■20815 / 親記事) |
部活での恋〜バスケ部編〜
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□投稿者/ 優 一般♪(1回)-(2008/05/05(Mon) 16:42:56)
| え・・・っと。 僕優っていいます。 中尾優。 この女子中学の2年生バスケ部所属。 小学校からやってたし友達に誘われて・・・ね?笑
僕はワックスなんかつけないでも立ってるぐらい短い髪の毛で 制服を着てないと必ずと言っていいほど男に間違えられる。
そして只今部活動中。
僕には好きな人がいます。
でも僕の好きな人は先輩で、しかも同性。
その人は・・・、
あ、今シュート打った人。 山中夕紀先輩。
あぁ・・・なんて可愛いんだ。
走るのに邪魔で1つに結んだ長い髪。 ゴールを見つめる大きな瞳。 半袖を捲くり曲げて見える細い腕。 走るとふくらはぎの筋肉が見え隠れする脚。
夕紀先輩「ちょっと1年!!声出てへんよ!!」
1年みんな「すいません、ナイッシュー!!」
僕「夕紀せんぱ〜い、1年なんか他の先輩に任せたらいいじゃないッスか? なんで夕紀先輩が注意するんですか?」
夕「キャプテンのあたしが注意していかんと誰注意すんの? みんな1年のこといびっていくよりよりあの子ら見てるほうが楽しいんよ。 優もあそこに行かんでええの?」
夕紀先輩が少し怒った口調でみんな見てる方を見る。
そこにはすごい数の女の子。
女の子達「翼先輩ー!!!こっち向いてくださーい!!」 「違うよ!優さーん!!大好きー!! 瑞希先輩ー!!!!かっこいいーー!!」
翼先輩とはバスケ部の副キャプテン。 僕から見てもかっこいい・・・と思う。 髪の毛は僕より少し長いぐらい。 そして少しナルシスト。
瑞希先輩は僕と同じぐらいの髪の毛の短さで めっちゃめちゃクールだ。 感情をあまり顔に出さない。
翼先輩「いやー・・・モテて練習に集中できひんわー笑」
瑞希先輩「あんなんうるさいだけやわ。 次翼の番やろ!!はよシュートいけや!!」
翼先輩「はいはい、じゃーねー女の子!!」
女の子達「キャー!!さよならー!!キャーキャー!!」
はぁ・・・。 僕は溜め息をついた。
夕紀先輩「ん?どしたん?あの中に好きなこおんの?笑」
僕は黙って帰る支度をする。
夕紀先輩「なんで帰るん?今日塾?」
僕「違いますよ。せやけど帰ります。さよーなら。」
1年「さよならー」
夕紀先輩「ちょっと待ちなって、もうすぐ大会近のに練習しぃひんの? あんた一応うちのレギュラーなんやで?」
夕紀先輩がこうやって止めにきてくれるのを少し期待していた僕は嬉しかった。 しかしそれは僕がこのバスケ部のレギュラーだから。 でも・・・そんなの関係なかった。もうそろそろ気持ち抑えられやん。
僕「明日から真面目にしますよ。さよーなら。」
夕紀先輩「ちょ、待ってってば!!」
やっぱり追いかけてきた。
夕紀先輩「どこいくんよ?」
僕「部室に忘れもんとんにいって帰ります。」
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