SMビアンエッセイ♪

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■5051 / 親記事)  隣人〜前書き
□投稿者/ まひろ 一般人(33回)-(2007/12/25(Tue) 22:46:02)
    下手な文章になるかとは思いますが、お付き合い頂けたらうれしいです!
    今回の内容はさらにハードなものと考えてます。
    よろしくお願い致します。
    まひろ

    (携帯)
引用返信/返信

▽[全レス43件(ResNo.39-43 表示)]
■5271 / ResNo.39)  隣人20
□投稿者/ まひろ 付き人(61回)-(2008/02/22(Fri) 14:14:15)
    2008/02/22(Fri) 22:19:05 編集(投稿者)

    「…真希…さん…」

    『あら、起きてたの?私達の事盗み見みしてたのかしら?』
    美希を愛おしく見ていた表情が、さっきまでの厳しい顔に戻る。

    「…いいえ、今気づいたところ…でもわかりました。真希さんがお姉さんの事凄く愛してるって…。…本当にごめんなさい…お願い、許して…」

    『今さら謝られても…お姉様は心も体もあなたのせいでボロボロに…だから私なりのやり方で復讐してるのよ』

    そして、真希は続けて私が知りたかった姉妹の真相を静かに話しはじめた。

    『…私とお姉様は異母姉妹、私が本家でお姉様は愛人の娘だったの。2人は全く存在すら知らされずに私が中2まで別々に暮らしていたわ。そんな時にお姉様の母親が急死して身よりのないお姉様を父は本家で引き取ったの。つまり急に姉が出来たわけ。お姉様は愛人の娘ということで、家の中でもおとなしく肩身の狭い思いしていたわ。私にも敬語で、何をするにも一々私にお伺いたてたりしてた…
    私は綺麗で優しい2才上のお姉様が出来て、本当に嬉しかった。母とか回りは辛く姉に当たるのが不憫に思えて、やがて一生姉を守ってあげないと思いはじめたの。
    そして私が高1のある日お姉様がとんでもないお願いをしてきた…
引用返信/返信
■5272 / ResNo.40)  隣人21
□投稿者/ まひろ 付き人(62回)-(2008/02/22(Fri) 14:39:05)
    『私達は本当に仲が良くて、何のやましい気持ちもなく同じベッドで寝てたわ。そんなある日…』

    〔「…真希ちゃん…あの…お願いが…やっぱりいい…」
    『えっ!お姉ちゃんからお願いなんて、何?真希、お姉ちゃんの頼みなら何でもきくよ!』
    「…恥ずかしい…でも…もう…押さえられなくて‥真希ちゃんの事‥好きなの…だ、抱いてほしいの…」
    真希は突然の事で驚いた。
    呆然としていた真希に美希が抱きつく。
    …美希の柔らかい肌、姉の匂い、激しい息遣い…もちろん真希も美希が大好きだった

    気がつくと真希は本能のまま、美希とキスをして裸で抱き合い快楽を求めた…

    それから2人は毎日愛しあった。
    そして何日かたった夜…
    美希が、驚くべき事実を打ち明けた。
    「真希ちゃん…黙って私の無理なお願い聞いて…私…真希ちゃんに縛って…そしていっぱいいじめてほしいの…」
    真希は最初美希が何を言っているのか理解できなかった。
    「…実は…私の母は真希ちゃんのお父様のおもちゃだったの…でもそれが母の望みだった…私、お父様が来た夜、母が裸で縛られ叩かれいじめられてる行為を、ずっと隠れて見てた…そしていつしか母のようにされたいって思うように‥お願い…縛って‥」…

    (携帯)
引用返信/返信
■5273 / ResNo.41)  隣人22
□投稿者/ まひろ 付き人(63回)-(2008/02/22(Fri) 20:58:06)
    もう高1にもなればSMの事は知っていた。

    美希はおもむろにロープ、洗濯ばさみ、そして母親を喜ばしていたバイブを取り出し真希に渡した。

    『…お姉ちゃん…お姉ちゃんがそうしてほしいなら…でも、どうやって…』
    真希は美希に言われるまま縛り、乳首に洗濯ばさみを挟み、バイブを夢中に使った…それがきっかけ…〕


    それから私達はどんどんハードに愛し求めあった。
    私には父のSの血が、お姉様には母親のMの血が、私達のプレイを加速させたわ。。

    そんな関係から1年後…私は語学留学で海外に2年間行く事になったの。ただ気がかりなのはお姉様を2年間もほっとく事。特に家には父がいるのが気になった…
    なぜなら愛人の娘に手を出しかねない父だから…
    それで、お姉様を父が滅多に来れない東京の大学に私が強引に進めた…。
    それなのに…お姉様は友里という悪魔に弄ばれた。2年間も…
    海外から帰ってきたらお姉様は変わってしまっていた。愛しても全く感じなく、全てに怯えていた。そして、やっとの思いで友里、あなたが原因だとわかったの。だから今日…あなたはこういう目にあってるのよ!わかったかしら?だから今さら謝れても許せない!…』真希から涙がこぼれた…

    (携帯)
引用返信/返信
■5275 / ResNo.42)  まひろ様へ
□投稿者/ ふら 一般人(13回)-(2008/02/22(Fri) 21:12:06)
    おぉ、なんかすごい展開になってきましたね!
    続きも楽しみにしております!!
引用返信/返信
■5277 / ResNo.43)  ふら様へ
□投稿者/ まひろ 付き人(64回)-(2008/02/23(Sat) 16:22:41)
    いつも暖かい言葉や私の語学力の無さからの誤字のご指摘など、本当にありがとうございます(*^-^)ノ

    あと完結まであと少しですが、頑張ります!
    まひろ

    (携帯)
引用返信/返信

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■5100 / 親記事)  運命*゚
□投稿者/ ゆさ 一般人(1回)-(2008/01/11(Fri) 22:49:35)

    初めて書かせて頂きマス。
    下手で解リずらい部分も
    あるカト思いまスガ
    読ンで頂けタラ嬉し-デス。

    小説とゆ-ョリ,実話を元に
    出来事をストーリーにシテ
    書いていきマス。

    このサィトで偶然知リ合ッた
    彼女とのストーリーです。

    (携帯)
引用返信/返信

▽[全レス3件(ResNo.1-3 表示)]
■5101 / ResNo.1)  運命-O1
□投稿者/ ゅさ 一般人(1回)-(2008/01/11(Fri) 23:29:19)
    2008/01/11(Fri) 23:33:15 編集(投稿者)

    先月,このサィトで偶然にも
    地元のねこチァンと知リ合いました。
    O9サィ年下の彼女『みな』
    何度かのMAILの中で
    リァルに逢うコトになリ,
    駅で待ち合わせ。。。

    色ンな話をしなガラ食事シテ
    ゅさ『ど-しよッか』
    みな『カラォケ行こッ!ぁゅ歌ッて!』

    ゅさとみなの共通ヮ
    ぁゅ好きとゆ-コト。

    カラォケでぁゅを何曲も歌ッたゅさに,みなヮ酔いしれ,ゅさに身を預けるよ-に
    なッた。

    ふと,みなが呟いた。
    『ゅさあ-,みなネ,ゅさ
    好きになッちゃッた…』

    ゅさヮそッとみなに
    キス…。
    みな『んッ…』
    最初ヮ何度もキスを繰り返し,次第にゅさゎみなの
    クチの中を舐め回し,服を
    持ち上げ,みなの乳首で
    遊び始めた。

    みな『あッ…あンッ…』
    O2人の息が荒くなる。
    ゅさヮみなのスカートを
    めくリフトモモから徐々に
    アソコぇ。
    クリと穴を避けてワザと
    周リダケ舐め焦らす。

    ゅさヮみなの耳元で囁いた。『みな,腰動いてるョ…
    みなのエッチ』

    (携帯)
引用返信/返信
■5173 / ResNo.2)  はじめまして
□投稿者/ まり 一般人(7回)-(2008/01/19(Sat) 01:26:49)
    よろしくおねがいします。
    少し楽しみにしてます。

    (携帯)
引用返信/返信
■5174 / ResNo.3)  なんか
□投稿者/ あや 一般人(1回)-(2008/01/19(Sat) 02:40:49)
    かなり読みにくい
    小さい文字とかいらんしな

    (携帯)
引用返信/返信

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■5167 / 親記事)  音楽室の奥1
□投稿者/ 美樹 一般人(1回)-(2008/01/18(Fri) 23:44:15)
    「以上が入部の説明になります。何か質問がある人?」
    入学間もない4月初旬、部長より入部案内の説明が終わる。
    「無いのであれば今から入部届けを配ります。必要事項を記入の上、希望の楽器も書いてね」

    音楽室の机に座っている1年生に入部届けが配られていく。

    ・・水柿奈々・・・1-B・・・趣味?・・・えっと編み物かな・・楽器は・・何があるんだろ・・・

    記入を終え、部長の下に提出する。
    「水柿さん、希望する楽器はないの?」
    腰まで流れるようなストレートの黒髪、スラリとしたスタイルの部長が聞いてくる。
    「まだどんな楽器があるのか分からなくて・・・」
    「そう、初心者なんだ・・・趣味は編み物・・・ね。可愛いね」
    「えっ・・・そんなこと・・ないです・・・」
    部長から笑顔で見つめられ、奈々は赤面しうつむく。
    「器用に見えるからパーカッションなんてどう? 私のパートだから教えやすいし」
    「あ・・・はい。お願いします」
    「うん。決まりね」
    部長は奈々の入部届けにPercussionと書き綴る。
引用返信/返信

▽[全レス5件(ResNo.1-5 表示)]
■5168 / ResNo.1)  音楽室の奥2
□投稿者/ 美樹 一般人(2回)-(2008/01/18(Fri) 23:45:46)
    全員提出したのを部長は確認し、教室を見渡す。
    「では今から各パートに分かれて見学とします。上級生は誘導してあげて」
    教室の随所で生徒がパートごとに散っていく。

    「水柿さんはこっち。付いてきてね」
    音楽室奥の扉、音楽準備室に向かっていく。

    「ここはパーカッション室、楽器を保管する場所よ。座って」
    打楽器が並んだ1室の中にある椅子に、二人は向かい合わせに座る。
    「私は笹山美樹、よ。この吹奏楽部の部長をやってるの。水柿さん・・・奈々ちゃんって呼んでいい?」
    「は・・はい・・・」
    この部屋には他に人はなく、二人だけである。
    「奈々ちゃんは楽譜とか読める?」
    「読めないです・・・」
    「分かった。あ、心配しないで。マンツーマンで教えてあげる」
    肩を落とし、俯いた奈々に美樹がフォローを入れる。
引用返信/返信
■5169 / ResNo.2)  音楽室の奥3
□投稿者/ 美樹 一般人(3回)-(2008/01/18(Fri) 23:46:38)
    「奈々ちゃんは可愛いってよく言われるでしょ?」
    「そんなこと・・・言われたことないです・・」
    ニコニコしながら美樹は聞いてくる。
    「好きな人とかいないの?」
    「え・・・いないです・・・」
    奈々は赤面し俯く。
    「じゃあキスとかエッチとかしたことないの?」
    「え・・・なっなななないですっ」
    美樹は奈々の前に立ち、奈々の顔を覗き込む。
    「じゃ、ファーストキスなんだ・・・」
    「え・・・?」
    美樹は突然奈々を抱きしめ、口付けをした。
    「んんううんんんっ!・・・・んんんっ」
    奈々は目を見開き、何がおこっているのか分からないまま体を動かそうとするが、美樹に羽交い絞めにされ、身動きがとれない。
    「んんんん・・・んんっ。ふっ・・・んん・・・ん」
    舌を入れられ隅々まで支配されていく。
    「んんふぅぅ・・・んん・・・んん。ぅぅんん・・・・」
    長時間のキスに奈々は力が抜け目を閉じ、美樹のされるままになっていく。
    「んん・・ふぁ・・・。んんん・・・・んぅぅ・・」
    美樹が顔を離すと唇同士で糸を引き、床に落ちる。奈々の目がトロンとして美樹の目を見つめる。
    「フフッ奈々、あなたはもう私のものよ・・・」
引用返信/返信
■5170 / ResNo.3)  音楽室の奥4
□投稿者/ 美樹 一般人(4回)-(2008/01/18(Fri) 23:48:23)
    美樹は奈々の腰に回した右手を徐々に下げ、お尻を撫でていく。
    「ひゃぁぁっ!・・・先輩・・・・その・・・」
    「なぁに?」
    奈々に構わずお尻の割れ目をなぞり、尾骶骨(びていこつ)を指で弄る。
    「やぁぁぁぁっ・・・あぅっ! はぁぁっ・・・」
    弄られた反応で奈々が跳ねる。美樹は左手を奈々の首に巻きつけ、動けないようにする。
    「奈々、可愛い・・・フフッ」
    右手を奈々のスカートの中に入れ股の間からショーツをなぞる。
    「あんっ、やぁ・・・そんなとこ・・・」
    一番恥ずかしい秘所に指がたどり着く。
    「あらあら、もうびしょびしょ・・。奈々ったらいやらしいのね」
    「そんなこと・・・ない・・・です・・・」
    奈々は衝撃的なファーストキスの影響で体に力が入らず、抵抗ができない。
    「恥ずかしいところをこれだけ濡らして・・・奈々は変態よ・・・」
    「はぁぁぁんん、やぁっ、あぁぁん、あっあっぁぁぁ・・・」
    クチュクチュと音が響き、下着の染みが広がっていく。
    「奈々はここが一番感じるのかな?」
    クリトリスを下着越しに弄っていく。硬く尖っているのが触っててよく分かる。
    「ぁんっっ!あぁぁっあぁ・・。ゃぁっぁっあっ・・・」
引用返信/返信
■5172 / ResNo.4)  美樹さんへ
□投稿者/ まり 一般人(6回)-(2008/01/19(Sat) 01:24:38)
    初めましてよろしくお願いします。
    好きな展開です

    もう少し普通に先輩後輩の関係で親しくなっていく
    過程が10位あったら結構はまります。

    でも、いきなり強引も大好きです。

    (携帯)
引用返信/返信
■5176 / ResNo.5)  Re[3]: 美樹さんへ
□投稿者/ 美樹 一般人(5回)-(2008/01/19(Sat) 12:03:50)
    はーい、読んでくれてありがとー
    本当はこの5倍ぐらいの量だったんですけど、楽しみな所がかなり先になるので大半を削りました。まだ登場人物二人だし。。。
    稚拙な文章ですが暖かい目で見守ってください。。。
引用返信/返信

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■5138 / 親記事)  蝶々
□投稿者/ たまぴょ 一般人(2回)-(2008/01/16(Wed) 02:41:59)
    すっごく久々に書きます。拙い文章ですが、よろしくお願いします★★★★
    …多少 血生臭いかもしれません ご注意を。

    (携帯)
引用返信/返信

▽[全レス2件(ResNo.1-2 表示)]
■5151 / ResNo.1)  蝶々 1
□投稿者/ たまぴょ 一般人(3回)-(2008/01/17(Thu) 00:20:50)


    「なんで私以外のやつと話すのよっ!なんで笑うの?なんで!なんで!?」

    金切り声が家中に響き、夕食の匂いが漂う居間に張り詰めた空気が流れた。


    「…美夜、」

    晴海は困ったように笑顔を浮かべて、泣きながら錯乱する美夜を宥めた。


    流しには、まな板がひっくり返り、刻んでいた玉葱が散らばっている。


    味噌汁の鍋は煮え立ち、がたがたと震えている。


    「…なんで…平気で他の人間の話ができるのよ………」



    涙がぼたぼたと床にまで届き、小さくて白い顔は赤く怒りに染まっている。


    「は……、」言いかけて美夜はやっと、自分が起こしたことに気付く。





引用返信/返信
■5153 / ResNo.2)  蝶々 2
□投稿者/ たまぴょ 一般人(4回)-(2008/01/17(Thu) 03:19:52)



    自らが握っている刃の先に、僅かに血液がついている。

    瞬きを忘れてた、晴海を見上げると、淡いピンクのTシャツに血が滲んでいた。


    ゆっくりと膝を落として、息を整える姿が、食べられるのを待っている小動物のようだった。




    私は驚くほど冷静だった。

    晴海の傷口にタオルをあて、すぐに救急車を呼んでいた。


    すべて手配したあと。


    体中から力が抜けて、やっと悲しむことが出来た。



    「包丁を…不安定な場所に置いてしまったんです」

    晴海の優しい嘘は、私を責めるように響いた。


    幸い、傷は浅くて、縫合を済ませてすぐに帰宅することが出来た。

    晴海を寝かせて、焦げ付いた鍋を片付ける。
    汚れてしまった包丁を、震える指で洗う。


    私の大切なひと。


    こんなにも愛しているから、私は心がズレているのか。


    思いと裏腹のことばかり起こして 貴方を傷つけてる。

    そんな無意味な我が儘からも、貴方は愛を引き出して笑ってくれる。



    身体を丸めて横になる、貴方を抱きしめたいと思う。

    こんなことをして。


    私から晴海を奪われたら……何もないのに。

引用返信/返信

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■5106 / 親記事)  【キ〜ン コ〜ン カ〜ン コ〜ン♪】
□投稿者/ 麻琴 一般人(2回)-(2008/01/12(Sat) 17:02:39)
    都内の女子高。
引用返信/返信

▽[全レス10件(ResNo.6-10 表示)]
■5112 / ResNo.6)  6、進路指導室---三咲の告白
□投稿者/ 麻琴 一般人(8回)-(2008/01/12(Sat) 17:13:18)
    2008/01/13(Sun) 04:23:40 編集(投稿者)
    2008/01/12(Sat) 22:50:14 編集(投稿者)
    2008/01/12(Sat) 17:14:13 編集(投稿者)

    「・・・・あの、先生だったらどうしますか?女に告白されたら」

    『・・・そうねぇ。想像がつかないけど、今まで通りの友達で!って言うかなぁ。ところでこの学校の人なのよね?』

    「はい」

    『同じクラス?』

    「いいえ」

    『そう。同じクラスだといつも視界に入ってそれこそ気もそぞろになっちゃうわよね。

     せめてもの救いかな?他のクラスってことが。

     こうして私と話しててのその人のことが気になってるのかな?』

    「今は大丈夫です」

    『そう(笑)』

    「目の前にいるから」

    『・・・え?目の前って・・・わ、私?』

    「好きなんです。どうしようもないくらい」

    リアクションが出来ない。

    まっすぐ見つめてくる三咲。

    『突然のことでごめんなさい。何を言っていいか・・・』

    「どこまで受け入れてくれますか?」

    『え?どこまでって?』

    「手を繋いでもいいですか?抱きしめてもいいですか?キスしてもいいですか?もっと」

    『三咲さん。ちょっと待って。受け入れるも何も、生徒と教師以上の関係にはなれないわよ。

     冷たいこと言う様だけど』

    「落ち着いた精神状態の中で勉学に励める様に協力してくれるのが先生なんじゃないですか?」

    『確かに教師として出来ることは惜しまないわ。でも、それとこれとは違うでしょ?』

    「やっぱりダメですよね?わかってたんです。初めから。すみません、ワガママ言って」

    力なく肩を落とす三咲。うな垂れている。

    『力になれなくてごめんなさい。会話をすることで少しは気が楽になるなら』

    「いいんです。」

    言葉を遮られた。

    「私、帰ります。失礼します。」

    三咲は部屋を出て行ってしまった。

    なんだか罪悪感にとらわれる。しかしどうしようもない。と自分を慰める。

    その夜、望月良子には『ボーイフレンドと喧嘩してちょっと落ち込んでたみたい』と電話で告げた。
引用返信/返信
■5115 / ResNo.7)  面白い
□投稿者/ ハル 一般人(1回)-(2008/01/13(Sun) 02:33:42)
    とても面白く、この先が興味深くなりました(^^)
    頑張って下さいね。

    (携帯)
引用返信/返信
■5119 / ResNo.8)  7、校長室---校長は「すまんすまん」と言うばかり
□投稿者/ 麻琴 一般人(9回)-(2008/01/13(Sun) 23:31:41)
    私は毎日のドタバタに忙殺で三咲のことを忘れかけていた3日後。

    校長に呼び出された。

    「突然呼び出して申し訳ない。ま、座って座って」

    『はい』

    「2年3組の三咲優子を知ってるね?」

    『はい。何か・・・』

    「彼女はこの学校の理事のお孫さんでね。」

    『幸田理事の?でも苗字が・・・』

    「あぁ、苗字が同じではいろいろ学校生活が穏やかじゃないと心配されてね。

     嫁がれた妹さんの姓を名乗っているんだ」

    『そうだったんですか。』

    「それでだ。来年は受験を控えているわけだが、最近いろいろ悩んでいるらしくてね。

     勉強も手に付かないらしい。

     会長が目の中に入れても痛くないほどかわいがってる三女でね。

     思春期の多感な時期でもあるし、学年主任の君が暫く様子を見てやってくれないかね」

    『あ、はい。様子を見ると仰いますと?』

    「学校ではいろいろ他の生徒の目のあるしね。

     彼女の家に言って話し相手になってくれるだけでいいそうだ。

     母親や友達より君がいいと彼女が言ったそうでね。すまないが頼むよ。

     先ほど理事が直々にいらしてね、頭を下げられたら断れないよ」

    校長は頭をかきながら苦笑いをしている。

    『は・・・い。』

    「名簿を見てもらえばわかるが、住所はこれだ。」

    小さな紙を渡された。

    「すまないが早速今日行って貰えるかな。

     先のことはそこで話が出ると思うから。すまんすまん」

    校長はすまんすまんを言うばかり。

    校長室をあとに、手渡された住所の紙を見てため息が出てしまった。

    三咲の住所に向かうしかなく、放課後残務もソコソコに学校を出た。
引用返信/返信
■5120 / ResNo.9)  8、三咲邸---優子の叔母と挨拶
□投稿者/ 麻琴 一般人(10回)-(2008/01/13(Sun) 23:33:03)
    「わざわざ起こしいただいて申し訳ありません。」

    さずが豪華な門、庭、玄関、そして家。

    お育ちが良いと見えて品もよく、物腰が柔らかいお母様・・・いや、叔母様だ。

    立派な応接室に通され、おいしい紅茶をいただいた。

    「本当は姉が、あ、優子の母親ですけど、先生をお迎えするて言ってたんですけどね。

     風邪をひいてしまった様で今日は遠慮させていただきましたの。」

    『いえ。担任の望月も最近三咲さんが元気がない上に成績も低迷気味でと心配しておりました。』

    「成績が下がったことは知っておいましたが、なかなか切り出せないままになってしまいました。

     きっと思秋期の悩みとかあるのでしょうね。

     学校の話しを振りますと、城田先生の話しをするときの優子が楽しそうで。

     すっかり城田先生がお気に入りみたいで。本当は姉か私が力になるのが本当なのですが。

     甘えてしまって済みません。」

    『いいえ。私でお力になれれば良いのですけど』

    優子の悩みの原因は私だ。

    しかしそのことを言うわけにもいかず、心の中とは違う言葉で会話を進めている。

    20分程度話をしただろうか。

    「では優子の部屋にご案内します。最近は帰ってからも部屋に閉じこもりっきりで」

    絨毯の螺旋階段を上がり優子の部屋に

    「優子。城田先生がお見えに」

    と言ったところでドアが開き、制服姿とは全然違う大人っぽい洋服の優子が出てきた。

    「叔母様。先生とゆっくり話がしたいので何もご用意はいいわ。」

    「そう?あまり先生にご無理を言ってはダメよ。」

    そう言いながら叔母様は階下へ。
引用返信/返信
■5121 / ResNo.10)  9、優子の部屋---私のものにしたい!先生を!
□投稿者/ 麻琴 一般人(11回)-(2008/01/13(Sun) 23:34:29)
    「先生!入って」

    なんだかはしゃいでいる。

    手首を掴まれ部屋に案内された。

    なんてかわいいお部屋なんでしょ!

    『ねぇ、三咲さん』

    話しかけた途端、優子が抱きついてきた。

    『ちょ、ちょっと待って』

    「少しだけ。少しだけだから」

    そう言い優子は思い切り抱きしめてくる。

    優子のシャンプーの香りか?甘い香りが鼻をくすぐる。

    30秒か・・・1分か・・・・どれだけ経過しただろうか。

    優子がゆっくり離れ、私にソファーをすすめる。

    『ねぇ三咲さん。どういうつもりなの?』

    私はゆっくり口を開いた。

    「私は欲しいものが手に入らなかったことはないんです。」

    かわいい顔で無邪気に言われるとチョット恐い。

    『学校とは随分違う言い方ね。それはどういう意味かしら?』

    「言葉通りです。欲しいものは必ず手に入れます」

    『その言葉は私に向けて言ってるの?』

    「はい」

    微笑んでいる。恐っ!

    『私は何を求められているのかしら。

     会長の力を借りてまで私を呼んだってことは、あなたも何か考えての事なんでしょ?』

    優子はまっすぐ私を見て言う。

    「この間学校でお話した通りです。私のものにしたい。先生を・・・」
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