ビアンエッセイ♪

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■21838 / 親記事)  初めての夜
□投稿者/ ルビー 一般♪(1回)-(2014/10/30(Thu) 04:55:23)
    さとみ。。
    年下の上司である彼女がこれほど心惹かれる存在になるとは、ほんのひと月前までは自分でも気づいていなかった。
    身長は164くらいはあるかな?自分では猫背だといっていたが、とてもスレンダーで姿勢は良く見える。ストレートボブの艶のある黒髪。生き生きと輝く黒眼がちの瞳は見つめると吸い込まれそうになる。笑顔が可愛いのは勿論だが、部下を叱るとき、また本気で怒ったときがきりりとして美しい。

    ほとんど娘といってもおかしくない年齢差なのに、久しぶりに訪れたこの感情は忘れかけていた恋心という言葉を思い出させてくれた。愛おしい気持ちは、年齢や性別を超越してしまう。。

    以前から約束していたデートの当日。
    弾む気持ちを抑えきれない私は、彼女の家の近くまで車で迎えに行った。
    小走りにこちらに駆け寄ってくるさとみ。今日も可愛いスタイル。スリムなジーンズがよくにあう。今日は夜まで2人だけの時間だ。

    中谷さん、待った?
    私は助手席のドアを開けて、ううん、と首を横に振る。
    車を走らせると、さとみは運転上手だねーと私を褒めたり、仕事の話をとりとめもなく話している。
引用返信/返信

▽[全レス1件(ResNo.1-1 表示)]
■21848 / ResNo.1)  Re[1]: 初めての夜
□投稿者/ 理恵 一般♪(1回)-(2014/11/10(Mon) 12:47:24)
    こんにちは。
    続きが読みたいです。
    よかったら書いてもらえませんか。
引用返信/返信

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■21829 / 親記事)  実際に見た夢の話
□投稿者/ カラス 一般♪(15回)-(2014/09/17(Wed) 01:21:33)

    少し休みますが
    思い出したので
    少し書き込みします僕は、実際に
    主人公、真琴みたいなやつで
    服は男性用で
    体型は人によってはがっちり系だったり太っていたりいろいろで10代です
    そんな自分が見た夢のお話をしますね

    僕は、ベッドの上でなぜか、髪の毛が長い女性と居て
    僕は普段、そういう下系は得意な方では無くて、夢の中で強要されて女性が全裸でベッドにあお向けになり両脚を大きく開き僕に対して
    女性
    『舐めて…?』
    と言われて
    抵抗出来ず言われるがままに舐めました僕
    『ペロペロ…』
    女性
    『んん…もっと』

    臭いがキツくて
    毛も濃くて
    辛かったんですが
    必死に舐めていました
    病気になりたくないからタオルにアソコから出たイヤらしい汁を吐き出しましたけど…f^_^;
    まぁこういう夢を見たっていう話です
    つまんなくてすいません

    それでわ
    またいつか(^O^)

    (携帯)
引用返信/返信

▽[全レス1件(ResNo.1-1 表示)]
■21830 / ResNo.1)  Re[1]: 実際に見た夢の話
□投稿者/ 沙子 一般♪(4回)-(2014/09/17(Wed) 14:06:45)
    こんにちは。
    しばらくお休みですね。
    次を楽しみにしてます。

    私はどこにでもいる女。
    年齢は、カラスさんよりかなり上(内緒です)。
    好みは、クールなキャリアウーマンかな。
    そんな感じです。

    お体を、大切に。
    それでは、また。

引用返信/返信

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■21773 / 親記事)  青い空の白い雲 第一話
□投稿者/ 左眼 一般♪(1回)-(2013/10/19(Sat) 12:06:20)
    第一話
     水野さんは、私より10歳以上年上で、20cmぐらい背が低く、30kgは体重が軽い。
     体型がかけ離れているだけでなく、彼女は私とは全く別の世界で暮らしていた。
     初めて出会ったのはスポーツジムの更衣室だった。工事現場のバイトの帰りに、ジムに寄った私は作業服のままだった。
     水野さんは、水着に着替えている途中で、私を見てギョッとしたらしい。作業服姿で身長が180cmの私を見て、男が女子更衣室に侵入してきたと思ったのだ。
     体を隠そうと、半裸の状態でしゃがみこんだ。
     誤解を解こうと、あわてて彼女に近づいた時、一目できれいな人だと分かった。
    透き通るような白い肌と、サラサラのロングヘア、大きな瞳。何よりも線が細い。 見慣れた柔道部の女子達とは全然違う。
     両手で隠した胸を上から覗きこむ恰好になった。体は細いのに、胸は私より大きい。
    「大丈夫、私、これでも女です」と言いかけた時、腹部に痛みと衝撃を感じた。そのまま倒れ、意識が薄れていく。
     気が付いた時は、倒れたままの場所で上からバスタオルを掛けられて寝ていた。
     水野さんが、下着姿のままひざまずいて、私の片手を両手で握っていた。私の目が開いたのに気付くと、泣きだしそうな顔で謝り始めた。
    「ごめんなさい。本当にごめんなさい。私、男の人に襲われると思って、あなたにスタンガンを使ってしまったの。痛かったでしょう、本当にごめんなさい」
     気の毒になるほど、狼狽し、謝り続ける美女を見て、腹は立たずに、逆に申し訳ない気持ちになった。
    「こちらこそ、怖い思いをさせてしまいました。すいませんでした」
     ゆっくり立ち上がってみたが大丈夫、気分も悪くないし痛みも軽くなっていた。
    「女の子を男と間違うなんて。ごめんね。大丈夫?痛くない?」
    「本当になんともないです。男みたいな恰好をしていた私も悪いので、気にしないでください」
    「そう言ってもらえると」
     少し落ち着いて、自分がブラとショーツだけの姿のままでいる事に気が付いたらしい。顔を少し赤らめて、私からバスタオルを受け取る。
    「学生さんよね。せめてお詫びにお茶だけでもご馳走させて」
     バスタオルで体を隠しながら、両手を合わせてくる。
     断るのも失礼な気がして、トレーニングが終わる時間に、ジムのロビーで待ち合わせすることにした。
     いつも通りの筋トレを終えて、ロビーに行くと水野さんがすでに待っていた。私を見て、手を小さく振ってくれる。
     ジムを出て、二人で近くのスタバに入った。
    「遠慮しないで」と言われ、私はベーコンやサラダを挟んだサンドイッチを二つと、ココアを、彼女はカフェラテを選び席に着いた。
     向かい合って座ると、あらためてきれいな女性だと分かる。高価な装いではないのに、着こなしがうまく、洗練されている。
     作業服姿で化粧もしていない、自分とは、違い過ぎている。でも、そんな私を、彼女は眩しそうに見上げて、いろいろと話しかけてくれた。
    「F大の柔道部員ってすごいよね。でも、いつもその恰好では、女の子としては、問題あるかも」自己紹介をしあってすぐに、微笑みながら、言われてしまった。
    「いいえ。普段はジャージを着ています」弁解するつもりで言うと「それも、問題あり」と楽しそうに笑う。会話が弾んできて、嬉しくなった。
     もともと、口下手で人見知りする方なので、こんな綺麗なお姉さんと、初対面で楽しく会話できるなんて、高校生の時、県大会で優勝して以来の快挙だと思った。
     オリンピックの強化選手を目指して練習している事、父が柔道の道場を続けているが、少子化の影響もあって経営が苦しい事、柔道部の合宿所に住み込んで下宿代を節約している事、奨学金とバイトで何とか生活している事など、いつのまにか、初対面の彼女にしゃべり続けていた。
     水野さんは聞き上手だった。自分の事は話さずに、私がしゃべり、サンドイッチを数口でたいらげるのを、優しい表情で見ていた。
    「うちの子も、あなたみたいに、パクパク食べてくれるといいのだけど」
    「えっ。お子さんがいるのですか?」
    私とそれ程年齢が違わないと思っていたので少し驚いた声になった。
    「うん。小学五年だけど、食が細くてね」
     それから彼女が自分の事を話し始めた。水野さんは、モデルの仕事をしているという。どおりできれいなはずだ。
    「30過ぎると、仕事のえり好みができなくてね。あなたの考えているような、モデルのお仕事じゃないかもしれないけど」
     水野さんが、あわてて言い添える。小学5年の厚志君との二人暮らしなので、仕事で遅くなる時がつらいと、ため息をついた。
    「ご主人は?」と訊いてしまってすぐに後悔した。水野さんが困った顔になる。
    「ご、ごめんなさい。私余計な事聞いちゃいました」
    「いいの。気にしないで。私、今はシングルなの」
     また、失敗しちゃった。顔が赤くなるのが分かりうつむいてしまう。
     短い沈黙の後、クスクスと笑う声がして目を上げると水野さんが優しい顔で笑っていた。
    「本当に大丈夫。気にしないで。空ちゃんは、気は優しくて力持ちタイプね」
     今度は、私が少し傷つく。
     いままでに好きになった女の子達が、私を褒めてくれた言葉を思い出してしてしまった。
    「私の方こそ何か嫌な事言ってしまったみたい。ごめんね」
     私の反応を見て、心配そうに覗き込む。
     自分でも呆れるほどに単純。水野さんが心配してくれるだけでまた嬉しくなる。
    「お仕事で遅くなる時、お子さんの相手やお世話をさせて下さい。私子供の相手をするのが趣味です」
     本当は、子供の相手は苦手だった。
     水野さんと、これっきりになるのが怖くて思わず言ってしまった。
    「空ちゃん、本当におもしろい。お友達になれて嬉しいわ」
     水野さんが飛び切りの笑顔で言ってくれた。

引用返信/返信

▽[全レス1件(ResNo.1-1 表示)]
■21774 / ResNo.1)  青い空の白い雲 第二話
□投稿者/ 左眼 一般♪(2回)-(2013/10/25(Fri) 14:41:55)
    第二話
     水野さんとは、メールの交換だけでなく次に会う約束までした。
     今度の木曜日、仕事で遅くなる日、厚志君と夕食を一緒に食べて欲しいと頼まれたのだ。
    「一人で、晩御飯を食べさせるのが可哀想で。私が帰るまで、相手をしてくれると助かるわ」
    「喜んで」
    「本当?晩御飯だけで、バイト代もだせないけど」
    「嬉しい、水野さんのお料理が食べられるなんて」
    「あんまり期待しないでね」
     別れ際の会話を思い出して、にんまりした。
     でも、これ以上の期待はしないでおこうと自分をいさめる事も忘れない。
     今まで、何度か悲しい思いをした。
     きれいで、優しい、素敵な年上の女性。
     お友達、と言ってもらっただけで、満足だ。大満足、のはずだ。
     約束の日、スマホのナビに、教えてもらった住所を入力して自転車に乗った。
     小さな公園の近くに、水野さんが住むマンションを見つける。
     モデルさんが住むマンション、と想像していたのとは違う、古びた外観だった。
     マンションというより、アパートに近い。
     インターホンを鳴らすと、すぐにドアが開き水野さんが、顔を出した。
    「いらっしゃい、どうぞ中に入って」
     部屋の中は清潔で整頓されている。
     カレーのいい匂いがして、テーブルの上に二人分の夕食の用意がされていた。
     水野さんは、仕事に出かける支度を済ませていた。
     完璧なメイクでモデルの顔になっているが、大きな瞳は優しいままだ。
    「カレーを作ったの。いっぱい食べてね。厚志、ご挨拶しなさい」
     母親の後ろから、厚志君がはにかんだ表情で私を見た。
    「こんにちは。水野厚志といいます。よろしくお願いします」
     早口で言うと俯いてしまう。
     母親に教えられたセリフを、棒読みしたみたいだ。
     女の子の様な可愛い顔を少し赤らめている。
    「こちらこそ、植野空です。うわのそら、じゃないよ」
     厚志君はきょとんとした顔をしているが、水野さんが楽しそうに笑う。
    「厚志にはちょっと難しいかも。でも本当に助かるわ。あまり遅くなるようなら、先に帰ってくれてもいいからね」
    「大丈夫です。お仕事がんばってください」
    「ありがとう。行ってきます」
     水野さんが出かけて、厚志君と二人だけになる。
     二人で、おしゃべりしながらカレーを食べ始めた。
     すぐに、厚志君が繊細で優しい男の子だと分かった。
     母親似の顔立ちで、大きな瞳が印象的だ。
    「お姉ちゃん、柔道強い?」
    「強くなるため練習しているけど、柔道に興味ある?」
    「うん。教えてくれる?」
    「お安い御用。弟子にしてあげてもいいわ」
     少し意外な気がした。線の細い大人しい男の子だ。
     格闘技に興味を持つタイプではない。
    「誰か、投げ飛ばしたい相手がいるの?」
     冗談めかして訊いてみたら、俯いてしまった。
    「いいわ。男の子だからね。いろいろあるよね」
    「うん」
     顔を上げて大きな瞳でわたしの細い目を見つめる。
    「よし、ご飯食べたらさっそく、練習しようか」
    「はい」
     大学の道場まで、自転車で行ける距離だ。
     カレーを食べた後、厚志君を自転車の後部座席に乗せ、道場に向かった。
     自転車の二人乗りは、初めてという厚志君は嬉しそうに私の腰にしがみついてきた。
     背中が温かく、自分も嬉しくなってきた。

引用返信/返信

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■21709 / 親記事)  愛してるから、愛してるから、
□投稿者/ 匿名希望 一般♪(44回)-(2013/01/01(Tue) 03:13:26)
    「嘘つくときの、いつも癖出てるよ」

    まりこが言った最後の言葉だった。

    私が愛してるって言葉で、いくら伝えても伝わらなくなっていたのは、この癖のせいだったらしい。

    「愛されてないことぐらい気づいてたよ」

    そんなことはなかったんだけども、彼女にとってはそうだったようだ。

    気持ちをそのままに伝えるっていうのは、言葉では難しすぎる。

    「私たちに意味なんてあるのかな?」

    責める言葉だけが、二人の間には積もっていく。

    何とかして、何とかして逃げ出さなきゃと、妥協案を考えてる時点で、終わりは近づいている。

    「お別れだよ、ほんと」

    ストレートに別れを切り出した彼女を引き止めるだけ引き止めても、結果は同じだった。

    「伝わらない」

    僕らの終わり。
    僕らの始まり。






    (携帯)
引用返信/返信

▽[全レス1件(ResNo.1-1 表示)]
■21710 / ResNo.1)  愛してるから、愛してるから、A
□投稿者/ 匿名希望 一般♪(45回)-(2013/01/01(Tue) 03:27:17)
    始まりは、単純。
    ペンを拾ってくれた君に一目惚れ。

    可愛い、第一印象から君に恋していた。

    けど、可愛い子なんていっぱいいる。会話のチャンスもなかなか巡ってこない君のことなんて忘れて、他の恋に夢中だった。

    「隣いいですか?」

    他の恋に傷ついてるときに、君に再会。

    「どうぞ」

    あの時の可愛い子だと気づくのに時間はかからなかった。

    「あっ、そのペン覚えてますよ!」

    同じ笑顔で、微笑まれた。

    二度目の一目惚れ。
    「あっ!あのときの!」

    偶然だけど、二人とも覚えてた奇跡。

    「そりゃ、覚えてるか…このペンじゃ」

    苦笑する私に、興味津々にペンを上にしたり下にしたりする君。

    そりゃ、そうか。
    ナイスバディな外人美女が…裸になったり、ならなかったりするペンだ。

    そりゃ、そうか。

    「すごーい、おっぱい大きいー」

    感動する笑顔もまた可愛い。

    三度目の一目惚れ。




    (携帯)
引用返信/返信

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■21661 / 親記事)  永遠の願い 1
□投稿者/ あんず 一般♪(1回)-(2012/10/10(Wed) 18:46:44)





    背中まで伸ばされた髪が持ち主の俯く動作に合わせ、背中や肩を滑り落ちた。
    ストレートパーマでもかけたかのように、定規で引いた線のように真っ直ぐな髪。
    お手入れに気を配っているらしく、傷んだ毛なんて1本もないように見える。
    傷むどころか寧ろつやつやでサラサラの髪は、少しでもいいから触ってみたい。
    アジア人らしく真っ黒な髪は、多分今まで1回も染めたことがないと思う。
    前髪を眉毛が隠れる程度の長さのぱっつんにしているから、余計アジア人らしい。
    シャンプーやトリートメントのCMに出演していても、絶対何の違和感もない。




    “彼女”の髪の毛ばかり見ている訳じゃない、けど、髪の毛に目がいってしまう。
    昔は女性が美人かどうかの判断基準として、髪の毛が重要視されていたという。
    現に平安時代の女性は、長くて美しい髪の女性が美人だと言われていたと習った。
    勿論髪の毛の美しさは今でも憧れ追及されるものだし、好かれるものだと思う。




    前から3番目の机の1番右端の席、それが“彼女”―――――瀬尾麻椰の特等席。
    “麻椰”って最初は何て読むか分からなかったけど、どうやら“まや”らしい。
    彼女、いや、瀬尾さんはいつも1人でいるか、少人数のグループに混ざっている。
    大人数で騒ぐのがあんまり好きじゃない感じの、大人しい真面目なタイプの人。
    でも髪の毛だけじゃなく、顔もそこそこ可愛い瀬尾さんは、結構注目の的。
    話しかけたいらしい人はたくさんいるけど、なかなか勇気が出せないみたいだ。
    ・・・・まあ、私もその“勇気が出せない”たくさんの人の中の1人だけど。




    今日も瀬尾さんは教授の講義を特等席で真面目に聞きつつノートを取っている。
    スカートやワンピースなどの女の子らしい恰好をしている日が多い瀬尾さん。
    今日も膝上丈の花柄ワンピースに真っ白なカーディガンを羽織って登校して来た。
    最近冷えるようになったから寒さ対策か、黒のニーハイに茶色いブーツ姿。
    いかにも男性が好みそうな格好だと思っていたら、その予想は当たっていた。
    周りの男性は講義そっちのけで瀬尾さんを見つめて、頬を緩ませていた。




    男性に人気がある瀬尾さんだけど、女性にも人気があるらしいから珍しいと思う。
    瀬尾さんと仲良くなりたいと願っている女性は少なくないし、実際私もそうだ。
    だけどやっぱり勇気が振り絞れなくて、いつも遠目に見つめているだけ・・・・。
    瀬尾さんと仲良さげに話せる人は、みんなからとったらかなり羨ましい存在だ。
    別にクールな訳でも何でもないのに、なぜかみんな、なかなか話しかけられない。
    クールとは真逆で、よく笑う、ほんわかして可愛らしい感じの女性なのに。




    あれこれ考えている内に時間がきて、今まで受けていた講義は終わってしまった。
    ノートやら筆記用具やらをまとめて片付けながら、やっぱり瀬尾さんを盗み見。
    瀬尾さんはトートバックに勉強道具をしまい、さっさと教室を出て行ってしまう。




    (今日も瀬尾さんに話しかけられなかったぁ〜・・・・)




    今日も瀬尾さんに話しかけられなかった、と思うのは、今日で何回目だろうか。
    春に瀬尾さんを見かけてから毎日思ってるんだから、何百回と思っているだろう。
    友達に講義が始まる前に今日こそは、と意気込む人がいるけど、その人も同じ。
    講義が終わってから、やっぱり今日も話しかけられなかった、と落ち込む始末だ。
    本当、なぜ大半の人がなかなか話しかけられないのか、誰もが理由を知らない。
    高嶺の花、というほどの美人でもなく、近寄りがたい雰囲気をまとってもいない。
    なのに大勢の人がただ願うだけで、彼女とは話せない・・・・とても不思議だ。




    「あ〜あ、今日も瀬尾さん行っちゃったぁ〜・・・・ほんと、移動早いなぁ〜」




    隣で机に突っ伏してそう呟いているのは、入学式当日に友達になった、志藤真冬。
    さっき言った“毎回意気込むけど話しかけられない友達”とは、真冬のことだ。
    明るい茶色に染めた髪を緩く巻いた真冬は、目がぱっちりとして大きい二重。
    中学生ぐらいの時までの私がなりたいと思っていた理想の目を持っている友達だ。




    「はぁ〜・・・・なんでいっつも話しかけられないんだろ・・・・?」



    「さっさと瀬尾さんのところに行かないからじゃない?」



    「だってぇ〜・・・・ってかアンタも話しかけられない人の1人じゃん!」



    「そりゃそうだけど・・・・私は今のままで十分だから」



    「えぇ〜?この間『1回でいいから話してみたい』って言ってたじゃ〜ん」




    あはははは、と笑う真冬は、名前通り真冬の1月生まれなのに、太陽みたいだ。
    笑顔と同じように性格も明るくて、入学式の時は真冬から話しかけてきてくれた。
    住んでいる家もそれなりに近いから、よくお互いの家を行き来したりする仲だ。




    「ところでさ、もうご飯の時間だよ?今日はどこで食べる?」




    私たちが通っているこの大学の敷地内には、食事が出来る場所が4カ所もある。
    生徒数が多いため、自然と食事をする広い場所がたくさん必要になるからだ。
    和食、洋食、イタリアン、カフェのスペースがあり、利用する生徒も教員も多い。
    私も真冬も安くて美味しいのをいいことに、毎日それらの場所で食事をする。




    「昨日は和食だったし・・・・今日はイタリアンが食べたいなー」



    「おおっ、いいねぇ♪じゃあイタリアン食べよー!」




    ショルダーバックを肩にかけ、真冬と2人で並んでイタリアンの場所へと向かう。
    今年の春に入学したばっかりだけど、もう10月だ、大体の場所はもう覚えた。
    ましてや春から何度も通っている場所だから、真冬も私も間違える訳がない。
    今日はトマトとナスのパスタを食べようなどと思いながら、騒がしい廊下を進む。




    「・・・・・あれ?」




引用返信/返信

▽[全レス1件(ResNo.1-1 表示)]
■21662 / ResNo.1)  永遠の願い 2
□投稿者/ あんず 一般♪(2回)-(2012/10/10(Wed) 22:20:41)





    「ひよ〜、どうかした?」




    ひよ、というのはみんなの私に対する呼び名だ、私の名前が宇治原日和だから。
    他には日和、と呼び捨てにする人も、ひぃちゃん、と呼んでくれる人もいる。




    「・・・・・」



    「ひよってば、ねえ、どうしたの?」




    数歩先をご機嫌な様子で歩いていた真冬が、立ち止まる私の近くまで戻ってきた。
    私は大きな窓の外に視線を合わせたまま、そこから一歩も動けなくなっていた。
    不審に思ったらしい真冬は私の隣に来ると、私の視線の先に自分の視線を向けた。




    「あれ・・・・ねえ、あれって瀬尾さん?・・・・と、誰だろ」




    そう、私と真冬の視線の先にいたのは、瀬尾さんと、もう1人の知らない女性。
    大学の敷地内にいるんだから、きっと同じ大学に通っている学生の1人だと思う。
    でも名前も知らないし見たこともないから、違う学部の人か、先輩か・・・・。
    とりあえず、160センチぐらいの瀬尾さんと大差ない背丈の女性が一緒にいた。
    何かを話しているようだけど、何しろ外での会話だ、全然聞くことが出来ない。
    窓を開けて気付かれるのは嫌なので、頑張って口の動きを読み取ろうとしてみる。
    ・・・・って、私も(真冬も)、2人でこそこそと何をやっているのだろうか。




    「・・・・真冬、行こ」



    「待って!・・・・気になるね、あの2人・・・・先輩かな?」



    「誰かは分からないけど・・・・見たことない」



    「多分この大学の関係者だよね・・・・誰だろ?」




    見知らぬ女性は瀬尾さんと同じ黒髪を、茶色いバレッタで後ろにまとめていた。
    彼女の髪の毛も綺麗だと思うけど、やっぱり瀬尾さんの髪の毛には負けると思う。
    白いブラウスに紺のフレアスカート、黒いレギンスに茶色いパンプスという姿。
    顔は横顔しか分からないけど、可愛いというよりは美人という系統に入る。




    「あの人と恰好が似てるんだけど・・・・」




    そう言う真冬を見れば、彼女は白い七分袖のトップスに茶色いフレアスカートだ。
    まあジージャンを羽織っているから、あの人よりも数段カジュアル風だけど。
    なぜか少しショックを受けたような顔をしている真冬は、つくづく不思議な人だ。
    今までも突拍子もないことを言ったりやったりしては笑わせてくれている。




    「あー・・・・そうだね?」



    「まあいいけど・・・・多分読んでる雑誌一緒だよ、あの人」




    真冬に向けていた視線を窓の外に戻すと、瀬尾さんと女性はまだ一緒にいる。
    でも、楽しそうに話しているようには見えない、喧嘩をしているように見える。
    それは真冬から見ても同じなようで、少し心配そうに2人を眺め続けている。
    大声で怒鳴りあってはいないだろうだけど、明らかにいい感じではない様子だ。
    相手の女性は眉間に微かにしわを寄せ、何だか悲しげな感じの顔をしている。
    それに対し瀬尾さんは全く動じていないみたいで、淡々としている様子に見える。




    「やっぱりここからだと何を言ってるか全然分からないね」



    「うん・・・・・大丈夫かな、瀬尾さん」



    「大丈夫だと思うよ?だからさ、ほら、お昼ご飯行こ」




    未だに心配そうに眺める真冬の腕を引っ張り、騒がしい廊下を再び歩き始める。
    ずっと眺めていたってキリがないし、何しろ私は結構お腹が減っているのだ。
    他人の様子を覗き見して心配をするよりも、まずはこの空腹をどうにしかしたい。




    「も〜、お腹が減ったからって・・・・・」




    最初は引きずられるように歩いていた真冬だったけど、最終的には元通り。
    逆に私の手首を掴んでぐいぐい進むようになってしまって、立場が逆転した。
    2人とも瀬尾さんともう1人の女性のことは、食事をするなり忘れてしまった。
    私はトマトとナスのパスタとティラミスを、真冬はランチセットを注文した。
    大学側が提供してくれる食事は、4カ所全てが安くて、美味しくて、最高。
    2人とも空腹だったというのもあるけど、あっという間に食べ終わってしまった。




    「ふう〜・・・・お腹いっぱい♪あ、ひよは次もあるんじゃない?」



    「うん、次で最後ー・・・・真冬はもう終わりだっけ?」



    「今日はさっきので終わりだよー、夕方からバイト!」



    「そっか、頑張ってね!」



    「ありがと〜」




    しばらく空になったお皿を前に話し込んで、講義が始まる15分前に別れた。
    真冬は自宅の近くの居酒屋で週に数回、夕方から夜までバイトをしている。
    そこには何度か行ったけど、アットホームな雰囲気で、店員の人柄もよかった。
    料理も手頃な値段で美味しく、お酒のバリエーションも豊富で楽しかった。




    真冬と別れた後、1人で次の講義が行われる教室へと向かった、最後の講義だ。
    これが終わったら私も家に帰って、真冬同様、夕方からバイトが待っている。
    私のバイト先はレストランで、そこのホールスタッフとして働いている。
    厨房スタッフの人も同じホールスタッフの人も仲が良くて、時々飲みに行く仲だ。




    (そういえば最近飲みに行ってないから、久しぶりに行きたいなあ・・・・)




    確か一昨日のバイトの時、新しいアルバイトが入るっていう話を聞かされた。
    でも店長は何も言ってなかったし、今までにも思わせぶりなことはあった。
    今回も前例通り、先輩がアルバイトの面接に鉢合わせたのがきっかけだった。
    前もそういう話になってどきどきしていたけど、結局入ってこなかった。
    店長の真澄さんはどこからそんな話が?、って言ってすごい笑ってたけど。




    帰ってからのことを考えながら教室に入ると、既に定位置に座っている瀬尾さん。
    もう大体の人が席に着いていて、私も半分より後ろの方の席に座って準備する。
    途中で同じ学部の子が来たから隣の席に誘って、授業内容について話をしていた。
    その子は田辺玲、ベリーショートのダークブラウンの髪で、スポーティな子だ。
    サークルも女子サッカーのサークルに所属していて、この間大会に出場した。
    1年生にしてレギュラーでフル出場し、チームメイトや監督から信頼されている。




    「お、日和久しぶりじゃん!元気だった?」



    「久しぶり〜、元気にしてたよ!玲は?」



    「あたし?あたしは・・・・見てわかるでしょ?」



    綺麗に並んだ真っ白い歯に少し黒めの肌でスレンダーな玲は、とても健康的だ。
    次の講義で最後だという玲は、今日も夕方からサークルの練習に参加するという。
    サッカーが大好きで小学生の頃から続けてきたという玲は、かなり楽しそうだ。
    元々話し上手の玲の話に引き込まれていると、この講義の担当教授がやって来た。
    この教授の講義が1番好きだ、女性の教授なんだけど、講義が分かりやすい。
    講義が分かりやすく親しみやすいという理由で、多くの生徒に慕われる教授だ。
    見た目は白髪交じりの可愛らしいおばあさん、っていう感じで、実際お茶目。
    たまに講義をせずにパーティーなんかをしたりするから、余計に構内の人気者だ。




    瀬尾さんを見ると、いつもの場所で、バインダーのルーズリーフを眺めていた。
    彼女は勉強熱心らしく、よく何かの本や今までの講義のノートを見たりする。
    瀬尾さんと割とよく話しているのを見かける人が、彼女は頭がいいと言っていた。
    分からないところがあって尋ねても、答えが返ってこなかったことはない、と。
    それにいろんなことを知っているらしく、話していても飽きないとも言っていた。




    「では、今日の講義を始めますねぇ〜」




    いつもののんびりした口調で、おばあちゃん教授による90分の講義が始まった。




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