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■7051 / 親記事)  保健室での秘め事
□投稿者/ 紗奈 一般人(1回)-(2013/02/05(Tue) 00:10:40)
    『せんせぇ〜…』
    「あらあら、いずみさんじゃない」

     保険室のドアを静かに開く。
     オフィスチェアを回転させ、白衣を着た大人の女性がいずみの方を向く。

    「今日はどうしたの?」

     大人の色気が漂う女性、保健教師のみゆき先生が心配そうに尋ねる。

    『身体がだるいので、休ませて欲しいのですが…』

     昨夜の夜更しが今朝になって響いていた。
     本当は授業に出れないほど辛いわけではない。しかし、今日はいずみの苦手な体育がある。
     丁度いい口実を見つけたため、サボってしまおうと考えていた。

    「それは大変ね」

     ベットにつながる仕切りカーテンを開放する。
     綺麗に整えられた真っ白なベットが姿を現す。

    「まだ誰も居ないから、空いてるベット自由に使っていいわよ」
    『ありがとうございます』

     襲い来る睡魔にベットの誘惑。
     いずみには先生が天使にみえた。

    「あ、そうだ!」

     靴を脱いで横になろうとした時、突然先生が何を思い出した。
     薬品棚から瓶を取り出し、コップに移していずみに手渡す。

    「休む前にこれ、飲んで」
    『なんですか、これは?』

     コップには甘い香りのする液体が注がれていた。

    「そうねぇ…栄養剤みたいなもの、かしら」
    『では、ありがたくいただきます』

     いずみは疑うこともなく、手渡された液体を飲み干す。

    「少し用事があるから席をはずすわね」

     先生は机に置いてあった書類を抱え、いずみに向き直る。

    「担当の先生には私から体調不良だってこと、伝えといてあげるわ。
     ゆっくり休みなさい」

     一言お礼を言うと、毛布を引き寄せて瞼を閉じる。
     いずみはカーテンを閉めることも忘れ、眠り落ちてしまう。


引用返信/返信

▽[全レス9件(ResNo.5-9 表示)]
■7056 / ResNo.5)  保健室での秘め事 -- 先生との秘め事 3 --
□投稿者/ 紗奈 一般人(8回)-(2013/02/05(Tue) 00:31:02)
    「綺麗な身体をしてるのね。
     肌は赤ちゃんみたいにすべすべだし、やっぱり、若い子っていいわぁ」

     先生の視線を否応なしに感じてしまう。
     肌を、胸を、舐めるように見られる。

    (恥ずかしい…すごく、恥ずかしい…)

    「そんなに震えなくてもいいじゃない、女同士仲良くしましょ」

     思わず生唾を飲み込んでしまう。

    「大きな胸ね、とっても可愛いわよ。
     いずみちゃん、気持ちよくしてあげる」

     先生の両手の指が、ゆっくりといずみの胸に触れる。
     ふにふにと柔らかい肌が押されてる感触が伝わる。

    「ほらっ、こうしてなぞられると気持ちいいでしょ?」

     Dカップの胸を優しくそっと指で撫でる。
     いずみの胸の上で巧みに動く指。
     なんとか声を上げないように必死に抵抗する。

    『んっ…はぁ…あっ…』

     でも、甘い声が自然と溢れる
     なんだか熱いものが身体の中から湧き上がってくる。
     快感に身を任せてしまいたくなる。
     胸の先端が勃って固くなっていく。

    「息、荒いわよ」

     いずみの真っ赤に染まった顔を覗くように見る。
     感じている顔を嬉しそうに見つめる。

    「乳首も勃起してるし、興奮してるのかなぁ?」

     羞恥心を煽るかのように目を合わせて言う。
     先生の指が乳首に触れる。
     右の乳首を右手の指で摘まれ、クリクリされる。

    『んぅっ!』

     いずみは僅かに顎を上げ、鼻にかかった声を漏らす。
     身体に電気が走ったように痺れ、あそこがキュンってなる。

    「今の、すごく可愛かったよ」

     親指と人差し指でつままれて、左右の乳首が柔らかくこね回される。
     先生の腕を掴んでやめさせようとするけど、手には全く力が入らない。

    「抵抗は無意味よ、先生に任せて、ねっ?」


引用返信/返信
■7057 / ResNo.6)  保健室での秘め事 -- 先生との秘め事 4 --
□投稿者/ 紗奈 一般人(9回)-(2013/02/05(Tue) 00:34:30)
     気持ちよすぎて息が荒くなる。
     クリクリされてると、頭の中がだんだん真っ白になっていく。

    「乳首弱いんだ、女の子だから当然だよね」

     強烈な快感と否定し難い性欲に襲われる。

    『…っ…やめ、やめて、くださいっ』

     ありったけの勇気を出し、絞り出すように言う。
     しかし、先生は怯むどころか、更に責め立てる。

    「やめて欲しい?」

     乳首に対する責めは緩まない。
     むしろ、強くなっている気がする。

    「本当に?」

    (こんなの…だめっ…でも…もっと…して…欲しい…?)

     言葉と表情、態度が混乱している。
     顔が蕩け、淫らな表情が現れ始めている。
     快楽に流され、気持ちのコントロールができていない。

    「一人前に感じちゃってるじゃない、可愛い。
     いずみちゃん、恥ずかしいねぇ。
     乳首、舐めてあげる」

     舌が胸を捉え、左の乳首をいきなり吸われる。

    「ほぉらっ」

     はぁむはむぅ…ちゅっ…じゅるるっ…ちゅぅ…じゅるぅ…ん…じゅぅ…

    『ふぁ、ん…くっ…んぅ、ぁっ…』

     小さな乳首が舌で転がされる。
     また蕩けそうな吐息を零す。
     コリコリになった乳首を舌先で転がされて吸われる。

     はぁむ…ちゅ〜ぅ…ちゅっ…じゅるっ…んはぁっ…んっんっ…ちゅっ…ちゅっ…ちゅっちゅぅ

    「気持ちいいでしょ?」

     乳首が気持ちよすぎておかしくなる。
     顔が真っ赤にして、両手がもぞもぞ動いていく
     必死に頭を振って、襲ってくる快感を否定する。

    「我慢しなくてもいいのよ、気持ちよくなりなさい。
     気持ちいい時の鳴き声、もっときかせて」

     身体の奥が、骨が、全身が、どろどろに溶けていく。
     途方もなく熱くて、たっぷりとした快感が身体の芯を揺るがせる。
     恥ずかしいくらい股間の女の子が、ショーツがびしょびしょになっている。
     荒い呼吸をしながら、太ももをしきりにこすり合わせる。
     だんだん、だんだん、抵抗の気持ちが消えていく。
     先生にどうにでもして欲しい気持ちになっていく。

    「ねっ、気持ちいいでしょ」

    (もっと…あぁっ…もっとして…欲しい…)

    『せんせぇ…せんせぇ…』

     ねだる様な声色で、うわ言のように繰り返す。
     少しムッとした表情で、先生は乳首から舌を離す。

    「いずみちゃん、あのね、先生なんて言っちゃダメよ。
     私のことはお姉さまって呼びなさい。
     でなきゃ、あなたがオナニーしてたのばらしちゃうわよ。
     いいのかなぁ?
     ほら、言ってごらんなさい、声に出してお姉さまと呼んでご覧なさい、こ・ね・こ・ちゃん」
    『……………』
    「きこえなぁい、もぅ一度」
    『…ね…さ…』
    「もう一度」
    『…お姉様』
    「はい、私はあなたのお姉さま、そしてあなたは私の可愛い妹。
     あなたに女の子の喜びを教えてあげるわね」


引用返信/返信
■7059 / ResNo.7)  Re[1]: 保健室での秘め事
□投稿者/ 舞 一般人(1回)-(2013/02/06(Wed) 22:06:10)
    ドキドキ・・・
    濡れてきちゃいました#^o^#
引用返信/返信
■7064 / ResNo.8)  Re[2]: 保健室での秘め事
□投稿者/ 紗奈 一般人(10回)-(2013/02/11(Mon) 02:01:52)
    >舞さん
    返事が遅くなってごめんなさい。

    感想ありがとうございます。
    こんな拙い文章で濡らしていただき、嬉しい限りです!!
    まだまだ続きますので、楽しみにしていてください。
引用返信/返信
■7067 / ResNo.9)  保健室での秘め事 -- 先生との秘め事 5 --
□投稿者/ 紗奈 一般人(11回)-(2013/02/23(Sat) 22:22:07)
     お姉様が肩に触れてくる。
     素肌に触れられると微かにため息を漏らす。
     目元をほんのり赤く染め、蕩ける様な声を零す。

    (お姉様の手…あったかい…)

     両手が上半身を這い回ると、背中がゾクゾクっとした快感に襲われる。

    「触られるのとっても気持ちいいでしょ、もっとよくなるよ」
    『ふ、ん、んんっ……あ、ぅあ、……っ』

     陶器でも扱うかのように繊細な触り方。
     だんだん身体がもどかしくなっていく。
     触って欲しい気持ちがどんどん強くなってくる。

    (あぁ…もっ…もっと触って…お姉…様…)

    「ほらっ、すごく触って欲しくなってる」

     身体中が敏感になって熱くなっているのがわかる。
     媚薬付けされた身体は全身が発情して肌の表面、全てがクリトリスみたいに敏感になっている。

    「声我慢しないで
     子猫ちゃん、感じているのかな?
     もっと声出していいのよ」

     手を首筋へ、うなじへ、肩へ、腕の付け根から脇腹まで一気に指でなぞっていく。
     触られたところから羽毛で撫でられたような感覚がくる。
     思わず声が出る。

    『あんっ、はぁんっ……ふぁ、はぁうっ……んっ、んぅうっ』

     指の動きのたびに震える身体。
     首筋にキスをされ、舐め回される。

     んっ…くちゅ…ぴちゅ…んっ…ふ…んぅ…ぴちゃ…ちゅっ…


     肩や鎖骨、腕を伸ばさせ、露わになった脇の下の恥ずかしいところも舐められる。
     全てが官能的で、快楽へと変わる。
     いずみはお姉様に押し倒され、ベットに倒れる。
     お腹とヘソを舌で舐め回される。
     くすぐったい様な、なんだかぞわぞわする感覚。
     お姉様の手と舌が巧みに上半身を舐めまわす。

     ぴちゃ…ぺちゃ…れろ…ちゅっ…ぴちゅ…んっ…ふっ…んむ…

    『んふ、ふぅっ……ぅあ、あ、ぁ、ぁああんっ』


     撫でられるたびにいずみは切なげに呻く。
     身体がどんどん熱くなって、どうしようもなく火照っていく。

    (あ、熱い…熱いよぉ…)

    「いい気持ちでしょ、もっともっと気持ちよくなれるわよ」

     お姉様を見つめる目が恍惚となってくる。
     艶やかな黒髪、長い睫毛、すっと通った鼻筋、ピンクに染まった頬。
     僅かに開いた唇から甘い吐息が溢れている。

    (あぁ…こんな…綺麗な人に…愛撫…されてるんだ…)

     心がドキドキとときめき、幸せが溢れる。
     気持ちよくしてくれるお姉様のことが好き。
     お姉様のことが大好きに、世界で一番好きになる。
     

    「気持ち…いいよね?
     か弱い女の子は相手のなすがままにされてると、とっても気持ちよくなれるわよ
     私の言う通りにしていれば幸せなの、分かるよね」

     快感がどこまでも広がっていく。
     お姉様がいずみの身体に覆いかぶさる。

    「ウブで何も知らない女の子に、エッチなこと教えるのって、すっごい興奮しちゃう。
     もぅ、たまんない。
     これからたっぷりいじめてあげる、いずみちゃん。
     女の子の身体を一番良くしてあげられるのは女の子ってことを教えてあげるから…。
     あーんしてごらん、ほらっ、いずみちゃん」

     頭と顎を支えて上を向かせる。
     唾液の乾いた唇を優しく撫でられる。

    「舌出して、いやらしく舌を出して」

     恐る恐るゆっくりと舌を出す。
     じれったさを我慢しているかのような表情でお姉様に見つめられる。

    「もっと、もっとぉ」

     指示通り更に伸ばし、限界まで突き出す。
     嬉しそうに微笑むお姉様を見て、いずみの幸せが満たされる。
     
    「いいわぁ、そうよ。
     いい表情をしてるね、可愛いわ。
     ほらっ、私の唾飲んで」

     お姉様は溜めた唾をいずみの口に垂らす。
     たらたらと舌に唾液が溢れてくる。
     そのまま唾液の糸を辿って舌が近づき、唇と唇がくっ付く。
     巧みなお姉様の舌がねっとりと口の中を陵辱していく。

     んっ…んぅ…ちゅっ…ちゅうううう…くちゅ…ぴちゅ…ちゅぅっ…

    (やわらかくて…おいしくて…)

     頭がぼーっとして、身体が火照り、快楽が生じる。
     キスだけでエッチしているかの様な快感を得られる。

    (すごい…気持ちいい…気持ちよすぎて…他の事が…考えられない…)

     全身がゾクゾクし、思わずシーツをクシャクシャに握り締めてしまう。
     されるがままだったいずみの舌が、いつしかお姉様の舌に応えて動き出す。
     舌と舌とが絡み合い、唇が温かくなる。
     お姉様の優しい口づけで全身が蕩け、世界が溶けていく。
     エッチな気分が止まらない、同時に切ない気持ちが芽生えていく。



引用返信/返信

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■7027 / 親記事)  因果なお仕事1 発端
□投稿者/ hime 一般人(27回)-(2013/01/18(Fri) 09:34:52)
     私のような一介のライターが大手出版社の週刊誌の編集長に直接呼ばれるなんて、滅多にないことだ。
     この出版社の忘年会に顔を出しておいて本当に良かった。
     見慣れたドアなのに、編集部を前に期待と不安とで胸が高鳴った。
     思い切ってドアを開けると、いつものようにタバコの臭いでむせ返るようだった。
     ああ、やだやだ。
     終わったらすぐに帰って髪を洗わなきゃ。
    「おお、こっちだ」
     編集長に呼ばれてデスクまで行くと、そこには最近頭角を現してきた外食チェーンの女社長の写真入り記事が幾つも並べられていた。
    「知ってるよね、南峰由希子。ボザールグループ総裁の」
    「ええ、最近、メディア露出すごいですよね」
    「若い女性の憬れって話だけど、ホント?」
     どうだろ。
     正直なところ、ファッションもしゃべり方もきつすぎて、私には苦手のタイプかな。
    「微妙なところかね?」
     図星を突かれた。
    「ええ。私はちょっと」
     でも、仕事を逃したくはなかったので、すぐに、
    「会ってみたい人ではあります」と付け加えた。
    「実はね、向こうからの指定なんだよ、インタビュー受けるなら、君って」
    「先方が、ですか? 私を?」
     あり得ない。
     キワモノ記事しか書かせてもらえていない、駆け出しのライターなのに。
    「そうなんだよ。彼女、夕刊マイニチの『美女が行く! 風俗現場突撃レポート』の愛読者らしいんだ」
     喜んで良いのやら。
     これってタイトルまんまの、下ネタ記事だよ。
     自分で書いてて恥ずかしくなるようなバカ記事で、あんなのの愛読者って、男でも相当のスケベなバカだよ。
     そもそもちゃんとした相手がいれば風俗なんかに行かないだろ。
     モテない男相手のバカ記事を愛読してる女社長って、どうよ。
    「それって……」
    「内容より、文章が誠実だとか言ってたよ。どう?」
    「も、もちろん。仕事はなんだっていただきます」
    「よし。先方にはアポ取ってるから、今晩、九時、六本木の自宅マンションに行って」
    「カメラはどなたで?」
    「先方指定のキャメラがいるらしいから、君は手ぶらで行けば良いよ」
     そう言って編集長はデスクの上の記事やコピーをまとめて袋に入れた。
    「これ、資料ね」
     受け取って帰ろうとすると、
    「あ、ちょっと」と呼び止められた。
    「なんでしょう」
    「あの社長、女好きだって有名だから。とくにアンタみたいな若くてスレンダーな美人。今晩はきれいな下着着て行くんだな。とんでもない特ダネがとれるかもな。そうなったら、次はもっと大きな仕事を考えてもいい。とにかく、身体張って来い」
     オヤジめ。
     と心では思いながら、
    「はい。心得ました」
     ニッコリ笑って部屋を出る。
     バカな男たち。
     エロ本の読み過ぎだ。
     レズビアンなんてそうそういるもんじゃないんだよ。
     ボザールの総裁だって、若い子に優しいだけの普通の女性に決まってる。
     ああやだ、髪に移ったタバコの臭いが気になる。
     早く帰ってシャワー浴びて、資料を読まなきゃ。(続くよ。次は週明けね)

引用返信/返信

▽[全レス11件(ResNo.7-11 表示)]
■7043 / ResNo.7)  Re[3]: 因果なお仕事3 グリグリ
□投稿者/ ゆき 一般人(13回)-(2013/01/29(Tue) 18:03:29)
    hime様のお人柄も感じられて、最後に少し笑っちゃいました。
引用返信/返信
■7044 / ResNo.8)  Re[6]: 因果なお仕事6 逆転
□投稿者/ ゆき 一般人(14回)-(2013/01/29(Tue) 18:10:12)
    何てこと…お友達から責められるなんて、
    私だったらショックで身動き取れなくなりそうです。
    でも続きが読みたいです…
引用返信/返信
■7045 / ResNo.9)  因果なお仕事7 大股開き
□投稿者/ hime 一般人(33回)-(2013/01/30(Wed) 16:36:06)
    2013/01/30(Wed) 16:36:59 編集(投稿者)

     私が何も出来ずに立ちすくんでいると、二人は勝手な話を始める。
    「社長、どこまでやるのが希望ですか?」
    「どこまでって、ちょっと想像もつかないな」
    「最終的には社長の黄金を……」
    「黄金って、ウンチでしょ」
    「ええ」
    「それは私が駄目。むしろどんな顔をして出すのか見て観たいかな。こんな可愛い子でもウンチするのよね」
    「わかりました」
     わかりましたって、美香ちゃん、あんた何勝手なこと言ってるの?
     鞭を手に寄ってくるし……
     ジワジワと逃げるしかない。
    「逃げないで。逃げると酷いことになるよ」
    「美香ちゃん、止めてよ」
    「私のことは女王様って呼んで」
    「イヤだよ、こんなの」
    「さあ、そこのベッドにうつぶせになるの」
    「怖いよ、イヤだよ」
    「鞭がどれくらい痛いか、もう一度試す?」
    「止めて! わかったよ、痛くしないで」
     仕方なくベッドの上に……
    「社長、これを奴隷のお尻いっぱいに塗って下さい」
     美香ちゃんは「ワセリン」って書かれた小瓶を社長に渡した。
     ひんやりしたものが塗り広げられる。
    「鞭の前にはこれをやらないと、後が大変ですからね」
     美香ちゃん、何言ってるの?
     イヤだよ、痛いのは。
     え、ベッドの四隅の手枷足枷って飾りじゃないの?
     本当に動けないよ、これ。
     凄く恥ずかしいんですけど。
    「まず、有無を言わせず十回行きます。これで、鞭がどれほど痛いか身体に教え込みます。舌を噛むと危険ですから、ボールギャグという器具を口に噛ませて」
     イヤだよ……でももう抵抗できないよ。
    「行きます。はい、一回目!」
     音もなく、ただ衝撃だけが来た。
     痛い、ものすごく痛い。
     ギャァァァーーーって声も出ないよ。
     ムチャクチャ痛いよ、これ。
    「ショーの時は音だけがしてあまり痛くないのを使います。これは本物のマゾ奴隷用の、激痛だけを与える本物です。それでも入門用です。最高の鞭だと、十回も打てば一週間は歩けなくなります」
    「大丈夫よ。この子、ここで虐められるのが仕事なんだから」
    「わかりました。そのうち、何か粗相をしたら、最高の鞭で存分に打ちましょう。十分反省して貰うように」
    「二回目、行きます」
     ぎゃぁぁぁああああ!!!
    「三回目から十回まで続けて行きます」
     死ぬ死ぬ死ぬ、止めて止めて止めて止めて!
     もう鞭の痛みがつながって、いつ打たれてるのかわからないよ。
     とにかく痛い! 痛い! 痛い! 痛い!
     もう顔なんて涙と鼻水とヨダレでグチャグチャだよ。
    「大股開き、する気になった?」
     なった、なりました。
     口がきけないから、大きくうなずく。
     拘束が外された。
     口枷も。
     でも恥ずかしいよ。
     戸惑ってると美香ちゃんの鞭が空を切る。
     わかった、わかりました。
     生まれてこの方、セックスの時以外ではしたことのないような、その恰好。
    「社長、こちらからご覧下さい」
    「はぁ」って、社長ため息ついてるよ。
    「どんな女にも付いてるのね、この生ものが」
    「広げさせますか?」
    「お願い」
    「聞いたろ、両方の手の指で、ビラビラをつまんで広げろ。社長に見えるように」
     つまむほどないよ、私って。
    「可愛いわね、ステキ」
    「こいつ、濡れてますよ」
    「本当だ。マゾなのかな」
     嘘だよ、そんなの。
     カラカラに乾いてるはずだよ、ってそうでもないか。
     そうでもないから掴みにくいよ。
    「ほら、社長の前で逝ってみせな」
     え? 何言ってるの?
     私、こんな体勢でオナったことなんて、ましてや逝ったことなんてないよ?
    「十分以内に逝かないと鞭十発追加だ」
     ちょっと待ってよ、そんなの無理だよ。
    (続くよ。ゆきちゃんいつもありがと。もしかして前に既婚者チャットにいた欲求不満の「ゆき」ってゆきちゃんかな? ちょっと用事を済ませてまた見たけど、もういなかったんで残念だった)
引用返信/返信
■7046 / ResNo.10)  因果なお仕事8 開眼
□投稿者/ hime 一般人(34回)-(2013/01/31(Thu) 14:06:29)
     私が戸惑っていると、美香ちゃんはつかつかと歩み寄ってきて、私の髪を鷲掴みにして、
    「ほら、社長が見てくれるって言ってるんだよ。逝けよ」
     けれど、そっと、
    「ふり、ふり、逝ったふり」
     と囁いた。
     そうだよ。
     ふり、でいいんだよ、こんなの。
     蜜壺から蜜を汲んで敏感なところを……
     なに?
     この感じ……
     良い、すごく良い。
     人に、それも女の人二人に見られてる感じが……良いの?
     なにこれ……
     興奮する。
     左手で自分の胸を揉みしだく。
     良い、信じられないくらい、良い。
     見て欲しい、もっと見て欲しい。
     私の恥ずかしいところを。
     あ、あ、あ、あ、あ。
     何も考えられない。
     もう「ふり」なんかじゃない、マジで逝きそうになる。
     あ、あ、あ、あ、あ。
     なりもふりも構わず声を上げる。
     腰も浮く。
    「逝きそうなの?」
     社長が聞く。
    「逝きます、ああ、逝きます」
     敏感な突起から脳天まで快感が突き抜ける。
    「女性に見られて興奮してるんですよ、本物の変態です」
     え? もしかして、私にその気があったってこと?
     社長がベッドに上がり、私の頭を胸に抱く。
    「ね、今度は、私の胸で逝ってみて。このままの体勢で」
    「恥ずかしい」
    「いいのよ。うんと恥ずかしいことしようよ。私もするから、一緒に逝こうよ」
     その後はもう、自分で自分を犯しながら、目の前の女の唇を貪り合うという浅ましさ。
     いつの間にか社長も全裸で、相変わらず潮吹きという名のお漏らし。
     何度も何度も。
     それもかまわず快楽を貪り合って……
     美香ちゃん、呆れてみてただろうな。(続くよ)
引用返信/返信
■7049 / ResNo.11)  因果なお仕事9 中逝き
□投稿者/ hime 一般人(35回)-(2013/02/01(Fri) 13:32:19)
     次の日もまた裸で立たされた。
    「あなた、中で逝ったことないでしょ」
     と美香ちゃん。
    「中で逝く?」
    「いわるゆ中逝きよ。膣だけで逝ったこと」
     そんな、膣だけで逝けるわけないじゃん。
     逝くってのはクリトリスの専売特許でしょう。
     キョトンとしてると、
    「じゃ、開発しましょうか、社長」
     なんて言ってるし。
    「お願い。中で逝くことの良さを教えてあげて」
    「じゃ、まずは昨日と同じ、ベッドに拘束します」
    「む、鞭はイヤだよ」
    「何言ってるのよ。鞭がなきゃ、あんなに感じることはなかったのよ。人間は痛覚を刺激されると、他の感覚が敏感になるの。だから胡椒とか唐辛子とか使うでしょ。あれは痛覚を刺激して他の味覚を際立たせてるの。この鞭も同じ。まず痛覚を刺激しておけば、あとは何度でも逝けるようになるわ」
    「逝かなくていいよ、鞭はイヤだよ」
    「どうします? 社長」
    「ベッドに仰向けに寝なさい」
     もう業務命令に近いよ。
     で、拘束される。
     社長がワセリンを塗る。
     きっと何もかも丸見えなんだろうな。
    「行きます、一回目」
     ぎゃぁあああああああ!!!
     口枷されてるから声は出ないけど、これは黙って耐えられるような痛みじゃないよ。
     ぎゃああああああああ!!!
     バンバン来るよ、止めてよ、本当に痛いよ。
     やっと終わって口枷が外される。
     けれど今回は拘束は解かれない。
     社長と美香ちゃんは私の下半身に集まってる。
     冷たいローションがそこに流れ……
     ウギャッ、何してんだよ!
     そこはアナルだよ。
    「こんな風につまむことも出来るんですよ」
    「会陰、よね」
    「会陰をつまむ金具をつけて散歩させることも出来ますけど」
     やめてよ、そんなこと。
    「今日はそれより中逝きを調教して」
    「わかりました」
     指が抜かれ、膣にもっと太い何かがズズッと入ってくる。
     それほど太くはない。
     柔らかくて……
     ああああああ!!!
     何だよ、これ……
    「良いでしょ。硬質ゴムで出来たヴァイブなの。今、再弱だけど充分よね。奥まで行くわよ」
     ギャッ!
     入ってくる、しかもなにかアナルにまで。
    「抜けないように、アナル側にはストッパーが付いてるのよ」
     これいったい何?
     単なるピストン運動や振動じゃないよ。
     ミミズか何かが膣の中でのたくっているような……
     だんだん身体の中が熱くなる。
     ああああああ!!!
     逝く、逝く、逝く!
    「一回目。中逝きって意味、わかった?」
     頷くしかない。
    「当然、クリトリスの方も敏感になってるから……」
     クリトリスに当たってた部分までが振動を始めて……
     あ、あ、あ、あ、こんなの初めて……逝く、逝きます!
    「社長、どうします? 失神するまで放置しますか?」
    「だめ。私、この子を今抱きたい。そのヴァイブ、私にもちょうだい」
     これからはもう、昨日と同じ。
     美香ちゃんの手元のリモコンで自由自在に快楽を操られながら、全裸の女同士が抱き合って唇を貪り合うという浅ましい世界。(続くよ)

引用返信/返信

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■7007 / 親記事)  双子の愛情表現 T
□投稿者/ 玲奈 一般人(1回)-(2013/01/10(Thu) 13:50:16)
     高校生活二度目の夏休み初日。今日は一つ下の双子の妹達、小夜と明紀の誕生日。両親は仕事の都合で海外に行ってしまい、帰ってくるのは少なくとも一ヶ月後。
    『ここは姉であるアタシが盛大にお祝いをしてあげないとね!』
     と意気込み、腕によりをかけて料理と誕生日ケーキを用意する。もちろんプレゼントも購入済みである。
     楽しく食事をして、プレゼントで喜んでもらい、いつもよりちょっぴり豪華な日常を過ごしてもらう予定だったのに、まさかあんなことになるなんて、この時のアタシはまだ知る由も無かった。

引用返信/返信

▽[全レス15件(ResNo.11-15 表示)]
■7021 / ResNo.11)  双子の愛情表現 W
□投稿者/ 玲奈 一般人(11回)-(2013/01/14(Mon) 21:40:54)
    2013/01/20(Sun) 00:15:08 編集(投稿者)

    「ふぅ〜、気持ちよかっ……えっ!?」
     ドアの開く音。突然降り注いだ驚きの声に空気が一転する。
     ドアに視線を向けると、そこには明紀が立ちすくんでいた。
    『あっ、あ、明紀、助かった!! ねぇ、早く小夜を止めて、明紀!!』
     後ろで微かに舌打ちする音が聞こえる。明紀はこちらにきて、アタシ達の目の前で立ち止まる。
    「……な、なんでなの……ねぇ、小夜……」
    「…………」
     いつもの無邪気な声とは違い、悲しみとも憎しみともとれる声で呟く。それに対して小夜は何も言わない。沈黙に耐えかねたアタシが静寂を破る。
    『ほ、ほら、明紀も来たし、いい加減イタズラはやめよ? 今なら許してあげるから』
     これでこの悪ふざけから解放される。そう、確信をしていた。
    「……なんで明紀を待っててくれないの!?」
    「先にお風呂といったのは明紀ではないですか、その間に何をしようと私の勝手です」
    「でもでも、少しは待ってくれてもいいじゃんか、ケチ小夜!」
     その場で地団駄を踏む明紀。呆れた、というかのように大きくため息を漏らす小夜。
     二人の会話についていけない。何が起こっているのかが理解できない。
    「はぁ……安心しなさい、キスだけで本番はこれからです」
    「ホント!? ホントにホント!? さっすが、小夜」
     明紀は目の前でしゃがむと、アタシの膝を割って身体を入れてくる。
     そして、おもむろにフレアパンツを脱がせる。
    『ちょっ、ちょっと、明紀、助けてよ!! 助けに来てくれたじゃないの!?』
    「ほぇ? なんで?」
    「なんででしょうね?」
     明紀は不思議そうに、小夜は可笑しそうにいう。
    「二人で愛してあげるから、いっぱいいっぱい気持ちよくなれるんだよ?」
    『……あ、愛してって、意味、わかんないから……』
     ダメだ、頭が混乱して、言葉が浮かんでこない。
    「純粋にカワイイと思いました」
    『え…』
    「明紀たちが初めて会った時だよ」
    「小動物みたいなのに頑張ってお姉さんぶろうとする一生懸命な姿」
    「目をくりくりさせての上目遣いなんて、もう……」
    「あの場でなければ押し倒してしたところです」
    「あそこじゃなかったら押し倒していたよ」
     交互に喋る二人は、最後の部分を見事にハモらせる。
    「それからは姉さんの姿を見るたびに我慢の連続でした」
    「やっとだよ、やっとチャンスが到来したんだよ」
    「両親の海外出張」
    「三人で一ヶ月のお留守番!!」
    「学校もないですし、まさに千載一遇のチャンスというものです」
    「朝まで二人で沢山愛してあげるからねっ」
    「姉さんはどんな姿で、どんな風に鳴いてくれるのか教えてくださいね」
     この状況に逃げ場はない。一抹の望みもなくなってしまった。
引用返信/返信
■7022 / ResNo.12)  双子の愛情表現 X
□投稿者/ 玲奈 一般人(12回)-(2013/01/14(Mon) 22:46:07)
    2013/01/15(Tue) 18:02:47 編集(投稿者)
    2013/01/15(Tue) 01:05:20 編集(投稿者)

     小夜の手がブラに包まれたアタシの胸を撫で、揉み込む。明紀は太ももに手を置き、スリスリとさする。
    「いつ見てもすごいよねー、お姉ちゃんのおっぱい」
    「ええ、同じ女として少し嫉妬してしまいます」
    「いつまでもちんちくりんなのは、おっぱいに全部栄養いっちゃってたからなんだね」
     小夜がバスト脇から手を入れて揉み込む。揉んでいるうちに、ブラから胸がこぼれてしまう。
     本来はEカップのブラに包むべき胸であるが、可愛さを追求した結果1サイズ小さいブラで胸を潰すように使っていたのがアダとなる。
    『わっ、あ、っ……』
    「恥ずかしいくらい大きいねー」
    「乳首、すっかり勃っていますよ?」
    「お姉ちゃんの乳首、薄いピンク色ですごく可愛い」
    「無理矢理されて感じてしまいましたか?」
    『うっ、嘘……勃ってなんか、感じてなんて、いな……ひっ!?』
     最後まで言い終わる前に小夜は勃ち上がった乳首を摘み、そのままクリクリと転がす。
    「姉さんはどんな風に責められると一番感じてしまいますか?」
    『そんなの、知…らないっ…』
    「じゃあ、身体に直接聞いちゃうね」
    「撫でられるのはどうですか?」
    『んっ…んぅ……』
    「摘まれるのは?」
    『ふぁ……んぁ…』
    「それとも、掻かれるの?」
    『ひゃぅ、ふあぁ……んっんぁ……』
     どんなことをされても身体が勝手に反応してしまい、鼻にかかった息が漏れてしまう
    「そう、姉さんは掻かれるのが一番好きなんですね」
    『やぁ……ち、ちがうのぉ……』
    「違わないですよね? だって、掻くたびに身体が動いていますよ」
    『いや、あぁ……やめ、やめてぇ…』
    「お姉ちゃん、こんなのはどう?」
     明紀の声が聞こえたかと思うと、乳首を舌で舐めまわす。
    『ふわぁ…は、ぁっ…んっ、くっ、うぅぅ…んぁぁぁ…』
     我慢しようと閉じている口からは喘ぎ声が漏れてしまう。ぞくぞくっ、とした感覚が全身を駆け巡り、力がどんどん抜けてくる。
     どうしよう、胸だけなのに身体中がビリビリして、あそこが……。
    「明紀、舐められたりするの堪らないみたいですよ、もっとしてあげて」
    「んー、りょぅふぁい」
     感じていると分かって躊躇いがなくなったのか、乳首から唇を離さずに吸い上げ、舐め回し、甘噛みをしてくる。あまつさえ、乳首を甘噛みされた状態で先端を舌で撫で回される。
     その間、小夜は明紀の舐めている方の胸を責めやすいよう持ち上げ、反対の手は親指と中指で乳首を摘まれ、転がされながらも人差し指の爪先でさわさわと掻かれる。
    『ぅぁ…ひゃぅ、んぁぁ、やっ…ふぁ、だっ、だめっ…くぅ…ぅあぁ』
     二人の執拗な愛撫に耐えかね、はしたない喘ぎ声を漏らして身体をくねらせてしまう。
引用返信/返信
■7023 / ResNo.13)  双子の愛情表現 Y
□投稿者/ 玲奈 一般人(13回)-(2013/01/15(Tue) 00:48:11)
    2013/01/15(Tue) 22:05:33 編集(投稿者)

    「ん――?」
    「どうかしたの、明紀?」
    「いやね、お姉ちゃんがさっきからもじもじしてるから何かなーと思って」
    『ち、違うっ、知らないっ、そんなの!!』
     今までにないくらい濡れているのは分かっている。ぐっしょり濡れたショーツの底が張り付いているから……そんなの見られたくない、恥ずかしすぎるよ……。
     慌てて脚を閉じようとするが、明紀の身体で閉じれない。
     太ももをさすっていた手を秘部へと移し、ショーツの上から秘部を押し広げられる。
     あぁ、ダメ。明紀がどこを見ているのか嫌でも分かっちゃう。もう、このまま死んじゃいたい。
    「お姉ちゃん、おもらししちゃったの?」
     顔をこれ以上ないくらい真っ赤にして、ぶんぶんと首を横に振る。
    「じゃあ、なんで濡れているのですかね」
     二人は妖しい笑みを浮かべながら、じっとアタシの顔を見つめる。
     こんな状況でなければ、姉に懐く可愛い天使なのに……。
    「もしかしてお姉ちゃん! こんなこと誰かとしてるんじゃ!?」
     明紀は青ざめた表情で、慌てたように聞いてくる。
    『しっ、してないよぉ〜……キスだけしか、したこと…ないのにぃ』
     最後の方は消え入るように答える。それでも、二人にはしっかりと届いてしまったようで、心の底から嬉しそうに顔を綻ばせた。
    「あら……そうなんだ」
    「じゃあ、姉さんは一人でしているんですね。胸だけでこんなになっちゃうなんて……」
     乳首から指を離さず、耳に唇を付けて囁くように言われる。
     恥ずかしいことを言われるたびに、あそこがひくひくと疼いちゃってる。
    「それじゃ、お姉ちゃん。一人じゃできないこと、してあげる」
     ショーツの上から秘部を、正確にはクリトリスを口に含まれる。更には指で的確に膣口を軽く押し込まれる。
    『ひぁっ、ふあぁ……くぅっ、んぁあ、あっ、あはっ、ふぁっ……』
     明紀の動きに合わせて勝手に声が出ちゃう。我慢しなきゃいけないのに、勝手に口が開いちゃう。
    「わぁー……お姉ちゃん、あんまり毛がないんだぁ、ほとんど子供みたい」
     快楽に流されるあまり、気づけばショーツは横にずらされ、大切な場所が曝される。
    『だっ、ダメ、見ないで!!』
     家系なのかは不明だが、毛の生えにくい体質らしく、指で隠せるほどの量しか存在しない。そのため、手も使えないこの状態では秘部を隠す術がなくなってしまう。
    「びちゃびちゃになってるけど、これってなに?」
     こちらの懸命な訴えも虚しく、淫裂から溢れ出る蜜を指ですくいとられると、目の前に持ってこられる。明紀が指を開くたびに、隙間で長い糸を引く。
     恥ずかしさのあまり、思わず顔を背けてしまう。
    「姉さん、可愛い妹が質問していますよ。それは何ですか、名前を教えてください?」
引用返信/返信
■7031 / ResNo.14)  双子の愛情表現 Z
□投稿者/ 玲奈 一般人(14回)-(2013/01/19(Sat) 23:45:12)
    『そ、そんなの……言え…な……ぅぶ!?』
     アタシの蜜で濡れた指が口の中に押し込まれる。
     目を見られながら明紀が柔らかく微笑む。
    「お姉ちゃん、おいしい?」
     二本の指で舌を掴まれ、引っ張り出される。
    「その気になるまで続けてあげるね」
     だらしなく舌を出され、はっ、はっ、はっ、という息づかいになる。
     ……まるで犬みたい。
    『いう、ひうはら、もう、やめへ……』
    「では姉さん、もう一度聞きます。それは何ですか?」
     耳たぶを甘噛みされ、頬を撫でられる。
    『…ぃ……です』
    「きこえなーい」
    『…あい…き、です』
    「もう一度」
    『……愛液です』
     顔が真っ赤になっているのが自分でもわかる。
     その顔を小夜がうっとりとした表情で覗き込む。
    「あぁ、姉さん、その表情ゾクゾクします。堪りません」
     唇に小さく口づけをされる。
    「もっと意地悪したくなっちゃう?」
    「ええ、明紀、しばらく私に合わせなさい」
     そう言うと、どこから用意したのかタオルを取り出す。
    『な、なに、何するの!?』
    「安心してください、ただ目隠しをするだけです」
     タオルを目に当てられると、宣言通り目隠しをされる。
     首を振って抵抗しようとはしたが、二人がかりでは無駄な行為。
    「明紀はあれを持ってきてください」
    「あれ? あぁ、あれのことね!」
     小夜の身体が離れ、二人の会話が聞こえる。
    「姉さん、今の気分はどうですか?」
     暗くて何も分からない。小夜がどこにいるのか、どんな表情をしているのか……。
     なんだかわからない不安と恐怖心に襲われ、思わず体を震わせてしまう。
    「身体を震わせえて、とてもかわいいですよ」
     視線を感じて、身じろぎをする。
    「怖いですか? 不安ですか? それとも……」
     ひと呼吸置いたあと、小さく小夜が笑う。
    「期待しているのですか?」
引用返信/返信
■7072 / ResNo.15)  ドキドキ
□投稿者/ あかり 一般人(1回)-(2013/03/02(Sat) 15:33:21)
    ドキドキしながら読んでます(*´д`*)
    私もこんな風にされたいな(*pωq*)


    のんび〜り続きお待ちしております☆


    (携帯)
引用返信/返信

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■6994 / 親記事)  switch Vo.1
□投稿者/ 際@ソフトSM 一般人(1回)-(2013/01/02(Wed) 01:59:25)
    switch


    冴子は久々の女子会で気兼ねなく酔っている。
    みのりは冴子の家に泊まる約束で女子会に参加していた。

    冴子と二人の駅からの帰り道、街灯の間隔が遠くなってきた頃冴子が言った。
    「みのり、散策してゆこう」
    元々冴子の家までの最短ルートをわかっていなかったみのりはあたりまえにうなずく。
    線路脇のさほど大きくはない倉庫のあたりにきた時に冴子が言った
    「みのり、おしっこは?」
    「帰ったらね」
    みのりは女子会で緊張していてお酒をセーブしていたので今のところ大丈夫だった。
    冴子は返事もせずに歩き出した。
    冴子が歩くのについてゆくと倉庫のまわりをくるりと一周した。
    みのりはほろ酔い気分が覚めて、肌寒さを感じてきていた。
    倉庫の入口手前の駐車場になっている場所へ冴子が行くとそこは一層暗かった。
    「みのり、おしっこしたいでしょ?」
    さっきと同じ質問だが、冴子の声色があきらかに違う。
    冴子がわざともう一度この場所に来たこともあり
    「寒いからそうかも」
    そう言ってみた。いや、言わされた。
    「してみれば?」
    薄暗くて良くは見えないが、腕全体で地面を指して冴子が言った。
    「ここでですか?」
    みのりは敬語になった。
    「誰も来ないよ、見えないし」
    みのりは何の返事もできずにいる。
    「できないならいいよ。帰ろう」
    帰ろう、の言葉が切なかった。切なさで思考が止まった。
    みのりが返事をするのに十分な間合いの後、冴子は黙って倉庫の外の街灯の下まで行った。
    今まで見た事のない視線でただじっとみのりを見ている。
    何も言わなければ、何もしなければ、冴子はその視線をクールダウンさせてしまうだろう。
    そして踵を返して歩いていってしまうだろう。
    きっとその後は何事もなかったかのように過ごすのだろう。。。

    「見ていてもらえますか?」
    みのりは言葉を発することができた。
    冴子はやさしく微笑みながら近づいて来た。ゆっくりと。
    だが、みのりは冴子が近づけば近づく程行動には移せない。
    行き場のない子犬みないにうろうろしたり、立ったりしゃがんだりしているみのりをただ黙って見ている冴子。

    そんなみのりを冴子は後ろからゆっくりと抱きしめた。
    しばらくのハグの後、冴子がGパンのベルトに手を置き
    「外してあげるから」と、ベルトの金具だけを外してみのりから離れた。
    みのりはゆっくりGパンをショーツを下してしゃがんだ。
    人気がないとはいえ屋外な事と、冴子の視線で、みのりがしたい事が身体に伝わらない。
    冴子が一旦立ち上がると、その瞬間に遅れていた脳からの伝達が伝わり、暖かいものがじわっと出てきた。
    冴子がしゃがみ、みのりの顔を見る。
    みのりは恥ずかしくて止めたいのだが、もう止まらない。
    脳も身体も今まで体感をしたことのない解放感と快感でいっぱいだった。
    冴子がやさしく頭をなでてくれたら涙が出た。
引用返信/返信

▽[全レス1件(ResNo.1-1 表示)]
■6995 / ResNo.1)  投稿者:ちょいとつぶやき
□投稿者/ 際@ソフトSM 一般人(2回)-(2013/01/02(Wed) 02:14:42)
    投稿小説はいづれも楽しみに読ませてもらっていました。
    読み手ばかりでは飽き足らず、ついに10年ぶりくらいにペンをとってみました。
    人生ベテランなビアンなので…
    みなさんに好まれるかどうかはわかりませんが、他の人が書いていないジャンルをチョイスしてゆくつもりです。
    swith Vo.2は予定はしています。いつになるかはわかりません。
引用返信/返信

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■6993 / 親記事)  女神の島
□投稿者/ hime 一般人(17回)-(2012/12/28(Fri) 10:51:14)
     もしあの時引き返していれば、とか、もしあの時点で思いとどまっていれば、とかいう節目が人生にはいくつもあるものです。
     私の場合、最初の「もし」は中学入学式での恵里香との出会いでした。
     もし恵里香と席が隣になっていなかったら……
     絶対にこんなことにはならなかったでしょう。

     恵里香は私などとは違い、豪邸から運転手付きの車で送られてくるようなお嬢さんでした。
     しかも目の覚めるような美人です。
     私達はすぐに仲良くなりましたが、私の家に恵里香を呼ぶことは一度もありませんでした。
     学校の帰りに一緒に車で恵里香の豪邸に行き、そこからまた車で送ってもらっていたのです。
     最初のうちは二人の話題も他愛のないものでしたが、やはり年頃の女の子です。
     関心も話題もセックスに移っていきました。
    「オナニーってしたことある?」と恵里香に聞かれました。
    「ないよ。それって、男の子がすることじゃないの?」
    「違うわよ。女の子もするのよ」
    「うそ。恵里香は?」
    「しないけど……」
    「でしょ。そんなの変だよ」
    「でも、オナニーってセックスの練習でしょ。やっとかないと、濡れなくて本番ですごく痛いんだって。濡れないと麻酔無しの手術みたいなんだって」
    「ちょっと止めてよ、怖いじゃない」
    「怖いでしょ。だから、二人で練習しようよ」
    「何の?」
    「セックスの、よ。もちろん」
     思えばここが二度目の「もし」でした。
     もしここで恵里香の提案を一笑に付していたら……
     私はここにいなかったでしょう。

    「オナニーする前には手をきれいに洗いましょうって書いてあるよ」
     少女向けのちょっとエッチな雑誌の記事を恵里香は見せてくれました。
     私達は石けんできれいに手を洗い、ベッドに置いた雑誌を読みながら、パンティに手を入れました。
    「クリトリスって、わかった?」
    「わかんない。あ、これかなぁ」
    「私、まだわかんない。そんなのあるのかなぁ」
    「ええっと、クリトリスを柔らかに擦ってみましょう、だって」
    「もう見つけたの?」
    「わかんないけど……たぶん」
    「気持ちいい?」
    「全然。やっぱり違うのかなぁ」
    「ねえ、ちょっと触らせてもらっていい? 自分のだけじゃわからないし」
    「いいよ」
     そう言って、私は恵里香の手を受け入れたのです。
     おそらくここにも「もし」が隠れていたのでしょう。
     私達はオナニーを飛び越していきなりセックスの世界に足を踏み入れたのです。

     それからは「練習しよ」が私達の合い言葉になりました。
    「やっぱりムードも大切よね」
     などと、恋人同士のように抱き合い、キスをして、まだ膨らみきってはいない胸を揉みあって切ない声を上げ……
     いつのまにか私が男役になっていて、恵里香をベッドに押し倒すのでした。
     半年も「練習」を繰り返した私達は、もうこれだけで充分濡れてしまっています。
     互いの蜜壺で湿した指で敏感なボタンを柔らかく揉みしだくと、どうしても切ない声が出てしまうのでした。
     そして恵里香は私への愛撫を続けられなくなり、
    「ごめんなさい、して……」
     と両手を私に回し、キスしてくるのです。
     私は恵里香が逝くまで柔らかい愛撫を繰り返します。
     その頃の私達は、恵里香が一度逝けば終わりだと思っていましたから、「練習」時間も短く、他愛のないものでした。
     私は逝ったことさえありませんでした。
     恵里香が私の下で逝くのを感じるので充分だったのです。
     この関係が三年近く続き、私達は高等部に進みました。
     制服もブレザーに替わり、少し大人になった感じがしたものです。
     そんなある日、「練習」しながら恵里香が言ったのです。
    「ねえ、何か入れてみたい。だって、セックスってそういうものでしょ」
    「ダメだよ。処女膜が破れちゃうよ。処女膜は置いておかないと」
    「そうだよね。でも、もっと、犯されてるって感じも練習しておかないと」
    「お尻にでも入れてみる?」
     軽い冗談のつもりで私は言いました。
    「アナルセックスって言葉があるくらいだし。やってみようか」
     恵里香は四つん這いになり、お尻を差し出しました。
     もうそんなことは二人の間では平気になっていたのです。
     私はかねて用意していた避妊具を人差し指につけ、目的のそこに触れました。
     けれどそこは堅く締まっていて、とても外からのものを受け入れるようではありませんでした。
    「ダメだよ。入らないよ。力入りすぎてる。リラックスして。好きな子の名前でも呼んでみたら」
    「そうよね。●●くぅん……」
     と恵里香はその頃あこがれていた男の子の名前をつぶやきました。
     私も、
    「恵里香、大好きだよ。ここに入れさせてくれ」
     と男口調で言いました。
    「入れて、お願い」
    「いいんだな」
    「入れて。犯して。恵里香のアナルを犯して」
     堅いつぼみが少しほどけたような感じがして、意を決して指に力を入れると、第二関節まで一気に入りました。
     うぁぁ……と恵里香は動物のような声を上げてのけぞりました。
    「どうしたの? 痛いの?」
    「わかんない。どのくらい入ってる?」
    「第二関節まで。もっと入れる?」
     ここにも「もし」があったと思います。
     ここでもし引き返していれば……

     恵里香はすぐに指だけでは満足しなくなりました。
     次は避妊具に入れたビー玉です。
     これを、クリトリスを刺激しながら一つずつ押し込んで、二十個も入れたら今度は引き出すのです。
     一個出すたびに、恵里香は声をあげます。
     それは鶏のようだったり、オオカミのようだったり、とにかく人間の声ではありませんでした。
     このころには私もこの「練習」が面白くなってきて、次に入れるものを百均で探したりするようになりました。
     百均はそんな目で眺めるとちょっとしたパラダイスでした。
     恵里香がいちばん喜んだのは、何に使うのかわからないひょうたん型の金具でした。
     真ん中に穴が空いてるので、ひもで一列につなげ、お湯で人肌に温めて避妊具に入れ、まるでアナルバイブのようにして犯すのです。
     これを入れながら、
    「恵里香のアナル、良く締まってるね。大好きだよ」
     と男の口調でささやくと、恵里香はさらに動物のような声を上げたのでした。

     そうこうするうち、もう受験の季節になり、恵里香は地元の短大に、私は東京の大学に進んで、二年の間、一度も会うことはありませんでした。
     やはり、もう十八になり、それなりに大人になれば、あの「練習」の異常さに気付きます。
     なにしろ最後の一年間は、汚物がつくのがイヤだからと、私は恵里香に「練習」の前に浣腸を強いるのが常になっていました。
     嫌がる恵里香にイチジク浣腸を焦らしながら差し込み、最低でも五本は入れました。
     もちろん最後はトイレに行かせてあげましたが、きちんと十分間、クリトリスを刺激して何度も逝かせながら我慢させるのは、今考えれば浣腸プレイ以外のなんでもありません。
     そういう変態性に気付いてしまえば、「練習」は消え去るべき過去であり、忘れ去るべき記憶にほかなりません。
     卒業を良い機会に、私達は別れたのです。
     私は東京でボーイフレンドも出来て普通にセックスをして、淡い快楽も知りました。
     恵里香にどんな恐ろしいことが起こっているかもしらずに……

     恵里香に再び会ったのは成人式でした。
     今から思えばこれは恵里香の罠だったのですが、私は友人たちから大量にお酒を飲まされ、正体なく酔っ払ってしまい、恵里香の車に乗せて貰いました。
     そして気付けば……あそこにいたのでした。
     女神の島に。

     気付いたとき、まず見えたのは天井の見慣れない蛍光灯でした。
    「起きたわね」と声をかけられ、そちらを見れば、白衣の女性が立っていました。
     これがゆきちゃんとの出会いでした。
    「今日から三日間、あなたの世話をするわ。私のことはルカって呼んで」
    「ルカ?」
    「そう。ここではホーリーネームで呼び合うことが規則なの」
    「ここ?」
    「そう。女神の島よ」
     そう言ってルカことゆきちゃんはベッドを操作して私の上体を起こしました。
     気付くと私は両手両脚を拘束され、手には点滴を受け……
    「違和感あるわよね。尿道カテーテルもしてるから。酷く酔ってたからね」
    「私、アルコール中毒で……」
    「違うわよ。あなたは悪魔世界から救出されたの」
    「悪魔世界?」
    「そう。これからオリエンテーションとイニシエーションを行います」
     そう言って、ゆきちゃんは部屋から出て行きました。
     ヴン、と音がして、目の前のモニターに電源が入りました。
     ただの壁かと思っていたそれは、巨大なモニターでした。
    「悪魔世界の不都合な真実」
     という文字が浮かび……
     それから映し出された映像の数々は今でも脳裏に焼き付いています。
     ブレイン・ウオッシング、あるいは洗脳の始まりでした。
     女にとっての地獄があるなら、まさにこの映像がそうで、しかもこれはすべて事実を編集したものでした。
     身代金を払わない両親に送りつけた、誘拐した姉妹のうち一人をもう一人の前でレイプして残虐になぶり殺すビデオに始まり、そこに映し出される女はただ殺されるための存在でした。
    「今でも世界では、こうやって女が殺されている」
     悲しげなナレーションに私は本当に泣き、
    「彼女らのために祈りましょう」
     と言われれば本当に祈りました。
     このとき私は三日間飲まず食わず一睡もせず、この残虐ビデオを見せられたのでした。
     点滴には特殊な向精神剤が入れられていて、脳自体がおかしくなっていたのです。
     最後の方は、ごく普通のセックスビデオだったのに、もう、男そのものに嫌悪を催すようになっていて、そのような男に身体を許すこと自体、許せない行為のように思え、画面に向かって怒りの言葉を投げつけたほどでした。
     男は女を殺す。
     残虐に殺す。
     頭の中を男への嫌悪と、男に身体を許す女への怒りが渦巻いていました。
     長い長いビデオが終わり、ゆきちゃんが入って来たとき、私は号泣しました。
     ゆきちゃんは私の拘束を解くと、やさしく抱きしめてくれました。
    「大丈夫よ。ここにいれば殺されない。あなたは悪魔世界から救われたのよ」
     私は本当に、心からの涙を流しながら、ゆきちゃんに抱かれていたのです。
     そこ、女神の島がどれほど恐ろしい、おぞましい場所であるかも知らないまま……(レズビアン・エロティック・ホラーだよ。心臓の弱い人は読まないで)

引用返信/返信

▽[全レス13件(ResNo.9-13 表示)]
■7014 / ResNo.9)  Re[7]: 女神の島7 本当の拷問
□投稿者/ ゆき 一般人(11回)-(2013/01/13(Sun) 13:21:27)
    本当に拷問ですね。
    快楽がない痛みは想像しただけで、身体が震えちゃいます。
引用返信/返信
■7024 / ResNo.10)  女神の島 8 処女の生き肝
□投稿者/ hime 一般人(25回)-(2013/01/15(Tue) 10:22:35)
    「希望を捨てないでね」
     と日本大使館の河野さんは言ってくれました。
     死刑執行が一週間延びたのも、河野さんの尽力があったおかげです。
    「私、この事件は裏があると思うの。きっと、女神の島の上の方は政府の上層部ともつながってるのよ。でなければ、手入れ寸前にトンズラなんてありえない」
     女神の島のスタッフたちは私が拷問を受けて失神している間にそそくさと逃げ去ったのでした。
     残ったのは女の子達だけで、私一人が拷問台に縛り付けられた状態で発見されたのです。
     私も最初は女の子達と同じように被害者として扱われました。
     ところが、容疑者達の写真を見せられ、その中に恵里香を発見して知り合いだと告げたとたん、扱いが変わりました。
     私も女神の島のスタッフの一人であり、拷問を受けていたのは仲間割れによるものだとされたのです。
     おそらく、首謀者を一人も捕まえられなかったことで警察のメンツが酷く傷ついたのでしょう。
     誰か一人でも首謀者を捕まえたことにしなければならなかったのです。
     証拠として防犯ビデオが提出されました。
     事故で女の子を殺したものと、女の子をハリツケにして逝き地獄にしているものです。
     私はスタッフの中の拷問担当ということにされてしまいました。
     女の子達はおそらく口裏を合わせるように強要され、私一人を悪者にしてさっさと日本に帰国してしまいました。
     裁判は三日で終わり、私は死刑を言い渡されました。
     この国では売春は死刑なのです。
     ここで、世界の女子死刑囚の七割が中国人であり、死刑執行は判決の直後に行われることがあることも知りました。
     銃殺で頭を打ち抜くことが多いのは、脳死状態にして内臓を抜くためです。
     世界的に女性と子供の臓器が足りず、移植を待つ人はごまんといます。
     その人達への臓器の供給源として中国の女死刑囚はいるのです。
     死刑の時期は、だから血液型などが適合する「客」の有無によります。
     外国からの「客」が到着次第、死刑執行されます。
     無駄に生かしも殺しもしないのがこの国です。
     私の場合、死刑が延びたのは、血液型の問題があったのではないかと思います。
     もちろん、河野さんの尽力もあったでしょうが。

     それにしても女神の島にはおかしなことが多すぎました。
     売春宿に売り飛ばすなら、なぜ、誘拐してきてすぐに売り飛ばさなかったのか。
     わざわざ釣ってきた魚を生け簀で生かすような真似をしなければならなかったのか。
     と、ここまで書いたところで、河野さんが面会に来て、私は釈放されました。
     その足で空港に向かい、日本の地を踏んだのでした。

     日本では外務省と警察の用意した家に保護され、しばらくは外出も禁止されました。
     それでもテレビや新聞やネットは自由に見ることができましたから、やっとここで、私は自分の巻きこまれたこの事件の概要を知ることが出来たのでした。
     事件の全体像が見えてきたきっかけは、女神の島の沿岸の海底から大量の人骨が見つかったことでした。
     それも四肢だけの。
     私が縛り付けられた拷問台は、まさしく女の子の四肢を切断するために使われていたのです。
     人骨が見つかってまもなく、恵里香を含む日本人誘拐団と女神の家スタッフが中国の奥地で拘束されました。
     この時点で私のえん罪が晴らされたのでした。
     恵里香達はおそらく政府の上層部に匿われていたのが、おきまりの内紛で裏切られたのでしょう。
     こうしてその証言から、女神の島の恐るべき実態が明らかになったのです。
     いえ、明らかになって表に出たのはほんの一部です。
     私が知らされたのはもっと恐ろしい事実でしたが、絶対に口外をしないという約束をした上で、でした。
     表に出たのは、女神の島で行われていたのは、まずは受精卵を使った生体実験だということでした。
     つまり、女の子は卵子の提供者で、強力な排卵誘発剤を毎月打たれ、検査という名の採卵をやらされていたのだということ。
     けれど、排卵誘発剤の副作用で、もはや卵が出なくなった女の子はどうなったのか。
     この子の運命は慎重に伏せられました。
     この女の子は、「卒業」の名の下、四肢を切断されて「出荷」され、内臓の提供者にさせられていたのです。
     ママや先生が「ダルマ」と呼んでいたのは事実の裏付けがあったのです。
     身長やスタイルが同じような子を集めていたのも「出荷」のさいの規格に収まるように、でした。
     これだけでも絶望的な気分になりますが、もっと裏があります。
     なぜ、処女ばかりを集めていたのか?
     中国には昔から不老長寿の妙薬として処女の生き肝を食べる習慣がありました。
     なぜ食べなくなったのか?
    「中国のものを食べて育った女の肝が安全なわけないだろ?」
     これが答えです。
     日本人の女の子の肝臓なら安全だというわけです。
     もちろん、疑い深い中国人です。
     何千年も騙しあって生きてきた人たちですから、疑い深くもなります。
     ここにあるのが本当に日本人の処女のダルマかどうか、確認しなければなりません。
     そのために中国のあらゆる方言で「助けてやろうか」と聞きます。
     これで無反応であること、そして、日本語で、
    「助けてやろうか」
     と言ったとき、激しく反応するかどうか、これで第一段階の確認が終了です。
     次は膣に棒を差し込んで様子を見ます。
     血が出るかよりも、その反応で処女かどうかを判断します。
     なぜ、女神の島で、膣を使って遊ぶことが禁止されたのか、おわかりですね。
     これで確認が終われば、さっそく、饗宴の始まりです。
     味が落ちるから、もちろん麻酔などしません。
     私はこれを聞いたとき、恐怖より、卒業していったゆきちゃんのことを思って、泣いて泣いて泣きました。
     生きながらダルマにされ、生き肝を抜かれる……
     どれほどの恐怖と絶望と……ゆきちゃん、きっと天国に行けたよね。
     それでも一つ残った謎がありました。
     私は処女ではなかったのに、なぜ女神の島につれてこられたのか。(残りあと一回ね)
     
引用返信/返信
■7025 / ResNo.11)  女神の島 9 再会
□投稿者/ hime 一般人(26回)-(2013/01/16(Wed) 09:12:35)
     恵里香たち女神の島の一味の裁判は密室で行われ、判決の即日、死刑が執行されました。
     警察の人に聞いたところでは、これはトカゲのしっぽ切りだそうです。
     実際には中国の政府内にも顧客がいたはずで、そこに世界の目が行く前に日本人のせいにして幕引きをはかったのだと言うことです。
     これで私の軟禁状態も解かれるかと思っていると、思いがけず恵里香からの手紙が届きました。
     封は開けられていましたが、間違いない恵里香の文字です。
     少し懐かしい気がしましたが、現実の恵里香は父親のシンジケートの一員として日本人の女の子を誘拐していた極悪人です。
     いったい今更なんだろうと思いつつその手紙を読みました。

     北野青葉さま
     今更なんだと思ってることでしょうね。
     これを青葉が読んでるとき、私はこの世にいません。
     いえ、肝臓や心臓だけが生きているかも。
     いつかこうなるだろうとは思っていましたが。
     青葉に謝りたかった。
     青葉と別れて、何人もの男と付き合ったの。
     でも、ダメだった。
     セックスもしたけど、全然感じなかった。
     最初、青葉が私に変なことしたから、不感症になったのかと思った。
     あなたが私をダメにしたのかと思った。
     だからあなたを女神の島に売ったの。
     憎かったから。
     あなたはきっと処女じゃないから、売られていった先で不良品扱いされるだろうって。
     歯を全部抜かれて死ぬまで村の男たちの公衆便所とか。
     ざまあみろと思った。
     でも、あなたが出荷されるって聞いて、胸の奥底が痛んだの。
     あなたのいない世界では生きていけないって。
     警察にたれ込んだのは私なの。
     間一髪であなたが助かったって知って、救われる思いがした。
     でもあなた一人を助けたって、私の罪は消えない。
     あなたに会うことは出来ない。
     でも一言伝えたかった。
     愛してる。
     あなたと過ごしたあの時間は、セックスの練習なんかじゃなかった。
     あなたとのセックスだった。
     私にとっては黄金の時だった。
     あの想い出を抱いてなら、死ぬのも怖くない。
     許してなんて言えないし、言わない。
     憎んでても良いから、私のことを忘れないで。
     あなたの心の中に生きていれば、私は満足なの。
     最後に。
     あなたの大切なゆきちゃん、一足先に逃がして、今は軽井沢の別荘にいるわ。
     警察に言えば、すぐに見つかるはずよ。
     女神の島と同じ、外界を一切遮断した環境で、しずかにあなたが卒業してくるのを待っているはずよ。
     私の最後のプレゼントです。
     さようなら。 呉恵(これが私の本名なの)

     警察の人に聞くと、すでにゆきちゃんの所在は確認しており、いつでも同行して連れて行ってくれると言います。
     罠ではないことも確認済みだそうです。
     私はいてもたってもいられず、軽井沢へ向かいました。

     警察の人と別れ、一人で閑静なロッジの呼び鈴を押すと……
     出てきたのはゆきちゃんでした。
    「卒業、遅くなっちゃった」
     私は平静を装って言いました。
    「もう、許さないわ。今夜はお仕置きよ。さ、入って」
     ゆきちゃんの屈託のない笑顔に、女神の島の真実は一生胸にしまおうと決心したのでした。
     だれかがこのパソコンのデータを覗かない限り……(終わりだよ。ご愛読多謝) 
完結!
引用返信/返信
■7077 / ResNo.12)  Re[9]: 女神の島 9 再会
□投稿者/ 実夏 一般人(1回)-(2013/03/20(Wed) 19:23:54)
    とっても面白かった。
    一気に読んでしまいました。
    また、次の作品も楽しみにしています。
引用返信/返信
■7083 / ResNo.13)  Re[9]: 女神の島 9 再会
□投稿者/ ちせ 一般人(1回)-(2013/04/07(Sun) 05:05:39)
    おもしろかったー!他作品も読みましたが、smとかエロ要素なしでもおもしろいものが書ける書き手さんだと思います!
引用返信/返信

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