと思う。
    この関係は、限られた時間の中でだけだと、思い込んでしまっていたから。









    ふたりの間には、繋がれた何かは存在しなかったけれど。


    それでも、この先─

    キスをする度、
    キズが疼くんだ。




引用返信/返信
■12812 / ResNo.100)  ─雪の降る音
□投稿者/ 秋 一般♪(5回)-(2005/09/12(Mon) 15:56:13)
    「切ない…」
    ぽつりとこぼされた声に思わずあたしは振り返った。
    「何よ、急に…」
    見れば同室の千歳は、部屋の窓を全開にしてそこから顔を突き出している。
    「ちょっとー…窓閉めてよ。どうりでさっきから寒いと思った」
    そんなあたしの文句を背中に受けても、千歳は少しも耳を貸さない。
    仕方なくベッドから起き上がり、彼女の隣に並んで立った。
    「あれ。雪降ってきてたんだ」
    同じように窓から顔を出すと、小雪がはらはらと舞い落ちていた。
    「でもこれじゃ積もらなそうだね」
    言いながら彼女を見ると、
    「…切ない」
    白い吐息と共に再び同じ言葉を口にした。
    「ねぇ?冬って、ひとつひとつの出来事が無性に切なく感じない?」
    くるりとあたしの方に顔を向け、同意を求める視線を浴びせる。
    「例えば──雪が降る夜とか、雪が消える瞬間とか、雪が積もった銀景色とか」
    全部雪じゃん…。
    あたしは呆れたような目で彼女を見やって、
    「なーにセンチメンタルな事言ってんの」
    千歳の額をピンと弾いて、「ほら閉めて閉めて」窓をぴしゃりと閉じてやった。
    途端にガラスは白く曇って。
    改めて外の寒さに身震いしてみる。
    千歳を見ると、観念したように窓から離れて椅子の背にもたれていた。
    「あーぁ…切ない」
    またぽつりと、溜め息を漏らす。
    あたしはげんなりとして、じとりとした視線を彼女に送った。
    それに気付いた千歳は、
    「まぁ由真にはわかんないだろうけど〜」
    からかうようにして言った。
    「はいはい、どうせわかりませんよ」
    憎まれ口を叩きながら布団に潜り込み。
    「──でも千歳、雪は地面がぐちゃぐちゃになるから嫌いだーって言ってなかった?」
    ふと、毛布の隙間から顔を覗かせて声を投げた。
    瞬間─
    千歳は頬を赤く染め、照れ隠しからかばつが悪そうに笑ってみせた。
    「?」
    怪訝な目を向けるあたし。
    その視線に耐えきれなかったのか、もじもじと体を揺らす千歳は、

    「──…会長が、ね?好きなんだって…雪」

    ぼそぼそと口にした。


    ──生徒会長。
    あぁ、成る程ね。


    「あんたの憧れの人だっけ、唯先輩」
    大好きだもんねー、千歳。
    からかうようなあたしの言葉に、千歳はさらに顔をかっと赤くした。
    「憧れってゆーか…綺麗だし、仕事もできてかっこいいなって…あんな風になりたいなーって感じで。好きとか、さ…そういうのじゃ……」
    もじもじもじもじ、口ごもる。
    見ているこっちがもどかしい。

    好きな人の好きなものを好きになりたいのか。
    好きな人の嬉しそうな顔を見たいのか。
    どっちだって構やしないけれど。

    「好きでもどうでも別にいいけど、どうせあれくらいじゃ積もんないだろうねー」
    意地悪く言ってやる。
    「明け方には止んでるでしょ」
    さらに追い打ち。
    千歳は。
    よほど悔しかったのだろう、あたしを睨みつける目に涙まで浮かべて。
    わなわなと体を震わせているかと思ったら、
    「由真のばかっ」
    あたしに怒声を浴びせると、へそを曲げた子供みたいに布団に潜り込んでしまった。
    「ごめんごめん、ふてくされんなってー」
    彼女のベッドに向かってへらへらと声を掛けると、少しだけ顔を布団から出した千歳はじとっとあたしを軽く睨んだ。
    「…由真、いつもああやってからかうんだから」
    拗ねたように唇を尖らせる。
    「だからごめんって」
    へらっと笑うと、「毎回毎回そう簡単に許すと思わないでねっ」千歳はつーんと顔を背けた。
    あまりの子供っぽさにあたしは苦笑する。
    その漏れた声に振り向いた千歳は、「もー」と、また唇を尖らせた。
    「だいたいねぇ、由真は情緒が足りないんだよ。冬は人を切なくさせるのっ。由真には切なさなんかわからないでしょ?」
    拳を握って力説する千歳に、はははと苦笑してみせて。

    「──…そんな事、ないよ」

    彼女には聞こえないように、口の中で小さく呟いた。
    「何か言った?」訊ねる千歳の声を無視して。
    曇ったガラスをきゅっと擦った。
    外の雪は先ほどよりもわずかにだけれど勢いを増していて。
    「もしかしたら積もるかもしれないよ、雪」
    窓の外を見つめたまま千歳に声を掛けると、すぐさま彼女はあたしの隣へ飛んできた。
    「たくさん降ってきてる!」
    目を輝かせる彼女。
    「明日の昼まで…せめて朝までもちますように〜」
    手を合わせて拝み出す。
    あたしはそんな彼女の姿を見ながら苦笑して──


    「そしたらきっと、会長すっごく喜ぶと思うんだ」


    そうやって笑ってくれるのが嬉しい、言いながら自身も満面の笑みを浮かべて目を細める千歳。
    その彼女の頭をぽんと撫でて、「そろそろ寝よ?」声を掛けた。
    「楽しみは明日の朝に」
    そう言うと、千歳は大きく頷いた。



    頭まで布団を被ったあたしに、「おやすみ」と彼女の声が届く。
    うん、と短く返事して。

    「楽しみだなぁ。積もるかな?積もるといいなっ」

    はしゃぐ千歳に、

    「──あれ?由真?もう寝ちゃった?」

    あたしはもう応えない。



    やがて千歳の寝息が聞こえてきて。

    雪の降り積もる音だけが、無性に胸をざわつかせた。









    切なさはいつだって。
    人知れず、湧いては溢れる──





引用返信/返信
■20566 / ResNo.101)  Re[1]: BLUE AGE
□投稿者/ ゆう 一般♪(3回)-(2008/02/13(Wed) 00:48:39)
    ひきこまれます
引用返信/返信
■21492 / ResNo.102)  皆に読んで欲しい
□投稿者/ 匿名希望 一般♪(34回)-(2012/04/26(Thu) 04:07:19)
    秋先生の小説…切なくて、綺麗で。本当に大好きなのです。もう新作が読めないのが哀しい…。

    (携帯)
引用返信/返信
■21795 / ResNo.103)  pOOavKhLLJtP
□投稿者/ chochedeefs 一般♪(1回)-(2014/05/10(Sat) 16:52:38)
http://thommarkham.com/decision/nolvadex-buy.html
    ミ頒籍, 从仂ムxシム仂亠 仄仂亢亠ム 弍ム錦び 于ム錦舒亢亠仆仂 ム§ケ仂于舒仄亳, 仆亠 亠ムムび 仗仂ムムxシム〓仆仂亠 亟舒仂.ミ仄ム, 从仂ムxシム仂亠 仄仂亢亠ム 弍ム錦び 仆舒亰于舒仆仂, 仆亠 亠ムムび 仗仂ムムxシム〓仆仂亠 亳仄ム.ミ遭ウ亰ム鋸コム〓仆仂亠 亠ムムび 仆舒ム舒仍仂 仆亠弍舒 亳 亰亠仄仍亳, 仂弍仍舒亟舒ムム汚ウ亠 亳仄亠仆亠仄 - 仄舒ムび 于ム§ウム 于亠ム汚ウ亶. ミ沽シム采xシ仄ム ムxシム, 从ムxシ ム§ー仂弍仂亟亠仆 仂ム ムムび舒ムムxウ亶, 于亳亟亳ム ムム亟亠ム§サムτ ムxョ亶仆ム [亟舒仂],舒 从ムxシ 亳仄亠亠ム ムムび舒ムムxカ, 于亳亟亳ム ムxシ仍ム堅ク仂 亠亞仂 于 从仂仆亠ム仆仂亶 ム仂ム仄亠.ミ遭ウ亰ム鋸コム〓仆仂亠 亳 仂弍仍舒亟舒ムム汚ウ亠 亳仄亠仆亠仄 仂亟仆仂亞仂 亳 ムxシ亞仂 亢亠 仗ム仂亳ムム仂亢亟亠仆亳ム,仆仂 ム ム舒亰仆ム鋸コ亳 仆舒亰于舒仆亳ム〓亳. ミ著コ亠ムムxウ 仂仆亳 仆舒亰ム鋸ー舒ムムびム 亞仍ム弍仂ム舒亶ム亳仄亳.ミ沽ウム亠ム仂亟 仂ム 仂亟仆仂亞仂 亞仍ム弍仂ム舒亶ム亠亞仂 从 亟ムム亞仂仄ム - 亟于亠ムム 从仂 于ム§ウ仄ム ムム亟亠ム§サ仂仄ム. 2ミ囗シ亞亟舒 于ム§ウ 于 ミ沽シ亟仆亠弍亠ム§サ仂亶 ム亰仆舒ムム, ムムxシ 仗ム亠从ム舒ム§サ仂亠 ム〓仍ム〓ムびム 仗ム亠从ム舒ム§サム鋸コ,仗仂ム〓仍ム〓ムびム 亳 弍亠亰仂弍ム舒亰仆仂亠. ミ囗シ亞亟舒 于ム§ウ ム亰仆舒ムム, ムムxシ 亟仂弍ム仂亠 ム〓仍ム〓ムびム 亟仂弍ム仂仄,于仂亰仆亳从舒亠ム 亳 亰仍仂. ミ沽シム采xシ仄ム 弍ム錦xカ亠 亳 仆亠弍ム錦xカ亠 仗仂ム仂亢亟舒ムム 亟ムム亞 亟ムム亞舒, ムびム亟仆仂亠 亳仍亠亞从仂亠 ム§シ亰亟舒ムム 亟ムム亞 亟ムム亞舒, 亟仍亳仆仆仂亠 亳 从仂ム仂ムxク仂亠 于亰舒亳仄仆仂 ム§シ仂ムxサ仂ムム肖びム, 于ム錦§シ从仂亠亳 仆亳亰从仂亠 于亰舒亳仄仆仂 仂仗ム亠亟亠仍ム肖ムびム, 亰于ム从亳, ム§ケ亳于舒ム肖ム, 仗ム亳ム仂亟ム肖 于 亞舒ム仄仂仆亳ム,仗ム亠亟ム鋸イムτ汚ウ亠 亳 仗仂ム§ケ亠亟ムτム汚ウ亠 ム§ケ亠亟ムτム 亟ムム亞 亰舒 亟ムム亞仂仄. ミ沽シム采xシ仄ムτ§シ于亠ムム亠仆仆仂仄ム亟ムム鋸キ, ム§シ于亠ムム舒ム 亟亠仍舒, 仗ム亠亟仗仂ム亳ムxョ亠ム 仆亠亟亠ム〓亳亠; 仂ムムτ汚ウムムxー仍ム肖肖τ亠仆亳亠, 仆亠 仗ム亳弍亠亞舒亠ム 从 ム§ケ仂于舒仄; 于ム鋸オム鋸ー舒ム 亳亰仄亠仆亠仆亳ム 于亠ム汚ウ亶, [仂仆] 仆亠仂ムムτ汚ウムムxー仍ム〓ム 亳ム ム§ョ仄; ム§シ亰亟舒于舒ム, 仆亠 仂弍仍舒亟舒亠ム [ムxウ仄, ムムxシ ム§シ亰亟舒仆仂]; 仗ム亳于仂亟ム 于亟于亳亢亠仆亳亠, 仆亠 仗ム亳仍舒亞舒亠ム 从 ム采xシ仄ム ムτ§カ仍亳亶; ムτ§ス亠ム仆仂 亰舒于亠ムム舒ム [ムムxシ-仍亳弍仂], 仆亠亞仂ム亟亳ムびム. ミ沽シム§ク仂仍ム堅クム 仂仆 仆亠 亞仂ム亟亳ムびム, 亠亞仂 亰舒ム§ケム亞亳 仆亠 仄仂亞ムτ 弍ム錦び 仂ムxッム仂ム亠仆ム. 3ミ篇§ケ亳 仆亠 仗仂ム亳ムxョムび 仄ム亟ム亠ム仂于, ムxシ 于 仆舒ム仂亟亠 仆亠 弍ム亟亠ム ムム§シム. ミ篇§ケ亳 仆亠 ム亠仆亳ムび袴亠亟从亳ム 仗ム亠亟仄亠ムxシ于, ムxシ 仆亠 弍ム亟亠ム 于仂ム仂于 ムム亠亟亳 仆舒ム仂亟舒. ミ篇§ケ亳 仆亠 仗仂从舒亰ム鋸ー舒ムび袴xシ亞仂, ムムxシ 仄仂亢亠ム 于ム鋸オ于舒ムび 亰舒于亳ムムび, ムxシ 仆亠 弍ム亟ムτ 于仂仍仆仂于舒ムび袴ム ム§ウム亟ム舒 仆舒ム仂亟舒.ミ沽シム采xシ仄ム, ム仗ム舒于仍ム肖 [ムムび舒仆仂亶], ム§シ于亠ムム亠仆仆仂仄ム亟ムム鋸キ 亟亠仍舒亠ム ム§ウム亟ム舒 [仗仂亟亟舒仆仆ム錦]仗ムτムび鋸コ亳, 舒 亢亠仍ム亟从亳 - 仗仂仍仆ム鋸コ亳. [ミ葺ア仂 ム仗ム舒于仍亠仆亳亠] 仂ム§ケ舒弍仍ム〓ム 亳ム 于仂仍ム 亳ム从ム亠仗仍ム〓ム 从仂ムムxカ. ミ椈サ仂 仗仂ムムxシム〓仆仂 ムムび亠仄亳ムびム 从 ムxシ仄ム, ムムxシ弍ム ム 仆舒ム仂亟舒 仆亠 弍ム鋸ケ仂亰仆舒仆亳亶 亳 ムムび舒ムムxウ亶, 舒 亳仄亠ムム汚カ亠 亰仆舒仆亳亠 仆亠 ム§コ亠仍亳 弍ム 亟亠亶ムムxー仂于舒ムび. ミ樮ムτ汚ウムムxー仍亠仆亳亠 仆亠亟亠ム〓亳ム 于ム§ウ亞亟舒 仗ム亳仆仂ム§カム ム§ス仂从仂亶ムムxー亳亠. 4ミ曝ョ仂 仗ムτムxシ, 仆仂 于 仗ム亳仄亠仆亠仆亳亳 仆亠亳ムム亠ム仗舒亠仄仂. ミ, 亞仍ム弍仂ム舒亶ム亠亠! ミ椈サ仂 从舒亢亠ムびム〓ム舒仂ムび仂仄 于ム§ウム 于亠ム汚ウ亶. ミ篇§ケ亳 仗ム亳ムび仗亳ムび 亠亞仂 仗ム仂仆亳ム舒ムxウ仍ム堅サ仂ムムび, 仂ム§ー仂弍仂亟亳ムび 亠亞仂 仂ム 弍亠ム§ス仂ムム〓从舒,ム仄亠ム亳ムび 亠亞仂 弍仍亠ム§ク, ム仗仂亟仂弍ム 亠亞仂 仗ム鋸ケ亳仆从亠, ムxシ 仂仆仂 弍ム亟亠ム 从舒亰舒ムび袴ム ム肖§サ仂ムムτ汚ウムムxームτム汚カ仄. 亊 仆亠 亰仆舒ム, ムム堅ウ 仂仆仂 仗仂ム仂亢亟亠仆亳亠, [ム 仍亳ム尉 亰仆舒ム, ムムxシ] 仂仆仂仗ム亠亟ム亠ムムxーム亠ム 仆亠弍亠ム§サ仂仄ム 于仍舒亟ム鋸ク亠. 5ミ攪ウ弍仂 亳 ミ利ウ仄仍ム 仆亠 仂弍仍舒亟舒ムム ム亠仍仂于亠从仂仍ムミ頴湖黍シ(*) 亳 仗ム亠亟仂ムムxョ于仍ム肖ム 于ム§ウ仄ムムτ汚ウムムxー舒仄 于仂亰仄仂亢仆仂ムムび 亢亳ムび ム§シ弍ムムxー亠仆仆仂亶 亢亳亰仆ム袴(**). 弌仂于亠ムム亠仆仆仂仄ム亟ムム鋸キ 仆亠仂弍仍舒亟舒亠ム ム亠仍仂于亠从仂仍ムミ頴湖黍シ 亳 仗ム亠亟仂ムムxョ于仍ム〓ム 仆舒ム仂亟ム 于仂亰仄仂亢仆仂ムムび 亢亳ムび袴§シ弍ムムxー亠仆仆仂亶 亢亳亰仆ム袴. ミ舒亰于亠 仗ム仂ムムび舒仆ムムxー仂 仄亠亢亟ム ミ攪ウ弍仂仄 亳 ミ利ウ仄仍亠亶 仆亠 仗仂ム仂亢亠 仆舒 从ム亰仆亠ム仆ム鋸キ 仄亠ム?丼亠仄 弍仂仍ム袴亠 [于 仆亠仄] 仗ムτムxシムび, ムxウ仄 亟仂仍ム袴亠 [仂仆] 亟亠亶ムムxーム亠ム, ム亠仄 ム§カ仍ム堅サ亠亠 [于 仆亠仄]亟于亳亢亠仆亳亠, ムxウ仄 弍仂仍ム袴亠 [亳亰 仆亠亞仂] 于ム錦仂亟亳ム [于亠ムxウム]. 丐仂ム, 从ムxシ 仄仆仂亞仂 亞仂于仂ム亳ム, ム舒ムムxシ ムxウム仗亳ム 仆亠ム亟舒ムム, 仗仂ム采xシ仄ム 仍ムτム亠 ム§シ弍仍ムミ莞委び堅コ亠ムム. ------------- (*) 弌仂亞仍舒ム§サ仂 ミ尨ョ仂 ミ曝オム, 于ム§ウ ム§シム亳舒仍ム堅サム鋸ウ ム〓仍亠仆亳ム, 仗仂ムムび仗从亳 仍ムミ莞黍ケ 亟仂仍亢仆ム 弍ム錦び 仗仂亟ム亳仆亠仆ム 亠ムムxウムムxー亠仆仆仂亶 仆亠仂弍ム仂亟亳仄仂ムムxカ. ミ沽シム采xシ仄ム 仂仆 仂ムxー亠ム亞舒仍 从仂仆ムムτ亳舒仆ム§ク仂亠 仗仂仆ム肖xカ亠 亢亠仆ム - "ム亠仍仂于亠从仂仍ムミ頴湖オ", ムム亳ムxョム 亠亞仂 ムム亢亟ム鋸コ ムムτ汚サ仂ムムxサ仂亶 仗ム亳ム仂亟亠 ム亠仍仂于亠从舒, 舒 ムび亠弍仂于舒仆亳亠 亠亞仂 ム§シ弍仍ムミ莞黍出狐 仆亠仂仗ム舒于亟舒仆仆ム鋸コ 于仄亠ム舒ムxウ仍ム袴ムxー仂仄 于 亢亳亰仆ム 仂弍ム汚ウムムxー舒. (**) ミ 仂ム亳亞亳仆舒仍亠 ム§シ亟亠ム亢舒ムびム 亟于舒 亳亠ム仂亞仍亳ム舒 "ムム 亞仂ム", 从仂ムxシムム鋸ウ 于 仂亟仆亳ム 从仂仄仄亠仆ムxョム亳ム肖 ムび舒从ムびτムびム 从舒从 "ムび舒于舒" 亳 "ム§シ弍舒从舒", 舒 于 亟ムム亞亳ム - "ム§シ仍仂仄亠仆仆舒ム ム§シ弍舒从舒", 从仂ムxシム舒ム 仗仂 亟ム亠于仆亠从亳ムxョ亶ム§ク仂仄ム 仂弍ム錦舒ム 亳ム§ス仂仍ム堅オム亠ムびム 仗ム亳 仗仂ム仂ム仂仆舒ム, 仗仂ム§ケ亠 ム亠亞仂 于ム鋸ッム舒ムム鋸ー舒亠ムびム. ミ ムxシ仄 亳 于 亟ムム亞仂仄 ム§ケムτ舒亠 "ムム 亞仂ム" 于 亟舒仆仆仂仄 从仂仆ムxウ从ムムxウ 仂亰仆舒ム舒亠ム ムムτ汚ウムムxー舒, 于 亢亳亰仆ム 从仂ムxシムム錦 仆亠 于仄亠ム亳于舒ムムびム 仆亳 仆亠弍仂, 仆亳 亰亠仄仍ム, 仆亳 ム§シ于亠ムム亠仆仆仂仄ム亟ムム鋸キ. 6ミ湲亠于ム舒ム汚ウ仆亳ム 仆亠于亳亟亳仄仂亞仂 [ミ曝ョ仂?] 弍亠ム§ク仂仆亠ム仆ム. [ミ曝ョ仂] - 亞仍ム弍仂ム舒亶ム亳亠 于ム舒ムxョム仂亢亟亠仆亳ム. ミ祷ケム弍仂ム舒亶ム亳亠 于ム舒ムxョ ム仂亢亟亠仆亳ム - 从仂ム亠仆ム 仆亠弍舒 亳 亰亠仄仍亳. [ミ椈サ仂]ムムτ汚ウムムxーム亠ム [于亠ム仆仂] 仗仂亟仂弍仆仂 仆亠ム§ク仂仆ム舒亠仄仂亶 仆亳ムxカ, 亳 亠亞仂 亟亠亶ムムxー亳亠 仆亠亳ムム亠ム仗舒亠仄仂. 7ミ攪ウ弍仂 亳 ミ利ウ仄仍ム - 亟仂仍亞仂于亠ム仆ム. ミ攪ウ弍仂 亳 ミ利ウ仄仍ム 亟仂仍亞仂于亠ム仆ム 仗仂ムxシ仄ム, ムムxシムムτ汚ウムムxームτム 仆亠 亟仍ム ム§ウ弍ム. ミ著シム 仗仂ム亠仄ム 仂仆亳 仄仂亞ムτ 弍ム錦び 亟仂仍亞仂于亠ム仆ム鋸コ亳. ミ沽シム采xシ仄ム ム§シ于亠ムム亠仆仆仂仄ム亟ムム鋸キ ムムxョ于亳ム ム§ウ弍ム 仗仂亰舒亟亳 亟ムム亞亳ム,弍仍舒亞仂亟舒ムム ム亠仄ム 仂仆 仂从舒亰ム鋸ー舒亠ムびム 于仗亠ム亠亟亳. ミ椈サ 仗ム亠仆亠弍ム亠亞舒亠ム ム§ー仂亠亶 亢亳亰仆ム袴, 亳 ムxウ仄ム§ョ仄ム鋸コ 亠亞仂 亢亳亰仆ム ム§シムム舒仆ム〓ムびム. ミ攪ウ 仗ム仂亳ムム仂亟亳ム 仍亳 ム采xシ 仂ムびxシ亞仂, ムムxシ 仂仆仗ム亠仆亠弍ム亠亞舒亠ム 仍亳ム仆ム鋸コ亳 [亳仆ムxウム亠ム§ョ仄亳]? ミ攪ョ仗ム仂ムxカ于, [仂仆 亟亠亶ムムxーム亠ム] ム§シ亞仍舒ム§サ仂 ム§ー仂亳仄仍亳ム仆ム鋸コ [亳仆ムxウム亠ム§ョ仄]. 8ミ柘錦ム舒ム 亟仂弍ム仂亟亠ムxウ仍ム 仗仂亟仂弍仆舒 于仂亟亠. ミ著シ亟舒 仗ム亳仆仂ム§カム 仗仂仍ム堅オム 于ム§ウ仄 ムムτ汚ウムムxー舒仄 亳仆亠 弍仂ム亠ムびム [ム 仆亳仄亳]. ミ椈サ舒 仆舒ム仂亟亳ムびム ムxョ仄, 亞亟亠 仍ム--xYzZY
    Content-Disposition: form-data; name="N"



    (携帯)
引用返信/返信

■記事リスト / レス記事表示 → [親記事-9] [10-19] [20-29] [30-39] [40-49] [50-59] [60-69] [70-79] [80-89] [90-99] [100-103]



■記事リスト / ▲上のスレッド
■16865 / 親記事)  envy
□投稿者/ 北原 -(2006/10/13(Fri) 13:07:27)
http://『なんですか。』


『なんで最近、名前呼ばないの?』

『…。アタシさっきから呼んでません?』

『違くて。』

『…“しょーこさん”って呼ばなくなった。』

『…、』

『や、ほら、先輩ですから。一応。』

『…』


『…ほんとにそれだけ?』

『ほんとも何も、それしかないですよ。』

『そう…。』



電話から、かすかにもれる声。

晶子、と
あなたの名前を呼ぶ声。

―――“オトコノヒト”の声


嬉しそうに返事をするあなたに


狂いそうな嫉妬を覚えました。



(携帯)
    いつからか

    あなたの名前を呼ぶことが、
完結!
引用返信/返信






Mode/  Pass/

HOME HELP 新規作成 新着記事 ツリー表示 スレッド表示 トピック表示 発言ランク ファイル一覧 検索 過去ログ

- Child Tree -