SMビアンエッセイ♪

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■7401 / 親記事)  買われた花嫁
□投稿者/ hime 軍団(147回)-(2013/11/29(Fri) 09:18:44)
     年の差なんて気にしないわ。
     金さえあれば。
     何度かの恋愛に失敗して、もう結婚は諦めていたから、ある意味、妥協かな。
     相手は六十のじいさん。
     男性機能は辛うじて残ってる程度だけど、私の方が淡泊なくらいだから大丈夫。
     金さえあれば良いのよ、金さえあれば。
     と、思っていたら、夫の会社は倒産、自宅まで抵当に入れていたから、ほとんど無一文で冬の寒空に放り出された。
     夫は会社の残務処理が終わると抜け殻状態、仕方なく、六畳一間のアパートを借りて私が働きに出ることにした。
     もちろん夜のお仕事。
     夫と知り合ったのも夜だったし。
     前の店に頼み込むのも癪で、別の街の店を選んだ。
     最初はまあ、見習いということで、初めて店に立った日のことだった。
     下品な金のネックレスをした羽振りの良さそうな初老の女性が、目の覚めるような美人を連れて入って来た。
     常連らしく、何も言わないのに、ママはブランデーを注いで出した。
     それには目もくれず、女性は私の目を見て言った。
    「あなた、おいくつ?」
    「二十一です」
     もちろんさばを読んでいる。
    「わかったわ。あなた」と美人の方を見て、「もう今日は帰っていいわ」
     美人はニコリともせずに椅子から降り、挨拶もせずに帰って行った。
    「若い子はあれだから。いつまでも自分が綺麗でいられると勘違いしてるのね、本当は今だけなのに」
     ちょっと困った笑顔を作った。
     よく見ればブルドッグに似た豚女だ。
    「私だって、若い頃は自分の容姿に自信を持ってたわよ。それで寄ってくる男を振り払い振り払いして……」
     豚女はブランデーを一気にあおった。
     そして私をジッと見て、言った。
    「あなた、いくら?」
     意味不明で、返事のしようもない。
    「新山様、この子、今日入ったばかりなんです」
     と、ママが割って入った。
    「だからなんなの?」
    「いきなりは、ちょっとご勘弁下さいな」
    「だって、この子、顔に書いてるわよ。女が好きですって」
     いきなり何を!
    「あなた」と新山はママにかまわず続けた。
     ママも仕方なくブランデーを注いだ。
    「恋愛も結婚も上手く行ってないでしょ」
     また困った笑顔を作るしかなかった。
    「それはね、あなたがレズだからよ。私の仲間なの」
     何の冗談ですか、それは。
    「今晩一晩、私と試してみない? あなたは寝てるだけで良いの。絶対に感じるはずよ。あなた、逝ったことある?」
    「やめて下さい」とママが遮った。
     私はまた困った笑顔を作るしかなかった。
     逝く?
     なにそれ?
     それって、エロ小説とか、アダルトビデオとかの話でしょ?
     普通の女にとってセックスなんて義務みたいなもんでしょ。
     そんなので感じるなんて、普通、おかしいでしょ。
     確かに感じるって女の子もいたけど、で、それが何よ?
    「いいわ。今日は帰る。でも、その気になったら、ここに連絡して。いつでも良いわ。二時間で十万円あげる。いいえ、あなたなら十五万円あげる。いつでも連絡して」
     店が終わった後、ママは、
    「あの名刺、すぐに捨てなさい。あんなの持ってると、ついフラフラ連絡してしまいかねないからね。あの女の相手させられて、一回でボロボロになって、この店にも恐くて近寄れなくなった子が何人もいるの。貴女は若いから、本当の女の変態がどういうものかわかってないの、さ、捨てなさい」
     私はカウンターの下から、別の客に貰った名刺を出し、クシャクシャにして灰皿の上に置き、火をつけた。
     メラメラと燃える火に、明日必ず新山に連絡しようと思った。
     二時間十五万よ。
     耐えられます、どんなことにも。(続くよ)
引用返信/返信

▽[全レス21件(ResNo.17-21 表示)]
■7420 / ResNo.17)  こんばんは!
□投稿者/ 美咲 一般人(39回)-(2013/12/07(Sat) 00:17:53)
    すごいですね!
    アソコがトロトロです!経験してみたいですが、鞭はちょっと!
    痛いのはダメなんです。
    hime様は、ドSですか?
    私は………(恥)

    (携帯)
完結!
引用返信/返信
■7421 / ResNo.18)  Re[13]: こんばんは!
□投稿者/ hime ファミリー(160回)-(2013/12/07(Sat) 19:47:11)
    確かに女の子が涙でグチャグチャになってるSMのAV観ると感じるけど、これって、自分がしたいのかな、されたいのかな?
    ドMかもしれないし、ドSかもしれない。
    相手によるかな。
    小説書くときはMの立場で書く方が面白いな。
    痛さとか恥ずかしさとか書き込めるし。
引用返信/返信
■7422 / ResNo.19)  こんばんは!
□投稿者/ 美咲 一般人(40回)-(2013/12/08(Sun) 03:39:19)
    私はされたいですね!

    痛いのはダメですが、イヤらしい罵声を言葉を言われ、玩具で虐めてほしいです!

    (携帯)
引用返信/返信
■7423 / ResNo.20)  Re[15]: こんばんは!
□投稿者/ hime ファミリー(161回)-(2013/12/08(Sun) 17:07:20)
    そんなの聞くと、してあげたくなるなぁ……
    飴と鞭。
    ところで相手は複数が良いのかな?
    複数のドSに虐め抜かれる、とか?
    ドS女たちの賭の対象にされるとかね。
    S女達が競い合うように、貴女の身体に群がり……
    う〜ん、素敵だ。

引用返信/返信
■7424 / ResNo.21)  こんばんは!
□投稿者/ 美咲 一般人(41回)-(2013/12/09(Mon) 01:53:09)
    最初は、一々が良いと言いたいところだけど、複数でも、優しく時には激しく罵倒して言葉で虐めてほしいです!

    (携帯)
引用返信/返信

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■7379 / 親記事)  アナル千一夜1
□投稿者/ hime 軍団(134回)-(2013/11/17(Sun) 15:16:47)
    「そのうち良くなるから」
     という男のセリフほど当てにならないものはない。
     実際、男ならともかく、女にはちゃんとヴァギナという立派な性器がある。
     なのに、何が悲しくて、ただの排泄器官に過ぎないアナルを使わなければいけないのか。
     正直、意味不明。
     ゴム手袋をした指でいじり回されたって感じないし、汚いし、もうとにかく、やめてよって感じ。
     男にうんざりしたのはこれも原因の一つかも知れない。
     女の子とのHを覚え、もっぱら女の子専門になって、ちょっとだけアナルに関心が出てきた。
     だって、「アナル」って口にしたときの恥ずかしがり方が尋常じゃないから。
     特に美咲なんか、クリをいじりながら、
    「今度、アナルバイブ買いに行こうよ。それで開発してあげる」
     って耳元で囁いたら、もう、これまでにないような逝き方をしたし。
     ちょっと美咲のアナルで遊んでみようかな、と。
     これがまあ、私のアナルとのなれそめかな。(続くよ)
引用返信/返信

▽[全レス17件(ResNo.13-17 表示)]
■7395 / ResNo.13)  アナル千一夜10
□投稿者/ hime 軍団(143回)-(2013/11/24(Sun) 18:21:25)
     渡されたエロ小説を読んでみたけれど、アナル狂いなのは男の方じゃないかと思えるような、現実には絶対にあり得ない話で、ちっとも感じなかった。
     けれど、二つの穴を同時に犯される「サンドイッチ」の下りでは、正直、オナニーできないのが辛いくらい感じてしまった。
     恐ろしいほどの美貌とプロポーションの持ち主の女スパイが敵に捕まり、大の字に立たされ、鎖で拘束され、前と後ろから犯されるというもの。
     女の体内で、薄い膜を隔てて二つの肉棒が擦れ合う……
     想像しただけでも、ゾクッとした。
     そうだ、感じたところに付箋をしないといけないのだった、と思い起こし、そのページに印をつけた。
     もし同じことをナナミとミドリにされたら……
     いや、むしろ、して欲しい……
     小説はまだ二〇〇ページも残っていた。(続くよ)
引用返信/返信
■7397 / ResNo.14)  アナル千一夜11
□投稿者/ hime 軍団(144回)-(2013/11/26(Tue) 17:39:05)
     最初はバカげてると思ったアナル小説も、サディストを女にして、男言葉を女言葉に脳内変換して読むと、結構、キタ。
     アホらしい乱痴気にしか思えなかった浣腸も、女の子にされているのだと思えば、これはこれで……
     結局男は、自分は精液を「出す」ことで、逝ったことが確認されてしまうことが悔しいのかも知れない。
     結局、快楽に屈服した印でしかないから。
     だから女が浣腸されて「出す」ことで、女もまた便意に屈服したところを確認したいのだろう。
     そのことに気付くと、女にされる浣腸が極めて淫靡なことに思えてきた。
     女の子に屈服したい……
     屈服して、屈辱を味わいたい……
     女の子に浣腸され、
    「まだよ、ダメよ」
     と焦らされる……
     耐えきれず、
    「ダメな子ねぇ」
     と優しく叱られながらの……
    「まだ出るの?」
     などと聞かれ、
    「はい……」
     と消え入るような声で答える屈辱……
     その間にも、女の子達は私にキスしたり乳首を甘噛みしたり……
     私は後ろ手に縛られて、女の子達のなすがまま……
    「終わったの?」
    「はい……」
     お尻を突き出して後始末まで……
     アナル小説は、結局、私の欲情をさらけ出す付箋だらけになった。(続くよ)
引用返信/返信
■7398 / ResNo.15)  アナル千一夜12
□投稿者/ hime 軍団(145回)-(2013/11/27(Wed) 20:01:44)
     あれから半年、私と美咲は舞台に立つことになった。
     いや、舞台に「立つ」のではない。
     回転する舞台の真ん中に四つん這いになって拘束され、観客全てに全てを晒しながら、ナナミとミドリの両腕を受け入れる。
     そう、まさに、下半身二つの穴で、女の細腕を受け止めるのだ。
     ここまで訓練するのに半年かかった。
     美咲もまたナナミたちの調教を受けていることは意外だったが……
     幕が上がった。
     観客達の好奇の視線が私たちの顔と、そして決して表には出ない部分に注がれるのがわかった。
     観客の方を見る。
     膣とアナルとに腕を突っ込まれて悶え苦しむ女の業を観に来た女達だ。
     こちらからはぼんやりとしか見えない。
     でも、すごく近くで見られていることは空気でわかる。
    「二人とも美人じゃない」
     という声が聞こえた。
    「それでこんなことするの、すごいわね」
    「自分で望んだんだって。本物の変態らしいよ」
    「そりゃそうよね」
     生ぬるい風が、私のその箇所を嬲った。
     誰かが息を吹きかけたのだろう。
     舞台が回り始めた。
     全ての観客に、私たちの全てを見せるために。(続くよ)
引用返信/返信
■7399 / ResNo.16)  こんばんは!
□投稿者/ 美咲 一般人(34回)-(2013/11/28(Thu) 01:26:05)
    あぁっ!恥ずかしい、そんなに見つめられ、腕を入れるなんて!

    続き楽しみにしています!

    (携帯)
引用返信/返信
■7400 / ResNo.17)  アナル千一夜13
□投稿者/ hime 軍団(146回)-(2013/11/28(Thu) 09:02:01)
     軽快な音楽と共にナナミとミドリが入って来た。
     悪趣味な看護婦のコスプレで。
     回り舞台に立つと、観客によく見えるようにゆっくりとゴム手袋を両手に装着した。
     初めて両手を入れられたとき……
     しかも入れられただけではない。
     膣の側とアナルの側から、両手で子宮を揉みしだかれた。
     大昔、まだCTスキャンなどなかった頃の子宮がんの診察方法だという。
     ただ、あまりにも苦痛が大きく、次第に廃っていった。
     当然だ。
     まともな女が耐えられる苦痛ではない。
     しかも、普通の苦痛ではなく、猛烈な快楽をともなっている……
     通常なら子宮頸部を押されても、子宮本体は後ろに下がっていけるのに、私たちのようにアナル側から握られてしまっては逃げ場がない。
     普通は絶対に感じることのない、子宮頸部をグリグリと握りつぶされる感覚。
     感じるなんてものじゃない。
     腹の底から燃える。
     燃えて燃えて、快楽の業火に焼かれてしまう。
     しかも一定の時間が経つと、脳は直腸に入った手を排泄物だと認識して猛烈な便意を発してくる。
     快楽と苦痛の波状攻撃に、「やめて」と「もっと」を繰り返し、アナルから腕が出されたときの、我慢し抜いた末の排泄に他ならぬ強烈な快楽に身もだえし、再び腕が押し込まれてくる充実感に喉の奥から獣の声を絞り出す……
    「次からは、ショーでないとやらない。その代わり、一回十万円のギャラをあげる」
     こんな無茶な提案にも、しっかり頷いてしまうほど、脳が痺れまくっていた。
     美咲も同じだったのだろう。
     美咲は私と一緒なら、と返事したのだという。
     こうして、女性限定の「ダブルフィスト・ナイト」なるショーが開催されることになった。
     参加費、一人三万円。
     それでも五十席はすぐに売り切れた。
     地獄の業火に焼かれる女の姿を見たい女達……
     そんな女達の好奇の目線を浴びながら、私たちは今から……
     お尻にローションが垂らされた。
     ナナミの指がアナルに触れる。
     これからゆっくりと揉みほぐされていく……
    「がんばろうね」と美咲が言った。
     私は返事をする代わりに美咲の唇を奪った。
     おお〜という歓声が会場から起こった。
     私たちは互いの唇と舌を奪い合った。
     けれど、両手を入れられたとき、もはやキスなど無理になった。
     地獄の業火が始まった。
    「私たち、幸せよね」と美咲が言った。
    「もちろん」
     これが終わったら、美咲とゆっくりキスしようと思った。(終わり)
完結!
引用返信/返信

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■7378 / 親記事)  夫の妹 第一話
□投稿者/ 左眼 付き人(70回)-(2013/11/16(Sat) 10:45:58)
    第一話
    「大事なプロジェクトで長くかかると思う。君には悪いと思っている」
     そう何度も繰り返して、夫の隆は海外出張に出発した。
     隆の出張中、私は彼の実家で、義理の両親、そして美智と一緒に暮らす事になる。
     美智は、隆の年の離れた妹だ。
     色白で、長い黒髪と大きな瞳が印象的な優しい顔をしている。
    派手ではないが、清楚な美しさと気品が、彼女にはある。
    旧華族の家柄の令嬢にふさわしい、控えめだが高貴な立ち振る舞いを自然に身につけていた。
     貧しい家で育ち、看護師とモデルの仕事で這い上がって来た私にはない、美しさ。
     いくら整形手術で顔を変えても、得る事の出来ない、自然の美しさ。
     彼女の美しさや気品を、自分にも、と望むのは無理だ。
     それなら、彼女そのものが欲しい。
     彼女を自分のものにしたい。

     5年前、モデルとしての、コネと、自分自身の肢体を武器にして若手財界人のパーディにもぐりこんだ。
     目的は「玉の輿」だ。
     その時、初めて美智を見た。
     まだ高校生だった美智は、制服姿で化粧もしておらず、少し困った表情で佇んでいた。
     父が財界の重鎮のため、仕方なく兄について来たらしい。
     それでも彼女の美しさと気品は際立っていた。
     私を含めて、数人の着飾った娘達が隆を取り囲んだが、誰も彼女にはかなわないと感じた。妹だと分かると、皆で微妙な微笑みを浮かべた。
     本来のターゲットの隆より、美智が気になって仕方なかった。

     このパーティを機に、隆と私は付き合い始め、一年後に結婚した。
     隆は新居の購入を勧めてくれたが、家族との同居を希望した。
     嫁として、家になじみたいから、と言ったが本当は、義妹になった美智が目的だった。
     美智は、美しいだけでなく、素直で優しい性格だった。
     真面目で、音楽大学に進学後も遊び歩く事なく、自宅でよくピアノの練習をしていた。
     美智は、義姉になった私を時々眩しそうに見つめる。
    「私も、お姉さまのような、スタイルだったらいいのに」
     羨ましそうに、隆に言うのを聞いた事がある。
     看護師として、必死で働き、貯めたお金で整形手術を受けモデルになった。
     モデルで得た、報酬も手術に費やし、見せかけの美しさを手に入れた。
     そのおかげで、隆と結婚することができた。
     でも、私の美しさは偽物だ。
     そう思って、美智を見つめ返すと、はにかんでうつむく。
     顔が少し赤らんでいる。
     前にも、一度経験した事がある、同性から向けられた視線。
     チャンスはあるかもしれない。
     せっかく手に入れた、大金持ちの妻の座と贅沢な生活。
     それらを失う事無く、本当に欲しい女を自分のものにする。
     慎重に、計画しょうと思った。

     大学生になった美智はますます、美しくなった。
     言い寄ってくる青年も多いはずなのに男性には興味を示さず、週末も自宅で過ごす事が多い。
     自分の勘違いかもしれないと思っていた彼女の性癖を、次第に確信するようになった。
     自分と同じ、においがするから。
     でも、証拠と罠を仕掛けるきっかけが欲しい。
     そのため、夫の出国後すぐに美智の部屋に盗聴器を仕掛けた。
     美智の部屋はピアノの練習のため、防音室になっている。
     鍵をかけられた、防音室の中で、美智が何か秘め事をしていないか?
     予感があった。
     ある夜、盗聴器がとうとう、とらえた。
     ピアノの音ではない、喘ぐような声。
    「あーん、あーん、あーん」
     甘えるような高い声がしばらく続き、荒い息ずかいが鮮明に盗聴される。
     声が一段と大きくなった時、イヤホンを外し、防音室の扉を大きくノックした。
     あわてた気配の後、美智がドアを開けた。
    「大丈夫?苦しそうな声が聞こえたから心配になって」
    「だ、大丈夫です。ご、ごめんなさい。心配かけて」
     美智は、顔を真っ赤にしてうつむいた。
     防音室の中で声が漏れるはずがないのに、動転している。
     にやりと笑うと、美智が不安そうな目で私をみた。
    「嘘よ、防音室なのに外で、聞こえるわけがないじゃない」
     急に口調の変わった私に、美智が驚いているのがわかる。
    「でも、びっくりしちゃった。美智みたいなお嬢さんが、あんな声だすなんて」
     盗聴器でとらえた喘ぎ声は録音している。
     レコーダを取り出して操作すると、美智の恥ずかしい声と息ずかいが再生された。
     「いい声で、歌っているじゃない。お父さまとお母さまにも聞いていただく?」
     私の声に、美智は顔を手で覆い座り込んでしまった。

引用返信/返信

▽[全レス10件(ResNo.6-10 表示)]
■7441 / ResNo.6)  Re[2]: 夫の妹 第四話
□投稿者/ のん 一般人(3回)-(2013/12/13(Fri) 17:36:34)
    SMなのに甘美な世界。うっとりします。
引用返信/返信
■7463 / ResNo.7)  夫の妹 第五話
□投稿者/ 左眼 付き人(75回)-(2013/12/24(Tue) 18:16:14)
    第五話
    「脚を閉じたらだめよ」
     私の視線を感じて、左脚を寄せようとする美智を止め、二本の指で陰唇を開く。
     美智の秘部は悦びの後で淫靡さを増していた。
     クリトリスと淫唇は充血し、奥のピンク色の粘膜から愛液が滲みだしている。
     いかされた後も、脚を閉じる事が許されない。
     誰にも見せた事のない、秘部が愛液に濡れた状態で露わになっている。
     羞恥で身の置き所を無くしたように、身を悶える美智。
     そんな、美智の美しさに見とれ、愛おしく思う。
     立ちあがり、美智の前で自分も裸になる。
     ショーツを脱いで、静かに躰を重ねた。
     美智の肌は、滑らかで熱い。
     乳房と乳房を重ねるように抱きしめる。
     キスをした後で、手錠を外すと、私にしがみついてきた。
    「怖かったの。動けなくされて」
    「でも、感じていたのね」
    「そんな。意地悪言わないで」
     甘えた声をだし、濡れた瞳で私を見つめる。
     うなじにキスをしながら、背中を向かせて抱きしめた。
     弾力のある乳房と尖っている乳首を後ろから愛撫すると、甘えた喘ぎ声をだす。
     片膝を脚の間にいれると、熱く濡れた秘部が太腿の上で触れる。
     うなじに舌を這わせ、両手で乳房を包み、膝を股間で前後させる。
     優しく、ゆっくりと。
    「あ、あ、ああ、あううん」
     可愛い喘ぎ声が次第に、大きくなる。
     乳房から、手を離し股間を探る。
     尖ったクリトリスを少し触るだけでピクリと躰を震わせる。
    「ここがいいのね」
    「あううん」
     でも、最期まではいかせない。
     クリトリスから手を離して、愛撫を止める。
     中途半端なままで止められた、美智が切なそうに秘部を私の脚に押しつけた。
    「いじわる、もうだめ」
     美智が腰を振り、私の太腿に股間を擦りつける。
     オナニーしているのと同じだ。
     わざと無視して、じっと美智の痴態を見つめてやる。
     しばらくしてから、私の視線に気づいて、腰の動きを止めた。
     顔を真っ赤にして、涙をためている。
    「恥ずかしい、私ったら」
     恥じらう姿を見てまた愛おしくなる。
     残酷な気持ちが消え、また優しく抱きしめる。
    「ごめんね、でもこうした方が敏感になるの」
     再び、クリトリスを刺激する。
     抱きしめながら刺激するので、ピクリと痙攣する反応がよく分かる。
    「ああん。あ、あ、」
     涙目のまま、喘ぎ声を出す美智のクリトリスを刺激し続ける。
     秘部から愛液が滲み出て、私の脚まで濡らしている。
     クリトリスを触っていた指を、膣の入り口に移す。
     熱く濡れている周囲を、ゆっくりと愛撫してから挿入を始めた。
    「あうん、だめですそこは、ああ、ひーっ」
     泣き声の様な喘ぎ声をだすが、逃げようとはしない。
     私にしがみついたまま、脚を開いている。
     熱く濡れた粘膜の中を始めは、人差し指一本を入れていく。
     続けて、中指も挿入して前後に動かす。
    「ああん、ああん、ああっ」
     声を大きくして、腰を揺らし始める。
     愛液と破瓜の血が混じりピンク色になり、内腿を流れている。
     指の動きを早くして、抱きしめる。
    「あつ、あつ、あつ、あああ」
     美智の下半身の痙攣を感じて、いったことが分かった。
     指を抜いて抱き合う。
     激しい、息ずかいが終わった時、今度は、美智の指が私の中に入って来た。
     少し、驚いて美智を見ると、はにかみながら微笑んだ。
     私たちのクリスマスイブは、まだ終わらない。

完結!
引用返信/返信
■7464 / ResNo.8)  メリークリスマス
□投稿者/ 左眼 付き人(76回)-(2013/12/24(Tue) 18:17:59)
    いつも感想ありがとうございます。楽しんでもらえたら嬉しいです。素敵なイブをお過ごしください。
引用返信/返信
■7480 / ResNo.9)  Re[2]: 夫の妹 第五話
□投稿者/ のん 一般人(4回)-(2013/12/27(Fri) 18:50:33)
    完結なんて残念。もっと読みたかったです!
    年明けも作品がアップされるのを楽しみにしています。
    どうかよいお年を♪
引用返信/返信
■7481 / ResNo.10)  感想
□投稿者/ 恵 一般人(1回)-(2013/12/30(Mon) 19:31:06)
    濡れ濡れです〉〈
    続きを楽しみにしています♪

    (携帯)
引用返信/返信

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■7359 / 親記事)  十三行進曲
□投稿者/ hime 軍団(120回)-(2013/11/05(Tue) 15:32:38)
    『大奥くらぶ』は、大阪十三(じゅうそう)にいくつもある、いわゆるソフトSMクラブの一つだった。
     過激なことはしないけれど、入っている女の子は他のクラブよりも質が高く、マニア一歩手前的な男たちに人気だった。
     けれど人間という存在は欲深く、這えば立て、立てば歩けの親心、ならぬ、縛れば鞭、打てばアナルのスケベ心で、一歩手前が本格的なマニアに脱皮すると、『大奥くらぶ』のサーヴィスではもの足りぬと、あっさりと他に乗り換えてしまうのだった。
     世には草食系男子がはびこるとかで、この業界そのものが先細り、ソフトSMの「ソフト」をいっそ外してはしまえぬかと、オーナーから嬢達に相談のあったのが一週間前、具体的には、
     一本鞭
     飲尿
     アナル責め
     アナルセックス
     浣腸
     これらを解禁してはくれないだろうか、と。
     真っ先に反対したのが、ゆか(源氏名)だった。
    「うちら、そういうことせえへん約束で働いてんで」
    「けどな」とオーナーの百合子は苦しそうに言った。「もう、このまんまやったら、やってけえへんのやって。あんたの常連さんも、何人、『シャドウズ』に取られた?」
    「あんな、浣腸とかを売りにするような下品な店にしたいんですか?」
    「下品かどうかは客が決めることや。現に客は減っとる。逆に『シャドウズ』は客が増えて、あそこのオーナー、こないだホストクラブで会うたら、えらい景気ようて、ドンペリバンバン開けとったがな。私、悔しゅうて悔しゅうて」
    「お母さん」とゆかは言った。
     オーナーは、嬢達に「お母さん」と呼ばれて慕われていた。
    「また、ホストクラブ行ったんか? そんな散財したらあかんやろ! うちらが稼いどんねんで。アホらし」
    「ちょっと」と理性派のふうか(源氏名)が口を挟んだ。「話がまたアサッテや。お母さん、私らがそのコースを解禁したとして、客単価はどのくらい変わるもんなん?」
    「コンサルの概算で、だいたい、三千円くらいは上がるらしいわ。プレイ時間も長ごなるやろ。特に浣腸はプレイ自体もそうやし、その後の回復にも時間かかるから、2時間以上のコースでしかやれへん。そしたらこれまでショート専門やったお客も2時間にしてくれよるがな」
     三千円……
     嬢達の嘆息が漏れた。
     確かにそれは大きい。
    「耐えられるかどうか、私ら同士で練習してみいひん?」
     神戸出身でいちばんオシャレなりんか(源氏名)が言った。
    「浣腸とかも?」とふうか。
    「もちろんやんか。いきなりお客さんの前じゃ辛すぎるで」
     こうして「練習」という名の、女同士のSMプレイ大会が始まった。(新しい話だよ。今度は軽く行くね)

引用返信/返信

▽[全レス16件(ResNo.12-16 表示)]
■7373 / ResNo.12)  こんばんは!
□投稿者/ 美咲 一般人(28回)-(2013/11/13(Wed) 00:33:26)
    読んでいるだけで感じてしまいます!

    でも、アナルで逝けるなんて不思議ですよね!(驚)

    私も知ってみたいです!

    (携帯)
引用返信/返信
■7374 / ResNo.13)  おはよう!
□投稿者/ hime 軍団(131回)-(2013/11/13(Wed) 05:45:34)
    感想ありがとう。
    アナル良いよ〜
    クリやヴァギナと違って、いつでも逝けるってわけじゃないけど、逝ったときの満足感はちょっと表現出来ないくらい。
    問題は逝かしてくれる人がいないこと……
    アナルバイブは心の友、秘密の楽しみですね。
引用返信/返信
■7375 / ResNo.14)  こんばんは!
□投稿者/ 美咲 一般人(29回)-(2013/11/14(Thu) 00:31:38)
    いつでも逝けるわけではないんですね!

    私は経験がないので解りませんが、興味が湧きます!(笑)

    (携帯)
引用返信/返信
■7376 / ResNo.15)  おはよう!
□投稿者/ hime 軍団(132回)-(2013/11/14(Thu) 08:19:51)
    時間がかかるの。
    場所が場所だけに、いきなりってわけにはいかなくて、ゆっくりしなきゃならないし。
    アナルバイブの取説にも一時間くらいかけてって書いてた。
    実際、最初に逝ったときはそのくらいかかった。
    最低でも30分くらいかかるかな。
    だからもうやってると我慢できなくなって、アナルに入れたままクリで逝っちゃう。
    これはこれでイイし。
    時間もないし。
引用返信/返信
■7377 / ResNo.16)  十三行進曲12
□投稿者/ hime 軍団(133回)-(2013/11/15(Fri) 11:39:10)
     講習を終え、みぎ姫ひだり姫は東京に帰っていった。
     ことになっていた。
     実際には一日よけいに十三に残り、みゆきとふうかを二時間買って存分に楽しんで帰りたいという。
     それを聞いたとき、みゆきは、レズでもない彼女らがいったいなぜ、と思いながら、期待に胸が騒いだ。
     女の子に買われる……
     あまりにも甘美な期待は、呼ばれた部屋にあったロデオマシンを見て、一気に醒めた。
     そこには女の下半身を責める器具がグロテスクに貼り付けられていた。
     クリとヴァギナと、そしてアナルも……
     しかもそれは二組、向かい合って取り付けられていた。
     つまり、女を二人、同時に責める快楽の拷問台なのだ。
    「これ、素敵でしょ」とみぎ姫は言った。
    「大阪のメーカーに頼んだ特注品なの。あなたたちが最初の被験者よ。存分に楽しんでね」
     お金を貰う以上、断ることは出来ず、みゆきとふうかはその器具に乗った。
     みぎ姫ひだり姫の前で全裸になることも、そういう器具を装着することも、もう抵抗はなかった。
     二人の足首はマシンに固定された。
    「じゃ、まずはスタンダードね。振り落とされないように、しっかり抱き合って」
     ロデオマシン特有の馬の動きと、同時に、三つの箇所が異なる刺激を伝えてきて、みゆきとふうかは、そのあまりの悦楽に、抱き合いながら声を上げるしかなかった。
    「音楽モードってあるわよ」
     みぎ姫が言った。
    「どんな?」とひだり姫。
    「ワルツ、ってどうだろ」
     マシンが三拍子で跳ね始めた。
     その動きはみゆきとふうかの下半身の微妙な部分三カ所にダイレクトに来た。
     二人は三拍子で喘ぎ声を上げた。
    「これ、面白い!」
    「カラオケとも連動してるみたいよ。何か歌わせてみようよ」
    「何かないかな」
     みぎ姫ひだり姫がバカ話をしている間も、みゆきとふうかは三拍子で逝き続けた。
     みゆきは何度も失神しかけ、ふうかに助け起こされた。
     ふうかも同じだった。
     買われた以上、買い主の要求は絶対だった。
     と言うのを言い訳にして、みゆきはこの甘美な拷問を舐めるように味わっていた。
    「歌決まったわよ、これを綺麗にデュエット出来たら下ろしてあげる」
     テレビ画面には「十三行進曲」と出た。
     勇ましい前奏が始まれば、曲は「蒲田行進曲」だった。
     ただ、作曲は外国人なので、「蒲田行進曲」自体がカヴァーなのだとわかった。
     字幕には、
    「オペラ『放浪者の王』より」とあった。
    「さあ、歌いなさい」

     淀川ほとり花火も上がる
     愛こそ命
     宵の宴にさかづき交わし
     一夜よ永遠に
     十三、十三、夢の街
     夢と愛とが出会う街
     そぞろ歩けば笑顔も涼し
     十三、夢の街

     喜びもある悲しみもある
     それこそ命
     宵の宴に想い出語り
     あの日よ永遠に
     十三、十三、恋の街
     恋と夢とが出会う街
     そぞろ歩けば憂いも消える
     十三、恋の街
     ……
     とてもまともに歌えてはいなかったが、その歌声は、なぜか四人の心に滲みたのだった。
    (終わりだよ。「十三行進曲」の歌詞はオリジナルだから著作権の問題はありません)
     
完結!
引用返信/返信

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■7341 / 親記事)  絶望の船1
□投稿者/ hime 軍団(106回)-(2013/10/28(Mon) 11:28:53)
     外見は豪華客船にしか見えないその船は、しかし特殊な積み荷を積み、月曜の夜に出港して何処にも寄港せず、金曜の朝、港に戻ってくるのだった。
     エスメラルダ号……
     名前こそ美しいこの船は、陰ではこう呼ばれていた。
     拷問船
     この船には反政府活動に関わった女達が乗せられ、活動のすべてを白状するまで、特殊警察に尋問を受けるのだという。
     もちろん、尋問という名の、残虐な拷問である。
     国際的な批判を避けるため、大洋上に出るのだという。
     女達の叫び声は船底に消え、そこで何が行われているのか、誰も知らない。
     噂では、積み荷の女達のほとんどがこの過酷な尋問に耐えきれず、金曜までに死んでしまうのだという。
     そしてそのまま海の藻屑……
     生き残っても、それはつまり組織を売ったということで、待っているのはかつての仲間たちからの凄惨なリンチ……
     エスメラルダ号……またの名を「絶望の船」という。
     Mもまた、この絶望の船の積み荷となった。(新しいお話だよ。感想待ってるね)
     
引用返信/返信

▽[全レス16件(ResNo.12-16 表示)]
■7354 / ResNo.12)  絶望の船11
□投稿者/ hime 軍団(116回)-(2013/11/03(Sun) 14:12:15)
     顔にマスクがかけられ何も見えなくなった。
     賑やかな声に、おそらくパーティー会場にひきたてられたのだと知れた。
     そのような場所に全裸でいることにとてつもない羞恥を感じ、足を止めると、いきなりお尻を鞭で打たれた。
     猛烈な痛みに小走りになると、会場からは爆笑が起きた。
     自分が見られていることに初めて気付き、Mはまた羞恥に足を止めた。
     今度は鞭は来ず、その代わり、まるで荷物のように持ち上げられ、産科の診察台のような椅子に秘部を剥き出しにして固定された。
    「みなさん、これが何かわかりますか?」
    「●●●●!」と下品な声が飛び、下品な笑いが起きた。
     客は皆、女らしかった。
    「●●●●は●●●●でも、誰の●●●●でしょう!」
     様々な名前があがった。
     そして司会の女はMのマスクを取った。
     会場からざわめきが起きた。
    「グレートヒェン! グレートヒェンよ!」
     それはマルガレーテの愛称であり、支配階級からは「血のグレートヒェン」としておそれられたMの呼び名なのだった。
    「今日はこのグレートヒェンが主賓です」
    「テロリストよ、すぐに八つ裂きにして殺すべきよ」と客の一人が言い、客達はそれに同調して叫んだ。
    「我が国は法治国家ですよ」と司会は客の声を制した。
    「したがって裁判抜きの死刑は認められておりません。まずは証拠調べから始めましょう。血のグレートヒェンのここがどれほど淫乱で、支配階級の男たちをたぶらかしたか、調べてみたいとは思いませんか」
    「調べるのよ、徹底的に!」
     客達は口々に叫んだ。
    「一晩かけて、皆さんとじっくり調べましょう」
     司会は様々な性具を取り出して、客達の下品な笑いを誘った。(続くよ)
引用返信/返信
■7355 / ResNo.13)  絶望の船12
□投稿者/ hime 軍団(117回)-(2013/11/03(Sun) 14:47:06)
     最初、様々な性具や指でMは責め立てられた。
     快楽と言うよりは物理的な刺激への反応としてMは逝った。
     はじめ好奇の視線を向けていた女達も、性具の突き立てられた秘部が、麻痺した膝に突き上げられてガクガク上下する様のあまりの品のなさに辟易して、次第に輪を解いてしまった。
     残ったのは真性の変態だけだった。
     それだけに責めは過酷になった。
     催淫剤を注射しながら責め続けるとどうなるか、ここで試そうと言うことになった。
     パーティーの最後までMが生きていられるかどうか、賭もやられることになった。
     白衣を着た医師がMの内ももに怪しげな薬を注射した。
     その瞬間、Mの理性が飛んだ。
     そこが火照り、もうどうしようもない性欲が全身を焼いた。
     手の拘束が解かれたとき、その行き場所は一つしかなかった。
    「ダメよ」と司会者が言った。
    「こんな場所でオナニーなんて。そうでしょ、皆さん」
    「そうよ、みっともない」
    「若い女性でしょ、たしなみを知りなさいよ」
    「お願いです」とMは力無く言った。「もう我慢できません」
    「もっと、大きな声でお願いしなさい」
    「オナニーさせて下さい」とMは辛うじて残る羞恥心を蹴飛ばして叫んだ。「オナニーさせて下さい」
    「ダメよ!」と言いながら、司会はMの手をそこに運んだ。
     Mは耐えきれず、もうドロドロに溶けた部分に指を這わせた。
     それだけで逝った。
    「なんてこと! 人前で自分でするなんて!」
    「逝ったわよ、この子、今、自分で逝ったわよ」
     もはや客のあざけりの声は適度なスパイスでしか無かった。
    「オナニーさせて下さい……あ、あ、逝く!」
     Mは自らを辱め、犯し、何度も何度もみっともなくお漏らしをして逝き続けた。
     逝きながらのお漏らしが床を打つたび、女達は嬌声をあげ、その声がまたMを昂ぶらせた。
     それでもしだいに理性が鎌首をもたげ、指の動きが鈍くなった。
     再び注射が打たれ、自分で自分を犯す惨状が繰り返された。
     脱水を起こして簡単に死なれてはつまらないと二リットル以上の水を強制的に飲まされた。
     逝きながらのお漏らしが床に池を作り、四度目の注射が打たれた。
    「これで致死量を超えました」
     医師の声が遠くに聞こえ、それでもMは漏らしながら自分を犯し続けた。
     そしてMの意識は消えた。 (続くよ)
引用返信/返信
■7356 / ResNo.14)  消えた
□投稿者/ 美咲 一般人(26回)-(2013/11/04(Mon) 02:56:20)
    消えたMの意識はどうなったんでしょうか!?

    続き楽しみにしています!

    (携帯)
引用返信/返信
■7357 / ResNo.15)  絶望の船13
□投稿者/ hime 軍団(118回)-(2013/11/04(Mon) 17:14:34)
    2013/11/04(Mon) 21:03:09 編集(投稿者)

     Mが再び目覚めたとき、見覚えのある医務室の天井が見えた。
    「生きていた」
     けれど、気を失うに至った状況を考えると、もう二度と世間には出ていけないだろうと思い、静かに泣いた。
    「目が覚めたのね」
     と聞き覚えのある声が聞こえた。
     組織の同士だった。
    「なぜ、貴女が」
     起き上がろうとして、身体を拘束されていることに気付いた。
    「この船は、いいえ、この国は私たちが押さえたの。軍隊が私たちと同調してクーデターを起こしたの。権力は私たちが把握したわ。人民は解放されたのよ」
    「良かった」
     Mは心底の安堵と、喜びの涙を流した。
    「で、あなたには聞きたいことがあるの。あなた、なぜ懲罰房から出てこられたの?」
     もしかして、査問?
     そう気付いただけで、もうMの顔色は真っ青になった。
    「懲罰房から出てこられたのは貴女だけよ。いったいどんな裏切りを犯したのか、目が覚めたら聴くことになってたの」
    「そんな、何も裏切ってないわ。連中が勝手に」
    「それに、手篤く看護されてたみたいじゃない。どうやってここに来たの」
    「それは……」
     オナニーのしすぎで死にそうになった、とはとても言えなかった。
     そもそも催淫剤を打たれたことをMは知らなかった。
     自分の意思でしたと思い込んでいるのだった。
    「じゃ、行くわよ」
    「どこに?」
    「良く知ってるでしょ。拷問ホールよ。あなたたちが使ってた」
    「私たち?」
    「そうよ。あなたは向こうの人間だったんでしょ」
    「違う! 私は裏切ってない!」
    「わかった。あとは身体に聞くわ」
    (続くよ)

引用返信/返信
■7358 / ResNo.16)  絶望の船14
□投稿者/ hime 軍団(119回)-(2013/11/04(Mon) 17:37:48)
     広いホールのすべての拷問具には全裸の女達が架けられ、その誰も五体満足な者はなかった。
     阿鼻叫喚の叫び声はもはや無く、皆、苦悶の中に静かに死を待つか、その姿に明日の自分を重ねて絶望に泣くか、それだけだった。
     中にはパーティでMを責めた女もいた。
     肛門から少しずつ腸を巻き取る機械にかけられ、恐ろしい苦悶の表情で静かに泣き続けていた。
     椅子に拘束されたFがいた。
     Fの眉毛から上は頭蓋骨が剥がされ、脳が剥き出しになっていた。
     突き刺された電極から電気が流されるたびに身体は奇妙に麻痺し、意味不明な言葉を発した。
    「強情なのよね、この女。麻酔無しで頭蓋骨を剥がれても黙ってる。脳に直接電流流されたら、全身が激痛でショック死してもおかしくないのに、もう五時間も耐えてるわ」
     FはMに気付き、叫んだ。
    「人民の英雄、グレートヒェン、万歳!」
     そして事切れた。
    「最後の最後まで嘘にまみれた人生だったわね」
     そう言って、同志はMに振り返った。
    「さあ、あなたは素直に白状してね。今なら銃殺で済むわ」
    「私は裏切ってない! 私は今でも人民と共に……」
     同志は黙って兵士達に指示を出した。
    「身体に聞くわ、すべて」
    「私は裏切ってない、私は今でも人民と……」
     Mの絶望の叫びが空しく拷問ホールに響いた。
     この日、国際社会は新政府を承認した。(終わり)
完結!
引用返信/返信

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