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■7167 / 親記事)  歴女の受難
□投稿者/ hime 一般人(42回)-(2013/08/21(Wed) 14:25:13)
    2013/08/21(Wed) 14:25:56 編集(投稿者)

     開発室の春奈から手伝ってくれないかと言われて気楽にOKしたんだけど、結構大変な仕事らしい。
     開発室の「絶対秘密」って赤字で書かれた部屋に入ると、様々なよくわからない機械やメーターに埋もれた中に、細長い卵のようなカプセルがあった。
     全身体験型の「ヴァーチャル・ヒストリー・メーカー」ってゲーム機らしい。
     カプセルの中には濃い塩水が入ってて、そこに裸になってぷかぷか浮かぶ。
     蓋を閉めるとただの暗黒。
     手足は浮遊状態ですべての刺激が消えてしまう。
     そこに特殊な電波で脳波を直接刺激すると、用意されたストーリーをまさに自分がそこにいるかのように体験できるんだという。
     で、このゲームの醍醐味は、自分自身が歴史上の実在の人物になりきることができるってこと、だと春奈は熱く熱く語るんだけど……
    「で、なんで私が適任なの?」
    「だって、由芽ちゃんって、歴女じゃない。こちら側が用意できるのは大まかなプロットやストーリーだけであって、本人の知識以上の発展はないわ。これまでの被験者は歴史のシロウトばっかりだったから、用意されたストーリーを変えることなく安全にこっちの世界に帰って来れたの。でも本当に歴史に詳しい人がここに入ったらどうなるか、まだ試せてないんだよね。お願い、やってみて」
     上司の命令でもあるし、仕方なく水着に着替え、カプセルに入ってみた。
     すぐに扉は閉められ、暗黒になった、と思った瞬間だった。
     私はバスチーユ監獄にいた。
     名前はジェスティーヌ、この間まで貴族の娘。
     他の女囚と同じように裸で石の壁の前に立たされているのだった。
     灯りは天井と壁からの陽の光のみで、女達の白い裸が亡霊のように浮き上がっていた。
     私の足首には鉄の足かせが重く、いくつもの傷を作っていた。
     気がつけば全身には鞭のあとがあり、焼けるように痛かった。
     看守のロジーヌが若い女の子を私たちの前に引きずり出した。
     ロジーヌは体重150キロはあろうかというデブで、カバそっくりの年増だった。
    「おい、ここで身体を隠すのは?」
     ロジーヌがスザンヌに聞いた。
     ベテランのスザンヌは女囚でありながらロジーヌの女で、牢名主的な存在だった。
    「御法度だよ。脱獄用の道具を隠してるかもしれないからね」
    「だよね。ところがこの小娘ときたら……」
    「ご、誤解です、そんな」
     女の子は泣いて抗弁したけれど、おそらく無駄だろう。
     泣けば泣くほどロジーヌやスザンヌの劣情を刺激するだけだ。
     こういうときは素直に罪を認め、ギロチンにかけてもらうのが一番なのだ。
     この時代、美しく生まれついた貴族は、その美しさという罪の故に、人間の最も醜い劣情の生け贄となる運命なのだ。
    「この草むらの中に隠してるんだろ。ほら、手をどけてみろ」
    「い、いやです、そんな」
    「隠すのは、そこに道具を隠してるからだろ」
     かわいそうに、新入りの貴族の娘なんだろう。
     少し前まで着飾って高級なサロンに出入りしてたろうに、今や丸裸に剥かれて最底辺の女の慰みものだ。
     この女の子の受難が一刻も早く終わることを祈らずにはいられない。
     けれど、それは無駄な祈りというものだ。
     もはやロジーヌやスザンヌはこの子を獲物として扱っている。
    「はやく手を頭の上にやるんだ」
     女の子は泣きじゃくりながらいうとおりにした。
     端正な乳首と黄金の絹玉のような縮れ毛が現れた。
    「中も、もちろん検査するんだろうな」
     とスザンヌがけしかける。
    「もちろんだよ。奥の奥まで……な。ほら、脚を開いて、ケツをこっちに向けな」
    「で、出来ません、そんなこと」
    「仕方ないな、ほら」
     ロジーヌが目配せすると、スザンヌや、そのほかの手下たちが女の子を押さえつけた。
     女の子はテーブルを抱くような形に拘束された。
     こちらからは女の子の最も隠したい部分が丸見えになっていた。
    「さて、まずは女の隠れたポケットの中を検査しようかね」
     キャァァア、と女の子の絹を裂くような声が上がった。
     女の子はロジーヌが検査と称する拷問を続ける間、ずっと叫び、許しを請い続けた。
     そこにいたならず者以外、皆、この苦しみが一刻も早く去ることを願っていた。
     検査を終えたロジーヌの手は肘まで血まみれになっていた。
    「もう一つ穴があるだろ、女と男共通の」とスザンヌが言った。
    「私ゃ、クソまみれはイヤなんだよ。あんたはそっちが趣味だろ、あんたに任す」
    「ありがとよ。久しぶりにケツを破られて死ぬ若い女の声が聞けるよ」
     スザンヌの期待に反し、女の子は責めそのものでは死なず、そこに拘束されたまま二日間生死の境を彷徨って、恐ろしい形相のまま亡くなった。
     引きずり出された子宮と腸にハエがたかり、耐えがたい腐臭を発していた。
     ちょっとまって、何か変よ。
     と思った瞬間、カプセルの扉が開けられ、私はこの世界に戻ってきた。(今回はハードにいくよ。心臓の弱い子は読まないで)
     
引用返信/返信

▽[全レス5件(ResNo.1-5 表示)]
■7169 / ResNo.1)  歴女の受難2
□投稿者/ hime 一般人(43回)-(2013/08/22(Thu) 09:55:00)
     私は開発室のスタッフに助けられながらカプセルを出た。
     シャワーを浴びて着替えて戻ってくると、スタッフの女の子が聞いてきた。
    「どうでした? 恐くなかったですか?」
    「恐いも何も」と私は言った。「どうしてバスティーユに貴族の女囚がいるんですか? 歴史的におかしいでしょ」
    「今度はバスティーユでしたか……」
    「今度?」
    「どうも開発者の妄念が紛れ込んでいるらしくて、どの時代、どんな事件に設定しても、開発者の影が出てきて、それはもう口に出せないくらい残虐な方法で殺されてるんです」
     確かにそうだった。
    「今回はどうでした?」
    「とても口には出せません」
    「でも、由芽さんは歴女だから、ものすごくリアリティのある世界だったんじゃないですか? 逆に恐かったでしょ」
     確かにリアリティはものすごかった。
     でも恐怖は感じなかった。
     なぜだろう。
    「あの妄念が消えない限り、ちょっとゲームとして売り出すのは無理なんです」
     確かにそうだろう。
     生きながら子宮や腸を引きずり出される光景を見るなど、あまりに……
    「実は、今日、開発者が来られてるんです。会ってみませんか」
    「なんで、私が?」
    「由芽さん、一昨年、社内報に『歴女の妄想』ってエッセイを書かれましたよね」
    「ああ、あれ? バカみたいな……」
    「あれにインスピレーションを受けて、このプログラムを開発したらしいんですよ、彼女」
     は?
     という感じだった。
     もし私が……だったら、という感じで、歴史上の有名人物を列挙しただけの、お粗末な文章だったのに。
     そうか、それで私みたいなペーペーの一社員が開発室なんかに呼ばれたんだ。
    「いいですよ。私でよければ」
    「良かった。断られたらどうしようかと。こんどお酒でもおごりますね」
     そう言ってスタッフの女の子は出て行った。
     しばらくすると、入れ替わりに、バスティーユで殺された女の子が入って来た。
     私は一瞬、あの腐った臓器の匂いを思い出して吐きそうになった。
    「ごめんなさい」と女の子が言った。「気持ち悪い思いをさせたんでしょ」
     私は何も言えなかった。
    「私、特殊な体質で、母親が体験した……あ、母親はクロアチア人で、民族虐殺の現場にいたらしいんですよ。その記憶を受け継いでいるらしくて、そのままじゃないんだけど、フラッシュバックみたいに甦るんです。だから、プログラムの中に、その妄念が入り込んで、とんでもないことになってるらしくて……」
     妖精、と言っても良いような美少女がポロポロと涙を流しながら言うのだった。
    「私、今度はどんなやりかたで殺されてました?」
     とても口には出来なかった。
    「教えて下さい……私には大事なことなんです」
     私は一部始終を告げた。
    「やっぱり……私って、変態ですよね。そんな殺され方を望むなんて」
     え?
    「私の願望がそこに投影されてるんです。私、そうやって女達に性器をいじられて殺されたいんです、きっと」
     女の子は声を上げて泣いた。
     私は何とも言えなかった。
    「あんなゲームが売り出されたら、私、生きていけません。お願いします、私のこの妄念を取り除いて下さい。あなたしかいないんです、私にインスピレーションを与えてくれた由芽さんしか」
     そう言って女の子は私に抱きついてきた。
     ほのかに薔薇の香りがして、私は思わず女の子を抱きしめた。(続くよ。感想待ってるね)
引用返信/返信
■7170 / ResNo.2)  歴女の受難3
□投稿者/ hime 一般人(44回)-(2013/08/23(Fri) 11:06:35)
     気がつけば平原だった。
     モンゴル人に襲われた私たちポーランド族は逃げて逃げてこの平原にまで来ていたのだった。
     けれど騎馬に長けたモンゴル族にかなうわけもない。
     男たちは皆殺しにされ、私とマリアだけが生き残って、モンゴル族の女の慰み者になっているのだった。
     マリアは服を一枚ずつ剥がされ、最後に残った自分の手で、胸と、腰のわずかな草むらを隠していた。
     モンゴルの女たちは大笑いしてマリアを押さえつけた。
     そして地面の二本の杭に大の字に縛り付けた。
     杭が高く立てられると、逆さまになったマリアの草むらからは紅い筋がへそに向かって流れた。
     モンゴルの女は私に棒きれを投げて渡した。
     通訳が言った。
    「お前はあの女の家来だろう。しっかり守って見せろ」
     私には意味がわからなかった。
     けれど、私たちの頭の上を舞うカラスが急降下してきたとき、本能的にその棒を手に取った。
     カラスは血の臭いに反応して集まってきていたのだ。
     今の標的はマリアの草むらだった。
     私はマリアを守ろうとカラスを追い払った。
     その様がいかにも滑稽だったのだろう、モンゴルの女たちは手を打って笑い転げた。
     最初の二三羽は防ぐことが出来た。
     けれど、数が膨大になって来るともうダメだった。
     そもそも草むらの位置が私の頭よりも遙かに高く、棒でも届くか届かないか。
     それがわかっていて、モンゴルの女たちは見世物にしたのだ。
     マリアは言葉にならない声で叫び続けた。
     草むらはついに裂け、カラスたちのお目当てだった内臓がズルリと流れ出た。
     血まみれになったマリアの顔にも容赦なくカラスは襲いかかり、目玉も食われた。
     私は意味も無く棒を振り回しながら……
     おかしい……
     と思った瞬間、私は開発室にいた。
     女の子は私の腕の中で泣きじゃくっていた。(続くよ。感想待ってるね)
     

引用返信/返信
■7173 / ResNo.3)  歴女の受難4
□投稿者/ hime 一般人(45回)-(2013/08/24(Sat) 11:59:30)
    「私、どんな殺され方してました?」
    「今のは何?」
    「脳波を同調したんです」
    「そんなことが……」
    「二人で同じ妄念を共有したはずなんですけど、それぞれの記憶とか知識とかに応じて内容は変わってくるんです。私は、今は、高校の頃の同級生たちに逆さに縛られて……」
     女の子は泣きじゃくった。
    「傘であそこを突かれて突かれて、お腹が破れて……」
     私は自分の妄念を話した。
    「やっぱり……私って変態ですよね」
    「ねえ、あなた、処女?」
    「もちろんです」
    「そういうこと、関係ないのかな」
    「だって、私、男の人、全く駄目なんです。その意味でも変態なんです」
    「私さ、実は自分のこと、バイセクシャルじゃないかと思ってるんだ。よかったら、私といろいろやってみない?」
    「いいんですか? 私変態ですよ? いろんな意味で」
     女の子の目が妖艶に光った。
    「とりあえず……」
     女の子は開発室のドアに「実験中、静かに」の札を下げ、しっかりと鍵をかけた。
     そして白衣を脱ぎ、スーツを脱ぎ、下着だけになった。
     下着もとり、椅子の上のスーツの下にそっと入れた。
     信じられない美しさだった。
     そしてそれを恥じるように胸と下を隠し、大理石の像のように立っていた。
     私はたまらず女の子を抱き、唇を……
     風景が変わり、また草原だった。
     頭の下に大地があった。
     気付けば私はマリアで、二本の杭に大の字に、逆さに縛り付けられているのだった。
     侍女は必死にカラスを追い払っていたが、無駄だった。
     私の敏感な場所に激烈な痛みが走った。
     ガシガシガシ、と続けざまにカラスが突いてくる。
     信じられない痛みが連続してやってくる。
     グズグズグズとカラスが入ってくるのもわかる。
     痛い、苦しい……
     熱いものが流れ出したのがわかる。
     目の前が真っ赤になる。
     そして真っ暗になる。
     目を突かれた。
     顔もまたガシガシガシと突かれる。
     痛い、死ぬほど痛い……
     どうしてこんなにまでなって生きてるの……
     早く殺して……
     意識がなくなる……瞬間、私は戻ってきた。
     女の子は私をゆっくりと引き離し、いかにも残忍そうな笑みを作った。
    「みつけたわ、私のドッペルゲンガー。これで私は助かる」(つづくよ。感想待ってるね)

引用返信/返信
■7185 / ResNo.4)  歴女の受難5
□投稿者/ hime 一般人(46回)-(2013/08/27(Tue) 09:17:35)
     女の子は私に唇を重ねてきた。
     再び、私の敏感な部分に激烈な痛みが走った。
     私の脚はV字の棒に縛り付けられ隠しようも守りようもない状態だった。
     上半身はテーブルに縛り付けられて動けず、ただ、
    「殺して下さい」と命乞いとは反対の言葉を漏らすだけだった。
     もうこの責め苦は四日目に入っていた。
     二週間以上塩を絶たれた羊はわずかな塩分を求めて私の天然の傷跡を舐め続ける。
     最初の十分で粘膜ははぎ取られ、敏感な神経そのものがむき出しになる。
     肉を切られる痛みを神経が感じる、骨を折られる痛みを神経が感じる、とかそういうのじゃない、神経そのものを少しずつそぎ取られる痛み……
     人体のなかで最も神経が集中するクリトリスを少しずつ、少しずつ、羊のザラッとした舌が舐め取っていく。
    「殺して、早く殺して」
     と決してかなえられることのない望みを叫びながら、この絶望的な激痛に耐えるしかない。
     いきない、脚の付け根から電気のようなビリビリとした激痛が脳天に向かって走る。
     大腿骨に付いた神経そのものに舌が触れたのだろう。
     これまでとは桁の違う激痛に身体を反らせる。
     もう性器は形も残っていないのだろう。
     こんなの、女にしか思いつかない拷問だ。
     もう一秒と耐えていられない。
     けれど、決して楽になることはない。
     しかも、これは、何かを吐かせようとしてやっているのではい。
     純粋に苦しみを与えようとしているのだ。
     群衆にとっての、この、たまらない娯楽は一日三十分に制限されている。
     でなければ羊は二時間で性器のすべてを破壊し、犠牲者は出血多量で死んでしまうだろうから。
     それはつまらない。
     一日三十分に制限し、治療も施し、しっかりと栄養も与えて、一週間はなぶり抜かなければ……
     それに、一度痛みを知った女は、二度目からは、責めの前から泣き叫び許しを請う。
     その様がまた群衆にとってはたまらない娯楽なのだ。
     羊が放され、ゆらゆらと血の臭いを求めて女のもとへ歩み寄る。
     女が恐怖に叫ぶ様、舌が触れたときの絹を裂くような叫び……
     まるで快楽に耐えるかのように引きつる脚、背、そして叫び声。
     すべてが美しいものへの妬みを刺激して、たまらない快楽を与えるのだろう。
     今日の責め苦、三十分が終わった。
     包帯が巻かれ、無理矢理スープを飲まされる。
     あと何日も生きて、この責め苦をたっぷりと味合わせるために。
     普通なら、これほどの激痛に脳が耐えきれず、痛みは快楽へと変換されるはずなのだ。
     だが、そんなことは群衆はみな知っている。
     どれほどの苦痛を与えようと、犠牲者たちは最後には微笑みながら死んでいくことを。
     そんなこと「魔女」には許されない。
     最後まで苦しみながら……
     一月前から少しずつアヘンを吸わされ、快楽物質への耐性が出来た脳は、もはや快楽を感じない。
     激痛は激痛のままだ。
     何の救いもない。
     唯一の救いは死だ。
     そして、これが、美しく生まれついた女の運命なのだ。
    「どう、わかった?」
     私から唇を離して女の子は言った。
    「私はこの運命を何千年も背負って生きてきたの。まだまだこんなもんじゃないわ。美しく生まれるってことは女にとってリスクなの。あなたにそれをじっくりと教えてあげるわ」
     
引用返信/返信
■7186 / ResNo.5)  歴女の受難6
□投稿者/ hime 一般人(47回)-(2013/08/27(Tue) 13:44:48)
    2013/08/27(Tue) 13:47:32 編集(投稿者)

    「あなたの文章『歴女の妄想』読ませてもらったわ。自分が絶世の美女だったらどうするって、ひどく自分勝手な勝手な妄想」
     私はいつのまにか、さっきと同じように縛られ、女の子に羞恥の中心を晒していた。
     女の子は私のVの字になった脚越しに笑いながら、
    「美人のここは、時と場合によっては民衆にさらされて、面白半分に破壊される運命にあるのよ、わかってる?」
     女の子は私の敏感な芽を優しく摘んだ。
     ビクン、と感じた。
     ああああ、と声が出る。
     思えば、こんなに優しい愛撫は初めてだ。
     関係を持った男二人は、あきらかに愛がなかった。
     私が感じているかどうかなんてお構いなしだった。
     愛のある愛撫とはこれほど心地良いものなのか。
    「私は理不尽に殺されてきた美しい女たちの残留思念よ。それがあなたの文章に反応したの。何を自分勝手なことを、って」
     愛撫が荒々しいものにかわった。
     指が入れられ、芽を潰すような愛撫になった。
     内と外で、感じる。
     声が出る。
    「逝きなさい、何度でも」
     言われるがまま、女の子の指を受け入れ、数え切れないほど逝った。
    「可愛いわ。食べちゃいたい」
     そう言って、女の子は私のそこに唇を当てた。
     芽を甘く噛まれながら、信じられないほど長い舌が私の中を蹂躙した。
     どんな技法を使えばこんなことが出来るのかわからない。
     指がアナルにも入れられ、舌とアナルが薄い皮一枚隔てて絡み合い、得も言えぬ快楽のハーモニーを醸し出す。
     逝って逝って逝きまくり、もう死ぬ、と思った。
     あまりにも深い快楽に。
    「さて」と女の子は起き上がった。
     その手には巨大なノコギリがあった。
     私はそれをある大学の人権センターみたいな所で見たことがあった。
     そこには世界の拷問具が集められていたのだった。
     これは女の犯罪者を文字通り股裂きにするノコギリで、実際に使われたものだと知ってゾッとしたのを憶えている。
     これで切られても傷がおへそに達するくらいまでは生きていたという記述にもゾッとした。
    「頭のてっぺんまで切られても、また再生してノコギリでひかれるの。永遠にね。私の運命はあなたの運命に変わったわ。これで消えていける。さよなら、私のドッペルゲンガー」
     女の子の目から明らかに精気が失せた。
     女の子は機械的な動きでノコギリを持ち上げた。
     とても一人では持てない二人でひく道具なのに、軽々と持ち上げ、私のそこに当てた。
     冷たい鉄の感触が……
     カプセルのドアが開けられた。
    「大丈夫ですか?」
     開発室の担当者が言った。
    「大丈夫じゃない。これはひどく危険な機械よ」
    「やっぱり……」
     担当者は残念そうに言った。

     けれど数日経って、実用化のめどが立ったという知らせを貰った。
     被験者の想念の中に出てきて色々悪さをしていた女の子が消えたというのだ。
     心当たりはあったが、黙っていた。(終わり。感想待ってるね)
完結!
引用返信/返信

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■7359 / 親記事)  十三行進曲
□投稿者/ hime 軍団(120回)-(2013/11/05(Tue) 15:32:38)
    『大奥くらぶ』は、大阪十三(じゅうそう)にいくつもある、いわゆるソフトSMクラブの一つだった。
     過激なことはしないけれど、入っている女の子は他のクラブよりも質が高く、マニア一歩手前的な男たちに人気だった。
     けれど人間という存在は欲深く、這えば立て、立てば歩けの親心、ならぬ、縛れば鞭、打てばアナルのスケベ心で、一歩手前が本格的なマニアに脱皮すると、『大奥くらぶ』のサーヴィスではもの足りぬと、あっさりと他に乗り換えてしまうのだった。
     世には草食系男子がはびこるとかで、この業界そのものが先細り、ソフトSMの「ソフト」をいっそ外してはしまえぬかと、オーナーから嬢達に相談のあったのが一週間前、具体的には、
     一本鞭
     飲尿
     アナル責め
     アナルセックス
     浣腸
     これらを解禁してはくれないだろうか、と。
     真っ先に反対したのが、ゆか(源氏名)だった。
    「うちら、そういうことせえへん約束で働いてんで」
    「けどな」とオーナーの百合子は苦しそうに言った。「もう、このまんまやったら、やってけえへんのやって。あんたの常連さんも、何人、『シャドウズ』に取られた?」
    「あんな、浣腸とかを売りにするような下品な店にしたいんですか?」
    「下品かどうかは客が決めることや。現に客は減っとる。逆に『シャドウズ』は客が増えて、あそこのオーナー、こないだホストクラブで会うたら、えらい景気ようて、ドンペリバンバン開けとったがな。私、悔しゅうて悔しゅうて」
    「お母さん」とゆかは言った。
     オーナーは、嬢達に「お母さん」と呼ばれて慕われていた。
    「また、ホストクラブ行ったんか? そんな散財したらあかんやろ! うちらが稼いどんねんで。アホらし」
    「ちょっと」と理性派のふうか(源氏名)が口を挟んだ。「話がまたアサッテや。お母さん、私らがそのコースを解禁したとして、客単価はどのくらい変わるもんなん?」
    「コンサルの概算で、だいたい、三千円くらいは上がるらしいわ。プレイ時間も長ごなるやろ。特に浣腸はプレイ自体もそうやし、その後の回復にも時間かかるから、2時間以上のコースでしかやれへん。そしたらこれまでショート専門やったお客も2時間にしてくれよるがな」
     三千円……
     嬢達の嘆息が漏れた。
     確かにそれは大きい。
    「耐えられるかどうか、私ら同士で練習してみいひん?」
     神戸出身でいちばんオシャレなりんか(源氏名)が言った。
    「浣腸とかも?」とふうか。
    「もちろんやんか。いきなりお客さんの前じゃ辛すぎるで」
     こうして「練習」という名の、女同士のSMプレイ大会が始まった。(新しい話だよ。今度は軽く行くね)

引用返信/返信

▽[全レス16件(ResNo.12-16 表示)]
■7373 / ResNo.12)  こんばんは!
□投稿者/ 美咲 一般人(28回)-(2013/11/13(Wed) 00:33:26)
    読んでいるだけで感じてしまいます!

    でも、アナルで逝けるなんて不思議ですよね!(驚)

    私も知ってみたいです!

    (携帯)
引用返信/返信
■7374 / ResNo.13)  おはよう!
□投稿者/ hime 軍団(131回)-(2013/11/13(Wed) 05:45:34)
    感想ありがとう。
    アナル良いよ〜
    クリやヴァギナと違って、いつでも逝けるってわけじゃないけど、逝ったときの満足感はちょっと表現出来ないくらい。
    問題は逝かしてくれる人がいないこと……
    アナルバイブは心の友、秘密の楽しみですね。
引用返信/返信
■7375 / ResNo.14)  こんばんは!
□投稿者/ 美咲 一般人(29回)-(2013/11/14(Thu) 00:31:38)
    いつでも逝けるわけではないんですね!

    私は経験がないので解りませんが、興味が湧きます!(笑)

    (携帯)
引用返信/返信
■7376 / ResNo.15)  おはよう!
□投稿者/ hime 軍団(132回)-(2013/11/14(Thu) 08:19:51)
    時間がかかるの。
    場所が場所だけに、いきなりってわけにはいかなくて、ゆっくりしなきゃならないし。
    アナルバイブの取説にも一時間くらいかけてって書いてた。
    実際、最初に逝ったときはそのくらいかかった。
    最低でも30分くらいかかるかな。
    だからもうやってると我慢できなくなって、アナルに入れたままクリで逝っちゃう。
    これはこれでイイし。
    時間もないし。
引用返信/返信
■7377 / ResNo.16)  十三行進曲12
□投稿者/ hime 軍団(133回)-(2013/11/15(Fri) 11:39:10)
     講習を終え、みぎ姫ひだり姫は東京に帰っていった。
     ことになっていた。
     実際には一日よけいに十三に残り、みゆきとふうかを二時間買って存分に楽しんで帰りたいという。
     それを聞いたとき、みゆきは、レズでもない彼女らがいったいなぜ、と思いながら、期待に胸が騒いだ。
     女の子に買われる……
     あまりにも甘美な期待は、呼ばれた部屋にあったロデオマシンを見て、一気に醒めた。
     そこには女の下半身を責める器具がグロテスクに貼り付けられていた。
     クリとヴァギナと、そしてアナルも……
     しかもそれは二組、向かい合って取り付けられていた。
     つまり、女を二人、同時に責める快楽の拷問台なのだ。
    「これ、素敵でしょ」とみぎ姫は言った。
    「大阪のメーカーに頼んだ特注品なの。あなたたちが最初の被験者よ。存分に楽しんでね」
     お金を貰う以上、断ることは出来ず、みゆきとふうかはその器具に乗った。
     みぎ姫ひだり姫の前で全裸になることも、そういう器具を装着することも、もう抵抗はなかった。
     二人の足首はマシンに固定された。
    「じゃ、まずはスタンダードね。振り落とされないように、しっかり抱き合って」
     ロデオマシン特有の馬の動きと、同時に、三つの箇所が異なる刺激を伝えてきて、みゆきとふうかは、そのあまりの悦楽に、抱き合いながら声を上げるしかなかった。
    「音楽モードってあるわよ」
     みぎ姫が言った。
    「どんな?」とひだり姫。
    「ワルツ、ってどうだろ」
     マシンが三拍子で跳ね始めた。
     その動きはみゆきとふうかの下半身の微妙な部分三カ所にダイレクトに来た。
     二人は三拍子で喘ぎ声を上げた。
    「これ、面白い!」
    「カラオケとも連動してるみたいよ。何か歌わせてみようよ」
    「何かないかな」
     みぎ姫ひだり姫がバカ話をしている間も、みゆきとふうかは三拍子で逝き続けた。
     みゆきは何度も失神しかけ、ふうかに助け起こされた。
     ふうかも同じだった。
     買われた以上、買い主の要求は絶対だった。
     と言うのを言い訳にして、みゆきはこの甘美な拷問を舐めるように味わっていた。
    「歌決まったわよ、これを綺麗にデュエット出来たら下ろしてあげる」
     テレビ画面には「十三行進曲」と出た。
     勇ましい前奏が始まれば、曲は「蒲田行進曲」だった。
     ただ、作曲は外国人なので、「蒲田行進曲」自体がカヴァーなのだとわかった。
     字幕には、
    「オペラ『放浪者の王』より」とあった。
    「さあ、歌いなさい」

     淀川ほとり花火も上がる
     愛こそ命
     宵の宴にさかづき交わし
     一夜よ永遠に
     十三、十三、夢の街
     夢と愛とが出会う街
     そぞろ歩けば笑顔も涼し
     十三、夢の街

     喜びもある悲しみもある
     それこそ命
     宵の宴に想い出語り
     あの日よ永遠に
     十三、十三、恋の街
     恋と夢とが出会う街
     そぞろ歩けば憂いも消える
     十三、恋の街
     ……
     とてもまともに歌えてはいなかったが、その歌声は、なぜか四人の心に滲みたのだった。
    (終わりだよ。「十三行進曲」の歌詞はオリジナルだから著作権の問題はありません)
     
完結!
引用返信/返信

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■1898 / 親記事)  性教育 −1−
□投稿者/ 美弥 一般人(5回)-(2005/04/09(Sat) 13:12:02)
    ─『せんせぇ…ちょっと熱っぽいんだけどぉ…』─
    ─「ホントなの?この前みたいに仮病じゃないでしょうねぇ?」─

    ─『あの…体育で怪我しちゃって…』─
    ─「あら大丈夫?そこ座って。この位なら消毒しとけば大丈夫ね」─

    ─『2階の西トイレ、紙きれてるみたいなんですけど…』─
    ─「分かった、分かった。ありがと。後で補充しとくから、東のトイレ使って」─

    ─『ちょっとぉ、体温計どこぉ?』─
    ─「え?棚の真ん中の引き出しに入ってるでしょ?」─ 

    今日も、×××女子高等学校の保健室は賑やかだ。
    武山恵理子は、3ヶ月前に出産と育児を理由に退職した保健医の代わりに、×××女子高等学校に赴任して来た。
    年が28才ということもあって、生徒達にとって先生というより頼れるお姉さんに近い感覚。
    武山恵理子が生徒に慕われる保健医になるには、そう時間がかからなかった。
    多くの生徒は彼女のことを『武山先生』と呼んでいたが、中には『えっちゃん』なんて呼ぶ生徒もいた。

    保健室には休み時間のたびに沢山の生徒がやって来る。
    本当に体調不良や怪我をした生徒もいたが、大半の生徒は『えっちゃん目当て』だったり、仮病だったりする。
    保健医である彼女の仕事は、体調不良や怪我をした生徒の介護や治療。
    でも、彼女は生徒の心のケアにも力を入れていた。
    進路相談や友人との交友関係についてだったり、そして恋愛相談にも。
    そんな彼女だから生徒に慕われたんだと想う。

    ある日、武山恵理子は教頭に呼ばれた。
    ─『武山先生に性教育をお願いしたいんですよ』─
    ─「はぁ…」─
    突然の教頭の申し出に驚きを隠せないまま、彼女は返事をした。
    ─『役員会の方で、エイズの学習をすることが決まったんです』─
    ─『それでですね、この機会に性教育についても見直そうということになりまして』─
    ─「はぁ…分かりました」─

    そんなわけで、彼女は生徒に対して性教育の授業を行うことが決まった。
    通常なら17時には勤務を終えて、職員会議でもなければ18時には学校を後にする彼女。
    最近は、性教育の授業に使う資料などを作るために、遅い時間まで学校に残ることが多くなった。

    そして、あの日も…

    ※ 私書箱番号「6877」
      御感想・御意見お待ちしています^^

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▽[全レス5件(ResNo.1-5 表示)]
■1899 / ResNo.1)  性教育 −2−
□投稿者/ 美弥 一般人(6回)-(2005/04/09(Sat) 13:24:30)
    性教育の授業を明後日に控えた日の放課後。
    やっと作り終わった資料を生徒の人数分コピーし、ホッチキスで留める作業を保健室でしていた。
    そして、パラパラと誤字脱字チェックをした。
    女性の体の仕組みなどについて説明された資料を左手に、椅子に深く腰掛けた。
    長時間、パソコンに向かってたために疲れたのだろう。

    そして…
    彼女は右手をそっと胸にもっていった。
    Yシャツの上から、乳房を揉み始めたのだ。
    時折、指先に力を込めている。
    指先が淡い水色のYシャツに食い込んでいる。
    ─「んっ…」─
    彼女の口から、切ない声が漏れた。
    彼女には、まだ理性を保つ余裕があった。
    (ここは保健室なのよ)そう、自分に言い聞かせた彼女は、声が漏れないように口を硬く閉じた。
    でも、保健室であるということが彼女にとって、興奮を掻き立てる要素となっていた。
    誰が入ってくるか分からないという空間の中での自慰行為は、彼女に大きな快楽を与えた。
    でも、彼女には(こんな時間に生徒は残ってないわ)という自信もあった。
    時計の針は7時30分をさしていた。
    彼女の手はYシャツの裾から忍び込み、ブラをたくし上げていた。
    そして、柔らかい乳房に直で触れ始めた。
    硬く尖った乳首を指先で円を描くように転がしている。
    ─「はぁん…」─
    硬く閉じたはずの彼女の口から、また声が漏れた。
    そして乳首を親指と人指し指で摘んだ。
    しばらく乳首を弄び、今度は指先に力を入れて抓った。
    ─「あぁ…んっ…」─
    彼女の甘く切ない声は、また大きくなった。
    いつの間にか、だらしなく開けられた半開きの唇と、力の抜けた足。
    彼女は太腿の方へと手を下ろしていった。
    そして内腿をゆっくりと撫で回した。
    ストッキングの上からでも、ソコが湿り気を帯びていることが分かった。
    それほどまでに彼女のソコは潤っていたのだ。
    ストッキングの上から、中指を押し当てた。
    ─くちゅ─
    彼女は自分のそんな音にさえ興奮してしまった。
    太腿の付け根の辺りのストッキングを、伝線が響かないようにそっと破いた。
    ショーツの横の部分から指を忍ばせ、充分なほど潤ったソコに指を運んでいった。
    ソコから溢れる液を指先ですくい、小さな突起を見つけるとソレを指先で撫でた。
    ─「あんっ…」─
    今度は、指先で押しつぶすように。
    彼女の声は、少しずつだが大きくなっていった。
    そして、さっきより大きくなったソレを指先で摘んだ。
    足に力が入る。
    摘んでいる指先にも徐々に力が込められた。
    リズム良く指先の中でソレを転がした。
    頂点に達そうとした時だった。

    ─『せんせぇ、まだ居るぅ?』─

    武山恵理子は、たくし上げたスカートを慌てて直した。
    そして光るほど濡れた指先をYシャツの裾で拭った。
    ─「どうしたの?こんな時間に?」─
    そこには、陸上部員の森中裕美が立っていた。

    ※ 私書箱番号「6877」
      御感想・御意見お待ちしています^^

引用返信/返信
■1900 / ResNo.2)  性教育 −3−
□投稿者/ 美弥 一般人(7回)-(2005/04/09(Sat) 13:35:21)
    ─『もうすぐ大事な大会があるから居残り練習してたらさぁ、足ひねっちゃったみたいでぇ…』─
    そう言って、イタズラっぽく赤い舌をペロッと出してみせた。
    裕美は世間が今時の子というタイプの女子高生である。
    語尾を意味なくのばした話し方。
    私立校で校則が比較的に少なく割と自由な×××女子高等学校でも、一際目を引く明るく染められた髪。
    (せっかくの綺麗な肌が…)なんて言いたくもなってしまうような飾られたメイク。
    そして、彼女は保健室によく現れる生徒だった。
    風邪をひいただの、生理痛がひどいだの、何かと理由をつけて毎日のように保健室にやって来た。
    本当は授業をさぼりたいということも武山恵理子は分かっていた。
    そんな彼女だったが、問題児なわけではなかった。
    問題児どころか、その人懐っこい性格のせいだろうか、先生達の間では可愛い気のある生徒とされていた。
    その上、彼女は陸上部に所属し、その面では有望とされている生徒だった。
    そして今日も誰に言われることもなく残って自己練習をしていたらしい。
    そんな真面目な部分もある彼女のことを武山恵理子も、他の先生達と同じく可愛く思っていた。
    ─「転んだか何かして捻ったの?」─
    彼女を椅子に座らせて捻ったという足を診た。
    足首に触ると
    ─『ちょっと、えっちゃん!痛いってぇ…もう少し優しくしてよね』─
    彼女は口先を尖らしながら、そう言った。
    彼女の捻挫は診たところ、ひどくもない様子。
    ─「腫れてもないし、熱ももってないようだし大したことないと思うわ」─
    ─「念のために湿布はっとこうか?」─
    そう言って棚の中の湿布を探していた時だった。
    突然、彼女が武山恵理子の後ろから抱きついてきた。
    武山恵理子は驚きながらも冷静さを保とうとしていた。
    ─『熱をもっているのは私の足じゃなくてぇ…えっちゃんのココでしょ?』─
    そう言って彼女は武山恵理子のスカートの裾から手を忍ばせてきたのだ。

    ─『えっちゃんのココ、すっごく熱いよぉ?』─
    そう言って彼女は武山恵理子の濡れた部分に手をやった。
    ─『それに濡れてるぅ…そんなに良かったの?オナニー』─
    彼女は武山恵理子が自慰をする様子を見ていたのだった。
    ─くちゅ…くちゅ─
    ─「裕美ちゃ…ん…何言ってるの?先生は…あっん…」─
    武山恵理子は言い訳しようとしたが、彼女の指の動きに体が反応してしまう。
    ─『体は正直なんだよ?ほら?気持ちいいんでしょ?』─
    彼女が大きくなった突起を摘んだ。
    ─「あんっ…はぁ…ひ…裕美ちゃ…」─
    彼女のリズミカルな指先に比例するかのように切ない声が保健室に響いていく。
    ─「あっっ…も…もぅ…っっ」─
    数分前に頂点に達そうとしていたソコは、またしても頂点に達そうとしていた。
    ─『まだ駄目ぇ…』─
    彼女は意地悪そうにそう言うと、ひくつく武山恵理子のソコから手を離してしまった。
    ─『イカせてほしいの?』─
    という彼女の問いに、ただ静かにコクっと頷いた。
    武山恵理子には、もう理性の欠片すらなかった。
    ─『じゃあ…お願いしてよ?』─
    意地悪そうな彼女の笑みに、武山恵理子は熱くひくつく部分に疼きを感じた。
    ─「イカせて…イカせてください…」─
    小さな声だったが、武山恵理子は言った。
    ─『でもぉ、今日は遅いからもう終わり…』─
    そう言うと武山恵理子の額に軽くキスをした。
    ─『2日後よ?もっと可愛がってあげる。その代わり…』─
    彼女がニヤっと笑った。
    ─『それまでオナニーは禁止だよ?』─
    ─『裕美の言うこと聞かなきゃ、せんせーなんて知ーらない』─
    武山恵理子は、何も言わずに頷いた。
    ─『じゃあ明後日ね。ばいばーい』─
    そう言うと彼女はスキップをしながら保健室を出て行った。

    武山恵理子は、ひくつき疼くソコを慰めたかったが我慢した。
    (そう…明後日…)彼女はそう思い、また疼くソコを潤わした。

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引用返信/返信
■1901 / ResNo.3)  NO TITLE
□投稿者/ こう 一般人(1回)-(2005/04/10(Sun) 02:54:26)
    これ前にも見たことあるんですが…気のせいでしょうか?同じ方?

    (携帯)
引用返信/返信
■1903 / ResNo.4)  こう様へ
□投稿者/ 美弥 一般人(9回)-(2005/04/10(Sun) 06:19:45)
    前回途中で断念したまま放置しちゃった作品デス。
    PCに残っていたため、再びUPさせて頂きました。
    これから、続きを書いていくつもりデス。



引用返信/返信
■7363 / ResNo.5)  Re[2]: NO TITLE
□投稿者/ 佑 一般人(1回)-(2013/11/07(Thu) 09:13:13)
    続きが気になります。
    できれば、これだけでも完結して頂けないでしょうか?
    とても、心待ちにしてます。
引用返信/返信

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■6863 / 親記事)  義妹・・・
□投稿者/ なつ 一般人(5回)-(2012/09/05(Wed) 22:20:15)
    結婚してから妹ができた。

    一人っ子だった私にはそれがとても嬉しいことだった。
    純粋にあの日までは・・・。



    その日は彼が出張で私一人になってしまうので義妹である南那(なな)ちゃんが泊りにきてくれることになった。
    だけどそれはいままでも時々あったこと。
    私も楽しかったし南那ちゃんが私を慕ってくれることが嬉しかった。

    『お義姉さんほんと料理上手だね〜。ごちそうさま。』
    ちゃんと手を合わせてにこっと笑う。
    『じゃあ片付けは私がするからお義姉さんは先にお風呂入ってきてよ。』
    『あ・・・いいわよ。私がするから南那ちゃん先に入ってきて。』
    『ううん。どうせお兄ちゃんは家事の手伝いなんかしないでしょ?だからかわりにしてあげる。たまにはゆっくりして。』
    言いながら片付けを始めるので私は素直に甘えることにした。
    『・・・じゃあ、お言葉に甘えちゃおうかな。』
    そして私はバスルームに向かった・・・。

    『・・・ふう』
    全身伸ばして入れる湯船にゆっくりつかると思わずため息がでる。
    『お義姉さん』
    『?・・・南那ちゃん?・・・どうしたの?』
    なにかわからないことでもあったのかしら・・・
    『南那も一緒に入っていい?』
    『え?』
    『ここのお風呂って広いしいいでしょ?』
    無邪気に言われて断れるわけもなく私は仕方なくOKした。
    ホントはもう少しのんびりつかっていたかったんだけどまぁ・・・たまにはいいかな。
    『おじゃましま〜す』
    うきうきとした感じで南那ちゃんがなにもどこも隠そうともしないで入ってくる。
    少し苦笑してしまうが今どきの女の子ってこんなものなのかな。
    そして身体・髪・・・全身を洗い終えて湯船につかっている私をみた。
    『はいっていい?』
    『どうぞ』
    必然的に向い合せになってなんとなく目のやり場に困る私に対して南那ちゃんはじっと私を見つめる。
    『・・・南那ちゃん・・・その・・・そんな見ないでくれるかな?』
    いくら同じ女性・・・それも義妹でもこうまで見られると落ち着かない・・・
    『お義姉さんきれいだな〜』
    『え?』
    『おっぱいもおっきくてでもとってもきれいな形。それにウエストはきゅって引き締まってて・・・』
    『・・・さ、先にあがるね。』
    なんとも居心地悪くなってきて・・・私は腰を浮かせた。
    だけど・・・
    『待って・・・』
    ギュッと手首をつかまれた。
    『南那の最初で最後のお願い・・・きいて』
    ふりほどこうとしたけど・・・南那ちゃんのその表情をみるとできなかった・・・
    『おね・・・がい?』
    『たぶんなんとなくわかってると思うけど・・・私お義姉さんがずっと好きだったの』
    私はなにも言えず南那ちゃんを見つめた。
    『お兄ちゃんのお嫁さんだからダメだって思うんだけど・・・でも・・・』
    のどがカラカラになる・・・。声がでない・・・。
    『だから今日・・・ううん今だけでいいから・・・お義姉さんに触れたいの』
    どういえば・・・何を言えばいいのかわからなかった・・・

引用返信/返信

▽[全レス9件(ResNo.5-9 表示)]
■6872 / ResNo.5)   [6]: 義妹・・・
□投稿者/ なつ 一般人(5回)-(2012/09/11(Tue) 20:37:53)
    2012/09/11(Tue) 21:43:52 編集(投稿者)
    2012/09/11(Tue) 21:42:44 編集(投稿者)

    『ふーん・・・まだそんな口・・・聞けるんだ』
    今まで見たことのない表情に思わず私は身体を固くした。
    『くす・・・クスクス・・・いつまでそんな態度でいられるか・・・すっごい楽しみだよ・・・お・ね・え・さ・ん・・・』
    言い終わるか終らないかだった
    『んっぅ!・・・あぁっ』
    再びバイブにスイッチが入れられる・・・それも・・
    『きゃぁっ・・・やぁっ・・・いやぁっ』
    『どう?一瞬休んだところに最強の振動?』
    『ああぁっ・・・・ああああっ』
    快感より苦痛に近い刺激にガクガクと私の身体は痙攣し意識が飛びそうになる。
    だけど・・・
    『あっ・・・はぁ・・・うぅんっ』
    同時に乳首とクリには快感が与えられていて私の身体は苦痛と快感の両方に責められわけがわからないっ
    『ひっ・・・ぃ』
    自分でもどんな声が出てるのかすらわからない。
    クリと乳首への愛撫が私を絶頂へ誘うのにバイブの苦痛がそれを妨げるのだ。
    『いけないでしょ?』
    南那ちゃんがクリを弄りながら私の顔を覗き込む。
    『あぁっ・・・んぅぅっ』
    だけど私は喘ぐことしかできない。
    『バイブとめてあげようか?』
    『んっ・・・ね、がい・・・・あぁっあ・・・とめ・・てぇっ』
    ここを逃したらもう止めてもらえないっ。その恐怖で必死で私は懇願する。
    『どうしようかな・・・とりあえず少し緩くしてあげる・・・そしたらもっとちゃんとしゃべれるでしょ?』
    やっとこの苦痛から解放される・・・だけどそれはちがってた・・・
    『あ・・・あぁっ・・・ぅぅんっ』
    バイブが今度は私の身体に快感をあたえるようになったのだ。
    適度な振動が今度は快感となって私を責めたてる。
    さらに・・・
    『これくらいの振動だと・・・気持ちいいでしょ?もっと感じさせたげるね』
    『あぁ・・・はぁっ・・・』
    南那ちゃんが私の乳首を舌で転がしチロチロと先端を責めながらもう片方を指でクリクリと摘まみながら時々グリっとつねりあげる。
    『あぅんっ』
    そしてクリもまた・・・ゆっくり指で撫でられかと思うとその指ではじかれる。
    少し激しくこすられて・・・またすぐにゆっくり撫でまわされたまにキュッと摘まみあげられる。
    『あぁぁっ・・っねがいっ・・・も、ぅ・・・やめてぇっ・・・』
    『そのやめてはどっちかな?お義姉さん?』
    『ど・・・んぅっ・・・どっち?・・・あぁっ』
    『そう責めるのをやめてほしいの?それともこれ以上焦らすのを?』
    くすくす笑いながら南那ちゃんは私への愛撫に手を緩めようとしない。
    『責めをやめてほしいなら・・・もうこのまま放置するからね・・・』
    ビクンっと身体が震える・・・このまま?!
    『焦らすのをやめてほしいんなら・・・いかせてくださいって言わなきゃだめよ』
    『!!』
    『どっちを選ぶのかは・・・お義姉さんが決めていいよ』
    天使のように南那ちゃんが笑った

引用返信/返信
■6873 / ResNo.6)  [7]: 義妹・・・
□投稿者/ なつ 一般人(6回)-(2012/09/13(Thu) 17:11:21)
    なぜわかるのか南那ちゃんは私がいきそうになると責めをやめる・・・
    そんな責めがしばらく続いた・・・
    おかしくなりそうな快感といきそうでいかせてもらえない地獄に私はホントに狂ってしまいそうだった
    でも・・・だからといって私は判断をくだせなかった
    ここで放置されるのも・・・いかせてくださいと懇願することもできないのだ
    『お義姉さんすごいね・・・こんなにがまんできるんだ』
    少しあきれたような声
    『意外とこういう風に焦らされるの好きなんじゃない?』
    そして意地悪な声
    『じゃあこれならどう?』
    すでに私には抵抗するだけの力も気力もない
    南那ちゃんは私への愛撫をやめそして・・・
    『い・・・やぁ』
    私の太ももとふくらはぎがくっつくように縛られた。
    『このままバイブだけ入れといてあげる・・・。それでもまだなにも言わないのかな?』
    バイブを咥えこんでいる私のあそこは南那ちゃんの前にさらけ出された。
    そしてそんな私の姿を見ながらバイブのスイッチを入れたり切ったりしていたがとうとうそれすらとめられた・・・
    『う・・・ん・・・ぁ・・・・』
    私は身体をくねらせ身悶える・・・
    『お義姉さんって・・・マゾだったんだね・・・こんなことされてるのにどんどん蜜はあふれてくるよ』
    私の顔を覗き込み意地悪く囁く。
    かろうじてふるふると首を振るが説得力はなかった・・・。
    私のあそこからは確かに大量の蜜が溢れている・・・自分でもわかってしまうくらいなのだから・・・
    『言って・・・そうしたらもっとお義姉さんのされたいことしてあげるよ?』
    私のされたいこと?
    『いろんなとこでしてあげる・・・毎日毎日苛めてあげる』
    ・・・
    『縛って・・・辱めて・・・犯してあげる・・・』
    『ぁ・・・はぁ』
    私はこの言葉だけで感じてしまっている・・・
    『いたぶってあげる・・・こうやって焦らして恥ずかしく縛って・・・』
    『ぅ、んぅ』
    『ほら言って?』
    あぁ・・・もう・・・だめ・・・
    『南那のおもちゃに・・・なるって・・・』
    『う、ん・・・』
    『うんじゃわかんない・・・はっきり言って南那のおもちゃにしてくださいって』
    『な・・・南、那ちゃ・・・んの・・・』
    あぁ・・・私・・・私・・・・
    『南那ちゃんの?』
    『おもちゃに・・・して、ください』
    『なりたいの?』
    『なりたい・・・です・・・南那ちゃんの好きにしてほしいです・・・』
    『やっと手に入れた・・・』
    南那ちゃんが私の唇にキスをしてそのままクリにキスをし舌を這わせた。
    『あぁっぁ』
    今の私にはその刺激だけで十分だった・・・
    『これからは私がお義姉さんのご主人様だよ?』
    すべての力を失い遠のく意識の中南那ちゃんの声が聞こえた・・・

完結!
引用返信/返信
■6891 / ResNo.7)  Re[7]: [7]: 義妹・・・
□投稿者/ たぬき 一般人(1回)-(2012/10/19(Fri) 13:13:45)
    最高でした!もう・・・ヌルヌルにして弄ってます。普段よりもう・・・恥ずかしいです。変なこと書いてごめんなさい。また書いて下さいね!
引用返信/返信
■6893 / ResNo.8)  Re[8]: [7]: 義妹・・・
□投稿者/ なつ 一般人(1回)-(2012/10/22(Mon) 22:51:59)
    感想ありがとうございました(^^)

    自分がしたい・・・されたいことを書いただけなんですが
    感じてもらえたようで嬉しいです♪

    また機会あれば書いてみるのでよろしくお願いします(^^)
引用返信/返信
■7362 / ResNo.9)  ノベル集アップ希望
□投稿者/ ふぁん 一般人(1回)-(2013/11/06(Wed) 21:01:40)
    ノベル集アップ希望
完結!
引用返信/返信

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■7341 / 親記事)  絶望の船1
□投稿者/ hime 軍団(106回)-(2013/10/28(Mon) 11:28:53)
     外見は豪華客船にしか見えないその船は、しかし特殊な積み荷を積み、月曜の夜に出港して何処にも寄港せず、金曜の朝、港に戻ってくるのだった。
     エスメラルダ号……
     名前こそ美しいこの船は、陰ではこう呼ばれていた。
     拷問船
     この船には反政府活動に関わった女達が乗せられ、活動のすべてを白状するまで、特殊警察に尋問を受けるのだという。
     もちろん、尋問という名の、残虐な拷問である。
     国際的な批判を避けるため、大洋上に出るのだという。
     女達の叫び声は船底に消え、そこで何が行われているのか、誰も知らない。
     噂では、積み荷の女達のほとんどがこの過酷な尋問に耐えきれず、金曜までに死んでしまうのだという。
     そしてそのまま海の藻屑……
     生き残っても、それはつまり組織を売ったということで、待っているのはかつての仲間たちからの凄惨なリンチ……
     エスメラルダ号……またの名を「絶望の船」という。
     Mもまた、この絶望の船の積み荷となった。(新しいお話だよ。感想待ってるね)
     
引用返信/返信

▽[全レス16件(ResNo.12-16 表示)]
■7354 / ResNo.12)  絶望の船11
□投稿者/ hime 軍団(116回)-(2013/11/03(Sun) 14:12:15)
     顔にマスクがかけられ何も見えなくなった。
     賑やかな声に、おそらくパーティー会場にひきたてられたのだと知れた。
     そのような場所に全裸でいることにとてつもない羞恥を感じ、足を止めると、いきなりお尻を鞭で打たれた。
     猛烈な痛みに小走りになると、会場からは爆笑が起きた。
     自分が見られていることに初めて気付き、Mはまた羞恥に足を止めた。
     今度は鞭は来ず、その代わり、まるで荷物のように持ち上げられ、産科の診察台のような椅子に秘部を剥き出しにして固定された。
    「みなさん、これが何かわかりますか?」
    「●●●●!」と下品な声が飛び、下品な笑いが起きた。
     客は皆、女らしかった。
    「●●●●は●●●●でも、誰の●●●●でしょう!」
     様々な名前があがった。
     そして司会の女はMのマスクを取った。
     会場からざわめきが起きた。
    「グレートヒェン! グレートヒェンよ!」
     それはマルガレーテの愛称であり、支配階級からは「血のグレートヒェン」としておそれられたMの呼び名なのだった。
    「今日はこのグレートヒェンが主賓です」
    「テロリストよ、すぐに八つ裂きにして殺すべきよ」と客の一人が言い、客達はそれに同調して叫んだ。
    「我が国は法治国家ですよ」と司会は客の声を制した。
    「したがって裁判抜きの死刑は認められておりません。まずは証拠調べから始めましょう。血のグレートヒェンのここがどれほど淫乱で、支配階級の男たちをたぶらかしたか、調べてみたいとは思いませんか」
    「調べるのよ、徹底的に!」
     客達は口々に叫んだ。
    「一晩かけて、皆さんとじっくり調べましょう」
     司会は様々な性具を取り出して、客達の下品な笑いを誘った。(続くよ)
引用返信/返信
■7355 / ResNo.13)  絶望の船12
□投稿者/ hime 軍団(117回)-(2013/11/03(Sun) 14:47:06)
     最初、様々な性具や指でMは責め立てられた。
     快楽と言うよりは物理的な刺激への反応としてMは逝った。
     はじめ好奇の視線を向けていた女達も、性具の突き立てられた秘部が、麻痺した膝に突き上げられてガクガク上下する様のあまりの品のなさに辟易して、次第に輪を解いてしまった。
     残ったのは真性の変態だけだった。
     それだけに責めは過酷になった。
     催淫剤を注射しながら責め続けるとどうなるか、ここで試そうと言うことになった。
     パーティーの最後までMが生きていられるかどうか、賭もやられることになった。
     白衣を着た医師がMの内ももに怪しげな薬を注射した。
     その瞬間、Mの理性が飛んだ。
     そこが火照り、もうどうしようもない性欲が全身を焼いた。
     手の拘束が解かれたとき、その行き場所は一つしかなかった。
    「ダメよ」と司会者が言った。
    「こんな場所でオナニーなんて。そうでしょ、皆さん」
    「そうよ、みっともない」
    「若い女性でしょ、たしなみを知りなさいよ」
    「お願いです」とMは力無く言った。「もう我慢できません」
    「もっと、大きな声でお願いしなさい」
    「オナニーさせて下さい」とMは辛うじて残る羞恥心を蹴飛ばして叫んだ。「オナニーさせて下さい」
    「ダメよ!」と言いながら、司会はMの手をそこに運んだ。
     Mは耐えきれず、もうドロドロに溶けた部分に指を這わせた。
     それだけで逝った。
    「なんてこと! 人前で自分でするなんて!」
    「逝ったわよ、この子、今、自分で逝ったわよ」
     もはや客のあざけりの声は適度なスパイスでしか無かった。
    「オナニーさせて下さい……あ、あ、逝く!」
     Mは自らを辱め、犯し、何度も何度もみっともなくお漏らしをして逝き続けた。
     逝きながらのお漏らしが床を打つたび、女達は嬌声をあげ、その声がまたMを昂ぶらせた。
     それでもしだいに理性が鎌首をもたげ、指の動きが鈍くなった。
     再び注射が打たれ、自分で自分を犯す惨状が繰り返された。
     脱水を起こして簡単に死なれてはつまらないと二リットル以上の水を強制的に飲まされた。
     逝きながらのお漏らしが床に池を作り、四度目の注射が打たれた。
    「これで致死量を超えました」
     医師の声が遠くに聞こえ、それでもMは漏らしながら自分を犯し続けた。
     そしてMの意識は消えた。 (続くよ)
引用返信/返信
■7356 / ResNo.14)  消えた
□投稿者/ 美咲 一般人(26回)-(2013/11/04(Mon) 02:56:20)
    消えたMの意識はどうなったんでしょうか!?

    続き楽しみにしています!

    (携帯)
引用返信/返信
■7357 / ResNo.15)  絶望の船13
□投稿者/ hime 軍団(118回)-(2013/11/04(Mon) 17:14:34)
    2013/11/04(Mon) 21:03:09 編集(投稿者)

     Mが再び目覚めたとき、見覚えのある医務室の天井が見えた。
    「生きていた」
     けれど、気を失うに至った状況を考えると、もう二度と世間には出ていけないだろうと思い、静かに泣いた。
    「目が覚めたのね」
     と聞き覚えのある声が聞こえた。
     組織の同士だった。
    「なぜ、貴女が」
     起き上がろうとして、身体を拘束されていることに気付いた。
    「この船は、いいえ、この国は私たちが押さえたの。軍隊が私たちと同調してクーデターを起こしたの。権力は私たちが把握したわ。人民は解放されたのよ」
    「良かった」
     Mは心底の安堵と、喜びの涙を流した。
    「で、あなたには聞きたいことがあるの。あなた、なぜ懲罰房から出てこられたの?」
     もしかして、査問?
     そう気付いただけで、もうMの顔色は真っ青になった。
    「懲罰房から出てこられたのは貴女だけよ。いったいどんな裏切りを犯したのか、目が覚めたら聴くことになってたの」
    「そんな、何も裏切ってないわ。連中が勝手に」
    「それに、手篤く看護されてたみたいじゃない。どうやってここに来たの」
    「それは……」
     オナニーのしすぎで死にそうになった、とはとても言えなかった。
     そもそも催淫剤を打たれたことをMは知らなかった。
     自分の意思でしたと思い込んでいるのだった。
    「じゃ、行くわよ」
    「どこに?」
    「良く知ってるでしょ。拷問ホールよ。あなたたちが使ってた」
    「私たち?」
    「そうよ。あなたは向こうの人間だったんでしょ」
    「違う! 私は裏切ってない!」
    「わかった。あとは身体に聞くわ」
    (続くよ)

引用返信/返信
■7358 / ResNo.16)  絶望の船14
□投稿者/ hime 軍団(119回)-(2013/11/04(Mon) 17:37:48)
     広いホールのすべての拷問具には全裸の女達が架けられ、その誰も五体満足な者はなかった。
     阿鼻叫喚の叫び声はもはや無く、皆、苦悶の中に静かに死を待つか、その姿に明日の自分を重ねて絶望に泣くか、それだけだった。
     中にはパーティでMを責めた女もいた。
     肛門から少しずつ腸を巻き取る機械にかけられ、恐ろしい苦悶の表情で静かに泣き続けていた。
     椅子に拘束されたFがいた。
     Fの眉毛から上は頭蓋骨が剥がされ、脳が剥き出しになっていた。
     突き刺された電極から電気が流されるたびに身体は奇妙に麻痺し、意味不明な言葉を発した。
    「強情なのよね、この女。麻酔無しで頭蓋骨を剥がれても黙ってる。脳に直接電流流されたら、全身が激痛でショック死してもおかしくないのに、もう五時間も耐えてるわ」
     FはMに気付き、叫んだ。
    「人民の英雄、グレートヒェン、万歳!」
     そして事切れた。
    「最後の最後まで嘘にまみれた人生だったわね」
     そう言って、同志はMに振り返った。
    「さあ、あなたは素直に白状してね。今なら銃殺で済むわ」
    「私は裏切ってない! 私は今でも人民と共に……」
     同志は黙って兵士達に指示を出した。
    「身体に聞くわ、すべて」
    「私は裏切ってない、私は今でも人民と……」
     Mの絶望の叫びが空しく拷問ホールに響いた。
     この日、国際社会は新政府を承認した。(終わり)
完結!
引用返信/返信

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