SMビアンエッセイ♪

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■6227 / 親記事)  終わらない
□投稿者/ Roy 一般人(2回)-(2010/04/11(Sun) 23:36:39)
    藤原四季は、将来化学の高校教師を目指す大学4年生。22歳。
    小学生の頃から理科でやる実験が好きで、ずっと何年も憧れていた職業だった。
    子供も好きだし、先生や両親の薦めもあって目指し始めた職業でもある。
    今年は今までの勉強の仕上げとして、教育実習がある。
    それが今日から始まる、私立桜華高校での教育実習だ―――――。






    「それじゃあよろしくお願いしますね、藤原さん」



    朝の職員会議で紹介された私は、教頭である前澤悦子に呼び出されていた。
    悦子は40代後半だが見た目は30代後半、つまり10歳ぐらい若く見える女性だった。
    厳しそうな雰囲気を醸し出していて、黒髪を後ろで丸く結んでいる。
    パッと見が厳しそうなのは、多分彼女が使用している黒縁眼鏡のせいだろう。
    そんな悦子が座っている、職員室の1番奥の黒板の前、ドアから真っ直ぐ行ったところ。
    そこの前に立たされている四季は、これから担当の2年3組の教室へ向かう。



    「はい・・・出来る限り頑張ってみます・・・・」




    実はついさっき、本来2年3組を担当している教師が入院したことを聞かされた。
    何でも昨日車で事故に遭って、2ヶ月ぐらい入院が必要な重体らしい。
    それを聞いた途端、四季のテンションは下がってしまっていた。
    しょうがないということで、四季が2年3組の担任代理に任命されたからだ。
    これも経験のうちよ、と笑って見せた悦子は、四季に断らせてはくれなかった。
    何でこんなことになってしまったんだろう、と、四季は何度目かの重い溜息をついた。




    「じゃあ、2階の教室に向かってちょうだい。早くしないと、遅れてしまうわよ?」




    そう言われた四季は、もう決まったことなんだからと自分に言い聞かせて職員室を出た。
    しかし、楽しみにしていたはずの教育実習だったのが、一気にどん底の地獄だ。
    教室の位置は分かっているものの、正直行き辛いというのが四季の本音だ。
    だが教師になった後、四季もいつかは担任になる可能性がある。
    その予行練習だと思うと、いくらか重かった気分が軽くなった気がした。



    職員室の向こう側にある階段を下り、2階の教室へと行くのは簡単だった。
    あっという間に静かな教室の前に立った四季は、何回か深呼吸を繰り返した。
    大丈夫、問題児クラスなんじゃないんだから、と自分を落ち着かせる。
    女子校だし、共学のように乱暴な生徒もいないだろう、大丈夫。
    どきどきとうるさい心臓をなるべく意識しないようにして、ドアをガラッと開けた。




    「お・・・おはようございまーす」




    教室中の生徒達が、一斉に黒いスーツ姿の四季の方に視線を向けた。
    途端にひそひそと近くの人同士で話す声が聞こえ、緊張がピークに達しそうだ。
    痛いほどの視線を浴びながら、四季は教卓の上に持っていた出席簿を置いた。
    すると、ひそひそ声はおおかた止まって、緊張し切っている四季を見つめ続ける。




    「今日から教育実習生として来ました、藤原四季です。担任の先生が今日から入院するということで、私が担任代理を務めることになりました。
     本来なら2週間で実習期間は終わりですが、先生の入院期間が2ヶ月のため、特別に2ヶ月間この学校で実習をします。
     まだまだ教師として足らないことばかりですが、よろしくお願いします」




    そういってお辞儀をした四季に、温かい拍手がクラス中の生徒達から送られる。
    ほっとしながら顔を上げると、中央の列の1番後ろの生徒が手を挙げていた。
    四季は教卓の右隅に貼られた座席表を見ながら、手を挙げている生徒の名前を呼んだ。




    「えーっと・・・・篠塚、玲さん」


    「藤原先生は、独身ですか?」




    え?と四季が固まる中、クラス中から期待を込めた視線が四季に注がれる。
    かっこいい男性教師なら年頃だし分かるが、同姓の教師である自分にされるとは思わなかった。
    しかし、自分のことを知ろうとしてくれるのだから、誠意を持って答えなければならない。
    それに女子校だから、自分が通っていた共学とは感覚が違うのかもしれなかった。




    「私は独身です。ちなみに恋人もいません」




    昔友達から聞いた、『女子校や男子校は、レズやホモが多い』という噂が頭の隅を掠めた。
    しかし、それはただの噂。そんなわけはないだろう、普通に異性の恋人がいるはずだ。
    何でそのことが今この時に脳裏を掠めたのか、四季本人には全然分からなかった。
    多分、自分の恋愛について同姓の生徒から質問を受けたせいなんだろう。




    「じゃあ、募集中ってことですか?」


    「そうですねー、募集中ってところかな」




    その答えに、再びクラス中の生徒達がなにやらざわざわと騒ぎ始めた。
    何でこの答えで騒ぎ始めたのか分からないまま、なんとか四季は静寂を取り返す。
    女子校に通っていたという友達に何か聞いておけばよかったと後悔しながら、朝礼を終えた。










    朝礼後、1限目の授業の準備をするために職員室に戻った四季に、悦子が近寄って話しかけた。
    四季はこれから、さっき朝礼を済ませた2年3組で授業を始める予定になっているのだ。




    「朝礼だけだったけど、どうだったかしら。2年3組の様子は」


    「共学に通っていたのでまだ戸惑いはありますけど、いい子達そうで安心しました」


    「そう、なら良かったわ。じゃあ、これからも引き続きよろしく頼むわね」


    「はい、分かりました」




    笑顔を浮かべている四季が職員室を出て行くのを見ていた悦子は、誰にも聞こえないように呟いた。
    その一見クールに見える美しい顔に、にやりとした微笑を浮かべながら。




    「いい子達ばかりだといいけどね」




    そんな悦子を見たこの学校の教師の1人、数学担当の大宮晴香がくすっと笑いを零した。
    晴香は教師歴6年目の教師で、もう31歳になろうとしている教師だ。
    四季にあてがわれた席の隣を使っている晴香には、悦子の顔がよく見える位置なのだ。




    「教頭も意地悪ですよね・・・わが校の『秘密』を教えてあげないなんて」


    「あら大宮先生、そちらの方が楽しめるじゃない。私達も、生徒達も・・・・」


    「確かにそうですけどね。逃げられるよりは断然マシですよ」


    「ふふ・・・・・藤原さんも可愛そうな人ね。運が悪かったわね」




    そう言った悦子も晴香も、歪んだ笑みを浮かべた。
引用返信/返信

▽[全レス4件(ResNo.1-4 表示)]
■6228 / ResNo.1)   終わらない 2
□投稿者/ Roy 一般人(3回)-(2010/04/12(Mon) 00:09:44)
    さっきよりも緊張も不安もなく、四季は2年3組の教室のドアを開けた。
    悦子や晴香が職員室であんな会話を交わしているとは、微塵も思わないままで。




    「・・・・あれ?」




    教室に入った四季は、驚愕してドアを閉めた入り口のところで立ち止まった。
    さっきまで綺麗に整頓されて並べられていた机が、全部後ろに下げられていたのだ。
    その代わりに、生徒達が空いた場所に円形になって座り込んでいるではないか。
    床に座り込んでいるブレザー姿の生徒達は、明るい笑顔を浮かべて驚く四季を見つめている。




    「え、みんなどうしたの!?机は?」


    「邪魔だったので、後ろに下げておきました」


    「授業で使うのに?今日は化学室じゃなくて教室でやるつもりなんだけど・・・」


    「ええ、授業は受けますよ、ちゃんと」




    ね?と微笑んで見せたのは、長身でモデル体系の、綺麗な顔立ちの生徒だった。
    いまいち状況が飲み込めていない四季を見てあ、と声を漏らすと、またにこっと笑った。




    「すみません、自己紹介全然してなかったので、名前とか分かりませんよね」


    「え、あ、うん・・・・・」


    「じゃあ今からしますね。私は遠藤千佳といいます」




    そうして円形になった2年3組の生徒達は、どんどん順番に自己紹介を済ませる。
    何とか名前を聞き取りながら、四季は前の下げられていない教卓に教材を置いた。
    授業を受ける、と千佳は言っていたが、教材は何1つ用意されていなかった。
    首を傾げて考え込む四季の腕を、近くにいた1人の生徒が引っ張った。
    彼女は朱里と名乗った生徒で、四季をぐいぐいと円形の中央に連れて行ってしまう。
    まだ戸惑いと驚きで頭がいっぱいの四季を見て、優衣という生徒が首をひねった。




    「あれ?他の先生から聞いてないんですか?私達が『ある意味』問題児クラスってこと」


    「え・・・・?あなた達が・・・・?そんなことちっとも聞いてないわ」


    「じゃあ、この学校の秘密も仕組みも、全部知らないわけだ・・・・ふーん、先生達も意地悪だなあ」




    そう言って四季の身体を、頭のてっぺんから爪先まで朱里はじろじろと眺めた。
    中肉中背、顔は中の上か上の下といったところ。髪は茶色のショートヘア、耳には赤いピアス。
    黒いスーツを着て、水色のシャツのボタンは2つだけ外されていた。
    短めなスカートからはすらりとした黒いストッキングに包まれた足が伸びている。




    「聞いてるからそんな煽るような格好してるのかと思ってたのに、違うんだぁ・・・」




    四季の後ろで立ち上がったのは、朱里と双子だと自己紹介の時に言っていた朱音だ。
    朱音は四季の真後ろに立つと、腕を組んでじっとなにやら少し考え込んでしまったようだ。
    クラス中から浴びせられるなぜか恐怖と不安を感じる視線に、四季は絶えかねて口を開いた。




    「何なの!?こんなのは早くやめて、授業をちゃんとしましょう?!」




    そんな四季の目の前につかつかと千佳が近寄ってきて、ぐいっと強い力で顎を掴んだ。
    その行動に驚いた四季が逃げようとするも、意外と千佳は力があるらしい、びくともしない。
    千佳は逃げようとする四季の様子を楽しみながら、そっと優しく耳元で囁いた。
    彼女に唇を耳元に寄せられた四季は、ついびくりと身体を震わせた。




    「今日から、先生にじっくり実習させてあげる・・・・学校中でね」




    そう言うと千佳は温かい舌を四季の耳に這わせ、中に舌を入れて掻き回した。
    くちゅッ、と音を立てて耳を舐められた四季はまた身体を震わせ、その感覚に耐える。
    そのまま唇を四季の口元へ運んだ千佳は、そっと震えるその唇に自分の唇を重ね合わせた。




    「・・・・ッ、ふ、」




    抵抗して口を閉ざしたままの四季の鼻を摘み、口を開けさせると、千佳は素早く舌を割り込ませた。
    歯列をなぞられ、上顎をなぞられ、舌を絡まされ、くちゅくちゅと口内で柔らかい舌が勝手に暴れ回る。
    それと同時になにやら甘ったるい液体を流し込まれ、四季はうっかりそれを飲み込んでしまった。
    しっかりと喉を通っていったのを確認した千佳は、やっと四季から唇を離した。
    四季の口端から垂れている、飲み込み切れなかった液体と唾液を拭ってやる。
    すぐさま逃げようとした四季だが、入り口近くまで走った時、がくんと全身から力が抜けた。
    脚が折れ、床に座り込んでしまって混乱している四季を、クラス中の生徒達は楽しそうに眺めている。




    「な、んで・・・・!?身体が熱い・・・ッ・・・・!!」




    座り込んでしまってから、徐々に運動した後のような熱が体内から溢れ出す。
    熱と一緒に、以前恋人と身体を交えた時に味わった快楽の疼きも、身体中を走った。
    頬を赤らめ、息を荒げ、うっすらと汗をかき始めた四季はあっさりと円の中心に連れて行かれた。
    腕を掴まれるだけでジーンと痺れるような疼きが走り、つい甘い声を漏らしそうになるのを我慢する。




    「さあしっかり実習して下さいね、藤原せんせ・・・・?」
引用返信/返信
■6229 / ResNo.2)  終わらない 3
□投稿者/ Roy 一般人(4回)-(2010/04/12(Mon) 22:36:49)
    後ろに回った誰かに、いい匂いがするハンカチで視界を奪われ、床に転がされる。
    四季に抵抗する間を与えず、手足も縄のようなもので縛られてしまった。
    慣れているかのような手際のよさと、準備万端なことから、事前に計画されていたことなのだろう。
    媚薬が効いた火照る身体をどうにか沈めようとする四季を、32名の生徒達が見下ろしている。
    呼吸を荒げている四季のスーツを、数人がカッターか何かで切りつけていく。




    「やだっ、やめて!!!人を呼ぶわよ!!!」


    「誰も来ないよ、先生。隣のクラスは調理実習だし、1組は視聴覚室を使った授業だから」


    「誰かっ、誰かこの子達を止めてッ!!!きゃああああッ!!!!!」




    どんなにもがいて悲鳴を上げても、周りの生徒達は嬉しそうに笑って流すだけだ。
    その様子が楽しくてしょうがないというように、自分の携帯で写メを撮る生徒までいる。
    あっという間にずたずたに裂かれたスーツは最早衣服の役割を果たしていない。
    ただの布切れと化したスーツの生地も力づくで取り払われ、四季は下着姿にされてしまった。
    黒いレースつきの白いブレジャーとパンツ姿の四季は、次にお尻を高く上げさせられた。
    上半身は低く床につけ、お尻を突き出す格好にされた四季は、恐怖でかたかたと小さく震えている。




    「先生、大丈夫。いい子にしてたら痛くはしないわ」




    声だけだが、その初めて口を開いた生徒は百合だとかろうじて分かった。
    そして安心させるかのように、誰かのひんやりとした手が四季の腰に触れた。
    びくり、と震えた白い肌を撫でながら、千佳の声が四季の鼓膜を震わせる。




    「でもまずは綺麗にしなきゃ駄目だからね・・・?杏奈、由美、あれをお願い」




    どうもリーダー的な存在である千佳が言うと、2人が立ち上がる音が聞こえた。
    そしてちゃぷちゃぷという水音と共に、再び近くに寄ってくる気配がした。
    不安に思う四季の腰から太腿へと手を滑らせた千佳が、あやすような声で言った。




    「さあ、始めましょうか。じゃあ智、よろしく」


    「ええ。任せて」




    智と呼ばれたハスキーな声の生徒が、四季の背後に回って、両足を左右に開かせた。
    まだ震えている四季の滑らかな肌を焦らすように撫でて、お尻も両手で開く。
    途端にびくり、と震えて抵抗しようとする四季だが、縛られているせいでか弱いものである。




    「後ろも可愛がってあげるのが私達の暗黙のルールなの。最初は嫌かもしれないけど、すぐに慣れるから安心してね」




    するするとパンツを膝まで下ろされるが、邪魔だからと切り取られてしまった。ブラジャーも続いて切られる。
    完全に裸にされた四季は羞恥で顔を耳まで真っ赤に染め上げ、首をふるふると左右に振った。
    智はそんな四季を見て止めることなく、さっき杏奈と由美が持ってきたものを手にした。
    それは、花に水をあげる時によく使う緑色のじょうろで、中には冷たい水道の水が入っていた。
    じょうろの口を慣らしてもいない後ろの穴にあてがった智は、にっこりと笑った。




    「じゃ、痛いけど我慢してね」


    「―――――い゛い゛ッあ゛、痛いッ、抜いて・・・・ッ!!!」




    躊躇も何もなく突き入れられた痛みに、四季は足をばたつかせて悲鳴を上げた。
    じょうろの口で切れたらしく、入り口には少量の血が滲んでしまっている。
    そんなことは無視して、智はじょうろを前の方に倒して中に水を注ぎ込んでいく。
    水道の冷たい水がどんどん入り込んで、四季のお腹をどんどん膨らませていっている。
    本来出す役割を担っている場所に、それとは逆に外から入れられている。
    その不快感に四季はハンカチの下で眉間に皺を寄せ、同時に屈辱に涙を浮かべた。
    そんな四季を知ってか知らずか、智は容赦なく水を全部中に入れてしまった。
    結構な量を注ぎ込まれた四季のお腹は、妊婦のようにぷっくりと膨らんで張っている。




    「あ、や、あ・・・・ッ、」


    「このぐらいで音を上げないでね?せーんせ?」




    智はじょうろの口をゆっくりと抜くと、代わりに何か硬いものを新たに突っ込んだ。
    それは生徒達が普段授業で使っている文房具、水色のボールペンだった。
    1本差し込まれたかと思うと、色ペンやらシャーペンやら何やらが次々と入れられていく。
    その度に穴に力を入れて拒もうとする四季だが、中の水が出そうになってしまって慌てて緩める。
    緩んだ時に一気にペンが入れられ、また力を入れて拒み・・・・の繰り返しだ。
    4本ぐらい入れられた時だっただろうか、四季の大きなお腹からぐるぐるという音が聞こえた。
    最初は小さかった音が、どんどん大きくなっていき、鳴る間隔も狭くなっていく。




    「お腹痛い・・・ッ、ひぃっ・・・・やめ、てぇっ・・・・!!!」


    「待って、みんなのペンで蓋してあげてるんだから」




    無常にもどんどん穴に入れられているペンが増えていき、穴も広がっていく。
    みちみちと音がなりそうな穴と、激しさを増す一方の腹痛を訴えるお腹。
    それに耐えている四季の額や頬には、うっすらと透明の汗が浮かんでいる。
    限界の7本ぐらい入れられた時には、四季のお腹からはひっきりなしに音が鳴っていた。
    その音を聞いていた朱音が、からかうような声で笑いながら言った。




    「なぁに先生、お腹でも空いたの?こーんなにお腹パンパンなのに。おっかしいなあ」


    「違ッ・・・・ぐ、痛いのッ・・・は、痛いッ・・・・・!!!」




    一生懸命痛みを訴えるが、その痛みから解放してくれる生徒は1人もいない。
    何とか腹痛と出そうになるものを抑えながら、四季は余裕がない声で懇願した。




    「お願いッ・・・!!!楽にさせて・・・・ッ!!!!」




    しばらく何の反応も示さなかった生徒達だったが、四季が何回も頼むとようやく反応を示した。
    反応したのは生徒の1人、江里子だった。江里子は四季の横に座ると、くすくすと笑いながら輪郭を撫でた。
    四季がふと自分の方を弱々しく見上げてきたのが嬉しかったのか、汗ばんだ頬をしばらく撫でていた。




    「もうそろそろいいんじゃないかしら、智。先生も限界みたいだし」


    「そうだねぇ・・・・ま、もう少し我慢させたかったけど、最初だしまあいっか」


    「じゃあ、先生。ペンを抜きますよ」




    江里子は患者に医者が言うように言うと、1本ずつゆっくりとペンを抜き取っていく。
    漏れそうになるものを必死に我慢している四季の穴から、どんどんペンが減っていっていた。
    最後の1本を抜いたとき、さっと素早く朱里がピンクの洗面器を四季の足元に差し出した。
    江里子がぐっと強くお腹を押すと、四季は呆気なく洗面器に溜めていたものを吐き出してしまった。




    「押さないでッ、いやあああああああッッ!!!!!」




    ついに涙を流しながら、四季は悲鳴を上げて水と一緒にしばらく腸の中のものを出し続けた。
    ようやく止まった頃、嗚咽を繰り返し泣く四季の足元から洗面器を退け、生徒の1人が片付けに行った。
    泣きじゃくる四季の身体を今度は仰向けにし、休むまもなく次の準備が進められていた。
引用返信/返信
■6230 / ResNo.3)  Re[3]: 終わらない 3
□投稿者/ 尚美 一般人(1回)-(2010/04/21(Wed) 00:46:59)
    凄い、、、
    四季さんになった気分で読んでます。
    これからが楽しみです、がんばってくださいね。
    (うふ。とっても感じちゃいましたよ^^)
引用返信/返信
■6232 / ResNo.4)  NO TITLE
□投稿者/ 知子 一般人(1回)-(2010/05/17(Mon) 21:47:22)
    あたしも女子高で教師をしています(^^; こんな風に、、あたしも…(><) 続き期待しています(^^)

    (携帯)
引用返信/返信

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■6218 / 親記事)  破壊的衝動【1】
□投稿者/ 響 一般人(1回)-(2010/03/07(Sun) 23:20:06)
    「はぁッく・・・・・ン・・・・・ッ」



    蜜がたらりと太股を伝うのでさえ快楽で、身震いした。
    静かな深夜の部屋にやけに響くモーター音も、また快楽で。
    冷たい蔑むような目でじっと見つめられるのも、自分だけ熱に浮かされるのも。
    ・・・・・例え相手が、何もしてくれなくて自分で行為をしていても。
    全て、今の自分の脳と身体には快楽としか伝えられない。



    「・・・・・んなに楽しい?」



    相手の腹部に跨って自分で愛撫を施すその姿を見て、どう思ってるんだろうか。
    緑の畳の上に寝転んだ相手の上で帯を解いて着物の前を開いて誘う。
    そんな自分の淫らで変態な醜態に、相手は少しでも心動かされているんだろうか。
    ちらりと見やった相手の顔は、やっぱり冷ややかで無表情な顔のままだった。
    それが余計にそそられる、というか、興奮材料に成り代わる。
    自分でも呆れるほどに穢れた厭らしい身体なのは、百も承知だけれど。



    「ねぇ・・・・も、ヤってよッ・・・・・」


    「面倒臭いからヤダ」


    「お願いッ・・・・もう限界なの・・・・ッ!!!」


    「はぁ・・・・ったく、ちょっとは自重とか自制とかってモンを覚えたら!?」



    何十分も自分1人で煽ろうと奮闘していたのが実を結んで、相手が折れた。
    頭がゴツッと音が鳴るぐらいに思い切り回転させられて、畳に押し倒される。
    押し倒された畳は、ずっと相手が寝転んでいた場所だから生暖かくて。
    それも何だか気持ちが良くて、また奥の方から新しい蜜が滲んだ。

























    情事後、荒い呼吸と火照った身体を落ち着かせるように、2人で畳の上に寝転ぶ。
    さっきまでいた場所は温かくて気持ちが悪かったから、端の方へとずれて。
    代わりに、さっきまでいた場所には脱ぎ散らかした自分の着物と帯が放ってある。
    赤い着物と赤い帯をしばらくの間見つめて、また隣の方へと視線を向けてみる。
    そこには仰向けで、瞑想をするように目を瞑った安らかな寝顔のような顔があった。
    実際は寝てなんかないことは分かっていたし、また寝れないのもまた分かっている。



    「・・・・疲れた。歳かな」



    自分は乱れていないくせに、そんなことを低く呟く相手に笑みが自然と零れた。
    一生懸命喘ぎ過ぎたせいでひりひりとした違和感を抱える喉は、多分声が掠れたことを知らせる。
    身体のあちこちが痛くて、ああ自分も若くないんだなあ、と密かに思った。
    自分とは違ってきちんと洋服を着ている相手から視線を外して、木の天井を見上げる。



    「激し過ぎでしょ、身体痛い・・・・」


    「誘うそっちが悪いでしょ、」



    相手――――亜希にそう文句を言うと、そうやって答えが真横から返ってきた。
    確かに、亜希が外から帰ってきた瞬間に抱きついてキスして誘ったのはこっちで。
    申し訳ございませんね、と言うと、全然申し訳なくない、と返ってきた。
    そんな亜希にもつい自然と笑みが零れて、くすっ、と小さく口元だけで笑った。
    亜希はそんなこっちの様子をじっと見つめていて、眉間に薄い皺を寄せた。



    「・・・・・何」


    「ううん、何でもないんだけど」


    「・・・・・変なの」



    まだ眉間に皺を寄せてむっとした顔をしている亜希の方を向いて、首に腕を絡めた。
    突然の出来事に口が半開き状態の亜希に笑いかけて、顎を引いて上目遣い。



    「またシたくなっちゃった」


    「だから、ちょっとは我慢ってモンを身に付けなさいって、」



    はあーと呆れた顔で溜息を吐いてくる亜希も、別に嫌ではなさそうな顔をしている。
    微妙に乗り気で自分の顔の横に両手を付いて上に被さってくる亜希に笑いかけた。


引用返信/返信

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■6219 / ResNo.1)  破壊的衝動【2】
□投稿者/ 響 一般人(2回)-(2010/03/08(Mon) 00:00:54)
    「ッ、ふぅッ・・・・もっとッ・・・・あきぃ・・・ッ!!」


    「うっさい、煽んな馬鹿」



    そう言われてガリッと噛み付かれたのは、再び亜希に組み敷かれている自分の鎖骨。
    首の後ろに両手を回しているせいで、鎖骨が通常よりも浮き上がっているから。
    容赦なく熱を持った熱い口内で噛み付かれて舐められた鎖骨は、他の場所よりも熱を灯す。
    赤い歯形を付けた亜希は満足そうににやりと唇を吊り上げて、更に奥の方へと指を侵食させた。
    亜希にじっと見つめられるだけで感じる身体は、嬉しそうに指を3本も飲み込む。



    「ハッ、とんだ淫乱だね」


    「あ、きにだけっ・・・・・あああああッ!!!!!」



    軽蔑されたような、身体と心とは反対に冷たい目で見下ろされて、呆気なく果てる。
    果てて、また犯されて侵食されて刻まれて、また果てて、犯されて侵食されて刻まれて。
    繰り返し続ける、別に子供が出来るわけでも何もない無意味で無駄なその行為。
    これが男と女なら子供が出来るだろうけど、生憎女と女では子供を残せない。
    それでも2人で夜中に、朝を迎えるまで貪るように貪欲に求め合って続けていく。
    いつの間にか気を失ったのか寝てしまったのか、目を覚ますと朝になっていた。
    親切に毛布が掛けられた隣には、既に出掛けて行ったらしく亜希はいない。



    「・・・・亜希」



    亜希と同棲し始めてもう1年以上、もうすぐ確か2年目ぐらいになってしまうと思う。
    付き合い始めてならもう3年はなるのに、未だに亜希が昼間何をしているのか分からない。
    絶対主婦や浮気ではないんだろうけど、帰りが夜遅くなったりするのもしばしば。
    そんな亜希を仕事をしていない自分が昼間にじっと1人で待つのが、恋人としての役割的なこと。
    掃除や洗濯をして、自分の昼食を作って、買い物をして、亜希の分と2人分の夕食を作って。
    亜希が帰ってくれば一緒に夕食を食べたり、テレビを見たり、一緒にお風呂に入ったり。
    それでまた夜に昨日と一緒なように愛し合ったりすることが、週に約5回はある。





    起き上がって身体中痛みを感じながらもダイニングに行けば、朝食があった。
    朝食はいつも早く出て行く亜希が作ってくれるのが、自然と当たり前になっていた。
    ラップの中で冷め切ったテーブルの上の洋風の朝食を食べている、着物を着た和風の女。
    自分でもすごく可笑しくて変な光景だろうとは思うけど、変える気は全く皆無。
    食べ終わって汚れた皿をキッチンで洗うと、ぼうっと雨が降る外を眺めた。
    しとしとと鬱陶しい、じめじめする細い雨を眺めていると、こっちまで何だか暗い気分になる。
    視線を慌てたように外すと、窓から離れてすることもなく何となくでテレビを付けた。



    『今朝5時半過ぎ、南座総合病院で女優の今井桃香さんが28歳という若さで亡くなりました・・・・・』



    難病だったか何だったか忘れたけど、病気で長い間入院していた女優が亡くなったらしい。
    写真や出演していたドラマや映画の映像が流れるテレビを眺めながら、亜希を想った。
    リビングのテーブルの上には、忘れたらしい亜希がいつも吸っている銘柄の煙草の長方形の箱。
    その上に置かれた一緒に忘れられたらしい銀のZIPPOを手に取って、何度も火を点ける。
    真っ赤に揺らめく炎を見つめながら、煙草を吸って煙を吐き出す亜希の姿が浮かんでくる。
    そんな頭の中が亜希だらけ、亜希しかいない自分は相当惚れ込んでいるんだと思う。



    「・・・・ありえない」



    自分に呆れながら、まだ眠たくてソファーに寝転がってそっと目をきつく瞑った。




















    『続いてのニュースは、人気モデルの中条絵里さんが入籍していたニュースです・・・』
引用返信/返信

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■6209 / 親記事)  Necessity
□投稿者/ 楓夏 一般人(1回)-(2010/02/27(Sat) 23:43:38)
    ねえ、私の事なんて誰にも理解できないの。










    『友達』だなんて綺麗事、中身を上辺だけしか知らない人達の代名詞。










    いくら愛してる、大好きって言ったって、『恋人』なんて一緒に居るだけの他人。










    誰か、私の事を他の人よりも、今までの人よりも、私の事を理解してみせて、深入りしてみせて。






























































    ―――――――昔から感じている、この心の空洞をすっぽりとあなたの存在で埋めて、消して。
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■6214 / ResNo.4)  Re[1]: Necessity
□投稿者/ 沙耶 一般人(1回)-(2010/03/02(Tue) 10:20:27)
    さりげない文章が素敵です(*^_^*)
    続きを楽しみにしています。
引用返信/返信
■6215 / ResNo.5)  Necessity〜沙耶様〜
□投稿者/ 楓夏 一般人(5回)-(2010/03/02(Tue) 22:24:20)
    応援ありがとうございます。
    さり気ない文章ですか、こんなつたない文章をお褒め頂き嬉しいです///
    頑張って何とかやって行きたいと思っています。
    亀更新かもしれませんが、これからもよろしくお願いします。
引用返信/返信
■6216 / ResNo.6)  Necessity(4)
□投稿者/ 楓夏 一般人(6回)-(2010/03/02(Tue) 23:13:24)
    10時を過ぎた頃、聖は杏子と一緒に部長である時雨の机の元へ彼女に大声で呼び出された。
    何かと思いながら仕事を止めて彼女の元に行くと、パソコン画面に目を通していた時雨に言われた。



    「お、来たか!いや〜実はなあ、聖に杏子の教育係を任されて欲しいねん。本当はうちがやるべきやろうけど、忙しくて。あかん?」



    確かに時雨が自分で言う通り、部長という立場にいるからには仕事だって沢山あるし、出張や会議もあるため忙しい。
    それに勝手に聖が目標の女性としている時雨に頼まれては、珍しいのもあるが断れるわけが無かった。



    「はい・・・・いいですよ」


    「おお、引き受けてくれるか!じゃあ頼んだで!うちはこれから出張で九州や!」



    どこから取り出したのか、多分机の下から取り出した白のキャリーバッグの車輪を転がしながら、時雨は早足で部屋を去って行った。
    取り残された聖と杏子だったが、仕事もまだ残っているし、教える事が無いわけではない。
    しばらく呆然としていたが、聖は白いスーツを綺麗に着こなしている杏子の方を向いた。



    「私なんかが教えるなんて不安かもしれませんが・・・・よろしくお願いします」


    「いえいえ、聖さんて何だか頼りがいがありそうだし・・・・こちらこそよろしくお願いします」



    10時を過ぎているのを腕時計で確認した聖は、まずはコーヒーを淹れる事を杏子に教える事にした。
    この部署では10時と3時に誰気が付いた人、手が空いている人が率先してコーヒーを淹れる事になっている。
    杏子を連れて行って部屋の奥にある扉を開けると、その奥には冷蔵庫やガスコンロなど、給仕に必要なものが置いてある。
    聖は杏子にものの場所を教えながら、今日来ている同じ部署の全社員の人数分のコーヒーを淹れる準備を整えていく。



    「聖さんて、失礼ですけどおいくつですか?」


    「私・・・・?私は26歳ですよ。もうすぐ三十路に入っちゃうんです」


    「そうなんですか!?私と同い年なんですね!嬉しいわ」



    実は聖と部署は違ったが同期で入社していた杏子は、聖とは同じ年齢だったのだ。
    それで一気に2人の仲は順調に深まっていき、今夜は仕事帰りに一緒に夕食を食べる約束をするまでになった。
    コーヒーを人数分淹れた聖と杏子は、砂糖とミルクが入った小さな籠と一緒に各社員に配り、そして自分の仕事に戻った。














    7時過ぎ、仕事を終わらせた聖と杏子は、電車に乗って少し離れた和風の料理店に訪れていた。
    2人の家が正反対の位置にあったため、中間地点で夕食を食べる事になって携帯で調べてみた、2人とも初めての店だ。
    松や梅が綺麗に整えられた庭を囲むようにして建てられた和風の平屋。庭が見えるように中央部はガラス張りになっている。
    店自体の雰囲気はとても落ち着いた静かな店で、聖の好みの店だった。小音量で音楽が流れる店内は、癒される雰囲気を醸し出している。



    「とてもいいわね、このお店。今度他の友達も連れて来ようかしら」


    「私も気に入ったかも」



    刺身や茶碗蒸し、天ぷらといった和食の夕食を赤い箸で食べながら、まったりと座敷で2人で話をする。
    聖は大学に6年間通ってカウンセラーの資格を取得している事、結婚願望など恋愛に対する興味が今はあまりない事。
    杏子は大学は海外の大学に4年間通い、数カ国に留学経験がある事、聖と同じく、今は恋愛に対する興味があまりない事。
    2人は今日の朝に仲が深まったばかりだというのに意気投合し、会話を弾ませていたが、時間には限りがある。
    ご飯を食べ終わり会計を済ませ、電車で会社の最寄の駅に着くと、名残惜しい気もしながらそこで別れた。



    「じゃあまた明日ね、杏子」


    「ええ、また明日。おやすみなさい」



    自分のマンションに帰った聖は、包帯とガーゼを取り替えて傷口の消毒をすると、服を着替えてベッドに横になった。
    今日は何だか寝れそうな気がしていたが、電気を消して布団に潜り込んで数分が経過しても、やっぱり今日も眠りには辿り着けない。
    せわしくごろごろと何度も寝返りを打って左右に動きながら、カーテン越しに入ってくる月明かりを見つめていた。
    今夜もやっぱり、消毒して包帯とガーゼを取り替えたばかりだというのに傷口は疼いて熱を持っていた。



    「流石にやばいかな・・・・・・・」




    病院に行くのは嫌だから、という理由で精神科などには行った事はないが、自分の精神が普通ではないというのは分かっている。
    手首だけではなく、聖は高校生ぐらいの頃から足首や腕、胸元などを何回かカッターで自分で傷付けていた。
    高校生の頃から続いている不眠症もいつかは治るのが分かっているため、積極的に病院に行く気にはならなかった。
    結局、聖は冷蔵庫の中で冷やされていたペットボトルのミネラルウォーターを飲みながら夜を明かした。
引用返信/返信
■6217 / ResNo.7)  Necessity(5)
□投稿者/ 楓夏 一般人(7回)-(2010/03/02(Tue) 23:43:55)
    次の日の朝、眠れなかった聖がいつもよりかなり早めに出社すると、やっぱり他の社員は来ていないようだった。
    聖がまだ誰も出勤していないであろう自分の部署の部屋のドアを開けると、予想は外れた。
    そこには、一昨日から一言も交わしていない雅の姿があったのだ。彼女はパソコンに向かって作業をしつつ、チョコレートを食べている。
    自分の席に座った聖に素早く気が付いた雅は、素手で割った板チョコを口に頬張ったまま聖の隣に椅子ごと移動してきた。
    彼女が近付いてきた途端、彼女が食べているミルクチョコレートの甘ったるい、チョコレート独特の匂いがし、聖は顔をしかめた。



    「はよ、聖」


    「・・・・おはよう」



    いつの間にか自分の事を呼び捨てにする雅に内心驚きながらも、とっくに目が覚めているのか顔がしゃきっとした雅をちらりと見た。
    チョコレートを奥歯で噛み砕いて飲み込んだ雅は、椅子の背もたれに両肘を乗せて頬杖を付きながらくるくると回転させた。



    「何、また今日も頑張ってお仕事するん?」



    クリアファイルを開き、書類の束を数束取り出した聖を見て、茶化すように聖が聞いた。
    そんなお調子者っぽい感じの雅を聖はまたもちらりと見ただけで、すぐに書類の束に視線を戻す。



    「今日はこの間のように間に合わないんじゃないけどね。部長に頼まれてたの」


    「ほお〜、アンタ部長に頼りにされてるんや?凄いやん」


    「馬鹿にしないで」


    「つれへんな〜。愛想良くせんと人に好かれんで?」


    「別に好かれなくても、きちんと分かってくれる人がいるだけでいいから」


    「うわ、大人!」



    けらけらと笑いながら椅子をくるくると回転させていた雅だったが、チョコレートを食べたばかりで酔ったらしく、回転を止めた。
    書類を確認してファイルに戻すと、雅がまたも馴れ馴れしい口調と声で聖に話しかけてきた。



    「なあなあ、アンタ恋人いないん?」


    「そういう恋愛には今は興味がないから、特にいないけど」


    「ふぅーん・・・・じゃあ寂しい奴なんやね」


    「黙ってくれる?私は寂しくはないから」


    「・・・・強がりやなー」



    そう言い残して椅子ごと自分の席に雅が戻っていくと、数人の社員が同時に出勤してきた。
    それからどんどん社員が出勤してきて、あっという間にいつもの朝が始まった。














    「聖ちゃん!これ、受け取ってくれないかしら?」



    10時過ぎ。今日はたまたま手が空いていた理恵がコーヒーを社員に淹れて配っており、聖にも勿論温かいコーヒーを持ってきた。
    その時、他の社員にもコーヒーと一緒に渡していた白い高級そうな長方形の封筒を手渡された。



    「これって何ですか?」


    「結婚式の招待状よ。来月だから配ってるの。是非聖ちゃんにも来て欲しいわ」



    にこっと笑った理恵はやっぱりモデルや女優のように綺麗で優雅な女性で、きっと良い新婦になるんだろうと思われた。
    結婚式に着るであろうウエディングドレスもきっと似合うんだろう。来月という事はもう既に選んで準備をしているはずだ。
    理恵のドレス姿を楽しみにしながら封筒を受け取ると、理恵は次の社員にも温かいコーヒーが入ったカップと白い封筒を渡していた。
    こうなれば、聖もドレスか振袖を買うなり借りるなりして準備しなければならなくなったが、少し待ち遠しくなった。














    『どうするの?理恵さんの結婚式。聖は行くの?』


    「私も行こうかなって思ってるんだけど」


    『やっぱり行くわよね、私はあんまり関係ないけど、良い人だったわ。何回か話したの』



    その日の夜、自宅で夕食を済ませた聖に、同じくとっくに自宅に帰った杏子から携帯に電話が入った。
    内容は結婚式はどうするのかどうかという事。勿論聖は結婚式に折角だし出席するつもりだったし、杏子も出席するつもりらしい。
    他の社員達も楽しみにしているし、多分全員が彼女の結婚式に出席する事になるだろう。相手の新郎も多少は気になる。
    そういう事を10分ほど杏子と話した聖は、携帯を充電して寝ようかと思ってベッドに入るものの、やっぱり今日も眠れなかった。
引用返信/返信
■6220 / ResNo.8)  NO TITLE
□投稿者/ 名無し 一般人(1回)-(2010/03/16(Tue) 01:56:33)
    さりげない文章が本当に上手いですね^^
    何人も素敵な女性が出てきていて続きがかなり気になります♪
    頑張ってくださいねっ

    (携帯)
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■6204 / 親記事)  女子寮の夜
□投稿者/ もも 一般人(1回)-(2010/02/05(Fri) 23:59:48)
    青井なお、26歳。

    勤めていた会社が、不況のあおりを受けて倒産し、必死で探した新しい仕事は、山奥にある全寮制の工場だった。
    給料は高くないが、仕事の内容はあまり複雑ではないし、なにより住むところと食事のある新しい仕事をなおは即決した。

    (携帯)
引用返信/返信



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■6203 / 親記事)  戯れ
□投稿者/ meet 一般人(1回)-(2010/02/02(Tue) 22:41:22)
    灰色のコンクリートの壁とハニーブラウンのフローリングの床でつくられた部屋に、紅月は1人取り残されていた。
    大きな窓が右側にあるが分厚い白いカーテンで覆われて外の景色は見えず、正面の重そうな木製のドアも外から鍵が掛かっている。
    部屋の端から端まである銀のポールは上下2段に分かれる様に壁から離して取り付けられており、そこに紅月は拘束されているのだ。
    壁も何も後ろに無いために不安定なのに、手枷で上のポールに両手首を拘束され、膝裏に下のポールが来るようにして縄で縛られている。
    首に嵌められた赤い首輪の中央から伸びる細い鎖も上のポールに繋がれているため、紅月は身動きが取れない状態だ。




    「んッ・・、はあッ・・・・・!!!」




    手足を固定された身体を支えるものが何もない状態で、自分で何とかバランスを取る事が難しい紅月の身体が、ぐらりと揺らいだ。
    拘束される前に無理矢理口移しで飲み込まされた液状の媚薬は身体を熱くし疼かせ、陰口にねじ込まれた極太のバイブが暴れて辛い。
    バイブについたたくさんのイボは敏感になっている内壁をごりごりと刺激し、長めの設計になっているために奥まで突いてくる。
    乳首は触られてもいないのに硬く尖り、陰核も真っ赤に熟れて蜜に濡れながらぷっくりと膨らんでしまっている。
    媚薬とバイブのせいで流れ出した止まりそうにもない蜜はポールを濡らし、床にもいくらか垂れ落ちて床を汚してしまっていた。
    振動は中に設定してあり、バイブの口からはみ出している柄にボタンが付いているが、両手とも拘束された紅月にはどうする事もできない。




    「ふふ・・・・・厭らしい良い格好だね」




    がちゃ、がちゃりという鍵が開けられてドアノブが回された音がして、白衣を纏った梨樹が部屋の中に微笑みを顔に浮かべながら入ってきた。
    白衣を脱いで床に放り投げると黒い胸元が大きく開いたトップスと、短過ぎる程の赤いタイトスカート、黒い網タイツと黒いハイヒールが現れた。
    くびれがある細い腰には革の黒い一本鞭がまとめてかけられており、特注で作ったショルダーバッグには蝋燭や針などが入っている。
    更に入り口の外からガラガラと音を立てて引っ張られてきたワゴンの上には、バイブやローター、クリップや拘束具などがずらりと並ぶ。
    紅月は楽しそうに近寄ってきた梨樹にとろんとした快楽に溺れ、生理的な涙を浮かべた瞳を向けると、身体をふるりと震わせた。




    「うあ・・・・ッ、御主人様・・・・・ッ、あああああッッッ!!!!!」




    サディスティックな笑みをにやりと意地悪に浮かべた梨樹に見つめられた瞬間に、紅月はそのままの姿のままで果てた。
    ぐったりとする間を全く与えてくれない振動し続けているバイブに喘がされながら、御主人様である梨樹の方を見つめている。
    そんな可愛らしく厭らしい姿にぞくり、とする興奮を覚えた梨樹だったが、それを全く表に出さずに腰の鞭を手に取り、ぱぁん、と床を打つ。
    その音にびくりとしながらも蜜を更にとろりと溢れ出させた紅月を冷たい目で見ながら、鞭の柄でバイブをぐいっと奥に押し込む様に押す。




    「ひっい・・・・・・!!!!あああっ、駄目ぇ・・・・・・ッ!!!!」


    「誰が勝手にイってもいいと許可を出したのかしら?駄犬にはお仕置きと躾をし直さなきゃ駄目ね」




    首を左右にふるふると振る紅月を無視して拘束を解いてあげた梨樹は、冷たいフローリングの床に紅月を乱暴に落とした。
    ドサッと落ちてお尻と腰をフローリングの床で打った拍子に、バイブが床に当たってぐりっと紅月の内壁を抉った。




    「いああああっ!!!!!!」


    「あら。抜くのをうっかり忘れてたわ」




    本当はわざとバイブを抜かなかったくせにわざとらしくそういうと、紅月を仰向けにさせて勢い良くバイブを引き抜いた。
    ぐちゅり、と音が立てられると同時に蜜も糸を引く。てらてらと紅月の蜜で電気を反射して光る極太のバイブをごとりと床に置く。
    バイブを置いて立ち上がった梨樹は、足をM字に開脚したままで丸見えの状態である紅月のぱくりと開いたままの穴に、ヒールをねじ込んだ。
    ぐちゅぐちゅと音を立ててヒールを回すたびに、紅月の腰が刺激によってびくびくと酸欠の魚のように飛び跳ねる。それを梨樹は楽しそうに眺めた。




    「あぐぅっ・・・・ん、はああっ・・・・・!!!!や、イっちゃ・・・・!!!」




    このままハイヒールのヒールだけで果ててしまいそうな紅月を果てさせまいと、梨樹はヒールを穴から引き抜いた。傷は1つもない。
    バイブと媚薬のせいで溢れてまだまだ止まらなさそうな蜜と、バイブで拡張されたお陰で穴は傷付く事無くヒールを易々と飲み込んでいたようだ。
    蜜が絡んで汚れたヒールを、今度は紅月の半開きの唇に持っていくと、紅月は梨樹を見上げた後に悟ったらしく、ヒールを舐め始めた。
    赤い舌で自分が溢れ出させて汚したヒールを一生懸命に舐めている紅月を見下ろしていた梨樹は、無理矢理ヒールを喉の奥に突っ込んだ。
    そしてそのままガツガツと喉の奥をつくように、足で何度も何度も蹴るようにしてヒールを履いている足を動かすと、紅月は苦痛に跳ねる。




    「ぐうっ・・・・ぐ、ふッ・・・・・ぐぐっ!!!!!」




    涙を流して苦しむ紅月を笑って眺めながら、梨樹はしばらくヒールで喉を圧迫し続けた。
引用返信/返信

▽[全レス10件(ResNo.6-10 表示)]
■7973 / ResNo.6)  無邪気な lrxlbiaa
□投稿者/ ltaletnuvg 一般人(1回)-(2017/03/19(Sun) 19:33:39)
http://clubnapolimeta.com/index.php?option=com_k2&view=itemlist&task=user&id=32150
引用返信/返信
■7974 / ResNo.7)  無邪気な trpdtwoy
□投稿者/ xtaletjevq 一般人(1回)-(2017/03/19(Sun) 19:34:02)
http://phonewill.com/component/k2/itemlist/user/34607
引用返信/返信
■7975 / ResNo.8)  無邪気な yhbnakrp
□投稿者/ ltaletmmwo 一般人(1回)-(2017/03/19(Sun) 19:35:38)
http://omerrangoonwala.com/index.php?option=com_k2&view=itemlist&task=user&id=32128
引用返信/返信
■7976 / ResNo.9)  無邪気な xjonqaqu
□投稿者/ ctaletiker 一般人(1回)-(2017/03/19(Sun) 19:36:04)
http://www.innosoftsolutions.com/index.php?option=com_k2&view=itemlist&task=user&id=138428
引用返信/返信
■7977 / ResNo.10)  無邪気な xwpzivlz
□投稿者/ htaletebck 一般人(1回)-(2017/03/19(Sun) 19:36:36)
http://winnerstaxservice.com/index.php/component/k2/itemlist/user/915831
引用返信/返信

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