ビアンエッセイ♪

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貴女の官能的なビアンエッセイやノベル
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■16671 / 親記事)  four season.
□投稿者/ やよい ちょと常連(69回)-(2006/09/29(Fri) 04:17:12)
http://id28.fm-p.jp/25/yayoitoyayoi/
    2006/11/25(Sat) 19:13:43 編集(投稿者)

    Spring.




    新しい始まりは何から楽しもうか?



    Summer.




    本当も嘘もこの季節は神様が許してくれる



    Autumn.




    恋の終わりは秋が多いのは気のせい?



    winter.




    キミとやっと寄り添える本当は温かい季節





    four season.

    (携帯)
引用返信/返信

▽[全レス48件(ResNo.44-48 表示)]
■17395 / ResNo.44)   スーパーマンB のやよいさんへ。
□投稿者/ ゆらら ちょと常連(74回)-(2006/12/02(Sat) 04:33:19)
    「タラコかタコ」のお話、可愛くって
    らぶらぶ甘甘(あまあま)で好きでした☆
    「さよならティーチャー」とか「雲を突抜けろ」のような
    切なくて辛い系のお話は、もう自分の胸が痛い感じになっちゃって
    うるっとしちゃって弱いです・・。切ない文章が良過ぎて・・☆

    今回の「スーパーマン」は可愛い感じでコミカル感もあり
    ほのぼのと楽しく読ませてもらっています♪

    PSお題小説を、つないで下さってありがとうございました(*^^*)
    お互いがお互いを思っているからこそのおそろいのバッグに〜♪良かったです☆
    まずは、お礼までにと思いお邪魔しました☆
引用返信/返信
■17399 / ResNo.45)  ゆららさんへ
□投稿者/ やよい 常連♪(109回)-(2006/12/02(Sat) 22:54:26)
    こんばんわ!!


    お題は繋げて繋がるもんですからね(>_<)


    いい題でしたよゆららさんが考えてくれたの♪


    スーパーマンは少し長めですがお付き合いいただけたら嬉しいです。


    あま〜いお話が基本的に好きなやよいなんですが、うまくかけないのが悲しいです(-_-;)



    よかったらまたお時間ありましたら立ち寄ったり覗いていてくださいね!!

    嬉しいレスありがとうございました。




    やよい

    (携帯)
引用返信/返信
■17404 / ResNo.46)  スーパーマンB
□投稿者/ やよい 常連♪(110回)-(2006/12/04(Mon) 14:03:31)
    「ルームメイトの人がいなくなったって聞いたから。」


    りーちゃんは黙ってしまう、
    上司よ‥‥りーちゃんはそんな強くないんだからさ。



    私は上司の方をポンと叩いてみる



    「‥‥‥。」
    「違うの好奇心なんかで聞いてるんじゃなくて、あなたが心配で。」



    上司よ、
    あんまり悲しまさせないでおくれよ‥
    もう一度肩を叩いて私は外に出ることにした。



    「ふぅ〜‥たばこも吸えないなんて、なんて‥」


    頭上にまた誰かの気配がした



    「なにしてんだ。」
    「休憩っす‥。」



    女子プロみたいな肩幅がやけに広くて叩かれたらめちゃくちゃ痛そうなスーパー
    マン
    いや‥女子プロマンか?


    「あっ?なんだ女子プロって?」
    「いやいや、あんまり聞き耳立てないでくださいよ。」



    この人は達みんなそれぞれ特技が違う



    特技とゆうのかな?



    「早くしないと腐っちまうぞ。」
    「えっ?」



    話し途中にりーちゃん達がでてきてしまったから、話しを中断してしまった。



    「まぁ、早くしろよ時間がないんだから。」
    「はいはい。」



    軽々しくどっかにいってしまった。



    「理沙ちゃん?」
    「先輩‥少し付き合ってくれませんか?」



    上司の車に一緒に私は乗り込んだ



    (携帯)
引用返信/返信
■21409 / ResNo.47)   温かい冬
□投稿者/ 優心 一般♪(18回)-(2011/12/27(Tue) 23:32:39)
    雲を突き抜けろを読んだ後で、切ねえぇって口に出てました…!
    温かい冬 みたいな相手が僕にも出来ます様にw
    ほんわかしちゃいましたw
引用返信/返信
■21410 / ResNo.48)   スーパーマンB  
□投稿者/ 優心 一般♪(19回)-(2011/12/28(Wed) 01:28:23)
    やよいさんの作品で
    この作品ちこっと笑え切ないスーパーマン…
    続編は…!
    処でやよいさんのHPエラーではいれませんでしたソ

    まだまだ読ませて頂ける日お待ちしています☆
引用返信/返信

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■21894 / 親記事)  愛〜蜜の味〜
□投稿者/ cross 一般♪(1回)-(2015/05/13(Wed) 05:46:46)

    僕は、生まれたときから一度も人を愛したことはなかった

    多分、小さい頃からの虐めが原因だから人間不信な部分もあるのかもしれない

    僕は性別関係なく
    人が怖い
    いつ裏切られるのかが怖くてたまらないから
    自分から自然に距離を置いてしまうのだ
    あ、自己紹介忘れていました
    僕の名前は
    川西 類兎(かさい・るいと)
    19歳 フリーター

    今は、なんとか
    夜のBARで働いて食いつないでる
    働いてもなにをしても実感などワカなくて
    友達も居ない生活
    スマホを持っている意味が無い…

    このまま孤独が続いてしまうのではないかといつも考えて
    毎日 毎日
    怯えている。

    そんな、ある日のこと

    プルプルプル♪
    プルプルプル♪

    携帯が鳴り響き
    目を覚ました

    類兎
    『ん?なんだろ』

    携帯を見てみると
    店長からの連絡だった

    類兎
    『なんだ?今日は確か、休みなハズなのに…はい、もしもし川西です』

    店長
    『あ、、もしもし?川西?まじゴメン
    休みなのに…従業員が足りなくてさぁ…悪いんだけど、今日来てくれないかな?』

    従業員は全員合わせて六人ほど
    そのうち3人くらいが無理だと言うことで急きょ、僕が代わりに出勤することになった

    類兎
    『わかりました、いつもの時間帯に行きます』

    店長
    『うん、じゃあ、6:00くらいにきて本当にゴメン』

    類兎
    『いえ、謝らないでください…それじゃ失礼します』

    仕方ない
    クビにならず二年も働かせてくれたんだから文句なんて言えない
    こんな僕を受け入れてくれた唯一の味方でもあり姉的な存在で理解者…

    給料も最近upしたから
    バイトについては
    特にイヤではなかった。

    約束通りの6:00僕はBARへと向かった

    類兎
    『お疲れさまです』
    店長
    『おぉー川西 待ってたよ(笑)』

    類兎
    『大袈裟ですよ、店長…着替えてきますね』

    いつも通りの会話
    なのにやっぱり
    心は寂しかった

    着替え室に入り
    白いYシャツを着て黒いズボンを穿き
    慣れた手つきで
    最後にネクタイを縛る

    類兎
    『よし…』

    一息ついて
    また店長が居た
    休憩室へ向かう

    この繰り返しだ
    満たされない思いが溢れ出していた

    店長
    『やっぱさ、川西って男っぽいよね〜なんでもかんでも無言で真剣に一つのことをきちっとするし…あんたが男だったらあたしまじで惚れてたかも』

    いきなりなにを言い出すのかと思えば
    コレだ
    正直、その言葉で傷付く

    (携帯)
引用返信/返信

▽[全レス46件(ResNo.42-46 表示)]
■21936 / ResNo.42)  愛〜蜜の味〜デアイ
□投稿者/ cross 一般♪(34回)-(2015/06/17(Wed) 11:27:15)

    類兎
    『だれに命令されてこんなことしてるの?』


    『私がアナタのメイドになりたいから…ずっと見てた…アナタが私のご主人様になってくれたら幸せだろうなぁって』

    嘘だ、僕を好きになってくれる人なんて居ない
    椋さんともあれは
    成り行きでやったことだし向こうは恋愛感情なんて僕にはないと思う

    類兎
    『もういいですか?そういう嘘…嫌いだから失礼します…』
    そう言ったときには遅かった
    急に車を走らせて逃げないようにだと思うけど全然、自宅に向かう道ではなく見知らぬ道を走ることになった…


    『嘘なんて、ついてません…ご主人様』
    類兎
    『車、止めてください貴女と話す気は無いので』


    『嫌です…』

    類兎
    『ふざけてる?』


    『本気ですよ?私は』

    やっぱりおかしい
    いきなり現れて
    僕の名前を知っているなんて、渚さんとか店長や椋さんしか…
    まさか、この中に
    こういうことを仕組んだ人が居るんじゃ?
    いや、そんなことはないか…


    『着きましたよ…』
    いろいろ考えているうちにでっかいお屋敷に車を止めていた
    類兎
    『どこだよ、ここ』

    『今日から私とご主人様が住む家です』
    はぁ!?なんで…
    アパートはどうするていうかいきなり知らない女性と住むとか訳わからない

    類兎
    『僕にはアパートがあるし大家さんに迷惑かけるから…帰らせて』


    『契約解除してきました大家にはちゃんと伝えてあります、川西 類兎さんは引っ越すことになったのでと…』

    類兎
    『勝手なことを言うな!』


    『勝手じゃありません、ご主人様は誰にも渡さない…さて、お屋敷に入りましょご主人様のお荷物はもう中にありますので』

    妙に怖い
    誰にも渡さないとかご主人様とか
    全てがおかしい
    そんなことって
    普通、あるのだろうか
    僕はどうしたら…


    『ご主人様?』

    類兎
    『…わかった』

    仕方なくそのお屋敷に入ることにした
    もう逃げられない
    だったら自然に任せようと心に誓った

    類兎
    『うわ…広い…』


    『前の家主さんから引き受けたのです、その方は結構、有名な資産家だったそうです』

    類兎
    『そうなんだ、でも…二人で住むのには広すぎじゃ?』

    と、言ったら
    彼女は目を輝かせた

    『ご主人様っ!!やっと私のことを…今、すごく感激ですっ』
    類兎
    『べ、べつに…もう僕には住む場所が無いんだから仕方なくだよ…勘違いしないで』



    (携帯)
引用返信/返信
■21937 / ResNo.43)  愛〜蜜の味〜デアイ
□投稿者/ cross 一般♪(35回)-(2015/06/17(Wed) 18:27:10)


    『それでも嬉しいです…ご主人様』

    キャッキャする
    この女
    絶対に何かあると
    僕は試しに
    後ろから抱きついた

    ぎゅ…


    『ハンッ…ご、ご主人…様…』

    後ろから抱きついただけなのにもう感じてる
    予想だけどもうこの女はだれかに操られているか調教を受けてこうなったのかもしれない
    どちらにしろ
    その可能性は高い

    類兎
    『もう一度聞くよ?キミは誰かに命令されて僕に近づいたんだろ?』

    耳元で囁き
    ねっとりと舐める

    ぺろぺろ


    『フッ…ンンッ…ち…が…う…』

    類兎
    『じゃあなんで抱きついただけで感じるの?おかしいよね…それともマゾ?』

    興味の無い子から
    近寄られるのは
    誰だって嫌なはず
    たとえセクシーな体型で異性にモテそうな女なんて信用できない


    『性感が強い…だけ…です…ンンッ』

    類兎
    『ふーん、嘘だな…じゃあ裸になって
    証拠を見せてよ?キスマークや何かしらの痕が残っているはず…』

    すると
    すごく嫌がった
    あれほど僕の耳を舐めたりしたのに脱ぐのを拒むのは
    やはり怪しい
    だから、無理やり
    服を脱がすことにした


    『やだっ…やめてっ』

    類兎
    『僕はうそつきが大嫌いなんだよ…だから疑わられたくないなら…』

    ブリッ

    強引に服を破り
    肌が露わになった
    お腹を見ると謎の
    痣があった
    誰かに殴られたようなそんな感じの痕

    類兎
    『やっぱりね、あんた…誰かに命令されてるんだね?』

    ブルブルと体を震え僕を怯えるような目で睨みつけた

    類兎
    『なんだ…その目は…あんたがイケないんだよ…嫌なら 僕の目の前から消えて』


    『違う!!私は誰にも命令なんてされてないっ、貴女が気になってご主人様になってほしかったから近寄ったんです!!だから…』

    ポロポロと涙が溢れ流れ落ちる
    まるで誰かに口止めされてるように見える
    口止めされてるから苦しくなる
    そう確信した

    類兎
    『わかった、これ以上は聞かない…でも誰かがあんたを操っているのは確信出来たあんたが否定しても僕のこの思いは変わらない あんたから真実を聞くまでは僕からはなにも言わない』


    『………』

    なにも答えなかった胸元がモロ見えなので服を着替えるように言った

    類兎
    『服…着替えてきな』


    『いやです…』

    類兎
    『え?』

    濡れた頬を拭い
    僕のところへ近づき手を握って
    長い長い階段に連れて行かれ
    二階に上がった


    (携帯)
引用返信/返信
■21939 / ResNo.44)  愛〜蜜の味〜デアイ
□投稿者/ cross 一般♪(36回)-(2015/06/18(Thu) 11:53:29)

    すると
    すぐそこに、古い
    扉があった

    そこを開けると
    ベッドがポツンと
    置いてあった

    類兎
    『なにがしたいの?』

    腕を強く掴み
    ベッドへと連れて行かれ
    押し倒された

    ドサッ

    類兎
    『……』

    だいたい予想は
    出来る
    この女がなにをしたいのか


    『……ご主人様…』
    首筋に顔をうずめ
    犬みたいにチロチロと舐めてくる

    類兎
    『っ…くすぐった…』

    すぐに起きあがろうとしても
    また倒される
    女って本当に悪魔だ

    『おいしい…ご主人様…』

    ちゅ…ちゅれろっ

    類兎
    『んぐっ…ぁうっ…』

    口の中でこの女の舌が走り回る
    歯茎 歯 舌 唇
    すべてを舐めて吸われた

    類兎
    『……んっ…』

    結『…素敵…』

    僕の服に付いているボタンを少しずつ外し脱がしていく
    慣れた手つきで
    すぐに下着一枚の姿が露わになった

    類兎
    『…好きでもない僕を無理やり抱いても楽しくないよ?』


    『私はご主人様に気に入ってほしい…』
    類兎
    『………』


    『責任取ってください…私の服を破ったんだから…』

    また唇を塞がれる
    椋さんにどこか
    似ていた容姿も声も唇の柔らかさも
    もしかして双子?
    そう思うくらいだった


    『…濡れてない…』
    類兎
    『気持ちよくないからね』

    ムスッと顔をして
    ヤケになり始め
    半分強引に乳首を触りだした

    類兎
    『ん…あんたに命令してる相手にも同じことしてるんでしょ?』


    『違います…』

    ぺろぺろぺろ

    下着越しからでも
    生暖かさが伝わる
    乳首は弱い
    誰だってそうだと
    思うけど

    類兎
    『ん…んっ…んん』
    結『ふふ…可愛い…ご主人様ぁ…』

    類兎
    『いつまでやるの…やめてくれよ』

    僕はやっと起き上がり
    その場からとりあえず去ろうと思ったがやっぱ無理だった

    むぎゅ


    『イクまでします…』

    ぺろぺろ
    首筋はこの女の唾液で濡れている
    僕は絶えられず
    ベッドに倒れた

    類兎
    『んん』


    (携帯)
引用返信/返信
■21940 / ResNo.45)  ごめんなさい
□投稿者/ cross 一般♪(37回)-(2015/06/18(Thu) 12:11:52)


    小説
    止めます
    ごめんなさい。

    (携帯)
完結!
引用返信/返信
■21976 / ResNo.46)  NO TITLE
□投稿者/ yh 一般♪(1回)-(2015/08/16(Sun) 01:40:48)
    続きが気になります。もし良ければ続きを書いてもらえますか?勝手ですかね…(^◇^;)

    (携帯)
引用返信/返信

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■13162 / 親記事)  CLUB ANGEL's 2
□投稿者/ A ちょと常連(84回)-(2005/10/03(Mon) 00:20:08)
    新しく書き始めます★なかなか話が進まないと思いますが、また感想いただけたらむっちゃ頑張れます♪
    続きをどうぞ(´∀`)b

    (携帯)
引用返信/返信

▽[全レス44件(ResNo.40-44 表示)]
■13489 / ResNo.40)  いいです
□投稿者/ ぶるう 一般♪(8回)-(2005/10/22(Sat) 15:31:16)
    ドキドキしながらみてしまいました (≧∀≦)ノ))濡れてしまいました 汗 完結が近いからなんだかさびしいです

    (携帯)
完結!
引用返信/返信
■13529 / ResNo.41)  続き2
□投稿者/ A 常連♪(117回)-(2005/10/23(Sun) 20:10:13)
    息を荒くし、クッと口を閉じながらエリナの指はショーツを横にずらした。

    ピンク色の秘部が愛液によりつやつやと光る。
    えりなはひだを開いて脚を大きく、アリサによく見えるように開いた。


    『は…はぁ…私のおまんこを…、んっ…気持ち良くして下さい……』

    パックリと開かれ、いやらしい液が溢れ出るエリナの秘部を見ると、アリサは薄く微笑んでソファの下から箱を取り出した。

    「エリナとエッチしたくて買っといたの…。恥ずかしかったんだからね…」

    はにかんだ笑顔をして、アリサは綺麗な腰にペニバンを巻き付けた。

    『あ…はぁ…早く入れて…アリサさん…来て…』

    アリサからそそり立つペニバンを見ると、エリナの秘部からは愛液がだらだらと溢れだす。

    「ふふ…お汁垂らしすぎだよ?ソファに水溜まり出来ちゃった」

    アリサはそう言うと、エリナの秘部にある指を離してショーツを強引にはぎ取って両手を押さえ付けた


    「まだ入れてあげない。ローション付けないとね…」
    アリサはエリナの胸に自分の胸を押し付けるように密着させた。

    『ん…ローション?…』

    トロンとした瞳をアリサに向けると、アリサは妖しく微笑んで腰をゆっくりと前後させた。

    『んっんっ!あっ…や…はぁ…何?…あ…』

    偽のペニスはエリナの秘部を容赦なく擦った。
    くちゅくちゅと滑るたびにエリナからは甘い吐息が漏れていく。       
    『あんっ…あぁ…アリサさん…あっ…いい…あん…』
    切ない表情を浮かべてアリサにキスをする。舌を絡め、互いの唾液が交じりあう。卑猥な音がアリサの気持ちを高ぶらせていく。

    「んっ…我慢できない…エリナ、入れるよ?いい?」
    妖艶な笑みを浮かべてアリサはエリナの腰を持ち上げて秘部をペニスで撫で回すように腰をくねらせた。

    『あんっ…焦らさないで…入れて…入れて…』

    自由になった腕をアリサのくびに回して可愛らしい、妖しい笑顔で誘い出す。

    「その顔、そそられる」

    フッと笑い、アリサはエリナの秘部にペニスを突き刺した。グチャグチャと音を出して前後に抜き差しを繰り返す。

    『あああぁぁ…いいよぉ…んぅ…あんっ気持ちい…』
    ギッギッとソファが軋み、アリサの腰は激しく振られた。

    「エリナのおまんこからたくさんエッチなお汁でてるよ?…はぁ…可愛いね…」
    グチュグチュ…グチャ…クチュグチャ…グチュ…

    『そんな…あぁ…事…言わないで…ぇ…あぁん…』

    アリサの指はエリナの膨らんだ蕾をくにくにといじる
    『あんっ…アリサさん…ダメ…いやぁ…』

    身体を捩らせて大きすぎる快感から逃れようとするがアリサはしっかりと腰を掴み離さない。

    「いやじゃないでしょ?こんなに大きくして…」

    かりっと爪を立ててクリを擦りあげる

    『あぁあっ!いい…イッちゃう…あんっ!アリサさん…もっと…もっと…』

    「んっ…可愛い子…」

    グチャグチャと掻き回すようにエリナの秘部を突き上げ、クリを擦りあげる。


    『いいよ…あ…ダメ…イく!あああん!イっちゃう…あぁあぁあっ‥‥!』

    ビクンと身体を震わせ、秘部から白い液を垂らしてエリナは果てた。


    クチャっと音をならしてアリサはベニスを引き抜くと、ぐったりと倒れこむエリナに毛布をかけて、頭を撫でながら眠りについた。

    (携帯)
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■13554 / ResNo.42)  Aしゃ〜ん♪
□投稿者/ まみ 一般♪(5回)-(2005/10/25(Tue) 09:01:18)
    エロい!エロすぎですよ(///▽//)
    昨日も一日中、アリサとエリナの光景が目に焼き付いて、仕事に集中できなかったよ〜(*^_^*)

    (携帯)
引用返信/返信
■13556 / ResNo.43)  まみさんへ
□投稿者/ A 常連♪(120回)-(2005/10/25(Tue) 21:47:03)
    やっぱエリナとアリサの話だから、エッチシーン今までださなかった分かなり長く書いちゃいましたよ♪笑(´∀`)まみさん社会人だったんだぁ(>_<)しかも絵とかないのに想像したんだにゃあ(・∀・)妄想族♪笑

    (携帯)
引用返信/返信
■21335 / ResNo.44)  NO TITLE
□投稿者/ 愛 一般♪(1回)-(2009/04/01(Wed) 22:56:32)
    もしかしたらまだ続きはあるかな〜?と思っちゃったので書き込みしました♪

    ドキドキあり涙ありで何回読んでもすばらしい内容です♪♪

    もうすぐ完結されるとは思いますが、ぜひ!また続きを書いてください(≧ω≦)

    (携帯)
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■22124 / 親記事)  すこしづつ…@
□投稿者/ 桃子 一般♪(1回)-(2016/11/07(Mon) 13:59:06)
    その日 私のイライラは 最高潮に達していた。

    「ご機嫌ナナメなのは 最近あの子の姿を見ていないから?」

    昼休み 同僚のミカに 痛いところを突かれた。

    「そんなこと ないけど…」

    返す言葉が 空しかった。

    「仕事 終わったら ごはん 食べに行く?」

    「ううん…今日はやめとく…また今度誘って(^^;」

    (冷蔵庫にあるもので 適当に済ませて お風呂に入って さっさと寝よう)

    ミカの誘いを断って 真っ直ぐ帰宅した。

    ありあわせの材料で炒め物を作り 半端に残っていた大根でお味噌汁を作り

    ごはんだけは 炊きたてのナンチャッテ食卓を整え

    (あたし なにやってんだろ…
     明日は なんか 美味しいものでも食べに行こうかな…)

    お箸を持った瞬間 インターフォンが鳴った。

    (今頃 だれ?)と思いながら

    「はい…」

    不愛想な応答をした。

    「お忙しい時間に申し訳ありません。隣に引っ越してきた坂本と言います。」

    聞き覚えのある声が飛び込んで来た。

    (えっ?うそ?…)

    職場でも見せたことないほど動揺したが そのまま表に出すわけにもいかず

    「お待ちください。今 開けます。」

    取り繕って ドアを開けた。

引用返信/返信

▽[全レス43件(ResNo.39-43 表示)]
■22194 / ResNo.39)  すこしづつ…36
□投稿者/ 桃子 一般♪(39回)-(2017/03/01(Wed) 14:18:40)
    土曜日…コウちゃんの実家に向かった。

    「どうしよう…緊張してきた〜」

    「大丈夫ですよ(笑)」

    (コウちゃんも ウチへ来てくれた時は こんな風だったのだろうか…)

    (いや…あの時 コウちゃんは ひとりだったから…あたしの緊張とは 比べ物にならない…)


    15分後…到着。

    コウちゃんは インターフォンを鳴らし

    「ヒロです…」

    「おかえり〜(^-^)」

    玄関のドアを開けてくれたのは…

    『駅裏』のマスターの奥様だった。

    (えっ Madam?…ってことは マスター?)

    「フフフ 驚いた? さっ 入って!」



引用返信/返信
■22195 / ResNo.40)  すこしづつ…37
□投稿者/ 桃子 一般♪(40回)-(2017/03/01(Wed) 14:21:25)
    リビングでは マスターと コウちゃんのお姉さん・お兄さんが迎えてくれた。

    「その顔だと コイツ 何も言ってないみたいですね (^-^) 」

    マスタ−が 言った。

    「ハイ…今の今まで何も…」

    「言葉の足らないヤツで 本当に申し訳ない…」

    「いえ そんな…」

    「ようこそ…」

    お姉さんが お茶を出してくれた。コウちゃんの笑顔は お姉さん似だ…

    「お邪魔します」

    「ゆっくりしていってね(^^♪」

    「ありがとうございます…」

    「えっと…佐々木さんでしたっけ?」

    お兄さんが 声をかけてくれた。

    「はい…よろしくお願いします」

    「そんなに固くならないで(^-^)」

    (と言われても…)
     
    「ところで こんなキレイな彼女 どこで見つけたのかな?」

    お兄さんが コウちゃんに訊いた。

    「図書館で声かけられた…」

    お兄さんが 私を見た。

    「ホントです 先に声をかけたのは 私です…」

    「コレ 偏屈だから 大変でしょ? 佐々木さん 苦労してない?」

    コウちゃんは 困った顔でお茶を飲んでいる…

    「いえ 全然…いつも 楽しんでます(^-^)」 

    マスターとMadamは 何も言わず 微笑んでいる…
引用返信/返信
■22196 / ResNo.41)  すこしづつ…38
□投稿者/ 桃子 一般♪(41回)-(2017/03/01(Wed) 14:24:44)
    「正月に言ってた ご両親に会うって…」

    お兄さんが コウちゃんに訊いた。

    「うん…」

    「なんか言われた? 罵倒されたり 張り倒されたり(笑)」

    「別に…特には何も… ご両親 驚いてたけど…」

    「そりゃ…驚かない親はいない と思うよ…」

    「うん…でも…」

    「何?」

    「お父さんが『これからは2人で遊びに来い』って言ってくれた…」

    「ほんと?」

    「いや 直接言われたわけじゃないけど…」

    お兄さんが 再び 私を見た。

    「はい…私が1人で帰ったら ウチには入れないそです(^-^)」

    「そんなこと言ってもらえたんだ…よかったな」

    「うん」
引用返信/返信
■22197 / ResNo.42)  すこしづつ…39
□投稿者/ 桃子 一般♪(42回)-(2017/03/01(Wed) 14:28:25)
    「ヒロ! 今日のすき焼き 食べていくよね?」

    キッチンに立ったお姉さんの声に コウちゃんが 私を見た。

    (どうする?)

    (任せる)

    「うん…よろしく」

    「あのう…何か お手伝いさせてください…」

    思わず言ってしまった。

    Madamが

    「じゃ 甘えちゃおうかな」

    お姉さんが エプロンを貸してくれた。

    キッチンで 野菜の準備をしながら

    Madamとお姉さんが

    「ヒロ よく笑うようになったよね」

    と 盛り上がっていた。

    「去年の夏くらいからよ…」

    「それって 佐々木さんのお陰?」

    お姉さんに訊かれた。

    「いえ そんなことは…」

    「大いにあるわよ(^.^) 」

    Madamが 言った。


引用返信/返信
■22198 / ResNo.43)  すこしづつ…40
□投稿者/ 桃子 一般♪(43回)-(2017/03/01(Wed) 14:34:20)
    「そうなんだ…ねっ きっかけは 何だったの?」

    「私が 押しかけました(^-^)」

    「ホントに? さっきの話 ホントのことだったの?」

    「はい…」

    「何処がよかったの?」

    「どこって…」

    「だって…アレだよ(笑) マイペース過ぎるほどマイペースで…愛想もない…」

    お姉さんの目は なかなか厳しい…

    「私…図書館に勤めているんですけど…
    3年前 そこで ヒロ君を見かけたのが最初でした…
    はじめは 同僚たちと『カッコいい人が来た〜』って 陰で盛り上がってたんです…
    で…気がついたら…いつも 目で追いかけてました。
    だけど…親しくなるキッカケなんて 何処にもなかったんです… ただ 見てるだけで…
    それが変わったのは…
    去年の春 ヒロ君が 私の隣の部屋に引っ越ししてきてからです…
     それから『駅裏』で アルバイトしていることを知って…
    少しづつ …押し切りました(^-^)」

    「そうだったんだ…あの子 口数少ないでしょ? それが気になって…」

    お姉さんの目には コウちゃんは どんな風に映っているんだろう…

    「私のおしゃべりに ヒロ君が 合せてくれてます(笑) それに…」

    「なに?」

    「ヒロ君との沈黙は 心が落ち着くと言うか…安心出来るんです」
    「そう…」

    お姉さんが 初めてホッとしたような顔になった。

    「今度『駅裏』のぞいてみたらいいわよ(^.^) ウチでは見せたことのない顔してるから…」

    Madamが 助け船を出してくれた…

    「ガキんちょが ひとり暮らし始めて最初の冬に こんなステキな人と 帰って来るとは…
     31歳と29歳 何やってんだろ…完全に 先を越されてしまった…」

    お姉さんの言葉が 微笑ましかった…

    「言いたいコト言って…って呆れてる?」

    Madamが 笑いながら訊いた。

    「いえ…ヒロ君が 末っ子扱いされているのを見て ちょっと安心しました…
     普段は 一匹狼 ってカンジですけど(笑) 」

    「あの子 外では 狼の毛皮をまとった狼 ってカンジだもんねぇ」

    お姉さんも Madamの言葉に納得しているみたいだ。

    (まんま 狼 って(>_<) )
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■20202 / 親記事)  色恋沙汰A
□投稿者/ 琉 ちょと常連(95回)-(2007/10/17(Wed) 20:34:57)
    …夢を見た。
    遠い記憶のトンネルへ迷いこんだかのような夢だった。
    いつ、どこで、誰と話していたのかは分からない。
    けれど、何だかとても温かくなるような
    お喋りを楽しんでいた…気がする。

    「ほら、もう朝よ!早く起きなさい」

    深い眠りの淵で、誰かの声が聞こえてくる。
    ああ、この声の主があの人だったら良いのにな…
引用返信/返信

▽[全レス43件(ResNo.39-43 表示)]
■21263 / ResNo.39)  NO TITLE
□投稿者/ みー 一般♪(1回)-(2009/02/24(Tue) 02:29:01)
    続き気になります。連載ファイトです

    (携帯)
引用返信/返信
■21267 / ResNo.40)  攀ナさま
□投稿者/ 琉 一般♪(1回)-(2009/03/01(Sun) 01:44:32)
    初めまして。コメント、ありがとうございます。
    一応、続きを更新しましたのでよければお読みください。

引用返信/返信
■21268 / ResNo.41)  みー様
□投稿者/ 琉 一般♪(2回)-(2009/03/01(Sun) 01:54:52)
    初めまして。コメント、ありがとうございます。
    長編の連載は大変ですが、お付き合いいただれば幸いです。

引用返信/返信
■21269 / ResNo.42)  第二章 あじさいもよう (20)
□投稿者/ 琉 一般♪(3回)-(2009/03/01(Sun) 02:02:52)
    学内に動物が侵入しているらしい、という怪事件は、
    その日のお昼休みには全校生徒の間でもっぱらの噂になっていた。
    ただ、和沙が見たのは間違いなく愛くるしい子猫のはずだったのに、
    お弁当を突きながら耳に入ってきた同級生たちの会話では
    すでに檻から脱走してきた珍獣扱いになっているところは女子校らしいが。

    に、してもだ…

    温かいお茶をすすりながら、和沙は心の中でこっそり考えていた。
    伝言ゲーム並みに事実が誇張されつつある噂とはいえ、
    校舎内でもあの子猫が目撃されたことだけはどうやら本当らしい。
    こうなってくると、今朝すぐに外に出るだろうと
    浅はかな予想をしていた自分が恨めしくなってくるものである。

    道に迷っているのかな…

    早く母親に逢えますように。
    どことなく頼りない子猫の身を案じながらそわそわとしている和沙に、
    めざとく希実が声をかける。
    「あの、ね。和沙は…気になる?」
    和沙の様子をそわそわと喩えるなら、いまの希実はどこかよそよそしい。
    やはり絶交を告げられたことが原因なのか。
    「うん。気になるよ、やっぱり」
    絶交も一時休戦。
    和沙はぼんやりと呟いた。
    「そのことなんだけどね、今日の放課後、緊急で生徒会の捜索会議が
    開かれることになったんだって」

    「え?」

    あまりに突然の剣幕で一気に話し終えてしまったため、
    和沙はきょとんと聞くしかなかった。



    「というわけで、各自で思い当たる場所をこれから探してきてもらうわ」
    気がつくと、まるで自分こそがこの会議の中心人物だと云わんばかりの
    様子で陣取り、上座の高級椅子に深々と腰掛ける生徒会長がいた。
    「え、ええ?」
    いつの間に放課後になってしまったのか、生徒会室にいるのかも
    はっきりしないまま和沙は昼間と同じようにぼやいた。
    会長である真澄のかけ声とともに、はーいと威勢の良い返事をしながら
    生徒会の面々が部屋をでていくのを横目に和沙は未だ席を立てずにいた。

    「何をしているのよ?早く行きなさい」
    腕組みをしながら優雅に命令する彼女に、恐るおそる訊いてみる。
    「あ、あの…真澄先輩は?」
    「私はここであなたたちが見つけるのを待っているわ」
    あまりに堂々と言うので、和沙もこれ以上何かを言うのをやめた。
    さながら真澄は、対策委員会総本部、というところだろうか。
    「あ、じゃあいってきます」
    「待ちなさい」
    和沙が入り口のドアに手をかけようとすると、真澄がすぐに呼び止める。
    「夕方から降ると、天気予報が言っていたわ。傘を忘れないで」
    そうやって握らせたのは、やっぱり彼女の傘だった。
引用返信/返信
■21344 / ResNo.43)  第二章 あじさいもよう (21)
□投稿者/ 琉 一般♪(1回)-(2009/04/05(Sun) 14:09:31)
    雨が降ろうと降るまいと、外に出なければ関係ないのに…
    そんなことを考えながら、和沙は長い廊下をひたすら歩いていた。

    「あれ?」

    気がつけば、ずいぶん遠くまで来てしまったようである。
    ポツッ…
    肩にかかる水滴が、雨雲の到来を告げている。
    「あ、降ってきちゃったか…」
    こんなとき、真澄の傘が役立つことが少しばかり悔しいのは、天邪鬼だろうか。
    何にせよ、彼女の気遣いのおかげで濡れ鼠にはならずに済んだのだ。
    持ち主同様、サッと軽やかに開く傘を握りしめながら、いま来た道を戻ろうとしていた
    まさにそのとき…
    「…?」
    高い木々を抜けるようにして視界に映る一棟の煉瓦屋敷がそこにはあった。
    何かに導かれるように和沙は歩き、やがて古ぼけた旧校舎らしき洋館の前で
    思わず立ち止まってしまう。
    「これって…」
    入り口らしい扉の側には『百合園女子中学高等学校』と書いてあるので、
    やはりこの学校法人が所有する建物には間違いないようだ。
    ザアアアァァ…
    雨足はますます強くなってくる。

    ギイィィ
    しばし雨宿りをさせてもらおうと、重厚な扉を開いて中に入る。
    すると、意外にも内装は外観ほど古めいてはおらず、
    むしろ最近リフォームされたかのような洗練さがどこか斬新だった。
    窓から外を眺めても、まだまだ雨足が弱まるのは先になりそうだ。
    ふと広い廊下の先にあの子猫が歩いていくのが見えた。
    断定はできないが、後ろ姿から推定する大きさと毛色から何となくそう感じたのだった。
    その子猫は、直線の廊下を右折するようにやがて見えなくなってしまった。
    「あっ、待って!」
    追随するかのように、和沙も一目散で廊下を駆け出して後を追う。

    ハァハァ…
    本当に長い廊下である。
    日頃の運動不足から、すぐに息切れしてしまった和沙は間もなくして
    子猫を見失った。
    おまけに、どうやら迷ってしまったらしく、ここが何階のどの辺りなのかも
    分からない状態だった。
    とりあえず、いま通りがかろうとしている場所は雑然と何かの行事に使う
    細々とした物品が山積みされていたので、物置専用の部屋のみが集う一角のようだ。


    クスクス…
    どこからか、笑い声が聞こえた。
    振り向くとそこには、今通り過ぎたばかりの
    一室の扉が半開きになっていた。
    ここは…今は使われていないような物置代わりの部屋の一つのようだったが。

    …?

    一体誰の声だろうと気になった和沙は、
    気づかれないようにそっと中を覗いた。

    中には二人の生徒が居た。
    後ろ姿で分かりにくいが、一人はたぶん篤子のようだった。
    そしてもう一人は…誰かは知らないが、
    おそらく一年生のようだった。
    和沙は不審に思い、もう一歩足を踏みだしてみた。

    …!!

    声をあげたいのを必死に我慢したのは正解だった。
    なぜなら、二人は見つめあいながら抱擁を交わしていたから。
    しかも…名前の知らない生徒は上半身を晒していた。
    和沙はとっさに回れ右して急いで今来た道を戻った。
    頭はショート寸前だ。
    何あれ!?何あれ!?何あれっ!!?

    今見たばかりの光景が、脳裏に焼きついて離れない。
    はだけたワイシャツにホックの外れた白いブラジャー。
    絡み合う二人の手にみだらに響く悩ましげな声。
    高校生にもなれば、何をしていたかなんて一目瞭然だった。
    一気に顔が紅潮していくのが自分でも分かる。
    和沙にとって、後頭部を鈍器で殴られたような衝撃だった。
    でも、果たして。
    初めて見た行為がショックだったのか、
    女性同士での行為がショックだったのか…
    そんなことを考える余裕がないほど、和沙は取り乱していた。
引用返信/返信

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