SMビアンエッセイ♪

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■5641 / 親記事)  秘密の場所で
□投稿者/ 卯月 一般人(1回)-(2009/03/29(Sun) 13:01:17)
    あっ…やだ

    何がやなの?

    こんなとこじゃ、ダメ

    ここはダメじゃないって言ってる

    だって人が来たら

    じゃあやめる?

    ……ああぁ



    (携帯)
引用返信/返信

▽[全レス21件(ResNo.17-21 表示)]
■6239 / ResNo.17)  秘密の場所で16
□投稿者/ 卯月 一般人(5回)-(2010/06/24(Thu) 22:56:48)
    携帯のアラーム音。

    朝子の中から指と舌を抜き、離れる。
    『タイムアップ』
    朝子が泣きそうな表情を見せる。
    『そんな…お願い…やめないで』
    仕事に戻る時間だ。
    リフレッシュの時間は決めている。


    (携帯)
引用返信/返信
■6240 / ResNo.18)  秘密の場所で17
□投稿者/ 卯月 一般人(6回)-(2010/06/24(Thu) 23:02:32)
    2010/06/24(Thu) 23:04:06 編集(投稿者)

    『知らない。もっとしたきゃ、終業後誘惑して。じゃあ私、手を洗ってから戻りますから』
    淫らな液体でビショビショの手をふり、秘密の場所を後にする。

    冷たくすれば熱くなる。
    わかっている。

    本当はあのまま泣くまでイカせたかった。
    でもダメ。

引用返信/返信
■6241 / ResNo.19)  秘密の場所で18
□投稿者/ 卯月 一般人(7回)-(2010/06/24(Thu) 23:07:29)
    こうすれば熱くなった体を持て余して、夜はもっと淫らになる。
    明日はもっと欲しくなる。
    秘密の場所から離れられなくなる。
    私が彼女から離れられないように。

    熱さと冷たさを求めて…

    『手が空いたら…ちょっといいですか?』


    ☆おわり☆

    (携帯)
完結!
引用返信/返信
■6242 / ResNo.20)  NO TITLE
□投稿者/ はな 一般人(1回)-(2010/06/27(Sun) 12:04:45)
    良かったです///
    すごくどきどきしました

    また何か書いて下さい
    待ってます^^

    (携帯)
引用返信/返信
■6243 / ResNo.21)  はなさんへ
□投稿者/ 卯月 一般人(8回)-(2010/06/27(Sun) 16:52:53)
    ありがとうございます。
    また何か書きたいとは思っているので、書いたら感想いただけると嬉しいです。

    (携帯)
引用返信/返信

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■5612 / 親記事)  NO TITLE
□投稿者/ 月見  一般人(1回)-(2009/02/23(Mon) 14:28:02)
    漆黒の肩まで無いサラサラのショートヘア。


    黒くて澄んだ中くらいの切れ長い目。


    白くて綺麗な女の子らしい肌。


    モデルになれそうなバランスの取れた容姿。


    両耳に3つずつ付けた、少し女の子にはごついピアス。






























    ・・・・・惚れた。





    私、早坂亜希は、その子に釘付けになった。



    「えー、隣町の桜丘高校から転校してきた桃崎樹里さんだ。ぜひ色々と教えて仲良くしてあげてくれ」


    頭がはげて少ししか残っていない髪を触りながら、50代の担任が彼女を紹介した。そして、黒板に名前を白いチョークで勢いよく書く。


    クラスメイト達も彼女・・・樹里に釘付けで、綺麗だね、という様な事を小声で話している。まあ最もなご意見だ。


    でも、こんな2月の下旬に、しかも高校1年生が転入してくるなんて珍しい。
    何か事情があるのだろうか?でもそういった感じは全く感じられない程、堂々とした態度だった。


    「初めまして、桃崎樹里といいます。よろしくお願いします」


    初めて聞いた声は、凛とした少し低い声だった。
引用返信/返信

▽[全レス3件(ResNo.1-3 表示)]
■5614 / ResNo.1)  *樹里said*
□投稿者/ 月見  一般人(2回)-(2009/02/24(Tue) 15:21:52)
    今日から、隣町にある中高一貫校で女子校である、北南高校へ転入した。
    前に通っていた桜丘高校よりも、随分と偏差値は高かったけど・・・事情があってこの高校へ入ることになったのだ。


    担任の先生、西原先生に1階の応接室から連れられるがままに来たのは、3階にある高1−4組の教室だった。
    転入生のニュースを知っているのか、やけに騒がしい。

    西原先生が騒がしい教室へ入り、しばらくしてから中から「入ってくれ」と言われ、一呼吸置いてから中に入った。


    教室に並ぶ、多くの机と顔。何人のクラスなんだろうか、でも前にいた学校と大して変わらない。



    その中で、こっちをじっと見てくる女の子がいた。
    窓際の、1番後ろの席・・・いいな、あそこの席は好きだ。外を眺めたり、教室中を見渡せる。昼寝もできる。




    少し茶色がかかった背中までのロングヘアー。巻いているのか地毛なのか、緩い曲線を描いている。

    髪の毛と同じような茶色っぽい丸い目。

    肌は他の子よりは白い方だ、そこそこ日焼けしている。

    容姿は中肉中背。どこかしらお嬢様っぽい雰囲気もある気がした。

    グロスか何かを塗ってある唇に、日光が反射していて綺麗だ。



    そうこうしているうちに、先生からの紹介が済み、こっちに目配せしてきた。
    自己紹介しろ、という事なのだろう。



    「初めまして、桃崎樹里といいます。よろしくお願いします」



    簡単な言葉だけを並べ、軽くお辞儀をする。これで第一印象はまあまあなハズだ。


    先生に言われ、教室の1番後ろ、さっきの子のとなりの席に行って座った。









引用返信/返信
■5623 / ResNo.2)  Re[2]: *樹里said*
□投稿者/ まり 一般人(1回)-(2009/03/13(Fri) 02:05:48)
    続きが気になります♪
引用返信/返信
■5625 / ResNo.3)  まりさんへ
□投稿者/ 月見 一般人(1回)-(2009/03/13(Fri) 16:55:29)
    励ましのお言葉、ありがとうございます。
    正直失敗かなと思っていた矢先でしたので、心救われました。


    これからも頑張っていきたいと思います。
    亀更新ですが、ゆっくりと進めていきますので、これからもよろしくお願い致します。
引用返信/返信

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■5605 / 親記事)  ある夏の日
□投稿者/ 律子 一般人(1回)-(2009/02/15(Sun) 13:31:52)
    @
    あけ放った縁側から田舎道をはさんでさわさわ竹林をなびかせる涼風に頬をなでら
    れ、さかさまに見上げる垣根とひさしで陰になっていても午後の日ざしはうだるよ
    うで、肩甲骨までまくりあげられたワンピースの下、こんなにもひんやり気持ちい
    い畳にシャワーを浴びたばかりの裸の背中を横たえさせているというのに、一本づ
    つ深々とからめた指の先までも汗ばみ、びくんびくんといやらしく背中が跳ねて、
    そのたびに彼女にコントロールされる体がきゅぅっと芯から引きつってしまう。
     からめとられ、ほどきようのない……聡美さんの指は、しなやかでとてもエッチなのだ。
     純和風のほっそりした面立ちにものやわらかな笑みをたたえ、しっかり右手はあ
    たしとつないだまま、自由な方の手が下半身めがけてつぅっと肌を焦らすようにと
    ろかすように這っていく。
    「我慢しないで。律子ちゃんの声を聞かせて、ね」
    「あ……あ、あ」
     必死で腰を浮かすのによつんばいで膝をつく聡美さんからは逃れられず、前後同
    時に指の腹でふにふになぞられ、柔らかく熱した鋭敏なふちを2本の指で開かれた
    まま、ぎゅっと我慢してた後ろのすぼまりのまわりを揉みほぐされちゃうと、もう
    頭なんかまっしろ、恥ずかしさと変な疼きで身も心もいっぱいいっぱいになり、も
    うろうとした意識がさらにどろどろのぐちゃぐちゃになってしまう。
     横の座布団には聡美さんのサブリナパンツが上品にたたまれていて、目をつぶっ
    ていたってあざやかに焼きついた聡美さんの大胆な姿が頭に浮かびあがってしう。
    「いいの。おねがい、私を見て?」
    「だって、聡美さん……大胆で、裸より……恥ずかしい……」
    「主人にも見せたことないのよ。こんな私を知っているのは律子ちゃんだけ」
     顔をおおった指のあいだからおそるおそる薄目を開けるあたしの前で、誘うように聡美
    さんは腰をよじり、キャミソールの上半身と靴下だけの下半身をふりふりしてみせる。
     ……白くたわわに肉づいてつうっと翳りだすお尻の切れこみからのぞく、ぴっちりと排
    泄の穴に食いこんだ黒々した栓そのものの異物……そして、そこから垂れさがるリングの
    取っ手がぷらんと揺れていた。
    「律子ちゃんも私と同じ。ココ、感じすぎてひくひくしてるじゃない」
    「ダメ、ダメです……汚いですから、お尻なんて……いじらない、で……」
    「あら」
     不思議そうに首をかしげ、それでも愛撫をやめずにあたしの反発を喘ぎ声で封じながら、
    聡美さんはチューブのようなものから自分の手にたっぷりジェルを塗りつける。
     まさか、そう思いぞくっと全身をこわばらせ身構えたあたしを見て、それでもほんのり
    頬を上気させただけの聡美さんは、逃げだそうとしないあたしの無抵抗な反応を楽しんで
    いるようで、でもあたしだって、ほとんど恋愛というか崇拝に近い憧れをもっていた人に
    迫られて拒絶できるほどの勇気なんかなく……
    「分かるわ。初めて人にされるときは怖いし、恥ずかしいし、嫌がって当然よね」
    「さ、聡美さん……?」
    「でもその拒絶感があればこそ、一度、挿れられちゃうと狂ったように燃えちゃうの」
    「あたし、そんな……ヘンタイじゃ」
    「素直じゃないのね」
     お尻はすごいのよ、なんてぞっとする科白を口にして、そして不意に聡美さんから貞淑
    な人妻の雰囲気がさっとぬぐいさられた。目が少し冷え冷えしている。
    「だいたい、律子ちゃんも楽しんでたじゃない。昨日、このプラグで。この間から便秘の
    薬を使っているのも、そっちのための、たしなみからでしょう? ね」
    「そんなっ、どうしてそれを……」
    「ほら。律子ちゃんだって私と同じ。お尻で楽しむことができるんだから」
     彼女の下腹部からたれさがるリングに目が吸い寄せられ、どくんと心臓がはずむ。
     その、動揺した、一瞬のことだった。
     ジェルまみれの指先がするりとお尻の谷間にすべりこみ、力をこめていた括約筋のすぼ
    まりをこじり広げたかと思うとあっけなくつぷんと侵入してしまったのだ。異物感に瞳孔
    が広がり、あたしの体は弓なりに体を跳ねあがってしまっていた。
    「あっ、は、ひッッ」
     息がつまって喘ぎもだせず、すっぽり第2関節までらくらくとあたしを犯す聡美さんを
    ちぎれるほどに下半身で食い締める。
     うそ、どうして、こんなことに……夢よ、きっと……
     夏休みだから、避暑にきただけなのに……あたし、聡美さんにお尻を犯されてる……っ!


引用返信/返信

▽[全レス13件(ResNo.9-13 表示)]
■6148 / ResNo.9)   ある夏の日 5
□投稿者/ 律子 一般人(3回)-(2009/10/30(Fri) 21:31:14)
    D
    「ねえ、嫌かな? 私じゃ……お願い。本当にやめて欲しいなら……今、そう言って」
     せっぱつまった声で聡美さんがささやきかける。
     でないと、もう我慢が効かない。そういうニュアンスをこめているのだ。
     いつのまにか聡美さんはあたしの裸体の上にまたがり、痛いほどこわばった未熟な乳首がキャミソールごしに重なる体に変にこすれて甘くしびれが走っていく。
     ふとももに絡んだ聡美さんの下半身……無意識にそこに目がいった瞬間、ゾクゾクっと妖しい快感が火花をちらして背筋を駆け上がった。
     あたしなんか比じゃなく本気でしたたってる、聡美さんの、乱れた大人のいやらしい唇。
    あたしを見てこんなに感じてくれている。エッチに乱れてくれているんだ。
     その卑猥さに、頭のどこかが、バチっと激しくショートした。
    「あ、あたし……恥ずかしい……」
     拒絶ではなく、嫌悪でもなく、そう、口から漏れたのは、聡美さんへの、屈服の合図。
    「いいの。私だって恥ずかしい……そして、嬉しいの」
    「さ、聡美さぁん」
     名前を呼ぶ、ただそれだけの行為が、まるで甘いおねだりのようだった。
     2人して真っ赤な顔を見つめあい、それでも視線はそらさない。
     妖しく鼻と鼻を触れあわせ、えっちなしずくで濡れた手にあごをつままれると、かぐわしく唇が色づいてあたしの唇をぴっちりふさいだと思うまもなく、ふたたびぬるりと彼女の舌に侵入されて瞳孔を見開いてしまう。
     彼女の瞳の中には、これ以上ないほどいやらしく上気した、あたしの、姿。
     たとえようもなく淫靡なハーモニーがしたたった。
     唾液と唾液がぐちゃぐちゃに攪拌しあってみだらな汁音をあたしの口の中で奏で、酸欠で意識が遠のくまで口のなかを蹂躙しつくされ、まじりあう2人分の粘液を一滴もこぼすことなく、聡美さんの舌技に導かれていじわるくとろりとろり飲まされていく。
     なにもかも受身で無抵抗、すべて聡美さんにされるがままでいることが総毛だつような快楽をもたらし、二本に増えた指がみりみり括約筋を割り裂いてもぐりこんでくるのを懸命にお尻で噛みしめ、びくびくっとお尻の穴を緊めあげて味わう。
     ジェルでひやりとした指は内側からみちりみちりと直腸をひっかいて、排泄物が引っかかり逆流してくるようなその独特の感触にだらりだらりと汗がこぼれる。そう、この感触。この倒錯感。必死に絞りあげて阻止しようとするお尻の穴をあざわらうかのようにあたしを責めたて、今にも意識が飛びそうなのに、膜がかかったように最後の一線をこえられず、必死になって聡美さんの指に指をからめてしがみつく。
     その手をぽんと振りほどかれ、聡美さんが本格的にあたしを嬲りだした……両手で。
     それは劇的な変化、二倍の刺激どころじゃない、全身が溶けていく。
     ねばあっと唾液のアーチをひきのばしながら離した唇で耳たぶを甘く噛み、胸を胸にこすらせつつ指がもぐりこんで痛がゆく乳首を捻りつぶし、一方で3本目の指をお尻にねじりこみながら親指がわれめの包皮をおしあげ、過敏な突起をさらけだす。
     まな板の上ではねまわるだけのあたしを、徹底して火照らせ、下ごしらえしていくのだ。
    「全体にちょっと上つきなのね、律子ちゃんは」
    「ん、ぃう……し、知りません」
     言葉でも恥ずかしがらせながら、こりこりと親指の先が真っ赤にただれているだろう神経のかたまりを弄りだすと電撃が駆け抜け、かはっと息をつまらせた一瞬のうちにあたしはたてつづけに3度イッてしまい、完全に脱力した後ろのすぼまりに根元までいやらしく指を噛みしめてまだアクメがとまらない。
    「さっ、聡美さん、イク、イッ、いきま……」
    「他人行儀じゃなく、昔みたいにお姉さまって呼んで?」
     甘えるようにねだられ、しかもこんなに愛されて、身も心もあらがえるはずない。
    「おっ、お姉さま……すご、すごく、て……お姉さまの指……感じちゃ……」
    「嬉しいわ。その一言、待っていたの」
     あとはもう言葉じゃなかった、たぶん、盛りのついたえろえろな猫の悲鳴だ。
     よがりくるってギリギリと穴をすぼめ、うちがわの壁をぐいと拡張する3本の指にのけぞらんばかりの快感を励起され、とろんとたれる腸液さえ感じられそうなほど、どころか、締めあげるその場所に4本目を埋めようとして、しかも、痛みもなくゆるみきったお尻はあっさり小指の先を咥えこんでしまい、どっと変な衝撃がカラダを押し流す。
     たゆたゆと、未成熟な胸を聡美さんとこすりあわせ、意識も飛びそうなほどの快感と悦びを彼女にもなすりつけて肌のふれあいで伝えるのだ。
    「私、胸が薄いのがコンプレックスなのよ。律子ちゃんの胸、うらやましいわ」
    「はひ、ん、聡美さ……お姉さまこそ、きれい、です……」
     いつのまにか上半身も裸になっていた聡美さんはほっそりした顔をかたむけほほえんだ。
     たしかに見た目はあたしの方がボリュームあるけど、でも、聡美さんの胸は膨らみかたが上品で、つんと控えめに尖った乳首と小さ目の乳輪の色づきかたがすごく情欲をそそるギャップをかもしているのだ。
     なよなよしているようでしなやかな物腰が大胆に目を誘い、その、なよやかなんて単語たぶんないけどそんな感じだ。桜色にゆだる女性の肌が同じ女のあたしをこうもおかしく誘惑するなんて。
    その指が4本も、あたしのお尻をみっしり占領してる、なん、て……
    「ふわぁ」
     想像と現実のシンクロでお尻がひくんとはずみ、子宮の底からカラダがねじれた。
    聡美さんの指がアナルを探索し、さらにもう片手でぎゅぎゅっと外からお尻の肉をあやし揉みこまれてしまい、しかも同時に親指の先で痺れきったクリトリスまではじかれて、からだを駆けのぼる熱さと快感は電撃さながら、口からよだれがこぼれているのだって気づけないぐらい。
     お尻、ゆるゆる……もっと、もっと深くにまで、このめくれるような刺激を欲しい……
     聡美さんの目が淫蕩に揺れて、あたしの声なきおねだりはすべて伝わっていた。

引用返信/返信
■6173 / ResNo.10)   ある夏の日 6
□投稿者/ 律子 一般人(1回)-(2009/12/10(Thu) 21:10:11)
    E
    あっと思ったときにはお姫様だっこされ、あたしは聡美さんの乳房のあいだに(その、谷間というほどじゃない控えめなふくらみなのだ)顔をうずめている。
    「最後はもっと涼しい部屋で」
     言葉をくぎったけど、その先は聞かずとも分かる。
    だから、おだやかな表情とうらはらにドクドクと昂ぶる聡美さんの鼓動を聞きながら2階の寝室に運ばれ、ぎしりとベットに沈みこんだ。
    鼻を埋め、シーツに残る聡美さんの匂いをくんくんとかいでしまう。
    「いけない子。何を調べているの」
    「だって。お姉さまの匂い、しみついて……」
    「動物みたいなのね、ふふ」
     おおいかぶさってきた聡美さんの口づけを今度こそ自分の意思で受けいれて、さえずるようについばみながら唇をうなじや頬に這わせていく。
    聡美さんの指がまたも下腹部へと伸び、羞恥心をこらえて力を抜くと、まるでそれが当たり前のように長い指先がぬぷぬぷとお尻のなかへ沈んできた。
    あごをそらし、目を閉じ、逆流するような異物感を楽しむ。
     すごい、いくらでも感じちゃう、濡れてあふれてしまう、聡美さんもこの感触を……?
     はじめて、あたしは自分から指をのばした。
    「あっ、律子ちゃん、なにを……っ!?」
    「お姉さまのも、見たい、から」
     聡美さんの声がおもわぬ動揺の色をおび、なまめかしいあえぎをにじませる。あたしの指が聡美さんの下腹部を、あたしよりも生えそろった茂みをなぞり、そこから下へと遠慮なくつぷんともぐりこんだせいだ。
    湿ったひだにとろりとしずくが絡みつき、ざわめいて指を深くへ引き込んでいく。
    もう片方の手をお尻にまわすとあのお尻に埋まったリングに指がふれ、きゅっと引っぱると初めてのどを鳴らして聡美さんが嬌声をあげた。
     あとは2人とも無我夢中、足をからめあい、たがいの指をたがいの下腹部に沈め、前と後ろをひたすらにいじくりっこして慰めあう。
    おたがい性器(とお尻)をいじる指は一秒だって離したくない、そのぐらい発情してて、だから、手を使えぬままでもどかしく唇を這わせたり肩を甘噛みして痕をつけちゃったり、あっというまにもとのように身体が疼き火照り燃えあがっておつゆがあふれだし……ふうふう喘ぎにまみれた聡美さんのもちだす器具に、目がとろけた。
     いやらしい形状と使用方法は知っている……レズ用の、ペニスバンドだ。
     装着する人の側にも男性を模した突起があって、甘くうめきつつ聡美さんが自分がわのディルドをわれめに挿入して腰に沈めると、下半身から黒々した男性のにせものがそりかえっている状態だ。



引用返信/返信
■6175 / ResNo.11)   ある夏の日 7
□投稿者/ 律子 一般人(3回)-(2009/12/11(Fri) 21:17:15)
    F
    「律子ちゃんは、えっと、男性経験ないのよね」
    「はい、バージンですから……聡美さんが最初の人です」
     ためらう口ぶりだったのですぐぴーんと来て、あたしの返事は甘えるような、少し挑発的なものになる。すると聡美さんは意外なことを口にした。
    「嬉しいこと言うのね。でも、バージンなら、そっちは大切にしておきましょう」
     え、と聞きかえす前に、聡美さんはあたしの耳たぶをこりこり歯でもてあそびつつささやいた――律子ちゃんには、お尻での楽しみかたを徹底的に教えてあげたいもの、って。
     え、待って。でも、じゃあまさか、その太さを、お尻に……!?
    「大丈夫よ。さっき指3本半入ったじゃない。ふだんからお尻の好きな律子ちゃんなら、ほぐれているし、痛くなく入れられるわ」
    「……し、知りません」
     言葉責めだぁとか気がついて、思わずぷいっとむくれてしまい、でも次の瞬間くるんとうつぶせにされ、あたしの腰を聡美さんが押さえこむと、固い、固い、今までにない太さのものが、ジェルまみれのぬるぬる感で、背後からお尻に触れてきて……
    「さ、息を吐いてね。かわいがってあげる」
    「ひ、ひぁぁぁ」
     ぬぬぬぬぬ……
     もうなんていうか他の表現がないくらい、ぎしりぎしりと一息ごとに括約筋をがばっと引きこじる感覚でとてつもない密度のかたまりがアナルに挿入されてきて、圧倒的な固さときたら燃えたつなんてものじゃなく、火がついたようにお尻の肉がへばりつきまとわりついて深くみっちり咥えこみ、太ももどころか下半身全体が汗だくになっていぶりだす。
     すご……こんな、飲みこんじゃって……入ってくるぅぅ……
     入ってくるのがとまらないぃぃ……
     なんかもう手足をばたつかせたくて暴れて、その両手を聡美さんにしっかりにぎられ、逆上がりに失敗した人みたく両手を後ろにひっぱられると、いっそう深々とディルドを突きこまれてしまい、胸がたゆたゆとシーツの海で揺れ動く。
     まだ、まだ入って、うっそだぁ、もう指の長さ2倍ぐらい挿入されてるのに、まだ窮屈なところへ肉壁をこじられていって……
     とうとう、ついに、ぴとんと濡れそぼった聡美さんの下腹部があたしのお尻に密着する。
    「根元まで入ったわ、すごいすごい。苦しくはないでしょう?」
    「ひっ、はひ……」
     体重をあずけることなくおおいかぶさる聡美さんにあごを首の後ろをちろりとなめられ、びくびくっと痙攣が伝染して腰にまで響く。
    なにこれ、全身が過敏になってない……?
     ビビビビっと振動がはしりはじめ、そこで理性がふつんと消滅した。
     たぶん最弱のディルドの振動、でもそんなもの、直腸を串刺しにされてしまったあたしにとっては、体内からフルボリュームで響かせられているようなもので、その感触たるやあまりのすごさに内壁とすれあう摩擦にもだえくるい、噛みしめるとかそういう次元じゃなくアナルが最初から最後まで開きっぱで、ぎゅっと閉じようと試みたってまったく感触さえ手ごたえさえ感じないほど無意味なのだから、まさに自分の意思におかまいなくお尻を犯され放題な身体になってしまっている。
    「動くわよ、律子ちゃん」
    「は、はぃ……おねえさま、やさしく……」
     すがる瞳でふりむくあたしに優しいキスを一つくれ、お姉さまは本格的に腰を使いだす。
    ずずず……ぬけていく感触は、切れ目のない排泄物を力んで力みつづけているような途方もない排泄感、しかも、めくりかえされた腸壁まで括約筋からひきずりだすような衝撃だ。
     ……たえられる、わけが、ないじゃない。
     かろうじて呼吸をあわせてかは、かはっ、と息が乱れ、絡めた指だってお姉さまのいいようにあやつられて自分の胸をくにくにシーツのひだにこすりつけられ、もうなにがなんだか分からず頭をふりたてて、しがみつくように双頭のディルドを食い締めて裸体をよじりたててしまうのだ。
     ほとんど抜けかけたと思ったディルドが一気に打ち込まれ、体じゅうが鳥肌だってどろっととろけて液体という液体をあふれさせた。めくれかかったアナルの内側を一瞬で疾走し、ぱぁんと最奥まで貫くディルドが灼熱の槍となって神経をすみずみまでやきつくし、ただれさせるのだ。こんなの、リズムも合わせるも何もない、快楽の泉であふれかえった奈落に頭をつかまれて押しこまれ、溺れさせられているようなもの。
     一突き一突きで背中がそっくりかえり、はあはあと犬のように舌をだしてあえいだ次の瞬間にはその舌を噛まぬようあわてて歯を噛み鳴らして衝撃にたえ、自分のものじゃないお尻がビリビリと絶頂にあたしを追い上げていく。
     息をしていることが不思議なほど呼吸が千々に乱れ、ただ熱い硬度だけがあたしの全て。
    「あ、は……」
     イった、イきました、そう口にしかけた次の瞬間には引き抜かれていくディルドの反動でさらに高みへと打ち上げられ、涙目になり、とどまることをしらぬオーガズムに喉までおぼれて声もなく泣き叫ぶ。
     壊れ、壊れちゃう……こんなの、ダメェェ……!
     こんなにされたら、あたし……!!
     さいわい、お姉さまがあたしの様子に気づいてくれた。
    「あ、ごめんなさい、私が暴走しちゃって……こんな感じかしら、これなら、どう?」
    「はひっ、ありがとうございまふ」
     声も出せないあたしを見て、お姉さまの動きがゆるやかに変わり、抽送のリズムがより軽くテンポをあげていく。どん、どん、ずるるっとお尻の穴がキュルキュル噛みしめたりゆるめたりを繰り返し、これなら、そう、お姉さまを感じながらイクことができそうだ。
    うん、うん。たしかめて、噛みしめて、味わって、お尻がヘビのようにくねってる。いけないところが痙攣して、しびれの波が広がって、熱く甘くとろけていけそう。 
    「おね、お姉さま……あ、あぅ」
    「律子……かわいいわ、もっと、もっと私に顔を見せて、律子」
    「お姉さまがいっぱい、いっぱい、あたしの中」
     呼び交わしながら、幾度となく腰をうちつけあい、首をねじって唇を吸われ、愛されている快楽を、一心に、汗だくで重ねる裸の身体に刻みつけていく。はしたなくお尻を掲げ、処女の割れ目をびしょびしょにして、獣のように交わっている……っっ!!
     ぞくぞくと随喜の寒気が弓のように身体をしならせ、痙攣の波で意識が真っ白になった。
     強い快楽のゆりもどしの波をかけられ、脱力した肢体ががくんと弾んで、ほんの数秒、オーガズムで気絶していたのだと気づく。
    深々とお尻にはディルドが串ざしのまま、聡美さんがあわてて抽送中のディルドをぴたっと止めたのだ。
    「あ、はふ、お姉さ……ま」
    「律子、ちゃ、ん……最後まで、イった、のね」
     おかしい、声が乱れていると顔をあげたあたしは、切なそうに眉をひそめる聡美さんの顔を目にしてすべてを悟った。刺激の強さからあたしだけが先に行ってしまい、聡美さんはイクにイケないつらい状態にされてしまったのだ。
     思うと同時にカラダが動いた。自分でお尻のディルドに手を沿え、裸体をうねらせつつ腰を沈めていく。
    あっというまにぶりかえす、ビリビリした絶頂のオーガズムそのものの痺れに気を遠くしつつも、あたしは聡美さんに涙目で訴えかけた。
    「さ、聡美ちゃん、どうして……」
    「いいの、あたしはいいからお姉さまがイクまでしてェェ……!!」
     一緒にイきたいの……!
     叫んだ瞬間、意識がふっと途切れ、一瞬世界がやみに落ちて……
     ふたたび目をあけた瞬間、括約筋のふちまで引き抜かれていたディルドがずどんと芯まで打ち込まれて……あっというまの抽送の連続に、何かをわめき、オーガズムに打ち震え、指の先までびぃぃんと突っぱらせたまま、それでも受け止めきれる快楽の深みではなく…
    …真っ白な輝きにそめあげられ、今度こそ、あたしは絶頂の無のなかへと意識を手放して転がりおちていった。


引用返信/返信
■6178 / ResNo.12)  あのー
□投稿者/ りこ 一般人(1回)-(2009/12/23(Wed) 20:59:08)
     これって、ある方がご自分のウェブサイトに「夏日和」というタイトルで発表していらっしゃる作品をそのままコピーしたものですよね?その作家さんご本人が、タイトルを変えてわざわざこの掲示板に投稿しておられるとは考えにくいですし....
     その方は無断転載を許可してはいらっしゃらないようですから、この辺で止めて過去分も削除した方が良いのではないかと思うのですが.....

引用返信/返信
■6186 / ResNo.13)  ふふふ
□投稿者/ たま 一般人(1回)-(2010/01/12(Tue) 23:43:14)
    >りこさん

    この掲示板では
    作家さんご本人が何度も投稿されていますよ。
    乱さんなんかそうでしてエッセイ集にも入っています。
    入る前は何年も前に終わった筈のエッセイをどなたかがしつこくあげてあげた直後にその感想を消していました。あげ目的にのみ感想を書いていたのです。

    他人の振りをされたかもしれません。

    その証拠にエッセイ集に残った途端あげがなくなって作家さん自身の手で感想を書き込み不可にされましたよ。

    (携帯)
引用返信/返信

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■5597 / 親記事)  プロローグ  
□投稿者/ 慈雨 一般人(1回)-(2009/02/06(Fri) 19:16:47)
    暗い  暗い  漆黒の闇の中






                    貴方は  狂ったように  笑いかけて






      微かに  蝋燭の  細い火が  揺れて  揺れて






                               どうか







    私の思いも  この闇に  飲み込まれますように






                             光に照らし出されませんように






    貴方のような  狂った者に  ばれてしまわぬ様に






                              どうか 閉じ込めて











引用返信/返信

▽[全レス2件(ResNo.1-2 表示)]
■5598 / ResNo.1)  第一章  始まり
□投稿者/ 慈雨 一般人(2回)-(2009/02/06(Fri) 19:44:33)
    今、この地上には5つの国がある。


    1つは、1番大きな国として栄える『藍』。国全体が純和風の国だ。
    国民は皆和装で、建物も何もかも和風に統一された国である。


    2つ目は『ソルボワーヌ』だ。国全体は洋風である。
    国民は陽気な性格と知られ、『藍』とは異なり洋風に統一された国だ。


    3つ目の国は中華風の国、『ガジェンカ・ルシカ』。
    まるで古来の中国のような雰囲気の国で、規制は1番厳しい。


    4つ目、『ミルテッロ』。その歴史は血にまみれているという噂である。
    近代風の建物が並び、海の幸が最も有名だ。


    最後の国は、『アンドロ・スボンヌ・ザンクス』。通称『アンドロ』。
    軍事に力を入れている軍事国家で、行事がたくさん行われる。






    そんな5つの国は、互いに領地争いをしていたが今は終戦を迎えて130年。
    それ以来戦争も何もなく、平和に時を過ごしていた。


    しかし、そんな平和もそうそう続くものではない。
    1番過激な王国、『アンドロ』が『藍』に攻撃をしかけたのだ。
    宣戦布告、と受け取った『藍』は、『ミルテッロ』と同盟をすぐに結んで反撃を開始。戦争がまた始まってしまった。

    結局、『アンドロ』と『ソルボワーヌ』、『藍』と『ミルテッロ』の戦争が始まった。『ガジェンカ・ルシカ』はどちらにも加勢せず、中立の立場を選んだ。

























    これは、そんな5つの王国の話である・・・・。


引用返信/返信
■5600 / ResNo.2)  第一章  始まり@
□投稿者/ 慈雨 一般人(3回)-(2009/02/08(Sun) 23:05:21)
    ここは『藍』の首都、朱櫻にある王が住む城から北方に約3キロ離れた場所に位置する宿舎。
    この広大な敷地の宿舎は兵が住んでおり、仲間と鍛錬や食事、勉強などをして暮らしている。そして、国から出動命令が下れば、すぐにでも戦地へと向かうのだ。

    宿舎の他には、自衛隊のような鍛錬器具を備えた広いグランド、体育館のような外見の巨大鍛錬場などが装備されている。

    本当は男女共同で使われていた宿舎だが、数年前にセクハラが問題となり、男性兵は別に作られた方へと移り住んだので、ここには女性兵しかいない。
    女性兵を雇うなんて、この国だけだろう。しかも、男性軍に後れを取らない程、いや男性以上に強いかもしれない。



    「そこ、3班!もっと大砲は厳重に扱え!」

    「15班!さっさと銃を構えなさい!」


    鍛錬場。その中では凛とした少し女性にしては低めのハスキーな声が飛ぶ。
    今使って鍛錬しているのは陸軍。声の持ち主は陸軍大佐、総月である。
    黒い布生地に白いラインが入った着物のような着こなしをした軍服、腰まである黒い漆黒の長髪に赤い双眸を持つ。

    大佐は歴代、名前に月を入れるのがこの国の習わしだ。
    名前に元々入っていない人は改名、更に上がった時には元に戻しても、しなくてもいいというものである。



    「お、総月やん♬ここにおったんかぁ〜、はよ来れば良かったな」


    ガラガラ・・・と言う音と共に、鍛錬中の陸軍の軍人を関西弁を話しながら見渡しているのは、海軍大佐である香月である。

    白い生地に黒いライン入りの軍服に、肩までのポニーテールにした金髪を揺らしている。その青い目は深い海のような濃い色だ。


    「敬礼!」


    一人の女性が高い声で言うと、皆その場で直立不動の姿勢をとり敬礼した。


    「も〜、ええよ、そんなよそよそしくせんでも。やめ?」


    アハハ、と笑って香月がそういうと、は!と言う声と共に手が下がってピシッと体の横につけられる。




                         















    「で、何の用だ?香月海軍大佐が直々にこちらへ出向くなどとは」


    あの後鍛錬を切り上げた総月は、宿舎の中にある大佐専用の部屋である自分の部屋に香月を招いていた。
    そして、2人で和菓子を前に抹茶を堪能していた。


    この和菓子の桜綺麗やね、と感心していた香月は、総月にそう問われると机の上で手を組んだ。そして、その手の上に自分の顎を乗せる。


    「だってさぁ、俺は2ヶ月のスパイ活動でいなかったんだぞ?そりゃ恋人に会いに来るわ・・・なぁ?」


    突然声音を変え、口調まで変えた。

    実は普段は関西弁を話す香月だが、実際は男勝りな喋り方なのである。
    そして、総月と香月は1年前から付き合っていた。

    やはり女性だけという環境の中で、女性同士で付き合う兵が何人も現れる。
    この2人の大佐以外にも付き合っている人は山のようにいた。
    同じ陸軍同士で、違う所属同士で・・・・中には上下関係関係なく、上司と部下でも付き合っている。
引用返信/返信

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■5578 / 親記事)  初めての夜
□投稿者/ 佑 一般人(6回)-(2009/01/22(Thu) 00:51:20)
    2009/01/22(Thu) 22:53:49 編集(投稿者)

    「遥今日はエッチする…?」

    小声で聞いてきたのは最近ビアンサイトで知り合った遥より11歳年上の陽

    「えっ…まだ心の整理が…」
    不安を隠しきれない様子で遥が返事をした
    遥は20歳
    ビアン経験無しの全くもって初心者だ

    そんな遥に陽はため息をつきながら
    「遥もう陽と出会ってどんだけ経ったと思ってるの…?」

    「そうだよねゴメン…」
    陽の言葉に遥は俯いてしまう

    陽が呆れてしまうのも無理はない
    遥と陽が出会って付き合い始めてからもう一ヵ月が経っていた

    「…ごめんごめん遥冗談だから!
    ほら、お腹空いてるやろ?今日は遥の好きなパスタ食べに行こ!」
    陽が元気の無い遥に気を遣い手を取った

    「う…うん…」
    まだ浮かない感じの顔のまま遥は陽に手を引かれるままついて行った
引用返信/返信

▽[全レス6件(ResNo.2-6 表示)]
■5583 / ResNo.2)  気になる店員
□投稿者/ 佑 一般人(8回)-(2009/01/23(Fri) 23:38:48)
    “カランカラン”

    ドアを閉めると上に付いていたベルが鳴った外から見た通りやっぱり落ち着いた感じ

    ふと見るとお店の一番奥の右端に2人掛け用敷居付のテーブルが空いていた

    〈いらっしゃいませ
    メニューこちらになります〉
    2人が腰掛けると直ぐに店員がやって来た

    綺麗な黒髪のショートヘアに形の良い胸
    短めのスカート
    遥はその店員を見た途端不思議な気持ちに包まれた

    〈ご注文お決まりの頃またお伺いに参ります〉
    店員は少しにこやかに深々と頭を下げ行ってしまった


    (携帯)
引用返信/返信
■5584 / ResNo.3)  気になる店員2
□投稿者/ 佑 一般人(9回)-(2009/01/23(Fri) 23:39:54)
    「るか…遥?
    どれにする?」
    「あ…あたし…これにする!」
    さっきの店員の事を考えていた遥は陽の呼びかけに焦って返事する

    「分かった
    じゃあ店員呼ぶね?」
    「えっ…うん…」
    “店員を呼ぶ”という言葉に何故か自然と遥の心はトクンと跳ね上がる

    〈お待たせしました
    ご注文お伺いします〉
    「えーっと…これと…」
    遥はがっかりした
    さっきの店員ではなく別の店員がオーダーを取りに来たのだ
    陽が頼んでくれてる声さえも聞こえない

    「陽ごめん…ちょっと化粧室行ってくるね?」
    「うん
    早く帰っておいでよ?」
    店員が立ち去って直ぐ遥は陽に一言言い
    足早に化粧室へと席をはずした


    (携帯)
引用返信/返信
■5587 / ResNo.4)  まさかの再開
□投稿者/ 佑 一般人(10回)-(2009/01/25(Sun) 01:36:05)
    「はぁ…」
    化粧室に入り鏡の中の自分を見つめて遥はため息をつく
    店員の事が気になって陽と向き合って居られない自分の気持ちに戸惑っていた

    〈ねぇ!〉
    (…?!)
    突然誰かに呼ばれビックリして遥はドアの方を見る

    〈やっぱり遥だ!
    こんな所で会えるとは思ってなかった!〉
    遥が気になっていたさっきの店員が嬉しそうな顔をして遥に近寄って来る

    「えっ?誰?!」
    〈知らないよね…私は高校の時遥の隣りのクラスの…〉
    少し逃げ腰の遥にその店員は途中まで言って黙ってしまう

    「もしかして…由佳…?」
    〈えっ…私の事知っているの?〉
    ビックリしてその店員は顔を上げた

    「実穂と一緒に居たよね?
    あまり話した事無いから直ぐに分からなかった…」
    実穂というのは高校時代の遥の友達
    その子といつも一緒に居たのが今目の前に居る店員の由佳だった

    〈ねぇあの人は誰?
    友達…にしては年離れすぎてるような…〉
    (…………)
    由佳の一言に返す言葉の無い遥は足早にドアへと向かいドアノブを掴んだ

    (携帯)
引用返信/返信
■5588 / ResNo.5)  逃走
□投稿者/ 佑 一般人(11回)-(2009/01/25(Sun) 01:39:36)
    〈ねぇ遥…もしかしてあの人と付き合ってるの…?〉
    (えっ!?)
    化粧室から出ようとしていた遥は由佳からの突然の質問に声が出なかった

    〈間違いだったらごめんね?だけど…ずっと私遥が好きだったから…〉
    「それホント…?」
    由佳の言葉に遥は驚きながら聞く

    〈ホントだよ…?
    あの人と上手くいってないなら私と付き合って…〉
    由佳が切なげな表情を浮かべながら遥を見つめる

    「あの人とはあまり上手くいってない…一緒に居たくない…
    でも…早くしないと陽が呼びに来る…」
    〈こっちに裏口があるわ!
    私もう仕事上がりだから行こ!〉
    由佳が遥の手を取った

    「えっ!?でもっ!」由佳に手を引かれるまま遥はお店の裏口へと出て大通りに出た

    人込みに紛れ遥は振り返りながら先程まで自分が座っていたテーブルの辺りを見た

    そこにはもう頼んだパスタが来ていてたった一人何も知らない陽が
    戻るはずのない遥を待惚けしている姿があるだけだった


    (携帯)
引用返信/返信
■5589 / ResNo.6)  NO TITLE
□投稿者/ まき 一般人(4回)-(2009/01/26(Mon) 11:18:11)
    続きが気になります

    (携帯)
引用返信/返信

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