□投稿者/ Puriko 一般♪(15回)-(2007/07/22(Sun) 00:47:15)
| もしやさ…… 恋してんのかな
学校に着きカフェテリアでカフェオレを飲みながらジャンプを読んでいた
恋かぁめんどくせ
いつも自分の身に『恋』がふりかかるとアイツの顔が頭の中にふってきて
いつもいつも邪魔をする
恋なんてめんどくさい
そうやって片付ける癖がもうついている
『おはよ由紀子』
『お!あいこ…おはよー』
今日もあいかわらずフワフワしてんなぁ
『ねぇーねぇー由紀子♪今日さぁ弥華ちゃんとカラオケとかどー?』
思わず手にもったカフェオレをこぼしそうになった
『あんた達もうすぐ1限目始まるよ?』
『あ!友香!今日カラオケどおー?みーかーちゃんと♪♪♪』
あいこは友香の白い腕に巻き付いて子供みたいにまとわりついた。
『はいはい、本当あんたは遊ぶことばっかねー弥華ちゃんは行きたいっていってるの?あいこの事だから無理矢理誘ってるんじゃないでしょうね。』
『ちょっ…あぁ!』
友香は、なんでもないように由紀子が飲みかけのカフェオレを一口飲んだ
『ちーがーうもぉんー友香のばかばかぁ』
あいこはまだ友香にまとわりついてキャンキャン子犬みたいにさわいでいる
弥華ちゃんが来る! 緊張してきた…… ってかアイツいつの間にあんなに弥華ちゃんと仲良くなってんだ!
む……むかつく
『あら、由紀子まだこんなの読んでるの?』
そういいながら由紀子の持つジャンプを友香はつまみながらからかうように言った
うるせーなぁ ジャンプくらい読んだって………
て…いゃ!それどころじゃない
うん……それどころじゃ
いや!だからその弥華ちゃんと………
『ちょっとー!由紀子遅い!!!』
『おぉ!ゴメン!』
気が付いたら二人は廊下のだいぶ先にいた。
この日も有り得ないくらい暑かった…
サラリーマンの中島さんはあまりの暑さに朝からビールが飲みたくなった
主婦の高橋さんは子供をプールへ連れていく事にした
恋が始まるには暑すぎた
甘い甘いチョコレートケーキは限界で
とろとろに どろどろに
溶けそうだった
廊下を走る
走る
夏なのにスキニーにエンジニアブーツを穿いている由紀子は ゴールデンレトリバーみたいな髪の色をした由紀子は
走った
廊下を
おもいきり
(携帯)
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