ビアンエッセイ♪

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■22199 / 親記事)   すこしづつ…U
□投稿者/ 桃子 一般♪(44回)-(2017/03/01(Wed) 15:22:56)
    長くなってしまったので

    新しくしました(^^♪
引用返信/返信

▽[全レス62件(ResNo.58-62 表示)]
■22324 / ResNo.58)  すこしづつ…U-56
□投稿者/ 桃子 一般♪(39回)-(2018/07/21(Sat) 11:46:08)
    「南郷さん 大丈夫だった? そんなこと言って…」

    「最初は びっくりしてた…(笑) でも…わかるって言ってくれて…
     あたし…出掛けても11時には帰るんだよ(笑)
     シンデレラよりも早いんだから!けど…さすがに…指1本も触れないっていうのは…ね(笑)
     だから 歩く時は 腕組んでる(笑) 」

    コウちゃんと腕を組んで歩くだけで嬉しかった頃を思い出した。

    「だからさっ あたし…焦る気持ちはないんだ…
     ゆっくりゆっくりしあわせになっているモデルが 目の前にいるから(笑)
     ただ…南郷君と話をしようとしない親父の態度が 腹立つんだよなぁ」



    食事会は 翌週の土曜日に決まった。

    「土曜日…おば様は?」

    ミカから打診されたのは 水曜日だった。

    「留守番(笑) ちょっとムクれてるけど… 」

    「おじ様と一緒は無理かな?」

    「そんなことない! むしろ 喜んで来ると思うけど…いいの?」

    「うん…実は…ウチの母が 恭子のご両親に会いたいって言いだして…厚かましくて ごめん…」

    「そんなの 全然 気にしないで! コウちゃんに 『腕によりをかけるように』 言っておくから(笑)」

    「“ウチの人” じゃないの?(笑)」

    「まだ そこまでは熟してないっ!(笑)」

    「そうなんだぁ( *´艸`) 」

引用返信/返信
■22325 / ResNo.59)  すこしづつ…U-57
□投稿者/ 桃子 一般♪(40回)-(2018/07/21(Sat) 11:54:42)
    土曜日は 総勢7人の食事会になった。

    メニューは 手巻き寿司にした。コウちゃんは 文字通り 酢飯から具材まで準備してくれた。

    私にはよくわからないが 父や南郷さんは「このひと手間が…」と言っていたから なにかしらの工夫があったのだと思う。

    女性陣は「美味しいね」を繰り返すだけだった( *´艸`)

    コウちゃんが用意した寿司ネタは 殆ど カラになった。



    お腹がふくれたところで 父が口を開いた。

    両親には 予め 今日の目的は話しておいた。

    「恭子から聞きましたが お二人は どうして 私が 坂本クンと恭子の仲を認めたかを聞きたいとか?」

    「はい」ミカと南郷さんは 声を揃えて言った。

    「ミカさんのお父様は 南郷さんに会おうとしないとか?」

    「はい」ミカがはっきりと答えた。

    「私は 父親として お父様の気持ちがよくわかります。これは…理屈ではなく 感情が拒絶するんです」

    ミカが 静かに頷いた。

    「娘の相手が 同性で しかも 大学生になったばかりだと聞いた時は 耳を疑いました。
     一瞬 娘がふざけているのかと思いましたが 坂本クンの話をする娘は 真剣そのものでした。
     私は 自分の育て方を否定されたような気がして 娘を怒鳴ることしかできませんでした。
     『会わせられるもんなら会わせてみろ』と…正直に言うと…私は 意地の張り方を間違えたんです…」

    「えっ?」

    ミカが 小さな声を出した。

    「お父様のように『会わない』と言うべきだったんです…そうすれば 少しは時間が稼げたのに…
     でも 私は 娘には 私の言葉を相手に伝える度胸は無いと思い込んでいました…
     それに…もし 伝えることが出来たとしても…聞かされた相手は 当然 怯むだろうと…
     だから まだ 態勢を整える時間はあると…(笑)
     ところが 娘は スグに相手に伝えてしまった。おまけに正直に…
     それを聞いた相手は 怯むどころか 真正面からぶつかってきた…」

    父は 一度言葉を切ってから 続けた。

    「娘から『明日 坂本クンが ウチに来てくれるから』と 告げられた時は 腰が抜けそうになりました…
     まさか そんな迅速に話が進むとは思っていなかったんです…
     若干 追い詰められはしましたが それでも まだ 勝ち目はあると思ってました。
     相手は19歳になったばかり こちらは 百戦錬磨の企業人…分が悪いハズないじゃないですか…」

    南郷さんが 納得した顔で頷いた。

引用返信/返信
■22326 / ResNo.60)  Re[1]: すこしづつ…U-58
□投稿者/ 桃子 一般♪(41回)-(2018/07/21(Sat) 12:01:48)
    「でも…約束の時間に 手土産を持って現れた19歳は 私の想像を超えていました。
     和室で 座布団を外してキチンと挨拶するのを見た時点で 気後れしたのは 私の方でした。
     和室に通したのは 『足崩していいよ』で余裕をみせる という腹積もりだったのですが…
     これが 見事に玉砕で…(笑)」

    「坂本クン 全然 姿勢が崩れなかったの(^^♪ 『足崩していいよ』は 最後まで言えなくて…
      だから この人も ずっと正座のまま(笑)」

    母の言葉に ミカが少し微笑んだ。

    「結局…私は 坂本クンの『凛とした佇まい』と 理路整然とした発言に 圧倒されて 父親としての威厳を
     見せることが出来なかったんです。
     その代わり 坂本クンが 娘のことを 真剣に思っていてくれる姿を見ることができました。
     そこに賭けることにしたんです。もし 2人が上手くいかなくなったとしたら それは 坂本クンに
     非があるのではなく 娘が 坂本クンの気持ちに応えることが出来なかったからだろう…と…」

     父は そこで ひと息ついた。

    「ミカさん 南郷さん…私は 私の意地を通した結果 早々に坂本クンと会う羽目になりました。
     娘の気持ちを大切にする理想の父親 なんかじゃないんですよ。
     今 お父様は ご自分の意地を通そうとしていらっしゃる。
     お二人が その『意地』に対してどう向き合うのか…もしかしたら そこを見極めようとして
     いらっしゃるのかもしれませんね…」

引用返信/返信
■22327 / ResNo.61)  すこしづつ…U-59
□投稿者/ 桃子 一般♪(42回)-(2018/07/21(Sat) 12:28:54)
    「南郷さんは 娘を送ってきてくれると 必ず 主人の様子を訊いてくれます。
     私が応えている間に 娘は 必ず 主人に「顔 出す?」と訊きに行きます…
     結果は いつも同じですが…」

    ミカのお母さんが 言った。


    「会いたくない意地 と 会わせたい意地 の 根比べね…」

    母が言った。

    「勝敗をつけるとしたら… 会いたくない意地 が 負ける」

    父が言い切った。

    「でも…会いたくない意地が 会う と言った時 しり込みしたら 会わせたい意地 の負け…
     次の機会は 2度と来ない」

    南郷さんが しっかりと 父の顔を見た。

    「ふたりは 今のままでいい。何も気負わず ただ 真剣であることだけを伝えればいい…
     坂本クンが 私の意地に応えたように おふたりも お父さんの意地を 正面から受けなさい」

    「ありがとうございます」

    南郷さんとミカが 父に頭を下げた。 
引用返信/返信
■22328 / ResNo.62)  すこしづつ…U-60
□投稿者/ 桃子 一般♪(43回)-(2018/07/21(Sat) 12:37:58)
    みんなが帰ったあと

    コウちゃんが バーボンのロックを作ってくれた。

    「珍しいね…」

    「たまには…こんなカンジもよろしいのでは?(笑)」

    「うん」

    「あの2人 うまくいくよね」

    「大丈夫ですよ」

    コウちゃんの「大丈夫」には 不思議な安心感がある。

    「なんかおつまみ持って来ましょうか?」

    立ち上がったコウちゃんに…

    「うん…コウちゃん!」

    「はい?」

    「これからもよろしくね(^^♪」

    「恭子さん… そういうのは…冷蔵庫開けてる時じゃない時に言ってくださいよ(笑)」

    「バカ…もう言わないっ」

    戻ってきたコウちゃんが言った。

    「拗ねた顔も好きですよ(笑)」

    「あっ!」

    「何ですか?」

    「今…何て言った?」

    「えっ?…」

    「好き って言ったよね?」

    「ええ…言いましたけど…」

    「初めて聞いた!」

    「そんなことは無いと思いますが…(笑)」

    「ううん…初めて!だって…私…告白の時も 好きって言われてないもん!」

    「そうでしたっけ?(笑)」

    「うん! ねっ もう1回言って(^^♪」

    「言いません(笑)」

    「なんだ…つまんない…」

    「お風呂入ってきますっ(笑)」

    「うん」



    寝室に戻った時 コウちゃんは スヤスヤと寝息をたてていた。

    今夜は 本当に眠ったらしい。

    (お疲れ様でした…)

    私は コウちゃんの額に軽く触れてから 伸ばされた右腕に頭を乗せた。


引用返信/返信

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■14217 / 親記事)  スマイルストリップ
□投稿者/ mama' 一般♪(1回)-(2006/04/17(Mon) 01:09:42)
    我ながら
    ぶきっちょだ


    みっともないことだ
    わかってる


    でも

    残り半年の学校生活

    少しでも……

    言葉を交わしたくて?
    なにかがが欲しくて…?


    ううん

    違う

    そんな計算
    する余裕なんてなかった

    あぁ、この問題を作ったのも印刷したのも
    先生なんだな…そう思ったらたまらなくて

    思考が止まった


    杉山先生…

    ううん…眞子先生



    眞子先生…



    また、前みたいな笑顔が見れたらいいのに。

    前みたいに頭をなでて。

    たとえ髪が絡まったって構わないから。
    子供扱いするななんて、
    もう…怒らないから。


    眞子先生…。



    その日出した
    私の答案

    「7番・倉山理子」

    出席番号と名前だけの…。



    (携帯)
引用返信/返信

▽[全レス62件(ResNo.58-62 表示)]
■18560 / ResNo.58)  スマイルストリップ 37
□投稿者/ mama' 一般♪(5回)-(2007/04/09(Mon) 00:21:27)
    2007/04/09(Mon) 00:22:19 編集(投稿者)

    そして、私達は揃って、屋上のフェンス越しから先生を見送った。
    花束に埋もれた先生。

    校門に呼ばれたタクシーに乗り込む前、大きく校舎を振り返り、
    彩り鮮やかな花びら越しに
    目があった。

    ゆっくり手を振ってくれた。

    私達も振り返えした。


    静かなお別れ。


    「いいの?下降りなくて?」

    「うん。
    伝えたいこと、吐き出しちゃったから。」

    にっと笑った理子。
    怪訝な私に教えてくれた。



    「好きだって、叫んじゃったもん」


    「へっ?叫んだっ?
    いつ??」

    「体育館で♪
    みんな好き勝手ヤジ飛ばしてたから、私もまぎれちゃった〜」

    誰も気付かなかったよと、イタズラっ子みたいに言った。

    「マジで?」

    「マジで♪」


    顔を見合わせて笑った。


    「あっ、佐々先生っ」

    まずい。気付かれたっ。
    避難訓練を放棄した私達。

    慌てて、屋上を飛び出した。


    怒鳴り声は明らかに私の名前を叫んでて。

    日頃の行いが悪いからだと、「優等生」は笑った。
    最初の頃の、笑い方とは違う。

    楽しそうな笑いだった。


    私も一緒に笑った。


    ずっと、一緒に笑いたいと
    笑った顔を見ていたいと



    ふいにそう思って気が付いた。



    自分の気持ち





    理子が好き


    理子のことが好き




    まだ夏
引用返信/返信
■18561 / ResNo.59)  スマイルストリップ 38
□投稿者/ mama' 一般♪(6回)-(2007/04/09(Mon) 00:25:31)
    2007/04/09(Mon) 02:16:51 編集(投稿者)

    実際のところ、夏が終わらないどころか、気が付いたら春だった。
    いつ秋が来て、冬になったのかも分からない。
    確かに衣替えもしてたし、コートも着てたけど・・ふと我に返ってみたら、コートを脱ぐどころか制服に別れを告げる季節になってた。

    それ位に必死で勉強した。


    恋の力はすごい。
    私は見事に志望校に合格した。

    理子と同じ大学に。



    そして迎えた春、一通の絵はがきが理子の元に届いた。


    「理子ちゃんへ

    卒業&合格おめでとう。
    元気ですか?
    私は仕事にも慣れて、毎日英語と格闘してます。
    英文科にしたと聞きました。
    サマースクールでこちらへ来たら、ぜひ遊びに来てね。
    杉山眞子より

    理子へ
    友達と来れば?案内位ならしてあげる
    聡子」


    最後の二行の筆跡だけ違うのは、お姉ちゃんからのだという。


    「ね〜ね〜。一緒に来いって〜」

    「いや、一人で行くし」

    「私がいないと寂しくない?」

    「別にっ」

    「大学、結局同じとこにしたくせに〜」

    「共学やっぱりイヤだっただけだもん、未樹は関係ないし」

    「ひっど〜。
    これから一緒に住む人に、なんてこと言うのよ」

    「ウチの親が、一人暮らしするなら寮に入れるって言ったからじゃないっ」

    「まぁまぁ〜
    楽しみだね、夏。」


    手が伸びる。

    理子の髪に。

    頭をなでる。


    「髪がクシャクシャになるじゃないっ」

    真っ赤になるのは、怒ってるからじゃないって
    もう分かってる。


    もう、次の夏なんてあっという間だ。

    あの夏がくるんだよ。


    白紙の答案を出した夏。
    理子を好きになった夏。



    もっと、いろんな顔を見せて。

    ずっと追いかけるから。


    もっと知りたいから。



    〜完〜
完結!
引用返信/返信
■18562 / ResNo.60)  ありがとうございました
□投稿者/ mama' 一般♪(7回)-(2007/04/09(Mon) 00:35:20)
    一年がかりですが・・完結です。
    読んで下さった方、ありがとうございます。

    感想を頂けたから、ここまで書き終えられました。
    特にmiyaさんには、ナイスタイミングでコメント頂きました。
    本当にありがとうございます。

    高校時代を振り返ってみても、リアルはこんなに綺麗に終わるものでは多々ないですが・・。
    書けた大好きなキャラクター全員が、ハッピーになるような結末にしたかったのです。
    眞子先生も、聡子姉さんも、きっと裏で苦労したことでしょう(笑)

    本当にありがとうございました。

    (携帯)
完結!
引用返信/返信
■18577 / ResNo.61)  Re[2]: ありがとうございました
□投稿者/ miya 一般♪(1回)-(2007/04/10(Tue) 02:10:04)
    完結、おめでとうございます、と言うべきなんでしょうね。
    でも、ちょっと寂しいです。
    みんなHAPPY ENDでほんと良かった。

    『ずっと追いかけるから もっと知りたいから』

    この言葉、すごく好きです。
    これからが二人の本当の始まりなんだなと思いました。

    元気が出るお話を、ありがとうございました。

引用返信/返信
■18579 / ResNo.62)  miyaさんへ
□投稿者/ mama' 一般♪(8回)-(2007/04/10(Tue) 21:25:13)
    2007/04/10(Tue) 21:29:30 編集(投稿者)

    感想ありがとうございます。

    エッチな場面もなければ(題名負け)、告白シーンすらなかったなぁと、
    終えたから気が付きました。

    知りたいと思う気持ちは、未樹には初めてで
    自然体を見せることは、理子の初めて。
    でも、両方とも素の欲求じゃないかと思います。
    それを出して、相手に見せたから「ストリップ」(強引?)

    最後の文章が好きと言って頂けて、作者冥利につきます。
    嬉しかったです。

    本当にありがとうございました。

    (携帯)
完結!
引用返信/返信

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■20457 / 親記事)  幻の君
□投稿者/ 壱也 一般♪(1回)-(2008/01/18(Fri) 14:40:45)

    「もう!うんざりだわ」


    つい先ほどまで私の下で泣いていた子猫は、急に牙を剥き出しにした。


    『…』


    黙って見守る私に、子猫は苛立ったようで


    「私は貴方のおもちゃじゃないわ!」


    別におもちゃにしたつもりはないけれど


    「貴方の寂しさを紛らわせるだけなんて嫌!」


    確かに子猫は穴埋めだったかもしれないな。


    「さよなら」


    子猫は身支度をして、ホテルの一室から抜け出した。

    (携帯)
引用返信/返信

▽[全レス60件(ResNo.56-60 表示)]
■20530 / ResNo.56)  48
□投稿者/ 壱也 ちょと常連(53回)-(2008/01/30(Wed) 15:11:21)



    愛里は私の腕の中で幸せそうに笑う。


    「両想いだね?」


    『…ああ。』


    「女の人と付き合うの初めてだから…その」


    『優しくする。愛里、愛してる』


    優しくベッドに愛里を寝かし、深いキスをする。


    愛しくて、キス出来た喜びと幸せが涙になり、落ちる。


    「…んぐっ、チカぁ?」


    『もう離さないから』


    私は誰も失いたくない。


    天国の朱美、聞いてる?


    私は朱美を今も愛してる。

    同時に、愛里をも。


    欲張りだって言われるかもしれないけど。


    もう会えない朱美の分まで幸せにすると誓うよ。



    END

    (携帯)
完結!
引用返信/返信
■20531 / ResNo.57)  感涙
□投稿者/ 朱 一般♪(1回)-(2008/01/30(Wed) 19:02:06)
    こんなに、読むのをはまった小説は久々でした(;_;)
    本当に面白かったです!!!

    また楽しい話待ってます♪
    お疲れさまでしたm(__)m

    (携帯)
引用返信/返信
■20532 / ResNo.58)  朱様
□投稿者/ 壱也 ちょと常連(54回)-(2008/01/30(Wed) 19:59:39)
    感想ありがとうございます(^-^)


    そう言って頂いて嬉しいです。

    また書いたらお願いします(^O^)/

    (携帯)
引用返信/返信
■20543 / ResNo.59)  壱也さん♪
□投稿者/ 昴 大御所(425回)-(2008/02/04(Mon) 02:02:41)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/
    素敵な作品をありがとうございました

    特に朱美の日記のシーンでは
    感情移入し過ぎてウルッとしました

    次回作も楽しみにさせて頂きますね
引用返信/返信
■20546 / ResNo.60)  昴様
□投稿者/ 壱也 ちょと常連(56回)-(2008/02/04(Mon) 11:28:33)

    お読み頂きありがとうございます。

    昴様のHPは知っていて、ご主人様シリーズも読破していたのでまさか書き込みを貰えるとは思いませんでした♪


    実に嬉しく思います。


    是非また書かせて頂く時はよろしくお願いします。

    (携帯)
完結!
引用返信/返信

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■14401 / 親記事)  モー娘。小説
□投稿者/ ブルー 一般♪(1回)-(2006/05/08(Mon) 23:29:19)
    こんにちわブルーって言います☆
    モーニング娘。小説です
    アイドル系が好きなんですけど書いても宜しいんでしょうか??
    場違いな気がして…(T□T●)
    感想くださるなら嬉しい限りです!!
    感想次第で続けるか決めます
    駄文ですがどうぞよろしくです(ペコペコ…)


引用返信/返信

▽[全レス57件(ResNo.53-57 表示)]
■15579 / ResNo.53)  Re[27]: たった一歩の恋
□投稿者/ ブルー 一般♪(44回)-(2006/08/02(Wed) 21:22:58)
    2006/08/04(Fri) 18:38:51 編集(投稿者)

    「矢口さーん!」
    「はい」

    男の声…

    「もしかしてやぐっつぁん誰かと一緒なの?」
    「ちゃうちゃう。今自分の楽屋にいてさ、今度やる劇団公演のリハやってんの ちょっと待っててすぐ戻ってくるから」

    ガタッ

    っという音とともにばたばたとやぐっつぁんの足音が聞こえる
    無音の空気が続くと私の心はしぼんだ風船のように言いようのない不安が広がって
    ハァ・・
    ため息一つ

    「なんで梨華ちゃん達の為にこんな自分必死になってんだろ?」

    窓の外では車の音とそれに伴う信号機の軽快な音
    そして夕焼け。
    ここからじゃ自分より高めな位置に窓があるから外下の景色まではみえないものの
    額縁となった銀色の窓が紅く色づいた夕焼けの空を鮮明に映し出していた。
    携帯のディスプレイを覗くと6時半を回っている
























    ここ・・・どこだろ・・・











    モーニングの・・・楽屋・・?








    中からメンバー達の・・声がする
    なんだ、もうみんな集まってたんだ



    ガチャッ

    「吉澤だけ置いてきぼりかよー!・・??」

    誰もいない・・


    イヤ、違う・・誰かいる・・

    あれは・・・




    「梨華ちゃん・・・。」




    どうしてこんなとこで寝てるんだよー??


    畳の中央で寝そべる梨華ちゃん。


    またみんなに怒られるぞーぉー

        (みんなって
            誰だっけ・・・)    



    呼んでも返事は無し


    「おーいり・かちゃん!」



    ピクッ

    蠢く頬、ピンクのカーディガンに白のワンピース、もそもそと動く体がちょっと霞んで見えて急いで目を凝らす



    仕方ない・・揺すって起こすか




    靴を脱ごうとする・・のに・・脱げない・・・


    足元には複数のありとあらゆる
    靴・・靴・・靴・・靴


    もがけばもがくほど絡んでくる靴紐


    なんだ・・これ・・













    「なんで」


    突然の声
    スローモーションにしか動けない自分の目が据えたのは

    梨華ちゃんを抱き起こしているごっちん


    梨華ちゃんの目蓋はピクピクと動き、目覚めようと体を微かに揺するが

    ごっちんが抱いてる腕に力を込めると

    また、深い眠りに落ちてしまった。



    「邪魔するの?」



    「・・・」


    「入ってこないで」




    そのままごっちんの顔が梨華ちゃんの顔に近づく・・・





    「だ・・だめッ!」


































引用返信/返信
■15617 / ResNo.54)  Re[28]: たった一歩の恋
□投稿者/ ブルー 一般♪(45回)-(2006/08/05(Sat) 00:06:23)
    「夢。。。?」




    うずくまるように寝ていた吉澤

    「トイレで寝ちゃったよ・・(笑)」


    銀色の額縁はさっき見た景色と変わらず紅い世界を彩っていたため、先ほどからあまり時間が経っていないのは分かる。

    握り締められた手のひらの携帯がツーツーと通話終了の知らせをする中
    やぐっつぁん・・携帯に向かって一言、ゴメン。と謝った。


    気だるい体を起こすと吉澤は夕日をバックに壁に寄りかかる
    昨日見た夕焼けの紅と同じ、私の瞳にはクレナイの絨毯がビロードみたく一面に広がって見え
    そして昨日と同じ、言いようのないイライラが沸き起こってきた。



    そう、昨日・・あの店に行ってからだ
    自分が変なのは

    わけがわからない


    梨華ちゃんだってそうだ
    どうして話してくれない?
    前は何でも相談できる仲だったのに

    わけがわからない


    梨華ちゃんに好きなヤツがいる?
    ごっちんか?麻琴か?それとも・・・
    いったい誰なんだよ

    わけがわからない


    「あー!!イライラする!なんで私がこんなんなってんだよ!」

    後ろの壁に怒りをぶつける、踵で蹴るとジンジン痺れてきた




    「それになんだよ・・・あの夢・・・」







引用返信/返信
■15645 / ResNo.55)  Re[29]: たった一歩の恋
□投稿者/ ブルー 一般♪(46回)-(2006/08/06(Sun) 07:14:33)
    ジャー!


    !!


    隣の個室から水を流す音
    私が寝てる間に誰か入ってきたらしい

    (最近驚いてばっかだな、心臓壊れちゃうよ(汗))



    「ふふふんふーん♪」

    (この声は・・さゆ??)

    もうそろそろここから出たいんだけど、個室の外から聞こえてくる鼻歌はいつまでたっても遠ざかってくれる気配はない
    仕方ない、道重が出て行ってから個室を出ようかと思ったけど観念して出るか


    ガチャッ


    「ふふんふ・・・あっ!吉澤さぁーん」
    「よぉ」
    「どうしたんですか帰ったんじゃなかったんです??」

    鏡越しに会話してくる道重は髪をイジリながら自分の顔を眺めている

    「は??なに帰るって」
    「だって吉澤さんいつまでたっても帰ってこなかったから夏先生達カンカンに怒ってて、そしたら藤本さんが吉澤さん気分が悪いから帰ったって・・違うんですか??」
    「そ、そうそうそうなんだよ!具合悪くなっちゃってさぁー帰る前にトイレ寄ってこーと思って…さゆはここで何してんの?早く戻らなくていいのか?」

    あ、聞かなきゃよかった

    「戻りたいのはやまやまなんですけどぉ、さゆがあんっっっっっまりにもカワィィから見とれてたんですよぉ♪」

    (汗)

    「見てください吉澤さん、この目元なんか」
    「早くもどれ」

    うちが一喝すると道重はえー!とか不満ながらにトイレから出て行った。


    「ふぅ」
    道重のおかげ(?)さっきまでの不安定な気持ちが少なからず和らいだ
    (でも、これからどうするかだよなー・・)
    鏡を見ると苦笑している吉澤ひとみ
    自分の心ってあんがい他人よりもわかっちゃいないもんで、でもなんかそれが人間らしいなーとちょい笑えてきた。


    「ミキティにお礼言わなきゃ」


    私も道重の数分遅れでトイレを後にする
    クレナイの日差しはいつのまにか夕闇に変わっていて空では星がちらほらと輝きだしていた。







引用返信/返信
■15884 / ResNo.56)  Re[30]: たった一歩の恋
□投稿者/ ブルー 一般♪(47回)-(2006/08/14(Mon) 12:50:50)
    2006/08/16(Wed) 17:04:27 編集(投稿者)

    【藤本sido】


    「・・・ってなことを矢口に相談してきたのよ」
    「よしこが?」


    ここは矢口さんの部屋。
    なんでミキがここにいるかというと・・・

    「でもなんっかねー・・」
    「?」
    顔をしかめたまま矢口さんはベットに座ってクッションを両腕でギュッと抱え込んだ

    「なんとなく元気無かったしもっと話したいことあったんじゃないかな?」
    「元気なかった…へぇー」
    「なに?なんか知ってるんじゃ」
    「べーつにぃ」
    おどけて笑うミキに詰め寄る矢口さん

    「もしかしたらよしこ、梨華ちゃんの事好きかも…」
    思ったこと素直に口に出したんだけど矢口さん的にはありえない話みたいで
    プッ!
    笑い出した。
    「あははははっんなわけないじゃん!」
    ミキが一気に真顔になると「すいましぇん」って言ってちっちゃい身長をさらにちぢこませる
    確かによしこ、「来世で男になっても絶対梨華ちゃんだけは彼女にしたくない」とか
    「たまにグーで殴りたくなる」とか言ってて対象としては見てないみたい。
    でも…

    「マジ。本人は自覚ゼロみたいだけど」
    あれからよしこ稽古場に戻ってこなかった。
    その間矢口さんに電話をかけてたのは重さん(道重さゆみ)の言葉・・

    『吉澤さんとトイレで会ったんですよぉ』

    発言で分かってるし、恋愛に無頓着なよしこがここまで真剣になってるのがどうもねー…
    それにしても梨華ちゃんモテモテじゃん
    ひっかき回してみたいかも(笑)

    「麻琴が梨華ちゃん好きなのは矢口も知ってるよ、あからさまだし」
    「ごっちんもだってのは?」
    「へ?・・ああ、言われてみればそうかも。」
    「よしこは??」
    「ブクッ!」
    なんでそこで笑うかなぁ

    ミキが矢口さんの座るベットに腰掛けるとピキーンと固まる矢口さん
    「もしかして・・ミキの事バカにしてる?」
    甘えた目で矢口さんを見ると
    「そ、そそそそんな事ないよ!」
    真っ赤になってる
    「じゃぁ・・ミキの事・・スキ?」
    「ぁわわ・・ぅ、うん」
    「キスして?」
    「ぅええ!」
    俯いたまま驚く矢口さんの頬に手をあててミキの方を向かせる
    「こっち見て」
    それでもミキを見てくれないから矢口さんをふんわり抱きしめた。なんの香水だろ?
    柑橘系の爽やかな匂いがミキを包んでくれる
    調度イイ抱き心地
    「放してくれよー!」
    ミキの腕の中でもがく矢口さんに効く言葉は

    「矢口さん・・好き」

    「・・・」
    ほら、大人しくなった。
    コツは耳元で囁くコト
    大抵この言葉でミキを強ぉーく抱き返してくれる
    耳たぶから口元まで撫でるように唇を滑らすと矢口さんのちっちゃな身体はブルブルと身を震わせてミキを見つめてくる
    こんな顔するのミキだけにだよね?

    「・・!」

    以外にもキスを迫ってきたのは矢口さん。
    いつもはミキからなのに

    「どうしたの?今日は」
    「知らんっ!」
    照れたような怒ったような声、まさか・・

    「よしこに嫉妬してるの?」
    さらに顔を赤くする矢口さん
    ぅっわっ!ビンゴ?
    もぅ!カワイイんだからっ
    ミキが頬っぺたにチュッチュッしてると矢口さんは「やめろよぉ」とかいって反論してきた。
    「だ、だってたまにミキティが出てるテレビ見てるとさ、よっすぃとべ、ベタベタくっ付いてるし・・この前なんか抱きついてたろぉ、それに今日だって久々に家来たと思ったらよしこから連絡なかったか?なんてさ・・」

    ミキの思う壺だね、よしことジャレるのも仕事があるからって矢口さん家来るの渋るのも矢口さんの心、ミキでいっぱいにするためなんだよ?
    ミキがどれだけ矢口さんとこうやって恋人同士になりたかったか分かってないっしょ?

    「矢口さぁ〜ん(ギュッ)」
    「はーなーせぇ!!」


    よしこもさぁ、好きなら早く梨華ちゃんとくっついちゃいなよ
    ま、手助けなんかしないけどね
    よしこがもがき苦しんでる姿見るほうが楽しそうだし(笑)←S



引用返信/返信
■15885 / ResNo.57)  余談・・・6
□投稿者/ ブルー 一般♪(48回)-(2006/08/14(Mon) 13:20:34)
    ぅわぁ・・どうしよぅ、藤本さんと矢口さんをくっつけてしまった(;−◇ー)
    ありですか?このカップリングありなんでしょうか??
    それによっすぃ・・くどいキャラでごめんなさい↓
    よっすぃはもっとカッコイイはず(汗)


    リボンの騎士、始まりましたね♪
    観に行けないけど、いずれDVDで観たいと思います
    小説を書いてるせいでしょうか?ファン以上にハマリつつあるブルー。
    ぃや、DVDを購入しようとする時点で【オタク】ですね(●‐ー‐)<フッ


引用返信/返信

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■20012 / 親記事)  あおい志乃からご挨拶
□投稿者/ あおい志乃 一般♪(46回)-(2007/09/12(Wed) 22:01:52)
    “ALICE”のTreeが上限を超えましたので、
    改めて新規作成致しました。
    初めてこの作品にお目に掛かった方は、
    よろしかったら過去のページに戻って、
    是非第一話から“ALICE”をご覧になって下さい。
    Treeは他に2つあります。
    ・・2つもですか!?
    はい、そうなんです。申し訳ありません。。

    こんにちは。あおい志乃です。
    ご愛読ありがとうございます。

    素人の分際で、こんな長編になってしまい、心苦しい思いでございます。
    全体の構成に重要なストーリーのみをササッと書き進めれば良いものを、
    あまり主軸でない場面も、書き出してしまうと、
    余計な描写を長々と連ねてしまって、
    非常に無駄の多い作品になっているという現状でございます。

    この際、早送り感覚で構いませんので、
    完結したあかつきには、興味本位で目を通して頂ければと思います。


    季節の変わり目ですが、
    体調や気分をお崩しにならず、
    皆様が笑顔で穏やかな毎日を過ごされることをお祈りしております。





      あおい 志乃

引用返信/返信

▽[全レス55件(ResNo.51-55 表示)]
■20962 / ResNo.51)  ◆れいさんへ
□投稿者/ あおい志乃 一般♪(8回)-(2008/06/28(Sat) 02:14:44)
    れいさんこんばんは。
    真夜中のメッセージ、ありがとうございます。
    れいさんが東京で変わらず、
    お忙しい日々を送っていらっしゃるご様子が窺えます。
    週末の激戦を終えて、お風呂に入ってらっしゃる時間帯かなと、
    思っていたのですが。

    季節の変わり目、体に負担が掛かる時節ですね。
    れいさんこそ、くれぐれもお気を付けて。
    体も、心も。

    温泉、イイですね。
    私も日曜から数日休みを設けています。
    “連休中音信不通”宣言を各方面に堂々と掲げられるよう、
    あと30時間ほど心を無にしてやり抜きたいと思います。

    れいさんの週末が素敵に素晴らしく彩られることを、
    祈っています。
引用返信/返信
■20963 / ResNo.52)  ALICE 【91】
□投稿者/ あおい志乃 一般♪(9回)-(2008/06/28(Sat) 03:06:00)
    「ルーイったら、黙っちゃった」



    「・・ああ、ごめん。あまり耳にしない言葉だったから」



    膝から下を前後に揺らして、

    ブランコを漕ぐようにアリスが空を漕ぐ。


    その子供のような仕草は彼女によく似合っていて、

    だからこそ余計に、
    やはり先刻の二文字が生々しく思えた。




    「そうだよね。女同士なら、妊娠の可能性、絶対無いからね」


    アリスの言った台詞を、なんとか冷静に思い返して、
    私はそう返答した。



    「変に思った?」

    「ううん。全然」 と答えてから、

    「安心した」 と、自然に私はそう加えた。



    「安心?」


    「そう。男性関係のトラウマから、女性しか愛せなくなるケースは多いって聞くから。
     アリスがそうじゃないんなら、良かった」




    ―――これが、さっき言い留まった、疑念。


    前々から少しずつ考えていた、不安。




    「そんなこと、考えていたの。ルーイ」


    アリスが、
    意外だというように、
    冗談めいた響きでそう言った。

    だが表情には、
    僅かに困惑というか、
    何かの引っ掛かりが浮かんでいるように見えた。



    「考えていたというか、うん、まあ、考えてしまうというかね。
     アリスが今辛いのも、昔辛かったのも、嫌だからさ」




    過去を変えることが出来ない事は十分承知している。

    それでも、
    アリスが経験した苦しみが、
    少しでも、少なくあって欲しい。


    それが私の、正直な、飾り気の無い気持ちだ。



    所員とも、依頼人とも、
    アリスは仕事中、何の問題も無く男性と接触していたし、
    愛想が良いとは決して言えないが、
    それは誰に対しても同じなわけで。


    とにかく今回のことで、


    『同性と付き合うことには特に意味は無い』と、

    性虐待の過去は無いと、


    アリスの口から聞くことが出来た私は、

    心底安堵していた。




    父親を “男” と称するアリスの呼び方には、
    明らかに侮蔑の念が見られた。


    我が子に食事をまともに与えることさえしない人間が、
    他にもどんな仕打ちをアリスに与えていたか、分からない。
    出来れば考えたくない部分だ。


    アリスのその父親像が、
    そのまま彼女の持つ男性像に与えた影響の大きさは、
    小さくないと予想されるが、
    考えてみれば、アリスの場合、
    不信の対象は異性に限ったことではないだろう。


    彼女の瞳は、
    “男” よりむしろ “魔女” という言葉を発するその時に、
    様々な情意を宿していた。

    紅野心とアリスの父親が、
    一体どんな関係で、
    そして二人が真白・アリスの母娘に対して何を行ったのか、
    この辺りに関する具体性は一切手にしていないが、


    その正体の全貌が、

    アリスを笑顔に導く類である可能性は、






    ゼロだ。






    “sexが嫌い” というのは、

    妻以外の女を想い(あるいは抱き)続けた、
    不道徳な父親に対する嫌悪感と結びついているのかもしれないが、

    実際、アリスは性行為を行っているし、

    その関連での目に見えるトラウマは、無いようだ。


    食欲は極めて少ないが、
    摂食障害では無い、
    自傷行為の痕跡も見られず、
    トゥレットの症状も無ければ、
    自閉気味ではあってもシンドロームとは言えない。


    そういう、他人の同情や心配を簡単に集める要素が、

    アリスには無い。





    ―――だが、



    心が、


    深黒の闇に覆われている。




    アリスは、

    表面を滑らかに保つ為に、
    内面を途方も無く犠牲にしている。


    きっと、そうなのだ。








    ・・・果たしてどちらが良かったのだろう。




    感情の波を抑え込むことをせずに、
    よく笑いよく泣きよく怒る、が、
    コントロールが利かない、
    不安定な人間。


    それとも今のアリスのように、
    何事にも辛抱強く耐えることが出来るが、
    感情が恐ろしく鈍く、
    自身の保守の仕方を知らない、
    不器用な人間。








    どちらにしても、




    心に平安は無い。
引用返信/返信
■21035 / ResNo.53)  伝えたいこと
□投稿者/ リーフ 一般♪(1回)-(2008/08/03(Sun) 10:02:28)
    この作品は、一度読んでもまた読みたくなる作品で、大好きです。
    何度も何度も読み返してはルーイとアリスのやり取りに心温まる感じです。

    また、ゆっくりと更新される日を楽しみにしています。
    暑い日が続いていますので、ご自愛下さい。

    (携帯)
引用返信/返信
■21277 / ResNo.54)  まってます
□投稿者/ ぎのご 一般♪(1回)-(2009/03/07(Sat) 15:03:18)
    いつ読んでも…むふふです( ̄▽ ̄〃)
    更新まってます

    (携帯)
引用返信/返信
■21507 / ResNo.55)  即プレイOK
□投稿者/ 千里 一般♪(1回)-(2012/05/14(Mon) 22:20:24)
http://www.fgn.asia/
    レベルの高い女の子います+.(・∀・).+♪ http://fgn.asia/

    (携帯)
完結!
引用返信/返信

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