SMビアンエッセイ♪

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■5962 / 親記事)  NO TITLE
□投稿者/ ゆり 一般人(1回)-(2009/06/03(Wed) 16:41:44)
    なぜこうなったのだろう。

    がんになって余命宣告されてわたしは彼女とずっと一緒にいた。最後までそうだと信じてた。でも医者に覚悟してくれて言われた今。彼女は新しい若い子を連れてきて言う。貴女が病気になったこと芯で行くことに耐えられないからこの子に支えて愛してもらうことにしたの。あなたとは距離を持って彼女ではなく家族として支えるよ。わたしは幸せになりたいの。

    ずっと愛されていると思っていた。こんなに満たされて幸せでこのまま逝くのだろう、彼女の幸せを祈りたいと穏やかな気持ちになれていたのが遠い昔のよう。いまでは口へのキスもさせてもらえず、新しい彼女へ楽しげに電話やメールする様子を見せられる日々。不機嫌になると彼女じゃないのにそんな様子はおかしい。自分のしあわせを願えないのかと不機嫌になる始末。二人だけの時間が欲しいとひとり部屋に残されて別々の時間が増えていく。こんなに寂しいなんて。こんなにつらいなんて。幸せだった時間を繰り返し繰りかr誌思い出してもその幸せを伝える相手もなくすべもなく。いきたい、とはおもうけど、何のために?とも自問する。
    いや、わたしのために生きたい。
    彼女からはなれ、私自身の人生、私自身の愛に生きるために。
    彼女の弱さは彼女のもの。
    わたしのものではないのだ。
    わあしは生きる。
    わたしのために
引用返信/返信



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■5839 / 親記事)  美鈴
□投稿者/ 沙羅 一般人(2回)-(2009/05/13(Wed) 19:31:07)
    お久しぶりです、沙羅です。
    奈津美の二次創作です♪


    美鈴は、母親が営む小料理屋が最近の不景気のあおりを受けて廃業寸前まできていることを知っていた。
    そんな美鈴に、良子が内緒で声をかけてきた。
    良子はこのお店の常連で、年のころは20台後半くらい
    いつもブランド物のスーツを身にまとい、優雅な身のこなしと上品なしゃべり方で美鈴の憧れでもあった。

    「そのお話、受けさせてください!」
    「本当にいいの?ヌードモデルよ・・・全裸になるのよ」
    「でも、契約したらお母さんの借金は肩代わりしてくれるんですよね?」
    「えぇ、貴女のお母さんとも知らない仲じゃないし、破格の条件ってとこだけど♪」
    「ぜひ、お願いします」

    美鈴がまだ幼いころに、父親と離婚してから以降、女手一つで育ててくれた母親。
    その母親の窮地をなんとか助けてあげたかった。

    ヌードモデルには大きな抵抗があったが
    自分のアルバイト代では全然足りないこともわかっていたし
    顔は出さないということと
    他にも同じ年頃のモデルもいるということ
    そしてスタッフが全員女性だということも決めてとなった。

    次の日、美鈴は母親には内緒で指定された場所まで足を運び、そこから迎えの車に乗って郊外の洋館まで来た。
    入口には今風のゴスロリのメイド服を身にまとった二十歳すぎくらいのメイドが2人美鈴を出迎えた。
    2人とも美鈴より背が高く、超ミニスカートから長く伸びる白い脚がまぶしく、女の美鈴でさえドキドキしてしまい目のやり場に困った。
    美鈴は良子の趣味がちょっと分かったような気がして、なんだか得をした気分になっていた。

    美鈴は奥へと案内され、ある一室に通された。

    「ここは・・・」

    いきなりベッドルームに連れてこられとまどっていた美鈴に、部屋で待っていた良子が声をかけた。

    「よく、来たわね美鈴」
    「は、はい、よろしくお願いします」

    「それじゃあ、まずパンティを脱いでもらおうかな」

    「えっ・・・」

    覚悟はしていたものの、こんなところでいきなりなんて・・・
    拒絶しようとも考えるが、これは契約なんだ・・・
    美鈴は諦めて、スカートがめくれないように気をつけながら、その中のショーツを脱いでいった。

    「ふふふ、なんとも可愛らしいパンティね。でも、もうこれは貴女には縁のないものね」

    良子は、脱ぎ終わったショーツを美鈴の手から奪い取り、ジロジロと眺めた。
    さっきまで穿いていた下着を観察される恥ずかしさに美鈴は耳まで真っ赤になる。

    そして、良子が合図をすると、メイドの2人が美鈴をベッドに動けないように押さえつけた。

    「あっ・・・」

    良子は麻縄で、美鈴の上半身を縛り上げていく。

    「い、いやっ」

    縛られると知った美鈴は抵抗するが、メイド2人に押さえつけられているので、身動きが取れない。

    「ふふふ、暴れるとスカートがめくれて丸見えになっちゃうよ♪」
    「ああ……」

    良子は手慣れた縄さばきで、たちまち美鈴を縛り上げた。

    「ふうむ、とってもよく似合うわね」

    美鈴は線が細く、華奢な印象の少女だ。高校生どころか、中学生のようにすら見える。
    そんな美少女がセーラー服のままで後ろ手に縛られた姿は、なんとも痛々しい。
    しかし、それは良子のようなサディスティックな性癖を持つ人間にとっては、何よりの御馳走なのだ。

    良子は美鈴のセーラー服のスカートの裾に手をかけた。

    「さあて、いよいよ恥ずかしいところを見せてもらおうかしら」
    「あ、いやっ」

    覚悟していたとは言え、美鈴は処女である。
    まだ誰にも見せたことのないその部分を良子の目に晒されるのかと思うと耐えられなかった。
    無駄だとわかっていても、脚をばたつかせて抵抗してしまう。

    「ほうら、綺麗な太腿が見えてきたわよ。もうすぐ恥ずかしいところが丸見えになるわよ」

    透き通るような白い腿が露になって行く。
    もう少しで股間がさらけ出される、その寸前で良子はわざとスカートを止めた。

    「ああ、いや、お願い。そこだけは見られたくないの」

    美鈴は必死に哀願する。もちろん聞き入れる良子ではない。

    「まぁ、なにを言ってるの?ヌードモデルがへんなこと言わないの。そんなに恥ずかしがっていたら、先が思いやられるわ」

    そして一気にスカートをまくりあげた。

    「い、いやぁっ!」

    美鈴は悲鳴を上げ、必死に腿を擂りあわせて股間を隠そうとした。しかし、白い下腹部と、うっすらと生えた陰毛は、はっきりと良子たちの前に晒された。

    「ふふふ、とっても可愛らしいわ」

    かろうじて亀裂を覆うように生えている少女の陰毛を良子は嬉しそうに眺める。

    「ああ、いや、見ないで下さい」
    「それじゃ、早速ビジネスをはじめさせていただこうかしら。雪乃」

    黒髪のきれいなストレートで背の高いほうのメイドだ。
    雪乃がカメラを構えて下半身を剥き出しにしている美鈴に近づく。

    「いやっ、撮らないで! 撮らないで下さいっ」

    恥ずかしい姿を写真に撮られると知った美鈴は叫び、ベッドの上で逃げようと必死に体をよじるが、良子たちに押さえつけられているため、全く動けない。

    「さぁ、喪失前の恥ずかしい姿をしっかり記録してあげるからね」

    雪乃のカメラが股間へと近づき、フラッシュが焚かれる。
    自分のあられもない姿が撮影されてしまったのだ。
    良子の言葉の意味もわからず
    美鈴は絶望にがっくりと首を落とす。

    「こんなの聞いていません!もう、やめます!!
     縛られるなんて聞いてないし、こんな近くからのアップだなんて聞いていません!」
    「そう、やめるの・・・残念ね。」

    「モデルのお仕事はなかったことになったから、あとは私のペットとして調教するわよ。」
    メイド2人に向かって良子が微笑む。
    わぁっと、手をたたいて悦ぶメイドたち。

    「な、なにを言ってるの・・・どういうことよ!」

    「ふふふ、前から狙ってたのよ。貴女はここで私のペットになるのよ・・・」

    「バ、バカなこと言わないで、帰して、帰してよ!」

    後ろ手に縛り上げられベッドに固定されているこの危機的状況で
    さらに良子から絶望的な言葉が追い討ちをかける。

    「おバカさんは、貴女よ。 貴女はここで一生、私の愛奴になるのよ。 お家になんて帰れないのよ、ふふふ」

    突然自分の前に突きつけられた現実が飲み込めずにいる美鈴であったが
    美貌の良子の冷たい微笑みが美鈴を戦慄させる。

    「もっと、よく見えるようにしましょうね。 雅美!」

    栗色の髪のフランス人形のようなメイドが雅美だ。
    雪乃と雅美は手馴れた手つきで、あばれる美鈴の白い脚を別々の縄で縛り、大きく割り裂いてベッドの脚へ縛り付けた。

    「い、いやぁ! なにをするの! 見ないでーっ!」

    美鈴の股間が大きく広げられ、秘められていた部分がさらけ出された。

    「ふふふ、ぱっくりと広げられてしまったわね。とっても綺麗よ、美鈴」

    良子の言葉通り、それは美しい性器だった。これだけ脚を広げられているというのに、ぴったりと口を閉ざした亀裂。
    陰唇も小さく、淡い桃色で、可憐というに相応しい佇まいだった。
    何人もの女を蹂躙してきた良子だったが、これほどまでに初々しく美しい性器は、記憶になかった。

    「いやっ、いやっ、見ないで!」

    初めて性器を同性とはいえ他人の目に晒すという羞恥に身も世もなく身をよじる美鈴。
    目を閉じているものの、良子たちの視線がどこに集中しているのかは痛いほどわかる。

    「ああ、もう、いや……警察に言うわ、警察に言うわよ。これは犯罪よ!」

    美鈴の言葉には一切答えず
    良子はその部分へと指を伸ばす。

    「さて、この奥はどうなっているのかな」

    閉ざされた亀裂を左右から押し開く。
    性器を触られたショック、そして亀裂を開かれるというあまりの恥辱に美鈴は絶叫する。

    「ひっ……! いやっ、広げないで!」
    「ん〜、なんて綺麗なピンク色なの。おいしそうねぇ」

    肉の裂け目から赤い内壁が顔を覗かせる。
    複雑な肉の重なりの中に小さな穴が見える。

    「あら、美鈴は本当に処女なのね。 うれしいわ、私」

    美鈴は狂ったように頭を振って泣きじゃくる。
    あこがれだった良子に縛り上げられ、股間を大きく割り裂かれ、内臓まで見られてしまうという恥辱。
    あまりの恥ずかしさに体が熱く燃えるようだった。

    「雅美、ビデオもお願いね」
    「はい。良子様」

    雪乃は美鈴の性器のアップを撮りまくる。シャッター音が響き、フラッシュが焚かれる度に、美鈴は体をナイフで刺されたかのようなショックを受ける。
    その横で雅美の持つビデオカメラが回っている。

    「ああ、いや、そんなところ撮らないで……」
    「ふふふ、十分撮れたらツルツルにしましょうね。お嬢ちゃんには、そのほうがよく似合うわよ」

    恥辱に泣き叫ぶ美鈴には、そんな良子の恐ろしい言葉は聞こえていなかった。
引用返信/返信

▽[全レス13件(ResNo.9-13 表示)]
■5901 / ResNo.9)  ぜひ続きを〜
□投稿者/ まある 一般人(2回)-(2009/05/24(Sun) 05:22:24)
    お願いします
    (#^.^#)

    (携帯)
引用返信/返信
■5910 / ResNo.10)  美鈴9
□投稿者/ 沙羅 一般人(10回)-(2009/05/25(Mon) 22:55:48)

    美鈴はまんぐり返しの状態から開放され、再びベッドの上でうつ伏せに高々とお尻を突き出した状態で縛り付けられていた。
    大きなクッションをかかえこまされ、つるつるにされた性器も弄ばれたアヌスも、恥ずかしげもなく露出した状態であった。
    美少女は執拗なお尻への責めで、抵抗する気力もほとんど失い、なすがままの状態であった。

    「じゃぁ、そろそろいただこうかしら」

    良子の上半身はブラウスを着たままで、下半身からは黒光りするディルドウがそそり立っていた。

    「美鈴は今日が始めてでしょう。だから、慣れるまではこの女学生用のにしてあげるね、ふふふ」

    これみよがしに見せ付ける良子のペニスバンドを見た美鈴は青ざめた。

    「い・・・いやっ!」

    女学生用とはいっても、美鈴にとってはあまりにもグロテスクで、そして大きすぎた。

    いつか愛する人ができたら、彼の優しい腕の中で彼のものを受け入れるのだろうと思っていた。
    それは美鈴にとって、最高に幸せな一瞬だった。
    それがまさかこんな形で・・・
    後ろ手に縛り上げられ、ベッドに恥ずかしい姿で固定され、ましてや同性に無理やり犯されるなんて・・・

    「いやよ! いや、助けて!!」

    「さぁ、よく見て。 これが美鈴を貫くのよ。」

    いやいやと顔をそむける美鈴だったが、雪乃に髪の毛をつかまれ顔を向けさせられた先には、
    天を突くかの如くにそそり立つ良子のペニスがあった。

    「あの太いもので、これからお嬢ちゃんのお尻の穴を貫くのよ。ふふふふふ」
    押さえつけた美鈴の耳元で雪乃がささやく。

    「えっ…い、いや! いやよ!! そんなバカなことは止めて……」

    思いもよらない一言だった。
    挿入されるのは、なんとワギナではなくアヌスだった。

    あんなに太いペニスが自分の肛門に挿入される。
    それは絶対に不可能なことだった。
    肛門が引き裂かれてしまうであろう恐怖に、美鈴は怯える。

    「美鈴は、前は処女のままで後ろの処女を失うのよ。面白いでしょう♪」

    「いや、いや! もうお尻はいや」

    浣腸、そして拡張。
    これまでに延々と続けられたおぞましい責めに美鈴の肛門は悲鳴をあげていた。
    ヒリヒリと熱くなり、疼いている。
    これ以上、お尻を責められたらおかしくなってしまう。

    「それじゃぁ、前の方に入れてもらいたいの?」

    「そ、それは……」
    躊躇する美鈴。

    「そう、お尻がいいのね?」

    「あ、ああ……」

    「美鈴は、処女のままで私のアナル奴隷にしてあげましょう。
     毎日、私とこの娘たちでお尻の穴を貫いてあげるわ。
     そんなにお尻ばかり責められたら、裂けて開きっぱなしになってしまうかもね。ふふふ」

    「い、いや……、そんなの、いや……。許して下さい」

    あぁぁ、私はどうなってしまうの?
    どうしてこんなことになってしまったの?

    「そんなにお尻がいやなら、前に入れてあげましょうか?」

    「お、お尻を勘弁してくれるなら……」

    処女を奪われようとも、肛門を引き裂かれるよりはマシだ。
    美鈴にとっては、あまりにも悲しい選択だった。

    「そんなに前に入れて欲しいの?。それなら、おねだりしてごらんなさい」

    「そんな……」

    「お尻がいいのね?」

    「いや、お尻はいやです」

    「では、ちゃんと言ってごらんなさい。美鈴の○○○に、良子様のペニスを入れて下さいとね」

    「ああ……。な、美鈴の……美鈴の○○○に、良子様のペニスを、い、入れて、下さい……」

    絞り出すような声で、美鈴は恥ずかしいおねだりを口にした。
    良子は満足げだ。

    「ふふふ、天使みたいな顔して結構Hなのね。 ペニスを下さいってせがむなんて♪」

    「あぁぁぁ、そんな…」

    「仕方がないわね、そんなにせがまれちゃぁ。」

    泣きじゃくる美鈴。

    「処女喪失の記念も撮っておきましょうね♪」
    良子の合図で雪乃と雅美が、カメラとビデオを構える。

    「撮らないで、こんなところ撮らないでください!」

    「さぁ、いくわよ。」

    カメラのフラッシュがたかれ、ビデオが回りだす。

    「あ、い、いやっ、ああっ」

    必死で逃れようとする美鈴のお尻を良子がしっかりと抱え込む。

    「あっ、そ、そこは、違うっ!」

    良子のペニスの先端は、美鈴のアヌスへと押しつけられていた。

    「ふふふ、やっぱりこっちにしておくわ」

    「そんな、や、約束が……」

    良子の張形が強引に肛門を貫いていく。
    身体を引き裂かれる激痛が美鈴を襲う。

    「い、いやっ!、ああああっ!!」

    太いペニスが美鈴の敏感な粘膜を押し広げ、奥へ奥へと侵入していく。
    灼熱のような激痛、そして排泄器官を犯されるという恐ろしさ。

    「やめて……、お尻はいやぁっ!!」

    身体がバラバラになってしまいそうな痛みに翻弄され、美鈴は童女のような泣き声をはり上げる。

    「いやよぅ、いやよぅ……。お母さん、助けてぇ……」

    それは壮絶な光景だった。

    「い、いたい! いたーーい!!」

    黒く長い髪の毛を振り乱し、のけぞり、大声で泣き叫ぶ。
    ぎりぎり、ぎりぎりと良子のペニスが少しずつゆっくりと、しかし確実に美鈴を貫いていった。

    「ふふふ、全部入ったわよ」
    全身から脂汗を噴出し泣き喚く美鈴をよそに
    良子がうれしそうにつぶやいた。

    「これからが本番よ、美鈴」

    美鈴を貫いた張形がゆっくりと前後に動き出した。

    「う、あぁぁぁ・・・い、いたい!」

    剃り上げられ、一本の陰毛もないツルツルした股間の中央のアヌスを引き裂くようにして巨大なペニスが出入りする。
    あの可憐な窄まりが、こんなに広がるものかと驚かされる。
    皺が完全に伸びきっていた。

    「あ、あぅぅ、んぐぅ……」

    良子の腰の動きが少しずつ速まり、ペニスが肛門に出入りするスピードも上がっていく。

    「あっ、あっ、あっ、あぁ」

    時間をかけて腰を動かす速度が上がっていく。

    「ああん、あんっ、あふぅ」

    美鈴の白い肌が赤く上気し、細かい汗がびっしりと浮かぶ。
    排泄器官を犯される少女の苦悶の表情を、カメラとビデオがしっかりととらえてる。

    「ふふふ、どう? 初めてのアナルバイブでイキそうになっていたオマセちゃんだから、ちゃんと感じてきてるんじゃないの?」

    しかし美鈴は泣き叫ぶばかりだ。

    「いやっ、いやぁっ!」

    太い張形で窄まりを引き裂かれるのは苦痛でしかなかった。
    ペニスが出入りする度に内臓を引き出されるような激痛が美鈴を襲う。

    良子は腰の動きを続けたままで、美鈴の胸に手を回し、荒々しく揉みこむ。

    両手のひらで美鈴の乳首を転がし、つまみ上げ、押しつぶした。

    「あ〜〜〜!」

    美鈴は思わぬ刺激に身体を仰け反らせた。

    「あああっ、あんっ、だめぇっ!」

    「声がずいぶん変わってきたわね」

    ここに連れてこられてから、良子たちからの執拗な責めで、美鈴の身体は今までになくとても敏感になっていた。
    良子が指摘した通り、乳房に与えられる刺激が波及し、アナルを引き裂かれる苦痛までもが徐々に快感に変わり始めたのだ。

    苦痛と快感の渦が美鈴の幼い肉体を翻弄する。

    「あ、あっ、あっ……」

    喘ぎにも似た声がもれる。

    「あっ、あっ、あっ、も、もう……」

    良子の腰の動きが更に激しくなる。
    この速いリズムでの突きが美鈴の快感をとめどもなく高めていく。

    「も、もう、だめ……」

    絶頂が近いことを確認した良子は、とどめを刺すべくピストンのスピードを最大限に上げていく。

    「ああっ、あふぅっ! いやぁっ、壊れちゃうっ。 お母さん、お母さん、助けてっ!」

    美鈴の声がひときわ高くなり、やがて身体を大きく仰け反らせた。
引用返信/返信
■5912 / ResNo.11)  どんどん読みたいです!
□投稿者/ 京香 一般人(1回)-(2009/05/26(Tue) 01:34:25)
    沙羅さん。とても素敵なお話ありがとうございます。
    追加のお話が載るたびに、いかせてもらってます。
    美鈴ちゃんを、もっともっと可愛いがってあげてね。
    わたしも、もっともっと興奮したいから!!
    これからも、がんっばってくださいね!!
引用返信/返信
■5931 / ResNo.12)  美鈴10
□投稿者/ 沙羅 一般人(11回)-(2009/05/29(Fri) 22:39:32)

    怪しげなクリームを塗りつけられ
    何度、何度もアヌスを犯され
    立て続けにイかされた美鈴は
    つややかな黒髪を汗と涙にまみれる頬にまとわりつかせ
    上気した可憐な顔をベッドに埋めていた。

    今、何時?
    もう、日が高い
    どれくらい、時間がたったのだろう・・・

    一晩中責めぬかれ、身体が鉛のように重い。
    後ろ手に縛り上げられ、腕がしびれて動かない。
    それでも怪しげなクリームのせいで、下半身はしくしくとうずき
    さっきまでの良子の激しい責めが再び頭の中をよぎる・・・

    失神から目覚めたとはいえ美鈴の意識はまだ朦朧としている。

    「美鈴、貴女のお母さんのほうも、カタがついたみたいよ」

    携帯電話で話し終えた良子が、美鈴に告げた。

    「え、お母さんが・・・」

    「知り合いに美鈴のお母さんのこと、紹介してあげてたのよ」

    お母さんの借金、なんとかなったんだ・・・
    自分がこんな状況にあるというのに、美鈴は母のことでちょっと喜んだ。

    「そしたら今連絡があってね、昨夜拉致したって。 これから、伊豆の別荘に送るそうよ…」

    「えっ・・・ど、どういうこと?」

    「貴女のお母さん、まだ若いし、すごく綺麗だから、欲しがる人はいっぱいいるのよ。」
     昨日は散々犯しまくって、さっき小さく縛り上げてトランクに詰めこんだそうよ。
     設備の整った伊豆の別荘で、みっちり調教するんだって^^
     調教と言っても、美鈴と一緒でただ犯されるだけなんだけどね。ふふふふふ」

    「う、うそ・・・お母さんが・・・」
    美鈴は目の前が真っ暗になった。

    「美鈴のお母さん、犯されてる間中、娘のように泣き叫んで・・・何度も貴女の名前を呼んでいたそうよ。
     美鈴をエサに呼び出したから、貴女に会いたかったのかもね、ふふふふふ」

    「お・・・お母さん・・・」

    「これで、もう二度とお母さんとは会えないね。美鈴♪」
    良子が、冷たく微笑む。

    「どうして、どうしてお母さんまで? どうしてよ?」

    「貴女のお母さん、美鈴がいなくなったって騒ぐでしょう。 騒いだところでどうってことはないんだけど、念のためにね。」

    「2人も一度にいなくなったら、警察が動くわ。」
    泣きながら美鈴が叫ぶ。

    「行方不明というだけでは警察は動けないのよ。
     ましてや貴女のお母さんは借金があったでしょう。 夜逃げだってことで、片付いちゃうわよ、ふふふ」

    「・・・そ、そんな・・・」

    お母さんが捜しだしてくれる・・・そんなかすかな美鈴の望みも消え去った。

    「だからお母さんのことは大丈夫だから、貴女は安心してここで暮らしていけばいいのよ。 10年は生きていてね・・・お願いよ」

    無理やり縛り上げられて犯され、楽しいはずだったこれからの人生も奪われ、そして最愛の母も奪われた。

    さらに良子の言葉で美鈴は恐怖のどん底に突き落とされた。

    「たとえ短くても、他の娘が一生かかっても経験できないような、官能と快楽を毎日味あわせてあげるからね、美鈴♪」

    美貌の良子の冷たい微笑みが、美鈴を震え上がらせた・・・



    第一部 完
完結!
引用返信/返信
■5933 / ResNo.13)  NO TITLE
□投稿者/ まある 一般人(3回)-(2009/05/30(Sat) 00:15:55)
    すごい展開になってきましたね
    ヽ(@ω@;)ノ

    2部も楽しみにしてます
    激しくお願いしますw
    (/ω\*)

    (携帯)
引用返信/返信

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■5783 / 親記事)  恋色グラッセ
□投稿者/ sweet. 一般人(1回)-(2009/05/03(Sun) 00:05:50)
    瑠花は、よく磨かれた白い丸い皿に乗っている人参のグラッセを、銀のこれまたよく磨かれたフォークで突き刺した。


    それは、突き刺すと形が崩れそうなくらい柔らかく、鮮やかな丸いオレンジ色のものだった。


    突き刺した今にも崩れそうな人参を、ゆっくりと、しかし手早く口の中に入れてよく味わう。
    人参の独特の臭みは無く、甘くて見た目通り柔らかいグラッセが口の中で噛み砕かれる。







    瑠花が幼い時に今も昔も多忙な父親と母親と、最初で最後かもしれない夕食を一緒に高級レストランでとった時。
    初めて食べた高級な食材をふんだんに使ったサラダ、ハンバーグ、スープにデザート。
    そこで食べた人参のグラッセは、彼女の唯一の両親との思い出だった。
    甘くて柔らかい、優しいグラッセ・・・・。


引用返信/返信

▽[全レス2件(ResNo.1-2 表示)]
■5784 / ResNo.1)  恋色グラッセ <2>
□投稿者/ sweet. 一般人(2回)-(2009/05/03(Sun) 00:24:02)
    彼女・・・・・紺野瑠花は今日で20歳になった。
    一人で過ごす、大人になった瞬間、1日。


    両親はデザイナーの父親と、モデルをしている母親。
    2人とも多忙で世界各国を飛び回り、最後に会ったのがいつか分からないほど会っていない。



    かといって、電話やメールが届くわけでもなく。



    ・・・まあ、慣れているんだけどね、とぽつりと無意識に呟く。
    淋しい思いはあるけど・・・2人とも自分に興味はないし、私もない。
    お互い自分の人生を歩んでいるだけ、自分にふさわしい居場所にいるだけ・・・・。
    何の問題も無い、と。







    高校生のときから愛用している黒いパソコンの電源をいれ、自分が好きなアーティストのブログの更新状況を確かめる。


    今日は1枚の写メ付き。本人と一緒に写っているのは、同じアーティストの友人らしい。同じくらい有名な人だ。
    2人ともスタジオっぽい場所をバッグにVサインをし、笑っている。



    瑠花は、いつ最後に笑ったのか、頭の片隅で記憶を探りながらメールボックスを開く。




    つい3ヶ月前から、瑠花はサイトで出会った1人の人とメールを交換している。
    瑠花が興味本位で覗いたレズ系サイトで見つけた人だ。


    中性的な顔だしV系が入っているけど、面白いしさりげない優しさがあり、心の広い人だ。
    もう既に2ヶ月前に写メは交換していたから、お互いの顔は分かる。
    名前は空希・・・・HNっぽいけど、どうなんだろうか。




    今日はつい3分前にメールが届いたようだ。

    『おはよ・・・さっき起きたよー。朝嫌いだなあ。』



    ついそのメールを読んで、クスと淡い微笑が浮かぶ。
    ・・・誕生日の事教えてるけど触れないな・・・忘れてるんだ・・・・・・。



    ちょっと悲しくなった自分に驚いた。
    だって、今まで他人に興味が持てなかったから・・・初恋もまだだ。
    自分でも冷めている人間だと思う。








引用返信/返信
■5805 / ResNo.2)  感想
□投稿者/ 真理 一般人(2回)-(2009/05/05(Tue) 12:32:27)
    どきどき・・・続きが気になります♪
引用返信/返信

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■5679 / 親記事)  姫鏡台
□投稿者/ 葉 一般人(7回)-(2009/04/11(Sat) 03:41:30)
    近くの神社の境内に、月に一度骨董市が立つ。
    老舗の骨董店の三代目の友人に言わせれば「骨董じゃなくて古道具市」だが、その道の素人には小鉢や櫛、小さな珊瑚の簪や懐中時計といった細々な品を眺めるのはそれなりに楽しい。

    「うわ白藤堂はん堪忍しとくなはれ、目利きに見張られたら商売あがったりですわ」
    店番の古物商に手を合わされまくるのも嫌なのだと沙耶は言う。
    「大抵はわざと汚したり錆びさせて、古く見せかけてるだけよ。それならまだいいけど」
    それ以上はあえて言わないが、わざわざ補足してくれる同業者がいる。
    「うちは胸張って出しとります。全部御祓い済みですわ」
    ――ああまた地雷を踏んだ。同業者からそれを言われる事が、沙耶は一番嫌なのだ。時には同業者からも鑑定を頼まれる、『いわくつき骨董』の目利きである事が。

    「また持って帰れないような物を衝動買いするんじゃないよ、佳乃」
    うんざりした声を聞き流し、露店から露店を渡り歩く。骨董商が友達ならそこで買えと言われそうだけど、しがないOLの給料で買えるような品は沙耶の店にないから仕方がない。
    「あ、これ可愛くない?」
    私は露店のひとつの前にしゃがみこみ、目についたものに手を伸ばした。
    両手の平に乗るくらいの、朱塗りの姫鏡台のミニチュアだ。鏡も引き出しも精巧に作りつけてある。
    「ピアスとか入れとくのにいいよね‥これくらいなら持って帰れるから、文句ないでしょ?」
    「やめとき」
    声と動作が同時だった。沙耶は無造作に私の手から姫鏡台を取り上げ、元に戻した。
    「帰るよ」
    そのまま、反論を受けつける素振りもなく背を向けてすたすたと歩き出す。
    こういう時は何を言っても無駄なのは、長い付き合いで知っている。
    元々は共通の友人の誕生祝いの買い物だった。それをデパートで済ませた後、喫茶店で蒸し返してみた。

    「沙耶、さっきのあれ、何か憑いてたの?」
    「何の話」
    このご時勢にヘビースモーカーの沙耶は、そっぽを向いて煙草をふかしている。
    「だからさっきの姫鏡台‥売り物にしちゃいけないようなもんだったの?」
    「別に」
    沙耶は抑揚のない声で吐き捨て、テーブルの下で脚を組み換えた。
    「お金出して買うほどのもんじゃないでしょ。小物入れなら百均で十分よ」
    「ちょっとそれ、『用の美』で商売してる人のセリフ?」
    私は諦めたふりをして携帯で時刻をチェックした。沙耶には用事があり、骨董市が閉まるまでにはまだ時間がある。

    (携帯)
引用返信/返信

▽[全レス7件(ResNo.3-7 表示)]
■5684 / ResNo.3)  姫鏡台・4
□投稿者/ 葉 一般人(10回)-(2009/04/11(Sat) 22:20:42)
    くちゅくちゅ‥聞くまいとしてもはっきりと、粘ったいやらしい音が耳に響く。片手は乳首に、片手は股間に吸いつかせたまま女はのたうつ。
    「ああ‥お願い、もう焦らさんといて‥お姐はん‥もう‥」
    小猫が甘えるような、息も絶え絶えな喘ぎ声。
    (お姐はん?)
    一瞬正気が戻り、そのついでにか、それまで見ていなかったものが見えた。
    女を取り巻く赤い枠――紅殻の格子のような――いや、違う。
    「‥あああああ!!」
    その瞬間、辺りを撫でるばかりだった指が充血したクリトリスをいきなり擦り上げた。
    「あっ、あっ、あ‥やぁ‥ああ、んんっ‥!!」
    電流のような快感が下半身から全身に駆け巡り、私はそのまま床に倒れ込んだ。

    気が付いたのは翌朝で、私はほとんど裸でフローリングの床に横たわっていた。
    「‥ない」
    まず最初に確認したのは、昨夜あの女がいた場所だった。いや女もそうだが――
    続いて小物の棚に目をやると、小さな姫鏡台は置かれたままの場所にきちんとあった。
    「でも―――」
    昨夜、目の前にあったのだ。それも普通の大きさで。
    立ち上がろうとすると身体の節々が痛かった。頭もぼんやりして、会社に欠勤の電話をかける事くらいしたできなかった。

    べとべとの体で布団にくるまっていると、携帯が鳴り出した。
    「会社に電話したら休んでるって言うから」
    沙耶だと分かると少し悩んだ。
    「うん‥風邪ひいた」
    やっぱり言わないでおこう。怒るに決まってる。
    「風邪? オール学級閉鎖でもインフルエンザが寄り付かないあんたが?」
    この女の辞書に気遣いという文字はないのか。
    「もう小学生じゃないんだから‥何?」
    「カブールがね、何か知らないけどあんたに連絡取れって言うから」
    「うっ‥」
    ほんの少し、頭がはっきりした。
    『カブール博の首』がまた戻って来ているのか。
    「べ‥別に何もないよ、微熱があるくらいで。ずっと寝てるし」
    「本当に? あたし明日から京都行くから呼んでもいないよ?」
    「大丈夫だってば‥」
    同じ言い訳を繰り返して通話を切り、布団の中で頭を抱える。
    (やばいかもなぁ‥)
    それでも、軽々しく説明できるような話ではない。私にも恥はある‥

    恥があるという事は、内心それを歓迎していると知られたくない事でもある。
    (来た‥)
    夜の訪れ、幽かな三味線、あえかな歌声。
    三日も経てば姫鏡台が普通サイズで現れる事も、初めは鏡の中だけだった女が生身を持って触れてくる事も気にならない。

    (携帯)
引用返信/返信
■5685 / ResNo.4)  姫鏡台・5
□投稿者/ 葉 一般人(11回)-(2009/04/11(Sat) 23:34:39)
    「‥お姐はん、嬉しおす」
    さらりとした黒髪が頬を撫でる。
    「ずうっと待っとったんどすえ、長いこと」
    ベッドに仰向けに横たわる私に跨り、赤い襦袢を肩から滑り落として女が囁く。
    身体の重みも温かさも普通の人間と変わらない。肌は白いが生きている人間のものだ。怖いという気持ちはなかった。
    女の指がパジャマの上から身体を撫で、乳首を探り布越しに愛撫する。私の腰の辺りに跨る女の秘所は既に熱く潤い、溢れている。
    「姐はんの意地悪‥」
    私のパジャマの前を開きながら女が呟く。
    「恥ずかしいの我慢してあんなに誘わしといて‥まだ焦らさはるの?‥」
    乳房をきゅっと掴まれ、顔を埋められる。指と唇と舌で丹念に撫で回され、泣きたいほどの切なさに胸が詰まる。
    「分かってる‥初めての時もそうやった‥教えてくれた時‥」
    女の唇が片方の乳首を包み、音を立てて吸う。その間にもう片方は女の指に絡められ、ますます硬くなっていく。
    「あっ‥」
    「気持ちいい? 姐はん‥気持ちいい?」
    絶妙な舌使いと指使いに身体が浮く。くすぐったいのと快感とで言葉にならない。
    「ああ‥お姐はんのおっぱい、美味しい‥」
    「ああ‥」
    私も手探りで女の乳房を掴み、闇雲に揉みしだく。乳首は既に硬く尖り、摘むと女の全身が痙攣した。
    「私にも‥頂戴」
    女は呑み込みも早く、互いの乳房が顔に当たるように身体の向きを変える。私達は赤子のように互いの乳首を吸い、舐め合い、甘噛みして喘ぎ合う。
    「‥んっ‥ん‥」
    互いの身体は重なったまま次第に下りていき、女は私の、私は女の股間に頭を挟んだ。
    「はあ‥」
    互いに太ももを抱き手の平を這わせ、ほとんど同時に舌を伸ばす。鼻先をぬめる繁みに埋め、一心不乱に舌先を動かす。
    「ああっ―――いい‥!」
    言葉とは裏腹に逃げようとする腰を両腕で抱きすくめ、硬くなったクリトリスにむしゃぶりつく。
    「気持ちいい‥」
    勝手に腰が動いてしまう快感の中、死んでもいいと私は思った。
    「うちも同じえ」
    心でも読んだのか、身体の下の方で女が答えた。
    「どんな客に抱かれても嫌なだけやった―――お姐はんだけや。ずっと、ずっと」
    喘ぎやよがりとは違う、童女のような声だった。快楽がひたすら募る中、頭の片隅の醒めた部分がそうか、と呟いた。そこまで言ってくれる人があるのなら、我が生涯に一片の悔いなしでも有りかもしれな‥
    「なっ―――」
    女が何か言った気がした。

    (携帯)
引用返信/返信
■5687 / ResNo.5)  姫鏡台・6
□投稿者/ 葉 一般人(12回)-(2009/04/12(Sun) 00:49:10)
    それと同時に覆い被さっていた女の身体の重みと温もりが消え、私はうつ伏せにひっくり返された。
    だが、すぐに背中に重みを感じた。いく寸前だったので不満だったが、背後から乳房を掴まれてまた我を忘れた。
    「ああ‥」
    それまでとは違う、性急で激しい愛撫だった。唇がうなじを這い耳朶を噛み、 やや乱暴に背後から乳房を包み乳首を弄る。荒い息遣いが背筋を滑り、お尻の谷間から熱く奥に入り込む。
    「あ‥ああ‥」
    どうなってるの? そこは違う――どっちが舌で、どっちが指なの? いやどっちでもいい――
    「だめ‥もう、だめ‥」
    後は言葉にならず、全身が痺れて、弛緩した。

    我に返った時、私がいたのは死後の世界ではなかった。
    いや、ある意味、三途の川を渡って獄卒に閻魔様の前に引き据えられたのに等しい。日頃から喫煙厳禁の部屋で黙々と煙草をふかしているのは沙耶だった。
    「なんで‥京都‥」
    「買い付けるようなものがなかったから」
    相変わらずのにべもない口調。しかし、ベッドに腰かけるその足元を見て、私は凍りついた。
    「だからやめとけって言ったのに、全くあんたは‥」
    あの姫鏡台(買った時サイズ)がぺしゃんこに潰れている。いや、潰されている。
    「これは朱漆じゃないよ。多分、血」
    沙耶の淡々とした言葉に私は目をむいた。
    「あと、鏡の裏」
    言われるままに目をやると、割れて粉々になった鏡の台座に小指の先ほどの黒い絹糸の束のようなものが貼り付けてあった。―――これは、説明して貰うまでもなく、髪の毛だ。
    「心中物の芝居が流行った頃‥元禄くらいの物だと思う。想い人の形見か、心中立ての証に互いの血や髪を仕込んだ物かは分からないけどね」
    姫鏡台の残骸を見下ろしながら私は呟く。
    「近松の浄瑠璃を聞いたわ、女の」
    「そりゃ、場末の遊女でも唄えたでしょうね。当時は歌謡曲みたいなもんだから」
    「最初から分かってたの?」
    沙耶は横を向いた。
    「生々しくて嫌だと思っただけよ、今も気分悪いわ‥それよりあんた、服着たら?」
    そこで初めて、自分が裸だと気がついた。

    姫鏡台の残骸(沙耶が踏み壊したらしい)を焚き上げてもらった帰り、ふと聞いてみた。
    「そう言えば沙耶、あの時あたしの前にお風呂使った?」
    「はっ?」
    自分の店の玄関先で、沙耶は敷居にけつまづく。
    「なんで?」
    「風呂場の床に泡が残ってて転んだから」
    「す‥すいません」
    そのまま店の奥へ行こうとすると、がっしり肩を掴まれた。


    (携帯)
引用返信/返信
■5688 / ResNo.6)  姫鏡台・7
□投稿者/ 葉 一般人(13回)-(2009/04/12(Sun) 01:31:50)
    「どこ行くの?」
    心なしか真剣な声に私は眉をひそめる。
    「いや、カブール帰ってるんでしょ? 助けて頂いたみたいだからお礼言わなきゃ」
    「言わなくていい!それに店じゃなくて蔵の金庫に入ってるし! 最近税関厳しいし!」
    何度売っても戻ってくる、そもそもはアフガンのカブール博物館の収蔵品の仏頭。私は話はできないが、沙耶にはできる。
    沙耶に言わせれば相当にたちが悪い生臭仏だが、険しい峠を越えて盗品を売って生活する現地の人達のために何度も売られ、国に返還されてもまた盗まれて売られてくるというのはかなり有り難い仏様なのではないかと私は思っている。
    補足すれば、沙耶はこの店の実の娘ではない。先代もそう。初代が曰く付きの品物で恐ろしい目に遭ったとかで、それらを見分けられる子供を養子に貰うのがしきたりで、沙耶もまた先代の実子と交換された。
    思春期に家出して実家に戻った時、小さな工場をやっている実家で両親と、自分と取り替えられた息子に深々と頭を下げられたと聞いた事がある。沙耶のとっつきの悪さ、近寄り難さはこの辺から来ている。
    よその骨董店からは呪物扱いされるカブールとの付き合いもその時分かららしく、沙耶には数少ない知己というか守り仏ではないかと思うのだが、沙耶は頑強に否定する。
    「金庫なんて可哀想じゃない、出してあげなよ」
    「売るまで出さない!」
    何をむきになっているのか、まるで分からない。
    お礼を言うつもりで来たのだからと店の奥に向かって手を合わせ、少しだけ姫鏡台の女の事を考えた。
    ‥想い人との愛の誓いの証なら、一人で、わざわざ外に出てくる必要はなかっただろう。
    けれども最後の時、自分を抱いていたのが別の女に変わったような気がする。

    あれは気のせいだったんだろうか?

    (携帯)
完結!
引用返信/返信
■5732 / ResNo.7)  NO TITLE
□投稿者/ さやか 一般人(1回)-(2009/04/23(Thu) 07:42:51)
    2009/05/27(Wed) 15:02:08 編集(管理者)

    すごく好きです(*^o^*)
    他の作品も見てみたぃです(^-^)

    (携帯)
完結!
引用返信/返信

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■5665 / 親記事)  拾われて   プロローグ
□投稿者/ 郭炉 一般人(1回)-(2009/04/06(Mon) 16:54:32)
    その出来事は、6月・・・・梅雨のある日の出来事だった。




    その日1日は、まさにバケツをひっくり返したような大雨で、傘をさしても雨で濡れてしまうほどだった。
    傘が全くもって意味を持たない。
    唯一の救いは、風が大してない事だった。しかし、気温も湿気も高く、じめじめとして気分も暗くなる。




    『拾われて』




    私は、近所のスーパーに買い物に行ってきた帰りだった。




    今日は本当についていないと心底思う。
    晩御飯の材料が全くと言ってもいいほどに、冷蔵庫には無かった。
    そこまでは仕様が無いのだが、自転車は壊れてしまっているし、車は車検に出してしまっていて無かった。

    私は、傘を差して歩いて行く他にはなかったのだ。




        
                    * 





    ずしりとしたスーパーの半透明の袋を左手に、黒と白のドット柄の傘を右手に持ち、多少イラつきながら急いで自宅へ帰る。
    早くしないと、身体も買い物も濡れてしまう。



    一人暮らしをしている薄紫のマンションに着くと、急いで入り口へ向かった。
    幸い、マンションの入り口には屋根が付いており、そこで傘をたたむ事ができた。



    傘を少し振って、雨の水滴を落としていると、小さなくしゃみが足元から聞こえた。
    なんだろう、とちらりと初めて右側に目をやると、1人のびしょ濡れで震えている少女がいた。



    彼女は、染めていると思われる明るい茶色に染まったショートカットに、黒い切れ長の目が特徴的だった。
    服は白いワイシャツのみで、下は黒いズボンに裸足・・・いかにも寒そうで、家出をしてきた感じだ。
    しかも、古いダンボールの中で体育すわりをしていて、傷だらけの身体を休ませている・・・見た目は20代前半。



    「あの・・・・・?貴方はどなたでいらっしゃいますかね」



    恐る恐る、しかし心配しつつその人に尋ねると、ゆっくりと私の方に視線を向けてくる。
    その目は、しっかりとした意思を秘めたような強い目で、それと共に悲しみや淋しさに塗れていた。



    「あ・・・・・っ」



    彼女はしばらく私を眺めた後に、少し俯くと恥ずかしそうに俯いて声を上げた。
    少し低めの、目の感じと一緒の声だった。



    「・・・・貴方は・・・・俺の新しい御主人様・・・・・?」



    は?とつい固まってしまった・・・・・御主人様・・・・・・?
    私にはそんな趣味はないし、第一赤の他人、見知らぬ女性だ。いきなり言われても・・・困るだけだ。



    「あの、とりあえず中に入りませんか?濡れちゃってるし・・・・・・」



    一応、黙っている彼女の肩を抱いて、マンションの中へと連れて入って行った。














    ・・・・・これが、彼女との出会いだった。
引用返信/返信

▽[全レス5件(ResNo.1-5 表示)]
■5666 / ResNo.1)  拾われて   家で
□投稿者/ 郭炉 一般人(2回)-(2009/04/06(Mon) 17:26:06)
    マンションの4階に、私の住んでいる部屋はある。
    広めの部屋で、風呂、トイレ、キッチン、リビングともう1室が付いている部屋だが、そろそろ出ようかと考えているところだった。



    中へ入ると、まず、やはり黙っている彼女をお風呂へ入らせた。
    随分長時間外にいたみたいで、肌が透けてしまうほどに濡れていたのだ。風邪を引いてしまうといけない。


    お風呂に入っている間に、暖かい紅茶を沸かし、隣に住むおばさんに頂いた洋菓子を出して、小さな木製のテーブルに並べた。





    丁度、それらが終わった時に彼女はこちらへとやってきた。



    「うん、服のサイズは問題ないね」



    多分彼女は、私の着ている服の1つ下のサイズなのだろう。少し大きいが、小さくは無いので問題ない。
    私の黒いジャージを貸してあげたのだが、袖もぶかぶかだし、ズボンも少し引き摺る感じだが・・・・まあいいだろう。


    「ごめんなさい・・・・」


    ポツリと呟くと、私の横にぺたりと座った。少し湿っている髪が垂れて、少し色っぽい。


    「いいよ、別に。家出?」


    そう聞くと、彼女は弱々しく首を左右に振った。違うらしい。
    私は、無理矢理聞くのもなんだし、彼女が自ら話すのを待つことにして、紅茶とお菓子をすすめた。




                      *



    食べ終わって、私が食器を洗い終わる頃に、彼女は自分の事を話し始めるようにまでなった。
    空腹も満たされ、警戒心も解けているようだ。安心したのだろう。



    彼女の名前は、高草充流(タカクサ ミチル)。22歳の女性だ。両親はすでに交通事故で亡くなっているという。私の1つ年下である。
    つい一昨日まではとある人と同居していたらしい・・・それが御主人様だった。


    充流は中学生の頃ぐらいから、自分が恋人に意地悪をされるのが好きだと気が付いた。まあ、自分がMだと気が付いたのだ。
    それからはSである人と付き合うようになっていったらしい。
    彼女はバイ・・・男でも女でも好きになれる性格で、今まで男女4人と付き合ったが、長続きはしなかった。


    しかし、1年半前にとあるバーで元御主人様、明日宮さんと出会う。
    彼女に「私に付いて来る気はある?」と言われて、彼女のペットになった充流だが、彼女は凄まじかったという。
    鞭や蝋燭、過激な露出などを彼女に強要し、言う事を聞かなければ暴力、機嫌が悪くても暴力。ご飯を抜かれたりする事もしょっちゅうだった。

    そんな場所が嫌で、もっと自分を大切にしたくて脱走を幾度か試みるが、その度に捕まり拷問を受けていた。
    そして、一昨日やっと抜け出せた彼女は、行く当ても無くフラフラと来ていたらしい。



    「なるほどね・・・」



    私は乾かした自分のセミロングの黒髪を、くしでときながら聞いていた。
    私も既に汗と雨に濡れた服を着替え、白いワンピースを着ている。



    「あの、さ。行く当て・・・・ないんでしょ?」


    「・・・うん・・・・・」



    しょんぼりと彼女が答える。どう見ても精神的・肉体的ショックが大きいだろう。このまま放っておくわけにはいかない・・・・。






    「私と一緒に暮らす?」












    彼女の答えは・・・・首を縦に振った。
引用返信/返信
■5667 / ResNo.2)  拾われて   同居
□投稿者/ 郭炉 一般人(3回)-(2009/04/06(Mon) 18:53:04)
    「御主人様・・・じゃない、貴方の名前って?」



    そう充流に尋ねられ、私は自分の名前を告げた。



    「菅原美都(スガワラ ミト)。充流の1歳年上で23」



    私の名前を教えると、充流は少し微笑んだ。その顔が可愛らしくて、私は不覚にも少しときめいてしまった。
    そして、彼女に聞かれる前に、私は自ら私の事を話し始めた。


    私の両親は、今は海外で仲良く暮らしていて、滅多に2人には会わないこと。
    仕事はチョコレートの専門店と雑貨店を営んでいること。
    自分もバイで、今まで男性1人、女性2人と付き合ったこと。
    SM系には、自分は一切興味が無いし経験も無いこと。
    今はマンション暮らしだけど、近いうちに隣町に引っ越す予定ということ。


    彼女は黙ってじっとこちらを見て聞いていた。
    私が話し終わると、あ、と小さく声を漏らした。



    「どうしよう・・・荷物持って来てないよ」


    彼女は手ぶらだったので、その事は見ても明らかだったが、ずっと私の服を着るわけにもいかない。


    2人で話し合って、今週の日曜日に買い物に行くことにした。
    充流は無事に家の外を歩けるかは分からないが、とりあえずはその日に大体は揃えようという事になった。


    そういえば、明日は私は仕事の予定が午後から入っている。
    今の充流を1人にさせたくは無いのだが、働かなければならない。
    不安だが仕方の無いことだ。



    「とりあえず、夕ご飯食べようか。今夜はピラフとサラダだけど、食べられる?」



    「うん。食べられるよ」



    「じゃあ、今から作るから・・・テレビでも見といて?スグだよ」



    そういって私はキッチンへ行くと、なるべく急いで夕ご飯を作り始めた。
    材料が足りるか心配だったが、私が元々食べる量が多めなので大丈夫そうだ。
    その間、充流はテレビをつけてドラマを見ていた。が、やはり笑みはない。
    たまにふっと微笑むだけであった。


    作り終わると、充流が気付いてテーブルの前に座った。まあ匂いで分かるのだろう。


    「美味しそうだねっ」


    「そう?ありがと」


    そう言って、私達は食べ始めた。先ほどお茶を下ばかりなのにすんなりと食べ終わり、食後のデザートで苺まで食べ終わった。










    それからすぐに、私達は1つの布団で寄り添って眠ってしまった。
    その頃には雨は止んでいて、少しだけ星が瞬いていたという・・・・。
引用返信/返信
■5668 / ResNo.3)   拾われて 仕事
□投稿者/ 郭炉 一般人(4回)-(2009/04/07(Tue) 15:29:35)
    朝・・・・といっても、11時過ぎに目覚めると、最近はずっと降っていた雨が止んで晴天だった。
    隣を見ると、充流はすやすやと掛け布団の白いシーツを握り締めて眠っている。
    その寝顔は、年齢よりも少し幼い感じがする顔だ。


    私は起こすのも悪いなと思い、静かに布団を抜けると朝食を作り始めた。
    今朝は、コーヒーとブルーベリージャムをたっぷり乗せたトースト、ヨーグルトとバナナ。
    便秘がちな身体を気遣い、毎朝必ずヨーグルトとバナナを食べている。もう日課だ。



    食べ終わって、食器を洗い終えても彼女は起きなかった。
    よっぽど疲れているのだろう。
    もうちょっと家にいたいが、仕事があるので行かなければならない。
    私は不安になりつつ、メモを残していくことにした。


    『充流へ

       おはよう。これを読んでいる頃には、私は仕事中でしょう。
       起こすのが可哀想だったので、寝かせておきました。
       ご飯は、冷蔵庫にある程度は入っている食材で作ってね。
       テーブルにコーヒーとバナナを置いておきます。
       コーヒーは温めて飲んでね?
       いってきます。
       PS  困ったこととかあったら、下に書いてある電話番号に電話して。
       私のお店の電話番号です♪
        
                               美都』


    電話番号を書いて、私は薄い水色のシャツと黒いスーツに着替えてから仕事に向かった。一応、鍵は閉めていった。









                        *








    マンションから車で約20分。ちょっと離れた場所に、私が経営するチョコレートの専門店はあった。


    その店の外見は、黒い壁に白いドア。外からは中の様子は見えないが、横のほうに小さな出窓がいくつかついている。


    表の入り口から入ると、先に来ていた店員・・・ここで働いて3年目の葵さんが私に気が付く。



    「おはようございます、店長さん♪」



    「おはようございまーす。葵さん、なんですかソレ」



    葵さんは私の3つ上だ。一応私は店長だが、年上という事で敬意をはらって敬語で喋る。


    葵さんは、両手に大きなダンボールを抱えていた。
    確か、今日入荷したチョコレートは、そんなに多くは無いはずだ。


    「ああ、コレ?私の知人から頂いたの。蜜柑や苺とか、まあフルーツ系のチョコだって。いくらなんでも多いけどね」


    苦笑しながら、葵さんはそのダンボールを置いて、上に貼ってあったガムテープを剥いだ。
    中からは甘い匂いと、ダンボールの匂いが少しだけ混じった匂いがしてくる。



    「どうする?コレ売っちゃう?」



    「そうですねー・・・売りましょうか」



    ちょうどスペースが空いていたので、その場所に並べてもらった。

引用返信/返信
■5686 / ResNo.4)  Re[4]: 拾われて 仕事
□投稿者/ さき 一般人(1回)-(2009/04/12(Sun) 00:15:56)
    続き楽しみにしてます。
    頑張って下さい♪
引用返信/返信
■5711 / ResNo.5)  Re[4]: 拾われて 仕事
□投稿者/ 塊 一般人(1回)-(2009/04/19(Sun) 22:25:35)
    面白いです
    続き待ってます

引用返信/返信

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