SMビアンエッセイ♪

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■6874 / 親記事)  地下の花壇 1
□投稿者/ 左眼 一般人(1回)-(2012/09/20(Thu) 01:55:44)
     いらっしゃいませ奥様、お嬢様、お待ちしておりました。そちらにお座りくださいませ。この度はご長女様が元気に一歳のお誕生日をお迎えになられたと伺いました。おめでとうございます。お嬢様も、ご出産に子育てにとご苦労されたかと存じます。本当にようございました。御家のしきたりをお嬢様が継がれるのは、お手伝いさせていただく私にとっても幸せでございます。女系一族で繁栄を続けてこられたのも、このしきたりを大切にされているからだと、私は信じております。奥様におかれましても楽しんでいただけるよう準備しております。殿方のほうは、お二人ともお気に入りの少年を見つけられたと、バンコクの主人から連絡を受けております。お嬢様と奥様も遠慮されることなく楽しんでくださいませ。では早速、花をご覧いただくことに致します。3本の花をご用意できました。いずれも美しく清楚な花でございます。奥様もお嬢様も今回は、つぼみをご希望されていると伺いました。初花を愛でるのがお好きなのは、先代の大奥様もそうでございましたから私どもも心得ております。3本とも意識のない状態で下着を脱がせ、つぼみである事を確認しております。お嬢様が初めてお育てになられる花はどれがふさわしいか奥様に決めていただくのもしきたりの一つでございました。3つの花の写真がこれでございます。奥様ご覧くださいませ。1枚目は彩夏と申しまして20歳の女子大の学生です。白い肌に長い黒髪、美しい顔をもつ美女です。お嬢様育ちのおとなしい性格ですので育てやすいかと存じます。2枚目は亜紀と言いまして22歳の銀行員です。こちらもこの通りの美女ですが、彫りの深い顔立ちで、活発な気の強いお嬢さんです。育てるのに少し工夫がいるかもしれません。3枚目は涼子と言う26歳のピアノ教師です。これほどの美女を、つぼみのままご提供できるのはめったにない事です。健康状態は良好で、優しい性格をしていてピアノ教師としての評判も良好です。3つの花は並べて調教部屋のベッドで眠らせています。奥様に花の割り当てをしていただいてから参りましょう。
引用返信/返信

▽[全レス47件(ResNo.43-47 表示)]
■7048 / ResNo.43)  ありがとう
□投稿者/ 左眼 一般人(30回)-(2013/02/01(Fri) 10:53:55)
    結末をどうするか考え中です。18回目のストーリも楽しんでもらえれば嬉しいです。
引用返信/返信
■7058 / ResNo.44)  Re[2]: 地下の花壇 18
□投稿者/ Rui 一般人(12回)-(2013/02/06(Wed) 17:17:35)
    まるで春のような情景が浮かびます。
    彩夏に与えられる蜜はどんなものか楽しみです。
引用返信/返信
■7061 / ResNo.45)  地下の花壇 19 最終話
□投稿者/ 左眼 一般人(32回)-(2013/02/07(Thu) 20:47:52)
     指示した通りの時間に、マヤが彩夏を連れてきた。
     調教室で着けた褌のままで、上半身は裸だ。マヤの横で立っているが、腰を小刻みに揺らし両手で股間を押えている。
    「手当している間に尿意をもよおした様です。そろそろ限界かと思います」そう言ってマヤが部屋を出ていった。
     彩夏を連れて、シャワールームに入った。彩夏は前屈みの姿勢で、尿意に耐えている。
    「おトイレには、行かせてもらえないのですね」「そう。でも褌はとってあげるわ。もう少し我慢しなさい」「はい」
     硬く結んだ、褌を解いて、脚を開かせた。股間に当てた布とガーゼを、褌と一緒にとると無毛の性器が露わになる。腰の揺れが大きくなり、顔が紅潮していた。
    「立ったまま、そのままでしなさい」「でも。恥ずかしい。もうだめ」
     そう言った途端、尿が出始めた。内腿を濡らし、床に落ちて大きな音がする。彩夏は両手で顔を覆った。
     終わった後、シャワーを出して床の尿を流した。彩夏の下半身にもお湯をかけ、ボディシャンプーを手に取り、陰部や内腿を泡立てた。彩夏はまだ顔を両手で覆ったままだ。シャンプーのお湯を股間に当てると「キャツ」と可愛い声をだし、両手を顔から離した。泣き顔ではなく恥ずかしそうに微笑んでいる。
     背中から、彩夏を抱きしめ、乳房を触ると乳首が尖っているのが分かった。指で愛撫を始めながら耳元で囁いた。
    「どうして、ここでおしっこさせたのか、分かる?」「えっ」
    「恥ずかしい姿を見られると、あなたは感じる。気持ち良くなる。だからよ」
     乳首を触っていた手を離し、後ろから、股の間を手のひらで押さえた。じっとりと濡れている。
    「私の前で、立ったままおしっこした時、感じていた。だから顔を隠したのでしょう?」「はい」赤い顔をしながら、彩夏ははっきりと肯いた。
     唇を重ねると、彩夏の方から舌をからませてきた。その後ベッドに移り、優しく彩夏を愛撫し続けた。敏感になった躰は何度も果て、悦びの声をあげ、私にしがみついてくる。オーガスムスの後の彩夏を優しく抱きながら、明日の調教をさらに残酷にしよう、と考えたが、いつの間にか、私自身も一緒に快楽の海に沈んでいった。(完)

     これで、一度終了にします。読んでいただいた皆様ありがとうございました。感想や続編のアイデアいただけると嬉しいです。              左眼

完結!
引用返信/返信
■7062 / ResNo.46)  お礼
□投稿者/ 左眼 一般人(33回)-(2013/02/07(Thu) 20:49:29)
    感想ありがとうございました。最終回、楽しんでもらえれば嬉しいです。
引用返信/返信
■7065 / ResNo.47)  Re[2]: 地下の花壇 19 最終話
□投稿者/ Rui 一般人(13回)-(2013/02/18(Mon) 18:56:21)
    SMでありながら綺麗な情景が目の前に広がる感じで、楽しませていただきました(*^_^*)
    終わってしまって残念ですが、次回作はひとつの花を複数で責めたり、
    花達だけの間で繰り広げられるSMを主がカメラを通して密かに楽しんだり、
    意図的に仕向けたりするのも見てみたいです。(正確には読んでみたい、ですね)

    次を楽しみにしていますので、どうかお願い致します。
引用返信/返信

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■7027 / 親記事)  因果なお仕事1 発端
□投稿者/ hime 一般人(27回)-(2013/01/18(Fri) 09:34:52)
     私のような一介のライターが大手出版社の週刊誌の編集長に直接呼ばれるなんて、滅多にないことだ。
     この出版社の忘年会に顔を出しておいて本当に良かった。
     見慣れたドアなのに、編集部を前に期待と不安とで胸が高鳴った。
     思い切ってドアを開けると、いつものようにタバコの臭いでむせ返るようだった。
     ああ、やだやだ。
     終わったらすぐに帰って髪を洗わなきゃ。
    「おお、こっちだ」
     編集長に呼ばれてデスクまで行くと、そこには最近頭角を現してきた外食チェーンの女社長の写真入り記事が幾つも並べられていた。
    「知ってるよね、南峰由希子。ボザールグループ総裁の」
    「ええ、最近、メディア露出すごいですよね」
    「若い女性の憬れって話だけど、ホント?」
     どうだろ。
     正直なところ、ファッションもしゃべり方もきつすぎて、私には苦手のタイプかな。
    「微妙なところかね?」
     図星を突かれた。
    「ええ。私はちょっと」
     でも、仕事を逃したくはなかったので、すぐに、
    「会ってみたい人ではあります」と付け加えた。
    「実はね、向こうからの指定なんだよ、インタビュー受けるなら、君って」
    「先方が、ですか? 私を?」
     あり得ない。
     キワモノ記事しか書かせてもらえていない、駆け出しのライターなのに。
    「そうなんだよ。彼女、夕刊マイニチの『美女が行く! 風俗現場突撃レポート』の愛読者らしいんだ」
     喜んで良いのやら。
     これってタイトルまんまの、下ネタ記事だよ。
     自分で書いてて恥ずかしくなるようなバカ記事で、あんなのの愛読者って、男でも相当のスケベなバカだよ。
     そもそもちゃんとした相手がいれば風俗なんかに行かないだろ。
     モテない男相手のバカ記事を愛読してる女社長って、どうよ。
    「それって……」
    「内容より、文章が誠実だとか言ってたよ。どう?」
    「も、もちろん。仕事はなんだっていただきます」
    「よし。先方にはアポ取ってるから、今晩、九時、六本木の自宅マンションに行って」
    「カメラはどなたで?」
    「先方指定のキャメラがいるらしいから、君は手ぶらで行けば良いよ」
     そう言って編集長はデスクの上の記事やコピーをまとめて袋に入れた。
    「これ、資料ね」
     受け取って帰ろうとすると、
    「あ、ちょっと」と呼び止められた。
    「なんでしょう」
    「あの社長、女好きだって有名だから。とくにアンタみたいな若くてスレンダーな美人。今晩はきれいな下着着て行くんだな。とんでもない特ダネがとれるかもな。そうなったら、次はもっと大きな仕事を考えてもいい。とにかく、身体張って来い」
     オヤジめ。
     と心では思いながら、
    「はい。心得ました」
     ニッコリ笑って部屋を出る。
     バカな男たち。
     エロ本の読み過ぎだ。
     レズビアンなんてそうそういるもんじゃないんだよ。
     ボザールの総裁だって、若い子に優しいだけの普通の女性に決まってる。
     ああやだ、髪に移ったタバコの臭いが気になる。
     早く帰ってシャワー浴びて、資料を読まなきゃ。(続くよ。次は週明けね)

引用返信/返信

▽[全レス11件(ResNo.7-11 表示)]
■7043 / ResNo.7)  Re[3]: 因果なお仕事3 グリグリ
□投稿者/ ゆき 一般人(13回)-(2013/01/29(Tue) 18:03:29)
    hime様のお人柄も感じられて、最後に少し笑っちゃいました。
引用返信/返信
■7044 / ResNo.8)  Re[6]: 因果なお仕事6 逆転
□投稿者/ ゆき 一般人(14回)-(2013/01/29(Tue) 18:10:12)
    何てこと…お友達から責められるなんて、
    私だったらショックで身動き取れなくなりそうです。
    でも続きが読みたいです…
引用返信/返信
■7045 / ResNo.9)  因果なお仕事7 大股開き
□投稿者/ hime 一般人(33回)-(2013/01/30(Wed) 16:36:06)
    2013/01/30(Wed) 16:36:59 編集(投稿者)

     私が何も出来ずに立ちすくんでいると、二人は勝手な話を始める。
    「社長、どこまでやるのが希望ですか?」
    「どこまでって、ちょっと想像もつかないな」
    「最終的には社長の黄金を……」
    「黄金って、ウンチでしょ」
    「ええ」
    「それは私が駄目。むしろどんな顔をして出すのか見て観たいかな。こんな可愛い子でもウンチするのよね」
    「わかりました」
     わかりましたって、美香ちゃん、あんた何勝手なこと言ってるの?
     鞭を手に寄ってくるし……
     ジワジワと逃げるしかない。
    「逃げないで。逃げると酷いことになるよ」
    「美香ちゃん、止めてよ」
    「私のことは女王様って呼んで」
    「イヤだよ、こんなの」
    「さあ、そこのベッドにうつぶせになるの」
    「怖いよ、イヤだよ」
    「鞭がどれくらい痛いか、もう一度試す?」
    「止めて! わかったよ、痛くしないで」
     仕方なくベッドの上に……
    「社長、これを奴隷のお尻いっぱいに塗って下さい」
     美香ちゃんは「ワセリン」って書かれた小瓶を社長に渡した。
     ひんやりしたものが塗り広げられる。
    「鞭の前にはこれをやらないと、後が大変ですからね」
     美香ちゃん、何言ってるの?
     イヤだよ、痛いのは。
     え、ベッドの四隅の手枷足枷って飾りじゃないの?
     本当に動けないよ、これ。
     凄く恥ずかしいんですけど。
    「まず、有無を言わせず十回行きます。これで、鞭がどれほど痛いか身体に教え込みます。舌を噛むと危険ですから、ボールギャグという器具を口に噛ませて」
     イヤだよ……でももう抵抗できないよ。
    「行きます。はい、一回目!」
     音もなく、ただ衝撃だけが来た。
     痛い、ものすごく痛い。
     ギャァァァーーーって声も出ないよ。
     ムチャクチャ痛いよ、これ。
    「ショーの時は音だけがしてあまり痛くないのを使います。これは本物のマゾ奴隷用の、激痛だけを与える本物です。それでも入門用です。最高の鞭だと、十回も打てば一週間は歩けなくなります」
    「大丈夫よ。この子、ここで虐められるのが仕事なんだから」
    「わかりました。そのうち、何か粗相をしたら、最高の鞭で存分に打ちましょう。十分反省して貰うように」
    「二回目、行きます」
     ぎゃぁぁぁああああ!!!
    「三回目から十回まで続けて行きます」
     死ぬ死ぬ死ぬ、止めて止めて止めて止めて!
     もう鞭の痛みがつながって、いつ打たれてるのかわからないよ。
     とにかく痛い! 痛い! 痛い! 痛い!
     もう顔なんて涙と鼻水とヨダレでグチャグチャだよ。
    「大股開き、する気になった?」
     なった、なりました。
     口がきけないから、大きくうなずく。
     拘束が外された。
     口枷も。
     でも恥ずかしいよ。
     戸惑ってると美香ちゃんの鞭が空を切る。
     わかった、わかりました。
     生まれてこの方、セックスの時以外ではしたことのないような、その恰好。
    「社長、こちらからご覧下さい」
    「はぁ」って、社長ため息ついてるよ。
    「どんな女にも付いてるのね、この生ものが」
    「広げさせますか?」
    「お願い」
    「聞いたろ、両方の手の指で、ビラビラをつまんで広げろ。社長に見えるように」
     つまむほどないよ、私って。
    「可愛いわね、ステキ」
    「こいつ、濡れてますよ」
    「本当だ。マゾなのかな」
     嘘だよ、そんなの。
     カラカラに乾いてるはずだよ、ってそうでもないか。
     そうでもないから掴みにくいよ。
    「ほら、社長の前で逝ってみせな」
     え? 何言ってるの?
     私、こんな体勢でオナったことなんて、ましてや逝ったことなんてないよ?
    「十分以内に逝かないと鞭十発追加だ」
     ちょっと待ってよ、そんなの無理だよ。
    (続くよ。ゆきちゃんいつもありがと。もしかして前に既婚者チャットにいた欲求不満の「ゆき」ってゆきちゃんかな? ちょっと用事を済ませてまた見たけど、もういなかったんで残念だった)
引用返信/返信
■7046 / ResNo.10)  因果なお仕事8 開眼
□投稿者/ hime 一般人(34回)-(2013/01/31(Thu) 14:06:29)
     私が戸惑っていると、美香ちゃんはつかつかと歩み寄ってきて、私の髪を鷲掴みにして、
    「ほら、社長が見てくれるって言ってるんだよ。逝けよ」
     けれど、そっと、
    「ふり、ふり、逝ったふり」
     と囁いた。
     そうだよ。
     ふり、でいいんだよ、こんなの。
     蜜壺から蜜を汲んで敏感なところを……
     なに?
     この感じ……
     良い、すごく良い。
     人に、それも女の人二人に見られてる感じが……良いの?
     なにこれ……
     興奮する。
     左手で自分の胸を揉みしだく。
     良い、信じられないくらい、良い。
     見て欲しい、もっと見て欲しい。
     私の恥ずかしいところを。
     あ、あ、あ、あ、あ。
     何も考えられない。
     もう「ふり」なんかじゃない、マジで逝きそうになる。
     あ、あ、あ、あ、あ。
     なりもふりも構わず声を上げる。
     腰も浮く。
    「逝きそうなの?」
     社長が聞く。
    「逝きます、ああ、逝きます」
     敏感な突起から脳天まで快感が突き抜ける。
    「女性に見られて興奮してるんですよ、本物の変態です」
     え? もしかして、私にその気があったってこと?
     社長がベッドに上がり、私の頭を胸に抱く。
    「ね、今度は、私の胸で逝ってみて。このままの体勢で」
    「恥ずかしい」
    「いいのよ。うんと恥ずかしいことしようよ。私もするから、一緒に逝こうよ」
     その後はもう、自分で自分を犯しながら、目の前の女の唇を貪り合うという浅ましさ。
     いつの間にか社長も全裸で、相変わらず潮吹きという名のお漏らし。
     何度も何度も。
     それもかまわず快楽を貪り合って……
     美香ちゃん、呆れてみてただろうな。(続くよ)
引用返信/返信
■7049 / ResNo.11)  因果なお仕事9 中逝き
□投稿者/ hime 一般人(35回)-(2013/02/01(Fri) 13:32:19)
     次の日もまた裸で立たされた。
    「あなた、中で逝ったことないでしょ」
     と美香ちゃん。
    「中で逝く?」
    「いわるゆ中逝きよ。膣だけで逝ったこと」
     そんな、膣だけで逝けるわけないじゃん。
     逝くってのはクリトリスの専売特許でしょう。
     キョトンとしてると、
    「じゃ、開発しましょうか、社長」
     なんて言ってるし。
    「お願い。中で逝くことの良さを教えてあげて」
    「じゃ、まずは昨日と同じ、ベッドに拘束します」
    「む、鞭はイヤだよ」
    「何言ってるのよ。鞭がなきゃ、あんなに感じることはなかったのよ。人間は痛覚を刺激されると、他の感覚が敏感になるの。だから胡椒とか唐辛子とか使うでしょ。あれは痛覚を刺激して他の味覚を際立たせてるの。この鞭も同じ。まず痛覚を刺激しておけば、あとは何度でも逝けるようになるわ」
    「逝かなくていいよ、鞭はイヤだよ」
    「どうします? 社長」
    「ベッドに仰向けに寝なさい」
     もう業務命令に近いよ。
     で、拘束される。
     社長がワセリンを塗る。
     きっと何もかも丸見えなんだろうな。
    「行きます、一回目」
     ぎゃぁあああああああ!!!
     口枷されてるから声は出ないけど、これは黙って耐えられるような痛みじゃないよ。
     ぎゃああああああああ!!!
     バンバン来るよ、止めてよ、本当に痛いよ。
     やっと終わって口枷が外される。
     けれど今回は拘束は解かれない。
     社長と美香ちゃんは私の下半身に集まってる。
     冷たいローションがそこに流れ……
     ウギャッ、何してんだよ!
     そこはアナルだよ。
    「こんな風につまむことも出来るんですよ」
    「会陰、よね」
    「会陰をつまむ金具をつけて散歩させることも出来ますけど」
     やめてよ、そんなこと。
    「今日はそれより中逝きを調教して」
    「わかりました」
     指が抜かれ、膣にもっと太い何かがズズッと入ってくる。
     それほど太くはない。
     柔らかくて……
     ああああああ!!!
     何だよ、これ……
    「良いでしょ。硬質ゴムで出来たヴァイブなの。今、再弱だけど充分よね。奥まで行くわよ」
     ギャッ!
     入ってくる、しかもなにかアナルにまで。
    「抜けないように、アナル側にはストッパーが付いてるのよ」
     これいったい何?
     単なるピストン運動や振動じゃないよ。
     ミミズか何かが膣の中でのたくっているような……
     だんだん身体の中が熱くなる。
     ああああああ!!!
     逝く、逝く、逝く!
    「一回目。中逝きって意味、わかった?」
     頷くしかない。
    「当然、クリトリスの方も敏感になってるから……」
     クリトリスに当たってた部分までが振動を始めて……
     あ、あ、あ、あ、こんなの初めて……逝く、逝きます!
    「社長、どうします? 失神するまで放置しますか?」
    「だめ。私、この子を今抱きたい。そのヴァイブ、私にもちょうだい」
     これからはもう、昨日と同じ。
     美香ちゃんの手元のリモコンで自由自在に快楽を操られながら、全裸の女同士が抱き合って唇を貪り合うという浅ましい世界。(続くよ)

引用返信/返信

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■6994 / 親記事)  switch Vo.1
□投稿者/ 際@ソフトSM 一般人(1回)-(2013/01/02(Wed) 01:59:25)
    switch


    冴子は久々の女子会で気兼ねなく酔っている。
    みのりは冴子の家に泊まる約束で女子会に参加していた。

    冴子と二人の駅からの帰り道、街灯の間隔が遠くなってきた頃冴子が言った。
    「みのり、散策してゆこう」
    元々冴子の家までの最短ルートをわかっていなかったみのりはあたりまえにうなずく。
    線路脇のさほど大きくはない倉庫のあたりにきた時に冴子が言った
    「みのり、おしっこは?」
    「帰ったらね」
    みのりは女子会で緊張していてお酒をセーブしていたので今のところ大丈夫だった。
    冴子は返事もせずに歩き出した。
    冴子が歩くのについてゆくと倉庫のまわりをくるりと一周した。
    みのりはほろ酔い気分が覚めて、肌寒さを感じてきていた。
    倉庫の入口手前の駐車場になっている場所へ冴子が行くとそこは一層暗かった。
    「みのり、おしっこしたいでしょ?」
    さっきと同じ質問だが、冴子の声色があきらかに違う。
    冴子がわざともう一度この場所に来たこともあり
    「寒いからそうかも」
    そう言ってみた。いや、言わされた。
    「してみれば?」
    薄暗くて良くは見えないが、腕全体で地面を指して冴子が言った。
    「ここでですか?」
    みのりは敬語になった。
    「誰も来ないよ、見えないし」
    みのりは何の返事もできずにいる。
    「できないならいいよ。帰ろう」
    帰ろう、の言葉が切なかった。切なさで思考が止まった。
    みのりが返事をするのに十分な間合いの後、冴子は黙って倉庫の外の街灯の下まで行った。
    今まで見た事のない視線でただじっとみのりを見ている。
    何も言わなければ、何もしなければ、冴子はその視線をクールダウンさせてしまうだろう。
    そして踵を返して歩いていってしまうだろう。
    きっとその後は何事もなかったかのように過ごすのだろう。。。

    「見ていてもらえますか?」
    みのりは言葉を発することができた。
    冴子はやさしく微笑みながら近づいて来た。ゆっくりと。
    だが、みのりは冴子が近づけば近づく程行動には移せない。
    行き場のない子犬みないにうろうろしたり、立ったりしゃがんだりしているみのりをただ黙って見ている冴子。

    そんなみのりを冴子は後ろからゆっくりと抱きしめた。
    しばらくのハグの後、冴子がGパンのベルトに手を置き
    「外してあげるから」と、ベルトの金具だけを外してみのりから離れた。
    みのりはゆっくりGパンをショーツを下してしゃがんだ。
    人気がないとはいえ屋外な事と、冴子の視線で、みのりがしたい事が身体に伝わらない。
    冴子が一旦立ち上がると、その瞬間に遅れていた脳からの伝達が伝わり、暖かいものがじわっと出てきた。
    冴子がしゃがみ、みのりの顔を見る。
    みのりは恥ずかしくて止めたいのだが、もう止まらない。
    脳も身体も今まで体感をしたことのない解放感と快感でいっぱいだった。
    冴子がやさしく頭をなでてくれたら涙が出た。
引用返信/返信

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■6995 / ResNo.1)  投稿者:ちょいとつぶやき
□投稿者/ 際@ソフトSM 一般人(2回)-(2013/01/02(Wed) 02:14:42)
    投稿小説はいづれも楽しみに読ませてもらっていました。
    読み手ばかりでは飽き足らず、ついに10年ぶりくらいにペンをとってみました。
    人生ベテランなビアンなので…
    みなさんに好まれるかどうかはわかりませんが、他の人が書いていないジャンルをチョイスしてゆくつもりです。
    swith Vo.2は予定はしています。いつになるかはわかりません。
引用返信/返信

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■6942 / 親記事)  二人の密かな楽しみ
□投稿者/ hime 一般人(1回)-(2012/12/05(Wed) 09:52:02)
     最初は悪ふざけのはずでした。
     ボイスチェンジャーを使ってSMのデリヘルを注文して、やってきた女の子を驚かせるというだけの。
     まさか、女の子が応じるとは思ってもいませんでした。
     それが……だんだんエスカレートして、もう後戻りが出来ないところにまで来てしまったのです。
     利香(仮名)はSMホテルの鏡の間の鏡の後ろに隠れています。この鏡はもちろんマジックミラーで、私が女の子に虐められるところはすべて利香に観られているのです。
     本来、脚をSMチェアに広げられて固定され、鏡に大映しになった部分を、
    「ほら、ここの名前言ってごらん」
     などと、羞恥責めに使うのでしょうが、私の場合、利香に観られるという恥ずかしさも加わるのです。
     今日もまた、女の子を呼んで二人の密かな楽しみが始まりました。
     まずは電話でのプレイ内容の確認です。
     これはすべて利香がやります。
     私の意思はまったく反映されません。
     あるときは全身をくまなく鞭打ったり……あとはとても口に出来ないような内容を告げるのです。
     電話を切り、
    「もう逃げられないよ。シャワー浴びたら」
     そう言って意地悪く笑う利香の口元は最高にセクシーで、思わず口づけしたくなるのでした。
    「ダメ。終わったらご褒美にかわいがってあげる。だからしっかり頑張って」
    「うん。がんばる」

     ホテルの戸を開けたときの女の子の驚きはいつものことです。
    「女の方、だったんですか」
     このときは本当に申し訳なく思います。
     私もノンケだったころは同性の身体にセクシャルに触れるなど、気色悪さの極みでしたから。
    「ダメ、ですか?」
    「ダメというか、私、女の人にはやったことがないので」
    「マゾの男性って、マゾの女性みたいに扱われるのが希望なんじゃないですか?」
    「確かに、女装して虐められたい方とかいますけど……」
    「そういう人として扱ってもらえませんか」
    「どうしても、というのであれば、やってみますけど。けど、本当に良いんですか、かなり過激な内容だと思うんですけど」
     ドキッとしました。
     たぶんこの子は同性のそのような姿を見たことはないのだろうと思うと、胸の奥が複雑に乱れました。
     けれど、自分の惨めな姿をみせるのはこの子にではなく、利香なのです。
     利香がそれを望むなら、私は何も躊躇しません。

     まずは全裸になり、鏡の前の鞭打ち台に両手両脚を固定されました。
     後ろからは恥ずかしい部分が丸見えになっているはずです。
     それはノンケの女性にとっては嫌悪の対象でしかないものでしょう。
     いったい女の子がどんな気持ちでそこを観ているのかと思うと、切ない気持ちになり、鞭打たれる前から泣けてくるのでした。
    「行きますよ」
     女の子が戸惑っているのがわかります。
     最初はみんなそうです。
     男になら、さあ行くよ、と言えるのでしょうが、年上の女性にはつい敬語になってしまうのでしょう。
     これも最初のうちだけですが。
     いつもの鞭打ち百発の刑が始まりました。
     鞭打ちが辛いのは五十発を過ぎたあたりからです。
     最初は惨めな気持ちを味わう余裕があります。
     けれどもう五十発を超えてくると、純粋な痛みに涙や嗚咽が止まらなくなります。一刻も早く終わって欲しい。それだけが願いになり、
    「もう止めて! もう耐えられません!」
     と泣き叫んでしまいます。
     けれど、どれだけ泣こうが叫ぼうが、絶対に途中では止めないという約束なのです。
     女の子の手が、おそらくプレイではなく、単なる物を扱うようなものに変わって来たこともわかります。
     全くの性的な対象ではない、変な同性の変な望みを、金を貰ってかなえているだけの、冷たいものです。
    「百回終わったよ。よく頑張った」
     女の子の口調は女王様に変わっていました。
    「次はペニバンだけど、どうする? どっちに入れる」
    「普通するように、して下さい」
    「アナルでいいんだね」
    「お願いします」 
     利香は私が普通に感じることを望んではいません。
     とことん惨めに堕ちた様を観たいだけなのです。

     一通りの責めが型どおりに終わり、男性なら射精で終わるような場面になりました。
     女の子が戸惑っているのがありありとわかります。
     プレイの間、女の子は一度も私の女の部分には触れませんでした。
     明らかに嫌悪の表情を何度も見せましたし。
     どこで終わって良いかわからず戸惑っている女の子に、
    「舌で逝かせてもらえませんか?」
     女の子の顔が今日いちばんの戸惑いの表情を見せました。
    「口で、ってことですか?」
    「そうです。ダメですか?」
     きちんと服を着た女の子に全裸でこのようなことをお願いする惨めさ。
     そしてその様子を悶絶寸前になりながら鏡の後ろで眺めている利香。
     もう触れてもらわずとも逝く寸前にまで気持ちは高まっています。
    「……ダメ、ですか?」
     女の子は、少し考えて、
    「やってみます。初めてなので、上手く行くかはわかりませんけど」
    「鏡の前に立ったまま、逝きたいんです」
    「わかりました」
     私は鏡の前に脚を開いて立ち、その前に女の子がかがみ込みました。
     女の子の舌が敏感な部分に触れました。
     普通なら嫌悪の対象でしかないだろう同性のこの部分に、この子はどんな気持ちで口をつけたのだろう。
     そう思っただけで、一度目の絶頂がやってきました。
    「もっと、もっとして」
     女の子の舌が答えました。
     二度目の絶頂が三度目の絶頂と重なり、次々と麻痺が続き、そして、自分では止めようのない奔流が……
     女の子は、
    「イヤッ!」
     と本気で叫んで私を突き飛ばしました。
     尻餅をついてもほとばしりはやむことなく、鏡の後ろから見たその姿がいかに惨めか、想像するだけで私のその部分は深いところから麻痺を始めるのです。
     この後、いかに私が無様で惨めだったか、詳細に語りながら愛撫する利香の手や口を想いながら。(終わりです。感想待ってます)
引用返信/返信

▽[全レス24件(ResNo.20-24 表示)]
■6979 / ResNo.20)  二人の密かな楽しみ その12 普通のセックス
□投稿者/ hime 一般人(13回)-(2012/12/20(Thu) 08:59:27)
     マリアは今度もゆきちゃんを連れてきました。
    「いま、うちのクラブで流行ってるんだ、強制レズってのが」
    「強制レズ?」
     利香は聞き返しました。
    「M男同士を強制的に愛しあわせるの」
    「何それ、気色悪い」
    「それぞれの女王様への忠誠心を競い合わせるのよ。69とかさせて」
    「ホントにするの?」
    「するわよ。させるの。これは女王同士の闘いでもあるし」
    「気色悪いけど、面白そう」
    「でしょ」
     そう言って、マリアは私とゆきちゃんを交互に見たのでした。
    「イヤ」と私は反射的に言ってしまいました。
     スタンガン付きヴァイヴで死ぬ寸前まで責められたことは忘れようにも忘れられるものではありません。
    「痛いことはしないから」とゆきちゃんは初めて私に声をかけました。「普通にしたらいいんだって」
    「私……」と息をのみました。
     私は利香やそのほかの女の子のときもずっと受け身で、快楽も苦痛もただ与えられるものをもらって来ただけでした。
     たぶん、ゆきちゃんもそうでしょう。
     そんな二人が「普通」にしても何も起きないのではないでしょうか。
     私達は普通にシャワーを浴び、普通にベッドの上に上がりました。
     ゆきちゃんは私の肩を抱いて軽くキスをしてきました。
     私の胸を触り、乳首をつまみ、
    「きれいよ。食べちゃいたい」
     そう言ってさらに激しいキスをしてきました。
     私もゆきちゃんの乳首を指に挟んで乳房全体をもみました。
     ゆきちゃんのやさしい吐息が快楽の始まりを告げていました。
     指を女の部分に感じたとき、私も思わず声を上げました。
     穏やかなセックスとはこれほど心地良いものかと、利香やマリアの視線も忘れ、これがプレイであることも忘れ、私はゆきちゃんと快楽を貪りあったのでした。
    (続くよ。ゆきちゃんいつもありがとう)
引用返信/返信
■6984 / ResNo.21)  二人の密かな楽しみ その13 利香の秘密
□投稿者/ hime 一般人(14回)-(2012/12/25(Tue) 09:22:14)
     思えば利香ともまともな普通のセックスはしたことがありませんでした。
     女同士でまともだの普通だのというのも変ですが、とにかく落ち着いて抱き合うとか、互いを思いやりながら愛撫したりとか、そういうことは一切なかったのです。
     利香もかわいそうな子で、父親が日常的に母親を殴るのを見て育ち、男性はもちろんダメ、女性ともSM的な関係しか結べないのです。
     利香が思春期だったとき、いつものように父親に殴られて床に倒れた母親が失禁するということがあったそうです。
     その様に利香は異様な興奮を覚えたと言います。
     私自身はイヤなのですが、利香が喜ぶならと、服を着たまま床に倒れた恰好でおもらしをしたことが何度もあります。
     これは見た目ほど簡単ではありません。
     まず、自分の意思では出来ないのです。
     いい大人ですから、常識や羞恥心が邪魔をしてさせてくれないのです。
    「しなさい!」
     と言われても、まず無理です。
     仕方なくポカリスエットをがぶ飲みして、トイレに行き、気分を高めた上で戻ってきて床に転がり、しました。
     利香はしている最中の私の顔に跨がり、女の部分を押しつけて腰を使い、何度も何度も気をやりました。
    「こんな私でごめんね。ド変態だよね、私」
     と冷静になった利香は言いました。
    「いいのよ。そんな利香が好きなんだから」
     これも事実で、仕方のないことです。(続くよ。感想待ってるね)
引用返信/返信
■6985 / ResNo.22)  二人の密かな楽しみ その14 恐怖の小瓶(終わり)
□投稿者/ hime 一般人(15回)-(2012/12/26(Wed) 08:40:24)
     ゆきちゃんとの穏やかなセックスが二人とも何度か逝って一段落し、二人揃って人の字に拘束されたところに、思いがけない人物がやってきました。
     私達の治療を担当した女医さんです。
     女医さんは利香とマリアに向かって言いました。
    「どうせこの後、瀕死になるまで虐め抜くつもりなんでしょ」
    「当たり前じゃない」と利香とマリアは口を揃えました。
    「こんなの見せられて何にもしないわけにはいかないわ」と利香は憤然とした口調で言いました。
    「あのね、あなたたち、やりすぎなのよ。本当に死んでごらん、事件になっちゃうわよ。こないだの釣り針だって、本来なら警察に通報すべき事案なの。私だからもみ消したけどね」
    「じゃあ、今回も見逃して」
    「だめ。もっと頭を使いなさいってこと」
    「頭を使う? なにそれ」
    「サディスティンは自分の欲望のままに虐め抜いてしまうからね。サディストの数倍危険なの。そのことを自覚して、もっと安全で、もっと刺激的な苦痛を与えなさいってこと」
    「たとえば?」
     そう聞き返したマリアの目は残虐な好奇心に輝いていました。
     それを眺めるゆきちゃんの顔は恐怖に引きつっていましたが、目には一抹の期待が表れていました。
    「今日持って来たのは」と女医さんはバッグから茶色の小瓶を出しました。
    「護身用のスプレーって知ってるでしょ。その中身」
    「護身用のスプレー? 中身?」
    「主成分は無害の唐辛子よ。害はないけど、手に塗っただけでも生皮を剥がれるように痛むの。外国では拷問や処刑用にも使われることがあるらしいの。これを使って拷問して、明日はこれを性器に塗るって宣告したら、どんな訓練されたスパイでも白状するか、その日のうちに自殺するんだって」
    「面白そう」とマリアの目が爛々と輝き始めました。
    「私も自分で試したことがあるんだけど、百倍に希釈した液をクリトリスに塗っただけでショック死するかと思うくらい痛かったわよ。そのあと一時間、シャワーで洗い流したけどね。ちょっとこれはもう、普通の人間が耐えられる痛みじゃないわ」
    「それが原液だったら?」と利香も嬉しそうに聞きました。
    「本物のマゾに塗ってあげたこと、何度もあるわよ。たいてい五分以内に泡を吹いて悶絶しちゃうわね。クリトリスやヒダヒダの奥にまで丁寧に塗り込んであげると、もう声も上げられない状態になって気絶しちゃうの。こんな痛みに耐えられるようにはなってないのね、人間の脳って」
    「脳、ですか」とマリアはさらに目を輝かせて言いました。
    「ただし、極限の痛みを感じた脳は、現実逃避を始めるの。この痛みは痛みじゃなくて快楽だって思い込んで、現実から離れようとするわけ。ある種の麻薬と同じ、エンドルフィンって快楽物質が脳に溢れるのよ」
    「痛いのが気持ちいいんだ」と利香もさらに嬉しそうに言いました。
    「この責めを受けた後のマゾ女ってすごいわよ。あそこに息を吹きかけただけで逝きまくるんだから。自分の意思じゃないの。脳がもう逝っちゃってるの。だから中毒になってしまうのね。私がやってあげたマゾ女で、この責めから逃れられた女は一人もいないわ。みんな定期的に責めて下さいってやってくるようになる。マゾにとっては究極の快楽だし、サドにとってはマゾを縛る究極の鎖ね」
     そう言って、その恐ろしい小瓶を二つ、一つはマリアに、もう一つは利香に渡したのでした。
    「そうそう、ゴム手袋は絶対に忘れないで。でないと、あなたたちが先に悶絶しちゃうわよ」
     はーい、とマリアと利香は無邪気な笑顔で答えたのでした。(一旦終わります。子供が冬休みに入っちゃったし)
     
引用返信/返信
■6986 / ResNo.23)  Re[14]: 二人の密かな楽しみ その14 恐怖の小瓶(終わり)
□投稿者/ ゆき 一般人(9回)-(2012/12/26(Wed) 14:09:14)
    hime様、沢山責めて下さってどうもありがとうございました。
    冬休みが終わってからの小説が今から楽しみです。
    ただ私ばかり感想を書いてしまって、
    他の方が書きにくくなってしまうのが心配です。
    こんなにハードで切ないSMもっと読みたいし、読んでもらいたいから。
    又、絶対に書いて下さいね。
引用返信/返信
■6987 / ResNo.24)  Re[15]: 二人の密かな楽しみ その14 恐怖の小瓶(終わり)
□投稿者/ hime 一般人(16回)-(2012/12/26(Wed) 18:17:49)
    ゆきちゃん
    いつも私の妄想につきあってくれてありがとう。
    年が明けたら、もっとハードに、ソフトに、繊細に、大胆に、微妙に、あからさまに、精神的に、肉体的に、指で、舌で、ヴァイヴで、ペニバンで、鞭で、縄で、鎖で、スタンガンで、防犯スプレーで、そして言葉で、可愛い口を、形の良い胸を、敏感なクリを、良く締まる膣を、禁断のアナルを徹底的に虐めてあげるね。
    死なない程度に。
    生きてることの悦びを教えてあげるよ。
    な〜んてね。
    もっと色々さらけ出してくれたら嬉しいな。
    私もリアルSMの経験ってほとんどないから。




引用返信/返信

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■6924 / 親記事)  蝶々
□投稿者/ ギン 一般人(1回)-(2012/11/14(Wed) 00:41:01)




    真っ黒な縄が肌の上を這い、至る所を絞め付けている。
    身体中を這う縄は、身体を動かす度に肌に食い込む。
    その度に平静を装いながら、内心甘美な刺激に悶える。




    (ああ・・・・誰か気付いているかもしれない・・・・)




    真昼間のオフィスで、私は一体何をしているのだろう。
    スーツの下に身に着けているのは、この縄だけだ。
    下着もキャミソールも一切身に着けていない。
    それが余計に私の興奮と羞恥心と被虐心を煽る。




    「相崎さん、ちょっといい?」



    「あ、はい」




    自分のデスクで書類を整理していると、上司からの呼び出し。
    椅子から立ち上がろうとしたが、それに合わせて縄が食い込む。




    (あっ・・・・)




    下着の代わりに縄が這わされ、敏感になっている身体。
    特に“ある場所”は朝からずっと熱く、乾くことを知らない。
    きっとそこの部分の縄はさぞかし濡れて汚れていることだろう。




    「相崎さん?どうかしましたか?」



    「い、いえ・・・・」




    なかなか上司の下へ行かないのを不審に思ったのだろうか。
    隣のデスクで仕事をしている後輩が心配そうに声を掛けてきた。
    愛想笑いを浮かべたが、不審そうな色は消えていなかった。




    (不思議がってる・・・・ばれたらどうしよう・・・・)




    上着を羽織った状態で、縄のことは気付けないだろう。
    しかし、もしかしたら不審に思う人がいるかもしれない。
    そのスリルが、更に心の中の色々なものを煽り立てる。




    「相崎さん、この書類のことなんだけど・・・・」




    上司が話している間、座っている上司の横に立ちっ放し。
    書類に目を落とし話を聞こうとするが、あまり集中出来ない。
    どうしても縄の方に意識がいってしまうからだ。




    「・・・・相崎さん、どうかしたの?」



    「えっ?」



    「さっきからずっともじもじして・・・・もしかしてお手洗いに行きたい?」



    「い、いえ・・・・何でもないです、すみません」




    無意識に太股を擦り合わせてしまっていたようだ。
    上司が小声で気遣ってくれたが、何人かがこちらを見た。
    しかしそれも数秒のことで、すぐに自分の仕事に戻る。




    (ああ・・・・もっと見てくれてもいいのに・・・・)




    尚も続く上司の話を聞く振りをしながら、妄想に耽る。
    もしばれてしまったら、自分はこの職場にはいられない。
    しかし、ばれた時の妄想は止まるところを知らない。




    (きっと噂になって、軽蔑されてしまう・・・・)




    その時のことを考えただけで、更に身体が火照った。
    身体の奥がきゅんとなって、より一層密が溢れ出す。
    胸が高鳴り、頬が紅潮し、厭らしい気分に浸った。




    「ということでよろしくね」



    「はい、分かりました」




    自分のデスクに戻ろうとしていた時、チャイムが鳴った。
    お昼のチャイムが鳴るなり、大勢の人が席を立った。
    自分も上司に渡された書類を置くと、食堂へ向かった。




引用返信/返信

▽[全レス13件(ResNo.9-13 表示)]
■6937 / ResNo.9)  蝶々  5
□投稿者/ ギン 一般人(7回)-(2012/11/22(Thu) 18:58:18)





    16時過ぎ、ポケットの中の携帯が震えた。
    終わる時間が近付いているため、周りは慌ただしい。
    私もつい先程まで先輩の指示に従って動いていた。




    (きっとあの4人のうち誰かからだ・・・・)




    携帯の画面を確認すると、今のはメールだったようだ。
    それを確認すると、口の中の水分が急激に減っていった。
    心臓が痛くなってしまうぐらいに勝手に鼓動を速める。
    指先が細かく震えるためか、なかなかメールを開けない。
    早く読みたい気もするし、そうでない気もする。




    (・・・・やっぱり・・・・!!)




    ようやくメールボックスを開くことが出来、息を飲んだ。
    メールを送ってきたのはやっぱり4人のうちの1人。
    自分と同期である菖蒲美穂からのものだった。




    『もうすぐ仕事が終わるでしょ?
     終わったらすぐに会社を出なさい。
     近くのレストランの前に集合。
     


     見て、あなたのこの写メ。
     とても厭らしいわよ。
     この時何を考えていたのかしら?』




    絵文字も顔文字も一切ないシンプルなメールだった。
    メールには、昼休憩に撮影された写メが添付されていた。
    化粧台の上で限界まで開脚している自分の写メだ。
    画質がよく、細部まではっきりと写っている。
    照明の加減で、秘所が濡れているのがよく分かる。




    (仕事が終わったらレストランに集合・・・・)




    会社付近には、多くの飲食店が立ち並んでいる。
    カフェやファーストフード店、レストランにファミレス。
    どのレストランかはメールには書かれていない。
    レストランは会社付近に数店舗あるはずだ。




    (探し出せってこと・・・・?)




    幸い、全ての店舗が点在しているわけではない。
    全てのレストランが同じ方向にある。
    きっと見つけるのに時間はかからないだろう。




    (レストランで食事するだけなのかしら)




    そんなわけはないと思いつつも、甘い考えを抱く。
    きっと食事はついでで、他に目的があるはずだ。
    だが、それはあの4人だけが知っていること。
    私には到底分からないし、分かっても逆らえない。




    (今夜は何をされるの・・・・?)




    昼休憩には不安と恐怖と絶望と悲しみしかなかった。
    今では希望や興味を抱き始めている自分がいた。
    やっぱり自分の性癖は歪みに歪んでいるのだろう。
    考えるだけで秘所は濡れ、身体の奥が疼く。




    「相崎さん、この書類なんですけど・・・・」




    人の声がして、慌ててメールボックスを閉じて振り向く。
    そして指示を聞き、言われた通りに作業をこなす。
    何度も下半身に手が伸びそうになるのを必死で耐えた。




    (ああ触りたい・・・・だけどこれ以上ばれるわけには・・・・)




    自分は今、防寒対策のブランケットを掛けている。
    そのブランケットが上手い具合に隠してくれるはずだ。
    散々迷ったが、意を決して左手を机の下にやった。




    (熱い・・・・早く触りたい・・・・)




    スカート越しに撫でてみると、すっかり熱くなっている。
    今にもスカートに染みをつけそうで、ひやひやする。
    ブランケットの下でスカートを少しめくり上げた。
    周りを確認するも、誰も自分に注意を向けていない。
    更にスカートをめくり上げ、自分の太股を撫で回した。




    「先輩?」




    突然聞こえた声に驚き、ビクリと大きく肩が揺れた。
    声を掛けてきたのは、隣に座っている例の後輩だ。




    (どうしてこの子はこうもタイミングがいいの?狙ってるの?)




    ばれないようにスカートを元に戻し、左手を出す。
    後輩は疑っているような目でブランケットを見ている。
    また心臓が壊れそうなスピードで動き始めた。




    「ど、どうしたの、東雲さん。何か用?」



    「先輩・・・・ちょっと来てくれます?」



    「痛っ!」




    私が答える前に、腕を強い力で引っ張られた。
    そのまま有無を言わさず連れ去られる。
    数人がこちらを見たが、引き留めはしなかった。




    「ちょ、ちょっと!腕痛いっ!」




    強く握られた腕は鈍く痛むが、離してくれない。
    そのまま引きずられるような形で歩かされる。
    そして、近くのトイレの中へと引きずり込まれた。
    トイレの突き当りまで来て、ようやく腕から解放された。




    「何なの!?いきなりトイレなんかに連れ込んで!!」



    「先輩・・・・先輩がそんな趣味だとは思いませんでしたよ」



    「はっ・・・・!?」



    「まさか仕事中にスカートをめくり上げるなんて・・・・」




    今日はとことん運が悪い日のようだ。
    あの4人だけではなく、後輩にもばれてしまった。
    しかも、同じ部署で隣同士の席の後輩に。





    「な・・・・そ、そんなことしてるわけないでしょう!?仕事中よ!?」



    「じゃあその染みは何ですか?」




    後輩の指が指した先へと視線を向ける。
    そこには、微かだが確かに染みがあった。
    他の場所よりも色が濃くなってしまっている。
    自分ではずっと気が付かなかった。




    「ていうか先輩、ずっと様子がおかしかったんですよね。
     妙にもじもじしてて、落ち着きなくて、顔が赤くて・・・・。
     最初は体調不良かなって思って、心配してたんです。
     でもまさか興奮しているからだなんて思いもしませんでしたよ」



    「ちょ、ちょっと!!変なことを言うのはやめてよ!!」



    「誤魔化せるかもなんてことは思わない方がいいと思いますよ?
     私、ちいさい時から勘が鋭い方で、すぐ分かっちゃうんですよ。
     それに昼休憩に食堂の近くのトイレで先輩の声、少し聞こえちゃったし。
     少なくとも昼休憩に食堂の近くのトイレで、ヤってましたよね?」



    「なっ・・・・・なっ・・・・・!!」




    もうまともな単語すら口に出すことが出来なかった。
    上手く言葉を思い付けない、上手く声が出ない。
    ただただ、真顔で冷静な分析をする後輩を見ていた。




    「図星、っていうような顔ですね。先輩は分かりやすすぎるんですよ」




    私はもう何も言えず、後輩から視線を逸らした。
    後輩の視線を痛いほど感じるが、後輩を見れない。




    「先輩・・・・このこと、誰にも知られたくないですよね?
     私に他の人にばらして欲しくないですよね?」




    後輩はゆっくりと私を壁際に追い詰めてきた。
    素直に後ずさりをしていたが、背中が壁に当たった。
    冷たい床に背中が当たって肩が揺れ、息を飲んだ。
    後輩はニコリともしないまま、私の頭を撫でた。




    「そりゃそうだけど・・・・どうしたらいいの・・・・?」



    「・・・・先輩が私のペットになってくれるなら、内緒にしてあげますよ」




    つまり、後輩の言うことを聞け、ということだろう。
    あの4人と全く同じ脅しをかけられてしまった。
    私はトイレのタイル張りの床を見つめたまま、喋らない。
    “暇つぶしの玩具”の次は“後輩のペット”。




    (全て自分が悪い・・・・会社内でこんなことをしていたから・・・・)




    自己嫌悪に陥り、段々と気分が悪くなってきた。
    頭の奥が痺れるような感覚がし、眩暈がする。
    喉は張り付き、口内の水分はなくなった。
    相変わらず心臓はうるさく、嫌な汗が出始めた。




    「・・・・さあ、どうしますか、相崎先輩。
     私のペットになりますか、それとも・・・・会社、辞めますか?」





引用返信/返信
■6938 / ResNo.10)  蝶々  6
□投稿者/ ギン 一般人(8回)-(2012/11/22(Thu) 21:57:27)





    「わ・・・・私は・・・・・」



    「ま、先輩に選択肢なんてありませんけど。
     生憎私には、何もせずに黙ってあげるほどの優しさはないんで。
     最初から先輩は私のペットになるって決まってるようなもんですよ」




    やっと微笑みを浮かべた後輩は、私の口の端に唇を落とした。
    そしてそのまま唇を滑らせ、顎や首にも唇を落としていく。
    肌と唇が触れるか触れないかぐらいの距離で移動する唇。
    私はそれだけでぞくぞくとした快感を感じてしまった。




    「あっ・・・・」



    「先輩も乗り気みたいですね・・・・。
     だけど、今日はシてあげません。
     代わりに明日は空けておいて下さいね?
     週末は先輩とお泊り会するんで」




    またもやトイレでぼーっとしていた私に拒否権はない。
    後輩はここに来て初めてニコリと満面の笑みを浮かべた。
    そのままあっさりと離れ、私を彼女から解放する。




    「さ、先輩、仕事に戻りましょう!みんなに気付かれちゃいますよ!」




    そう言うと、自分だけさっさと行ってしまった。
    私はしばらく立ち尽くしたまま動けなかった。




    (東雲さんにもばれてしまうなんて・・・・)




    今までの生活が、180度回転してしまった。
    今日1日で5人もの人にばれてしまった。
    これからどうなるかが一切分からない。




    (退職した方がいいのかな・・・・・でも・・・・・)




    この会社を辞める気には到底なれない。
    それに今は就職難の時代のうえ不況。
    転職しようにも転職出来る可能性は低い。
    きっと辞めてしまったら生活に困るだろう。
    辞めたくても辞められなかった。




    (とりあえず仕事を終わらせて菖蒲さんたちと落ち合わなきゃ・・・・)




    トイレから戻ると、あと30分で終わる時間だった。
    後輩は何事もなかったかのようにパソコンに向かっている。
    周りの人はラストスパートをかけているようだ。
    自分も仕事を片付けてしまおうと、席に着く。
    後輩の方を一瞥したが、視線が合うことはなかった。




    (もう嫌・・・・最悪・・・・早く5人とも飽きてよ・・・・)




    憂鬱な気分で書類をまとめ、パソコンにデータを打ち込む。
    その後は、近々自分が出席する会議のための資料を保存した。
    丁度保存したUSBを抜き取った時、終わる時間になった。
    スピーカーからはそれに合わせてチャイムが鳴り響く。
    途端に社員は全員仕事を切り上げ、片付けをし始めた。




    「お疲れさまー」



    「お疲れさまでしたー」




    私も近くの人に声を掛け、会社を後にする。
    これから向かうのは、勿論、待ち合わせ場所のレストランだ。
    コートの前を留めると、レストランの方向へと歩き出す。




    (寒くなったなあ・・・・)




    すっかり風が冷たくなり、暗くなるのも早くなった。
    これから本格的に冬が始まろうとしている。
    もうそろそろ雪が降り始め、もっと寒くなるだろう。




    「どこだろ・・・・」




    きょろきょろしながら4人の姿を探す。
    すると、それらしき人が視界に入った。
    イタリアンレストランの前だ。




    「お・・・・遅くなりました・・・・!」




    携帯から顔をあげたのは、倉本さんだった。
    他の3人はまだ来ていないらしく、姿が見えない。




    「私も今来たところよ。他の3人はまだみたいね」




    微笑んだ倉本さんは、綺麗なお姉さんだった。
    美人という言葉が似合うような、そんな容姿だ。




    「渡瀬さんは遅くなるかもって言っていたわ」



    「・・・・そうですか・・・・」



    「ふふっ、そんな寂しそうな顔をしなくてもいいじゃない」



    「そ、そんな顔してません」



    「あら、無意識?」



    「倉本さん、相崎さん、待った!?」




    そこに小走りで渡瀬さんがやって来た。
    何やら大きめの紙袋を手に提げている。
    ロゴを見ると、ある古着屋のロゴだった。
    古着屋をよく利用するのだろうか。




    「そんなに待ってないわよ、2人とも今来たし」



    「そう、そうならよかったー!」




    その後、菖蒲さんと海原さんもやって来た。
    揃ったところで、レストランに入る。





引用返信/返信
■6939 / ResNo.11)  蝶々  7
□投稿者/ ギン 一般人(9回)-(2012/11/23(Fri) 00:42:02)
    2012/11/23(Fri) 00:43:09 編集(投稿者)





    そのレストランは割と有名らしかった。
    店内はとても落ち着いた静かな雰囲気。
    料理も美味しくて、かかっている音楽もいい。
    全てにおいて良かったレストランだった。
    有名になるのも頷けるお店だったと思う。




    「さて、次行くわよ!」




    まとめるのが上手い菖蒲さんが取り仕切った。
    車で通勤しているらしい倉本さんの車に乗り込む。
    私は渡瀬さんと海原さんに挟まれて座らされた。
    レストランでは私だけが無口なまま食事をした。
    話すことはないし、何を話したらいいか分からない。
    聞かれた質問に答えるぐらいしかしなかった。




    「そういえば自己紹介がまだだったわね、相崎詩織さん。
     私は渡瀬由美、あとは海原和泉、菖蒲里香、倉本忍」




    なぜ私の名前が知られているのかは分からない。
    でもとりあえず他の4人の名前を知ることが出来た。




    (かといって距離が縮まるわけではないんだけどね・・・・)




    まるで私が逃げることを警戒するかのような態度だ。
    端に座ろうとしたのだが、真ん中に追いやられた。
    レストランでも倉本さんと渡瀬さんの間に座らされた。
    常に私が逃げられないようにされているようだ。




    (逃げるわけないじゃない、そこまで馬鹿じゃないわ)




    だけど逃げたいと思ってしまうのもまた事実。
    かえってこうされた方が諦めがつくかもしれない。
    依然として4人が仲良さげにしている中で考えた。




    「さあ、着いたわよ」




    気付いたら、乗っている車はどこかの駐車場に入っていた。
    俯いたままだったため、ここがどこなのか分からない。
    周りの様子を見るに、立体駐車場ではないだろうか。
    倉本さんは見事に一発で車をバックで駐車した。
    車が斜めになることなく、真っ直ぐで綺麗だ。




    「相変わらずテクニシャンねー」



    「やめてよ、変な風に聞こえるじゃない!」



    「さ、相崎さん、降りるわよ」




    海原さんに腕を引かれ、車から降りて歩き出す。
    エレベーターに乗り込み、下に降りていく。
    地下にお店か何かでもあるのだろうか。




    「さあ・・・・・着いたわよ、相崎さん」




    受付らしきところがあるが、相手の顔は見えない。
    海原さんが何か券を買い、受付の窓口から差し出した。
    お互い無言のまま、今度はカードキーを受け取る。
    そして私たちはまたエレベーターに乗り込んだ。




    「4階よ」




    エレベーター内の“4”の数字が光る。
    あっという間に目的地に到着したようだ。
    やはり囲まれるようにして歩き出す。




    「つーいた」




    いくつも並んだドアの内の1つの前で立ち止まる。
    風景はどこかのホテルのようで、嫌な予感がした。




    (もしかしてここ・・・・ラブホテル・・・・・?)




    カードキーを差し込み、ドアを開けてぞろぞろと入室した。
    入った瞬間センサーが反応したのか、全ての照明が灯った。
    明るく照らされたのは、大きなベッドや大きな液晶テレビだ。
    奥へと進むと、ガラス張りの広い浴室なんかもあった。
    嫌な予感は的中した、ここはどこかのラブホテルらしい。
    しかも、普通のカップルが利用するような部屋ではない。
    天井からフックやら何やらがぶら下がっているからだ。
    それ以外はビジネスホテルなどど大して変わらない雰囲気。




    「ふふふ、今夜は5人で楽しみましょうね・・・・?相崎さん」





引用返信/返信
■6943 / ResNo.12)  Re[7]: 蝶々  7
□投稿者/ たぬき 一般人(5回)-(2012/12/05(Wed) 13:21:46)
    変なこと書いてごめんなさい。私のせいですか・・・?続きを楽しみにしています。ずっと待ちます。
引用返信/返信
■6983 / ResNo.13)  NO TITLE
□投稿者/ 郁美 一般人(1回)-(2012/12/25(Tue) 02:37:26)
    続き、お願いします_(..)_

    (携帯)
引用返信/返信

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