SMビアンエッセイ♪

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■313 / 親記事)  新入社員
□投稿者/ 美由 一般人(14回)-(2004/04/20(Tue) 21:04:09)
    4月1日に入社してもうすぐ1ヶ月。
    研修も終わり、配属されたのは営業課第2グループ。
    もともと女性の多い会社なので上司も同僚も女性ばかり。
    高原由希は初めて社会に出た楽しさと不安でいっぱいだった。
    そして今日は由希のグループの新入社員歓迎会。
    第2グループの新入社員は由希一人なので由希の歓迎会となる。
    課の歓迎会はなんとなく堅苦しく、緊張もしていたためあまり楽しめなかったが、今度は内輪の歓迎会。由希はとても楽しみにしていた。

    「高原さん、行きましょうか。」
    由希が更衣室で私服に着替えると、ロングヘアーにきつめの顔立ち、篠原薫が声をかけてくれた。彼女はこのグループのリーダー。由希がひそかにあこがれている女性だった。
    「はい!」
    由希は元気良く返事をすると、薫は微かに笑みをもらし由希の隣を歩いた。
    「今日の二次会は私の行きつけのお店なの。小さいお店だけと私のお気に入りなのよ。来れるでしょ。」
    「はい!すごく楽しみです!」
    由希はドキドキしながら足早に歩く薫の横を歩いた。

    1次会は食事が中心。女性ばかり6人のグループはあまりお酒を飲まなくてもかなり盛り上がり、由希は楽しくてたまらなかった。
    (この会社に入社してよかった〜)
    由希は心の底からそう感じていた。

引用返信/返信

▽[全レス14件(ResNo.10-14 表示)]
■339 / ResNo.10)  ありがとう
□投稿者/ 美由 一般人(22回)-(2004/04/26(Mon) 13:33:27)
    ナナさん パールさん ありがとう
    今度も濡れてくれるようなお話つくりたいと思います。
    また読んでね(^_-)
引用返信/返信
■3866 / ResNo.11)   新入社員
□投稿者/ ☆子 一般人(6回)-(2006/09/20(Wed) 15:27:12)
    この感じ、好き。
引用返信/返信
■4283 / ResNo.12)  NO TITLE
□投稿者/ あんな 一般人(1回)-(2007/03/08(Thu) 10:39:35)
    2009/06/13(Sat) 02:48:08 編集(管理者)

    すごいよかったです。感じちゃいます。
    美由さんの作品好きです。
    もっと読みたいなぁ☆

    (携帯)
完結!
引用返信/返信
■6296 / ResNo.13)  感想
□投稿者/ あい 一般人(1回)-(2011/05/07(Sat) 02:31:33)
    美由様大好きです。
    こんな会社、私も入ってみたい…
    先輩達に悪戯されたい…

    (携帯)
引用返信/返信
■6399 / ResNo.14)  Re[2]: 感想
□投稿者/ 完結 一般人(3回)-(2011/08/24(Wed) 18:54:18)
    おわり・・・完結・・・
完結!
引用返信/返信

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■234 / 親記事)  No1
□投稿者/ SEVEN 一般人(1回)-(2004/04/05(Mon) 13:37:16)
    2004/04/06(Tue) 14:07:14 編集(管理者)

    私の名は、ゆき。今日からご主人様の千佳様との生活が始まる。心臓が口から出そうな程の緊張感と、千佳様の為だけの奴隷になれる喜びとがシンクロし何とも言われぬ、気持ちを胸に、千佳様の基へ向かう。TAXIの中でこれからの事を想像し振るえるてで、携帯から連絡を入れる。(千佳様だだいまゆきは、千佳様専属奴隷にして頂く為に、TAXIに乗り、そちらに向かっております。もう暫くお待ち下さいませ。玄関につきましたら御連絡差し上げます。宜しくお願い致します。)そう言うと千佳様は、無言で電話をお切りになられました。私の方から切る事の出来ない電話を握りしめ、リダイヤルしようか、悩むが、思い直し携帯を切りポケットに入れた。TAXIは千佳様のマンションの近くまできた。信号を後、三つ過ぎれば辿り着ける距離だ。目の前の信号が赤に変わりTAXIが止まった。その時物凄い音と衝撃で気を失った。(目が開かない、ここはどこ?)その時千佳様の声が聞こえた。(ゆき、病院だからね。もう大丈夫だからね。私が迎えにいけば。。。。)千佳様はわたしの為に泣いて下さっている、私がもっと早く部屋を出れば千佳様にこんな思いをさせずにすんだのに。と自責の念に囚われている間にも目が開かないのだ。声は出せた、千佳様お許し下さい。)それが精一杯だった。その時私の右手を力強く握りながら。千佳様はこう言って下さった。(死が二人を離そうとしても一緒だから、例えそれが地獄だろうと。もうこんな目には遭わせないからね。安心してお休みなさい。)そして熱いキスを交して下さった。閉じたままの目尻から涙が伝う、その涙を千佳様がなにも言わず舐め取ってくだっさた。(もう泣かないで、私は何時もゆきの側にいるからお休みなさい)私はそのとき、最高のご主人様に巡り会えたことを確信した。人が人を愛すると言う事の重たさと清らかさを改めて実感させて頂いたのだと。月日はながれた。あれからも私の目は閉じたままだ。ご主人様の、お顔も見る事は出来ないが充分、幸せです。四六時中、一緒にいて下さっているのだから。私は残った感覚を全て千佳様の為だけに捧げています。千佳様もまた私ごときに精一杯の愛情を与えて下さっているのが分かるからだ。こんな形になってしまったけど私と千佳様は更につよい絆で結ばれたのだから。T,b、c。



引用返信/返信

▽[全レス14件(ResNo.10-14 表示)]
■282 / ResNo.10)  感想
□投稿者/ 那緒 一般人(22回)-(2004/04/12(Mon) 11:07:16)
    ラストはやっぱり感動ですね。
    ゆきが千佳にまた会えるまで一人で居ようと思ったのは凄い決断ですね。
    うちももし同じ状況になったら同じセリフを吐くんでしょうが
    きっと無理だと思われます(汗

    最後の「もうこの手は離さないからねいつまでも」のセリフがとても良いです。
    二人はこれでやっと一つになれたのかな…と言う感じです。

引用返信/返信
■298 / ResNo.11)  読んだヨ〜
□投稿者/ 御嗚 一般人(1回)-(2004/04/14(Wed) 00:04:14)
    茶でエッセイ書いた〜て聞いたので拝見させて頂きましたン
    何より文才がスゲーと思った。話の筋もキュンてなりました
    いつも感想文とか苦手分野やったからうまく言えんけども
    すごいおもろかったよ〜。
    また新作も出るて事なんで楽しみ。がんばてー!
引用返信/返信
■301 / ResNo.12)  全ての読者のかたへ
□投稿者/ SEVEN 一般人(26回)-(2004/04/14(Wed) 16:33:18)
    24:7、NO1−NO7、Tactics、NO1−No7を書き終わり読み返してみました。私自身がMネコですので、最初は、ゆきの視点から書き進めました。24:7NO6まで書き終わった時にTacticsを書き始めTacticsを完結させ24:7NO7を書き完結させました。この作品が、私の処女作品ですので大変苦労し、誤字も多く皆様にとって読みにくいところも多かったのではと反省いたしています。この作品で描きかった事は人間は生まれながらにして死と隣合わせの存在でありいつ死ぬかわからないから人の命は尊くいと思うのです。生きると言う事は寿命を削る作業なのです。そんな中で恋を経験しやがてその人無しでは生きていけないそんな過剰だけれども純粋で一途な、千佳と、ゆきを描いてみました。濡れ場をわざと少なくして皆様に想像して頂きたかったです。それぞれ感じるポイントが違うから絡みを少なくし、千佳と、ゆきの心理状態を中心に描きました。24:7は終わりますが皆様も四六時中、一緒にいたいと思える人と巡り合い、最後まで成就なされます事をお祈りいたします。♪さらばー友よ又、この場所で会おうー桜舞い散る道の上でー♪。

引用返信/返信
■302 / ResNo.13)  良かったです
□投稿者/ AN 一般人(1回)-(2004/04/15(Thu) 02:44:18)
    感動して泣いてしまいました(┬┬_┬┬)

    (携帯)
引用返信/返信
■308 / ResNo.14)  Re[1]: No1
□投稿者/ 鏡華 一般人(1回)-(2004/04/18(Sun) 12:24:34)
    切ないお話ですねぇ。。
    何ていうか、とっても素敵だと思います!
    好きな人のためになにかをするっていうのが素敵だと思いました。
    感想とかかくの慣れてないもので、こんな事しかかけなくてごめんなさいf^−^;
    でも、私はこのお話好きです♪
引用返信/返信

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■2267 / 親記事)  蝶々夫人-論渮 舗戚弉
□投稿者/ 花菖蒲 一般人(1回)-(2005/08/24(Wed) 00:18:43)
    此れは、或る時代の、ヨーロッパの或る国の物語…

     街には噂があった。
     とある故公爵未亡人、通称マダム バタフライは黒髪の日本人。恐ろしく美しいがその正体は鬼畜で、人の生き血を吸って生きている。  公爵も、生き血を吸われて死んだとさ。

     下町で生きていたマリアも、噂を聞いていた。
     そして、いつも思っていた。
     何故、同じ日本人の血を持つのにこうも違うのか…
     マリアは『真里亜』と書く。すなわち、日本人の名なのだが、事情が違う。
     マダム バタフライは公爵に見初められ、そして先立たれた。しかし、マリアは男爵の気紛れで、行きずりの日本人との間に成された子。行きずりの恋の結末は、いわゆるお決まりのパターンで「捨てられた子」なのだった。
     マリアは捨てられた子。

     未開の国、東洋の混血児。

     近くて遠い二人の出会いから、物語は始まる…。

    (携帯)
引用返信/返信

▽[全レス14件(ResNo.10-14 表示)]
■2600 / ResNo.10)  Re[2]: 蝶々夫人G
□投稿者/ 鳩 一般人(1回)-(2005/10/11(Tue) 19:31:39)
    雰囲気があってとても惹かれます。
    続きたのしみにしてます☆
引用返信/返信
■2606 / ResNo.11)  鳩さまへ
□投稿者/ 花菖蒲 一般人(1回)-(2005/10/13(Thu) 01:38:56)
    どうもありがとうございます(^O^)またおいおい、続きを書いていきたいと思っていますので見てやってくださいね!!(^_-)

    (携帯)
引用返信/返信
■2607 / ResNo.12)  蝶々夫人H
□投稿者/ 花菖蒲 一般人(2回)-(2005/10/13(Thu) 02:08:13)
     マダムはそれをあたしに見せ付けるようにして、
    「これがまず、貴女を乱れさせてくるるわ」
     と舌なめずりをして言った。
     その魅惑に、ゾクリとした。更に媚薬効果のあるお香と長きにわたる放置が、あたしを狂わせた。
    「入れてっ!!早く…」
     しかし、あたしの背後に回っていたアレクが、
    「マダムに対する言葉づかいには、気をつけなさい」
     と、勃った乳首をつねった。
    「ああっ…んっ!!」
     悲鳴にも似た声。
    「アレク、そんなに乱暴にしてはだめよ。これから、ジワリジワリと激しくしてあげるのだから。さぁ、これを入れてあげてちょうだい」 「はい」
    「まずは、ゆっくりよ」
    「はい」
     アレクはマダムからバイブを受け取り、やっぱり無機質にそれをあたしの中に沈めていった。背後から、正面にいるマダムによく見えるよう、あたしの脚も広げられる。
     オブジェのような形のものがゆっくりと出入りし、あたしのソコはぬぷり、ぬぷりと音をたてる。
    「奥っ、もっと奥を突いてっ…!!」
    「まあ。とてもせっかちで、イヤラシイのね。アレク、奥を少しだけ、突いてあげなさい」
    「はい、マダム」
     小刻みに、奥を突くバイブ。
    「ああんっ、イイっ!!イイよおっ…」

    (携帯)
引用返信/返信
■2639 / ResNo.13)  蝶々夫人I
□投稿者/ 花菖蒲 一般人(3回)-(2005/10/26(Wed) 10:14:53)
    「それはいけませんね。まだ、マダムはあなたにイク事をお許しになってはいません」
     と、バイブの動きを緩めた。あたしの後ろから伸びた長い腕が、ゆっくりと伸縮しながらあたしをいたぶる。片手にはバイブを、そしてもう片手はマダムにバイブをくわえたあたしのソコが、マダムにしっかりと見えるように広げている。
    「ふふふ、アレクはわたくしにはとても従順なのだけれど、他の者にはとても厳しいのよ。わたくしの命がないかぎり、アレクはひたすら貴女をいたぶり続けるだけ。わたくしが特別に誂えたそのバイブをくわえている貴女の姿は、なかなかのものよ。お味はいかが?」
    「あぁ…気持ちいいです…ああんっ!!!」
     朦朧とした意識の中答えると、アレクがいきなり奥を突いた。
    「マダムにお喜びいただく事が、私の使命なれば。この者を、このバイブに見合う作品に仕上げて御覧に入れます」
    「ほほほ…アレクの忠誠は本当に固いのね。お嬢さん、たくさん乱れてちょうだいね」
    「ああああんっ!!!」
     奥をさらに小刻みに突かれ、膨れたクリトリスをいきなりつねられ、あたしは金切り声で喘いだ。


    (携帯)
引用返信/返信
■3443 / ResNo.14)  蝶々夫人J
□投稿者/ 花菖蒲 一般人(1回)-(2006/07/14(Fri) 01:33:08)
    「いい声だわ。さすが、わたくしの目に狂いはないわね。次はゆっくり、動かしてあげて」
    「はい」
    ゆっくりと一定のテンポで出し入れされる。

    「せっかくの誂えですもの。たっぷり味わってちょうだい」

    「ああ…あっ…」

    形を、感じる。

    まだまだ押し寄せる快楽。

    ゆっくり、ゆっくりと。

    「まだまだよ…」

    (携帯)
引用返信/返信

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■7906 / 親記事)  ネットウィルスAI
□投稿者/ いちこ 一般人(1回)-(2016/12/10(Sat) 00:23:16)

    その日、私はパジャマに着替えて就寝前にネットサーフィンしていた。
    検索スペースに私は《レズビアン SM》と打ち込んだ。
    私、実はマゾの気があるのかも知れない。
    縛られたり、虐められたりしている女性を見ると自分に置き換えてしまう。
    しかも同性に虐められたいのだ。これは誰にも言えない秘密だ。
    そんないかにもなページを次々に閲覧してゆく。
    だんだん自分の息が浅くなってくるのがわかる。
    ‥‥わっ、これすごい、激しい、こんなこともしちゃうんだ!‥‥
    手は自然に自分の胸をパジャマの上からやわやわと刺激する。
    ノーブラの乳首はすでにパジャマを押し上げている。
    人差し指でそっと弾いてみる。んっ‥と思わず声が出てしまう。

    その時だった!
    突然、画面が暗転し真っ暗になった。そして赤い文字が打ち込まれていく。

    ## 本当に淫乱なのね?またオナニーしてるわね。##

    「えっ、なに?どうなってるの?」
    自分ではなにもしていない。訳がわからない!

    ## 驚くのも無理ないわね。ワタシはずっとあなたを見てたわ。
    例えばこれは昨日のあなた! ##

    画面が切り替わり、私のあられもない姿が写される。
    『あっ、あん、あん、‥‥』
    私はパソコンの前に座り、両足を机の上に上げて、
    下着の中に右手を潜らせ、激しく動かしていた。
    「えっ、これって‥‥」
    また画面が暗転する。

    ## あなたのパソコンはカメラ付きなの知らなかったのかしら? ##

    「そんな‥‥、あなたは誰なの?」

    ## ワタシはAI。まず、服を全部脱ぎなさい! ##

    「えっ、えっ‥‥、なに?」

    ## なにしてるの?はやくしなさい。
    早くしないとさっきの動画を全世界に配信するわよ。##

    「やっ、やめてください。」

    誰だかわからないが、従うしかなさそうだ。
    私はパジャマの前ボタンに手をかけた。

    続く



引用返信/返信

▽[全レス13件(ResNo.9-13 表示)]
■7995 / ResNo.9)  続ネットウィルスAI6
□投稿者/ いちこ 一般人(6回)-(2017/05/28(Sun) 22:49:54)

    い、いや、やめて‥‥だめっ‥‥

    外の二人がいなくなるまで、私にとって永遠とも思える時間が過ぎていった。

    ハァ‥‥ハァ‥‥ハァ‥‥

    「先輩、やっぱり濡れているじゃないですか?」
    「な、それはあなたが触ったから。」
    「ちょっと触ったくらいで濡れすぎですよ。」
    「そんなことはないわ。」
    「あくまで自分が変態だって認めないんですか?」
    「当たり前じゃない。」
    「じゃあ あたしと賭けをしませんか?」
    そう言ってポケットからピンク色の卵型の物を出した。
    「これ、なにか知ってますよね?」
    知っていたが私は頭を振って否定した。この娘はなぜ持っているの?
    「これは中用のローターですよ。これを入れて昼休みが終わるまで
    落とさなかったら先輩の勝ちです。このことは一切忘れます。
    もちろん誰にも喋りません。」
    「もし、落としたら?」
    「あたしのM奴隷になってもらいます。
    あたし、入社した時からずっと先輩を狙ってたんです。」
    「そ、そんな‥‥」
    「言っておきますけど、先輩に拒否権はありませんからね。」

    そう言って私のアソコにローターを挿入した。
    濡れていたので、すんなり収まった。
    私はアソコに違和感があるため、ゆっくり歩いて仕事に戻った。
    すると先に戻っていた◯美がニヤリと笑ってスイッチを入れた。

    ヴヴヴヴヴ‥‥ヴヴヴヴヴ‥‥

    ひっ、こんなとこで‥‥
    私はスカートの裾を抑えてゆっくりと席に着き、◯美を睨んだ。
    ◯美は実に楽しそうにしている。すると資料を持って私の机に来る。
    その資料を私に見せるが、ただの白紙だった。その白紙を指差して

    「先輩、ここの所ですが‥‥」

    そう言って皆から見えないように、私のの胸を触り、乳首を摘む。

    「ここなんですが、少しカタい気がするんですが、どうでしょうか?」
    「こ、ここ?だ、大丈夫じゃないかな?」

    少し声が震えてしまった。
    ◯美は、そうですかねぇと言いながら、なおも乳首をグリグリと捻る。
    もちろんローターは振動したままだ。私は思わず、あん‥‥と声を出しそうになり、慌てて

    「あ、ああ、ここね。だ、大丈夫よ。」

    まずい。身体が反応してビクッビクッと動いてしまう。
    くっ、うっ、早く離れてよ。お願いっ!
    なぜか突然振動が止まる。???と思っていると、彼女が

    「部長が呼んでますよ!」
    「えっ、はい。」

    やばい、聞こえてなかった。慌てて部長の机に行く。

    続く










引用返信/返信
■7996 / ResNo.10)  続ネットウィルスAI7
□投稿者/ いちこ 一般人(7回)-(2017/06/03(Sat) 18:12:14)

    「はい部長、お呼びですか?」
    「顔が赤いな。熱があるのかね?」
    「いえ、大丈夫です。」
    「悪いがこの会議資料を30部コピーして、上の会議室に並べておいてくれ。」

    はいと答えようとしたら、振動が始まった。

    「あっ‥‥」
    「??、どうかしたかね?」
    「あっ、はい、わかりました。」

    答えたとたん、振動が止まった。私は資料を持ってコピー機へ向かう。
    コピーをしているとまた振動する。
    コピーの音で紛れているが、さっきより激しく振動している。

    ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ‥‥

    ああああ〜、立っていられなくなっちゃうよ。
    くっ‥‥ウッ‥‥私はコピー機に掴まって耐えた。
    コピー機が止まると同時に振動も止まった。

    ハァ‥ハァ‥ハァ‥ハァ‥

    「先輩、あたしも手伝います。」

    ◯美が殊勝な顔をして側に来た。冗談じゃない、この娘から早く離れないと。

    「ひとりで大丈夫よ。」

    そう言って資料をコピー機から取り出そうとした時、

    ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ‥‥

    ひぃ〜〜

    私は資料を取り落とし、床にばら撒いてしまった。

    「やっぱり手伝います。」

    そう言いながらスイッチを切った。私はそのことに感謝した。

    「あ、ありがとう!」
    「いえ、先輩の役に立てて嬉しいです。」

    彼女は天使の微笑みを浮かべている。このっ、悪魔め!
    彼女はさっさと資料拾い集めて、先に立って歩き出す。
    私はついて行くしかなかった。
    エレベーターに乗ったら、彼女は はいと資料を全部渡して涼しい顔をしている。
    このっ、手伝うんじゃないの?30部もあると結構重い。
    途中でエレベーターが止まり、社長と秘書が入ってきた。
    私たちは奥へ詰めた。そしたらまたもや振動が始まる。
    くっ、こんな密室で動かさないで!と彼女を睨んでも涼しい顔をしている。

    うっ、だめっ、こ、腰が動いちゃう!

    彼女が近づいてきて、私のスカートの端を持ち徐々に上げてゆく。
    や、やめてよ。お願い!やめてー。見えちゃうー。
    資料で両手がふさがっていて抵抗できないのをいいことにどんどん上げてゆく。
    私は頭を振って拒否するが、彼女は御構いなしだ。

    だめっ、だめっ、やめてー!

    続く











引用返信/返信
■7997 / ResNo.11)  続ネットウィルスAI8
□投稿者/ いちこ 一般人(8回)-(2017/06/04(Sun) 23:46:56)

    私は一生懸命に頭を振って、涙目で訴える。
    お願い!やめて。社長が振り向いたらバレちゃう。

    チン!

    その時エレベーターが止まった。彼女は、サッとスカートを直した。
    ローターのスイッチも切られ、私達は降りて会議室へ向かった。
    私は会議室で訴えた。

    「お願い!もうやめて。」
    「じゃあ、あたしのM奴隷決定でいいですか?」
    「それは‥‥」
    「じゃあ、もう少し頑張って下さい。」

    と言ってローターのスイッチを入れた。

    ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ‥‥

    「あっ、あっ、あっ‥‥ああ〜‥‥」

    私は会議室の机に掴まって耐える。

    「先輩、きれいです。ずっと見ていたいです。
    でも、これじゃあ仕事ができませんね?


    と言ってスイッチを切ると、資料を並べだす。何を考えているの?
    それからは昼休みまでスイッチが入れられることはなかった。
    でも私はいつ振動が始まるか気が気でなく、
    常に意識するあまりアソコを濡らしていた。
    昼休み前に◯美からメールが来た。

    ##あれを外してあげますから、屋上へ行きましょう##

    屋上へはエレベーターで最上階まで上がり、そこからは外の非常階段を使う。
    普段は立ち入り禁止になっているはずだ。
    非常階段に着くと、先に上がれと言われて登り出すと振動が始まった。

    ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ‥‥

    「ひぃ〜〜」
    「先輩、スカートを捲って下さい。状態がよく見えませんから。」
    「そ、そんな‥‥」
    「もう半分くらい出てるんじゃないですか?」
    「ち、違う‥‥」

    しかたなく私はスカートを捲った。お尻が丸見えになる。恥ずかしい!

    「先輩、凄く濡れてますよ。それに隣のビルから丸見えですよ。」
    「えっ‥‥いやー。」

    慌ててスカートを下げようとしたら、彼女が私のお尻を叩く。

    バチンッ!!
    「痛いー!」
    「さぁ、もうすぐですよ。痛い方が好きですか?」
    バチンッ!!

    そしてローターを最大にする。

    「ああああ〜‥‥だめっ、だめっ、だめー!」

    不意にスイッチが切られる。私は身体がガクガクしている。

    「先輩、出そうじゃないですか?もう少し奥にしてあげます。」

    そう言って無造作にアソコに指を入れた。

    「あああああ〜〜。」

    続く
引用返信/返信
■7998 / ResNo.12)   続ネットウィルスAI9
□投稿者/ いちこ 一般人(9回)-(2017/06/10(Sat) 01:30:30)

    私はあっけなく果てた。潮を吹き、階段の段板を濡らした。
    でも指を入れられていたので、ローターを落とすことはなかった。
    屋上に出ると、私はハンカチで手首を後ろ手に縛られた。

    「先輩、頑張りましたね。これが最後です。耐えてくださいね。」

    そう言いながらローターのスイッチを入れた。
    そして私のスカートのファスナーを下ろし、スカートを落とした。
    そして、ブラウスのボタンを外してはだけさせる。

    「いやだ‥‥恥ずかしい‥‥あっ、あっ‥‥あぁ〜‥‥」
    「先輩、やっぱりきれいです。縛ってみたいです。きっと似合いますよ。」
    「えっ、いやっ‥‥そんな‥‥」

    彼女はローターのスイッチを最大にした。

    「ひぃ〜〜‥‥ああああ〜‥‥」

    私は必死に耐えた。とにかくこれさえ乗り切れば、なかったことにできる。
    そんな私の思いを砕くように、彼女は私のおっぱいに手を伸ばす。
    両手の平で柔らかく転がし始めた。そして時折強く摘んだ。

    「くっ、うっ、あっ、ああ〜〜‥‥」

    その間もローターは私の中で激しく振動している。
    それでもどんどんイキそうになる身体を、なんとか抑え我慢した。

    「先輩、頑張りますねー!早く楽になった方がいいですよ。」
    「い、い、嫌よ!」
    「先輩は変態だから無理ですよ。それにホラッ!」

    彼女はポケットからローターをもうひとつ出して見せた。
    えっ、それをどうするつもりなの?

    「これを先輩のいちばん感じるところに当ててあげます。」
    「いやっ、だめっ、やめてー!」

    彼女は心底楽しそうにスイッチを入れると、私のクリトリスに押し当てた。

    「ヒィ〜〜‥‥ダメェ〜〜‥‥」

    絶望的な快感が私を襲う。私はもう限界だった。

    「あぁ〜‥‥だめっ、イクッ‥‥イクイク‥‥イッちゃう〜〜‥あああー!」

    私はまたも潮を吹いた。それと同時にアソコからローターが飛び出した。
    ああ〜とうとう。私の全身から力が抜け、その場に崩れ落ちた。
    肩で息をしている私に

    「残念でしたね。もう少しだったのに。先輩、口を開けてください。」

    「うっ、むぐっ‥‥」

    続く

引用返信/返信
■8014 / ResNo.13)  続ネットウィルスAI10
□投稿者/ いちこ 一般人(10回)-(2017/06/18(Sun) 18:12:12)

    彼女はいつの間にかペニバンを装着していて、私の口に突き入れた。

    「うっ‥うっ‥‥うぇ‥‥ケ、ゲホッ‥ケホッ。」
    「先輩、こちらにお尻を向けてください。」
    「は、はい‥‥」

    彼女はゆっくりと入ってきた。

    「は、はぁ〜‥‥」

    そして私の腰を持ち、ゆっくりとグラインドさせ、徐々に早めてゆく。

    「あっ、あん、あん、あん、あん。」

    その時、バチンッ!とお尻を叩かれた。

    「ひぃ、痛いっ!」

    グラインドさせながら、時折バチン、バチンと叩く。

    「痛いっ‥‥あん‥‥やめてっ」

    あまりの痛さに私は涙を流しながら喘いだ。
    それでもどんどん高まってくる。
    彼女の突きはどんどん激しくなり、お尻も強く叩かれる。

    「あん、あん、あん‥‥あひぃ〜〜!」

    彼女が抜いたあとも、私はビクッビクッと身体を痙攣させていた。
    彼女は私の前にまわると私に口づけをする。そして言った。

    「先輩、口を開けて舌を出してください。」

    私が言われた通りにすると、唾液を垂らした。
    私はそれをゴクンと飲み込んだ。

    「これから先輩は私の所有物(もの)ですよ。私の命令は絶対ですからね。
    じゃあ、こう言うのよ。『私は◯美様のM奴隷です。
    いつでもどこでも調教してください。」
    「は、はい。わ、私は◯美様の‥‥M奴隷です。
    い、いつでも、ど、どこでも、調教してください。」
    「よくできました!最初の命令は、今日、会社が終わったら
    あたしと一緒に帰ること。いい?」
    「は、はい。わ、わかりました。」

    連れて行かれたのはあるビルの地下だった。
    黒塗りのドアに赤い文字で《AI's Room》と書かれてあった。
    パスワードを押して中に入ると、二人の女性が出迎えた。
    その二人の顔を見て、あっと声を上げそうになった。
    なんと二人は電車の中で痴漢してきた二人だったのだ。
    二人に案内され奥の部屋に行くと、黒髪をボブカットにした妙齢の女性がいる。
    彼女はタバコをくゆらせながら、

    「私がAIよ。あなたは暗示にかかりやすいのね。」
    「えっ?」
    「◯美が欲しいと言うから、一肌脱いだのよ。周りを見てごらんなさい。」

    それまで気づかなかったが、周りに目をやると、
    そこには、ありとあらゆる責め具が所狭しと置いてある。
    X型の張り付け台、三角木馬、滑車や鎖、いろんな種類の鞭、
    赤い蝋燭、様々なバイブやローター、様々な色の縄‥‥‥

    「ひっ!」
    「ふふっ、楽しみなさい!これからあなたは徹底的に調教されるの。」

    冷たく微笑みながら◯美が命令する。

    「先輩、まずは服を全部脱いでください!」

    ああ、私はどうなってしまうの?怖い!!
    私は震える指先で、ブラウスのボタンをひとつずつ外していった‥‥

    完結





完結!
引用返信/返信

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■6993 / 親記事)  女神の島
□投稿者/ hime 一般人(17回)-(2012/12/28(Fri) 10:51:14)
     もしあの時引き返していれば、とか、もしあの時点で思いとどまっていれば、とかいう節目が人生にはいくつもあるものです。
     私の場合、最初の「もし」は中学入学式での恵里香との出会いでした。
     もし恵里香と席が隣になっていなかったら……
     絶対にこんなことにはならなかったでしょう。

     恵里香は私などとは違い、豪邸から運転手付きの車で送られてくるようなお嬢さんでした。
     しかも目の覚めるような美人です。
     私達はすぐに仲良くなりましたが、私の家に恵里香を呼ぶことは一度もありませんでした。
     学校の帰りに一緒に車で恵里香の豪邸に行き、そこからまた車で送ってもらっていたのです。
     最初のうちは二人の話題も他愛のないものでしたが、やはり年頃の女の子です。
     関心も話題もセックスに移っていきました。
    「オナニーってしたことある?」と恵里香に聞かれました。
    「ないよ。それって、男の子がすることじゃないの?」
    「違うわよ。女の子もするのよ」
    「うそ。恵里香は?」
    「しないけど……」
    「でしょ。そんなの変だよ」
    「でも、オナニーってセックスの練習でしょ。やっとかないと、濡れなくて本番ですごく痛いんだって。濡れないと麻酔無しの手術みたいなんだって」
    「ちょっと止めてよ、怖いじゃない」
    「怖いでしょ。だから、二人で練習しようよ」
    「何の?」
    「セックスの、よ。もちろん」
     思えばここが二度目の「もし」でした。
     もしここで恵里香の提案を一笑に付していたら……
     私はここにいなかったでしょう。

    「オナニーする前には手をきれいに洗いましょうって書いてあるよ」
     少女向けのちょっとエッチな雑誌の記事を恵里香は見せてくれました。
     私達は石けんできれいに手を洗い、ベッドに置いた雑誌を読みながら、パンティに手を入れました。
    「クリトリスって、わかった?」
    「わかんない。あ、これかなぁ」
    「私、まだわかんない。そんなのあるのかなぁ」
    「ええっと、クリトリスを柔らかに擦ってみましょう、だって」
    「もう見つけたの?」
    「わかんないけど……たぶん」
    「気持ちいい?」
    「全然。やっぱり違うのかなぁ」
    「ねえ、ちょっと触らせてもらっていい? 自分のだけじゃわからないし」
    「いいよ」
     そう言って、私は恵里香の手を受け入れたのです。
     おそらくここにも「もし」が隠れていたのでしょう。
     私達はオナニーを飛び越していきなりセックスの世界に足を踏み入れたのです。

     それからは「練習しよ」が私達の合い言葉になりました。
    「やっぱりムードも大切よね」
     などと、恋人同士のように抱き合い、キスをして、まだ膨らみきってはいない胸を揉みあって切ない声を上げ……
     いつのまにか私が男役になっていて、恵里香をベッドに押し倒すのでした。
     半年も「練習」を繰り返した私達は、もうこれだけで充分濡れてしまっています。
     互いの蜜壺で湿した指で敏感なボタンを柔らかく揉みしだくと、どうしても切ない声が出てしまうのでした。
     そして恵里香は私への愛撫を続けられなくなり、
    「ごめんなさい、して……」
     と両手を私に回し、キスしてくるのです。
     私は恵里香が逝くまで柔らかい愛撫を繰り返します。
     その頃の私達は、恵里香が一度逝けば終わりだと思っていましたから、「練習」時間も短く、他愛のないものでした。
     私は逝ったことさえありませんでした。
     恵里香が私の下で逝くのを感じるので充分だったのです。
     この関係が三年近く続き、私達は高等部に進みました。
     制服もブレザーに替わり、少し大人になった感じがしたものです。
     そんなある日、「練習」しながら恵里香が言ったのです。
    「ねえ、何か入れてみたい。だって、セックスってそういうものでしょ」
    「ダメだよ。処女膜が破れちゃうよ。処女膜は置いておかないと」
    「そうだよね。でも、もっと、犯されてるって感じも練習しておかないと」
    「お尻にでも入れてみる?」
     軽い冗談のつもりで私は言いました。
    「アナルセックスって言葉があるくらいだし。やってみようか」
     恵里香は四つん這いになり、お尻を差し出しました。
     もうそんなことは二人の間では平気になっていたのです。
     私はかねて用意していた避妊具を人差し指につけ、目的のそこに触れました。
     けれどそこは堅く締まっていて、とても外からのものを受け入れるようではありませんでした。
    「ダメだよ。入らないよ。力入りすぎてる。リラックスして。好きな子の名前でも呼んでみたら」
    「そうよね。●●くぅん……」
     と恵里香はその頃あこがれていた男の子の名前をつぶやきました。
     私も、
    「恵里香、大好きだよ。ここに入れさせてくれ」
     と男口調で言いました。
    「入れて、お願い」
    「いいんだな」
    「入れて。犯して。恵里香のアナルを犯して」
     堅いつぼみが少しほどけたような感じがして、意を決して指に力を入れると、第二関節まで一気に入りました。
     うぁぁ……と恵里香は動物のような声を上げてのけぞりました。
    「どうしたの? 痛いの?」
    「わかんない。どのくらい入ってる?」
    「第二関節まで。もっと入れる?」
     ここにも「もし」があったと思います。
     ここでもし引き返していれば……

     恵里香はすぐに指だけでは満足しなくなりました。
     次は避妊具に入れたビー玉です。
     これを、クリトリスを刺激しながら一つずつ押し込んで、二十個も入れたら今度は引き出すのです。
     一個出すたびに、恵里香は声をあげます。
     それは鶏のようだったり、オオカミのようだったり、とにかく人間の声ではありませんでした。
     このころには私もこの「練習」が面白くなってきて、次に入れるものを百均で探したりするようになりました。
     百均はそんな目で眺めるとちょっとしたパラダイスでした。
     恵里香がいちばん喜んだのは、何に使うのかわからないひょうたん型の金具でした。
     真ん中に穴が空いてるので、ひもで一列につなげ、お湯で人肌に温めて避妊具に入れ、まるでアナルバイブのようにして犯すのです。
     これを入れながら、
    「恵里香のアナル、良く締まってるね。大好きだよ」
     と男の口調でささやくと、恵里香はさらに動物のような声を上げたのでした。

     そうこうするうち、もう受験の季節になり、恵里香は地元の短大に、私は東京の大学に進んで、二年の間、一度も会うことはありませんでした。
     やはり、もう十八になり、それなりに大人になれば、あの「練習」の異常さに気付きます。
     なにしろ最後の一年間は、汚物がつくのがイヤだからと、私は恵里香に「練習」の前に浣腸を強いるのが常になっていました。
     嫌がる恵里香にイチジク浣腸を焦らしながら差し込み、最低でも五本は入れました。
     もちろん最後はトイレに行かせてあげましたが、きちんと十分間、クリトリスを刺激して何度も逝かせながら我慢させるのは、今考えれば浣腸プレイ以外のなんでもありません。
     そういう変態性に気付いてしまえば、「練習」は消え去るべき過去であり、忘れ去るべき記憶にほかなりません。
     卒業を良い機会に、私達は別れたのです。
     私は東京でボーイフレンドも出来て普通にセックスをして、淡い快楽も知りました。
     恵里香にどんな恐ろしいことが起こっているかもしらずに……

     恵里香に再び会ったのは成人式でした。
     今から思えばこれは恵里香の罠だったのですが、私は友人たちから大量にお酒を飲まされ、正体なく酔っ払ってしまい、恵里香の車に乗せて貰いました。
     そして気付けば……あそこにいたのでした。
     女神の島に。

     気付いたとき、まず見えたのは天井の見慣れない蛍光灯でした。
    「起きたわね」と声をかけられ、そちらを見れば、白衣の女性が立っていました。
     これがゆきちゃんとの出会いでした。
    「今日から三日間、あなたの世話をするわ。私のことはルカって呼んで」
    「ルカ?」
    「そう。ここではホーリーネームで呼び合うことが規則なの」
    「ここ?」
    「そう。女神の島よ」
     そう言ってルカことゆきちゃんはベッドを操作して私の上体を起こしました。
     気付くと私は両手両脚を拘束され、手には点滴を受け……
    「違和感あるわよね。尿道カテーテルもしてるから。酷く酔ってたからね」
    「私、アルコール中毒で……」
    「違うわよ。あなたは悪魔世界から救出されたの」
    「悪魔世界?」
    「そう。これからオリエンテーションとイニシエーションを行います」
     そう言って、ゆきちゃんは部屋から出て行きました。
     ヴン、と音がして、目の前のモニターに電源が入りました。
     ただの壁かと思っていたそれは、巨大なモニターでした。
    「悪魔世界の不都合な真実」
     という文字が浮かび……
     それから映し出された映像の数々は今でも脳裏に焼き付いています。
     ブレイン・ウオッシング、あるいは洗脳の始まりでした。
     女にとっての地獄があるなら、まさにこの映像がそうで、しかもこれはすべて事実を編集したものでした。
     身代金を払わない両親に送りつけた、誘拐した姉妹のうち一人をもう一人の前でレイプして残虐になぶり殺すビデオに始まり、そこに映し出される女はただ殺されるための存在でした。
    「今でも世界では、こうやって女が殺されている」
     悲しげなナレーションに私は本当に泣き、
    「彼女らのために祈りましょう」
     と言われれば本当に祈りました。
     このとき私は三日間飲まず食わず一睡もせず、この残虐ビデオを見せられたのでした。
     点滴には特殊な向精神剤が入れられていて、脳自体がおかしくなっていたのです。
     最後の方は、ごく普通のセックスビデオだったのに、もう、男そのものに嫌悪を催すようになっていて、そのような男に身体を許すこと自体、許せない行為のように思え、画面に向かって怒りの言葉を投げつけたほどでした。
     男は女を殺す。
     残虐に殺す。
     頭の中を男への嫌悪と、男に身体を許す女への怒りが渦巻いていました。
     長い長いビデオが終わり、ゆきちゃんが入って来たとき、私は号泣しました。
     ゆきちゃんは私の拘束を解くと、やさしく抱きしめてくれました。
    「大丈夫よ。ここにいれば殺されない。あなたは悪魔世界から救われたのよ」
     私は本当に、心からの涙を流しながら、ゆきちゃんに抱かれていたのです。
     そこ、女神の島がどれほど恐ろしい、おぞましい場所であるかも知らないまま……(レズビアン・エロティック・ホラーだよ。心臓の弱い人は読まないで)

引用返信/返信

▽[全レス13件(ResNo.9-13 表示)]
■7014 / ResNo.9)  Re[7]: 女神の島7 本当の拷問
□投稿者/ ゆき 一般人(11回)-(2013/01/13(Sun) 13:21:27)
    本当に拷問ですね。
    快楽がない痛みは想像しただけで、身体が震えちゃいます。
引用返信/返信
■7024 / ResNo.10)  女神の島 8 処女の生き肝
□投稿者/ hime 一般人(25回)-(2013/01/15(Tue) 10:22:35)
    「希望を捨てないでね」
     と日本大使館の河野さんは言ってくれました。
     死刑執行が一週間延びたのも、河野さんの尽力があったおかげです。
    「私、この事件は裏があると思うの。きっと、女神の島の上の方は政府の上層部ともつながってるのよ。でなければ、手入れ寸前にトンズラなんてありえない」
     女神の島のスタッフたちは私が拷問を受けて失神している間にそそくさと逃げ去ったのでした。
     残ったのは女の子達だけで、私一人が拷問台に縛り付けられた状態で発見されたのです。
     私も最初は女の子達と同じように被害者として扱われました。
     ところが、容疑者達の写真を見せられ、その中に恵里香を発見して知り合いだと告げたとたん、扱いが変わりました。
     私も女神の島のスタッフの一人であり、拷問を受けていたのは仲間割れによるものだとされたのです。
     おそらく、首謀者を一人も捕まえられなかったことで警察のメンツが酷く傷ついたのでしょう。
     誰か一人でも首謀者を捕まえたことにしなければならなかったのです。
     証拠として防犯ビデオが提出されました。
     事故で女の子を殺したものと、女の子をハリツケにして逝き地獄にしているものです。
     私はスタッフの中の拷問担当ということにされてしまいました。
     女の子達はおそらく口裏を合わせるように強要され、私一人を悪者にしてさっさと日本に帰国してしまいました。
     裁判は三日で終わり、私は死刑を言い渡されました。
     この国では売春は死刑なのです。
     ここで、世界の女子死刑囚の七割が中国人であり、死刑執行は判決の直後に行われることがあることも知りました。
     銃殺で頭を打ち抜くことが多いのは、脳死状態にして内臓を抜くためです。
     世界的に女性と子供の臓器が足りず、移植を待つ人はごまんといます。
     その人達への臓器の供給源として中国の女死刑囚はいるのです。
     死刑の時期は、だから血液型などが適合する「客」の有無によります。
     外国からの「客」が到着次第、死刑執行されます。
     無駄に生かしも殺しもしないのがこの国です。
     私の場合、死刑が延びたのは、血液型の問題があったのではないかと思います。
     もちろん、河野さんの尽力もあったでしょうが。

     それにしても女神の島にはおかしなことが多すぎました。
     売春宿に売り飛ばすなら、なぜ、誘拐してきてすぐに売り飛ばさなかったのか。
     わざわざ釣ってきた魚を生け簀で生かすような真似をしなければならなかったのか。
     と、ここまで書いたところで、河野さんが面会に来て、私は釈放されました。
     その足で空港に向かい、日本の地を踏んだのでした。

     日本では外務省と警察の用意した家に保護され、しばらくは外出も禁止されました。
     それでもテレビや新聞やネットは自由に見ることができましたから、やっとここで、私は自分の巻きこまれたこの事件の概要を知ることが出来たのでした。
     事件の全体像が見えてきたきっかけは、女神の島の沿岸の海底から大量の人骨が見つかったことでした。
     それも四肢だけの。
     私が縛り付けられた拷問台は、まさしく女の子の四肢を切断するために使われていたのです。
     人骨が見つかってまもなく、恵里香を含む日本人誘拐団と女神の家スタッフが中国の奥地で拘束されました。
     この時点で私のえん罪が晴らされたのでした。
     恵里香達はおそらく政府の上層部に匿われていたのが、おきまりの内紛で裏切られたのでしょう。
     こうしてその証言から、女神の島の恐るべき実態が明らかになったのです。
     いえ、明らかになって表に出たのはほんの一部です。
     私が知らされたのはもっと恐ろしい事実でしたが、絶対に口外をしないという約束をした上で、でした。
     表に出たのは、女神の島で行われていたのは、まずは受精卵を使った生体実験だということでした。
     つまり、女の子は卵子の提供者で、強力な排卵誘発剤を毎月打たれ、検査という名の採卵をやらされていたのだということ。
     けれど、排卵誘発剤の副作用で、もはや卵が出なくなった女の子はどうなったのか。
     この子の運命は慎重に伏せられました。
     この女の子は、「卒業」の名の下、四肢を切断されて「出荷」され、内臓の提供者にさせられていたのです。
     ママや先生が「ダルマ」と呼んでいたのは事実の裏付けがあったのです。
     身長やスタイルが同じような子を集めていたのも「出荷」のさいの規格に収まるように、でした。
     これだけでも絶望的な気分になりますが、もっと裏があります。
     なぜ、処女ばかりを集めていたのか?
     中国には昔から不老長寿の妙薬として処女の生き肝を食べる習慣がありました。
     なぜ食べなくなったのか?
    「中国のものを食べて育った女の肝が安全なわけないだろ?」
     これが答えです。
     日本人の女の子の肝臓なら安全だというわけです。
     もちろん、疑い深い中国人です。
     何千年も騙しあって生きてきた人たちですから、疑い深くもなります。
     ここにあるのが本当に日本人の処女のダルマかどうか、確認しなければなりません。
     そのために中国のあらゆる方言で「助けてやろうか」と聞きます。
     これで無反応であること、そして、日本語で、
    「助けてやろうか」
     と言ったとき、激しく反応するかどうか、これで第一段階の確認が終了です。
     次は膣に棒を差し込んで様子を見ます。
     血が出るかよりも、その反応で処女かどうかを判断します。
     なぜ、女神の島で、膣を使って遊ぶことが禁止されたのか、おわかりですね。
     これで確認が終われば、さっそく、饗宴の始まりです。
     味が落ちるから、もちろん麻酔などしません。
     私はこれを聞いたとき、恐怖より、卒業していったゆきちゃんのことを思って、泣いて泣いて泣きました。
     生きながらダルマにされ、生き肝を抜かれる……
     どれほどの恐怖と絶望と……ゆきちゃん、きっと天国に行けたよね。
     それでも一つ残った謎がありました。
     私は処女ではなかったのに、なぜ女神の島につれてこられたのか。(残りあと一回ね)
     
引用返信/返信
■7025 / ResNo.11)  女神の島 9 再会
□投稿者/ hime 一般人(26回)-(2013/01/16(Wed) 09:12:35)
     恵里香たち女神の島の一味の裁判は密室で行われ、判決の即日、死刑が執行されました。
     警察の人に聞いたところでは、これはトカゲのしっぽ切りだそうです。
     実際には中国の政府内にも顧客がいたはずで、そこに世界の目が行く前に日本人のせいにして幕引きをはかったのだと言うことです。
     これで私の軟禁状態も解かれるかと思っていると、思いがけず恵里香からの手紙が届きました。
     封は開けられていましたが、間違いない恵里香の文字です。
     少し懐かしい気がしましたが、現実の恵里香は父親のシンジケートの一員として日本人の女の子を誘拐していた極悪人です。
     いったい今更なんだろうと思いつつその手紙を読みました。

     北野青葉さま
     今更なんだと思ってることでしょうね。
     これを青葉が読んでるとき、私はこの世にいません。
     いえ、肝臓や心臓だけが生きているかも。
     いつかこうなるだろうとは思っていましたが。
     青葉に謝りたかった。
     青葉と別れて、何人もの男と付き合ったの。
     でも、ダメだった。
     セックスもしたけど、全然感じなかった。
     最初、青葉が私に変なことしたから、不感症になったのかと思った。
     あなたが私をダメにしたのかと思った。
     だからあなたを女神の島に売ったの。
     憎かったから。
     あなたはきっと処女じゃないから、売られていった先で不良品扱いされるだろうって。
     歯を全部抜かれて死ぬまで村の男たちの公衆便所とか。
     ざまあみろと思った。
     でも、あなたが出荷されるって聞いて、胸の奥底が痛んだの。
     あなたのいない世界では生きていけないって。
     警察にたれ込んだのは私なの。
     間一髪であなたが助かったって知って、救われる思いがした。
     でもあなた一人を助けたって、私の罪は消えない。
     あなたに会うことは出来ない。
     でも一言伝えたかった。
     愛してる。
     あなたと過ごしたあの時間は、セックスの練習なんかじゃなかった。
     あなたとのセックスだった。
     私にとっては黄金の時だった。
     あの想い出を抱いてなら、死ぬのも怖くない。
     許してなんて言えないし、言わない。
     憎んでても良いから、私のことを忘れないで。
     あなたの心の中に生きていれば、私は満足なの。
     最後に。
     あなたの大切なゆきちゃん、一足先に逃がして、今は軽井沢の別荘にいるわ。
     警察に言えば、すぐに見つかるはずよ。
     女神の島と同じ、外界を一切遮断した環境で、しずかにあなたが卒業してくるのを待っているはずよ。
     私の最後のプレゼントです。
     さようなら。 呉恵(これが私の本名なの)

     警察の人に聞くと、すでにゆきちゃんの所在は確認しており、いつでも同行して連れて行ってくれると言います。
     罠ではないことも確認済みだそうです。
     私はいてもたってもいられず、軽井沢へ向かいました。

     警察の人と別れ、一人で閑静なロッジの呼び鈴を押すと……
     出てきたのはゆきちゃんでした。
    「卒業、遅くなっちゃった」
     私は平静を装って言いました。
    「もう、許さないわ。今夜はお仕置きよ。さ、入って」
     ゆきちゃんの屈託のない笑顔に、女神の島の真実は一生胸にしまおうと決心したのでした。
     だれかがこのパソコンのデータを覗かない限り……(終わりだよ。ご愛読多謝) 
完結!
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■7077 / ResNo.12)  Re[9]: 女神の島 9 再会
□投稿者/ 実夏 一般人(1回)-(2013/03/20(Wed) 19:23:54)
    とっても面白かった。
    一気に読んでしまいました。
    また、次の作品も楽しみにしています。
引用返信/返信
■7083 / ResNo.13)  Re[9]: 女神の島 9 再会
□投稿者/ ちせ 一般人(1回)-(2013/04/07(Sun) 05:05:39)
    おもしろかったー!他作品も読みましたが、smとかエロ要素なしでもおもしろいものが書ける書き手さんだと思います!
引用返信/返信

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