ビアンエッセイ♪

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貴女の官能的なビアンエッセイやノベル
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■6116 / 親記事)  さよならの向こう側
□投稿者/ 秋 一般♪(1回)-(2005/02/09(Wed) 10:22:06)
    2005/02/09(Wed) 14:14:40 編集(投稿者)

    つんと顎を上に上げた、
    あなたの勝ち気な横顔が好きでした。

    泣き出すのを必死に堪えて、
    涙をこぼすまいとただ上を見上げる、
    負けず嫌いなあなたのその目が好きでした。


    今はもう、見る事はできないけれど。




    ─don't tell me you love me─




引用返信/返信

▽[全レス29件(ResNo.25-29 表示)]
■13666 / ResNo.25)  ゆうさんへ。
□投稿者/ 秋 一般♪(1回)-(2006/02/16(Thu) 15:26:20)
    過去の作品への感想をありがとうございます。
    随分前に書いたものなので今読み返すと至らぬ点も見られますが、やはり自分の生み出したものには愛着があるので、このような言葉を頂けるのは素直に嬉しく思います。
    BLUE AGEの方もゆっくりではありますが更新しているので、気長にお付き合いくだされば幸いです。


引用返信/返信
■14032 / ResNo.26)  はじめまして☆彡
□投稿者/ ひな 一般♪(1回)-(2006/03/30(Thu) 16:14:42)
    ファンになっちゃぃました(^-^)☆彡

    これからずっと応援してぃます。

    (携帯)
引用返信/返信
■14221 / ResNo.27)  ひなさんへ。
□投稿者/ 秋 一般♪(1回)-(2006/04/17(Mon) 13:52:06)
    はじめまして。
    昔の作品に目を止めてくださった事、とても嬉しく思います。
    応援という言葉に感謝して。
    感想、ありがとうございました。

    (携帯)
引用返信/返信
■20563 / ResNo.28)  NO TITLE
□投稿者/ (//▽//) 一般♪(1回)-(2008/02/13(Wed) 00:09:29)
    こんな風に想われたい(=^▽^=)

    (携帯)
引用返信/返信
■21497 / ResNo.29)  皆に読んで欲しい
□投稿者/ 匿名希望 一般♪(39回)-(2012/04/26(Thu) 04:31:27)
    何年たっても色褪せない、とても綺麗な作品です。皆に…本当に読んで欲しい。

    (携帯)
引用返信/返信

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■13789 / 親記事)  play of words
□投稿者/ 秋 一般♪(12回)-(2006/03/02(Thu) 02:22:18)
    気まぐれな戯れに、
    付き合ってくれてありがとう。


    言葉遊びをしましょうか。

    (携帯)
引用返信/返信

▽[全レス18件(ResNo.14-18 表示)]
■14227 / ResNo.14)  【end】
□投稿者/ 秋 一般♪(7回)-(2006/04/17(Mon) 14:00:57)
    前の恋人に似てるんですって、私。

    だからあなたと付き合っていたのだと、別れを切り出されちゃいました。

    申し訳なさそうに顔を伏せて何度もごめんなさいを呟く彼女が何だかいたたまれなくて、あぁこの華奢な肩を今すぐ抱き寄せてはいけないだろうか、などと別れ話の最中に本気で考えていた私です。


    だってね、私。
    悲しみよりも怒りよりも、何よりも先に。


    その人に似ている¨私¨という存在があなたの救いになっていたのなら、私はそれで構わないのに。


    ただ単純に。
    心の底からそう思ったんです。


    だってそれは私にしかできないんだから。

    例え代わりだったとしても。



    素直にそう伝えると、
    「馬鹿ね…」
    なんて悪態を吐きながら、彼女はようやく今日初めての笑顔を見せてくれました。



    「私」を好きになっていきたい。

    そう言ってくれたから。
    私には小さくこぼれたこの言葉だけで十分です。



    気まぐれなあなたに付き合えるのは、私だけでしょう。
    戯れが過ぎる私に付き合えるのも、あなたしかいないのです。





    今まで、を終わらせて。これから、を始めませんか。

    ねぇ?
    私と貴方で。

    (携帯)
完結!
引用返信/返信
■14230 / ResNo.15)  秋さん!
□投稿者/ N県民 一般♪(1回)-(2006/04/17(Mon) 21:59:24)
    こんばんわ!
    久しぶりの秋さんの更新、嬉しく思います☆
    やっぱり秋さんの文章は何だか暖かくて、それでいて不思議な感じがします(^^*
    この話は…endってことは終わりでしょうか?
    どのシリーズも大好きですけどね♪やっぱり私としては、BLUE AGEの続きが早く読みたい…
    あわわ、急かすなんて無神経、とお叱りを受けそうですが(~~;
    これからも素敵な文章を待ってます!
引用返信/返信
■14960 / ResNo.16)  N県民さんへ。
□投稿者/ 秋 一般♪(1回)-(2006/06/12(Mon) 14:37:35)
    感想、ありがとうございます。
    お礼を言うのが大変遅くなってしまいました。
    こちらは【end】で終わりとなっています。
    BLUE AGEも読んでいてくださったようで、とても嬉しく思います。
    そちらの方も、ようやく本日完結させる事ができました。
    お暇な時にでもご覧いただけたら幸いです。



引用返信/返信
■20565 / ResNo.17)  Re[1]: play of words
□投稿者/ ゆう 一般♪(2回)-(2008/02/13(Wed) 00:42:17)
    一気に読みました!秋さんの書いた文章にひきこまれます
引用返信/返信
■21496 / ResNo.18)  皆に読んで欲しい
□投稿者/ 匿名希望 一般♪(38回)-(2012/04/26(Thu) 04:28:57)
    秋先生の作品は、触れたら壊してしまいそうで怖くなる、そんな綺麗な小説です。ホントにすべての人に読んで欲しい。

    (携帯)
引用返信/返信

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■12814 / 親記事)  BLUE AGE─U
□投稿者/ 秋 一般♪(6回)-(2005/09/12(Mon) 15:58:19)
    ─青。


    それは可能性。
    それは未知なる広がり。


    深みを増して、
    けれどなお澄み渡る。





    透明な時代も、

    残りわずか──







引用返信/返信

▽[全レス38件(ResNo.34-38 表示)]
■15135 / ResNo.34)  マリーさんへ。
□投稿者/ 秋 一般♪(16回)-(2006/06/25(Sun) 00:35:10)
    はじめまして。
    感想のお言葉、有り難く思いました。
    ファン、ですか。
    嬉しくもあり、何だか照れてしまいます。
    そして私の作品をずっと読んできてくださったという事も、併せてありがとうございます。
    ただ、マリーさんが見続けてきたのは「秋」であり、興味を抱いたのもまた「秋」なのではないでしょうか。
    ですから私は「ここ」で応えていきたいと思います。
    気まぐれにではありますが、時折こうして小説を書く事があると思いますので、その時にはまた目を向けていただければ幸いです。

    (携帯)
引用返信/返信
■15157 / ResNo.35)  後書きに代えて。
□投稿者/ 秋 一般♪(17回)-(2006/06/26(Mon) 00:02:52)
    2006/08/15(Tue) 23:12:25 編集(投稿者)

    BLUE AGEを開始してから長く月日が経ってしまいました。
    マイペースにのろのろと書き連ねてきましたが、ようやく完結に至り、ほっとしています。
    目を止めてくださった方の一時をほんの少しでも彩る事ができたなら、これほど嬉しい事はありません。

    発した言葉の数々に意味を持たせる事はしませんでした。
    けれど、誰かにとって意味があるものになれば、と。そう願います。

    最後になりますが、ここまで読んでくださった方々、今までに感想をくださった皆様、全ての方に感謝を込めて。
    ありがとうございました。



完結!
引用返信/返信
■16866 / ResNo.36)  秋さんへ
□投稿者/ ナツミ 一般♪(1回)-(2006/10/13(Fri) 16:06:46)
    2006/10/13(Fri) 19:16:20 編集(投稿者)

    秋さん、はじめまして。
    こうして感想を書くのははじめてです。ひさしぶりに板を覗いたら完結してたのでびっくりしました。お疲れさまでした。

    あなたの小説はずっと読んできました。私は秋さんの小説が大好きであなたの小説の大ファンです。それがいつからかあなた自身を目で追うようになりました。私はあなたを好きになってしまったんです…。顔も住んでる所もしらないけど、好きって気持ちはほんとです。私は関東の26才です。あなたより子どもかもしれないけど、私は本気です。

    すでに完結してるスレに書き込んでしまってごめんなさい。ここを見てくれたらいいのですが…返事がもらえたらうれしいです。
引用返信/返信
■20567 / ResNo.37)  Re[2]: ─不器用な子供たち。《side C 》
□投稿者/ ゆう 一般♪(4回)-(2008/02/13(Wed) 00:55:14)
    ひきこまれます 学生時代に戻りたくなりました
引用返信/返信
■21495 / ResNo.38)  皆に読んで欲しい
□投稿者/ 匿名希望 一般♪(37回)-(2012/04/26(Thu) 04:25:03)
    秋先生の作品はどれも大好きなんですけど、このシリーズが一番大好きなのです!ホントに、すべての人に読んで欲しい。

    (携帯)
引用返信/返信

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■18081 / 親記事)  こんなはずじゃなかった。
□投稿者/ 秋 一般♪(46回)-(2007/02/23(Fri) 11:52:13)
    私は困惑していた。

    いや、動揺していた、と言うべきだろうか。
    …どちらでもいい。
    とにかく頭を抱えていたのは確かだから。

    まさか自分が。
    女である私が、"女の子"に告白されるなんて───





    【ラプソディ・イン・ブルー】





    「ターキせーんぱぁーいっ!」
    背後からの声に、私は素早く身を翻らせた。
    予想通り今まさに飛びついてこようとしていたにやけ面の後輩をひらりと交わす。
    「何で避けるんですかー」
    彼女は唇を尖らせ、不満そうに私を見つめた。
    「あのねぇ…前から言ってるでしょ。廊下でいきなり抱きついてこないで」
    「廊下じゃなきゃいーの?」
    「そういう問題じゃ───」
    言い終える前に彼女は私を抱き寄せた。
    150cmあるかないかの私の体は為す術なく抱き竦められてしまう。
    「こらっ!離せ!離しなさい!聞いてんの?!離れろってば、馨っ!ばかおるっ!」
    じたばたと暴れてみせても体に回された彼女─馨の腕はしっかりと絡まって解けない。
    ばかとはひどいなー、なんて間延びした声が頭上で聞こえる。
    「あー、先輩あったかい。こーゆーのって子供体温って言うんですかね?」
    その言葉に。
    私の中のナニかがぷつんと切れた。
    私の顔を覗き込んでへらっと笑う馨。
    そんな彼女に、渾身の力を込めて頭突きを一発。
    「あだっ!」短く呻いて、怯んだ馨の腕が緩んだ隙に素早くそこから抜け出した。
    「誰が子供だっ!」
    額を押さえて情けない顔をしている馨を一瞥し、私はくるりと背中を向ける。
    「タキ先輩ぃ〜」
    「うっさい!ついてくんな!」
    強い語調で吐き捨てて、のっしのっしと大股で歩を進めた。
    背後に今にも泣きそうな顔で立ち尽くしているであろう後輩を一人残して。


    ばーかっばーかっ馨のばーか!
    身長は私のコンプレックス。
    人よりも小さい事をどれだけ私が気にしているか、馨は全然わかっていない。
    そりゃあ馨はいい。
    170cmを優に越える長身。
    それでいてすらっとした手足を持っていて。
    ……考えただけで腹立つ腹立つ腹立つ!
    馨なんか大っっっっ嫌いだ!!
    っていう今朝の出来事が思い出されて、
    「──…多喜、何そのすごい顔」
    隣の席の佐保ちゃんに呆れた声を出されてしまった。
    「……私、そんなすごい顔してた?」
    「ん。何て言うか、鬼気迫るって感じ」
    鬼婆みたいな形相ってゆーの?、小首を傾げてこんな事を言う。
    この人は、可愛い顔してなかなかに辛辣だ。
    「ひどいなー」
    困り気味にあははと笑ってみせたら、佐保ちゃんもふっと微笑んだ。
    始業を告げるチャイムに、お喋りを中断して前を向く。
    途端にどっと疲れがのしかかってきた。
    それもこれも馨のせいだ。

    『タキセンパーイ』

    私の名前を呼ぶ、ふにゃふにゃとした笑顔を振り撒く大型犬のような後輩の顔が頭に浮かぶ。

    こうもしょっちゅう付き纏われるようになったのはいつの事だったか。

    ─芹澤馨

    一つ下の学年の一年生。
    今までまったくと言っていいほど接点のなかった彼女の名前を知ったのは、夏休みも明けて間もない頃だった。
    一体何故?と思う暇もなく、彼女は私に尻尾を振ってきたものだから名前の一つも覚えてしまうというものだ。
    それから程なくして、ぽつりぽつりと彼女の名をあちらこちらで聞くようになった。
    私が噂に無頓着だっただけで、どうやらあのアホ犬は校内ではなかなかの有名人だったらしい。

    陸上部の期待のルーキー。
    あのふざけた性格からはその肩書きに直結しないというのが素直な感想だった。
    しかし、話を聞けば聞くほど真実だと信じざるを得なくなる。
    あぁ事実は小説より奇なり。
    その上長身の彼女の姿は、女子高の校内でそれはそれは目立つだろう。
    そして持ち前の愛想の良さで人懐っこい笑顔を無差別に撒き散らすものだから、上級生からのウケは良く、大いに可愛がられているという
    わけだ。
    加えて、普段彼女と共に居るのが「王子」の異名を持つ剣道部のクールビューティー。
    その王子様も馨ほどの高身長、そんな二人が廊下を歩いていれば嫌でも目を引くに決まっている。
    決まっているのに二月前まで知らなかった私は本当に世間に疎いのだろう。
    「え、まじで知らないの?」
    情報源である友人からも言われてしまった一言である。

    それでも知らないものは知らないし、厄介なものに懐かれてしまったものだと思っている。

    あーだこーだと考えている内に授業は終わってしまったらしく、日直が黒板を消し始めていた。
    しまった!と思ってももう遅い。
    仕方なく佐保ちゃんのノートを借りようと隣の席へ声を掛けようとすると、
    「せんぱーいっ」
    後ろからタックルを受けてそのまま抱き締められた。
    振り返らずともわかっている。
    「…放せ、馨」
    冷たく言い放っても、
    「あーやっぱり先輩あったかい」
    まったく聞いてやしない。
    今朝私に怒られたばかりだというのによくのこのこと顔が出せるものである。
    もっとも馨の事だ、すっかり忘れてしまっているのだろうけど。
    「二年の教室まで何しにきたわけ?」
    「何って、暖を取りに」
    十一月入ってめっきり寒くなりましたよねー、抱き締める腕を強めながら言う。
    「だ・か・らっ何でわざわざうちのクラスに来んのかって聞いてんの!」
    負けじと馨の腕を引き離そうともがきながら返した。
    「そりゃー先輩が好きだから」
    へへっと笑う声が首筋を撫でてくすぐったい。
    こんな光景にすっかり慣れてしまった級友達は「相変わらず仲が良いねぇ」と温かい目で見守ったり、「馨ちゃんにあんなに懐かれていい
    なぁ」と羨望の眼差しを向けたり、「大型犬にじゃれつかれてる小動物の図だ」と微笑ましげに眺めたり、当人の事などまったくお構いな
    しで何とまぁ好き勝手なものだ。

    「馨ちゃーん、私達とも遊んでよ」
    笑いながら声を掛けるクラスメイトに、

    「うーん、有り難いお誘いですけどあたしはタキ先輩一筋ですから」
    ごめんなさーい、と相変わらず調子の良い声。

    「ここまで好かれると案外情が移ってるんじゃないの?」
    他人事のようににやにやと笑いながら小さく耳打ちしてきた佐保ちゃんに、私は曖昧な苦笑いを浮かべた。



    先輩に懐いている後輩、だって?
    友人達よ、声を大にして言いたい。
    それは誤解だ、と。
    そんなカワイイものじゃない。
    どうせ言えないけれど。



    『神谷多喜先輩、ですよね』

    『好きです』

    『好きなんですよ、先輩の事』



    先輩に対する憧れや尊敬の念では、ない。

    小動物を愛でる嗜好を備えているというわけでも、勿論ない。

    ヤツは私に惚れている、らしい。


    絶句する私に、にこにこと彼女は笑っていた。

    陽に透けて金髪のようにも見える薄茶色の髪と愛想の良い笑顔がゴールデンレトリバーを思わせる。


    …厄介なものに好かれたものだ。




    なかなか回した腕を緩めない馨に、私ははぁと溜め息を吐いてから、背後に向かって思いっ切り頭突きをかました。


    二学期に入ってからの二ヶ月間、得たものは愛の言葉と精神疲労とこの後輩のあしらい方だ。


    …本当に厄介なものに好かれたものだと、「あだっ」肩越しに聞こえた悲鳴を受けながら再び溜め息を吐いた。

    近所にアホ犬の躾をしてくれる訓練所はなかったものかと、顎を手で押さえながらそれでもへらっと笑う後輩を見ながら思った。

    このままでは特技が頭突きになってしまうと本気で考えてしまう辺り、私も相当なアホになっている。




引用返信/返信

▽[全レス33件(ResNo.29-33 表示)]
■20468 / ResNo.29)  秋さまへ
□投稿者/ れい 一般♪(1回)-(2008/01/20(Sun) 01:14:19)
    いつも楽しく読んでます。私は百合小説のHPを作ってるんですが、秋さまの素晴らしい小説を転載したいのですが、ご許可いただけませんでしょうか?

    見てたらレスお願いします。

    (携帯)
引用返信/返信
■20490 / ResNo.30)  NO TITLE
□投稿者/ 春菜 一般♪(1回)-(2008/01/24(Thu) 10:56:54)
    大好きでした。
    もうここにはいないのでしょうか・・・

    (携帯)
引用返信/返信
■20856 / ResNo.31)  NO TITLE
□投稿者/ 匿名 一般♪(1回)-(2008/05/26(Mon) 09:17:20)
    好きな作品なのでアゲます☆

    (携帯)
引用返信/返信
■21279 / ResNo.32)  この話大好きです!
□投稿者/ れい 一般♪(3回)-(2009/03/09(Mon) 23:35:26)
    続きが読みたいですね☆

    (携帯)
引用返信/返信
■21493 / ResNo.33)  皆に読んで欲しい
□投稿者/ 匿名希望 一般♪(35回)-(2012/04/26(Thu) 04:12:51)
    秋先生の作品はどれも面白いんだが、この作品が一番とっつきやすいと思う。気にいったなら、他の作品も是非、読んで欲しい。

    (携帯)
引用返信/返信

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■2108 / 親記事)  BLUE AGE
□投稿者/ 秋 ちょと常連(60回)-(2004/07/26(Mon) 16:29:12)
    日々は刻々と過ぎていき。
    垂れ流したままの時間の流れの中に身を置いてはいても、毎日は違う色ばかりだ。
    カレンダーの日付は、綴られる思い出たちは、過去の産物となりゆくのか。

    ―想いはそこにある。

    幼くとも、拙くとも。
    大人が見たら不器用だと笑うかもしれない。
    もっと楽に生きろと呆れるかもしれないけれど。
    子供と呼ぶには世間知らずでもなく、大人になりきれる程狡くもなれない。
    本気で笑って、本気で泣いて。
    そんな時代。高校時代。

    さぁ、
    日常の欠片を拾い集めて、その一コマを蘇らせてみようか。







引用返信/返信

▽[全レス103件(ResNo.99-103 表示)]
■12811 / ResNo.99)  ─終着駅
□投稿者/ 秋 一般♪(4回)-(2005/09/12(Mon) 15:55:21)
    何となく、目が覚めた。
    カーテンの隙間から蒼白い月の光がわずかに漏れていて、中途半端な時間に目を覚ましてしまったと、小さく息を吐く。
    完全に意識は覚醒してしまって、強引に瞼を閉じても冴えわたるだけだから。
    寝癖のついた髪を撫でつけながら、ゆっくり体を起こした。
    と、隣で毛布にくるまっている小さな影がわずかに身動きする。
    「ごめん、起こした?」
    小声で問うと、彼女は毛布から顔を出して目をこすった。
    私を探すように腕を伸ばす。
    室内とはいえ、今は一月。
    暖房を入れていないとすぐに空気は冷えてしまう。
    私は起こした体をまた伏せて、彼女の毛布に潜り込んだ。
    「……冷たい」
    彼女は咎めるように唇を尖らせ、けれど伸ばした腕をそのまま私の首へと絡ませる。
    身に纏う一切を脱ぎ捨てている私達は直接肌を触れ合わせ、眠りに落ちる前の先刻のように、再び体を重ねた。
    薄暗い小さな部屋の中には、月明かりに照らされて、ゆらゆらと心許なくふたつの影が揺れていた。



    「先輩も、もうすぐ卒業ですね」
    まだ、夜は明けていなくて。
    行為の熱が冷め始めた頃、絡めた指を解きながら彼女がぽつりと呟いた。
    「あと二ヶ月で、いなくなっちゃうんですね」
    彼女の方へ目を向けると、ぼうっと天井を見つめている。
    私はゆっくり起き上がり、上から彼女の顔を覗き込んだ。
    ぼんやりと私を見つめる、彼女。
    伸ばされた手に応えて、私は身を屈めた。
    背中に回された腕は外気に晒されてひんやりとしていて。
    わずかに顔をしかめると、彼女は小さく微笑んだ。
    顔を寄せ、唇を寄せる。
    はぁ、と。
    互いの息が重なると。
    二人顔を見合わせて、笑ってしまった。
    そして。

    「終わらせましょう?わたし達」

    彼女は私の首筋に手の平を寄せ、囁くようにして言った。

    「この関係を、終わらせましょう?」

    今度は頬に触れながら。

    私は彼女の髪を指で梳き、こくりと小さく頷いてみせた。

    箱庭にいる間だけの、わずかな一時を共有する間だけに持った関係だ。
    私達は互いにそれをよくわかっていた。
    「──そろそろ…潮時だね」
    あまり長引かせてもいけない。
    清算するなら今だ。
    私はあと二月しか、ここにはいないのだから。

    「今日で、最後にしよう」

    彼女は。
    寂しそうに穏やかに、月の光を浴びながら微笑んだ。





    太陽が昇る前の、まだ眠ったままの街の中を、ふたり手を繋いで駆ける。
    薄暗い群青の空からこぼれる月は、ぼんやりとしていて。
    夜と朝との境界を示し始めていた。
    不安な気持ちで駆けていた私達は、息を切らせながら始発列車に飛び乗る。
    がたがたと走り出す電車に揺られて、大きく深呼吸をした。
    私達の他に乗客が見当たらない車内で、肩を寄せ合い寄り添う二人は、さぞかし奇妙だったに違いない。


    『先輩の今日を、わたしにください』
    最後のわがままを聞いてもらえますか、と。
    私の目を真っ直ぐに見つめながら、彼女は言った。
    私は無言で頷いた。
    彼女のわがままなんて、最初で最後だったから。

    布団から出て服を纏った私達は、互いの手を取り合って、寝静まる寮から抜け出した。
    早く、早く。
    遠く、遠く。
    目的地などなかったのに、向かう先などわからなかったのに、何故だか焦る気持ちで二人の足は急いていた。


    隣に腰掛ける彼女は、私の肩に頭を傾け規則正しい寝息を立てている。
    私も瞼が重くなり、そして甘い眠りに誘われた。



    目を開くと、隣の彼女が私の顔を見て微笑んでいた。
    すでに起きていたのかと、妙に恥ずかしい気持ちを覚えつつ、私は欠伸を噛み殺した。
    見慣れた街はとうに過ぎたらしい、窓の外は知らない顔をしていた。
    普段はあまり利用しない路線だったから、ここがどこだかさっぱり見当がつかない。
    どれだけ進んだのか、どこまで進むのか。
    けれど腕にはめた時計の針だけは容赦なく進んでいたから、相当な距離を経たのだという事は想像できた。
    そんな事を考えていると、
    「遠くまで…来ましたね」
    彼女が先に口を開いた。
    窓から射し込む陽の光で、空がすでに明るくなっていた事を知る。
    「どうしようか」
    適当なところで降りてみる?、訊ねると。
    彼女は小さい頭を左右に振った。
    「最後まで行ってみませんか」
    そう言って微笑む。
    「──そうしたいなら」
    私は小さく答え、彼女にもたれて目を瞑った。
    華奢な彼女の肩からは、確かな温かさが伝わった。



    小さな旅の終わりを告げる終着駅は、何ひとつないところで。
    明けきった空が、ただただ大きく広がっているだけだった。
    電車から降りた私達は、ゆっくりと地面を踏みしめて大きく伸びをする。
    私の後ろを歩いていた彼女のくしゃみを背中で聞いて。
    私はそちらを振り返る。
    向かい合う、ふたり。
    互いに白い息を吐き出した。
    「わがままを聞いてくれて、ありがとうございました」
    彼女が小さく笑む。
    「まだ今日は残ってるよ」
    吐き出すようにして言葉をこぼした私に、
    「線路の最後まで着いたら、わたし達も終わりにしようって思ってたんです」
    そうしなくちゃ気持ちの整理の仕方を間違えそうだから、風にさらわれる髪を手で押さえながら言った。

    「これで──…終わりです」

    はっきりとした声。

    「もう先輩の部屋には行きません。校内で会っても、わたし達はただの先輩と後輩ですよ?」

    答える代わりに私は彼女を抱き寄せた。
    私の腕の中でわずかに身じろいだ彼女は、
    「───……本当にこれが、最後になるんですね…」
    小さく小さく呟いて、ゆっくりゆっくり私を見上げた。



    そして私達は。
    終わりを告げるキスを交わした。







    線路はここで終わっているけど、終着駅の向こうには、まだまだ続く道があるのに。
    私達は互いにそれに気付いていて、けれどどちらも口にはしなかった。
    終着駅のその先を、見えない振りで誤魔化したんだ。
    進む事に、踏み込む事に、臆病だったのだと思う。
    この関係は、限られた時間の中でだけだと、思い込んでしまっていたから。









    ふたりの間には、繋がれた何かは存在しなかったけれど。


    それでも、この先─

    キスをする度、
    キズが疼くんだ。




引用返信/返信
■12812 / ResNo.100)  ─雪の降る音
□投稿者/ 秋 一般♪(5回)-(2005/09/12(Mon) 15:56:13)
    「切ない…」
    ぽつりとこぼされた声に思わずあたしは振り返った。
    「何よ、急に…」
    見れば同室の千歳は、部屋の窓を全開にしてそこから顔を突き出している。
    「ちょっとー…窓閉めてよ。どうりでさっきから寒いと思った」
    そんなあたしの文句を背中に受けても、千歳は少しも耳を貸さない。
    仕方なくベッドから起き上がり、彼女の隣に並んで立った。
    「あれ。雪降ってきてたんだ」
    同じように窓から顔を出すと、小雪がはらはらと舞い落ちていた。
    「でもこれじゃ積もらなそうだね」
    言いながら彼女を見ると、
    「…切ない」
    白い吐息と共に再び同じ言葉を口にした。
    「ねぇ?冬って、ひとつひとつの出来事が無性に切なく感じない?」
    くるりとあたしの方に顔を向け、同意を求める視線を浴びせる。
    「例えば──雪が降る夜とか、雪が消える瞬間とか、雪が積もった銀景色とか」
    全部雪じゃん…。
    あたしは呆れたような目で彼女を見やって、
    「なーにセンチメンタルな事言ってんの」
    千歳の額をピンと弾いて、「ほら閉めて閉めて」窓をぴしゃりと閉じてやった。
    途端にガラスは白く曇って。
    改めて外の寒さに身震いしてみる。
    千歳を見ると、観念したように窓から離れて椅子の背にもたれていた。
    「あーぁ…切ない」
    またぽつりと、溜め息を漏らす。
    あたしはげんなりとして、じとりとした視線を彼女に送った。
    それに気付いた千歳は、
    「まぁ由真にはわかんないだろうけど〜」
    からかうようにして言った。
    「はいはい、どうせわかりませんよ」
    憎まれ口を叩きながら布団に潜り込み。
    「──でも千歳、雪は地面がぐちゃぐちゃになるから嫌いだーって言ってなかった?」
    ふと、毛布の隙間から顔を覗かせて声を投げた。
    瞬間─
    千歳は頬を赤く染め、照れ隠しからかばつが悪そうに笑ってみせた。
    「?」
    怪訝な目を向けるあたし。
    その視線に耐えきれなかったのか、もじもじと体を揺らす千歳は、

    「──…会長が、ね?好きなんだって…雪」

    ぼそぼそと口にした。


    ──生徒会長。
    あぁ、成る程ね。


    「あんたの憧れの人だっけ、唯先輩」
    大好きだもんねー、千歳。
    からかうようなあたしの言葉に、千歳はさらに顔をかっと赤くした。
    「憧れってゆーか…綺麗だし、仕事もできてかっこいいなって…あんな風になりたいなーって感じで。好きとか、さ…そういうのじゃ……」
    もじもじもじもじ、口ごもる。
    見ているこっちがもどかしい。

    好きな人の好きなものを好きになりたいのか。
    好きな人の嬉しそうな顔を見たいのか。
    どっちだって構やしないけれど。

    「好きでもどうでも別にいいけど、どうせあれくらいじゃ積もんないだろうねー」
    意地悪く言ってやる。
    「明け方には止んでるでしょ」
    さらに追い打ち。
    千歳は。
    よほど悔しかったのだろう、あたしを睨みつける目に涙まで浮かべて。
    わなわなと体を震わせているかと思ったら、
    「由真のばかっ」
    あたしに怒声を浴びせると、へそを曲げた子供みたいに布団に潜り込んでしまった。
    「ごめんごめん、ふてくされんなってー」
    彼女のベッドに向かってへらへらと声を掛けると、少しだけ顔を布団から出した千歳はじとっとあたしを軽く睨んだ。
    「…由真、いつもああやってからかうんだから」
    拗ねたように唇を尖らせる。
    「だからごめんって」
    へらっと笑うと、「毎回毎回そう簡単に許すと思わないでねっ」千歳はつーんと顔を背けた。
    あまりの子供っぽさにあたしは苦笑する。
    その漏れた声に振り向いた千歳は、「もー」と、また唇を尖らせた。
    「だいたいねぇ、由真は情緒が足りないんだよ。冬は人を切なくさせるのっ。由真には切なさなんかわからないでしょ?」
    拳を握って力説する千歳に、はははと苦笑してみせて。

    「──…そんな事、ないよ」

    彼女には聞こえないように、口の中で小さく呟いた。
    「何か言った?」訊ねる千歳の声を無視して。
    曇ったガラスをきゅっと擦った。
    外の雪は先ほどよりもわずかにだけれど勢いを増していて。
    「もしかしたら積もるかもしれないよ、雪」
    窓の外を見つめたまま千歳に声を掛けると、すぐさま彼女はあたしの隣へ飛んできた。
    「たくさん降ってきてる!」
    目を輝かせる彼女。
    「明日の昼まで…せめて朝までもちますように〜」
    手を合わせて拝み出す。
    あたしはそんな彼女の姿を見ながら苦笑して──


    「そしたらきっと、会長すっごく喜ぶと思うんだ」


    そうやって笑ってくれるのが嬉しい、言いながら自身も満面の笑みを浮かべて目を細める千歳。
    その彼女の頭をぽんと撫でて、「そろそろ寝よ?」声を掛けた。
    「楽しみは明日の朝に」
    そう言うと、千歳は大きく頷いた。



    頭まで布団を被ったあたしに、「おやすみ」と彼女の声が届く。
    うん、と短く返事して。

    「楽しみだなぁ。積もるかな?積もるといいなっ」

    はしゃぐ千歳に、

    「──あれ?由真?もう寝ちゃった?」

    あたしはもう応えない。



    やがて千歳の寝息が聞こえてきて。

    雪の降り積もる音だけが、無性に胸をざわつかせた。









    切なさはいつだって。
    人知れず、湧いては溢れる──





引用返信/返信
■20566 / ResNo.101)  Re[1]: BLUE AGE
□投稿者/ ゆう 一般♪(3回)-(2008/02/13(Wed) 00:48:39)
    ひきこまれます
引用返信/返信
■21492 / ResNo.102)  皆に読んで欲しい
□投稿者/ 匿名希望 一般♪(34回)-(2012/04/26(Thu) 04:07:19)
    秋先生の小説…切なくて、綺麗で。本当に大好きなのです。もう新作が読めないのが哀しい…。

    (携帯)
引用返信/返信
■21795 / ResNo.103)  pOOavKhLLJtP
□投稿者/ chochedeefs 一般♪(1回)-(2014/05/10(Sat) 16:52:38)
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