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■6302 / 親記事)  女子高時代
□投稿者/ 沙羅 一般人(1回)-(2011/05/16(Mon) 23:32:27)
    私の学校は、中学〜高校〜大学とエスカレーター式になっていて、
    高校で編入してくる娘もいますが、ほとんどは中学時代からの顔見知りです。

    私が2年になった時、友達の推薦で生徒会長に祭り上げられました。
    テニス部のキャプテンもしていたので、とても両立できないと断ったのですが
    同級生だけではなく、テニス部の先輩や後輩までもが応援してくれるので強く断れず
    どうせ落ちるだろうと思い選挙に臨んだのです。

    候補は4人ですが、実際には私と綾香さんという人の一騎打ちでした。
    綾香さんは、お父様が大企業の取締役で、私たちの学校は元々お金持ちの人が多いのですが、
    その中でも飛び出て裕福な家のお嬢様って言う感じでした。
    4つ上のお姉さんもかつて生徒会長をしていたらしく、先生からの評判もよく私が当選するはずなかったのです。

    ところが、選挙の結果は近差で私の勝利に終わってしまいました。
    それでも綾香さんは、「おめでとう。頑張ってね」と笑顔で言ってくれました。

    副会長と書記は首相制といって、会長の私が決めることができるので、
    中学からの親友の沙羅と智里になってもらいました。
    この二人なら気心も知れてるし一緒にいるだけでも楽しいくらい仲が良かったんで・・・。

    生徒会室は本校舎の4階のL字に曲がった一番奥で、演劇部の部室のちょうど裏側にあたります。
    私たちの入学する前に演劇部は部員不足で休部になっていたので、そこには誰も来ることがありません。
    初めての生徒会活動は、生徒全員の要望をまとめて先生に提出することでしたが、
    要望をまとめるにも全部で800枚以上もあるし、部活もあるのでなかなかできず、
    結局は土曜日の4時に部活が終わってから3人ですることにしました。

    1時間くらい経った頃に、智里がどうしても抜けられない用事で帰ってしまい、私と沙羅の二人で続けました。
    すると、綾香さんが友人5人を連れて生徒会室に入ってきたのです。

    「あれ?綾香さん・・・、どうしたの?」 と聞くと
    「お姉さんが生徒会長だったから、大体どんなことをどんなふうにするか知ってるの。
     お邪魔じゃなかったらお手伝いしようかと思って。」
    「本当?助かるぅ!沙羅と二人でどうしようかって悩んでたの」

    本当は、綾香さんは苦手なタイプで、同学年なのに綾香さんってさん付けで呼ぶのも、
    なんかオーラっていうか近寄りがたい雰囲気があったからなんです。
    美人過ぎるって思うほど美人で、黒くて肩下まで伸びる艶々の髪はもちろん
    きりっとした瞳が冷たさっていうか、綾香さんの独特の雰囲気を作ってると思うけど、
    それを苦手に思う私みたいな人と、憧れる人とに分かれてました。

    彼女に着いてきた5人も、言ってみれば“取り巻き連中”ってやつで、彼女の美しさに惹かれてくっ付いてるんです。
    4人は同じクラスになったことないけど、1人は裕子っていって1年の時に同じクラスでした。
    その裕子から「みんな綾香さんに恋してるの」って聞いたことがあります。
    女子高って、こんなの当たり前なんです。

    綾香さんが私の肩に手を置いて、マッサージをするように揉みます。
    「あら、肩こってるんじゃなくて?少し休んだら?」
    返事をする前に、取り巻きの2人が私の椅子を後に引きます。
    机の反対側で作業をしていた沙羅にも3人が後と左右にくっつき椅子を引いて机から遠ざけます。

    「えっ?ちょ、ちょっと・・・なに?」
    「うふふ・・・。大丈夫。疲れたでしょうから休ませてあげるだけだから」
    そう言うと、首の周りや肩をマッサージし始めます。
    他の2人は私の両手を広げるように伸ばすと、肩から肘にかけてマッサージを始めます。
    「えっ?いいっ・・いいわよ、私は!」
    沙羅が少し大きな声をあげるので見ると、彼女にも3人の取り巻きが同じようにマッサージを始めています。

    何かおかしいとは思ったのですが、綾香さん特有の重い雰囲気で、断ったり逆らったりしにくい状況でした。

    私が抵抗しないことが分かると、綾香さんは
    「それにしても恵さんって、可愛いだけじゃなくって、お肌もスベスベなのね。羨ましいわ。」
    そう言って私のテニスウェアーのボタンを外すと、襟口から手を入れて両肩が見えるくらいまでずらしたのです。
    「えっ?ちょっと綾香さん、ウェアが伸びちゃう・・・。」
    そう言うと
    「いいじゃない?また新しいの買えば。」
    そう言って、さらに下にずり下げたので、ウェアの生地は破れそうになるほど
    伸びて、私の両手の肘のちょっと上あたりまで下ろされてしまいました。
引用返信/返信

▽[全レス17件(ResNo.13-17 表示)]
■6317 / ResNo.13)  めぐ様
□投稿者/ 沙羅 一般人(13回)-(2011/05/30(Mon) 15:33:16)
    わぁいいですねぇ、中等部の彼女♪
    か〜わいいだろうなぁ^^
    もっと素敵な関係になれる
    お手伝いができるよう
    頑張ってつづき書きますね。
引用返信/返信
■6318 / ResNo.14)  女子高時代09
□投稿者/ 沙羅 一般人(14回)-(2011/05/30(Mon) 19:16:22)
    大股開きの私の股間に頭を埋め
    綾香さんがしっとりと舌をそよがせます。
    綾香さんの舌使いに
    身体の芯からトロリと溶けていく。

    恥ずかしい・・・恥ずかしい

    そんなきたないところを吸うなんて・・・
    「うっ・・・あぁぁぁ・・・や・やめて・・・」
    おしっこ出すところを舐め回すなんて・・・

    「あ〜っ・・・あ〜〜〜」
    甘くうっとりとした快感が私の身体を支配しはじめる。

    いくら抵抗しても
    私の腰をガッチリ抱え込んで
    股間に執拗な愛撫をくわえる綾香さん。

    「あっ・・・あぁぁぁ、う〜〜〜っ」

    股間からさざなみのごとく押し寄せてくる快感。

    私の恥丘の向こうに見え隠れする
    綾香さんの美しい瞳。
    女の私でも、ぞくっとするくらい
    悩ましげな視線が私から離れません。

    「あぁぁぁ・・・う〜〜〜ん」

    官能の渦に巻き込まれ、ついには喘ぎ声をあげてしまっている。
    いえきっと、喘ぎまくっている。

    コロコロコロコロ転がして、
    口に含んでグーッっと吸い付く。

    「あっ、はぁぁぁ〜ん」
    強い刺激に、身体が反り返る。

    女の泉からつうっと
    そそり立つクリトリスまでを舐め上げる。
    「あっ、うふ〜〜〜ん」
    脳天を貫くような快感が走る。

    白い指で皮を剥き小鳥がついばむように愛撫する。
    「あうぅぅぅぅぅぅ」
    綾香さんの口技にあわせて
    くねる私の腰。

    ・・・も、もうだめ・・・

    怒涛のごとく押し寄せる快感。
    既に散々もてあそばれた身体は
    綾香さんの舌の動きに敏感に反応し
    あっというまにエクスタシーへの道を駆け上がっていきます。

    縛りあげられ、素っ裸にされ、レズを強要される。
    女の一番恥ずかしいところを舐めまくられ、無理やりイかされて
    一部始終をビデオカメラに録画される。
    ・・・だめ、絶対だめ! イっちゃだめ!!・・・

    そんな想いとはうらはらに
    全身を駆け巡る快感。
    強烈な刺激にのけ反る身体。

    「あっ、あぁぁぁぁ〜〜〜!」

    ついに私は恥も外聞も、そして女としての意地も忘れ
    大きな椅子の上でのた打ち回っています。

    「あっ・あっ・あっ・あっ・・・あぁぁぁぁぁぁ〜〜〜っ!」

    全身を貫くような官能。
    「ダ・ダメ! い・いっちゃう・・・いっちゃう! いっちゃう! い・いくぅ!」
    全身が硬直し、意識が飛ぶ。

    縛り上げられた窮屈な姿勢のなかで
    私は声をはりあげ、思いっきりのけ反り

    生まれてはじめて
    エクスタシーの渦に飲み込まれていきました。

引用返信/返信
■6319 / ResNo.15)  いいです(>_<)
□投稿者/ 知子 一般人(1回)-(2011/05/31(Tue) 02:47:49)
    女子高で教師をしています(^^; 複数の生徒達から玩具にされるの想像して昼間から染みを(>_<)
    いつか…教師が生徒達の玩具にされるお話を…書いて下さい_(..)_

    (携帯)
引用返信/返信
■6320 / ResNo.16)  知子様
□投稿者/ 沙羅 一般人(15回)-(2011/06/01(Wed) 13:40:21)
    知子先生、素敵です(>_<)
    想像するだけで興奮してきちゃいます・・・
    書くの遅いですが、今度頑張って書いてみますね。
引用返信/返信
■6764 / ResNo.17)  感想
□投稿者/ 祥子 一般人(1回)-(2012/01/19(Thu) 12:58:49)
    めっちゃ素敵です。
    ぜひ続きを書いてくださいm(_ _)m
引用返信/返信

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■6756 / 親記事)  見えない鎖
□投稿者/ ゆん 一般人(1回)-(2012/01/09(Mon) 22:05:53)



    5月の中旬。
    ここ、田舎の中高一貫校に
    新しく入学してきた
    中学1年生の子も、
    だいぶ学校に慣れてきた。



    井原皐月は、今年の4月、
    高校3年生になってしまった。
    高校生活最後の年でもあり、
    この学校で過ごすのも最後、
    そして遂に受験生だ。










    「皐月!今日バス?」



    この学校の通学方法は、
    徒歩と自転車と電車、
    車での送り迎えの他に、
    バスという方法がある。
    普通のバスではなく、
    学校の通学用のバスだ。
    3つの方向を走っていて、
    利用する生徒は多い。



    皐月は帰りはよく
    そのバスを利用している。
    今、終礼が終わるなり
    声をかけてきた友達、
    岸谷歩は、入学してから
    今までずっと、結構
    仲がいい友達の1人だ。



    「あー・・・・バスだよ」


    「なら一緒にいこ!」


    「いいけど」


    「その前に音楽室に寄らせてー」



    歩は音楽部、という名の
    合唱部に所属している。
    皐月の2歳年下の妹も
    入学してからずっと
    所属している部活で、
    皐月も入学してから
    1年半は所属していた。
    しかし、先輩や顧問と
    いろいろあったりして、
    音楽部と部室の音楽室と
    その顧問である教師は、
    トラウマとなってしまっている。
    が、今は昔と比べて
    かなりマシになった方だ。



    どうやら歩は今日は
    病院に行く予定らしく、
    その旨を伝えるために
    部室に顔を出すようだ。
    仕方なく、カバンを背負い、
    歩について音楽室まで行く。



    音楽室の3つのドアは
    完全に開け放たれ、
    廊下と教室内の窓も
    適度に開けられていた。
    前側のドアの前で
    待たされている皐月には、
    音楽室の中で部活の
    準備をする生徒や、
    話をしている生徒の姿が
    よく見えた。



    部活を休む、と伝えるだけ、
    と言っていた割には遅い
    歩を壁に寄りかかりながら
    待ち、教室の中を見渡す。
    そこに、ふと目があった
    後輩の女の子がいた。
    この部活は主に女の子が
    入る部活なので、中は
    女の子だらけで、さらに
    それなりに人数はいるが、
    なぜかその子だけが
    目に留まった。



    名前も学年もクラスも知らない。
    しかし、スリッパの色からして、
    3月に卒業した先輩が使っていた
    スリッパの色ということは、
    中学1年生のようだった。
    顔も今まで見たことがない。
    制服も身体より少し大きく、
    新しいものに見えるし、
    何よりまだ部活の雰囲気に
    いまいち馴染めていない、
    そんな感じがした。



    胸元まで髪を伸ばし、
    こちらを見てくる後輩は、
    大人しそうな印象を受ける。
    とりあえず、初対面の人を
    そんなに見つめるのも
    いかがなものか、と思い、
    すっと目を逸らした。



    「さ、行くか!」



    話が終わったらしい歩に
    声をかけられた皐月は、
    その場をあとにした。



引用返信/返信

▽[全レス6件(ResNo.2-6 表示)]
■6759 / ResNo.2)  見えない鎖 2
□投稿者/ ゆん 一般人(4回)-(2012/01/09(Mon) 22:42:36)






    あれから数日が過ぎた。
    あの後輩のことは忘れ、
    いつも通りの生活を
    送っていた。



    あの日から部活に
    顔を出すことはなかったし、
    高校2年生から音楽の
    授業はなくなるので、
    そもそも音楽室にすら
    行くことがないからだ。



    皐月も美術部と
    JRC部という
    ボランティアの部活を
    兼部しているが、
    美術部は幽霊部員で、
    JRC部は普段は
    活動があまりない。
    JRC部の回覧板が時々
    回ってくることがあるが、
    積極的に活動に
    参加することはなく、
    最低限の活動にしか
    参加していない。



    4限目の授業が終わった。
    文系クラスにいる皐月は、
    お弁当を食べるため、
    隣の理系クラスの教室に
    お弁当を持って移動した。



    お弁当を食べるメンバーは、
    1人アメリカに今年の夏まで
    留学しているため、
    1人欠けている状態だが、
    元は5人で食べている。
    つまり今は4人だ。



    その欠けている1人は
    元ゴルフ部、現JRC部。
    しかしあとの3人は、
    元音楽部、あるいは
    現役の音楽部だ。



    吉井彩は元音楽部で、
    今は美術部に所属している。
    同じクラスの友達だ。
    その子から教室を出る前に、
    先生に呼ばれているので
    先に食べておいて欲しい、と
    伝言を預かった。



    教室に行くと、既に
    現役の音楽部の2人、
    篠崎礼華、松原奈々が
    食べる準備を整えて
    待ってくれていた。



    「よっしー遅れるってさ」


    「じゃあ先に食べとくか」



    早速皐月も準備を整え、
    おかずを口に運ぶ。
    それからしばらく3人で、
    途中から4人で、
    普段通りの他愛ない会話を
    していた、その時だった。



    「皐月、速水優って知ってる?」


    「ん?誰それ」



    聞いたことがない名前だった。
    食べるのが早い皐月は、
    もうお弁当箱を片付ける。



    「音楽部の後輩なんだけど」


    「全然知らない」


    「だよねー・・・・」


    「その子がどうかしたの?」



    礼華が皐月にそんなことを
    聞くのはかなり珍しい。



    「いやさ、皐月と似てるんだよね」


    「その子が?」


    「うん、似てるよ」


    「ちなみにどこが?」


    「自分で自分を追い込むとこや
     不安定なのが似てる」


    「・・・・・喜べない」



    全然喜べる話じゃなかった。
    確かに小学6年生の頃から
    自傷行為がやめられず、
    高校1年生の冬には1か月半、
    精神科の閉鎖病棟に入院し、
    今でも通院して薬を
    飲んでいる状態だし、
    自傷行為もやめられない。
    そんな自分と似ている、
    と言われてしまっても、
    喜ぶどころか心配になる。



    「その子、まだ馴染めないんだよね」


    「そりゃ奈々、仕方ないでしょ、
     まだ5月なんだからさ」


    「でももうそろそろだよね」


    「時間がかかるんじゃない?」



    その日は、そんな会話をして
    終わったが、その子が
    どんな見た目の子なのかは
    分からず仕舞いだった。
    結局、名前と皐月に
    似ている、ということしか
    分からなかった。



引用返信/返信
■6760 / ResNo.3)  見えない鎖 3
□投稿者/ ゆん 一般人(5回)-(2012/01/09(Mon) 22:57:30)



    6月になり、梅雨入りも
    近づいてきた頃、
    また歩の付き添いで
    部活が始まる前の
    音楽室に行った。



    そこで、忘れていた
    あの後輩を見つけた。
    やはりその子は
    なぜか皐月の視界に
    他の後輩よりもはっきり
    入ってくる子だった。
    皐月はやはり気になって
    その子をじっと見つめる。
    その子はぼうっとして
    気付いていないようだ。



    「あ、皐月!この子だよ、
     前に言ってた子!」



    突然、礼華が笑顔で
    その後輩の隣から
    皐月に話しかけてきた。
    後輩は一体何の話なのか
    当たり前なのだが
    分かっていないようだ。
    きょとんとしている。



    「・・・・その子?
     速水優ちゃんだっけ」


    「そう、中1の1だよー」


    「よく見たら可愛いな」



    そう、優は目立つような
    外見ではないのだが、
    ちゃんと見てみると、
    皐月的には可愛い部類に
    入る外見をしていた。



    礼華は戸惑う優の手を
    引き、皐月の前に来た。
    初めて優に近づいて、
    皐月は思った。



    「ちっさ」


    「さっきから何気失礼だよ」



    おどおどしている優は、
    身長が165cmある皐月より
    10cm以上は低いようだ。
    中学生になったばかり、
    というのもあるだろう。



    「初めましてー」



    皐月が微笑みを浮かべて
    挨拶をすると、
    優は小さな声で同じく
    初めまして、と
    返してきた。



    「小動物みたい・・・・
     なんかビビってるチワワとか」


    「そ、そんなことないです」



    思わず頭をポンポンと
    撫でてしまった皐月に、
    優は逆らいもせず、
    控えめな否定な言葉を
    やはり小さめの声で
    口にした。



    「あ、もうバスの時間だ、
     じゃあね」



    時計を見ると、
    バスが出発する時間の
    3分くらい前だった。



    (速水優って・・・・
    あの子のことだったんだ)



引用返信/返信
■6761 / ResNo.4)  見えない鎖 4
□投稿者/ ゆん 一般人(6回)-(2012/01/09(Mon) 23:14:33)



    それから更に日が過ぎ、
    6月の下旬になった。
    妹に用事があったので、
    音楽室に顔を出した。



    「あ、井原先輩・・・」



    妹への用事が済み、
    帰ろうかとした時に、
    聞き覚えのある声で
    名前を呼ばれて
    振り返った。



    振り返った廊下には、
    あの優が立っていた。



    「どうしたの?」



    特に呼び止められるような
    用事も何もないはずの
    優に呼び止められて、
    内心驚いていたが、
    顔には出さずに笑顔で
    切り返す。



    「長袖・・・暑くないですか」


    「・・・・・へ?」



    確かに、自傷行為により
    両腕に残ったたくさんの
    傷跡を隠すために、
    皐月は長袖を着ている。
    しかし、それは優も
    一緒だった。
    理由は一緒なわけない
    と思いたいが、
    優も長袖だった。



    6月から基本夏服だが、
    ブレザーを脱いだ
    長袖のブラウス姿なら
    6月以降も許される。
    なので長袖姿の生徒も
    いることにはいるが、
    やはり少ない。



    「君もでしょ?」



    笑いながらそう指摘し、
    じゃあ、もう帰るから、
    と背中を向けた。



    「あ・・・・あのっ!!」


    「ん?」



    再度、先ほどよりも
    大きな声で優に
    呼び止められ、
    皐月はまたも振り返る。



    「先輩は・・・・」


    「先輩は?」


    「仲良く、してくれますか・・・?」



    何てことを聞く後輩だ。
    そんなことを聞く人は
    あまりいないだろう。
    しかも部活が同じ
    先輩にならまだしも、
    違う部活にいて、
    あまり会わない、
    しかも自分よりも
    5つも年上の先輩だ。



    「・・・・まあ、
     いじめる気はないよ」



    そう言ってやると、
    優はほっとした顔をした。
    そんな優を少しだけ
    可愛らしいな、と思いつつ、
    今度こそ背を向けた。



引用返信/返信
■6762 / ResNo.5)  見えない鎖 5
□投稿者/ ゆん 一般人(7回)-(2012/01/09(Mon) 23:35:07)



    「皐月は好きな人いないの?」



    そう歩に聞かれたのは、
    7月の中旬の帰り道。
    いつも1便と2便で
    帰るバスの便が違う
    歩と皐月だが、
    今日は音楽部が
    なぜか突然部活が
    なしになったのだ。
    夏にコンクールがあるため、
    それは珍しいことだった。



    「あー・・・いないな」


    「いないの?」



    今まで、ネットで知り合って
    男性とも女性とも
    付き合ったことはあった。
    どっちとも付き合ってみて、
    自分には女性との方が
    合っていると思っていた。
    男性嫌いというのもあるが、
    そっちの方が無理がない。



    しかし、皐月は今、
    恋愛をする気には
    なれなかった。
    受験生だから、とか
    そんな理由ではなく、
    恋愛をすることが
    面倒臭いのだ。



    歩は今自分が運営している
    サイトを通じて知り合った
    とある男性のメル友に
    熱を上げているようだ。
    恋をしている、という
    感じではないようだが。



    その男性との話を聞きながら、
    皐月は優のことをなぜか
    ふと考えていた。



    別に気になる、とか、
    好きなんじゃないか、とか、
    そんなのじゃない。
    ただ、浮かんできただけだ。



    が、どう考えてみても、
    優に関する情報が少ないうえに
    そこまで親しくもない。
    想像できなかった。
    というか想像する方が
    無理だった。



    皐月が先に降りるまで
    しばらく歩の話を
    皐月は聞いて、それに
    つっこむだけだった。



引用返信/返信
■6763 / ResNo.6)  感想^^
□投稿者/ 舞 一般人(1回)-(2012/01/11(Wed) 00:50:12)
    どうなるのか、楽しみですぅ^^

引用返信/返信

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■867 / 親記事)  蒼い月と君と僕
□投稿者/ 沙羅 一般人(2回)-(2004/10/19(Tue) 18:34:11)
    直美は、仕事を終え、帰り支度を始めていた。
    「お先です」誰に言うともなく声に出した。
    「おつかれ」向かいの男の同僚が顔を上げずに答えていた。
    帰りの電車に揺られ、自宅の付近の駅で降りる。

    もう、何年も繰り返している。スーパーでお惣菜を買い、アパートの鍵を開ける。

    「ただいま」誰もいない部屋に言う。

    最初にTVを付けた。何か音がほしい。
    着替えが終わると、TVの前に座り簡単な夕食を取りながら、友達にメールを返信する。
    しばらくして、PCを立ち上げてみた。ス気なく、色々なサイトを見ていると
    ビアンのサイトが目に留まった。興味本位で見始めた。

    (ここって・・・。色々な掲示板があるんだ)

    2ショットチャットの部屋に行ってみた。入るかどうか迷ったが、思い切って入室してみた。
    挨拶して、すぐにいやらしい言葉を言われ、退出してしまった。

    (男の人みたい・・・。)軽いため息をついてPCの画面を眺めていた。

    純粋にビアンの女の人と話してみたい。と思った。

    もう一度、2ショットチャットの部屋を覗くと、軽い呼びかけの部屋があった。
    すぐに入室してみた。

    『こんばんは』 『初めまして』文字が流れて行く。
    『本当に女の人なんですか?』 『あぁ、そうだよね。疑うよね。確かめてみる?電話してもいいよ』

    文字からやさしさが出ていると思ってしまった。
    電話は怖いと思ったけど、思い切って番号を載せた。
    すぐに知らない番号の着信があった。

    「もしもし」
    「こんばんは」
    「はじめまして・・・」
    「本当に女の子だったでしょ?」
    「はい・・・」
    明るい声だった。嫌な感じはなかった。また、チャットに戻った。

    女の人と判って、今度は興味が沸いてきた。質問を繰り返した。
    女の人と付き合ったことがあるのか?女の人しか愛せないのか?素朴な疑問をぶつけてしまった。
    質問に対して、1つ1つ丁寧に答えてくれた。

    『あのぉ・・女の人とエッチするんですか?』胸の鼓動が早くなる気がした。
    『するよ、もちろん。(笑)ただ・・・』
    『ただ?』
    『ただ、Sなんだ。』
    『S?』

    『そう。SMのS。』
    SMの文字が目に飛び込んできた。体の奥底がギュッとなる気がした。

引用返信/返信

▽[全レス20件(ResNo.16-20 表示)]
■1032 / ResNo.16)  NO TITLE
□投稿者/ 匿名 一般人(1回)-(2004/11/16(Tue) 17:40:40)
    お願いですから
    続きを〜!

    (携帯)
引用返信/返信
■1039 / ResNo.17)  蒼い月と君と僕 6
□投稿者/ 沙羅 一般人(10回)-(2004/11/18(Thu) 02:16:07)
    私の敏感な部分を、じっと見つめている息づかいを感じていた。
    恥ずかしさと妙な興奮感を覚えた。

    「濡れてるなぁ・・」
    呟くように彼女が言った。

    嫌だった。そんなこと口に出して言ってほしくない。
    「いやっ・・・」首を横に振って答えた。
    「嫌?・・・。感じて濡れてくれてるって嬉しいと思うけどな。嫌なんだ?」
    「いや・・・。恥ずかしいし・・・。いや。」
    彼女の顔を見ずに、横を向いて答えた。

    「そうなんだ・・」また、彼女が呟くように言った。

    彼女の指が敏感な部分を広げ始めた。
    「あ・・・」
    クリトリスを摘んでいる。
    「あぁ。あっ・・」
    体が勝手に反応してしまう。

    ゆっくり、クリトリスを舐められた。下から上に丁寧に舐められている。
    「あぁーー・・」
    何回も、舐め上げられている。クリトリスの感覚が大きくなっていく。
    もう、手や足がどこあるかわからない。気持ち良さだけが体を支配している。

    「あぁ・・・。いやぁ・・・」
    クリトリスを吸いだされ、舌で転がされた。
    足の内側に力が入っていった。

    「あ・・・・。あぁ・・・。イっちゃう・・。だめぇ・・」
    全身に力が入り、簡単にイッテしまった。

    体の力が抜け、ぐったりとしていると彼女が言った。
    「ちょっと、縛ってみようか」
    「えっ・・・」
    返事を考える余裕がないまま、体を起こされた。

    胸の下にロープを通され、背中で交差し胸の上にロープが回ってきた。

    されるがままだった。

    背中でロープを縛った時にきつく感じた。あぁ、縛られていると改めて感じた。
    胸を挟まれるように縛られた。
    下着とは違う拘束感を感じていると両手を後ろに回され、縛られた。

    「う・・・」

    両手が動かない。

    さらに、縛られた胸の感覚が大きくなっていくような気がした。

    そして、何も抵抗できない格好に恐怖を覚えた。

    「いや・・」
    「嫌?怖い?」
    「うん・・・・」
    「だいじょうぶだよ。痛くはないでしょう?」
    「うん・・。」
    胸を縛ってあるロープに、さらにロープを通して縛っていった。
    そして、わざとゆっくりロープを股の方に下げるように、ゆっくりと降ろしていった。
    スローモーションのような動きだった。
    股にロープを通された。
    「うぅ・・・」
    痛みはなかった。
    敏感な部分にロープが食い込んでいる。


    ロープの感触を強く感じた。



引用返信/返信
■1070 / ResNo.18)  蒼い月と君と僕 7
□投稿者/ 沙羅 一般人(11回)-(2004/11/23(Tue) 15:33:58)
    何も考える余裕はなかった。
    ただ、ロープの感触を強く感じるだけだった。

    「痛い?」
    「・・・・」
    首を横に振って答えた。
    何も話せない。
    彼女は股のロープを引っ張っていく。
    「あぁーー」
    わずかな痛みと敏感な部分を押さえつけられている感覚が交差している。
    身体の感覚だけが強くあった。
    「痛い?」
    また、彼女に聞かれた。
    痛くはない。興奮しているのか、わからない。

    ただ、縛られた部分の感覚が強調されるような気がした。

    言葉で表現できない感覚だった・・。

    黙っている私を見て、彼女は私をベットの側に立たせた。
    身体を縛られて立っていると、恥ずかしさが込み上げてきた。
    顔を横に向けてしまう。彼女の方を見られなかった。

    彼女はじっと見ている。ゆっくり見ている。きっと。

    「さぁ、膝をついてごらん」やさしい声だった。
    ゆっくり、バランスを取りながら膝をついた。

    何も考えられなかった。
    言うことを聞くしかないと思った。

    「もう少し、足を広げてごらん」また、やさしい声が聞こえた。
    「うぅ・・・」足を広げた。

    「ちゃんと、縛ってあるか見なきゃ」
    彼女が言ったと同時に、上半身を床に倒された。
    縛ってあるロープが食い込んで痛い。

    「あぁ・・」足が崩れそうになった。
    彼女が、背中のロープを引っ張りながら言った。
    「だめだよ。もっとお尻を上げなさい」
    「うぅ・・・」
    「ちょっと、苦しいかな?ここに頭を乗せなさい」
    彼女が、ベットから枕を取り、顔を乗せられた。

    彼女の足が歩いて行った。
    お尻を高く上げた格好で、後ろから彼女に見られている。

    全部、見られている。

    「もっと、ちゃんと縛ろうか」
    彼女は、両手で敏感な部分を広げた。
    「いや・・・。あぁ・・・」
    ロープが食い込んで濡れてる、きっと。
    恥ずかしさとイッタばかりのクリトリスが刺激され、気持ち良さがあった。

    縛られて、恥ずかしい格好が気持ちいいなんて・・・、いや。と思った瞬間

    彼女がクリトリスの皮を剥いた。

    「あぁーー・・・」声が大きくなってしまった。抑えられない。
    かわいい声なんて出す余裕がなかった。

    クリトリスの皮を剥かれ、ロープに当たるように、縛られた。

    足の裏に電気が走るような感覚、痛いような強い刺激を感じた。
    「うぅ・・・」



    身体の感じるままに声を出していた。

引用返信/返信
■1289 / ResNo.19)  凄く…
□投稿者/ A 一般人(1回)-(2004/12/27(Mon) 07:49:27)
    素敵です…

    小説の中の「沙羅」さんに惚れてしまいました…笑

    あの、電車の中の会話とか、コンビニから戻って来たシーンが凄く好きです。

    何度も「いや?」って聞いているところも、Sなんだけど無理してない自然な感じで余計ドキドキしました。

    「沙羅」サン最高…笑

    続き楽しみにしています…



    (携帯)
引用返信/返信
■1345 / ResNo.20)  蒼い月と君と僕 8
□投稿者/ 沙羅 一般人(1回)-(2005/01/06(Thu) 23:25:03)
    クリトリスを剥かれ、ロープを当てられると
    すぐにイキそうになった。
    唇を噛んで我慢した。

    そんな私を彼女は知っているように床に寝かせた。
    床の上に寝ると自分がさらに弱く感じた。
    何もかも、彼女の手の中にあると思った。

    彼女がロープをずらしクリトリスを舐めた。
    「あぁーー」
    そして、クリトリスの皮を剥かれ、またロープで縛られる。
    繰り返し舐められ、ロープで縛られた。


    何回もイッタような気がする。
    もしかするとイッテはないような気もする。

    ただ、初めて「縛られる」ことが未知の世界だった。

    恥ずかしさと気持ち良さ
    罪悪感と興奮が入り混じっていた。

    気がつくと、ロープが外され、ベットに横になっていた。
    「だいじょうぶ?」彼女が声をかけた。
    小さく頷いた。


    彼女の手が私の頭を撫でた。

    何故だかわからないけど、泣きそうになった。
    彼女は私の額にキスをした。

    二人でホテルを出ると、もう外は日が落ちていた。
    駅に向かう途中は、わざとゆっくり歩いた。
    帰りたくなかった。

    駅に着き、電車がホームに入って来た。

    彼女は言った。
    「じゃぁ、ここで。」
    「うん」

    彼女は電車に乗り、ドアの所に立っている。
    軽く手を振っていた。

    もう二度と逢うことはないと考えたら涙が溢れそうになった。

    電車がゆっくり動き始めた。

    自分に、泣いちゃ駄目、と言い聞かせた。

    涙がこぼれないように上を見上げた。


    蒼い月が見えた。

完結!
引用返信/返信

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■1090 / 親記事)  絶望的な愛…??
□投稿者/ ☆猫★ 一般人(1回)-(2004/11/28(Sun) 15:21:38)
    始まりは〜…あぁ、レズビアンに踏み込んだ時ね。ぁれは、今でも覚えてる。中3の5月27日。

    とあるV系雑誌に載っている、友達募集のページに目をやり一人の女性に惹かれた。
    たまたまその頃携帯を手にし、
    たまたま好きな歌手が表紙のその雑誌を買い、
    偶然見たページに載ってる女性にメールした。

    ぁの時からだろう、まるで右にゆっくり回っていた風車が強風で左へと回転を早めるよぅに、私の人生が変わったのは。

    (携帯)
引用返信/返信

▽[全レス13件(ResNo.9-13 表示)]
■1120 / ResNo.9)  絶望的な愛…??E
□投稿者/ ☆猫★ 一般人(7回)-(2004/12/02(Thu) 13:32:41)
    2004/12/02(Thu) 14:16:32 編集(投稿者)

    〜受信〜
    “ゴメンゴメン(^-^;)少し空想の世界に入っててね。 躰が熱い??どうしてかしら??何処が熱いの??”

    アザ笑う声が聞こえてきそうなメールに躰中がゾクゾクしてたまらなかった。きっと、あの時の顔はだらしなかっただろう。
    頬を赤く染め、躰を反らせ、息があらくなっている口元から垂れる唾液、その口には指を加え、ゾクゾクする感覚にたまらなく流れる涙。

    どうしたんだか自分でも解らなかった。メールだけで??ただのメールだけで触ってもいないのにイキそうになる。

    “躰が…おかしぃです…ッ!!バンパイアさんの言葉でおかしくなりそぅ…っ” 〜送信〜

    〜受信〜
    “アラアラ。感じちゃってるのね。可愛らしい子。一番熱くなってるところを触ってみなさい。”

    言われた通り、一番熱く疼いている、真っ赤になり誘っている薔薇のような陰部を触った。。花びらに触れた瞬間、躰を限界まで反らせ私はイッてしまった。
    ドロドロと出ている愛液とともに、気を失い散った。

    (携帯)
引用返信/返信
■1121 / ResNo.10)  ちこさん
□投稿者/ ☆猫★ 一般人(8回)-(2004/12/02(Thu) 13:38:21)
    感想ありがとう!!!まぢやる気でます。
    バンパイアさんは怖いですょ[笑]これからはとても[笑]
    マリス大好きですょ〜☆★特にGacktが居た時が一番。まぁ、今でもCD集めてますが[苦笑]

    ちこさんもお好きなんですか☆★☆これからもこんな小説でよかったら読んでください(*^□^*)

    (携帯)
引用返信/返信
■1122 / ResNo.11)  倫華さんへ
□投稿者/ ☆猫★ 一般人(9回)-(2004/12/02(Thu) 13:42:57)
    マリス好きでしたか☆★私も大好物です。とゆうか、やっぱりゴス音が一番心地いいです。

    そうですね〜Gacktが元マリスってあまり知ってる人少ないですよねf(^_^;)是非あの頃の色っぽいGacktも知ってほしい。
    これからも是非読んでやってください!!!

    (携帯)
引用返信/返信
■1123 / ResNo.12)  絶望的な愛…??F
□投稿者/ ☆猫★ 一般人(10回)-(2004/12/02(Thu) 14:10:58)
    2004/12/02(Thu) 14:17:59 編集(投稿者)

    翌朝、昨夜の事を思い出し死ぬほど恥ずかしかった。
    《だって女の人だょ…!?しかも知らない人だし…でもあんなに感じた事なぃ…》自分の頭の中で叫んだ。なんであんなに乱れたんだろぅ…そう考えると昨夜の事をハッキリ覚えている躰がゾクゾクっとして、また求めてくる。

    考えない事にして学校に向かった。いつもの授業、いつもの教室、いつもの会話。でも何処かであの人を考えてる自分が居る。
    帰り道、バンパイアさんへとメールをした。

    “昨日は変なメールごめんなさい(>_<;)あの後寝ちゃって…;今日マラソンでバンパイアさんの為に頑張って走っちゃいました☆★” 〜送信〜

    ふぅ〜っとため息をつき、返信を待ちながら歩いた。

    〜受信〜
    “別に構わないよ。マラソン、私の為に走ってくれたんだ。嬉しい。なんかバンパイアさんって変だな(^-^;)リリスって呼んでよ。”

    リリス…。ドキッとした。昔いた、エロスの女悪魔の名前だ。誰もを虜にし、SEXで魂を奪うエロスの女神とも言える。
    《なんか…この人にピッタリ…》

    “ぇへへ、頑張っちゃいました(〃▽〃)リリスさん…ですね☆★解りました(o^o^o)” 〜送信〜

    ‥‥



    (携帯)
引用返信/返信
■1351 / ResNo.13)  初めまして♪
□投稿者/ 雪花 一般人(1回)-(2005/01/07(Fri) 10:43:34)
http://www.freepe.com/i.cgi?setuka13
    初めまして。雪も小学6からマリス大好きですよ♪
    ちなみにMana様とGackt命デス。

    小説すごく面白いです♪
    ヴァンパイアさんに虐められたい。。
    頑張って下さい☆

    (携帯)
引用返信/返信

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■1063 / 親記事)  ─CarnivorE─1
□投稿者/ 塁 一般人(1回)-(2004/11/21(Sun) 21:05:37)


    「ぁぁ…ぁああアァ・アアアアアアアァァ!!!!」


    「華…華…ごめんね…ごめん……ごめん……」




    ブチ




    真っ赤な薔薇が、血の色をした薔薇が、私の瞳の中で散った。
    彼女は私の恋人。
    愛しい、人。
    いい。

    いいの。

    泣かないで…

    お願い。

    思いの丈を込めて言うわ。

    愛してるの。

    他に言葉が見つからないわ…

    だから、私を食べて。

    あなたの一部にして。











    ─CarnivorE─




    (携帯)
引用返信/返信

▽[全レス21件(ResNo.17-21 表示)]
■1923 / ResNo.17)  φりーさんへφ
□投稿者/ 塁 一般人(1回)-(2005/04/26(Tue) 23:38:09)
    感想ありがとうございます。こんな古い話を掘り起こして頂いちゃって恐縮です(汗
    放置していたのですが、ちょっと書く気が起きてきたのでちょこちょこ書いてみよーかと。
    良かったらお付き合い下さいませ♪





    (携帯)
引用返信/返信
■1924 / ResNo.18)  ─CarnivorE─13
□投稿者/ 塁 一般人(2回)-(2005/04/26(Tue) 23:39:38)
    午後の授業。


    "ヒト"は大脳が異常なまでに発達した動物だと、禿げた教授が力説している。成長し過ぎた大脳は、やがて産道を通る事が困難な程に膨れ上がり……そして"ヒト"は早産になった。

    私達は全て、未熟なままに生まれ落ちる。
    そして、未熟なゆえに訪れる死を遠ざけるために、知性を酷使し、技術を身につけた。



    殆どの生徒が眠りこける中、額に滲む汗をねっとりと拭き取りながら妙なイントネーションで話す、禿げ親父。
    いつもならとても滑稽で、失礼な話無様で…そんな授業な筈なのに、何故だか今日は聞き入ってしまう。

    窓の外は相変わらずけぶる様な雨が降り続いていた。まるで、この空間だけが世界と分離している様な感覚だった。

    私の中の誰かが言う。

    どうしてこんなにも、"ヒト"は切ないほどに愛しい存在なのか。


    それは、未熟だから。

    未熟だからこそ、今にも壊れてしまいそうだからこそ、こんなにも、こんなにも、愛しい…



    私が茜を受け入れ、茜が私を受け入れた事の真意も、そこにあるのかもしれない。



    未熟、だから。



    足りない部分を埋め合わす様に、時間が飽和に近づいてゆく。



    私はあの時間が愛しかった。
    あなたの飢えた視線が。
    紙を撫でる仕草が懐かしく感じられる。たった数回しか時間を共にしていないのに、ちょっとの擦れ違い…いや、私がそう思い込んでいるだけかもしれないのに、こんなにも息苦しいのは何故だろう。



    何してる?


    柄谷君は彼氏じゃないわ


    ねえ、聞いてるの?


    鉛筆止めてよ


    私を見て


    違う


    もっと奥








    逢いたい
    逢いたい
    逢いたい
    逢いたい
    逢いたい
    逢いたい
    逢いたい









    茜…












    (携帯)
引用返信/返信
■1925 / ResNo.19)  ─CarnivorE─14
□投稿者/ 塁 一般人(3回)-(2005/04/26(Tue) 23:41:12)
    チャイムが鳴ると共に眠りに落ちた教室内は朝を迎え、私は立ち上がった。
    気が狂いそう、だった。
    自分でも理解のできない感情の波に突き動かされ、走り出している。おかしい。なんだか理性のたかが外れた様だった。

    霧雨は本格的に水の雫石へと移り替わり、激しく地面を打ちつけている。

    「はぁ………は………」


    広場で息をついていると沢山の講義を終えた生徒達が訝しげな表情で私を見やりながら通り過ぎていく。もはやそんなものは全くもって気にならなかった。



    ジーンズの裾はぐっしょりと濡れそぼり、足首をヒンヤリと撫で上げる。



    ドコ





    雨が降ってるじゃない





    きてよ





    ねえ




    来て




    描いて


    どこまでも










    描いて………!!!!









    お願……



    「華……?」





    「何やって…」







    白い洗い晒しのシャツを着て、フレームのないシンプルなデザインの華奢な眼鏡。髪に水滴が…


    少し困った様な、瞳





    「茜………」


    ずぶ濡れだよ?と傘を傾け、ポケットの中から几帳面に折り畳まれたハンカチを取り出し、私の頬へとそっと押し当てる。

    茜の、におい。

    少し苦みのある、7月の果実の様な、薫り。



    ああ




    私はゆっくりと目を閉じ、何かを呟いたかもしれない。
    ありがとう、かな
    良かった、かな


    どれでもいいよ。無性に逢いたかったの。
    どうしてだろ?
    可笑しいね
    ふふ



    茜は何も言わず私の肩や、指先までハンカチを滑らせ、やがて手をとり歩きだした。
    細い肩が私の隣りで揺れている。
    知的な眼差しはどこまでも透き通った真実の世界を映し出しているようで。


    私は何故だか理由も分からないままに、コノヒトトイタイ、と思ってしまった。





    茜は一つのアトリエの前で立ち止まった。






    茜の使う、アトリエ。






    絵の具と油の染み込んだ鉄の扉がゆっくりと押し開かれた。








    (携帯)
引用返信/返信
■1926 / ResNo.20)  感想♪
□投稿者/ プラス 一般人(1回)-(2005/04/27(Wed) 00:36:55)
    すっごいおもしろいです!!話の展開がドキドキしますw
    これからも頑張ってください★続き楽しみにしてます(≧∀≦)
引用返信/返信
■1927 / ResNo.21)  φプラスさんへφ
□投稿者/ 塁 一般人(4回)-(2005/04/27(Wed) 23:59:30)
    感想どうもです(ぺこ)
    いやいやお恥ずかしい…(照)気分が乗らないと描かないのできままな更新になりますが、お付き合い頂けたら嬉しいです♪ではでは




    (携帯)
引用返信/返信

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