ビアンエッセイ♪

HOME HELP 新規作成 新着記事 ツリー表示 スレッド表示 トピック表示 発言ランク ファイル一覧 検索 過去ログ



貴女の官能的なビアンエッセイやノベル
い〜っぱい投稿してくださいね♪

☆ サーバのトラブルで
☆ 最近のデータがなくなってしまいました
☆ 申し訳ありませんm(_ _)m

■ 登場人物は「女性のみ」でお願いします♪
■ 卑猥な日本語も使わないでくださいね。
■「新規作成」から新規投稿ができます。
■ 続きは新規ではなく子記事として投稿してください。
■ 当面 imgタグや、画像アップ機能も利用可能です♪
  著作権付きの画像、法律に触れる画像はダメですよ〜
■ 24時間以内に作成されたスレッドは New で表示されます。
■ 24時間以内に更新されたスレッドは UpDate で表示されます。

記事リスト ( )内の数字はレス数
Nomalペット 《プロローグ》(5) | Nomal17年たった今も愛しているよ♪(0) | Nomal愛と恋(仮題)(0) | Nomalサドとマゾ(仮題)(0) | Nomalノンケとオカマ(仮題)(0) | Nomal女子校奇譚(仮題)(4) | Nomalノンケとビアン(仮題)(2) | Nomal恋人募集(仮題)(1) | NomalSとM(仮題)(2) | Nomal先生と私(仮題)(2) | NomalYとK(仮題)(2) | Nomal挿し木(2) | Nomal百合色のキャンパス(1) | Nomal主婦まりえの憂鬱1(20) | Nomalすこしづつ…V-1(27) | Nomalどうして私は・・(8) | NomalNO TITLE(0) | Nomalバレンタインはどうなるる? 前編(1) | Nomal愛してる(0) | Nomal女社会1(22) | NomalGLOOVE(2) | Nomalボクの愛する人(0) | Nomal片想いの狼(2) | Nomal片思いの狼1(0) | Nomal僕に彼女が出来たんだ。(8) | Nomal すこしづつ…U(62) | Nomalアヤナミ1(14) | Nomalすこしづつ…@(43) | Nomalみはるとサツキ1(6) | Nomal断捨離(2) | Nomal転校生A(10) | Nomal痴漢少女A(7) | Nomal窓際の彼女(17) | Nomalエステティシャンの恋1(10) | Nomalクリスマスの夜に1(2) | Nomalレン・アイ1(12) | Nomal僕の愛するヒト(25) | Nomalキモチクナイ1(10) | Nomalノンケの彼女1(7) | Nomal『泡沫の秘め事』(0) | Nomalギターを弾く女(3) | Nomal夜行バスの女(3) | Nomalキミ(17) | Nomal走る女(0) | Nomal愛〜蜜の味〜 (46) | Nomal少女たちの物語(2) | Nomal再開(12) | Nomalアイヒト(2) | Nomalねえ、先生。(3) | Nomal初めての夜(1) | Nomalお久しぶりです。(25) | Nomal実際に見た夢の話(1) | Nomal天使の声(2) | Nomal褐色の赤(10) | Nomal甘い口づけ(16) | Nomalだいすきなメル友2(0) | Nomalだいすきなメル友(5) | Nomal大嫌いな人1(0) | Nomal(削除)(6) | Nomal青い空の白い雲 第一話(1) | Nomal純白の花嫁(12) | Nomal首元に三日月(2) | Nomal(削除)(32) | Nomal愛してるから、愛してるから、(1) | Nomal永遠の願い 1(1) | Nomal青春のすべて(1) | Nomalscene(2) | Nomal深海 1(1) | Nomal歳の差から生まれる心の距離はありますか?(50) | Nomalヤクソク(8) | Nomal赤い糸(1)(4) | Nomal君のために(27) | Nomalあの夏(5) | Nomalリバな関係(4) | Nomal続・ご褒美(12) | Nomal大切なひと(16) | Nomal探しています(0) | NomalSolitudE(7) | Nomal恋をして 愛を知った(1) | Nomal妄想(0) | Nomal宿題(35) | Nomal女同士(0) | Nomalティータイム(5) | Nomal宝物(1)(4) | Nomal今を生きる(0) | Nomal愛しいあなたに花束を(1) | Nomal切り取られた世界の中で。(0) | Nomal初めも終わりもKISSから(1) | Nomal漆黒の夜(8) | Nomal禁断の恋(4) | Nomal夜の蝶。(1) | NomalNO TITLE(13) | NomalEstacion.(16) | NomalLove Blue(0) | Nomal罪愛(3) | Nomal●ビートポスト●(1) | Nomal恋唄 第二章 1(13) | Nomalうさぎ病<続>(15) | Nomalラストスマイルはもう響かない(6) | Nomal天使のカンムリ(6) | Nomal笑顔(4) |



■記事リスト / ▼下のスレッド
■21891 / 親記事)  少女たちの物語
□投稿者/ 無花果 一般♪(1回)-(2015/04/08(Wed) 09:50:40)


    少女たちの物語(1) 「水槽の魚とミルクティー」










    透明な水槽に入れられた魚は、死ぬまで水槽の外には出る事が出来ない。
    ただ、他の数匹の魚と水中に揺らめく人工の草と一緒に生きて死ぬ。
    もしかしたらそこには、他に灰色の砂利が沈んでいるかもしれない。
    水は汚いかもしれないし、自分以外の魚は生きていないかもしれない。
    何であれ、狭い世界に生きて、狭い世界の中で死んでいくのだ。
    空の広さも地上の広さも海の広さも知らないまま、その生涯を終える。





    ぽちゃん、と音を立てて紅茶に垂直に飛び込んだ砂糖が沈んでいく。
    立て続けに3個がダイブし、少しだけ角が崩れ、溶け込んでいく。
    私は銀の細いスプーンでぐるぐると紅茶をかき回し、紅茶の渦を作る。
    2、3回混ぜた後、スプーンの裏で固形の砂糖を押し潰した。
    ぐしゃり、と形を崩し、ティーカップの底に沈殿する小さな粒たち。
    その粒も銀色の楕円にかき乱され、紅茶に溶け込んでいく。
    砂糖は少しずつ姿を消していき、最後には1粒も残らず消えていった。


    「はい、」


    角砂糖を3個入れた以外には、レモンもミルクも何も入れていない紅茶。
    そんな甘めの茶色いだけの紅茶を、彼女はとても好んで飲む。


    「・・・・ありがとう」


    分厚い書物を読みふけっていた彼女は顔を上げ、銀色の眼鏡を外した。
    眼鏡の銀色の細いフレームと、あまり日焼けをしていない色白の肌。
    それらのコントラストはとても綺麗で、私の視線を釘付けにする。
    その白い指が白い陶器のティーカップに絡まり、空中に持ち上げる。
    彼女の指と同じく白い喉が上下に動き、液体は彼女の体内へと吸収される。
    彼女自らの意志で彼女の体内に取り込まれる紅茶が、心底羨ましい。
    私だって彼女の体内に吸い込まれて吸収されて、彼女の一部になりたい。






    私も、水槽の中で生きる魚のように、彼女の中で生きる魚になりたい。



引用返信/返信

▽[全レス2件(ResNo.1-2 表示)]
■21892 / ResNo.1)  少女たちの物語
□投稿者/ 無花果 一般♪(2回)-(2015/04/08(Wed) 10:07:35)


    少女たちの物語(2)「付喪神」










    いつのことであったか、ひとりの少女はその短い生涯の中で恋をした。
    彼女の名前も何も知らない、ただ自分を使い捨てるだけの存在に恋をした。




    彼女はまだ高校生になりたての若き少女で、青春真っ只中の時期の女の子だった。
    本当は黒いはずの髪は明るい金色に染められ、濃いめのメイクが顔を彩る子。
    制服のスカートは短く、いつもだるそうに退屈そうに時間を過ごしている。
    それでも少女は知っていた、その瞳の中には寂しさと諦めがあることを。
    本当は誰か頼れる人が、傍に居てくれる人が欲しいと少女が願っていたことを。
    少女は、自分がその女の子の願いを叶えてやることができないことも知っていた。
    だから少女は願った、誰かが彼女の本当の気持ちに気が付きますようにと。
    毎日毎日、太陽にも星にも月にも雲にも何にでも祈りの気持ちを捧げ続けた。




    最近の彼女は機嫌がいい、分かりづらいが前よりも少し表情が明るくなった。
    一見無表情で無愛想に見える彼女の隣には、知らない女の子が笑って立っている。
    明るい彼女は少女の願いを聞き入れ、そして叶えてくれたいわば恩人である。
    孤独な少女の寂しさも、諦めも、微かな表情も、全部を包み込める「おともだち」。
    自分がなりたくてもなれなかった、彼女の理解者、彼女の支え、彼女の恩人。
    毎日願った必死の願いが聞き入れられたというのに、少女は素直に喜べなかった。
    本当は自分があそこに立ちたかった、本当は自分の方が先に彼女の魅力に気が付いたのに。
    願いが聞き入れられたのにも関わらず、無邪気な救世主である彼女の存在を憎んだ。




    だからだろうか、せっかくの彼女の恩人を憎むような真似をしたからであろうか。
    遂に少女は大好きな彼女の元を離れる時、すなわち別れの時がやってきてしまった。
    彼女はひどく辛そうな顔で少女の身体を持ち上げ抱き締め、そして手放した。


    「さよなら、どうか貴女が幸せであらんことを」




    次の日、彼女のお気に入りのぼろぼろになった筆箱は、炎に消えた。



引用返信/返信
■21893 / ResNo.2)  少女たちの物語
□投稿者/ 無花果 一般♪(3回)-(2015/04/08(Wed) 10:26:32)


    少女たちの物語(3)「独占欲」










    義理の母は今日も私を殴る、殴って殴って殴って、この身体を痛めつける。
    ほんとうのおかあさんの妹である彼女は、私のことが心底嫌いなのだろうか。
    何年も前から服で隠れるような場所を殴って抓って蹴って傷をつける。
    だから先生も友達もみんな傷のことは知らない、義理の父は帰ってこない。




    義理の母は言う、私の娘でありたいならば完璧な人間になりなさい、と。
    とうの自分は完全ではない癖に、私に対しては常に完璧を求め続ける。
    成績も一番、運動も一番、クラスの人気者で先生にも信頼される女の子。
    それが私が被り続ける仮面であり、私が掲げ続ける努力の結晶だ。
    周りの人間も私のことを完璧だと感心し、褒めたたえ、頼りにする。
    それでも義理の母は私のことを認めてはくれないし、見てもくれなかった。
    もとより私のことを義理の娘とすら思う気持ちが微塵もないのだから。




    今日も義理の母は帰宅した私を呼び出し、制服姿のままの私を痛めつける。
    拳で殴って、手のひらで叩いて、勢いをつけた足で殴って、そして床に転がす。
    近所の人にばれないように口にはガムテープを貼って、私の全ての声を奪う。
    そして自分の気が済むまで私のことを痛めつけた後、放置という名の解放。
    私は自分の部屋で傷の確認と手当てをして、毎日毎日それの繰り返し。




    本当はこのどこか狂った人に抗う術も、この人から離れる方法も知っている。
    だって私は賢い子、勉強も運動もできて性格もいい完璧な子なんだもの。
    それでも私はそれをしない、この痛みから抜け出す方法はずっと使わない。
    それは私がこの人に義理でもいいから娘だと認めてもらいたいからじゃない。
    この人に一度でもいいから褒めて欲しい、私のことを見て欲しいわけでもない。
    実の姉に恋をしてその姉を亡くしてその姉の娘である私に恋をしたこの人に。
    私が寝ている真夜中に、私の部屋の中でひとり淫らに乱れるこの人に。
    寝た私の身体を使って自分の欲を発散し、日中は暴力を振るうこの人に。
    本当は私の気持ちも部屋にある隠しカメラも盗聴器も全て把握しているこの人に。




    おかあさんごめんなさい、私は悪い子です、なんて思ってもいないけど。


引用返信/返信

■記事リスト / レス記事表示 → [親記事-2]



■記事リスト / ▼下のスレッド / ▲上のスレッド
■21876 / 親記事)  再開
□投稿者/ カラス 一般♪(32回)-(2015/02/05(Thu) 05:34:11)

    冬の季節…

    周りはカップルだらけ
    街中はラブラブ状態
    でも、そんなもの見ても羨ましいとまではいかない

    恋愛とかは特に
    僕には無関係だと思っていたから。

    そもそも、出会いなんていうものは信じないタイプだ

    ネットで探せば
    可愛くてとか
    スタイル良くてとかカッコ良くてとか
    美人でとか
    デカ乳じゃなきゃ嫌だとかいう欲張りさんがとても多い

    それを見た瞬間
    あ、僕はダメなんだと何かが起きた

    それきり出会いというものに一切、興味を無くした。

    僕の見た目は
    完全に男性的で
    女性らしさは無い
    体型は太めだし可愛げ0

    プラスなものは無し
    ダイエットしても
    長続きしないし
    なにやっても無駄

    こうして、17回目の冬が到来…

    今日もかったるい
    アルバイト先まで
    歩いて行く

    あ、ちなみに名前は黒崎 悠(17)
    フリーター

    ふと、空を見上げた冬の空は何故か
    寂しげだ
    寒いし…息を吐けば白い煙が空高く舞い上がる

    星空なんて見えない
    こうやっていつものように時を過ぎていくんだろうなと思うと
    なんだか切なくなった。


    『はぁ…早くバイト行こう』

    ため息つきながら
    トボトボと歩き
    アルバイト先に到着
    僕が勤めている
    アルバイトは

    『男装カフェ』

    水商売ではないけど接客業だ…

    仕事内容は
    お客様とお喋りしながらおつまみなりジュースなり飲み食いして楽しい時間を提供する…17歳から30歳までの従業員が揃ってる
    もちろん店長とマネージャー以外は皆、男装女子

    いつもいろんなお客様がくるから
    意外と楽しい仕事だそして…
    僕はそのまま
    着替え室へ向かった

    『失礼しまーす』

    入る前に先輩たちが居るか居ないかを確かめるために、ノックは必ずする
    まぁ、これはどこも一緒で常識だけど

    ???
    『いいょ〜』

    この声は
    やっぱり先輩だった

    『こんばんは…お疲れ様です 晴香先輩』
    井上晴香(22歳)
    性格はおだやかで
    男装をしなければ
    男性からも女性からも憧れられる癒し系女子

    晴香
    『お疲れ様〜…悠に会いたかったょ〜』
    いつも、そうだけど僕だけ抱きしめられて僕がやめてと言うまでやめないというたまに謎の行動をとるちょっと変わった先輩
    でも、嫌じゃないから成り行きに任せてる


    『ぬわっ!!いきなりやめてくださいよ…まったく』

    晴香
    『えへへ、ごめんなさい…』

    舌を出して謝る姿を見た僕は思った
    『悪魔だ…』と

    (携帯)
引用返信/返信

▽[全レス12件(ResNo.8-12 表示)]
■21886 / ResNo.8)  沙子さんへ
□投稿者/ カラス 一般♪(38回)-(2015/03/02(Mon) 22:11:18)


    こんばんは!

    読んでくれて
    ありがとうございます

    もちろんです
    メールしてください
    件名に『カラス』と書いてメールください

    待ってます

    そして、また読んでくださいね小説

    (携帯)
引用返信/返信
■21887 / ResNo.9)  始まり…後編
□投稿者/ カラス 一般♪(39回)-(2015/03/07(Sat) 02:51:29)


    『キミがなんで僕のとこにいるの?僕はキミを本当に知らない…なのにキミは僕を知っている…』

    少女
    『そうね…、まぁ確かに…でもね?いずれは分かると思うよ私のこと』

    白いワンピースを着ていて黒髪ロングで可愛らしいし見覚えもある…なのに思い出せない…


    『キミを知りたい』
    少女
    『……そのうちね』
    そう言い、謎の少女は僕の目の前から消えた…

    そのあとからなにか声が聞こえてきた


    『んぅ?』

    ???
    『ネェネェッ!!悠にぃ起きなさいよっ…』この声は実の
    僕の妹のような存在の
    白井零梛(15歳)
    甘えん坊でツインテールが特徴のアイドル的存在で一応、リアルでアイドル活動をしている


    『んあ!!』

    零梛
    『ひゃんっ!!』

    一気に起きあがると零梛は思いっきり転がり込んだ

    零梛
    『悠にぃっ…びっくりしたじゃん』


    『はぁはぁはぁ…あれ?なんで零梛が僕の家に?ていうか!!いつ入った!?』

    零梛
    『うにゃ!!声おっきいよ悠にぃったら…マネージャーさんに開けてもらったの』
    僕は呆れてしまった実の妹的で確かに可愛いが、ここまでくると…女ってやっぱ怖いと感じてしまう自分も女だが(^_^;)

    『だからって、ったく…バカ』

    零梛
    『テヘッ…だってだって…悠にぃに会いたかったから我慢出来なかったんだもん』

    零梛との出会いは
    僕が小学生のときだった、零梛は当時、施設に入っていた
    その頃、僕も施設に入っていたからそれがきっかけで仲良くなったんだ

    (携帯)
引用返信/返信
■21888 / ResNo.10)  大切な…
□投稿者/ カラス 一般♪(40回)-(2015/03/07(Sat) 07:23:59)


    『んで、マネージャーさんはどこ?』

    零梛
    『居るよ〜マネージャーさん悠にぃが呼んでるからきて』

    零梛がそう言うと
    クール?っぽい女性が入ってきた
    見た目は、普通にモデルっぽくて大人って感じの雰囲気

    ???
    『はじめまして、零梛のマネージャー兼SPをしています
    赤城 エリ(34歳)と言います、勝手に入ってしまい申し訳ないです…』

    茶髪で髪は縛ってあり長さは分からないが
    それより、SPって!?僕は零梛に問いつめた


    『な、なぁ、零梛…SPって…零梛専属のって感じっすか?』

    零梛
    『もっちろん、最近仕事忙しいし…強烈的なファンとか居るから、社長さんが心配してエリさんを選んで専属になったって感じかなぁ』

    僕的には、気が遠くなりそうなセカイだなんと言っても
    人気絶頂期のアイドルなんて知らなかったし…頭ん中ヤバ

    エリ
    『悠さん…ごめんなさい…零梛がどうしても悠さんに会いたいと言うので寝ていたのに…』


    『あ、いや、大丈夫っすよ…気にしてないし、あの今更ですけど零梛をよろしくです』

    僕は正座をしてそのままお辞儀する姿勢で言った
    何故か この人なら大丈夫と安心感があったからだ

    零梛
    『むぅ〜!!あたしを子供扱いしてっ、悠にぃはいっつもそう』


    『バーカ、まだ子供だろ?エリさんを困らせるようなことは絶対にすんなよ?』

    っと言ったのはいいが気に障ったのか
    顔を真っ赤にさせ逆ギレされてしまった
    零梛
    『っ!!なによ!!子供子供って、あたしだって!!今はアイドルなんだからっ、仕事しまくりで休む暇すらないスケジュールが全部、埋まってるし!!悠にぃみたいにフリーター生活じゃないんだから、そんなこと言われる筋合いなんてないのっ』
    僕は、正直
    この言葉にグサッと何かが心を突き刺してきた
    確かに僕は中卒で
    フリーターだ
    零梛みたいに忙しくはないが…この言われようは…さすがに傷ついてしまい硬直してしまった
    すると、エリさんが僕をかばうように
    零梛を叱った

    エリ
    『零梛!!今の言い方は無いでしょ?悠さんだって毎日、頑張ってるの…貴女なら分かるでしょ?謝りなさい』

    僕は焦りながらも
    エリさんを落ち着かせた


    『エリさん、良いんです本当のことなので気にしないでください』

    エリ
    『でも…』


    『良いんですよ、そのお気持ちだけでもありがたいので』
    エリさんは複雑な表情を浮かべて黙り込んでしまった。


    (携帯)
引用返信/返信
■21889 / ResNo.11)  大切な…後編
□投稿者/ カラス 一般♪(41回)-(2015/03/08(Sun) 03:14:28)


    『エリさん、僕は大丈夫です。零梛は小さいときから施設に居たから、甘えたくても甘えられなかったから、だから今になって甘えたくて誰かの傍に居たいんだと思うんです。零梛を怒らないでください』

    エリ
    『優しいんですね、悠さんって…わかりました』

    なんというか、零梛の気持ちは分からなくもない物心をつく前から両親は居なかったから。僕もそう話によると、産んだ母親は当時、14歳のときに僕を産み、その当時の父親は行方不明で分からないらしい、当然…14歳じゃまだまだ子供だし育てることさえ出来ない。だから産んで間もない僕を公園のベンチに置いて去っていった…

    親の愛情なんて
    分からない

    零梛もきっとそうだきっと零梛はすごく愛されたくて寂しい思いをしたくないんだと心の中で思った

    『いえ、そんなことはないです』

    零梛
    『…エリさん、そろそろ時間…先行ってる…悠にぃ…やっぱりいい…またね』

    そう言って、零梛は僕の部屋から出て行った

    エリ
    『それじゃあ、私も行きますね、それでは…また』

    丁寧にお辞儀をしてエリさんも部屋から出て行った

    また一人になった


    『はぁ…独り身は大変だなぁ…ま、こういう運命だし仕方ないか』

    すると店長
    松本 菜穂実(36)から電話がきた

    ブーブーブーブー


    『はい?もしもし、店長…どうしたんすか』

    店長
    『あ、ごめんね。あのさ、今日、人数少ないから申し訳ないんだけど来てくれないかな?従業員が足りなくてさぁ』

    急なバイトの連絡だった
    まぁ、暇だし予定もないからすぐOKした
    店長
    『マジ!?チョー助かるわぁ…ありがとねんじゃ、今からでも大丈夫かな?大丈夫ならお願いね、ごめん急用出来たからまた後でね!!』

    プツッ…ツゥーツゥーツゥーツゥー
    僕は急いで
    着替えをして、バイト先へと向かった


    いつものように
    着替え室に向かってノックをする

    コンコンコンコン

    すると返事が返ってきた

    ???
    『ん…どうぞ』

    この声は、まさかと思いながらもドアを開けると
    やっぱり予想していた人物だった

    ???
    『あぁ…悠くんだぁ…お疲れ様』

    この店のマネージャー
    佐薙 瑶子(秘密)
    性格はおっとりで
    胸デカ色っぽい容姿を持つ、美人?なのかな多分(^_^;)
    特に同性(ビアン)から好かれることが多いモテ女



    (携帯)
引用返信/返信
■21890 / ResNo.12)  終わり
□投稿者/ カラス 一般♪(42回)-(2015/03/12(Thu) 16:25:20)



    題名通り

    (携帯)
完結!
引用返信/返信

■記事リスト / レス記事表示 → [親記事-9] [10-12]



■記事リスト / ▼下のスレッド / ▲上のスレッド
■21869 / 親記事)  アイヒト
□投稿者/ 燃草 一般♪(1回)-(2015/01/18(Sun) 00:36:59)
    適当です。

    (携帯)
引用返信/返信

▽[全レス2件(ResNo.1-2 表示)]
■21870 / ResNo.1)  音叉
□投稿者/ 燃草 一般♪(2回)-(2015/01/18(Sun) 00:51:04)


    ーーーその声出さないでーーー



    そう言うと消え入るように箏子は布団に顔をうずめた。

    きいろは僅かに暗澹の表情を浮かべる。

    何故そんなことを言われなければならないのか

    こんなに辛く苦しいのに


    その時箏子が身を縮ませた。


    あぁ、この子は私の声に反応しているのだ


    酷く辛い詰まる喉から出した声は

    いつも耳許で囁いていた箏子のタガを外す声に似ていた。


    そうじゃないのに


    暗くなる気持ちを打ち消したのは

    まだきいろを求めている身体だと思ったからだ。


    そう聞こえるなら

    そうするよ


    二人はぐちゃぐちゃな気持ちのまま

    ちくはぐな気遣いのまま

    とうに別れを済ませているのに

    身体が1番最初に正直になっていた。




    (携帯)
引用返信/返信
■21871 / ResNo.2)  蕩揺
□投稿者/ 燃草 一般♪(3回)-(2015/01/19(Mon) 02:08:21)

    本当は私の中で歌など流れていない。
    静寂というものもないし、無音でもない。
    音を知らなければその意味さえわからないように、
    目が見えなければどんよりとした曇り空も知らない。

    ただ肌に触る空気があり、それが好ましいものでも
    嫌悪までいかないものでもないのがわかるだけだ。



    きいろは年の離れた姉と家族の食事を作るために
    台所に立つ。
    毎回2人で歌謡曲やクラシック、アニメソングを口ずさむ。
    時折、姉貴の部屋で映画を観たり、甥の宿題の監督をする。
    その後、離れにある子猫が待つ物置を改装した部屋へと戻る。



    今日も姉の部屋に立ち寄った。
    アメリカの救命救急ドラマを4話観た後、冗談を言いながら部屋を出た。

    玄関に立ち明かりをつける。
    靴の位置を確認して電気を消し、重いドアを開けた。

    明るいのは騒がしい。
    真っ暗に近いこの階段は、冬の空気があまり入らず少し暖かい。
    壁に手をつきながら、一段一段確かめながら降りる。


    明るすぎる光はうるさくて暗すぎるのは重たい。
    本当は歌なんか流れていない。無理矢理絞り出している。
    努めて不器用な家族に、努めて不器用ながらも空気を柔らかくするために
    口ずさんだり鼻歌を歌っているのだ。
    生きる気も無い。
    死にたい訳じゃなく、ただ生きる理由が見つからない。
    可愛く憎たらしい甥も生きたいと思う理由にはならない。
    数時間空けただけで、ガラガラ声で鳴く可愛い子猫も生きたいと思う理由にはならない。
    美味しい食べ物も、素晴らしい音楽も、心掴まれる芸術も、一日一冊と決めた小説も
    タバコの煙が作る輪に触れるように、薄く消えていく。


    きいろは人生で幾度か自殺しようと試みた。
    最初は10歳、最後に試みたのは、箏子と別れた後だ。
    幸せがまだ色濃い内に終わりにしようと何度も試みた。
    風邪薬や鎮痛剤を買い、家にある分も足し、ウイスキーをストレートで流し込み
    心が幸せの体温を覚えているうちにと急ぐように首に縄を通した。

    結果、全て失敗に終わった。
    ハイネックを着て仕事をこなし、掠れ声をマスクで覆い、むくみ黒ずんだ顔を笑顔で消した。

    あれから数ヶ月、きいろは自分がどの淵に居るのかわからなかった。
    今、箏子ですら生きたい理由にはならない。
    ただただ、やることをこなし、冬の夕暮れを眺めてため息をつく。

    生きたい理由がないのは、どうしたらいいのか皆目見当がつかなかった。

    ただ、10歳の時より幸せだと感じる。
    愛し愛され過ごした日々は、あの悲痛な諦めよりもずっとあたたかい。
    思い出せば微笑むこともできるし、愛しくなり嬉しさがこみ上げたりする。

    子猫が鳴く。
    しっぽを真っ直ぐにして、あごをくすぐる。
    この大層可愛くない声で鳴く子猫は、冬の始めに車庫に捨てられていた。
    はち切れんばかりにゴロゴロと喉を鳴らすようになるまでに、幾分時間がかかった。
    両手に抱き上げ頭と足が出ていた子猫は、今や手が四本あっても足りない程成長した。

    寒いのに本を読む私の胸に寝転がり、キスをしたり、ザラザラした舌で指を舐め顔を舐め甘噛みをする。

    きいろはこんなに愛情を示す小さな生き物も、生きたい理由にならないのかと暗澹の表情を浮かべる。

    子猫が甘えた声で鳴いた

    小さな頭を優しく撫でる
引用返信/返信

■記事リスト / レス記事表示 → [親記事-2]



■記事リスト / ▼下のスレッド / ▲上のスレッド
■21862 / 親記事)  ねえ、先生。
□投稿者/ うぃあ 一般♪(1回)-(2015/01/02(Fri) 22:29:02)
    2015/01/02(Fri) 22:35:52 編集(投稿者)








    「それ以上はダメ」


    目の前の愛しい人は、
    瞳を閉じて首を左右に振った。




    私はキスこそ止めなかったが、
    彼女の胸元に伸ばした右手を名残惜しく解く。



    「ルールは守って。
    あなたが卒業するまで」

    「キス以上はしない、でしょ。
    分かってる。分かってるけど……」


    私は手元にあったブランケットを頭まで被った。





    「もー、なんで先生は我慢できるの?」

    ブランケットの隙間から彼女を見つめる。





    「大人のよ・ゆ・う♪」


    先生は悪戯に微笑んだ。







    私が高校を卒業するまで、あと1年。

    私はこのルールに蝕まれていたものの、
    幸せに満ちていた。









    後に別れが来るとも知らずに。


引用返信/返信

▽[全レス3件(ResNo.1-3 表示)]
■21863 / ResNo.1)  Re[1]: ねえ、先生。
□投稿者/ うぃあ 一般♪(2回)-(2015/01/02(Fri) 23:56:38)
    2015/01/03(Sat) 00:04:54 編集(投稿者)

    第1話




    桜の開花。
    ウグイスの鳴き声。
    暖かい陽光。


    春の訪れを肌で感じる3月下旬。





    私、神崎めぐみは心を躍らせていた。

    恋人との待ち合わせ。
    駅近くのオシャレなカフェ。

    浮き足立って、
    30分も早めに来たのは秘密。




    「先生、まだかなー」

    口元が緩む。
    今日は彼女との久々のデート。




    「めぐみ、おまたせ」

    黒髪ロングに白い肌。

    ベージュのトレンチコートを身にまとい、
    彼女は颯爽と現れた。





    彼女の名前は桜木唯子。


    私の家庭教師、だった。




    ーーというのも、
    彼女は念願叶って教職の採用が決まり、
    4月から私と同じ高校で働くこととなったのだ。





    「先生と最近会えなかったから、
    今日が待ち遠しかったの」

    喜ぶ私をよそに、
    先生は無言で席に腰を落とす。



    「もうすぐ先生と学校で会えるなんて、
    考えただけでもドキドキするね」


    「そうね…」


    「あ、ちゃんとバレないようにするから!」


    「うん…」


    「これから受験勉強も始まるけど、
    たくさん先生とイチャイチャしたいな」


    「……」

    彼女は目線を静かに下に落とす。


    沈黙が続く。





    私はこの時、
    彼女の異変にようやく気付いたのだ。

    「…どうしたの、具合でも悪い?」














    「めぐみ、話したいことがあるの」

    彼女は息を飲み、視線を私に戻した。





    馬鹿でも分かる。

    この雰囲気。









    フ ラ レ ル ン ダ。




    頭の片隅で警報が鳴った。









引用返信/返信
■21864 / ResNo.2)  Re[2]: ねえ、先生。
□投稿者/ うぃあ 一般♪(3回)-(2015/01/03(Sat) 21:05:25)
    2015/01/03(Sat) 21:09:55 編集(投稿者)



    第2話




    「ごめん、めぐみ。
    色々考えたんだけど、私達……」

    先生の声は落ち着いていた。




    「やめて!言わないで」

    目頭が熱くなる。
    こんな展開になるなんて、思ってもみなかった。






    「状況が変わったのよ、
    めぐみだって分かるでしょ?

    教師と生徒とのスキャンダルなんて、
    そんなリスク……私には負えない」



    諭すように、先生は言葉を続ける。



    「めぐみも…大人になったら分かるわ。
    何かを得るためには、
    何かを切り捨てなければならないこともあるの」



    私の頬に、涙の筋が走る。


    「せ、先生は……
    私より世間体が大事ってこと?」






    「そうね、これが私の答えよ。






    別れましょう」




    ただ呆然と、
    泣きつくすことしか出来ない私。


    カフェ内の客が、
    私達の席に視線を散らしてくるのが分かる。


    「めぐみ、泣かないで。

    とりあえず、場所を変えましょ。
    最後の思い出をあなたにあげるわ」


    先生はそう言うと、
    ハンドバックのポケットから何かを取り出した。


    「これって…」

    血走った目で視線を移す。
    そこには、赤い1枚のカード。





    「近くのホテルをとっておいたわ。










    この意味、分かるわよね?」





引用返信/返信
■21865 / ResNo.3)  Re[3]: ねえ、先生。
□投稿者/ 理恵 一般♪(4回)-(2015/01/06(Tue) 11:27:17)
    こんにちは。

    この続きが気になります。
    良かったら続けてくださいね。
引用返信/返信

■記事リスト / レス記事表示 → [親記事-3]



■記事リスト / ▲上のスレッド
■21838 / 親記事)  初めての夜
□投稿者/ ルビー 一般♪(1回)-(2014/10/30(Thu) 04:55:23)
    さとみ。。
    年下の上司である彼女がこれほど心惹かれる存在になるとは、ほんのひと月前までは自分でも気づいていなかった。
    身長は164くらいはあるかな?自分では猫背だといっていたが、とてもスレンダーで姿勢は良く見える。ストレートボブの艶のある黒髪。生き生きと輝く黒眼がちの瞳は見つめると吸い込まれそうになる。笑顔が可愛いのは勿論だが、部下を叱るとき、また本気で怒ったときがきりりとして美しい。

    ほとんど娘といってもおかしくない年齢差なのに、久しぶりに訪れたこの感情は忘れかけていた恋心という言葉を思い出させてくれた。愛おしい気持ちは、年齢や性別を超越してしまう。。

    以前から約束していたデートの当日。
    弾む気持ちを抑えきれない私は、彼女の家の近くまで車で迎えに行った。
    小走りにこちらに駆け寄ってくるさとみ。今日も可愛いスタイル。スリムなジーンズがよくにあう。今日は夜まで2人だけの時間だ。

    中谷さん、待った?
    私は助手席のドアを開けて、ううん、と首を横に振る。
    車を走らせると、さとみは運転上手だねーと私を褒めたり、仕事の話をとりとめもなく話している。
引用返信/返信

▽[全レス1件(ResNo.1-1 表示)]
■21848 / ResNo.1)  Re[1]: 初めての夜
□投稿者/ 理恵 一般♪(1回)-(2014/11/10(Mon) 12:47:24)
    こんにちは。
    続きが読みたいです。
    よかったら書いてもらえませんか。
引用返信/返信

■記事リスト / レス記事表示 → [親記事-1]






Mode/  Pass/

HOME HELP 新規作成 新着記事 ツリー表示 スレッド表示 トピック表示 発言ランク ファイル一覧 検索 過去ログ

- Child Tree -