SMビアンエッセイ♪

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■6344 / 親記事)  危険なご近所様
□投稿者/ strawberry 一般人(1回)-(2011/06/28(Tue) 13:16:41)
    閑静な住宅街の中、陽子が夫、貢とともに結婚して引っ越してきたのは、今から6年前のこと。人当たりもよく、ピアノが上手で、誰から見ても『お嬢様』としてその道を歩んできたような感じに見られていた。勿論、妻としても。だけど、結婚後から夫婦愛は冷め、独身時代の性癖を忘れられずに、一人悶々としていた。
     そんなある日のこと、住宅街から少し離れた書店で見つけた、独身時代にはまっていたHな雑誌。周囲に誰もいないことを確認して、本を片手にレジへ向かう。胸がドクドクと波打つ。店員に顔を覚えられやしないだろうか、知り合いに会わないだろうかと、頭はめまぐるしく回転する。店員が本を薄白いペーパー袋に入れる行為がいつもより、遅く感じた。誰かが、店内に入っていく。そのたびに、異様なほど、私の心が高鳴った。清算を終えて、商品を手に、店員の「ありがとうございました」という声が、「変態なお嬢さん」という目で見られているような感覚に陥りながら、書店を後にし、持っていたバッグに急いで入れた。
     家まで待ちきれない。この本の中身をひと目でいいから見たいという衝動に駆られた。そうして、陽子はスーパーのトイレの中に入り込むと、バッグの中から雑誌を取り出し、紙袋を破いて、本の中を見た。独身時代にスキだった作家の特集が掲載されていた。食い入るように読み、ジーパンがあたるあそこの部分がやけに、熱く感じた。もっと、もっと締め付けたい。そういう欲求に駆られた。
     読みながら、スキな作家が書いた主人公に自分を置き換えて、独身時代のことを思い出した。
     初めて、祥子に会ったときのこと。祥子は陽子より10歳も年上の会社の先輩だった。さまざまな変態プレイをしたけど、一番興奮したのは一緒に水着を買いに行ったときのこと。祥子がチョイスするきわどい水着を試着室で着る。鏡に映る自分の姿。「着れた?」という祥子の声に、「着れたけど・・・」というあいまいな返答をした私。じゃ、と言って、試着室のカーテンを少しだけ開けて、私の姿を見ると、祥子はゆっくりと笑顔を浮かべて、「そのままね」と言い、外に出た。そうして、カーテンのなかにもう一度入ると、私の首に真っ赤な首輪をつけ、お尻の中にイチジク浣腸を注入した。
     「抵抗すれば、もう一本いれるわよ」という言葉を耳元で囁かれた。ぐっと、お尻の穴に力を入れた。そうして、祥子は店員を呼ぶと、カーテンを全開にし、驚く店員の前に私をさらけ出したの。
     「この水着頂きます。おいくらかしら?」
    少しの間があき、もう一度、祥子は尋ねた。
     「おいくらかしら?」
    店員は私の水着のラベルを見ようと、水着に手を伸ばした。綺麗な顔の女性。私と同じ年くらいかな?
     「18000円です」
     店員は祥子にそう、告げた。祥子はバッグの中から財布を取り出してカードを取り出し、一括でといった。
     「少々お待ちください」
     店員はカードを預かると、水着の値札を持って中央レジへと向かった。
     急におなかがぐるぐると痛くなってきた。
     「祥子さん、トイレへ行きたいのです。」
     「いいわよ。その格好で行ってらっしゃい」
    なんて、冷たい言葉。だけど、その冷たい言葉に私の心はまたもや感じてしまっていた。

     漸く、店員が戻ってきた。服を着ることをOKとされた私は、店員の見ている前で、水着の上から着てきた服を着た。
     「私の奴隷なの」と、祥子は店員に嬉しそうに語った。
     「今から、この階の北側のトイレへこの子を連れて行くわ。そうして、お尻の中をきれいに洗うのよ。どんな音をたてて洗うのか、ご興味があったら聞きにきてちょうだい」
     店員はだまってうつむいたままだった。同姓に恥ずかしい言葉をたたきつけられたかのようだった。だけど、私の心の中では、お仲間かもしれないという変な感覚が渦をまいていた。

     トイレの中で、私はグリセリンの注射を3回も受け、綺麗に洗浄された。そうして、お尻の穴にゆっくりとアナル用のバイブを入れて、オナニーをさせられたの。
     「あの店員さん、来てるかしら?」
    そういう言われると、私はますます興奮した。
     「陽子、今、あなたは何をしているの?」
    店員さんが、来ていたら、と、想い、妙な感覚が自分の中に現れていた。
     「お尻の穴の中に、バイブを入れて、感じさせていただいています。」
     「よくもそんな恥ずかしい言葉が言えるのね。」
     「祥子さんのアソコを舐めてもいいですか?」
     「まだ、ダメよ」
    そうして、私は軽く1回トイレでいった。

    満足な顔をしている祥子。トイレの扉を開けても誰もいなかった。それは、幸いなのかどうなのかはわからないけど。

     独身時代の話は置いておいて、その本を読み漁っていく中で、私は投稿欄に目がいった。私も出してみようかな。そんな気持ちが沸いてきた。
     家に帰ると早速、○△出版 レディースコミック○○係に手紙を送った。

     29歳、マゾ猫です。食事したり、いちゃいちゃしたり、かわいがってくれるお姉さまを募集します。末永くお付き合いできる近隣の方がいいです。

     まさか、そんな軽い気持ちが叶うとは思っていなかった。だけど、自分の文章が掲載されて、出版社から大量の手紙が来ている、その送付方法を尋ねられるまでは、現実に思えなかった。

     その中で、私は、3通だけ選んだ。最初はメールだったり、手紙のやり取りで、世間一般的な話が中心だったの。好きなものとか、いま、はまっているものとか、相手さんの子どもの話とか。そして、実際に会うことになった。

引用返信/返信

▽[全レス1件(ResNo.1-1 表示)]
■6352 / ResNo.1)  Re[1]: 危険なご近所様 第2章
□投稿者/ strawberry 一般人(2回)-(2011/07/01(Fri) 07:05:22)
    「メールが来たよ」というメール着信音が携帯から鳴った。
    陽子はテーブルの上に置いた、携帯を取りに、ソファから立ち、向かった。

    “こんにちは。佳苗です。今日、○○市にある喫茶店「yuzu」で、11時に待ってます。”
    それは、何度かメールのやり取りをしている3人のお姉さまの中の一人だった。
    11時、もう、まもなくじゃない!陽子はあわてて、寝室に向かった。白の無地のハーフスカートに、ラベンダー色のブラウスを重ね、ベージュの七分袖のカーデガンを纏い、初夏らしく、白のバッグを持って、身支度を整えた。「yuzu」は自宅から自転車で10分程度のところにある、住宅街の中の喫茶店。有名な雑誌にも掲載されたことがある、サンドイッチがおいしいお店。だけど、近くにあるからいつでも行けるわ〜と、結局、この地に住んで6年になるけど、一度も行ったことが無い。
     颯爽と自転車を走らせた。どんな人だろう、携帯で写真のやり取りは何回かしているけど、正直、写真と実際は違うからというのが陽子の見解。
     自転車を10分くらい走らせて、「yuzu」に着いた。駐輪場に自転車を止め、スタンドを立てて、キーをロックした。
     
     チリリンと、店内に響く、木製のドアを引いたときに鳴る鐘。時計を見ると調度11時だった。メールの内容を思い出し、窓際に座っている、白いブラウスに真っ赤なバッグを思い出した。
     あの人だ。高鳴る胸を押さえながら、陽子は近づき、佳苗に声をかけた。
     
     「失礼ですが、佳苗さんですか?」
     椅子に座って本を読んでいた女性は、本を閉じて、にっこりと会釈をした。
     「どうぞ」と、テーブルの前の椅子を勧められた。テーブルにはピンクのロングクロスが掛けられている。
      かなり緊張気味に椅子に座った。
                                      つづく
引用返信/返信

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■6324 / 親記事)  後輩に弄ばれて・・・
□投稿者/ 美羽 一般人(1回)-(2011/06/18(Sat) 16:55:04)
    彼女は後輩。今年入社してきた新人だった。

    「美羽先輩」
    「あら愛羅どうしたの?」
    「相談があるんですけど今夜先輩の家にお邪魔してはだめですか?」
    愛羅は私より5つ年下なのだがどう見ても私のほうが年下に見えるくらい大人っぽく態度も大人っぽい。
    「いいけど私でいいの?」
    「美羽先輩でないとダメなんです」
    「じゃあちょうど明日はお休みだし一緒に帰りましょう。今夜は泊まってもいいわよ」
    「ありがとうございます。あ、でも私着替えとかもってきてないんで後から伺っていいですか?」
    「わかった。じゃあ駅まで迎えに行くから連絡してね」
    「はい」
    そのとき愛羅はにやりと笑ったのだが私は気づかなかった。。。




引用返信/返信

▽[全レス25件(ResNo.21-25 表示)]
■6347 / ResNo.21)  Re[17]: 後輩に弄ばれて・・・
□投稿者/ 美羽 一般人(20回)-(2011/06/29(Wed) 01:44:26)
    どうしてこんなことに・・・。なぜ私はこんな辱めをうけているの?
    だけど愛羅はそんな私の気持ちなどおかまいなしに今度はカメラの位置を調整している。
    「これでばっちり」
    やっと口を開くと私の後ろに立った。
    「ほら先輩テレビみて。。。」
    テレビには後ろ手に縛られ開脚した私が映る。
    すぐに顔をそむけるが今度は許されなかった。
    「ほらこの乳首・・・まだ触れてもないのにこんなふうにされてるだけでこんな尖らせて・・・」
    「あぅんっ」
    顔をテレビに向けられたかと思うと後ろからきゅっと両方の乳首を摘まれて私は顔をのけぞらせる。
    「こんなに硬く尖らせておいてなぜ抵抗するんですか?」
    こんどは指先で何度もはじかれる。
    「あっ・・・あんっ」
    「それに・・・ここだって・・・」
    「だ、だめっ・・・そこは、だめぇっ」
    私の悲鳴は無視されこの部屋に来る前にあげられたファスナーが再びおろされた。


引用返信/返信
■6348 / ResNo.22)  Re[18]: 後輩に弄ばれて・・・
□投稿者/ 美羽 一般人(21回)-(2011/06/29(Wed) 01:48:36)
    「さっききれいにしてあげましたよね。。。ここ」
    「あぁ・・・いや・・いや・・・」
    「なのにもうグチョグチョじゃないですか」
    「う・・・うぅ」
    「私こんなグチョグチョになるほどのことしました?・・・先輩。。。」
    すいっと愛羅は私の足元に座る。もちろん私の姿にかぶらないようになので私の姿は映ったまま。。。
    「はぁんっ」
    愛羅が指であふれ出たものをすくい上げクリに撫で付けた。
    そのまま私のいやらしい愛液をローションのように何度も何度もクリに撫で付ける。
    「あぁぅっ、あっ・・・あっ・・・あぁんっ」
    「もっとよくみたほうがいいですよ。。。先輩が今どんなに感じているのかを。。。」
    カメラを手にとり愛羅は私の一番見られて恥ずかしい部分をアップにした。
    「い、や。。。」
    「ほら、、、この愛液の量。。。それにこんなにヒクヒクといやらしく蠢いて・・・」
    「うっん」
    「あらあら。。。こんな簡単に指が」
    「ああうっ」
    びくんっと新たに与えられた刺激に身体がのけぞる。
    ゆっくりと出し入れされ勝手に腰が動く。
    「今は見れないでしょうから・・・あとで見せてあげますね」
    愛羅はまたカメラを置いたがそれは撮影をやめたわけではなく愛羅に弄ばれる私を撮るためだった。





引用返信/返信
■6349 / ResNo.23)  Re[19]: 後輩に弄ばれて・・・
□投稿者/ 美羽 一般人(22回)-(2011/06/29(Wed) 19:39:31)
    おかしくなりそうだった・・・
    愛羅は無言で私を責め続ける。それもクリと中だけを徹底的に。。。
    「ああぅっ。は・・・ぁん、やめ、あぁっ・・・」
    中を指でかき回されたかと思うと舌が挿し込まれその舌はうねうねと蠢く。
    「ひっ・・・あぁんっ・・・」
    さらに中を指でかき回されている時は舌か指でクリをなぶり、舌が中で蠢いている時は指が私のクリを弄りまわす。
    でも私はまだ一度もいかせてもらえない。愛羅は私がいきそうになると責めをやめるのだ。
    そしてまた一から責めなおす。。。
    その繰り返しがどれくらい続いているのか、すでに私にはわからなくなっていた・・・。

引用返信/返信
■6350 / ResNo.24)  Re[20]: 後輩に弄ばれて・・・
□投稿者/ 美羽 一般人(23回)-(2011/06/29(Wed) 20:02:37)
    一度もいかせてもらえないままなのにいきなり愛羅は愛撫をやめた。
    「認めたらいかせてあげますよ?」
    「み・・・とめ?」
    うつろな意識で愛羅の声をきく。
    「はい。先輩が自分はこんな風にレイプされるのが好きなマゾなんだって。。。」
    違うと言いかけたがなぜか言葉にならなかった。自分の身体の反応がおかしいことに私も気付いていたのだ。
    こんなふうに扱われているにも関わらず私は実際には抵抗らしい抵抗をしていない。
    イヤダと思い声にも出すが私の身体はまったく真逆の反応をしていることにも・・・
    「とりあえず見てみたらどうですか?」
    愛羅はさっきまでの私の姿を映し出した。。。

引用返信/返信
■6351 / ResNo.25)  Re[21]: 後輩に弄ばれて・・・
□投稿者/ 美羽 一般人(24回)-(2011/06/29(Wed) 20:23:35)
    2011/06/29(Wed) 22:06:41 編集(投稿者)
    2011/06/29(Wed) 20:40:37 編集(投稿者)
    2011/06/29(Wed) 20:30:04 編集(投稿者)
    2011/06/29(Wed) 20:29:18 編集(投稿者)

    最初に縛られた私が映し出され、次に後ろに立った愛羅に乳首を弄ばれそれだけで喘いでいる私。。。

    さらに愛羅が私を言葉で苛む。

    そして・・・愛羅の舌と指がクリと中を嬲り続けている映像。
    それも私の・・・だ。

    「先輩・・・また溢れてますよ」
    「あ・・・ん」
    きゅっとクリが摘まれた。
    私は開脚した恥ずかしい姿のまま、自分の画像と声を聞きまた濡らしているのだ。
    「先輩・・・私にどうされたいですか?」
    愛羅はクリを嬲りながら笑みを浮かべる。
    「う・・・んっ・・・」
    「先輩?」
    少し愛羅の愛撫が緩まる。私にしゃべらせるために・・・
    私の中に、かすかに残っていた最後の理性と常識が・・・失われた。
    「犯し・・・て。もっと私を、辱めて!」
    「はい・・・先輩」
    嬉しそうに愛羅は笑い指をねじ込んでくると激しく出し入れを繰り返した。
    「きゃあぁっっ」
    悲鳴を上げながら私はいった・・・。




    とりあえず完結します;
    第一部 ですかね(^^;)
    かなり長くなってしまいましたのでまずは美羽が認めたということで・・・





完結!
引用返信/返信

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■5816 / 親記事)  GARAGE
□投稿者/ 綾瀬 一般人(1回)-(2009/05/07(Thu) 18:49:12)
    2009/05/13(Wed) 16:34:08 編集(投稿者)
    2009/05/07(Thu) 21:26:30 編集(投稿者)
    2009/05/07(Thu) 21:22:36 編集(投稿者)
    2009/05/07(Thu) 19:33:37 編集(投稿者)

    色々なセクシャリティの人間が集う街、新宿2丁目。
    いつも常連で賑わう「GARAGE」は初めての人が入りにくい独特の雰囲気を持つビアンBAR。

    伊織は22時頃仕事を終え、週に3日は顔を出しているこのお店の扉を開いた。
    「おかえり〜伊織!」BARの定員や常連客が手をあげる。
    「お!今日も楽しげな面子が集まってるね〜」
    常連達の間を掻き分け奥のカウンターへ腰をおろし、仕事後の生ビールを流し込んだ。
    「今日もお疲れ様☆」すぐに2杯目のビールを店子のシュンが差し出した。
    「ありがと、シュンちゃん今日もかわいいね!」伊織が茶化すように言う。
    シュンは小柄で童顔な顔立ちで常連のお姉さま方から大人気だが本人はカワイイと言われる事を嫌がる。
    「も〜やめてくださいよっ伊織さんがそういう風にいうから、皆からかわいいキャラにさせられてるんですからっ」頬を膨らませていじけるシュンは誰から見ても幼い少年キャラだった。
    「ねえねえ伊織、あたし昨日もココ来てたんだけどこの間伊織の隣で飲んでた女の子・・・え〜っと名前忘れちゃったけど、その子がいて伊織の事色々聞かれて超面倒くさかったんだよね」伊織よりも通いづめの常連、ようこが言った。
    「あ〜ごめんね。適当にあしらっておいてよ」ようこの肩をポンと叩いた。
    「またかって感じだよ。伊織、手出しすぎ」半分呆れた口調でため息をついた。
    伊織は168cmという女の子では長身で細身、カナダとのハーフな為、目鼻立ちはハッキリしていて目立つ。行政書士をしている彼女は仕事柄メイクはするが、薄くファンデを塗る位でいつもパンツスーツをカッコよく着こなしている。どこか宝塚の男役を思わせる風貌に、初めて会った女性は大抵目を奪われる。
    ようこに伊織の事を質問攻めした女性もその中の一人だ。
    「フリーなんだから別に良いでしょ」形のいい薄い唇を片方上げて伊織ははにかんだ。


引用返信/返信

▽[全レス3件(ResNo.1-3 表示)]
■5837 / ResNo.1)  GARAGE1
□投稿者/ 綾瀬 一般人(2回)-(2009/05/13(Wed) 17:26:17)
    2011/05/15(Sun) 01:21:31 編集(投稿者)


    常連客や店子とお互いの仕事の話や恋愛話に花が咲き、気が付けば深夜1時を廻っていた。
    「そろそろ行こうかな、お会計で」伊織はもう一人の店子であるナナに合図した。
    ナナは勢いよく駆け寄った。「え〜!!行っちゃうんですか!?無理ですっもっと遊んでくださいよぉ」甲高い声で甘えたように言うナナも伊織のファンの一人だ。
    「はい、はい。また来るからさ」いつも懐いてくるナナの肩をポンとたたいた。
    頬を膨らませて渋々ナナは伝票を計算し始めた。
    その時、お店の扉が開いた。
    カウンターにいる客が扉の開いた音に反応して一斉に入り口に目をやった。
    一気に視線が注がれている事に戸惑いながら、女性が一人入ってきた。
    「あ、あの、一人なんですけどまだ営業されてますか?」
    伊織も入り口に目をやった。
    細身で肌の色は透き通るように白く、長い髪は栗色に艶めき、パッチリした瞳に小さな赤い唇。
    少し離れていてもわかる程、愛らしいお人形の様な容姿。
    「うちは朝までやってる店だから、どうぞ!どうぞ!」
    ナナが笑顔で答えた。
    初めてGARAGEにきた彼女は他の常連から一番遠いカウンター席の端にちょこんと座り、グラスシャンパンを注文した。
    あまりの存在感を示す彼女に常連客の視線は釘づけになった。
    伊織はようこに「もう少し飲んでいくわ」と耳打ちし、席を立った。
    やっぱりね・・・完全に伊織のタイプだわ
    ようこはそう思いながら手をひらひらとした。
    「こんばんわ。隣いい?」
    「あっ、はい・・」
    突然声をかけられ戸惑いながらも彼女は頷いた。
    「伊織と言います。よろしくね。お名前聞いてもいいかな?」
    「杏奈です。」
    並んで話す二人に周りは惚れ惚れする程お似合いだった。

    杏奈は見かけに寄らず結構なペースでお酒を飲んだ。2時間程たつと白い肌はピンクがかり、大きな瞳は潤んでいた。
    「あの、もし良かったら今日これから家に来てくれませんか?最近ちょっと人恋しくて・・・」
    伊織は驚いた。今まで何度となく女の子から誘いを受けているが、彼女は誘ってくるタイプに全然見えなかった。
    お人形の様に可愛らしい杏奈に一目惚れした伊織は連絡先こそ聞きだそうとは思っていたものの、今日どうこうするつもりは全くなかった。
    「うん、いいよ」伊織は驚きながらも承諾した。


引用返信/返信
■6299 / ResNo.2)  GARAGE2
□投稿者/ 綾瀬 一般人(1回)-(2011/05/15(Sun) 01:39:46)
    タクシーに乗り込み15分位走った先に杏奈のマンションはあった。
    天井の高いエントランスを抜け、エレベーターで上がる。

    『どうぞ上がってください』

    高級マンションに一人暮らし…

    『すごい広いリビングだねぇ』
    座らされたソファーに腰掛けながら私は部屋全体を見渡した。

    『美味しいワインがあるんですけど、飲み直しませんか』
    杏奈はワイングラスを傾けながらにっこり微笑んだ。

    凄い酒豪じゃんW
    『良いよ、飲もうか』
    正直もうお酒は遠慮したかったが、盛り下げるのが嫌だった。

    伊織は乾杯したグラスのワインを飲み切るまでに意識を失った。

    (携帯)
引用返信/返信
■6301 / ResNo.3)  感想
□投稿者/ まい 一般人(2回)-(2011/05/15(Sun) 19:25:35)
    ドキドキ^^
    続き、楽しみにしています♪

引用返信/返信

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■5883 / 親記事)  可愛いペット
□投稿者/ 黒 一般人(1回)-(2009/05/19(Tue) 14:51:45)

    『おいで』
    優しくささやくと椅子に座った私の元へ首輪をチリンとならしてすりよってくる。
    『いい子だね』
    目を細めて頭をゆっくり撫でる。それが嬉しいのか頬を染める。そしてはにかみながら膝に頭を乗せてくる。ゆっくり撫でてやると安心したように目を閉じる。
    『今日はお風呂にいれてあげる約束だったね』
    そうささやくと耳が赤くなる。
    『いやなの?』
    意地悪く聞くと首を思い切りふる。そのたびに首輪は音をたてる。
    黒い細身の皮の首輪は白く細い首によく似合う。私が見立てたものだ。
    『じゃあお風呂場に行こうか』
    そういうと私の可愛い猫は首まで赤くなる。
    何度となく夜をともにしても恥じらいを忘れることが無いそんな猫をいとおしく感じる。

    (携帯)
引用返信/返信

▽[全レス8件(ResNo.4-8 表示)]
■5893 / ResNo.4)  可愛いペット3
□投稿者/ 黒 一般人(4回)-(2009/05/21(Thu) 23:09:17)

    たどたどしい手つきで服を脱ごうとする猫。鏡越しに視線を合わせると途端に手がとまる。耳まで真っ赤にして震えている。
    『なかなか脱げないね』 そうささやくと真っ赤になった耳を優しくなぞる。
    猫はまたうつむいてしまった。後ろからそっと抱き締めてやると猫は体を小さく震わせた。
    『手伝ってあげる』
    そう言うと猫は小さくいやいやする。
    従順さを示そうとそっと服を脱ごうとする。
    『ちゃんと出来るの?』
    意地悪く聞いてやると意を決したように慌てて服を脱ぐ。しかし最後の一枚はどうしても脱げないようだ。小さな体をより小さくし隠れる場所を探しているようだ。
    『それもちゃんと脱ぎなさい』
    命令口調でささやくと猫はより赤くなった。
    『出来ないなら…』
    そこまで言うと猫は慌てて最後の一枚を脱ぐ。
    一糸纏わぬ猫は恐ろしく可愛い。食べてしまいたい欲求に駆られてしまう。
    『よく出来たね』
    とびきりの笑顔で猫を誉めてやる。
    『…ありがとう…ございます』
    猫は小さく答えた。
    軽く額にキスを送る。
    『じゃあお風呂に入ろうか?』
    そう言い猫を風呂場へ誘う。


    (携帯)
引用返信/返信
■5894 / ResNo.5)  感想です^^
□投稿者/ 有紀 一般人(1回)-(2009/05/22(Fri) 17:08:12)
    ドキドキ・・

    続き楽しみにしています。
引用返信/返信
■5895 / ResNo.6)  NO TITLE
□投稿者/ エル 一般人(2回)-(2009/05/22(Fri) 18:13:17)
    やっぱりそうだったんですね♪
    楽しみなのでたくさん小説書いてくださいね

    (携帯)
引用返信/返信
■6074 / ResNo.7)  可愛いペット4
□投稿者/ 黒 一般人(1回)-(2009/07/21(Tue) 21:51:34)
    暖めてあった浴室はすでにローズの香で満たされていた。

    猫はおどおどと身の置場がないようだった。

    身につけているものをさっと脱ぐと猫を後ろから抱き締める。

    『…ひゃっ!?…ぁ…』

    幾度となく肌を重ねても猫は初々しいままだ。

    『自分で、体、洗えるよね?』

    そう告げると猫の頬に口付ける。

    『…ぁ…』

    この浴室は広く、備え付けの鏡も大きなものだ。

    猫の恥じらう顔がよく見える。

    (携帯)
引用返信/返信
■6283 / ResNo.8)  可愛いペット5
□投稿者/ 黒 一般人(1回)-(2010/12/24(Fri) 22:16:41)

    いつ見ても愛くるしい私の猫。


    こんな日々が続けばといつも願う。



    浴室で恥じらい、体を小さくしている猫。


    視線は床と私を行ったり来たり。


    『わかるでしょ?』


    意地悪く微笑んで頬に口づける。


    色づいた顔のまま、猫はコクンと頷く。



    おずおずとボディーソープに手を伸ばし、ゆっくりと自身の体につけてゆく。


    緩やかでたどたどしい手付きは逆に扇情的だ。



    体のラインをなぞるように撫でてやる。

    (携帯)
引用返信/返信

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■6280 / 親記事)  トリカゴ
□投稿者/ 響子 一般人(1回)-(2010/12/21(Tue) 03:03:42)
    『お友達を助けるか、自分を助けるか』





    ―――――コツ、とヒールの音がやけに大きく路地裏に響いた。





    『結局、人間なんてモノは、自分の為にしか動けない生き物なのよ』





    ―――――ゆるり、と綺麗に整った淡いピンク色の唇が歪められた。





    『だから貴方が自分を選んでも、気にする必要は無いのよ?』





    ―――――ロープで縛られて転がされている友達の身体に、足を乗せた。





    『さあ・・・・貴方はどちらかしら。偽善者か、それとも、エゴイストか』





    ―――――泣きそうな顔の友達が、足の下から不安そうな顔を向けてきた。





    『逃げようなんて悪あがきはやめて頂戴ね?貴方に失望してしまうわ』





    ―――――ドッ、と鈍い音をかすかに立てて、友達が蹴られ転がされた。





    『ほら・・・・早く選びなさい。2択だもの、簡単なことでしょう?』





    ―――――アスファルトの地面に、水滴が何粒か流れ落ちていった。

























    『・・・・・貴方に、ついて行きます。だから友達を、解放して下さい』
引用返信/返信

▽[全レス2件(ResNo.1-2 表示)]
■6281 / ResNo.1)  トリカゴ1
□投稿者/ 響子 一般人(2回)-(2010/12/21(Tue) 03:44:31)
    2010/12/21(Tue) 03:47:08 編集(投稿者)

    この部屋には1つも窓が無いから、眩しいと感じることがあまりない。
    今も朝の光が差し込む中起きるわけでもなく、目覚ましが鳴ったわけでもなく。
    ただ最低限の物が置かれただけのシンプルな部屋の奥のベッドで、今日も目覚めた。
    身体を起こし、乱れていた髪を手で適当に流れだけでも正すと、ひんやりした床に裸足を下ろした。
    ベッドの中と床の温度差が違いすぎて、少しだけ二の腕に鳥肌が立った。





    佐伯優は、ここがどこだか、知らない。アバウトな位置も分からない。
    自分が住んでいた場所からの距離も、住所も、何もかもを知らずに生きていた。
    ―――――いや、“生きていた”のではない。“生かされていた”の方が正しいかもしれない。










    佐伯優は、会社員である父親と、専業主婦の母親の間に生まれた1人っ子だった。
    お金持ちでも貧乏でもない、どこにでもありそうなごく普通の家庭だった。
    優は当たり前のように幼稚園に行き、小学校に行き、中学校に行き、高校に行った。
    優が人と違ったところといえば、なぜか男性が苦手だったことだけだ。
    特にトラウマも何もないが、なぜか男性が苦手で、上手く話せないぐらいだった。
    だから男子と話す時は友達を間に挟んでいたし、学校側も担任の教師をいつも女性にしてくれていた。
    父親とは何も問題なく話せるのだが、どうしても他の男性だと言葉に詰まる。



    そんな優の幸せでありふれた生活が一変したのは、高校1年生の時の冬だった。
    ある日、優が部活を終えて帰宅してしばらくした頃、1本の電話が入った。
    電話の画面に表示されていた電話番号は“公衆電話”。



    「はい・・・・もしもし」


    『もしもし・・・・貴方、佐伯優さんかしら?』



    受話器の向こう側から聞こえてきたのは、綺麗な女性らしい高い声だった。美声だ。
    しかし、自分の知り合いの声ではないことは確かだった。誰だか分からない。



    「あの・・・・失礼ですが、お名前は」


    『あら、ごめんなさいね。私の名前は美麗。美しいの“み”に、麗しいの“れい”で“みれい”』



    この声が美しい女性にぴったりの名前だと思った。声も名前も綺麗だ。
    だが、やっぱり優の知り合いでも何でもない。そんな変わった名前の知り合いはいない。
    優は受話器を反対の手に持ちかえると、なぜか震えてきた声を出し絞って尋ねた。



    「あの・・・・・母に何か用でしょうか?」


    『クスッ・・・・・いえ、貴方のお母様に用事があるんじゃなくて、貴方自身に用事があるのよ』


    「・・・・・?」



    母親の友達か何かかと思い、そう尋ねたら、相手は自分に用事があるのだと言う。
    生憎その母親は買い物に出掛けており、家には優1人しかいなかった。
    相談出来る人が1人もいない状況の中で、優は身体が震えるのを感じた。



    『今ね、私、貴方のお友達と一緒にいるのよ』


    「友達と・・・・?」


    『そう。名前は福居美和。貴方の幼馴染の子よね?』



    何でそれを知ってるんですか、という言葉は、喉で引っ掛かって出てこなかった。
    美和は幼稚園に通っていた時からの友達で、高校生になってからも仲がいい。
    突然出された幼馴染の名前に困惑しつつ、優は必死に頭を回転させる。



    「そうですが・・・・なぜ美麗さんと一緒にいるんですか?」


    『やっぱり言うと思ったわ、気になる?』


    「ええまあ・・・・・」


    『それはね、貴方をこちらにおびきよせる為よ』



    さらっと、まるで、待ち合わせどこにする?、と言っているかのような軽快さ。
    固まって言葉を失った優の鼓膜を、これまた綺麗な笑いがくすぐった。
    意味が分からない。頭が停止状態になり、震えも一時的に止まる。



    『フフフッ、意味が分からないでしょう?突然知らない人に呼び出されるんですもの、当たり前よね』


    「ぇ・・・・・ぁ・・・・」


    『クスッ・・・・言葉を失った、ってとこかしら。それが普通の反応ね』


    「・・・・・」


    『まあいいわ。今すぐ指定する場所に来て頂戴。来ないとお友達が大変な目に遭うわよ』



    いまいち状況を飲み込みきれていない優に、美麗は場所を簡単に伝えた。
    そして、警察や親に言うなんてことが無いように、としっかり釘を刺された。
    受話器を置いて電話を切ってからも、自分の今も状況に頭がついていかず、混乱していた。
    とりあえず、美麗に指定された場所に行かなければ、美和がどうなるか分からない。



    優は“少しでかけてきます”とメモを残すと、コートを羽織り、家を出た。

引用返信/返信
■6282 / ResNo.2)  トリカゴ2
□投稿者/ 響子 一般人(3回)-(2010/12/21(Tue) 04:37:35)
    2010/12/21(Tue) 04:38:32 編集(投稿者)

    優が指定された場所―――――人気の無い路地裏に到着すると、そこには美しい女性の姿があった。
    真っ赤なコートを羽織り、真っ赤なハイヒールを履いた、とても妖艶で美しい、魅力的な女性だった。
    茶色く染まり、巻かれた毛先は豊満な胸元まで垂れ、目は切れ長で力強く、鼻は高くて唇は薄いピンク色。
    ハイヒールを履いているせいでいくら身長が高く見えたからといっても、おそらく170cmはあるであろう身長。
    まるでモデルか女優のような圧倒的な美しさ、指先まで行き届いた美しさに、優は気圧され言葉を失っていた。
    そんな優を知ってか知らずか、美麗はふわり、と微笑み、ちらりと視線を足元に送った。



    「・・・・ッ、美和!!!!」



    そこには、手足も身体も縄で縛られ、口元にガムテープを幾重にも貼られた幼馴染がいた。
    制服姿のままというところを見ると、どうやら放課後に巻き込まれたらしい。
    近くには美和のスクールバッグと、真っ二つに折られた美和の携帯電話の残骸が転がっていた。
    慌てて美和の元に走り寄ろうとするが、美麗に視線だけで止めなさい、と止められた。



    「この子は重要な人質よ。さあ、本題に入りましょうか」


    「人質・・・・?本題・・・・・?」


    「ええ。生憎私には、相手に何も知らせないまま何かをするなんて根性は、持ち合わせていないわ」


    美麗は辺りを見渡し、人が来ないのを確認してから、その整った薄ピンク色の唇を開いた。















    「・・・・・・嘘・・・・・・」


    「本当よ。こんな事で嘘をついて、何かメリットがあるかしら?」



    美麗から聞いた話は、ひどく優を混乱させ、絶望させる話だった。
    彼女はとある人の部下で、その美麗からすれば雇い主にあたる女性が、この間車の中から優を見つけたそうだ。
    たまたま学校帰りの優を見かけただけだったが、その人は優のことを大変気に入ってしまったのだという。
    何が何でも手に入れたい、そう考えたその人に言われてやって来たのが、目の前に立っている美女、美麗だ。
    美麗はあらかじめ優に関する情報を出来るだけ調べ、下校中の美和を捕らえ、近くの公衆電話から電話したらしい。
    その美麗の雇い主がどういう人かは知らないが、とても大きな権力を持った大金持ちの女性だという。
    ちなみに美麗は、由緒ある家の現当主であるその人の親戚にあたることになると聞いた。



    「信じられないでしょう?幸せな日を過ごしてい時に突然、こんな現実離れした話を聞かされるなんて」


    「・・・・・・」


    「だけど、全部本当の話よ。だからこの子を借りさせてもらったの。貴方を出来るだけ無傷で連れて行く為にね」



    美麗の言う通り、いきなりそんな現実離れした小説か何かのような話をされても、優には上手く理解出来なかった。
    だがしかし、このままでは美和も自分も危険な状態にあることは1番に分かった。
    “何が何でも”優をその人の元へ連れて行く気満々である美麗は、何をするか分からない。
    美和が心配そうな、不安そうな、泣き出しそうな顔で見上げてくるのを横目に、優はどうしようかと対策を練る。
    しかし、相手がどういう人か知らない、高校1年生の普通の女の子である優には、どうしたらいいのか全然分からない。
    そんな優を見て微笑んでいた美麗だったが、ふぅ、とかすかに溜め息をつくと楽しそうな顔で言った。



    「別にこの子を殺すとか、そんな物騒な真似はしないわ。ただ、貴方が同行を断った場合、痛い目には遭ってもらうわ」


    「美和は関係無いじゃないですか!!」


    「ええ、そうよ。この子は完全なる部外者よ。でも貴方の大事な幼馴染を人質にとってしまえば、貴方が動かしやすくなるもの」


    「・・・・・・ッ!!!」



    ギリ、と力一杯自分の両方の拳を握り締め、俯いた優を見つめながら、美麗は言った。



    「お友達を助けるか、自分を助けるか―――――」














    優は昔の事を思い出し、胸を痛めた。美和やその他の友達や家族は、今何をしているのか気になった。
    あれから早くも2年の月日が流れ、優は綺麗な女性へと成長を遂げていた。
    漆黒の美しい髪は鎖骨まで流れ、太陽をあまり知らない肌は透き通るように白く、目はぱっちりとし、はっきりした顔立ちだ。
    元々母親がモデルの仕事で稼いだ時期があったほどの美人だったが、どうやらその遺伝子をしっかり受け継いだらしい。
    身体も細いことには細いが、不健康そうには見えず、逆に健康そのものに見える細さだ。
    日頃から着ている着流しを着た状態の優は、ひどく色っぽく、しかも大人びた女性に見える。
    寝ている間にはだけたのだろう、大きく開いた胸元から見えるくっきりとした谷間のラインに、程よい大きさの形がいい胸。
    帯を絞めることでより一層腰のラインが際立ち、胸元同様、はだけた裾からは白い太ももが見える。



    優が来た時から優の部屋として宛がわれた、1人で使うには充分過ぎる広さの洋室には、必要最低限の物しかない。
    テレビ、ソファー、ガラスがはめ込まれたテーブル、木製のチェスト、トイレ、浴槽付きの浴室、ベッド、クローゼット。
    あれが欲しい、と言えば、多少時間はかかるが、大抵のものは手に入れることが出来た。
    それにこの洋室も、優の為に優が来る前に和室を改造してつくらせた特別な部屋らしかった。
    ただ、この部屋が普通の部屋と違う点は、ドアも窓もないということ。わざとつくっていないらしい。
    ドアの代わりだとでもいうように、鉄格子が人が入れるぐらいの大きさで取り付けてある。
    外側から幾重にも厳重に鍵が閉められている為、内側から外に出ることは出来ない。



    チェストの上に置かれた金色の時計をちらりと見ると、朝の9時半を指していた。
    もうそろそろ朝ご飯がここに運び込まれてくるはずだ。
    そして―――――自分を監禁している“あの人”も、その後やって来るはずだ。
    優は朝から昔の事を思い出して気分が悪い上に、今日のこれからを想像して溜め息をついた。

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