SMビアンエッセイ♪

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■7189 / 親記事)  Mになりました 夏子編
□投稿者/ 桔梗 一般人(1回)-(2013/08/29(Thu) 15:31:39)
    私、夏子。32歳。独身。
    会社員、入社して10年。
    入社後5年は、事務職。
    その後、予てより希望だった営業職に異動。
    頑張った成果もあり1年前に課長に昇進。
    女だから、なんて言われないようにしている。
    頑張ってるし、部下もいるから
    弱いところなんか見せないようにしている。
    正直疲れる。家に帰れば、泣きたくなる事もある。
    同僚は、Sっぽいと言う。
    適当に流す。

    人事部から研修の案内が来た。
    私の部署からは、私と部下の5歳年下の女性が対象。
    彼女、美幸は、営業アシスタントの事務。
    余り冴えない、大人しい子。
    きちんと化粧して着飾れば、
    まあまあ可愛いのに。
    でも仕事は、正確にこなす。
    指示通りにするだけだけど。
    自分の意見出せばいいのにと、評価する。

    研修は、二泊三日間。
    研修センターで宿泊施設では、美幸と同部屋。
    いい機会だから仕事の取り組み方を
    鍛え直そうかと思う。

    (携帯)
引用返信/返信

▽[全レス36件(ResNo.32-36 表示)]
■7319 / ResNo.32)  Mになりました 夏子編27
□投稿者/ 桔梗 一般人(22回)-(2013/10/11(Fri) 12:51:42)
    私の前に立ち上がる美幸。
    俯いたままの私、ボンテージから出た
    プリンとした美幸の胸をじっと見てしまう。

    ■課長、して欲しいですか?

    コクンと頷く。

    ■聞こえませんよ。して欲しいですか?

    ■はい。

    美幸は、ベッドサイドにあった、ペニバンを付ける。
    黒くいきり立ったペニバン。
    私をしゃがませ咥えさせる。仁王立ちの美幸に

    ■課長

    と呼ばれ、咥えながら美幸を見上げる。
    美幸の胸越しの顔が見える。
    手を引かれ立ち上がる。美幸は私の後ろに廻り背中をグイっと押す。
    立ったままベッドに手を付く格好になる。
    美幸は私のお尻を両手で持ち、ペニバンを挿入する。動かす。

    ■ああッ

    とても気持ちいい。
    ゆっくり愛撫されながら…なんて事を想像していたけど、いきなり。
    入れたまま動きがピタッと止まった。
    物足りない…そう感じてしまう。

    ■課長、ご自分で動かしてください。

    ■はい

    もう言われるまま従うだけになってしまっている。
    自分で腰を動かす。動きが大きければ大きいほど気持ちがよい。

    (携帯)
引用返信/返信
■7320 / ResNo.33)  Mになりました 夏子編28
□投稿者/ 桔梗 一般人(23回)-(2013/10/11(Fri) 13:32:05)
    突然襲ってきたイキそうな感覚。
    肩が小刻みに震えてしまう。
    イキそう、とも言えないまま…
    その瞬間、ペニバンをニュプっと抜かれた。
    思わず、

    ■いやぁ、そんな。

    と言ってしまう。またイケない。
    切ない、辛い、惨め…
    思う、あの時、早苗さんは何回も強制的にイカさてれいた。
    羨ましかった。今日、それを期待していた。なのに…。
    嘆願すればイカせてもらえるだどうか、そう考えてしまう。

    美幸に促され立ち上がる。後ろからブラを脱がされる。
    乳首が痛いほど立っている気がする。
    すると思い切り後ろから鷲掴みにされる。
    激しく揉まれる。
    一瞬、痛みが走った、電気のように、顔をしかめる。
    その後すぐ痛みは消えた。鷲掴みの力が緩くなったわけではない。
    暫く強く揉まれていた。美幸の手が離れる。
    うっすら赤く美幸の指の跡が胸に残っている。

    美幸にベッドに投げ出されるように横になる。
    仰向けになり、足をガバっと広げられた。

    ■課長、丸見えです。

    ■恥ずかしいです。

    敬語になってしまい、両手で隠そうとするが、手を払われる。
    そのままペニバンを挿入された。
    ああ気持ちいい、嬉しい、して欲しかった、そんな思い。
    美幸がグイっと奥まで挿入する。頭が真っ白になる。
    が、また抜かれる。
    もうたまらない、我慢できない。

    ■止めないで下さい。イカせて下さい。

    (携帯)
引用返信/返信
■7321 / ResNo.34)  Mになりました 夏子編29
□投稿者/ 桔梗 一般人(24回)-(2013/10/11(Fri) 14:47:35)
    ■畏まりました。課長のご指示なら。
    始めからそう言って下されば。

    簡単に受け入れられた、丁寧に。
    美幸はペニバンと取り、今度はバイブを手にした。
    バイブを自分で少し舐め、挿入された。
    入れ出しされる。同時にクリを弄られる。
    同時になんて…
    電動でバイブがくねる。
    ウィィィン、ウィィィィン
    バイブの音とハモルように喘いでしまう。
    ウィィィン、あっぁぁ、ウィィィン、いいぃぃ
    クリの先を激しく擦られるように弄られる。
    散々我慢した。幾度もイク寸前に止められた。
    もうイキそう…

    ■いく…

    美幸は何も言わずに続ける。

    ■ああああッ

    奈落に落ちるようにイッてしまった。
    はぁ、とひと息つこうとするが、美幸の責めは止まらない。
    イッたばかりで、敏感だから、また、快楽に…

    ■またスグいきます。ああッ

    イッてしまう。まだ責めが止まらない。
    クリを弄っている美幸の手首を取ろうとするが払われる。
    四つん這いに促される。されるがまま四つん這いに。
    美幸は、後ろから覗き込むようにバイブを入れる。
    感じる、すごく感じる、気持ちいい。
    頭を落とす。股ごしに美幸の覗き込んでいる顔が見える。
    激しい入れ出し。

    ■また…

    イッてしまう。やはり美幸の責めは止まらない。
    息苦しい、でも、気持ちいい。
    仰向けにされる。また、バイブ入れられながらクリを責められる。
    また、イッてしまう。
    美幸の手が止まる。ようやく終った…

    美幸が何やらごそごそと。
    M字開脚にされ、足を折り曲げたままの状態で
    足を縛られる。隠しようがない。
    両手も頭の上で縛られる。

    (携帯)
引用返信/返信
■7322 / ResNo.35)  Mになりました 夏子編30
□投稿者/ 桔梗 一般人(25回)-(2013/10/11(Fri) 15:04:58)
    美幸が立ち上がりベッドから降りる。
    何をされるの?そう思った瞬間、
    部屋の灯りが点く。明るい。
    こんな格好なのに。恥ずかしい。

    ■恥ずかしいです。暗くして下さい。

    ■課長のこと、よく見たいんです。

    私の股間に近づき、まじまじと見られる。
    すごく恥ずかしい。絶えられないくらい。
    でも何故か、その恥ずかしさが嬉しくも思ってしまう。

    ■へぇ、課長のってこうなってるんですねぇ

    指でクリや入り口をなぞるように、確かめるように言われる。
    とバイブがまた入れられる。大きく喘いでしまう。
    この格好のまま、足を高く上げられる。お尻を高く上げられる。
    バイブは刺さったまま。
    美幸はまたごそごそとし、次に何かクリームのようなものを
    お尻に塗られる。ええ?何?想像つかない。
    何か小さな細いものを手に取ったよう。
    そして…アナルの入り口当てる。
    ゆっくりクリクリと入れるように…

    ■ああ、お尻は…そんな、お尻は…

    ■課長、ゆっくりほぐしましょう。

    お尻なんて…抵抗ある…無理…
    でも抵抗できない。でも、なんだか、味わった事のない感覚。

    (携帯)
引用返信/返信
■7323 / ResNo.36)  Mになりました 夏子編31
□投稿者/ 桔梗 一般人(26回)-(2013/10/11(Fri) 16:30:21)
    ■お尻は、ゆっくり拡張しないと危ないですから、
    またにしましょう。

    美幸がアナルから手を離す。
    足とお尻は下げられたが、
    バイブを激しく入れ出しされる。
    アナルに何かの感触が残りながらも、
    快楽に浸る。すぐにイキそう。

    ■またイキます。

    そう美幸に報告するようにイッてしまう。
    果てるように横たわる。
    美幸に胸を鷲掴みにされ引っ張られる。
    思わず身体を起こして座る。
    美幸に上半身を縛られる。
    両手は拘束されていない。
    ベニバンを付け仰向けに横になる美幸。

    ■課長、上になってご自身で入れて下さい。

    ■はい

    従う。
    美幸に股がり、ベニバンを持ち、入れる。
    奥まで入れる。
    勝手に腰が動く。
    まるで一番気持ちいいところを自分で探すように。

    (携帯)
引用返信/返信

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■7255 / 親記事)  地球・老年期の終わり
□投稿者/ hime 付き人(76回)-(2013/09/23(Mon) 22:04:42)
     Y染色体上のどこかに寄生するウイルスのせいで、男性は一人も生まれなくなった。
     世界は女性化して、最後の男性が死んでから、もう1000年にもなろうという。
     幸い、精子のストックはあと一万年分はある。
     私たちは再び、何かの突然変異で男性が生まれるのを待ちつつ、女だけですべてを満たしていくほかはないのだ。
     性欲も含めて。
     私たちは18才になると、身長で男女が決められる。
     160センチ以上は男。
     未満は女。
     例外は許されない。
    「男」とされた子には特殊な男性ホルモンが投与される。
     これによって、声は低くなり、クリトリスが大きくなる。
     人によるが、中には直径5ミリ、長さ2センチほどの槍に膨らむ子もいる。
     これはもう、羨望の的で、この槍を吸わせて貰うことが「女」たちのステイタスになったりもする。
     ただ「男」になった子はヴァギナの快楽は封印される。
     その代わり、男と共通する穴、アナルは徹底的に開発され……
     これはそんな時代の物語である。(新物語スタート、だよ。感想待ってるね。結構アナル好き、浣腸好きな女性が多くてビックリした。メールくれた皆さんありがと。未成年はダメだよ)

     
引用返信/返信

▽[全レス26件(ResNo.22-26 表示)]
■7277 / ResNo.22)  はい
□投稿者/ 美咲 一般人(14回)-(2013/10/01(Tue) 23:19:06)
    読んでいるだけですごく濡れてドロドロになりました!

    もっと逝かせてほしいです!

    (携帯)
引用返信/返信
■7278 / ResNo.23)  飴と鞭
□投稿者/ hime 付き人(89回)-(2013/10/02(Wed) 05:21:44)
    快楽と苦痛はあざなえる縄のごとし。
    次は死ぬ目に遭うかもよ。
引用返信/返信
■7279 / ResNo.24)  地球・老年期の終わり12
□投稿者/ hime 付き人(90回)-(2013/10/02(Wed) 17:43:02)
     美咲の感じた恐怖には根拠があった。
     排泄と結びついた性的な快楽は、それ無しには排泄を出来なくする危険性を伴う。
     何世紀もの間、ウォシュレットに排泄を任せきりにしていた貴族達は、もはや自力で排泄する能力を喪失していたのだった。
     体制が崩れるとき、その予兆は誰にも見えない。
     女達の貴族体制が壊れるそのきっかけは、ほんの些細なことだった。
     本当の男が生まれたのである。
     いや、実は数世紀前から少しずつ生まれていたのだが、誰も男というものを見たことがないため、単なる奇形として処理されていたのだ。
     それが、出生児の半数が奇形などありえないと誰かが気付き、それが男であること、Y染色体を持った個体だと確認されたのだった。
     その噂は地球上を駆け巡り、格差を正当化していた「女の女による女のための支配」というイデオロギーは崩壊した。
     そして反乱は最底辺の女達から起きた。
     ウォシュレットたちが排泄の補助を拒否したのである。
     貴族達はウォシュレットを拷問し、見せしめに「薔薇の枝」にかけて何人も何人もなぶり殺したが、無駄だった。
     ウォシュレットが飢えて死に絶えると、貴族達は次々と悶死していった。
     浣腸しても無理なほど固まったものは、逆流して口から溢れ、貴族は悶え苦しみながら、なすすべもなくジワジワと死んでいくのだった。
     貴族の「吐糞病」はついに貴族階層そのものを消滅させた。
     そして男の存在は公的に確認され、すべての体制そのものが見直されることになった。

     
引用返信/返信
■7280 / ResNo.25)  地球・老年期の終わり13
□投稿者/ hime 付き人(91回)-(2013/10/02(Wed) 18:01:55)
     その日は美咲が初めて排泄補助をする予定になっていた。
     半年にわたる研修で、排泄物に対する嫌悪感も消え、自分の役割をきちんと果たす自信もあった。
     けれど、講師は現れなかった。
     グラウンドに集められた講師たちが一人ずつ裸にされ、大の字に拘束されてハリツケのように高く立てられるのを、美咲達は何か遠いことのように眺めていた。
     皆はグラウンドに下り、講師達を見上げた。
     この半年、舐め続けた部分が頭上にあった。
     革命委員会のリーダーが講師達に言った。
    「最期に選ばせてやる、アナルか? ヴァギナか?」
     講師達は泣く泣くどちらかを選ばされ、望み通りの箇所から串刺しにされていった。
     まっすぐに喉まで至るのはまれで、身体の様々な箇所から尖った槍を突き出したまま、講師達は革命を呪い続けた。
     呪いの声は翌朝まで続いた。
    「さあ、あなたたちはもう自由よ。何をやっても自由なの」
     それを聞いて、美咲達は再び研修所に戻り、講師達に叩き込まれた技法を互いの身体でためし続けた。
     そして美咲は初めて、排泄の……
     美咲はもはや立派なウォシュレットと化していた。
     後にこの革命は「ウォシュレット革命」と呼ばれた。(終わりだよ。なんか、日常生活でのストレスが作品に出てしまうなぁ。基本的に欲求不満です。便秘じゃないけどね。感想待ってるね)
完結!
引用返信/返信
■7281 / ResNo.26)  すごい
□投稿者/ 美咲 一般人(15回)-(2013/10/03(Thu) 02:58:46)
    2013/10/03(Thu) 02:59:52 編集(投稿者)

    登場している私が排泄を促すことを抵抗無くしてるなんて!

    面白い話でした!
    また新しい作品楽しみにしています!
    もっとゾクゾクと疼いて、疼いて我慢できずに逝きたいです!

    (携帯)
完結!
引用返信/返信

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■7198 / 親記事)  懐かしき地獄の日々
□投稿者/ hime 一般人(48回)-(2013/09/02(Mon) 09:06:20)
     職場の女子会で、
    「セックスに愛は必要か」
     という話題が出て、奇妙に盛り上がり、「必要」派の正論にうんざりした。
     あまりにも甘い。
     私のように、別にレズビアンでもないのに女とのセックスに溺れてしまった、いや、溺れさせられた人間にとっては、そんな議論そのものが甘い。
     中高一貫の女子校時代、四年にもわたった地獄のような虐めから解放され、卒業後、もう二度と会いたくないと思っていた早喜と再会したとき、私たちはためらいもせず、ホテルへと向かった。
     強要されたクンニに何度もゲロを吐いた早喜のそこは、もちろんシャワーを浴びた後で、綺麗で物足りないほどだった。
     身体を反らせて逝きまくる早喜の姿は高校時代と同じく醜悪ではあったけれど、懐かしく、愛おしかった。
     私もまた早喜の舌や唇に逝かされながら、もう帰っては来れない一線を越えたことを感じていた。
     たっぷり汗をかいた後、私たちは抱き合い、初めて、強制でないキスをした。
     自然と涙がこぼれた。
    「辛かったよね」と早喜はいった。
     私はそれには答えず、黙って早喜を抱きしめ、キスをした。
     少ししょっぱかったのは、涙か、汗か、わからなかった。(続くよ。感想待ってるね)
引用返信/返信

▽[全レス16件(ResNo.12-16 表示)]
■7214 / ResNo.12)  懐かしき地獄の日々10
□投稿者/ hime 付き人(57回)-(2013/09/09(Mon) 14:50:07)
     気がつけば病院のベッドで点滴を受けていた。
    「目が覚めた?」
     病室に入ってきたのはナース姿の沙子だった。
    「二週間、寝たままだったのよ」
     沙子の酷薄そうな笑みを見て思いだした……
     女達は私の爪を剥がそうとして上手く行かず、沙子が呼び出された。
     沙子は慣れた手つきで私の右手の親指の爪を剥いだ。
     爪剥ぎ用の拷問椅子に拘束された私は、必死で、
    「止めて! 止めて下さい」と哀願した。
     麻酔無しで爪を剥がされる痛みなど、人間が耐えられるものではない。
     けれど女達は面白がって、次々に不器用なやり方で私の爪を剥いでいった。
     すべての爪が剥がされると、消毒、と称して過酸化水素水をぶっかけた。
     一気に泡が立ち、あまりの痛みに私は気絶した。
     気付くと私は逆さづりにされていた。
     その私を女達は手に手に持った鞭で打った。
     四人が思い思いの箇所を鞭打つ。
     痛いなんてものじゃない。
     全身を火であぶられるような……
     私は再び気絶した。
    「四人組……私たちは四人組って呼んでるんだけど、そのウチの一人がここの病院の奥さんでね……」
     沙子は暗に、誰かに訴えたって無駄と言いたかったのだろうが、そんな気はもはや消え失せていた。
     人間として最低の部分をさらけ出し、最低の奴隷として扱われたのだ。
     もう心は折れてしまっていた。
    「この間は聖水を優先したから、二日も絶食させて体力がなくて、やりたいことの半分も出来なかったってクレームが来たの。だから、今回は体力を充分回復させて、四人組がやりたいこと全部やってもらうわ」
     普通なら恐ろしさに気絶してしまうだろうに、私はまるで人ごとのように聞いていた。
     そして入院して二月が経ち、再び爪が生えそろうと、私は退院した。
     退院して再び、あの拷問部屋へと連れて行かれた。
     四人組は待ちかねていたらしく、口々に退院祝いを口にした。
    「さあ、服を脱いで。本来のあなたの身体を見せて」
     私は逆らわず、すべてを脱ぎ捨てた。
    「美しいわ。完璧に美しい」
     そう言って、四人組は私の身体をなで回した。
    「こないだはごめんね。途中で止めちゃって。今日は全部やるから、楽しみにしてね」
     恐ろしかったが、もはや抵抗するには心が折れてしまっていた。(続くよ。感想待ってるね)
引用返信/返信
■7215 / ResNo.13)  Re[10]: 懐かしき地獄の日々10
□投稿者/ ミコ 一般人(1回)-(2013/09/09(Mon) 20:36:05)
    ドキドキします。
    続き楽しみにしていますね^^
引用返信/返信
■7217 / ResNo.14)   懐かしき地獄の日々11
□投稿者/ hime 付き人(58回)-(2013/09/10(Tue) 08:48:14)
    「ミコちゃん」と女の一人が私の名を呼んだ。
    「どう? また爪を剥いで欲しい?」
     まっぴらごめんだった。
     爪の間にメスが入り、ザリザリザリと切っていく、あの感覚。
     脳天まで突き抜ける痛みに叫び声さえ出ない。
     剥がされても焼ける痛みはそこに残り、次の爪にメスが入り……
     地獄とはあれを言うのだ。
    「止めて下さい! あれだけは、あれだけは……」
    「そんなに言うなら、やってあげようか」
     女達の一人はもう、爪剥ぎ用の拷問椅子を用意している。
    「バカなマゾ男も、二枚剥がれたら泣いて後悔するらしいわよ。それを十枚剥がれるんだから、さぞ満足よね」
    「お願いですから、止めて下さい」
     私はもう泣き始めた。
     前の時は絶食させられて感覚が麻痺していた。
     だから耐えられた。
     今は……
     絶対に耐えられない。
    「お願いします、爪剥ぎだけは止めて下さい」
    「でも、これって、契約のコースに入ってるのよね」
    「契約?」
    「あなたの雇い主から、言われてるの。二か月で原状に戻る程度にしてくれって。だから、爪剥ぎまでは認めるって。本当は乳房を切り落としたりしたいんだけど」
    「そうよ。私、こんな美人が乳房を切り落とされて泣くとこを見たい」
    「そうだ。足に釘を打つのは許されてたんじゃない?」
    「止めて下さい! もう、もう、いっそ殺して下さい」
     これからどれほどの責めが待っているかと思うと、もう耐えられなかった。
     殺された方がよっぽど楽だと思った。
    「あなたねえ、すぐに殺してもらえるなんて、それは凡庸な容姿の女にだけ与えられた特権なの」
    「そうよ。たとえば殺人鬼がいたとして、凡庸な容姿の女と、美女と、どっちをむごたらしく殺すと思う? 美女をひと思いに殺して、凡庸な女をいたぶり抜いて殺すと思う? 逆でしょ。凡庸な女なんて無視するか、サッと殺して、あとは美女を少しずつ切りさいなんで楽しむに決まってるじゃない」
    「ねえ、ウルシなんかどう? あれを全身に塗ったら、全身の皮がずるむけになって地獄の苦しみらしいよ」
    「だめよ。そうなるのは翌日でしょ。目の前で苦しむところが見たいわ」
    「とりあえず、拘束しようよ。逃げるかも知れない」
     逃げるという選択肢は私にはなく、言われるがまま、天井から下りる鎖に手をつながれ、足首も拘束されて、大の字になった。
    「ウルシはダメだけど、こんなのはどうかな」
     そう言って、女の一人がドクロマークのついた小瓶を取り出した。
    「あ、それは危険よ。みんな、マスクとゴーグルしなきゃ」
     女達は防毒マスクとゴム手袋をつけた。
    「これ、護身スプレーの中身なの。強烈な唐辛子ね。無害だけど、皮膚に触れただけでも……」
     ビンの中身を指に取り、私の胸に……
     一瞬、氷を当てられたような冷たさがあり、そして強烈な痛みと熱さが!
    「止めて下さい! これは、これは……」
    「これを、女の一番敏感な部分に練り込んであげようかと思うの。そしてお尻にも、もちろん。その後でペニバンで犯すってどう?」
    「私、あんまり女の下半身には関心無いなぁ。それより、目と鼻に垂らしてやりたい。どれほど泣き崩れるか、見たい」
    「それもそうね。まずは顔かな……」
    「みんな、それぞれ責めたいところを責めようよ」
     女達は小瓶を手に取り、中身をゴム手袋に開けた。
     全身が燃え上がったが、やはり耐えがたかったのは顔と下半身だった。
     目の周りに塗られるとあまりの痛みに涙が止まらず、鼻をいじられると強烈なくしゃみに息も出来ない。
     その様を見て、女達は大笑いした。
     けれど、下半身の責めが始まると、もうくしゃみも出なかった。
     まるで焼けた鉄の棒をアナルと膣に差し込まれてグイグイと出し入れされるような激痛だった。
     しかもクリトリス!
     焼ける、なんてものじゃない。
     もう言葉では言いようのない激痛で、しかも、責めの前に注射された覚醒剤のようなもののために気絶すら出来ない。
     爪剥ぎの方がよっぽどマシだった……
     もう殺して、ひと思いに殺して!
     私はそれだけを叫んでいた。(続くよ。感想待ってるね)

引用返信/返信
■7218 / ResNo.15)  Re[11]: 懐かしき地獄の日々11
□投稿者/ 沙子 一般人(4回)-(2013/09/10(Tue) 12:39:42)
    えっ!
    この小説って、感想を書くと、その人が登場するの?
    でも、自分が参加してる気分っていいかも!
引用返信/返信
■7219 / ResNo.16)   懐かしき地獄の日々12
□投稿者/ hime 付き人(59回)-(2013/09/10(Tue) 12:58:55)
     両手の先に巻かれた包帯を見ながら、どうしてあんなバカな取引をしたのかと、私は心底悔やんだ。
     唐辛子責めに耐えきれず、シャワーを浴びさせてくれたら爪を剥がされてもいいと言ってしまったのだ。
     比べられるようなものではなかった。
     唐辛子責めはまだこの世の痛みだった。
     爪を麻酔無しに剥がされる痛みは、医者がやっても耐えられるものではない。
     しかもシロウトが見よう見まねでやるのだ。
     爪の間にメスが入れられ、ザクザク、ゾリゾリと切られていく。
     まるで料理教室のように女達はキャッキャッと笑いながら……
     どれだけ泣き叫んでも許されることはなく、過酸化水素水をかけられて血の泡が吹き出す地獄の中の地獄を味わっても気絶すら出来ない。
     そしてその痛みは数日続く。
     おまけに自分では下の世話も出来ず、すべて沙子に頼らねばならない、この屈辱……
     それでも、あの飢餓の中で女の子に聖水を求めたり、沙子の黄金粥を悦んで食べたりした経験は、私の心から人間らしい感情を奪い去っていた。
     私は責められて当然な人間だし、なぜなら、女の子に……沙子の……
     あの頃の私の心理状態を説明するのは不可能だろう。
     私は結局、四人組に四回、生爪を剥がされた。
     それでも逃げようとは思わなかった。
     本物の警察が来て保護されても、私は何のことやらわからなかった。
     すべては早喜のお芝居で、私を四人組に売り払うために仕組んだことだった。
     あのホスト崩れのバカ男も、早喜の企みだった。
     私はまんまと乗せられ、会社の金を持ち出し、早喜の前に現れたというわけだ。
     結局、四人組は爪を剥がす程度の責めでは満足できなくなり、私とは別の生け贄を責め殺してしまい、そこからすべての悪事がバレた。
     早喜を含め、このグループはこれまでに四人責め殺していた。
     皆、きっと死刑になるだろう。

    「セックスに愛は必要か」
     バカバカしい。
     私は今でも、股ぐらに唐辛子を塗られ、生爪を剥がされるのを待っている。
     苦痛でも、快楽でも、そこに何の愛がなくても求めてしまうものがあるのだ。
     聖水を求めて泣き叫んだ日々も、私には愛おしい想い出だ。
     もう一度あの日に戻れと言われれば……
     躊躇無く、私はイエスと答え、自ら全裸になって檻に入るだろう。(終わりだよ。感想待ってるね)
完結!
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■6052 / 親記事)  爽やかな風
□投稿者/ 慈雨 一般人(1回)-(2009/07/10(Fri) 22:46:47)
    広大な面積の深い森林、コバルトブルーの透き通った湖、澄んだ清々しい青空。
    それらの綺麗な自然に囲まれて怪しげに聳え立つ、白い壁と青い尖った屋根の城。
    頑丈そうな赤レンガと黒い鉄格子で出来た塀で区切られている。
    しかし、そこだけが空気が周りとは違い、暗く神秘的な雰囲気を醸し出していた。














    ーーーー魔法学術師。略して魔術師。
    研究は懸命にされているが、どんな科学者でも誰でも、未だに解明できない。
    もう既に100年以上、人間たちは研究と実験を重ねてきた。
    しかし、色々な説があるものの、真実も何も解き明かされてはいない。




    彼女たちは『魔術師』と呼ばれる。
    特徴は大きく分けて2つ。1つ目は女性にしかその力は使えない事。
    もう1つは誰でもその能力があるわけではなく、親の遺伝でもない事。
    偶然と運命によって、彼女たちはその能力を死ぬまでずっと、持ち続けるのだ。














    さて、話は戻り。
    城が校舎であるという変わった学校(もう場所からしておかしい)の名前は、
    『私立魔法学術専門夜神学園』。難しい名前なので、よく『夜神学園』と言われる事が多い。
    名前の通り、魔術師専門、専用の学園の事で、一般の普通庶民は入れない。
    普通の人が暮らす世界とは隔離されたそこは、完全寮制。完全に浮いている場所だ。















    簡単にその学園について説明しておこう。



    学年は全部で3学年。なぜなら舞台となる『夜神学園』は高等部だから。
    初等部や中等部、大学はかなり離れた場所に建てられているが、全て『夜神学園』だ。
    同じようなつくりの校舎で、それら4校を結ぶと四角形が出来上がる。
    北、西、東、南にそれぞれ建てられているからだ。



    クラスは火星・水星・木星・金星・土星の5つ。惑星になぞらえてつくられた。
    毎年クラス替えがあり、くじ引きで決められるのだ。
    クラス対抗で行われる体育祭や文化祭、音楽祭などのイベントもある。
    特にどのクラスがどうたら、という事はない。










    魔術師達は基本、2つまでの能力しか持てない。1つか、2つかだ。
    2つであったとしても、どちらかが弱く、片方の能力を主に自分の属性とする。
    だから、その片方の弱い属性の魔術は普段はあまり使わない。
    稀に両方の属性が均等に強い魔術師もいるが。




    魔術の属性、と先ほど説明したが、属性は以下のものがある。
    火術、水術に地術、雷術、氷術、治術。そして特異術。
    特異術とは、他のどれにも当てはまらない属性の魔術の属性だ。
    治術は治療の能力で、医者に多い属性である。
    他も話の中で分かる人も、字を見て大体は分かる人もいるだろう。






















    最後にーーーーこれは、魔術師の世界と学園を舞台にした話である・・・・・・・。







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■6053 / ResNo.1)  爽やかな風
□投稿者/ 慈雨 一般人(2回)-(2009/07/10(Fri) 23:10:03)
    ざわざわとざわつく学校内、綺麗な花びらが美しく咲き誇る3本の桜の大木。
    森林の木の中にも、鮮やかな花や実を付けている木もある。



    4月の雲1つない青空の下、高等部の入学式が行われていた。
    今頃、初等部や中等部、大学の入学式も行われている頃だろう。
    みんな穏やかに、嬉しさと期待と不安を抱えながら頑丈な高等部の門をくぐる。
























    「もー、聡希!貴女遅刻しちゃうわよ!」





    そんな中、約2名が慌しく高等部へと向かっていた。
    どちらも魔術師なのか、魔術師なら誰もが出来ないと魔術師ではない魔術、飛術で向かっている。
    飛術とは空を自由に飛べる術で、他にはちょっとした物を浮かばせたりできるが、簡単な事しかできない。
    他の大技は、1つ前の話に入れ忘れていた風術の属性の魔術師が使える。







    1人は薄いグレーのパンツスーツに、胸元には鮮やかな赤い薔薇のコサージュ、黒いタイツに綺麗な新品の白いハイヒール。
    細かいウエーブをつくっている背中までの茶髪、茶色い瞳。格好からして母親らしい。
    名前は篠槻御影【シノツキ ミカゲ】。34歳の若さで美人ママである。



    もう1人は制服である黒いブレザーに、淡い青いシャツに、胸元には赤いリボン。
    グレーを基調としたチェック柄のスカートに、黒いニーハイとローファー。
    母親譲りなのか、茶髪の癖のあるセミロングに茶色い瞳。
    名前は篠槻聡希【シノツキ サトキ】。15歳、今日から高校生だ。









    急いでスピードをかなり出して飛び、何とか式には間に合った。
    ギリギリで体育館に入り、自分の席を見つけて座った。母親たちは後ろでカメラやビデオを構えている。












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■6054 / ResNo.2)  爽やかな風
□投稿者/ 慈雨 一般人(3回)-(2009/07/10(Fri) 23:17:03)
    式では初等部から歌っている校歌や、校長が校則や伝統や方針を適当に簡単に述べる。
    あまり普通の学校とは変わらない入学式だ。








    来賓の挨拶や祝辞の紹介、新入生と在校生の挨拶や教師の話が終わると、遂にくじ引き・・・・クラス決めだ。
    1人1人がくじを引いて、後で各自自分の教室に向かうのだが、教室に入るまで担任教師は秘密にしてある。
    生徒数も多いため、かなり時間をかけて決められる。








    聡希が引いたのは、火星。初等部からの付き合いの人が多く、特に緊張もしない。
    誰と一緒なんだろう、マシな奴がいいなって思うくらいだ。








    長い長い入学式が終わった後、聡希は火星の教室、高等部1年生の教室が並ぶ、1番奥の教室に向かった。

引用返信/返信

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■6322 / 親記事)  Rain
□投稿者/ くるみ 一般人(1回)-(2011/06/10(Fri) 22:43:36)
    ―――――ザァザァと、雨が降っていた。
    どんよりと重い雲が空全体を覆い隠し、通りを歩く人はいない。



    「・・・・ッ、ハッ、ハッ・・・・!!!」



    そんな中、バシャバシャと水を跳ねさせ、必死の形相で走っている少女がいた。
    背後を何度も何度も振り返る、何かを確認しているようだ。
    彼女は膝上の白いワンピースに裸足という格好だった。



    ある程度走ったところで、もう走る必要は無いと感じたのだろう。
    徐々にスピードを緩め、そして足を止め、コンクリートの壁を背に座り込んだ。
    アスファルトで切ったらしい右足の親指を、ぼうっと眺める。



    どのぐらいそうやってぼうっとして過ごしていただろうか。
    突然、今まで身体を打っていた雨が途切れた。
    何事だ、といきおいよく警戒した顔で少女は見上げる。
    そこには、少女に傘を差し伸べる美しい女性がいた。



    「そのままじゃあ風邪を引いてしまうわよ?」



    胸元が大きく開いたトップスとタイトなミニスカートを身につけたその女性は、
    同性である少女の目から見ても、充分色気がある女性らしい女性だった。
    バッチリメイクをした顔で微笑まれ、少女は少し恥ずかしくなった。



    「・・・・・・」


    「・・・・何か訳ありのようね」



    何も喋ろうとしない少女に溜め息を吐いてみせた女性は、少女の腕を掴んで立ち上がらせた。
    見た目に反して結構な力で腕を持ち上げられた少女は、簡単に立ち上がる。



    「うちへ来なさい。せめてこの雨が止むまでは」



    茶色っぽい大きな瞳に見つめられて、少女は不思議なぐらいたやすく頷いた。
引用返信/返信

▽[全レス1件(ResNo.1-1 表示)]
■6323 / ResNo.1)  Rain:2
□投稿者/ くるみ 一般人(2回)-(2011/06/10(Fri) 22:54:57)
    女性に連れてこられたのは、いかにも高級そうなマンションだった。
    本来びしょ濡れの身体、しかも裸足で入っていいような場所ではない。
    しかし女性はそんなことを気にしない素振りでキーを解除すると、エレベーターに乗り込んだ。



    高級マンションの最上階の1番奥の部屋に入ると、女性はすぐにバスタオルを持ってきた。
    真っ白いフワフワのタオルで濡れた髪や身体を拭いてもらう。
    そして、温かいシャワーを浴びてくることを勧められ、少女は素直に浴室へと向った。



    少女がシャワーを浴び終わると、濡れたワンピースは洗濯機にかけられていた。
    代わりに着ろ、ということだろう、カゴの中に服が置いてあった。
    広げてみるとそれは、女性のものらしき黒いワンピースだった。
    着てみるとちょっと大きく、膝下まであったが、そこはしょうがない。



    リビングへ行くと、女性が温かいココアを入れてくれていた。
    両手でマグカップを持って飲んでいるのを、女性も同じものを飲みながら見つめている。



    「そういえば、自己紹介がまだだったわね。私は菅野秋佳、よろしくね」



    スガノアキカ、スガノアキカ、と何回か頭の中で名前を反復してみた。
    『秋佳』なんて、あんまりいる名前じゃないな、と思った。



    「あなたの名前は何?」



    優しい微笑みと共にそう聞かれた。
    少女は少し躊躇ったが、口を開いた。



    「わたしは・・・・紺」


    「紺?変わった名前ね・・・・名字は?」


    「・・・・大谷」



    オオヤコンね、と、女性は微笑んだまま頷いた。



    雨は、まだザァザァと五月蝿く降っていた。
引用返信/返信

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